格付けチェック2026は「結果」より「番組の仕組み」で評価が割れる

お正月の定番特番「芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル」は、2026年1月1日(木・祝)17:00〜21:00に放送されました。司会は浜田雅功さん、アシスタントはヒロド歩美さん。公式サイトにはチーム編成が掲載され、個人81連勝中のGACKTさんが「チーム81連勝」として参戦したことも明記されています。
この番組は、正解・不正解だけでなく「自信満々→崩れる」「一流の看板→扱いが変わる」という落差で笑いと緊張を同時に作る構造が特徴です。そのため放送後は毎年、「やっぱり面白い」という声と、「演出が強くて好みが分かれる」という声が同時に出やすく、賛否が割れやすい番組でもあります。
格付けチェック2026の基本情報と出演者(公式情報ベース)
放送枠・司会・アシスタント、およびチーム編成は公式サイトで確認できます。
- 放送:2026年1月1日(木・祝)17:00〜21:00
- 司会:浜田雅功
- アシスタント:ヒロド歩美
- チーム(公式表記)
- チーム 81連勝:GACKT
- チーム 天童恵美子:天童よしみ、上沼恵美子
- チーム アニバーサリー:郷ひろみ、倖田來未
- チーム おコメの女&再会:大地真央、竹内涼真
- チーム 50分間の恋人:伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)、木村多江、高橋光臣
- チーム Kis-My-Ft2:千賀健永、宮田俊哉、横尾渉、藤ヶ谷太輔、玉森裕太、二階堂高嗣
- チーム よしもと:田村淳、寺家・エース(バッテリィズ)
- チーム FRUITS ZIPPER:鎮西寿々歌、櫻井優衣、松本かれん、仲川瑠夏、真中まな
2026の「6つのチェック」と結果(放送後の事実を整理)
ここでは、放送後にまとめられたライブ詳細に沿って、各チェックの「正解」と「結果」を要点だけ整理します(ネタバレを含みます)。
チェック1:ワイン(100万円 vs 5,000円)
最初のチェックは、100万円の超高級ワインと、1本5,000円のワインを飲み比べて当てる定番企画。いきなり“自信と先入観”が試される導入で、ここで外すと番組の空気が一気にしんどくなるタイプの問題です。
結果は 正解A。序盤から「当てた側/外した側」のコントラストがくっきり出る形になりました。
チェック2:殺陣(斬られ役の“質”を見極め)
次は殺陣。ポイントは、派手な立ち回りではなく、斬られる側の所作・間・倒れ方の説得力を見抜けるかどうか。視聴者も画面越しに「こっちの方が本物っぽい」と参加しやすく、番組が一段ギアを上げるゾーンです。
結果は 正解B。ここでズレると「自信があったのに…」が起きやすく、格付けらしさが一気に濃くなります。
チェック3:弦楽八重奏(総額102億4000万円級の名器)
中盤の山場が弦楽八重奏。総額102億4000万円級の名器が並ぶ“番組史上最高額級”の設定で、聞き分けというより「分かった気になった瞬間に落ちる」タイプの怖さがあるチェックです。
結果は 正解A。このあたりから、当て続ける人は“物語の軸”として存在感が強まり、外す人はプレッシャーが視聴者にも伝わる展開になっていきます。
チェック4:ミシュランシェフ(本物を当てる/絶対アカンシェフあり)
ここは“味の格付け”に加えて、格付けチェック名物の仕掛けが効いてくる回。本物のシェフの料理を当てるだけでなく、いわゆる「絶対に踏みたくない選択肢」が混ざることで、当て外れ以上に“落差”が生まれます。
結果は 正解C。そして“絶対アカンシェフ(浜田)”は B と整理されています(放送後の記録では「浜田のオムライス」として扱われています)。
「当てたつもりで外す」「一番避けたいのを踏む」が同時に起こりやすいのが、このチェックの怖さです。
チェック5:オーケストラ(プロ vs 学生)
後半のオーケストラは、音の厚みや呼吸感など、知識より“雰囲気”で選んでしまいやすい一方で、番組としては「ここで脱落が確定する」重要な局面になりがちです。
結果は 正解A。このチェックの時点で FRUITS ZIPPERが「映す価値無し」 となり、終盤の緊張が一気に増す流れにつながりました。
チェック6:しゃぶしゃぶ(A5米沢牛/豚/イノシシ)※最終チェック
最後は三択のしゃぶしゃぶ。A5ランクの米沢牛と、豚・イノシシの比較で、ここはルールが非常にシビア。正解以外は即「映す価値無し」 という条件がかかり、ラストに強制的な山場が作られる設計です。
結果は 正解B。この最終チェックで 天童よしみ/田村淳/郷ひろみ が「映す価値無し」になった流れが整理されています。加えて、天童よしみは全問不正解 とされています。
