いいとも便

夜のいいともエンタメ便Vol.166

今日も一日、おつかれさまでした。

今日は

  • 新作2DアクションRPG「ウィングスオブエンドレス(Wings of Endless)」の忖度なしレビュー
  • 芸人1000人投票「芸人総選挙2025」の結果まとめ
  • そして、激戦だった「M-1グランプリ2025」決勝を、点数とネタ順から読み解く考察

という、“物語性のあるゲーム”と“2025年お笑い界の総決算”が並んだ一日でした。
加えて、つぶちゃん日常 season12-4 も更新されて、いつものつぶログ感もばっちり。

それでは、夜のいいともエンタメ便 Vol.166、ゆっくり振り返っていきましょう。


1. ウィングスオブエンドレス 忖度なしレビュー

1本目は
「ウィングスオブエンドレス(Wings of Endless)忖度なしレビュー|探索×謎解き×3人切替アクションRPGは面白い?“新人トレジャーハンター”の冒険を評価」。

Wings of Endless は、
ピクセルアートの2DアクションRPGで、

  • 忘れられた戦争の謎を追うストーリー
  • プラットフォーマー寄りのアクション+RPG要素
  • 3人のキャラをリアルタイムで切り替えて戦うバトル

といった要素を組み合わせたタイトル。

公式情報では、
“自称最高のトレジャーハンター”ハリクが、
しゃべるフクロウ・オウリーや、海事ギルド員のダイアナ、若き魔術師マコトらと共に、
砂漠・森・雪原など多彩なフィールドを冒険し、
古代戦争の真相に迫っていく物語として紹介されています。

つぶログの忖度なしレビューでは、

  • 3人切替バトルが“ただのキャラローテ”で終わっていないか
  • 探索・謎解きの比重と、アクションの難度バランス
  • インディーらしいドット表現と、2025年の基準で見たときの見劣りポイント

といったあたりを、実際のプレイ感ベースでチェック。

特に、

  • キャラごとの役割がはっきりしているぶん、切り替えを前提にしたギミックが多く、
    “パズル寄りの戦闘”が好きな人にはハマりやすいこと
  • 一方で、テンポ重視のアクションを求める人には、
    操作切り替えの手間やリズムが合わない可能性があること

といった「刺さる人・刺さらない人」の線引きをきちんと書いています。

  • インディー2DアクションRPGが好き
  • 探索+軽めの謎解き+キャラ切り替え、という構成に惹かれる

という人ならチェックして損はない一本、
逆に“ガチガチの高難度アクション”を期待している人は注意、といったニュアンスのレビューです。


2. 芸人総選挙2025 結果まとめ

2本目は
「芸人総選挙2025 結果まとめ|総合順位1〜50位・得票数一覧【芸人1000人が選ぶ今年1番面白い芸人】」。

TBS系で12月20日に放送された「芸人総選挙2025」は、
現役の芸人1000人が「今年一番面白かった芸人」に投票し、TOP50を決める大型特番。

今年の1位に輝いたのは、
水ダウ「名探偵津田」ヒットで大ブレイクした
ダイアン・津田篤宏。

記事では、

  • 1位〜50位までの順位と得票数
  • 芸人側から寄せられた推薦コメントの傾向
  • M-1・THE W・キングオブコントなど、賞レースとの相関

を一覧的に整理したうえで、

  • 「芸人から見て“今年のMVP”は誰だったか」
  • 「テレビ・配信・SNS、それぞれで評価されたタイプの違い」

といった分析にも軽く踏み込んでいます。

特に、

  • 津田が1位を獲った背景に、「長袖をください」で知られる名探偵津田のバズと、
    2025年流行語大賞ノミネートなどがあること
  • 永野・しずるといった、ここ数年のテレビ露出とはまた違う文脈の芸人たちがTOP3入りしていること

