
こんばんは。
今夜のエンタメ便は、懐かしさと現代のリアルが同居するニュースをお届けします。
まずは『ハイスクール!奇面組』が、なんと39年ぶりに新作アニメとして帰ってきます。
あの個性あふれるメンバーが令和の時代にどう動くのか、ファンの期待が高まっています。
そして、スタートしたばかりの『DOWNTOWN+』公式Xが、無断転載や録画・録音の禁止を改めて周知。
SNS時代のコンテンツのあり方について、あらためて考えさせられる話題です。
それでは、今夜もじっくりお届けします。
DOWNTOWN+が公式Xで「無断転載・録画・録音の禁止」を改めて周知。違反時は削除申立てや利用停止もありと警告。
松本人志さんと浜田雅功さんによる配信サービス「DOWNTOWN+」が、11月4日夜、公式Xで“無断転載・録画・録音の禁止”を改めて発表しました。投稿では、「DOWNTOWN+で配信するすべてのコンテンツは著作権法により保護されています」と明記。さらに、スクリーンショットや画面録画、音声の録音などをSNSに投稿・共有する行為を禁止し、「違反が確認された場合は削除申立てや利用停止などの措置を行うことがあります」と強い口調で注意を呼びかけました。
このサービスは10月にスタートし、松本人志さんが約1年10か月ぶりに復帰した場としても注目を集めています。会員は月額1100円で、スマホやテレビ、PCから番組を視聴可能。中には貴重な生配信も含まれており、ファンの間では“あの松ちゃんが帰ってきた”と喜びの声が相次いでいます。
しかしその一方で、SNS上には一部の配信映像を切り取った動画や音声が投稿されており、これが今回の再注意喚起のきっかけになったとみられます。生配信は拡散しやすく、悪意のない「共有」でも著作権侵害にあたる可能性があるため、運営側は早めに線引きを示した形です。
投稿の最後には「引き続きご理解とご協力をお願いします」と添えられ、ファンとの信頼関係を大切にしながら、健全な配信環境を守っていく姿勢を示しています。
今回の発信は、“見せたいものは公式で届ける、守るべき線は守る”というDOWNTOWN+の基本理念を象徴する動き。松本人志さん復帰直後というタイミングも重なり、今後のエンタメ配信ルールのあり方にも注目が集まっています。
『ハイスクール!奇面組』39年ぶり新作アニメ、追加キャスト発表
テレビアニメ 『ハイスクール!奇面組』(約39年ぶりの新作)が、2026年1月より フジテレビ のアニメ枠 “ノイタミナ” にて毎週金曜23時30分から放送されることが決定。先日の第一弾追加キャスト発表で、硬派な不良グループ「番組(ばんぐみ)」のリーダー・似蛭田 妖(にひるだ・よう)役を 岡本信彦 さんが務めることが明らかになりました。
あわせて「番組」のメンバー4名のキャストも公開されました:
- 中須藤 臣也(なかすどう・おみや)役: 堀北俊希 さん
- 米利 堅作(めり・けんさく)役: 朝霧友陽 さん
- 城亥 乱人(じょうがい・らんと)役: こばたけまさふみ さん
- 田打 肥(たぶち・こえる)役: 小川一樹 さん
岡本信彦さんはコメントの中で、「似蛭田妖は名前通り“ニヒルな男”です。ただ、ニヒルでかっこいいのですが“不憫(ふびん)属性”を持っていたりします。かっこいいのにかっこつかない、そのシュールさを声でも表現できるように頑張りたいと思います」と語っています。
作品は原作 新沢基栄 氏によるギャグ漫画で、1980年に『3年奇面組』として連載開始、その後『ハイスクール!奇面組』として1982年~1987年に連載、1985~87年にTVアニメ化され大ヒットしました。
このたびの新作では、「奇面組」らキャラクターたちに加え、個性豊かな複数の“組”が登場。第1弾として発表された「番組(ばんぐみ)」に続き、今後4週連続で各“組”のリーダービジュアル&キャストが毎週公開される予定です。
ファンにとって待望の新作というだけでなく、“個性=“奇面”の持つ力”をテーマに、令和時代にふさわしい映像表現と笑いが期待されます。新たな声優陣とともに、放送までの情報展開にも注目です。
🌅Season9 第7話「灯の舟、黎明の海をゆく」

約束の記録をたどる航路が、いま光を放ち始める。
朝と夜の境がゆっくりとほどけていく。
海面を渡る風は冷たく、それでもどこか懐かしい。
小さな舟の上で、つぶちゃんは胸に手帳を抱え、
灯籠アークの淡い光を見つめていた。
ぴーくんが静かに言う。
「航路設定完了。目的地、L-04」
海の上に浮かぶ航路は、青白く脈打つ線となって彼方へ伸びていく。
それはまるで、ひなたとの“約束”が形を持ったかのようだった。
つぶちゃん:「……行こう、ぴーくん」
ぴーくん:「安定航行モード、起動」
波間が光り、舟が滑り出す。
夜明けの光が背中を照らし、海の向こうには淡く輝く島影。

今夜は、“懐かしさの復活”と“新しいルール”という対照的な2つのニュースでした。
『ハイスクール!奇面組』の再始動は、昭和・平成・令和をまたぐアニメ文化の象徴。
そして『DOWNTOWN+』が示した警告は、これからの時代に欠かせない“創り手へのリスペクト”を伝えています。
古き良きものを大切にしながら、新しいルールと共に歩んでいく――
そんなエンタメの形が、少しずつ見えてきましたね。
それではまた、明日の夜に。おやすみなさい。