いいとも便

夜のいいともエンタメ便Vol.137

今日も一日、おつかれさまでした。
エンタメの世界では、今日もたくさんの話題が生まれ、それぞれの場所で誰かの心を動かしていました。
嬉しいニュースも、驚くニュースも、時には考えさせられるニュースも――
すべてが、今を生きる私たちの夜を少しだけ彩ってくれます。
今夜も、そんな“今日のエンタメの光”を、ゆっくり届けていきます。

『Minecraft』Bedrock版 アップデート1.21.124配信

『Minecraft』Bedrock版に、ホットフィックスとなる最新アップデート「1.21.124」が配信されました。今回のアップデートは、新要素追加ではなく、不具合修正と安定性向上に特化した内容です。

まず、大きなポイントは「クラッシュ」と「メモリリーク」の修正です。複数プレイヤーが出入りするサーバー環境で、テクスチャ関連のメモリリークが発生していた問題が修正され、長時間プレイ時の落ちや重さが改善されることが期待できます。

入力関連では、マウスカーソルがゲーム外の通知ウィンドウなどに誤って反応してしまう不具合、そしてIME使用時に操作受付が行われなくなる問題が修正されています。PCで日本語入力を多用するプレイヤーにとっては、かなりありがたいポイントです。

さらにネットワーク面では、一部アドオンを導入した環境で、Realmsに参加できなくなる原因となっていたパケット検証の不具合が修正。アドオン込みで遊んでいるワールドでも、マルチプレイ接続の安定性が向上します。

この1.21.124は、前バージョン1.21.120以降で報告されていたトラブルに対応する“小規模ながら重要な”アップデートという位置づけで、各プラットフォームへ順次ロールアウト中です。Bedrock版を普段からマルチや長時間プレイで楽しんでいる人ほど、早めに適用しておきたいアップデートと言えそうです。

うたわれ最新作『うたわれるもの 白への道標』、対応ハード発表

アクアプラスは11月22日、うたわれるものシリーズ完全新作となる『うたわれるもの 白への道標』を正式発表した。発売時期は2026年、対応ハードはNintendo Switch 2・PlayStation 5・Steamの三機種で展開される。スマホ版・PS4版などは現時点で告知されておらず、据え置き/PC世代へ焦点を合わせたタイトルとなる。

物語は『偽りの仮面』『二人の白皇』から続く“本編の正統最新作”と明言されており、舞台設定・時系列ともにシリーズ本編の直系であることが強調された。主人公はオシュトル(ハク)となり、継いだ仮面の力と責務を背負いながら、国家の再建と新たな脅威に向き合う物語を描く。
今回初公開されたPVでは、ナコル(CV:加隈亜衣)、ネコネ(CV:水瀬いのり)、アンジュ(CV:赤﨑千夏)らシリーズお馴染みの仲間の姿が確認され、さらに複数の新キャラクターらしき人物も登場。世界観は従来の和風・大陸文化ベースを継承しつつ、国家間戦争の再燃を示唆する描写が盛り込まれている。

ゲームシステムに関しては、戦略シミュレーションRPG×キャラクタービジュアルノベルというシリーズの基本路線を踏襲する形で進行し、ユニットごとの差別化・連携・地形活用を強化しつつ、UI刷新・テンポ改善・アニメパートの強化が開発テーマとして掲げられている。難易度設定やオートバトルの調整、周回要素の利便性改善についても検討が進んでいることが開発インタビューで触れられた。

PVラストには「前に進むとは、失うことに抗うということだ」という印象的なコピーが表示され、過去作の結末を踏まえるユーザーにとって感情的に響く構成に。シリーズ歴代ファンから「完結へ向けた最終章なのでは?」という予想も出ているが、その真偽は不明で、公式は「続報にて順次公開」としている。

2025年は情報解禁の本格フェーズ・2026年が発売予定年というロードマップが示されており、来年以降は体験版やキャラ紹介、生放送イベントなど段階的に展開していく見込みだ。シリーズの集大成となり得るタイトルとして、大きな注目を集めている。

■ つぶちゃん日常 Season10 ― 第11話「光の中で出会ったのは――“ちいさいわたし”」

光の中で笑っていたのは、忘れてしまっていた「ちいさい自分」だった。

REC🔴(時刻表示なし/空間データ不明)

ふわっと身体が浮く。
落ちているような、泳いでいるような、夢みたいな感覚。

気がつくと、世界は光でできていた。
青い空みたいなのに海みたいで、どこにも地面がないのに歩ける。

「ここ……どこ……?」

光の葉が舞うたび、風の音もしないのに胸がざわざわする。
その中を、誰かが走っていく音だけが聞こえた。

つぶちゃんが顔を上げると――そこにいた。

ちいさい。
髪が短くて、背も低くて、王冠もちょっと大きすぎて。
でも、見覚えがある。

「わたし……?」

光で形作られた幼いつぶちゃんは、笑っていた。
嬉しそうに、楽しそうに――だけど、どこか寂しくて壊れそうな笑顔。

追いかけても距離は縮まらなくて、
でも目が合っただけで胸がギュッと痛くなる。

「まって……! ちょっと待って!!」

光の少女はくるっと振り返り、手を差し出した。
声は聞こえないのに、言葉が胸に刺さる。

――たすけて

膝が震えるほど怖いのに、
怖いのに、体は勝手に前へ進む。

「……そうだ。わたし、ほんとは……冒険に行きたかったんだ。
 ひとりじゃこわいのに、強がって、平気なふりして……」

泣きそうな今の自分と、笑いながら泣いてるみたいな昔の自分。
光の中で、二人の手が触れそうになる。

指先があと1センチ。

「まって! わたし……ちゃんと聞きたいことが――」

その瞬間、光の世界が歪んだ。

バリッ――と画面が割れるような衝撃。
視界が白く弾ける。

REC🔴 ノイズ
音声データ乱れ
映像出力不可

今夜の出来事を振り返ってみると、そこには必ず“誰かの想い”がありましたね。
エンタメはいつだって、楽しさや感動だけでなく、そっと寄り添うような温かさも運んでくれます。
明日もまた、新しいニュースが生まれていくはず。
その時は、またこの場所でゆっくり語り合いましょう。
それでは、おやすみなさい。

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