小田和正「クリスマスの約束」Blu-ray(2001-2003)で“原点の3年”を見返す

小田和正がクリスマスの夜に届けてきた音楽特番「クリスマスの約束」。その初期3作品(2001・2002・2003)がBlu-rayとしてまとまって残ることで、番組が生まれた瞬間の空気と、年を追うごとに形を持っていく過程を“年ごとに”じっくり追えるようになります。
2001は歌だけで夜を成立させる原点、2002はその世界観を崩さず完成度を上げた年、2003は共演によって番組が外へ開かれた転換点。初期3年には、後年どれだけ豪華になっても揺るがなかった軸が、そのまま刻まれています。
「クリスマスの約束」Blu-ray(2001-2003)基本情報
- 発売日:2025年12月24日
- Blu-ray化される初期3作品(全3作)
- クリスマスの約束2001…きっと君は来ない(BVXL-144)
- クリスマスの約束2002(BVXL-145)
- クリスマスの約束2003(BVXL-146)
- 価格:各6,600円(税込)
- 3巻セット(TBSショッピング):19,800円(税込)/送料無料
- TBSショッピングのセット特典:台本デザイン風ミニブランケット(TBSオリジナル特典・なくなり次第終了の案内)
2001年解説|「歌だけで夜を成立させる」番組の原点
2001年の位置づけ
「クリスマスの約束2001…きっと君は来ない」は、初期3作の中でも“ただの第1回”ではありません。番組の理念・形式・温度が、この1本でほぼ確立され、以後の長い歴史の基準点になった回です。
まず大前提として、「クリスマスの約束」は2001年に始まった特番であり、U-NEXTの公式リリースでも“2001年に小田和正がアーティストへ共演の依頼を綴った一通の手紙から始まった”番組だと説明されています。つまり企画の出発点が“テレビ局主導の大型企画”ではなく、小田和正自身の意思と呼びかけにある点が、この番組の核です。
そのうえで2001年回は、出演者としても構成としても極めてストイックです。タワーレコード等の紹介でも「ゲストなしの小田和正単独によるライブ形式」と整理されており、ソニー公式の収録曲一覧も、カバーと自曲が一本の流れで並ぶ“ライブ作品”として提示されています。つまり2001は、後年の“夢の共演”路線の前に、まず「歌だけで成立する夜」を提示する回だった、という位置づけになります。
さらに重要なのは、番組資料(番組アーカイブの解説)で2001年回が「小田和正が自ら選曲し、曲への思いを語りながら歌うクリスマスライブ」であり、「ライブに至る過程とインタビューも織り交ぜて紹介する」と説明されている点です。ここから見えるのは、2001が単に歌番組ではなく、“選曲の理由”や“歌うまでの過程”まで含めて、視聴者に静かに手渡す設計だったこと。だからこそ、のちに番組が大きくなっても、この回は「原点」として記憶され続けます。
まとめると、2001年回の位置づけはこうです。
- 番組が2001年に始まった事実上の起点(初期3作の“記念すべき初期作品”としてBlu-ray化)
- 小田和正の呼びかけ(手紙)という企画の出発点を背負う回
- ゲストなし単独ライブ形式で、「クリスマスの約束=静かに歌を聴く時間」という核を提示した回
- 自ら選曲し、曲への思いを語り、過程やインタビューも交えた“番組の語り口”が最初から組み込まれていた回
この「2001で提示された核」があるから、2002の完成度の上昇も、2003の共演による拡張も、ブレずに積み上がっていきます。
構成と空気感
2001年回の最大の特徴は、ゲストを招かずに小田和正が“ひとり”でステージに立ち、オリジナル曲とカバーを織り交ぜながら全15曲を歌い切る、極めてストイックなライブ形式にあります。
ここで提示されたのは、豪華さや派手な演出ではなく「静けさを前提に、歌と余韻で夜を成立させる」という番組の作り方です。以後、共演回や企画性が増していっても、「クリスマスの約束=慌ただしい年末に“歌を落ち着いて聴く時間”をつくる」という核は揺らがず、その基準点がこの2001年回になっています。
選曲の特徴
収録曲は、小田和正の代表曲と、当時の空気を強く帯びた名曲カバーが同じ温度で並ぶのが特徴です。公式の収録曲一覧でも、「夜空ノムコウ」「桜坂」「Automatic」「Tomorrow never knows」「クリスマス・イブ」など、時代を象徴するカバーが1本の流れとして配置されています。
ここでカバーは“賑やかし”ではなく、番組の言葉そのものとして機能します。カバー曲が続いても散らからないのは、「言葉にできない」「Yes-No」「ラブ・ストーリーは突然に」などの自曲が要所で“芯”になり、全体を小田和正の夜として統一しているからです。結果として2001年回は、単発のヒット曲集ではなく、曲順まで含めて「冬の短編のように流れる一本の番組」として成立しています。
