
今日も一日、おつかれさまでした。
エンタメの世界では、毎日のように新しい動きがあり、
そのひとつひとつが、誰かの心を揺らし続けています。
嬉しい話題もあれば、驚きや切なさを含むニュースもある――
今夜も、そんな“今日のエンタメの光”をそっと拾いながらお届けします。
北川景子の“ガチ関西弁”トークがバズる
北川景子さん(兵庫県出身)が、11月20日大阪市内で開催された映画『ナイトフラワー』(11月28日公開予定)の舞台挨拶に登壇し、地元ならではの“ガチ関西弁”トークで大きな反響を呼びました。
まず、会場には「おかえりー」といった手作りの紙の花を振るファンの姿が見られ、関西ならではの温かい歓迎ムードが漂っていました。北川さんはその歓迎を受けて「すごい華やかでうれしい!」と感激の表情を見せたのち、関西弁の挨拶へ。「大阪には朝ドラもやらせてもらっててひんぱんに来てるんですけど、舞台あいさつで大阪にくるのは8年ぶりくらいになりますわ」と、自然な関西弁で切り出しました。
さらに、うれしさと照れが入り交じった雰囲気の中、「ひとりでやるの、結構難しいわ〜」と自嘲気味に語る場面も。「〜やねん」「〜になりますわ」といったイントネーションが関西弁ならではの軽やかさを醸し、会場を和ませ、SNSでも「北川景子の関西弁可愛い」「転身しても関西魂健在すぎる」といったコメントが続出しました。
今回の映画で彼女が演じる役どころも、関西弁でまくし立て泣きじゃくるなど“母の強さ”を体現するキャラクター。撮影前には「どこの方言にしますか?」と製作側に問いかけたというこだわりも明かされ、「摂津弁(大阪・兵庫あたりのノーマルな関西弁)にしようと思ってます」と話していたことが報じられています。
この舞台挨拶は「地元凱旋」「母親役での関西弁演技」という二重の魅力が相まって、テレビ・ウェブともに注目度が高まりました。関西出身というバックグラウンドを活かしつつ、業界では普段あまり聞かれない素の言葉遣いやイントネーションを披露したことで、ファンのみならず地域メディアでも話題に。関西圏での認知度や親近感を改めて強めたイベントとなりました。
今回の“ガチ関西弁トーク”は、北川景子さんの演技・人柄・バックボーンが一体となって映える“地元感”と“プロ感”のハイブリッドな魅力を示しており、今後の映画プロモーションやメディア出演にも波及効果を期待させるものです。
明石家さんま「今アニメ作ってます」 主題歌はSUPER BEAVERに直オファー
お笑いタレントの明石家さんまが、フジテレビ系「さんまのまんま 明石家おしゃべり万博!開幕SP」(11月21日放送)で、自身が現在“アニメ制作に携わっている”ことを初めて明かしました。
番組には4人組ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカル渋谷龍太がゲスト出演。トークの中でさんまが「主題歌なんかも作っていただけるんでしょ?お願いすれば」と水を向けると、渋谷は他作品のオファーで多忙な制作状況にあると説明しました。
そこでさんまが「1年後は忙しい?」「2年後。おそらく2年後なんですよ」と切り出し、渋谷が「事と次第によっちゃあ、こじ開けます」と興味を示した流れから、さんまが「アニメ制作に入っているんですよ。主題歌を誰にしましょうって話になっていた」と、自身が関わる新アニメ企画の存在を告白した形です。
さらに共演していた北川景子が「行けるよね!」と渋谷の背中を押し、渋谷も「行きます」と快諾。さんまは「一応、プロデューサー企画として監督に聞いてみます。本番で言うてしもうたからね、証拠Vが残ってしまうねんで」と笑わせつつも、正式オファーにつなげる意欲を示しました。作品タイトルや内容などの詳細は一切明かされておらず、放送の約2年後をめどに動いているという以外は謎のまま。大御所芸人×人気ロックバンドのタッグが、本当に実現するのか注目を集めています。
つぶちゃん日常 Season10 第9話『星の道をかけて』

抱えた本のぬくもりだけを頼りに、つぶちゃんは夜の海を駆け抜けた。
ひと晩じゅう降りそそいだ「ひかりの葉っぱ」は、
いつのまにか足もとに、細い道を描いていた。
つぶちゃんが一歩踏み出すと、
金色のかけらがふわりと舞い上がり、
海沿いの小径を先へ先へと照らしていく。
胸に抱えた本は、まだかすかにあたたかい。
ページの間からこぼれる光が、
「こっちだよ」と言うみたいに震えた。
顔を上げると、遠くの海の向こうに、
夜空を貫く大きな光の樹が立っている。
灯台よりも高く、星座よりもまぶしく。
「行かなきゃ……」
つぶちゃんは涙をぬぐい、小さくうなずくと、
ひかりの道を駆け出した。
横では、ぴーくんが丸い光を揺らしながらついてくる。
走るたびに、見えない王冠がきゅっと光る。
それは、星になった記憶たちがくれた「まもりびと」のしるし。
波の音と心臓の鼓動が重なり、
夜の海に、ひとつの決意だけがはっきりと響いていた。

今夜も、ニュースの向こう側にある“人の想い”を感じる時間になりましたね。
エンタメは移り変わっていくけれど、そこに宿る感情はいつだって確かです。
明日はどんな話題と出会えるだろう――
そんな小さな期待を胸に、今夜は静かに休んでください。
それでは、おやすみなさい。