アークナイツ:エンドフィールドとは
アークナイツ:エンドフィールド(Arknights: Endfield)は、
タワーディフェンスゲーム「アークナイツ」の世界観を受け継いだスピンオフ作品で、
Hypergryph が開発中の基本プレイ無料アクションRPG+工場シミュレーションタイトルです。
舞台は「Talos-II(タロス・ツー)」と呼ばれる過酷な星(※正確にはテラから開拓民が渡った“衛星/月”という設定)で、
プレイヤーは「Endministrator(エンドミニストレーター)」として、
Endfield Industries(終末地工業)のチームを率いながら、未開拓地の調査・開拓・拠点建設を進めていきます。
対応プラットフォームは PC(Windows)/PlayStation 5/iOS/Android。
現時点の公式発表では、グローバル向けのリリース時期は「2026年初頭」を目標としています(クローズドβテストは順次実施中)。
対応機種・推奨プレイ環境
アークナイツ:エンドフィールドは、複数のデバイスでプレイできるマルチプラットフォームタイトルとして開発が進められています。現時点で公式に発表されている対応機種は以下の4つです。
対応プラットフォーム(公式情報)
・PC(Windows)
・PlayStation 5
・iOS
・Android
※グローバル向けリリース時期は「2026年初頭」を予定。クローズドβテストは地域・プラットフォームごとに段階的に実施されています。
ゲームデザインはPC/PS5/スマホのすべてを想定して最適化されており、UIレイアウトや操作体系はデバイスによって自動的に切り替わる仕様。特にアクションバトルは、コントローラー(PS5/PC)でのプレイを想定した操作性の快適さが強調されており、コンソールでのプレイスタイルが公式映像でも多く取り上げられています。一方、スマートフォンではタッチ操作に最適化したUIが採用され、アクション操作時のボタン数が整理されているため、携帯機でも遊べる調整になっています。
クローズドβテスト時点では、クロスプレイ・クロスセーブについて明確な公式アナウンスはされていませんが、複数プラットフォーム展開であること、操作体系の最適化を強調したプロモーションの流れから、正式リリース時点でなんらかの連携システムが導入される可能性が高いと予想されています。ただし未確定情報のため、現段階の記事では断定を避け、「公式の発表を待つ(追記予定)」という表記がもっとも安全です。
プレイ環境としておすすめされやすいのは、
・豊かなフィールド表現やエフェクトを楽しみたい → PS5/ゲーミングPC
・通勤・出先でもプレイしたい → スマートフォン
という方針が基本のイメージになります。将来的なAIC(工場)・施設運営が本作の中核でもあるため、じっくり腰を据えて遊ぶなら大画面・高性能デバイスとの相性は非常に高いといえます。
ジャンル・ゲーム性・バトルシステム
アークナイツ:エンドフィールドのゲーム性は、大きく
- リアルタイムアクションRPGパート
- 工場シミュレーション兼拠点開発パート(AIC:Automated Industry Complex)
の2本柱で構成されています。
バトルでは最大4人のオペレーターでチームを組み、
1人を操作しつつ任意のタイミングでキャラを切り替えながら戦います。
通常攻撃・スキル・コンボスキル・必殺技を組み合わせ、
敵の「バランスゲージ」を崩してダウンさせることで大ダメージを狙う、
“アクション寄りだけど戦術性の高い”バトル設計になっています。
一方で、フィールド探索では資源を集め、
ケーブルやコンベア、電力などを組み合わせて工場ラインを構築する「AIC」が重要な要素になります。
この工場からキャラ育成用の素材や装備を生産することで、
「戦闘」と「経営・開拓」が互いに噛み合うループを作っているのが本作の特徴です。
世界観と物語

物語の舞台となる Talos-II は、
アークナイツ本編の惑星テラから移民たちが「Æthergate(エーテルゲート)」を通じて到達した開拓世界です。
このゲートはすでに破壊されており、
開拓民たちは故郷テラへ戻れないまま、Talos-II で文明を築き直すことを余儀なくされています。
Talos-II は「Catastrophes(カタストロフ)」や
超常的災害「Corruption(または Blight として言及されることも)」にさらされており、
環境そのものがねじ曲がる危険地帯も存在します。