2001年の情報まとめ
- タイトル:クリスマスの約束2001…きっと君は来ない
- 品番:BVXL-144
- 価格:6,600円(税込)
- 収録曲数:全15曲
収録曲(2001)
01. 言葉にできない
02. 夜空ノムコウ
03. 桜坂
04. 勝手にシンドバッド
05. 真夏の果実
06. ひこうき雲
07. 春夏秋冬
08. さよなら
09. Automatic
10. Tomorrow never knows
11. クリスマス・イブ
12. Yes-No
13. ラブ・ストーリーは突然に
14. 君住む街へ
15. この日のこと
小田和正さんの名音楽番組「クリスマスの約束」初回放送回を収録したBlu-ray作品。 2001年の特別なステージを高画質で楽しめる内容で、当時の空気感や名演の数々を じっくり味わいたいファンに向けた保存版アイテムです。
価格・在庫・仕様などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
2002年解説|原点を保ったまま、番組が“定着”していく年
2002年の位置づけ
「クリスマスの約束2002」は、2001で提示された“歌だけで夜を成立させる”という核を崩さずに、番組を「一回限りの挑戦」から「続いていく約束」へ押し上げた回です。
公式のディスコグラフィでも、2002年は放送日が2002年12月25日、収録会場は東京ベイNHKホール、出演者は小田和正の単独出演と明記されています。つまり2001に続き、この年も番組は ゲストなし・演出なしのストイックな形式を選び、あえて“同じ姿勢”を貫いた ということになります。
ここが2002の重要なポイントです。
もし2002で早々に路線変更してしまえば、2001の静けさは「たまたま成立した特別回」で終わってしまう。でも実際は、同じ形式で“もう一度”やった。これによって「クリスマスの約束」は、派手な企画で話題を作る番組ではなく、年に一度、音楽を落ち着いて聴く場所として定着していきます。
さらに、ソニー公式のニュースでは初期3作品(2001・2002・2003)のBlu-ray化が発表され、2002の品番(BVXL-145)と発売日(2025年12月24日)が明記されています。初期3年の中で2002は、2003の“共演回”へ至る前に、番組の土台を固めた「第二章」として位置づけられる、まさに“橋渡し”の年です。
構成と空気感(2002)
「クリスマスの約束2002」は、前年(2001)に提示した“静けさを前提に、歌と余韻で夜を成立させる”という作り方を、そのまま引き継いだ回です。公式のディスコグラフィでは、2002年は放送日が2002年12月25日、収録会場は東京ベイNHKホール、出演者は小田和正の単独出演と案内されています。つまりこの年も、ゲストを招いて華やかさを足すのではなく、あえて「小田和正の歌だけで一本を成立させる」構成を選んだことになります。
この“同じ形式をもう一度やる”という選択が、2002の空気感を決めています。2001が「こういう番組をやりたい」という提示だとしたら、2002は「それを年に一度の定番として成立させる」ための実行回。テンポを急がせず、曲と曲の余韻を切らずに積み上げていく構成が、視聴者にとっての安心感――クリスマスの夜に静かに戻って来られる場所――を作ります。
さらに2002は、曲数が多く、一本を通して観たときに“流れ”としての設計がより強く感じられるのも特徴です。ソニー公式の収録曲一覧でも全20曲が並び、番組が「その場の盛り上がり」よりも「一本の時間としての体験」を重視していることが伝わります。
選曲の特徴(2002)
「クリスマスの約束2002」の選曲は、2001の“原点の静けさ”を守りながら、番組としての射程を一気に広げたのが特徴です。ソニーの公式情報でも、2002年回は「First Love」「I LOVE YOU」「ギブス」など“時代を彩った名曲”を小田和正が歌い継ぎ、そこに「キラキラ」「この日のこと」といった自身の楽曲を織り交ぜる構成だと紹介されています。
実際の収録曲リストを見ると、その広がりはさらに明確です。たとえば「First Love」「ギブス」「HERO」のように2000年代初頭の記憶に直結する曲が並ぶ一方で、「Blowin’ in the wind~風に吹かれて~」「今日までそして明日から」といった世代の異なる名曲も同じ温度で配置されています。
この“年代もジャンルも違う曲を、同じ夜の空気に揃える”やり方が、2002の強さです。ゲストがいない分、曲の力がそのまま番組の景色になる。だからカバーが散らからず、「小田和正の声で一年を静かにまとめる」ような一本の流れとして成立します。
