いいとも便

夜のいいともエンタメ便Vol.151

今日も一日、おつかれさまでした。
150回の節目を越えて迎える今夜は、また新しく積み重ねていく物語の一ページです。
エンタメの世界には、今日も小さな驚きや温かいニュースが光のように散りばめられていました。
日常の慌ただしさから少し離れて、今夜もゆったりと“今日のエンタメ”を振り返っていきましょう。

松村沙友理、サンジャポで結婚&第1子妊娠を生報告

元乃木坂46の人気メンバーで「さゆりんご」の愛称でも親しまれるタレント・松村沙友理さん(33)が、2025年12月7日に放送されたTBS系情報番組『サンデージャポン』に生出演し、結婚と第1子妊娠を改めて公の場で報告しました。松村さんは3日、自身のインスタグラムでこの“ダブル発表”を行い、ファンやメディアに祝福ムードが広がっていましたが、この日は番組MCの爆笑問題や共演者からの祝福を受けながら、嬉しそうにエピソードを語りました。

報道によれば、お相手は東京都内の企業に勤める年上の会社員で、約2年の交際期間を経て結婚に至ったとのこと。番組中、松村さんは「お2人(爆笑問題)からもご祝儀を頂いちゃって、うれしいです」と笑顔を見せ、祝福ムードを楽しんでいる様子も伝わりました。結婚式や具体的な出産時期についてはまだ決まっていないとしつつ、今後の家庭生活と仕事の両立に前向きな姿勢を見せました。

番組のトークでは、共演者から「結婚後も“ぶりっこキャラ”を続けるのか?」と聞かれる場面もあり、松村さんは「キャラ?私はずっとみんなのプリンセス、さゆりんごです!」と自身のキャラクターを貫くユーモラスな一面も披露。視聴者からは「幸せオーラがすごい」「幸せいっぱいの報告にほっこりした」といった声がネット上に多数寄せられました。

松村沙友理さんは2011年に乃木坂46一期生としてデビューし、その後卒業後も女優・モデル・タレントとして幅広く活躍。今回の公の場での報告は、彼女にとってもファンにとっても大きな節目となるニュースです。

ヒカキン、「みそきん」実店舗を来年2月で閉店 冷凍みそきん販売も発表

YouTuber・ヒカキンさんがプロデュースする味噌ラーメンブランド「みそきん」の実店舗が、来年2月で閉店することが明らかになりました。実店舗は東京駅一番街「東京ラーメンストリート」に出店している「みそきん」専門店で、当初から“期間限定オープン”として告知されており、営業は2026年2月23日までと案内されています。

この店舗は2025年8月7日にオープン。オープン前から話題が集中し、事前予約制のチケットは連日即完売。1日あたり約700人分の予約枠に対し、3〜4万人規模の申し込みが殺到したとされ、実際に予約がまったく取れない“超人気店”としてたびたびニュースになっていました。提供しているのは、カップ麺「みそきん」をベースにしつつも、白味噌と動物系スープを合わせたこだわりのラーメンで、「みそきん」「味玉みそきん」「チャーシューみそきん」「特製みそきん」などのメニュー構成です。

閉店理由としては、「期間限定出店であること」「契約満了によるもの」と説明されており、業績不振などによる突然の撤退ではない点も強調されています。ヒカキンさんはYouTubeの動画内で、オープンからこれまでを振り返りながら、店舗で提供してきた味を今後も楽しんでもらえるよう、新たに“冷凍みそきん”の通販展開を行うことも発表しました。これにより、東京駅まで行けなかったファンでも、自宅で実店舗クオリティに近い味を楽しめるようになる見込みです。

カップ麺版「みそきん」は、セブン‐イレブン限定商品として発売されるたびに即完売を繰り返し、累計1,000万食を突破する大ヒット商品となっています。今回の実店舗閉店と冷凍商品の発表により、「みそきん」は“店舗で食べるプレミアム体験”から、“場所を選ばず楽しめるブランド”へとフェーズを移していくことになりそうです。

浜崎あゆみ、「家族が2人増えました」と報告しファン騒然

歌手・浜崎あゆみさん(47)が2025年12月7日、自身のインスタグラムのストーリーズで「今日から家族が2人増えました」と報告し、ファンの間で大きな話題となっています。今回の投稿は詳細を控えつつも、「また改めて愛おしい写真と共に投稿します」と記しており、新しい家族の姿を後日披露する意向を示しました。浜崎さんは「最近、生き方について向き合う機会が増えたせいか、自分にできることについてより深く考えるようになりました」と綴り、今回の“家族の増加”が自身の価値観や生活観にも影響を与えたことをうかがわせました。

