夜のいいともエンタメ便Vol.107

こんばんは。
週の後半、ちょっと肌寒くなってきましたね。
今日はエンタメ界も“秋の本番”を感じるニュースがいくつか届いています。
新作アニメの追加情報、俳優の新プロジェクト発表、そして音楽シーンでは意外なコラボが話題に。
それぞれの動きを丁寧に追いかけながら、今夜も一緒にチェックしていきましょう。

HD-2D版『ドラゴンクエスト I＆II』が“ファイナルトレーラー”公開

スクウェア・エニックスは10月24日、HD-2D版『ドラゴンクエストI＆II』の“ファイナルトレーラー”を公開した。発売日は10月30日（木）で、対応機種はNintendo Switch／Switch 2／PlayStation 5／Xbox Series X|S／PC（Steam、Microsoft Store）。
1986年・1987年に発売された初期2作品を、ドットと3Dを融合させた独自のHD-2D手法で再構築。前作『ドラゴンクエストIII HD-2Dリメイク』の好評を受け、ロト三部作を完結させるタイトルとして注目を集めている。

公開されたトレーラーでは、『I』の勇者と竜王の対決、『II』で三人の王子たちが悪霊の神を討伐する壮大な物語が、温かみのある光表現と立体的なドット世界で描かれる。往年のBGMが高音質でリマスターされ、懐かしさと新鮮さが同居する仕上がりだ。また、今回の発表に合わせてテレビCM映像やWEBドラマ「#ドラクエはいいぞ　愛？友情？篇」も同時公開。日向坂46のメンバーやお笑いコンビ・さや香が出演するタイアップ企画「ドラクエナタリー」も展開され、ゲームだけでなく幅広い層へのプロモーションが行われている。

HD-2Dの映像表現は、懐かしのドットRPGを現代的に再構築する手法として高い評価を得ており、2Dの魅力を残しつつ光や陰影、カメラワークで臨場感を生み出している。シリーズの原点を再体験できるだけでなく、次世代機でもプレイ可能なことから、新旧ファンが同じ冒険を共有できる点も大きな話題だ。往年のファンにとっては“冒険の始まり”を再び味わえる一本であり、RPGを知らない若い世代にとっては“勇者伝説の入口”となる注目作と言える。

映画『ヒグマ!!』（監督：内藤瑛亮）が公開延期を発表

2025年11月21日（金）に劇場公開を予定していた映画「ヒグマ!!」が、10月24日（金）に製作委員会から公開延期が発表されました。

本作は、主演に鈴木福、監督・脚本を内藤瑛亮が務めるモンスターパニックスリラー。舞台は深夜の山中、闇バイトやヒグマ被害という現代の恐怖が交差する設定が大きな特徴でした。

製作委員会からの声明では、まず「昨今の熊被害に遭われた方々、そしてクマの出没警報の下で日々を過ごされている地域の皆さまに、心よりお見舞い申し上げます」との言葉が添えられ、「現実の被害が続く状況を真摯に受け止め、関係者と綿密に協議を重ねた結果、落ち着いた環境の中で映画を楽しんでいただける公開時期を再調整することといたしました」と延期の背景が説明されています。

また声明では、「本作は、闇バイトとクマ被害という二つの現代的恐怖を交差させた、リアリティ追求型のスリラー映画です。物語には襲撃・食害の描写も含まれますが、それは過激さを目的としたものではありません。モンスター・スリラーが本来持つ——『恐怖を通して現実をシミュレーションし、人の生を映す』という寓意に根ざした表現であり、現実への配慮を大切にしながら、ご鑑賞の皆さまが安心して没入できる上映環境を整えてまいります」とし、映画体験としての“安心・没入”をキーワードに掲げています。

なお、前売券（ムビチケ）をすでに購入済の方に対しては「そのままご利用いただけますので大切にお持ちください」との案内があり、実券の払い戻しや特典の変更は発表されていないとのことです。

現時点では新しい公開日程は未定で、決定次第公式サイトや公式SNSを通じて改めて告知される予定です。