さらに2002は全20曲と曲数が多く、一本を通して観たときの“呼吸”が設計されている印象が強い回でもあります。カバーで時代の空気を呼び込みつつ、節目に自曲を置くことで体温を整え、最後まで視聴者を急がせない——その作りが、番組を「年に一度戻ってくる場所」として定着させた要因になっています。
2002年の情報まとめ(完成版)
- タイトル:クリスマスの約束2002
- 放送日:2002年12月25日
- 収録会場:東京ベイNHKホール
- 出演:小田和正(単独出演)
- Blu-ray品番:BVXL-145
- 価格:6,600円(税込)
- 収録曲数:全20曲
収録曲(2002)
01. この日のこと
02. クリスマス・イブ
03. 愛を止めないで
04. 僕の贈り物
05. ギブス
06. 化粧
07. Blowin’ in the wind~風に吹かれて~
08. 海を見ていた午後
09. 秋の気配
10. First Love
11. 小さな恋のうた
12. 今日までそして明日から
13. さよなら
14. HERO
15. YES-YES-YES
16. ラブ・ストーリーは突然に
17. 伝えたいことがあるんだ
18. キラキラ
19. woh woh
20. Yes-No
小田和正さんの音楽番組「クリスマスの約束」第2回放送を収録したBlu-ray作品。 2002年のステージならではの選曲とアレンジ、温かなMCやコラボレーションなど、 年末の特別な一夜を高画質でじっくり堪能できるファン必携の一枚です。
価格・在庫・仕様などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
2003年解説|共演で番組が“外へ開かれる”転換点
2003年の位置づけ
「クリスマスの約束2003」は、初期3年の中で最も性格がはっきり変わる“転換点”の回です。2001・2002が小田和正の単独構成で「歌と余韻だけで夜を成立させる」番組の核を固めたのに対し、2003はゲスト参加によって、番組が“対話の場”として外へ開かれていきます。
この年のゲストとして、財津和夫、櫻井和寿(Mr.Children)、根本要(スターダスト☆REVUE)、ゆずが参加することが案内されています。ここで重要なのは、ゲストを呼んで派手にすること自体ではなく、2001・2002で培った静けさ(番組の温度)を壊さずに、共演という要素を“番組の思想の延長線”として成立させた点です。
つまり2003は、番組が「小田和正のクリスマスライブ」から、「人と人が歌でつながる特番」へと役割を広げた年。後年このシリーズが“特別な共演”や“音楽の継承”の場として語られていく、その入口にあたる一本として位置づけられます。
構成と空気感(2003)
「クリスマスの約束2003」は、2001・2002で確立した“静けさを前提に歌を積み上げる番組”の土台を残したまま、共演によって番組の景色が一段階広がる回です。公式情報でも、2003はゲストとして財津和夫、櫻井和寿(Mr.Children)、根本要(スターダスト☆レビュー)、ゆずが参加すると明記されています。
構成面での大きな違いは、「小田和正が一人で夜を成立させる」から、「小田和正が中心に立ち、歌を介して“人と人がつながる場”を成立させる」へと軸が移ることです。この年の紹介文でも、世代やジャンルを越えた仲間が集まり、音楽への想いがひとつになる夜として語られており、番組の温度を壊さずに“共演という要素”を自然に溶け込ませた回だとわかります。
空気感として象徴的なのは、共演が“盛り上げのための賑やかし”ではなく、曲そのものの力を引き出すために置かれている点です。タワーレコードの紹介でも、名曲「言葉にできない」から櫻井和寿の「タガタメ」「HERO」へつながるメドレーが見せ場として触れられており、2003は「一曲ずつ丁寧に聴かせる」だけでなく、「曲がつながり、感情が連鎖する」場面を作れる回になっています。
つまり2003は、番組が“静かなクリスマスライブ”としての核を保ちつつ、共演によって「音楽が、人と人をつなぐ」という番組の役割を前面に押し出した年。ここで開いた扉が、のちの「クリスマスの約束」を長く特別な存在にしていきます。
選曲の特徴(2003)
「クリスマスの約束2003」の選曲は、2001・2002の“静かな夜”の延長線上にありながら、共演によって曲そのものが「出会い直す」構成になっているのが最大の特徴です。公式ディスコグラフィでも、2003年回は「世界に一つだけの花」「もらい泣き」「チェリー」「木蘭の涙」「青春の影」など、世代を超えて共有されてきた名曲が並ぶセットリストとして提示されています。