など、“プロ目線のランキングならでは”の特徴をピックアップ。

「視聴者人気ランキング」とは違う、
芸人側の評価を知りたい人に向けた保存版的なまとめになっています。


3. M-1グランプリ2025決勝考察

3本目は
「M-1グランプリ2025決勝考察|エバース870点でも優勝はたくろう…最終決戦8-1とネタ順で読み解く勝ち方の違い」。

12月21日に行われた「M-1グランプリ2025」決勝は、
最終的に たくろう が第21代王者に。

一方で、決勝ファーストラウンドでは
エバースが審査員9人合計 870点という超高得点を叩き出しながら、
最終決戦では 1票も入らず(結果は たくろう 8票:ドンデコルテ 1票:エバース 0票)、
SNSでも大きな議論を呼びました。

この考察記事では、

  • ファーストラウンドの点数分布と、ネタのタイプの違い
  • 最終決戦で「もう一度見たい」と思わせた漫才の違い
  • ネタ順(披露順)や場の空気が、票の入り方にどう影響したか

を、数字と構成から丁寧に整理しています。

ざっくりいうと、

  • エバースは、完成度・爆発力ともに“文句なしの一撃”でファーストラウンドを制した
  • しかし最終決戦では、「もう一発見たい漫才」としては、
    たくろうのスタイルの方が“今のM-1らしい決め手”になった

という読み解き方をしていて、
単なる「どっちが面白かったか」という好みの話にせず、

  • フォーマットとしてのM-1
  • 審査員9人が限られた時間で下す“決勝の一票”の重さ

まで含めて考察しています。

また、点数だけでなく、

  • 各審査員のコメント傾向
  • 今年のM-1全体の“空気感”(テーマ「漫才万歳」)

といった周辺情報も踏まえつつ、
「2025年のM-1で勝つ」ということがどういうことだったのかを、
ひとつの答えとして言語化した内容になっています。


🌙 つぶちゃん日常 Season12-4「最初の扉と、重なったあかり」

灯花がそっと取っ手に手を伸ばすと、扉の中心に刻まれた紋章が、ふわりと灯の色で脈打ちはじめた。
足もとでは、つぶちゃんの持ってきた分厚い本がぱらりと開き、ページのあいだからまっすぐな光の柱が伸びていく。

「やっぱり…さっきの階段の文字、合ってたんだよ」
灯花が小さくつぶやく。
壁に浮かんでいた古い文字列――「ふたりで灯を運ぶ者、扉の鍵となる」。
ランタンと本。ふたりでひとつの条件がそろった瞬間、塔そのものが応えるように石壁がかすかに震えた。

「すごいね灯花! つぶちゃんの本、あったかい~」
つぶちゃんが胸に抱えた本をぎゅっと握りしめると、光の柱はさらに強くなり、紋章の輪郭がくるくると回りだす。
ぴくはふたりの頭上でホバリングしながら、青い光で同じリズムを刻んでいた。

「…ここを開けたら、本当に戻れなくなるかもしれない」
灯花の声は、いつになく真剣だ。
未来で見た“失われた灯台の夜”を思い出しているのだろう。
つぶちゃんは一歩近づき、そっと灯花の袖をつまんだ。

「じゃあ、いっしょに進もうよ。戻れなくなる場所まで、ふたりで一緒に見に行こ」

灯花が小さく笑ってうなずく。
その指先が、ゆっくりと取っ手を押し下げた。

カチリ、と乾いた音。
紋章の中心がぱあっとひらき、細い光のすじが扉の隙間からこぼれ出す。
塔の奥から、まだ見ぬ部屋の空気が、ひやりとふたりの頬をなでた――。


締めの挨拶

というわけで、夜のいいともエンタメ便 Vol.166 はこのあたりで。

ゲームも、お笑いも、
「ただ見る/遊ぶ」から一歩踏み込んで、
「どう面白いのか」「どう評価されているのか」まで知ると、
作品との距離がぐっと近くなります。

今日の4本が、
あなたの“推し作品”や“推し芸人”を、
今までよりもう少し深く好きになるきっかけになっていたらうれしいです。

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
ゆっくり休んで、また明日も新しいニュースと一緒にお会いしましょう。

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