一方で GACKTは全問正解 で、個人連勝記録は 87 に更新されています。
なぜ格付けチェックは毎年「見てしまう」のか(番組構造から整理)
格付けチェックが強いのは、内容が難しいからではなく、視聴者が自然に参加できる“構造”が完成している点です。
- 視聴者も二択・三択を一緒に選べる
知識がなくても「こっちの方がそれっぽい」という直感で参加できるため、誰でも置いていかれにくい。 - 間違えた時の“落差”が笑いになる
自信満々だった人ほど、外した瞬間にギャップが大きくなり、番組としての山場が生まれやすい。 - チーム戦が人間ドラマを作る
個人のミスが「チームの運命」に直結するので、空気の変化が分かりやすい。ここが「ただのクイズ番組」と違うポイント。
「つまらない」「やらせっぽい」と言われる理由は本当か
格付けチェックは、毎年のように「面白い」と同時に「つまらない」「やらせっぽい」という声も出やすい番組です。
ここで大事なのは、本当に“やらせ”があるかどうかを断定する話ではなく、視聴者がそう感じやすい“見え方”が生まれる条件を整理することです。実際、格付けチェックの仕組み自体が「気持ちよく盛り上がる」ように作られている分、合わない人には“出来すぎ”に見えやすい面があります。
1)「出来すぎ」に見える最大の理由:編集で“物語”が強く見える
テレビのバラエティは、放送枠の中で最も伝わる順序に整えるため、収録された出来事を編集で組み直すのが基本です。
格付けチェックは特に「当てた/外した」だけでなく、「自信→崩壊」「逆転」「脱落」という“山場”が連続します。ここがハマる人には最高に面白い一方で、
- 展開がうますぎる
- タイミングが揃いすぎる
- リアクションが強調されすぎに見える
となった瞬間に、「最初から決まってたのでは?」という疑念に繋がりやすい。
つまり、編集で分かりやすくした結果、“偶然の生々しさ”が薄く見えることがあります。
2)“不自然さ”を生むのは、正誤ではなく「演出の型」が見えてしまう時
格付けチェックには、毎年のように繰り返される“型”があります。
- 自信満々な人が外す
- 迷っている人が当てる
- 一番避けたい選択肢(絶対アカン等)が刺さる
- 最終で「正解以外即アウト」の強いルールが入る
これらは番組としては非常に強い。けれど、視聴者が「この流れ、また来るな」と先読みできた瞬間に、驚きより作り物感が勝ってしまい、「つまらない」「出来レースっぽい」に寄りやすいです。
言い換えると、番組の“様式美”が、ハマらない人には“予定調和”に見える。
3)視聴者は「正解」より「扱いの変化」を見ているので、感情の反発が起きやすい
格付けチェックは、間違えると称号が落ちるだけでなく、見た目・扱い・映り方まで変わっていきます。
この“落差”が笑いの核なのですが、
- 失敗した人を笑う感じが苦手
- いじりが強く見える
- 置いていかれた気分になる
という人も一定数います。
ここは事実として「番組のルールがそういう構造」なので、好みが割れます。
笑いの装置が強い=合わない人には強すぎる、という単純な話です。
4)「自分なら当てられるはず」が外れた瞬間、人は番組のせいにしたくなる
格付けチェックが面白いのは、視聴者も二択・三択で参加できるからです。
でも逆に言うと、視聴者が
- 自分は分かった(と思った)
- なのに外れた
- しかも他の人が当ててる
となった時、納得より先に「いや、そんなわけないだろ」と感じやすい。
これは番組が悪いというより、参加型の番組ほど起きやすい心理です。
“当てた快感”の裏側には、“外した不快”も同じだけ発生します。
5)SNSで広がるのは「全体の納得」より「引っかかった瞬間」
放送後の反応は、どうしても「刺さる瞬間」だけが拡散されます。
- ここが不自然
- ここだけ納得いかない
- この展開は出来すぎ
こうした短文の強い反応は拡散に向くので、結果として「やらせっぽい」という空気が濃く見えることがあります。
つまり、番組全体の評価ではなく、強いワンシーンが評価を代表してしまう。
疑う人が出るのは、番組が“盛り上げる構造”を持ちすぎているから
格付けチェックが「やらせっぽい」と言われる時、多くは“証拠”ではなく、
- 編集で物語が強く見える
- 様式美が予定調和に見える
- 落差の笑いが合わない
- 参加型ゆえに納得できない人が出る
- SNSが尖った瞬間を増幅する
こうした条件が重なって、「そう感じる人が出やすい」状態になっています。
だからこそ、同じ仕組みが「最高に面白い」にも「つまらない」にも振れる。ここが、格付けチェックが毎年賛否を生む“番組の強さ”でもあります。
2026回で“賛否が出やすかった”ポイント
