
今日も一日、おつかれさまでした。
エンタメの世界は、毎日どこかで新しい動きがあり、
そのたびに笑いや驚きが生まれていきます。
日常の中の忙しさを少しだけ置いて、
今夜も、“今日のエンタメの光”をゆっくりとたどっていきましょう。
『Tower of Fantasy(幻塔)』新MMOサーバー「Warp」&大型アプデVer.5.5
『Tower of Fantasy(幻塔)』で、新MMOサーバー「Warpサーバー」と大型アップデートVer.5.5「星夜のひととき」が、11月25日(火)に同時実装されます。対象はモバイル/PC版に加え、PS4/PS5版幻塔も含まれます。
Warpサーバーは、既存サーバーとは別に動く“新体験MMOサーバー”で、育成システムやゲームシステムを全面リニューアルしたのが特徴。大きなポイントは「ガチャシステムの廃止」で、武器やアバタースキンは配布やゲーム内イベント・日常プレイを通じて無料入手できる仕様に変更されています。
さらに、一定期間ごとに内容が刷新されるシーズン制度、新通貨「汎用煙水晶」を使う取引所・オークションハウスなどの経済システムも導入。加えて「採集・釣り・料理・精錬・オムニアム・飼育」といった6種のライフ職業が順次実装予定で、戦闘ガチ勢だけでなく“まったり勢”でも遊びやすい設計になっています。
同時配信のVer.5.5「星夜のひととき」では、謎多き人物バッカスの目的や黒幕の存在に迫るストーリーが展開。新アバター「ヴェロニカ」と雷属性武器「視界」が期間限定ガチャで登場し(11月25日アップデート後〜12月30日6:00)、最大8人参加の鬼ごっこ系イベント「キルオナイトクレイジー」など、各種イベント報酬を合計すると“ガチャ221回相当”のアイテムが無料で手に入ると案内されています。
▼詳しくはこちらでまとめています
千鳥・ノブ「引退のタイミング」を冗談交じりに告白
11月23日配信の番組「チャンスの時間」(配信:ABEMA)に出演した千鳥のノブが、現代の“コンプライアンス社会”をテーマとした討論企画で、引退を考える“境界線”について語りました。企画名は「言ったら即炎上!?厳しすぎる現代のコンプラに物申す!」で、出演者たちは“これは言っていいのか/言ってはいけないのか”という論点を自ら提示し、実際に「ハゲ」という言葉について議論する場面がありました。
議論の中で、相席スタート・山添寛が「“ハゲ”って言われるとどう思う?」と色紙を掲げ、過去に“薄毛に言い換えてください”と差し替えを求められた芸人の実例を紹介。出演者全員が「言われる/アウトになる可能性がある」という札を挙げる中、ノブひとりが「言われない」と主張。「面白さが減るよ。世の中から」と語り、さらに「最後まで“ハゲ”って言います。ダメですよってなったら辞めます」と宣言しました。
この発言を受け、相方・大悟も「ノブの引退は、ハゲが世の中から言えなくなったら」とジョーク交じりにフォロー。ノブの“引退タイミング”を「社会的に避けられた言葉を芸として使えなくなった時点」と位置づけた構図が浮かび上がりました。
芸人として長年第一線を走るノブならではの“表現と言葉の許容範囲”を巡る自覚が垣間見えた一幕であり、彼が日々“禁忌ギリギリ”の言葉をいじりに使ってきたキャラクター性も再確認されました。発言が冗談として語られたとはいえ、「言っていい言葉/ダメな言葉」の境界で自ら線を引くという構えは、芸人という職業の“時代との折り合い”を象徴していると言えそうです。
■ つぶちゃん日常 Season10 ― 第12話「わたしを助けられるのは、わたしだけ」

REC🔴(ノイズのあと、映像再開)
まぶしい白が、ゆっくり夜の色にもどっていく。
耳にひっかかっていたキーンという音も消えて、
かわりに、なつかしい波の音が戻ってきた。
つぶちゃんは、砂の上で小さく丸くなっていた。
ゆっくり顔を上げると――そこは、あの海辺。
光の木は、もう暴れていなかった。
静かに、でも前よりずっとやさしく、空へ向かって伸びている。
目の前には、さっき光の世界で抱きしめた
“ちいさいつぶちゃん” の姿は、もうない。
そのかわり、胸の前で抱きしめている本が、
ぽうっとあたたかく光っていた。
「……そっか」
つぶちゃんは、自分の胸のあたりをそっと押さえる。
さっきまでそこにいた「たすけて」が、
少しだけ軽くなっている気がした。
「こわかったの、ずっと前からだったんだね。
気づいてあげられなくて、ごめん。
でも――見つけられてよかった」
本の光が、ぽん、と小さくはじける。
まるで「了解」と返事をしてくれたみたいに。
そのとき、背中のほうから聞き慣れた音がした。
「ピピピッ……ロストしていた大事なひとを再発見!
再接続を開始します!」
「ぴーくん!」
振り返ると、黄色と黒の小さなドローンが、
焦ったように高速ホバリングしながら近づいてくる。
「心拍数の急上昇、姿勢制御の乱れ、
危険レベル・最大値を記録して――」
「もう大丈夫だよ」
つぶちゃんが笑うと、
ぴーくんのライトが、ふっとやさしい青に変わった。
「……システムメモ更新。
“つぶちゃんの『大丈夫』は、だいたい大丈夫じゃない”」
「ええっ!? 今日はほんとに大丈夫だもん!」
思わず笑いながら言い返したそのとき――
光の木の根元に、まるい光の模様が浮かび上がった。
渦巻きみたいな線と、不思議な記号がたくさん重なった
金色の魔法陣。
「……招待状、かな」
つぶちゃんがつぶやくと、ぴーくんがすぐに解析を始める。
「転送ゲート反応。未知の座標への接続を検知。
危険度:不明。わくわくレベル:測定不能」
「それ、わくわくレベルとか測れるの?」
「ただいま新機能として追加しました!」
ふたりの声に合わせるように、
魔法陣の光が少しだけ強くなる。
胸の中の“こわい”は、まだ完全には消えていない。
でも、その横で“行きたい”がちゃんと立っている。
「ねえ、ぴーくん」
「はい?」
「わたし、やっぱり冒険がしたい。
こわいままでいいから、自分で選んで行きたい」
少しだけ涙の跡が残ったほっぺたで、
つぶちゃんは思いきり笑った。
「いっしょに来てくれる?」
「当然です! つぶちゃん単独行動モードは
安全基準により即時却下です!」
ぴーくんがぴょこっと跳ねるように浮かび、
つぶちゃんの隣へ並ぶ。
本が、金色の葉を一枚だけ空へ放った。
それがふわりと落ちて、魔法陣の中心に触れる。
――カチッ。
小さな音とともに、光の道が開いた。
「よし……行こっ!」
本をぎゅっと抱きしめて、
つぶちゃんは一歩、魔法陣の上へ足を踏み出す。
ぴーくんもすぐ横に並んで浮かび、
同じ方向を向いた。
光の木が、ふたりを見送るように
静かに揺れる。
REC🔴
記録継続――

今夜のニュースの中にも、心をそっと動かす瞬間がありましたね。
エンタメは、明日への気持ちをほんの少し前向きにしてくれる力を持っています。
そんな灯りを胸に、今夜は静かに休んでください。
それでは、また次の夜に。おやすみなさい。