マンガレビュー

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おじさまと猫(1)レビュー|「私が欲しくなったのです」——心がほどける日常と、猫のやさしいことば

目次 発売情報どんな物語?(ネタバレなしの導入)参考映像:マンガPV(公式)この1巻で掴める“読み味”1. ことばの温度がそのまま効く2. 間と余白で語るコマ運び3. 日常の事件は“二人の距離”の物差 ...

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無職転生(コミックス)1巻レビュー|“やり直し”の最初の一歩が痛快で、ちょっと苦い

原作・理不尽な孫の手、キャラ原案・シロタカ。フジカワユカ作画のコミカライズ版『無職転生 ~異世界行ったら本気だす~』第1巻は、 “やり直し”の物語を観察と努力の積み上げで描く入門巻。赤ん坊に転生した主 ...

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海が走るエンドロール(8)レビュー|“撮りたい理由”を言葉にする段階へ。次巻で完結

たらちねジョン『海が走るエンドロール』最新8巻は、うみ子と海(カイ)の関係がいよいよ“作品”そのものへ直結していく巻だ。 カナダの映画祭を経て、それぞれの胸に残った“刺さり”が、次の撮影と会話の選択に ...

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薬屋のひとりごと(ビッグガンガン版)1巻レビュー|“観察と仮説”で世界を解く、猫猫のはじまり

大人気小説のコミカライズ『薬屋のひとりごと』。ここでは ねこクラゲ(作画)×七緒一綺(構成)×日向夏(原作)の ビッグガンガン版 第1巻を取り上げます。 宮廷ミステリーとしての面白さはもちろん、主人公 ...

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シャングリラ・フロンティア(1)レビュー|“下手でも、遅くても、うまくなる”——砂埃の広場から始まる神ゲー冒険譚

砂埃の立つログイン広場で、中古のゴーグルを額に押し当てる少年がいる。名は陽務楽郎(サンラク)。彼は最新の神ゲーに入る直前まで、誰も褒めてくれない“クソゲー”をやり込み続けてきた変わり者だ。画質は粗い、 ...

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葬送のフリーレン(1)レビュー|“冒険のその後”をどう生きるか。静かな時間が胸に残る

葬送のフリーレン(1)レビュー|“冒険のその後”をどう生きるか。静かな時間が胸に残る 原作=山田鐘人、作画=アベツカサ。『週刊少年サンデー』連載の話題作『葬送のフリーレン』は、 「魔王を倒した後」から ...

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海が走るエンドロール(1)レビュー|65歳、映画は“観る側”から“撮る側”へ――その一歩が胸を熱くする

たらちねジョン『海が走るエンドロール』第1巻は、「はじめるのに遅すぎることはない」を、熱量と生活感で説得する導入巻だ。 夫と死別したうみ子が映画館で偶然出会う美大生海(カイ)との邂逅は、「観る側」だっ ...

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つらねこ(1)レビュー|“こわさ・やさしさ・不思議”が同居するガールミーツ・ワンダーランド

『もっけ』で知られる熊倉隆敏による最新作『つらねこ』。青騎士コミックスから刊行された第1巻は、 「ヘンテコ不可思議異世界で、少女はこの世界の広さと美しさを知る」という公式の一文どおり、 こわさ・やさし ...