2026回は、終盤に向かうほどルールが強くなり、チェック5の時点でFRUITS ZIPPERが「映す価値無し」となったうえで、最終チェック(しゃぶしゃぶ)では「正解以外は即・映す価値無し」という厳しい条件が適用されました。結果として、最終で天童よしみ/田村淳/郷ひろみが「映す価値無し」になり、GACKTは全問正解で87連勝に更新されています。
このように“落差”が最大化される展開だったため、スリルとして楽しめる人には盛り上がる一方、いじりの強さや予定調和に見える人には「演出が濃い」「出来すぎに感じる」と映りやすい回でもありました。
それでも「面白い」と感じる人が多い理由(肯定側の根拠)
格付けチェックを「面白い」と感じる人が多いのは、正解・不正解の勝負というより、“番組の仕組み”が快感を生みやすいからです。まずルールが単純で、初見でも置いていかれません。高級ワインか安価ワインか、プロか学生か――視聴者も画面の前で同じ二択・三択に参加でき、「自分なら当てられるかも」という気持ちが自然に立ち上がります。知識が必要なクイズではなく、直感で参加できる参加型の設計だからこそ、家族や友人と一緒に見ても会話が途切れにくい。ここが正月特番として強い理由です。
次に、面白さの核が「落差」にある点も大きいです。格付けチェックは、成功した人を称えるだけでなく、外した瞬間に“扱いが変わる”ことで笑いが生まれます。自信満々の人が崩れる、迷っていた人が当てる、チーム内で空気が変わる。そうした人間ドラマが、答え合わせ以上の見どころになります。しかもチーム戦なので、個人のミスが“チーム全体の運命”に直結し、緊張や焦りが画面越しにも伝わりやすい。結果として、視聴者は「この人が当てるか」だけでなく「このチームが耐えられるか」を追うようになり、ストーリーとして見続けてしまいます。
終盤に向けて緊張感が加速する“勝負構造”
そして、番組が毎年盛り上がる最大の要因は、終盤に向けてルールが強くなり、自然に山場が作られることです。2026回も最終チェック(しゃぶしゃぶ)は「正解以外は即・映す価値無し」という厳しい条件がかかり、一発で勝負が決まる緊張感が用意されていました。実際に、最終で天童よしみ/田村淳/郷ひろみが「映す価値無し」になり、GACKTは全問正解で87連勝に更新されています。こうした“最後に全てが決まる”設計があるから、途中で離脱しにくく、結局最後まで見てしまう人が多いわけです。
さらに、毎年の視聴体験が「様式美」として機能している点も肯定側の根拠になります。格付けチェックは、チェックの題材や演出が変わっても、視聴者が期待する“お約束”が崩れません。ワインや音楽、料理のように「分かったつもり」で外しやすい題材が用意され、途中で名物の仕掛けが入り、終盤で一気に決着がつく。この安定した型は、スポーツの定番ルールや落語の型に近く、ハマる人にとっては「今年も来た」という快感になります。だから賛否が割れても、毎年のように視聴習慣として残り続ける。肯定側が感じている面白さは、突発的な奇跡ではなく、そう感じさせる仕組みが番組の中に最初から組み込まれていることにあります。
まとめ|格付けチェック2026は「賛否が出るほど完成度が高い」番組だった
「芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル」は、今年も「面白い」「つまらない」「やらせっぽい」と評価が割れました。ただし、その多くは不正や事実誤認ではなく、番組の構造や演出の“見え方”から生まれたものです。
編集によって物語性が強く見えること、毎年の型があることで予定調和に感じられること、終盤で一気に落差が作られるルール――これらはすべて、番組を盛り上げるための仕組みでもあります。
一方で、視聴者が直感で参加でき、成功と失敗の落差を楽しめる点、そして最終局面で全てが決まる緊張感は、他の正月特番にはない強みです。2026回も、終盤の厳しいルール設定や結果の明暗がはっきり分かれたことで、最後まで目を離せない展開になりました。
つまり、格付けチェックは「万人に刺さる番組」ではありませんが、刺さる人には強烈に刺さる設計が毎年きちんと機能しています。賛否が生まれること自体が、この番組が長く正月の定番として続いてきた理由と言えるでしょう。
出典
- 朝日放送テレビ(ABCテレビ)公式サイト
「芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル」番組概要、放送日時、司会・出演者、各チェックの企画内容 - 日刊スポーツ
「芸能人格付けチェック!2026お正月スペシャル」放送後ライブ詳細(各チェックの正解、映す価値無しの到達タイミング、GACKTの連勝記録など)