いいとも便

夜のいいともエンタメ便Vol.98

こんばんは。
一日の終わり、静かな夜のひとときにようこそ。
今日もいろんなニュースや話題があったけれど、
この時間は少し肩の力を抜いて、
「ふぅ」とひと息つけるようなエンタメ便をお届けします。
夜の灯りのように、あなたの一日がやさしく締めくくれますように──。

🎬 鬼滅の刃、アメリカで“史上最高の外国映画”興収を記録!

日本アニメの新たな伝説が生まれました。
劇場版『鬼滅の刃 無限城編(Infinity Castle)』が、米国での累計興行収入1億2,911万ドル(約193億円)を突破。これにより、長年1位だった『グリーン・デスティニー』(2000年公開/1億2,806万ドル)を抜き、アメリカ映画史上「最もヒットした外国映画」の座に輝きました。

この記録は、米映画興行データサイト「Box Office Mojo」でも確認済み。
英語吹替版と字幕版が同時公開され、週末ランキングでは4週連続でトップ10入りするなど、アニメ映画として異例のロングランヒットを続けています。

配給のアニプレックスUSAは、「日本の物語と映像美が、国境を越えて受け入れられた証」とコメント。米主要メディアも「アニメーションがアートとして評価される時代の象徴」と高く評価しています。

SNSでは「鬼滅がまた歴史を塗り替えた!」「無限城の作画、アメリカ人にも刺さったのが嬉しい」と祝福と驚きの声が殺到。
世界中で愛される“炭治郎たちの物語”が、ついにハリウッドの記録を超えました。

次なる注目は、日本国内での興収とアカデミー賞ノミネートの行方。
『鬼滅の刃』は、アニメの枠を超えて、いまや世界映画の新たな頂点に立っています。

『青林工藝舎』代表 手塚能理子さん逝去(70)——漫画誌“アックス”創刊の立役者

漫画雑誌「ガロ」の流れを汲み、オルタナティブ漫画誌「アックス」を創刊した出版社・青林工藝舎代表の手塚能理子さんが、10月12日、虫垂癌のため逝去されました。70歳でした。

手塚さんは1970〜80年代に「ガロ」編集部に所属、その後1997年に自ら青林工藝舎を設立。雑誌アックスを通じて、従来の商業誌では埋もれていた作家たちに発表の場を与え、「漫画=エンタメ」という枠を超えて、思想・実験・文化としての漫画を後押ししました。

アックスは、みうらじゅん、蛭子能収、松本大洋ら、当時ユニークな作家を掲載。手塚さんの編集姿勢は「型にはまらない表現を守る」ことで知られ、漫画史における“異端の旗手”として多くの作家・読者から支持されました。

逝去の報に、漫画界・出版界からは追悼の声が数多く上がっています。編集者・作家・ライターらが「手塚さんが出してくれた場があったからこそ今がある」と語り、ネットでは「オルタナティブ誌を継承する人がまた一人いなくなった」と惜しまれています。

出版業界が直面する厳しい環境の中で、手塚さんは「自分の好きなことを信じて出す」姿勢を貫きました。彼女の遺した雑誌や作品群は、今後も“異色から芽吹く文化”として語り継がれていくでしょう。

📰 つぶちゃん日常 Season7 第10話「ひかりの朝」

夜を越えた光が、言葉を覚えはじめた。

夜を越えた朝。
カーテンの隙間から差し込む光に、つぶちゃんは目を細める。
机の上のノートには、昨夜ぴーくんが整理していた記録のマーク。
灯籠、家、湯気のカップ──まるで、思い出が朝日に溶けていくようだった。

ぴーくんは静かにホバリングしながら、
青と金の粒子をまとうように小さく光る。
まるで「おはよう」と言っているみたいに。

ページの端に差す光と、
ぴーくんの淡い輝きが重なって、
つぶちゃんはそっと微笑む。
その瞬間、夜の記録が“あたらしい朝”に変わった。


今夜も最後まで見てくれてありがとう。
明日はどんな一日になるんだろうね。
ニュースも日常も、少しずつ積み重ねながら、
またこの時間にお会いできたらうれしいです。
それでは、今日もおつかれさま。
おやすみなさい、また明日🌙✨

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