FF7R INTERGRADE(Switch 2)は「名作移植」と言い切っていいのか?
2026年1月22日にNintendo Switch 2向けに発売された『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』。
名作JRPGとして高く評価されてきた本作が、ついに“携帯できるハード”に対応したことで、大きな注目を集めています。
一方で、フレームレートは30fps固定、過去作をすでに遊んだ人にとっては新鮮味が薄いなど、気になる声が出ているのも事実です。
本記事では、ファン補正や思い出補正を一度外し、「Switch 2版として本当に満足できるのか」という視点から、良い点も物足りない点も正直に整理していきます。
基本情報|FF7R INTERGRADE(Nintendo Switch 2/2026年1月22日発売)
- 作品名:FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE(ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード)
- 発売日:2026年1月22日(木)
- 対応機種:Nintendo Switch 2/Xbox Series X|S/Windows
- Nintendo Switch 2版について:Switch 2 専用(Nintendo Switchでは遊べない)
- ジャンル:RPG
- メーカー:スクウェア・エニックス
- 価格(Switch 2):
- パッケージ版:5,478円(税込)
- ダウンロード版:5,478円(税込)
- パッケージ版の仕様(Switch 2):キーカード販売。初回起動時にソフト本編のダウンロードが必要
- 必要容量(目安):90GB以上の空き容量が必要(更新データ等で追加容量が必要になる場合あり)
- プレイ人数:1人
収録内容(INTERGRADEで追加されるポイント)
- 本編『FFVII REMAKE』に加え、ユフィが主人公の追加エピソード「FF7R EPISODE INTERmission(ユフィの新規エピソード)」を収録
体験版(Switch 2)
- 無料体験版あり:ゲーム冒頭「CHAPTER 1. 壱番魔晄炉爆破作戦」がプレイ可能
- 体験版のセーブデータは製品版へ引き継ぎ可能(特典アイテムの案内あり)
早期購入限定版(ダウンロード)
- 2026年1月31日(土)23:59まで、リメイク本編+原作『FINAL FANTASY VII』セットの「早期購入限定版」が販売(期間終了後は通常版へ切替)
よかった点|FF7R INTERGRADE(Switch 2)
1)本編+ユフィ編をまとめて遊べる「決定版」になっている
INTERGRADEは本編『FFVII REMAKE』に加えて、ユフィが主人公の追加エピソード「FF7R EPISODE INTERmission」を収録したバージョンです。Switch 2版でもこの構成で遊べるので、これから始める人にとっては最初から「揃っている」強さがあります。
2)Switch 2でも遊びやすいように“入口”が用意されている
Switch 2版には無料体験版があり、ゲーム冒頭を触ってから判断できます。長編RPGで「自分に合うか」を先に確かめられるのは、忖度なし目線でも素直に強いポイントです。
3)携帯できるFF7Rという価値がはっきりある
30〜90時間級のRPGを「据置だけ」で遊ぶのがしんどい人でも、Switch 2なら遊ぶ場所の自由度が一気に上がります。Switch 2版レビューでも、最大の魅力として“携帯性”が強調されています。
4)動作は概ね安定、基本は30fpsを維持する設計
Switch 2版は「おおむね安定した30fps」で動くことが前提として語られており、極端に破綻するタイプの移植ではない、という評価が目立ちます(ただし場面によって落ちる可能性がある点は後述)。
5)価格が分かりやすい
希望小売価格は5,478円(税込)で案内されています。大作RPGとしては手に取りやすい価格帯で、初見勢には追い風です。
気になった点|忖度なしで言うとここは刺さる
1)フレームレートは30fpsが基本。滑らかさ最優先の人には合わない
Switch 2版のレビューでは、全体として30fpsを維持しつつも、携帯モードなど条件によっては“落ち込み”が起きる可能性がある、といったニュアンスで語られています。60fps以上の快適さに慣れている人ほど、ここは好みが割れます。
2)パッケージ版でも“キーカード”で、初回に大容量ダウンロードが必要
Switch 2版のパッケージはキーカード仕様で、最初にソフト本編をダウンロードします。ネット環境が必須で、空き容量も90GB以上が目安。手軽に「挿してすぐ遊ぶ」を想像している人は、ここでつまずきやすいです。
3)容量が重い=本体ストレージ運用がシビアになりやすい
90GB以上の空き容量が必要と明記されており、更新データ等で追加の空きも必要になる場合があります。Switch 2で他の大作も遊ぶ人ほど、SD Expressや入れ替え運用を考えないと厳しくなりがちです。
4)既プレイ勢には「新鮮味」は薄い
INTERGRADE自体は既に他機種で展開されているため、PS5やPCなどで遊び込んだ人にとっては、主な価値は“持ち運べる”に寄ります。逆に言えば、携帯性に魅力を感じないなら、買い直しの納得感は人を選びます。
機種別比較|FF7R INTERGRADEはどれで遊ぶのがベスト?