報告には、保護犬や猫の譲渡を行う動物保護団体「ANELLA(アネラ)」のアカウントがリンクされており、今回迎え入れた2匹はフレンチブルドッグのポートちゃんとコブちゃんであることも明らかになっています。ポートちゃんは尿管結石になりやすい体質、コブちゃんは9歳と高齢であるため里親が見つかりにくかったといい、団体側は「浜崎さんが『どんな子でも最後まで幸せにします』と即答してくれた」と感謝を述べています。こうした背景から、単なる「ペットお迎え報告」ではなく“命を大切にする意思”や“社会貢献”の側面も感じられるニュースとなっています。

浜崎あゆみさんは現在、アジアツアー「I Am Ayu Tour 2024–2025」で精力的に活動してきましたが、11月末に中国・上海公演が直前でキャンセルされるなど波乱もありました。今回の“新しい家族”の報告は、激動のツアーや仕事の合間に“癒し”や“生き方の再考”があった可能性を感じさせ、ファンからは「素敵な報告」「2匹も幸せになってほしい」と多くの祝福と反響が寄せられています。

🌙 つぶちゃん日常 Season11−12話「名前の種がふってきた夜」

その夜。
つぶちゃんのお部屋には、ふしぎな静けさがありました。

机の上では、大きな本がゆっくりと開いています。
「灯花の名前のページ」と決めたそのページから、
ぽつ、ぽつ……と、金色の光の粒がうまれては、ふわりと浮かびあがりました。

「わあ、昨日よりぜんぜん多いよ!」

つぶちゃんが思わず声をあげると、
ページから立ちのぼる光は、四角い小さなカードみたいな形に変わっていきます。
どれもまだ文字は書かれていないのに、少しずつ違う輝きをしていました。

緑のフードをかぶった灯花(とうか)は、
胸の前でランタンを抱きしめて、そっと光を見つめます。

「これが……わたしの“もうひとつの名前”なんですね」

ランタンの灯りが、やさしくページを照らしました。
光のカードたちは、その灯りに照らされるたび、
うれしそうに瞬いています。

窓の外では、ぴーくんが星空の中を飛び回っていました。
そのあとを追いかけるように、細い光の道がすっと伸びている。
遠くの町や、見たことのない場所からも、
名前の種が運ばれてきているみたいです。

「こんなにたくさん……“灯花”なのに、まだ名前を増やしていいんでしょうか」

灯花が不安そうにつぶやくと、
つぶちゃんは羽ペンを握りなおして、真剣な顔になります。

「灯花って名前はね、もうちゃんとここにあるよ」

つぶちゃんは、そっと灯花のランタンを指さしました。

「でもさ、“帰ってくる目印になる名前”とか、
 “みんなで呼びたくなるあだ名”って、まだないでしょ?
 それを一緒に決めたいの」

「……ああ、そうか。
 “灯花じゃない名前”を探してるんじゃなくて、
 “灯花のための言葉”を探してるんですね」

灯花は、少しほっとしたように笑いました。
ランタンの灯りが、さっきよりすこしだけ明るくなります。

「じゃあさ、ルールを決めよう」

つぶちゃんは、ページの端っこにそっとペン先をおとしました。

「呼んだときに胸がぽっとあったかくなること。
 ちゃんと、ここに帰ってくる目印みたいな名前であること。
 それと……ぴーくんにも呼びやすいこと!」

「それなら、わたしも安心です」

灯花は、ランタンをぎゅっと抱きしめました。

ページの上には、まだ音にも文字にもなっていない、
たくさんの“名前の種”たち。

つぶちゃんは、その光を見上げながら、そっとつぶやきました。

「どこか遠くで、このページをのぞいてくれてる誰かがね──
 今、ひとつだけ“これだ”って思う言葉を
 そっと送ってくれてる気がするんだ」

ランタンの光と、本の光と、窓の外の星の光。
三つの光が重なりあう夜。

まだ誰も知らない「灯花のもうひとつの名前」は、
きっとその中にまぎれている──
ふたりはそう信じながら、ページを静かに見守り続けました。

今夜の話題の中にも、それぞれの思いや歩みがそっと息づいていましたね。
エンタメは、日々の隙間にふっと明かりを灯してくれる存在。
その光を感じながら、また明日へ進んでいけたらと思います。
それでは、また次の夜に。おやすみなさい。

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