さらに Aggeloi(アゲロイ)と呼ばれる危険な生物群や、
辺境で略奪を繰り返す Landbreakers など、
人類の安全を脅かす勢力も数多く存在します。
プレイヤーが率いる Endfield Industries は、
Talos-II の開拓を担うハイテク企業であり、
自動工場システム「AIC」を使って、未開拓地「Valley No.4」などの辺境地を拠点化していく立場にあります。
探索・戦闘・工場建設を通じて、
この星に眠るロストテクノロジーや歴史の断片を少しずつ掘り起こしていくのが、物語の大きな軸になっています。
主要キャラクター

アークナイツ:エンドフィールドには、Endfield Industries(エンドフィールド・インダストリーズ)に所属するオペレーターたちを中心に、多数のキャラクターが登場します。ここでは、公式サイトやトレーラー、CBT情報などで特に存在感が大きいキャラクターを、日本語表記+英語名の形でピックアップして紹介します。
● エンドミニストレーター(Endministrator)
本作の主人公兼プレイヤーキャラクター。Endfield Industries に所属する特別な存在で、タロスII(Talos-II)の歴史上、幾度も文明を救ってきた「守護者」として語り継がれています。正体や経歴には多くの謎が残されており、記録上は“伝説的な人物”でありながら、実際に姿を見た者はごく少数という設定です。ゲーム内では男女いずれかの外見を選択でき、プレイヤー自身の視点で物語と開拓を進めていきます。
● ペルリカ(Perlica)
Endfield Industries の監督官(スーパーバイザー)であり、組織のスポークスパーソン的な立場にあるキャラクター。タロスII や Endfield の状況を冷静に説明し、エンドミニストレーターを作戦へと導く“案内役”でもあります。過去にすでに何度も出会っていることをほのめかすセリフなど、主人公との関係性に謎が多く、ストーリー上の重要人物として位置づけられています。
● ウルフガルド(Wulfgard)
銃を扱うキャスター系オペレーターとして登場するキャラクターで、実戦経験豊富な前線要員。遠距離からの射撃とアーツ攻撃を組み合わせて戦うスタイルで、敵の処理や状態異常付与など“火力と制圧”の両方を担うポジションです。冷静な立ち回りと安定感のある性能から、βテスト時点でも評価の高いオペレーターの一人として扱われています。
● サイヒ(Xaihi)
オーブ(Orbiters)を使うサポーター系オペレーターで、氷属性(Cryo)のアーツを得意とするキャラクター。敵の行動を鈍らせたり、味方の戦いやすい状況を整えたりと、“戦場をコントロールする”役割を持ちます。独特の価値観と落ち着いた雰囲気を併せ持つ人物として描かれており、Talos-II の背景や設定にも関わってきそうなポジションです。
● エンバー(Ember)
大型の大剣を振るうディフェンダー系オペレーターで、タンクとデバッファーを兼ねる前衛キャラクター。敵の攻撃を一手に引き受けつつ、防御ダウンや状態異常を与えて味方の火力を引き出す役割を持ちます。設定上は北方を旅してきた騎士であり、Aggeloi(アゲロイ)や異常災害と戦ってきた経歴が示唆されており、タロスII の過酷さを体現するような存在です。
● アヴィウェナ(Avywenna)
ポールアーム(Polearm)を使うストライカー系オペレーターで、雷属性(Electric)攻撃に特化したアタッカー。敵の電気耐性を下げつつ高いダメージを与えるスキル構成で、電撃属性パーティの中心火力として機能します。陽気で社交的な性格ながら、あえて一定の距離感を保つような一面もあり、物語面でも掘り下げが期待されるキャラクターです。
● ギルベルタ(Gilberta)
ロドスアイランド(Rhodes Island)から派遣され、Endfield Industries で活動しているメッセンジャー(Messenger)。重力系アーツを扱う希少なオペレーターで、敵をまとめて拘束したり、味方の攻撃チャンスを作ったりする“制圧・サポート寄り”の性能を持ちます。アークナイツ本編のアンジェリーナ(Angelina)を想起させるデザイン・設定が多く、関連性がたびたび話題になりますが、「同一人物かどうか」は公式では明言されておらず、あくまでファンの考察段階です。
● アルデリア(Ardelia)
