いいとも便

夜のいいともエンタメ便Vol.150

今日も一日、おつかれさまでした。
夜のいいともエンタメ便は、ついに150回目を迎えました。
いつも変わらず訪れてくれる“あなたの夜”が、この便を支えています。
エンタメの世界では、今日も笑いや驚き、そして少しの温もりが生まれました。
そのひとつひとつを、大切にすくいあげながら――
今夜も、ゆっくりとお届けしていきます。

STARTO社「カウコン」が3年ぶり完全復活

STARTO ENTERTAINMENT(STARTO社)は、年越し恒例の大型ライブ「カウントダウンコンサート(通称カウコン)」を、2025‐2026年版として3年ぶりに完全復活させることを発表した。会場は例年と同じ東京ドーム。旧ジャニーズ時代から続く人気イベントで、今年は所属アーティスト総勢12組が出演し、華やかな年越しステージを行う。

今回のカウコンは、STARTO社としては新体制になってから初の“全員集合”に近い形で、Snow Man、SixTONES、なにわ男子、Travis Japan、Aぇ! group、HiHi Jets、美 少年、IMP.、少年忍者ほか、多数のグループが登場予定。各グループが“2025年の代表曲”を披露するほか、グループの垣根を超えたシャッフル企画や、年越しの瞬間を飾る特別演出も準備されているという。

カウコンが大規模で行われるのは、旧ジャニーズ事務所問題の影響による縮小や中止を経て久しぶり。昨年までは形式変更や配信中心の開催となっていたが、今年はファン待望の“完全復活”。東京ドームでのフルスケール開催に、多くのファンがSNSで歓喜の声を上げている。

また、STARTO社は「新時代のエンターテインメントとして、ファンとの一年の締めくくりを最高の形で届けたい」とコメント。開催発表直後から「#カウコン復活」「#STARTOカウコン」がトレンド入りするなど大きな反響を呼び、早くもチケット争奪戦が予想されている。

ファンにとって“年越しの風物詩”ともいえるカウコン。3年ぶりの完全復活は、STARTO社の再始動を象徴する大きな一歩となりそうだ。


黒柳徹子、92歳の“ハワイ冬休みショット”が話題

女優・タレントの黒柳徹子さん(92)が、ハワイに滞在中の“冬休みショット”をSNSで公開し、話題を呼んでいる。黒柳さんは12月初旬、自身のYouTubeチャンネルやSNSで「冬休みでハワイに来ています」と報告。現地のスーパーでカート付きの電動タイプのシニア用乗り物に乗り、楽しげに買い物する姿を披露した。購入した商品を見せながら「ハワイは寒くないから快適」と語り、健康的な日常の一コマとしてファンをほっこりさせている。写真には、ゆったりした服装で笑顔の黒柳さんが写っており、ネット上では「92歳とは思えない元気さ」「憧れのアクティブライフ」と称賛が相次いでいる。

また、公開された動画内では、今後の配信予定についても触れられ、7日にはハワイからのYouTube生配信を行う予定であることも告知された。視聴者からは「ハワイでのんびりしてほしい」「次の配信が楽しみ」といった声が寄せられ、黒柳さんの“アグレッシブな休暇”を心待ちにするファンの期待感が高まっている。

黒柳徹子さんは長年テレビ・舞台で活躍し、その明るいキャラクターと変わらぬエネルギーで幅広い世代から支持を受けている。現在も精力的に活動を続けていることが、この“海外でのリラックスライフ”でも垣間見える。92歳という年齢でありながら自分の時間を楽しむ姿は、多くの人に元気や希望を与えている。

今回の投稿を通じて、黒柳さんの“アクティブな日常”が再び話題となり、SNSや動画プラットフォームでの注目度が一段と上がっている状況だ。今後の投稿や配信にも引き続き注目が集まっている。

レミオロメン、約14年ぶり活動再開を電撃発表

長期の活動休止を続けていたロックバンド・レミオロメンが、結成25周年となる12月6日に約14年ぶりの活動再開を発表し、大きな話題を呼んでいる。2012年の活動休止から長い年月が流れたが、3人は公式サイトを通じて「Reunion=再結集」を宣言。さらにYouTubeではスタジオライブ映像を公開し、「雨上がり」「粉雪」を久々に披露した。懐かしさとともに、変わらない歌声と息の合った演奏に、多くのファンが「ついにこの日が来た」「泣いた」と歓喜の声をあげている。

復活は映像の公開だけではなく、来年の本格的なツアー開催にもつながる。2026年3月9日、東京・NHKホールを皮切りに、全国21公演におよぶ「Reunion Tour 2026」が決定。3月9日といえば、もちろん代表曲「3月9日」の象徴的な日でもあり、ツアー初日として強い意味を持つ。さらに地元・山梨での公演も予定されており、ファンにとって特別な節目の“帰還ライブ”になることは間違いない。

また、ツアー直前の3月4日には、シングル曲を網羅したベストアルバム「SINGLES BEST+」もリリースされる。活動休止中も幅広い世代に愛され続け、とくに「粉雪」「3月9日」は卒業シーズンや冬の定番曲として強い人気を保ってきた。そんな名曲群が改めて新しい形で届けられることも期待を高めている。

藤巻亮太さんは「お待たせしましたも、初めましても全部、14年分の想いを込めて音楽を届けにいきます」とコメント。レミオロメンの新たな章が本格的に始まる、記念すべきニュースとなった。

🌙 つぶちゃん日常 Season11‐11話「ふたりでつくる、最初の一文字」

つぶちゃんと灯花、“名前のページ”を初めて開く夜。
黄金の羽ペンが光の欠片を描き、灯花のランタンがそっとそれを照らす。
ふたりでつくる最初の一文字が、いよいよ動き始める──。

昼の気配がすっかり消えた夜の部屋。
窓の外には星が瞬き、そっと風が流れる。
つぶちゃんは黄金の羽ペンを手に、本の新しいページをぱらりと開いた。

「ねえ灯花、このページ……あなたの“名前の場所”なんだよ」

ぽ、とつぶちゃんの言葉に合わせて机の上があたたかく光った。
羽ペンの先がページをなぞるたび、小さな四角い光がふわり浮き上がる。
まるで“まだ言葉になっていない名前の欠片”が踊っているようだった。

灯花は胸の前でランタンをそっと抱きしめる。
灯りの色がつぶちゃんの表情をやさしく照らし、
その光がページに混じりあうように煌めいた。

「私の名前……こうやって、少しずつできていくんですね」

つぶちゃんは大きくうなずき、羽ペンをくるりと回した。

「うん。わたしだけじゃ決めないよ。
灯花がどんな子なのか、わたしも、ぴーくんも、見てきたから。
それにね……みんなにも手伝ってもらうんだ」

窓の外を飛ぶぴーくんが、くるりと回って小さく光をまいた。
その光はふたりの本に吸い込まれ、ページの上で柔らかく揺れる。

灯花は嬉しそうに笑った。
自分の名前が“誰かの想い”で育っていく、その不思議さと温かさ。
今、まさにその瞬間を前にしているのだ。

150回という節目の夜にも、エンタメは変わらず心を動かす力を持っていました。
たった数分のニュースの中にも、誰かの想いがあり、物語があり、未来へ続く息遣いがあります。
これからも、その“今日の一瞬”をともに見つめていけたら嬉しいです。
ゆっくり休んで、また次の夜に。
おやすみなさい。

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