
今日も一日、おつかれさまでした。
エンタメの世界では、嬉しい発表も、少し胸に響く出来事も、さまざまな話題が生まれています。
にぎやかさの裏には、いつも人の想いがあって、
そのひとつひとつが私たちの日常に彩りを添えてくれます。
今夜も、そんな“今日の光”を丁寧にすくいあげてお届けします。
渡邊渚、“張り込み記者”にまさかのお茶差し入れ
渡邊渚さんが11月24日に配信されたYouTube番組「起業家1年生渡邊渚とREALな社長 - モデルプレス×REAL VALUE」に出演し、自宅前で張り込みをしている週刊誌記者に対して「寒そうで可哀そうになって、お茶を差し入れた」経験を明かしました。同番組内で司会者が「最近張り込みってありますか?」と質問すると、渡邊さんは「多分ないと思うんですけどね」と前置きしながらも、実際に「家の前のコインパーキングとか車を停めて張られていた時があって」「いくらかけてるんだろう?こんなに張っても面白いもの撮れないよ」などと、張り込みのシーンを回想しました。
その際、「1回すごく寒い日に張り込んでるから、かわいそうになってお茶あげましたもん」と告白。元アナウンサーで取材経験もあるため、「やっぱり自分も張り込んでいる側の人間だったから」「事件の被害者とか加害者の家に“取材しろ”と言われる身だったから」「ちゃんと取材してる記者さんを見ると、頑張ってほしいなって思っちゃうんですよ」と、張り込み記者の苦労への共感を語っています。
なお、番組収録中にスタッフから「お茶欲しい記者がいっぱい来ちゃうかも」という冗談が出ると、渡邊さんは「めちゃくちゃ迷惑じゃん!毒入れとくぞ!(笑)」と軽くツッコむなど、和やかな雰囲気の中での告白でした。
今回のエピソードは、芸能人/元アナという立場から“張り込み取材”という報道現場の裏側をちょっとだけのぞかせたもので、「記者側だった側の視点からの優しさ」というギャップがファンや視聴者の興味を惹きつけています。
古田新太、“20年食べてないもの”を告白
俳優・古田新太が、20年間口にしていないという意外な食生活を明かしました。お笑いコンビ・スリムクラブ内間政成のYouTubeチャンネルに出演した際、「20年、白飯と食パン食べてない」とさらりと告白し、現場のスタッフや内間からは思わず「えぇ~っ!!」という驚きの声が上がりました。
古田は芸能界きっての“酒豪”として知られていますが、その理由も含めて自身のこだわりを説明。「本当に食べないんだよ、いらない。(酒の)ツマミにならんものはいらん!」ときっぱり言い切り、白いご飯や食パンといった“主食単体”はまったく必要としていないと語りました。
一方で、まったく炭水化物を取らないわけではなく、「だから、チャーハンと焼きそばはアリ」とコメント。味が濃く、具材も多いチャーハンや焼きそばは“酒のつまみとして成立する”ため問題ないとしつつ、「ラーメンは伸びるから(食べない)」と、ラーメンは食感が変わるのがイヤで避けていることも明かしました。また「ざるそばは良いけど、たぬきそばはダメ」と、そばに関してもシンプルなざるはOKだが、天かすが入る“たぬきそば”は不要とするなど、かなり細かい線引きも披露しています。
この“酒のつまみにならないものは20年食べていない”という徹底したスタイルに、視聴者からは「さすが酒豪」「ここまで振り切ってるの逆に健康心配」「真似はできないけど、古田さんらしい」といった声が寄せられています。俳優として多忙な一方で、独特すぎる食生活を貫いていることが改めて浮き彫りになるエピソードとなりました。
■ つぶちゃん日常 Season10 ― 第13話「最初の一歩は、知らない空の下で」

浮島が広がる空の世界で、つぶちゃんは初めての一歩を踏み出す。
胸の中のドキドキは、こわさよりもワクワクが少しだけ勝っていた。
REC🔴(転送ログ開始)
ふわっと、身体が浮いた。
次の瞬間にはもう、足の裏にしっかりと固い感触があった。
「……ん?」
つぶちゃんが目を開けると、そこは見たことのない景色だった。
まっ青な空。
もこもこの雲。
海の上には、石畳の道がすーっと伸びていて、その向こうには
空にぷかぷか浮いた島がいくつも並んでいる。
島どうしをつなぐように、金色の光の橋が弧を描いていた。
「わあ……!」
思わず声が出る。
胸の前で抱えた本が、ぽうっと温かく光った。
足元を見ると、石畳の上に金色のコンパスみたいな魔法陣が浮かんでいる。
真ん中には大きな矢印マーク。
「……こっちってこと?」
矢印の先は、空へ伸びる光の橋の方向を指していた。
「転送成功。
目的地:とても未知。
状況:とてもわくわく」
耳元で聞き慣れた声がした。
「ぴーくん!」
振り返ると、黄色と黒の小さなドローンが、
青いレンズをキラッと光らせて浮かんでいる。
その横には、光の粒で「REC」という文字がふわふわと浮かんでいた。
「現在、つぶちゃんの新ワールド初歩き生配信(記録専用)を開始しました!」
「ちょっと、勝手に配信しないの!」
「大丈夫です。視聴者は未来のつぶちゃんだけです!」
「それならまあ……いいかな?」
つぶちゃんは、たははと笑いながら、
魔法陣の中でくるっと一周まわってみた。
光の葉が、本からこぼれるみたいにあふれて、
風に乗って前方へ流れていく。
まるで「早くおいで」と道案内しているみたいだ。
「ねえ、ぴーくん」
「はい?」
「わたし、やっぱり行くね。
こわいけど……それ以上に、見てみたいものがいっぱいある気がする」
幼いつぶちゃんと抱きしめ合ったときの、
胸の奥の痛みとあたたかさを思い出す。
“ひとりじゃこわい”
でも今は、隣にぴーくんがいて、
胸には本があって、背中を押すみたいに風が吹いてる。
「記録メモ更新。
“つぶちゃん、こわいと言いつつ前へ走り出す率:ほぼ100%”」
「うるさいなあ!」
そう言いながらも、
つぶちゃんの足は、もう矢印の先へ向かって動き出していた。
石畳を踏みしめるたび、足元の魔法陣がぽん、ぽんと光る。
海風がマントをふくらませ、髪を揺らす。
空に浮かんだ島のひとつから、
遠くで鐘の音みたいな、わくわくする音が聞こえた。
「聞こえた? なんか、楽しそうな音!」
「解析不能ですが、楽しそうなのでセーフです!」
ぴーくんが横でぴょこぴょこと跳ねるように飛びながら、
レンズをくるくると回して撮影している。
光の葉は、いつのまにかつぶちゃんの周りを
花吹雪みたいに取り囲んでいた。
「よーし……!」
つぶちゃんは本をぎゅっと抱きしめ、
もっと大きく足を踏み出す。
「ここからが、ほんとの冒険だよ!」
「新ワールドログ:01
タイトル――“つぶちゃん、知らない空の下を走る”」
ぴーくんの宣言に合わせるように、
空の浮島のひとつが、ゆっくりと近づいてくる。
風は少しひんやりしているのに、
胸の中はぽかぽかとあたたかかった。
REC🔴
記録継続――
Season10 完
(to be continued in Season11…)

今夜のニュースにも、それぞれのドラマがありましたね。
エンタメはただの情報ではなく、心のどこかをそっと動かしてくれる存在。
その余韻を抱えたまま、静かに夜を終えられたなら嬉しく思います。
明日もまた、新しい話題を一緒に分かち合いましょう。
おやすみなさい。