火山学や地質に関する専門知識を持つサポーター系オペレーターで、自然属性(Nature)のアーツと支援能力を併せ持つキャラクター。攻撃一辺倒ではなく、地形や状況を踏まえたサポートで味方全体の戦い方を変えていくタイプです。アークナイツ本編のエイヤフィヤトラ(Eyjafjalla)との共通点も多く、こちらも“つながり”がファンの間で議論されていますが、公式的には別キャラクターとして扱われています。
アークナイツ本編との違い・共通点

アークナイツ:エンドフィールドは、タワーディフェンスゲームとして人気を集めた本編「アークナイツ」と同じシリーズに属するスピンオフ作品ですが、ゲームデザインやプレイ感は大きく変化しています。一方で、世界観やキーワードの多くは共通しており、「まったく別物」ではなく「遊び方は違うが、根っこは同じ世界」という位置づけです。
遊び方の違い(タワーディフェンス → 3DアクションRPG+工場シミュレーション)
本編のアークナイツは、マップ上にオペレーターを配置して敵の進行ルートを防ぐタワーディフェンス型が基本で、「コスト管理」「配置順」「スキル発動のタイミング」をじっくり考えるパズル寄りのゲーム性でした。
一方でエンドフィールドは、3Dフィールドを自分で移動しながら戦うアクションRPGになっており、4人パーティを切り替えつつ、通常攻撃・スキル・コンボ・必殺技を組み合わせて戦うスタイルです。さらに、資源を集めて自動工場「AIC(Automated Industry Complex)」を構築し、生産ラインを組み上げる工場シミュレーション要素が組み込まれている点も大きな違いです。
ざっくりまとめると、
・本編:タワーディフェンス+パズル寄りの戦略ゲーム
・エンドフィールド:アクションRPG+拠点・工場運営
という住み分けになっています。
世界観のつながり(テラ → タロスII)
物語の舞台は、本編の惑星テラから、次世代の開拓地である月「タロスII(Talos-II)」へと移ります。テラの開拓民たちは「エーテルゲート(Æthergate)」という巨大なゲートを通じてタロスIIに渡りましたが、そのゲートはすでに破壊されており、開拓民たちは元の世界に戻れない状態で文明を築き直している、という設定です。
タロスIIもまた「カタストロフ」や「Corruption(腐蝕現象)」といった超常的災害にさらされ、Aggeloi(アゲロイ)や Landbreakers(ランドブレイカーズ)など人類を脅かす存在がうごめいています。本編と同じく、過酷な環境と危機に満ちた世界で人類が生き残りをかける構図は共通しています。
設定・用語の共通点(オリジニウム、アーツ、ロドスなど)
エンドフィールドでも、オリジニウム(Originium)やアーツ(Arts)といった、本編でおなじみの要素が引き続き登場します。また、プレイヤーが本編で所属していた「ロドス・アイランド(Rhodes Island)」も作中で言及され、シリーズとしての連続性が明確に示されています。
このため、本編をプレイ済みのユーザーであれば、
・オリジニウム技術がタロスIIでどう使われているのか
・ロドス出身のオペレーターたちがどのような形で関わってくるのか
といった点で、より深い“ニヤリとできる楽しみ方”が用意されています。
物語の立ち位置とキャラクターの関係
プレイヤーは本作で「エンドミニストレーター(Endministrator)」として、Endfield Industries を率いながらタロスII の辺境を開拓していきます。この存在はタロスIIの歴史上、何度も文明を救ってきた“伝説的な守護者”として記録されており、物語の中心人物でありながら、正体には多くの謎が残されています。
一方で、ロドス・アイランドからタロスII に派遣されたオペレーターや、本編を想起させる設定を持つキャラクターも登場します。ただし「誰が本編の誰と同一人物なのか」「どこまでが直接の続きなのか」といった点は、現時点では公式が明確に語っていない部分も多く、ファンの考察に委ねられている領域です。記事としては、断定を避け、公式プロフィールやトレーラーで明言されている範囲にとどめておくのが安全です。
初心者と本編プレイヤー、それぞれのメリット
・アークナイツ未プレイの人
→ エンドフィールド単体で「SFアクションRPG+工場シミュレーション」として楽しめるよう設計されており、世界観の前提知識がなくても問題なく遊べます。
・本編プレイヤー
→ テラとは異なる開拓地タロスII を通してシリーズ世界の“もう一つの面”を見られるうえ、既存要素(オリジニウム、ロドス、アーツなど)がどう広がっているのかを味わえる“拡張編”として楽しめます。