Nintendo Switch 2版(2026/1/22)
結論:携帯できる価値が最大。ただし基本は30fpsで、画質最優先の人には刺さりにくい。
- フレームレート:レビューでは概ね安定して30fpsで動作、携帯時は場面によって落ち込みが起きる可能性があると指摘あり
- いちばんの強み:長時間RPGを「持ち運んで遊べる」こと
- パッケージ事情:Switch 2版はキーカードの形態で提供される(=初回のダウンロード前提)
- 早期購入特典:Switch 2版(とXbox版)は、2026/1/31までの期間限定で原作『FINAL FANTASY VII』が付く案内がある
向いてる人:据置で長時間プレイがしんどい/寝転がりプレイが最優先
刺さりにくい人:60fpsが当たり前の環境で遊んでいる/画質の差に敏感
PS5版(INTERGRADE)
結論:総合的な「映像と動きのバランス」はPS5が強い。60fpsで遊べるのは大きい。
- モード選択:
- グラフィックモード:4K画質(高解像度重視)
- パフォーマンスモード:60fps(滑らかさ重視)
- 収録内容:本編+ユフィ編(INTERmission)のセット
- 追加要素:2026/1/22にPS5向けにも無料アップデートが告知されており、新しい補助機能(Streamlined系のアクセシビリティ)が追加される流れ
向いてる人:初見で最高品質寄りで遊びたい/60fps優先
刺さりにくい人:とにかく携帯性がほしい
PC版(Steamなど)
結論:最上位の見た目・快適さを狙えるのはPC。ただし環境依存が強い。
- 必要容量:100GB
- 推奨要件(目安):RAM 12GB、GPUはGTX1080 / RX5700(8GB VRAM)など
- 最大解像度:4K(3840×2160)対応の記載あり
- 追加要素:PS5同様、2026/1/22に無料アップデートで新しい補助機能が入る告知
向いてる人:画質もフレームレートも妥協したくない/設定を詰めるのが好き
刺さりにくい人:PC調整が面倒/環境によって不安定になるのが嫌
Xbox Series X|S版(2026/1/22)
結論:Xbox本体で遊びたい人向けの“待望枠”。Play Anywhereが強み。
- 発売:Xbox Series X|Sは2026/1/22に登場(Switch 2と同日)
- 特徴:Xbox Play Anywhere対応(同一購入でXboxとWindows版を扱える形の案内)
- 早期購入特典:期間限定版(2026/1/31まで)で原作『FINAL FANTASY VII』が付く案内
向いてる人:XboxでFF7Rを遊びたい/Play Anywhereがほしい
刺さりにくい人:すでにPS5/PCで持っていて携帯性も不要
忖度なし結論|どれを選ぶ?
