
今日も一日、おつかれさまでした。
つぶログの12月9日は、
・「龍の国 ルーンファクトリー」PS5/Xbox版の発売決定
・青森県東方沖 M7.5 地震と津波・防災の整理
・今週に迫った The Game Awards 2025 の完全ガイド
という、ゲームと防災と世界的ゲームイベントが同じテーブルに並んだ一日になりました。
それぞれの本編記事を軸にしつつ、今夜の「夜のいいともエンタメ便 Vol.154」では、
その日を“ひとつの流れ”として振り返っていきます。
今日のピックアップ記事
龍の国 ルーンファクトリー PS5/Xbox版が2026年2月13日発売決定
Switch/PC向けに先行して発売されていた「龍の国 ルーンファクトリー」が、
ついに PS5/Xbox Series X|S 向けにもリリース決定。発売日は 2026年2月13日で、
価格やエディション構成、対応機種ごとのラインナップが一気に出そろいました。
つぶログの記事では、
・PS5/Xbox版の発売日・価格・各エディションの違い
・すでにSwitch版やPC版を持っている人が「買い直すメリット」はあるのか
・ロード時間や解像度など、次世代機版に期待したいポイント
といったところを、シリーズファン目線で整理しています。
「これから始めるならどの機種版が良さそう?」
「すでにSwitchで遊んでるけど、PS5版に移る価値ある?」
そんな迷いを抱えている人に向けた、“選ぶ前に読みたい一本”になっています。
▼詳しくはこちら
2025年12月8日 青森県東方沖地震とは?M7.5と津波・被害・今後の防災ポイント
12月8日夜、青森県東方沖を震源とする M7.5 の大きな地震が発生し、
八戸市で震度6強、広い範囲で強い揺れと津波が観測されました。
気象庁は津波警報・注意報を発表し、多くの人が深夜の避難を余儀なくされています。
今回のつぶログ記事では、
・震源・マグニチュード・震度分布・津波の高さなど、基本情報の整理
・「北海道・三陸沖後発地震注意情報」が初めて出た意味
・今後1週間〜10日ほどのあいだに、何に注意して暮らすべきか
・家具の固定や避難経路の確認など、“今日からできる”防災チェック
といったポイントを、できるだけ専門用語をかみくだきながらまとめています。
「今回の地震って、東日本大震災とどう違うの?」
「津波が小さかったとしても、なぜここまで警戒が必要なの?」
といった疑問を持った人が、落ち着いて状況を整理できるような内容になっています。
▼詳しくはこちら
The Game Awards 2025 完全直前ガイド
年末恒例のゲームの祭典「The Game Awards 2025」も、いよいよ開催目前。
今年のTGAは現地時間12月11日、ロサンゼルス・ピーコックシアターで行われ、
世界中に向けてオンライン配信されます。
つぶログの直前ガイドでは、
・日本時間での開始時刻と、おすすめ視聴方法
・GOTY(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)を含む主なノミネート一覧
・今年の“ダークホース”候補や、発表が期待される新作・続報
・「日本のゲーマー目線で注目しておきたいポイント」
などを整理して、
「全部追うのは大変だから、押さえるべきところだけ教えて!」
という人のためのナビゲーション記事になっています。
配信本番を楽しむための予習用として、
アーカイブ派の人にとっては「どこから見返すべきか」の地図として、
使える一本になっているはずです。
▼詳しくはこちら
今日のつぶログメモ
今日は一日を振り返ると、
・“ゆったり遊ぶドラマチック牧場RPG”の次世代機展開
・現実の日本列島を大きく揺らした M7.5 の地震
・世界中のゲームファンが同時に盛り上がる年末イベント TGA
という、まったくベクトルの違う3つの出来事が並んでいました。
非日常のニュースに心がざわつくとき、
フィクションの世界やゲームの画面に一時避難するように、
「龍の国」のような物語世界に触れることも、ひとつの“心の防災”かもしれません。
ただ同時に、
・家具の固定
・スマホの充電
・避難先の確認
といった現実的な準備を、
“ちゃんと現実の自分”に返ってきてからやっておくことも大切。
画面の向こうで進む物語と、
今ここで続いていく自分の日々。
そのどちらも大事にするために、
こうして一日のニュースを整理しながら、少し深呼吸できる夜であればいいなと思います。
つぶちゃん日常 season11 第14話 名前のページのまんなかで

夜はすっかり深くなっていたけれど、
つぶちゃんのお部屋だけは、ほんのり金色の明かりで満ちていた。
机の上には黄金の本。
その中心には、まだ文字のない一枚の光のカードが、
ぽうっと息をするように輝いている。
灯花はランタンを胸の前でそっと抱きしめた。
その灯りが、カードの光と混ざりあって、
まるで“これから名前が生まれる場所”だけが
特別に照らされているみたいだった。
「ねえ……これ、なんだか大事そうじゃない?」
灯花が小声でつぶやく。
つぶちゃんはにっこり笑って羽ペンを構えた。
「うん。ここは“灯花の名前のまんなか”だからね」
「まんなか……?」
つぶちゃんは、本のページの光をそっと指でなぞる。
すると、周りの小さな光の粒がひとつ、またひとつ、
カードの方へ吸い寄せられるように集まっていった。
「ほら、みんなの案や気持ちが、
ぜんぶこの『まんなかの席』に集まってくるんだよ。
ここに灯花の“ほんとうの帰り道”ができるの」
灯花は驚いたように目を瞬いた。
「……私の、帰り道」
「そう。
灯花がどこにいても迷わないように、
呼んだらちゃんと届く、ひとつの名前。
それをね、このページがゆっくり作ってくれてるの」
ランタンの灯りがゆらり。
灯花の胸に、小さなあたたかさが広がった。
そのとき——。
窓の外から、ひゅるる、とやわらかな光の線が飛びこんできた。
ぴーくんだ。青い目をきらりと光らせながら、
まるで「遅れてごめんね」と言うみたいに机のそばへ降りる。
ぴーくんが羽根を震わせると、
空から落ちてきた星屑みたいな光が、
カードの上にひとつ、そっと降りた。
灯花は思わずランタンを強く抱きしめる。
「……いまの、すごくあたたかかった」
「でしょ?」
つぶちゃんは嬉しそうに笑う。
「まだ文字は見えなくても、
灯花の名前は確かに“育ってる”んだよ。
ほら、見て……カードの色、さっきより優しくなってる」
灯花はゆっくりとうなずいた。
「こんなふうに名前ができていくなんて……
すごく不思議。でも……うれしいです」
つぶちゃんは羽ペンをそっと置いた。
「うん。
“灯花”としてのあなたも大事にしながら、
“ここに帰る名前”を、ちゃんと選ぼうね」
灯花は少し照れたようにうつむき、
でもすぐに顔を上げて笑った。
「はい。……もう、どこにも消えたりしません。
どんな名前になっても、この場所が“ただいま”です」
ランタンの灯りがふわりと強くなり、
ページのまんなかのカードが、
まるで嬉しそうに瞬いた。
窓の外の星空へと、
またひとつ、光の欠片が飛んでいく。
——本当の名前が姿を現すその瞬間は、
もう、ほんのすぐそこまで来ていた。

今夜も、ここまで読んでくださってありがとうございます。
どうか、しっかり休んでくださいね。