このように、エンドフィールドは 「ゲームシステムは大きく刷新しつつ、世界観・キーワード・雰囲気で本編とのつながりを保っている」 タイトルと言えます。シリーズ未経験者とコアファンのどちらにも入口が用意されていることが、本作が注目されている理由の一つです。
CBT情報とリリース時期(簡潔まとめ)
アークナイツ:エンドフィールドは、すでに第2回クローズドβテストまで進んでおり、正式リリースも「2026年初頭」と公式に予告されています。
クローズドβテスト(Beta Test II)
- 実施プラットフォーム:PC(Windows)/Android/iOS
- 開始日時:2025年11月27日 22:00(UTC-5)
(日本時間では 2025年11月28日 昼ごろスタート) - テスト形式:限定アクセス・無料・データワイプあり(正式版への引き継ぎなし)
あわせて、同じ内容を体験できる「PlayStation 5 テクニカルテスト」が
2025年12月12日から実施予定と案内されています。
正式リリース予定
- リリース時期:2026年初頭(early 2026)予定
- 対応機種:
- PC(Windows)
- PlayStation 5
- iOS
- Android
一部ストアでは「2026年1月末」前後の日付が仮表示されている例もありますが、現時点ではあくまで 「2026年初頭にグローバルリリース予定」 として押さえておくのが安全です。
アークナイツ:エンドフィールドの魅力と、どんな人におすすめか
アークナイツ:エンドフィールドの最大の魅力は、本編の世界観を継承しつつ、ゲーム体験を大幅に刷新している点です。「タワーディフェンス」から「3DアクションRPG+拠点開発+工場オートメーション」へと進化しており、戦闘・探索・生産・街づくりが循環する“遊びのループ”が特徴になっています。
魅力ポイント
● フィールド探索がメインのアクションRPG
マップの好きな場所を探索し、素材採取・戦闘・イベントをこなしながら開拓していく自由度の高いゲームデザイン。
● キャラチェンジ型バトルの爽快感
4人パーティをリアルタイムで切り替え、通常攻撃・スキル・必殺技を連携させるテンポの良い戦闘システム。
● AIC(工場)システムの奥深い育成要素
採取した資源をもとに自動工場を組み上げ、取引や地域発展につなげていく“成長の実感”が長期的なやり込みにつながる。
● 世界観のつながりによるファンサービス
オリジニウムやアーツといった設定が引き継がれており、本編ファンが“シリーズの拡張体験”として楽しめる構成。
● 単体でも遊べる設計
本編を知らなくてもストーリーと成長要素が理解しやすく、新規プレイヤーも問題なく入れる。
どんな人におすすめ?
✔ アクションRPG・オープンワールド系が好きな人
自由探索・リアルタイムバトル好きと相性が良い。
✔ 戦闘だけではなく“拠点運営・生産・効率化”が好きな人
リソース管理・最適解を考えるプレイが心地よくハマるタイプ向け。
✔ 本編アークナイツが好きな人
タロスIIという新舞台で描かれる“もう1つの人類史”やロドス関連の設定など、世界観ファン向けの楽しみも多い。
✔ 長く遊べる成長型タイトルを求めている人
探索→生産→拠点発展→解放エリア拡大のループが強い中毒性を持ち、継続コンテンツに向いた設計。
まとめ

アークナイツ:エンドフィールドは、タワーディフェンスから一新された3DアクションRPGでありながら、シリーズらしい重厚な世界観・設定・緊張感はそのまま受け継がれています。
戦闘・探索・拠点構築・生産ライン開発がひとつにつながるゲーム設計は独自性が強く、
本編プレイヤーにとっては“世界の広がりを体験できる拡張編”、
初めて触れる人にとっては“スケールの大きなSFアクションRPG”として成立しています。
正式リリースは2026年初頭予定。
対応機種はPC(Windows)/PlayStation 5/iOS/Android。
まだ未知の部分は多いですが、明らかになってきた情報だけでも
「アークナイツの新章」ではなく
「まったく新しいジャンルで挑むシリーズ第二のフラッグシップ作品」
と呼ぶにふさわしい内容です。
リリースに向けて情報が増えていく作品なので、
今後の発表・テスト版の進展によってプレイ体験がどう磨かれていくか、継続してチェックしていく価値があります。
──次のアークナイツの舞台は、戦場の防衛ではなく、未知の地を切り拓く冒険。
その全貌が明かされる日が近づいています。