- 迷ったらPS5:4K重視or60fps重視を選べる、総合力が高い
- Switch 2は「携帯できる」が価値の中心:動きは30fps前提で割り切れるなら最高
- PCは環境が揃えば最上位:ただし要求容量100GBなど前提は重い
- XboxはPlay Anywhereが武器:Xbox本体派には最適
| 機種 | 解像度(据置/携帯) | フレームレート | HDR/4K | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| PS5 | 4K出力対応(モード選択) | 60fps(パフォーマンスモード)/30fps(高画質モード) | HDR+4K対応 | 画質と滑らかさを選べる、総合的に最もバランスが良い |
| PC | 最大4K対応(環境依存) | 60fps以上も可能(環境依存) | HDR+4K対応(環境依存) | 最高設定なら最上位体験。ただしPC性能に大きく左右される |
| Xbox Series X|S | 4K対応(Series X)/解像度控えめ(Series S) | 最大60fps | HDR対応/4KはSeries Xのみ | Play Anywhere対応でXbox+PC併用派に強い |
| Nintendo Switch 2 | 1080p前後(据置)/800p前後(携帯)※動的解像度 | 30fps固定 | HDR対応/4K非対応 | 携帯できるFF7Rという唯一の価値。快適性より機動力重視 |
結局どれを選ぶ?|2〜3行で結論
- 初見で「映像の満足度」と「滑らかさ」を両立したいなら PS5(4K重視/60fps重視のモード選択ができる)。
- とにかく“携帯できるFF7R”が欲しいなら Switch 2(基本は30fpsで安定寄り、ここを割り切れるかが分かれ目)。
- 画質もfpsも上を狙いたいなら PC(ただし環境依存&ストレージ100GB級の覚悟は必要)。
Switch 2版の割り切りポイント|「ここが刺さる/刺さらない」を正直に
1)“携帯できる”代わりに、基本は30fpsで遊ぶゲーム
Switch 2版は全体として30fpsを維持する設計で、移植としてはかなり健闘している一方、携帯時など条件によってはフレームレートの落ち込みが指摘されています。
つまりSwitch 2版は「最高画質で遊ぶ」より、「時間と場所の自由度で勝つ」タイプの選択です。
2)ドック時は“シャープに見える”が、細部の質感は最上位ではない
ドック時はアップスケール前提で見栄えが良く、意外と綺麗に動くという評価がある一方で、テクスチャの粗さなど“AAA移植らしい妥協”も出ます。
PS5/PCの最上位体験と同列で比べると、ここは明確に差が出るポイントです。
3)パッケージでも「買ってすぐ遊べる」とは限らない(容量も重い)
Switch 2版は本編の必要容量が大きく、ストレージ運用がシビアになりがちです(報道ベースでは約90.4GBという指摘もあります)。
「パッケージで買ったのにDLが必要」「空き容量が足りない」といった、購入直後のつまずきが起きやすいので、ここは事前に割り切っておくのが安全です。
4)既プレイ勢が買い直す価値は“携帯性”に集約される
INTERGRADEはPS5などで既に遊べる内容(本編+ユフィ編)なので、既プレイ勢がSwitch 2版を買う理由は、基本的に「持ち運べる」一点に集約されます。
逆にここに魅力を感じないなら、買い直しの納得感は薄くなります。
忖度なしスコア
FF7R INTERGRADEのSwitch 2版は、名作リメイクを「携帯できる形」で成立させた点を評価したい一方、体験の質そのものは他機種に一歩譲る。30fps固定や大容量ダウンロードなど、割り切りを求められる場面は多く、万能な決定版とは言い切れない。ただし、時間や場所を選ばず本格RPGを遊べる価値は明確で、初見プレイヤーや携帯性を重視する層には十分おすすめできる内容だ。
| 評価項目 | スコア |
|---|---|
| バトル(アクション) | 9.2 / 10 |
| グラフィック・演出 | 8.5 / 10 |
| ストーリー体験 | 8.8 / 10 |
| キャラクター再現度 | 9.0 / 10 |
| やり込み要素 | 7.5 / 10 |
| 最適化(Switch 2版) | 7.8 / 10 |
| コストパフォーマンス | 7.7 / 10 |
| 総合スコア | 8.2 / 10 |
『FINAL FANTASY VII REMAKE INTERGRADE』をSwitch2向けとして楽しめる商品です。 本編をまとめて遊びたい人や、これからシリーズに触れてみたい人の入口としても選びやすい一本です。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
総評|FF7R INTERGRADE(Switch 2)

FF7R INTERGRADEのSwitch 2版は、名作リメイクを“どこでも遊べる形”に落とし込んだという一点で、はっきりとした価値を持つ移植作品だ。バトルや物語、キャラクターの魅力は他機種版と変わらず高水準で、初めてFF7リメイクに触れる人にとっては十分すぎる完成度がある。
一方で、30fps固定や大容量ダウンロードといった制約も明確で、技術的な最上位体験を求めるならPS5やPCに軍配が上がる。Switch 2版は「最高のFF7R」ではなく、「最も自由に遊べるFF7R」と捉えるのが正しい。
携帯性という一点に魅力を感じるかどうか。そこを割り切れるなら、本作は今でも色あせない名作体験を、生活の中に自然に溶け込ませてくれる一本。