ここで効いているのは、選曲が“有名曲を集めた”だけで終わっていない点です。2003はゲスト参加回であり、番組紹介でも「音楽が、人と人をつなぐ」夜として語られていますが、そのテーマが曲順に落とし込まれています。つまり、同じ曲でも「誰が歌うか」「どう受け渡されるか」によって、曲の意味が変わっていく。選曲はその変化を見せるために組まれています。
象徴的な見せ場として挙げられるのが、「言葉にできない」から「タガタメ」「HERO」へつながるメドレーです。タワーレコードや楽天ブックスの紹介文でも、この“曲が連鎖する瞬間”が2003のハイライトとして触れられており、2001・2002の「一曲ずつ丁寧に聴かせる」魅力に加えて、2003では「曲がつながり、感情が連鎖する」魅力が前面に出ます。
まとめると、2003の選曲は
- 誰もが知る名曲を“共演の場”で再点火させる
- 曲順そのものが「音楽でつながる夜」を語る
- メドレー演出で、番組の役割が一段広がったことを体感できる
という設計になっており、初期3年の中で最も“番組の転換”が曲の並びとして見える回です。
2003年の情報まとめ(完成版)
- タイトル:クリスマスの約束2003
- 放送日:2003年12月25日
- 収録会場:東京ベイNHKホール
- 出演:小田和正
- ゲスト:財津和夫/櫻井和寿(Mr. Children)/根本要(スターダスト☆レビュー)/ゆず
- Blu-ray品番:BVXL-146
- 価格:6,600円(税込)
- 収録曲数:全15曲
収録曲(2003)
01. 世界に一つだけの花
02. もらい泣き
03. 言葉にできない
04. クリスマス・イブ
05. 恋
06. 夏色
07. クリスマスの約束
08. 中央線
09. 青春の影
10. 木蘭の涙
11. チェリー
12. 言葉にできない〜タガタメ〜HERO
13. SOMEDAY
14. キラキラ
15. この日のこと
小田和正さんの音楽番組「クリスマスの約束」2003年放送回を収録したBlu-ray作品。 クリスマスソングや名曲の数々をじっくり聴かせるステージ構成と、 あたたかなトークで彩られた特別な一夜を高画質・高音質で楽しめる、 年末番組ファンにとって保存版となる一枚です。
価格・在庫・仕様などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
初期3年(2001〜2003)を通して見える「変わらなかった軸」
静けさを“演出しない”という演出
2001はゲストなし・単独ライブ形式で、歌と余韻だけで夜を成立させる回でした。
2002も同じく単独出演で、その姿勢をもう一度やり切ることで、「一度きりの挑戦」ではなく“年に一度戻ってくる場所”として番組を定着させていきます。
そして2003はゲストを迎えながらも、番組の温度を壊さずに共演を成立させる。初期3年を通して一貫しているのは、クリスマスの夜に視聴者を急がせず、音楽を落ち着いて聴かせるという姿勢です。
“有名曲”を並べるのではなく、一本の夜にする
初期3年はいずれも、収録曲が「単発の名曲集」ではなく、曲順まで含めて一つの夜として組まれています。
2001は時代を彩った名曲カバーと自曲を一本の流れにまとめ、
2002は曲数を増やし、年代もジャンルも異なる曲を同じ温度で束ねる。
2003は共演によって“曲が受け渡され、つながっていく瞬間”が前面に出る。
やり方は変わっても、「一本を通して観たときに、夜の物語として成立する」ことが軸になっています。
2003で広がっても、2001の核は残る
2003はゲスト参加で番組が外へ開かれる転換点ですが、初期の核を捨ててはいません。
共演が増えても、“静けさの上に歌を積み上げる”という基本設計が崩れない。ここが「クリスマスの約束」が長く特別な存在であり続けた理由として、初期3年をまとめて見ると一番はっきりします。
なぜ今、初期3年(2001〜2003)のBlu-ray化が意味を持つのか

「始まりの3年」が、公式に“作品”として残る
初期3作(2001・2002・2003)は、2025年12月24日にBlu-rayで発売されることがソニー公式で告知されています。
シリーズの長い歴史の中でも、この3本は「番組の原点(2001)」「定着(2002)」「拡張(2003)」が連続して見える区間で、番組がどう育ったかを最短距離で追えるパートです。
フィナーレを迎えた今だからこそ、起点を見返す価値が上がる
「クリスマスの約束」は2024年に最終回(フィナーレ)として放送されたことが各社報道やTBS側の案内で確認できます。
終わりが明確になったことで、初期の3年は“思い出”ではなく、番組の理念が立ち上がる瞬間を記録したアーカイブとしての意味が強くなります。
3作同時発売で、比較しながら理解できる
2001〜2003は同日発売として整理され、公式ページでは各年の収録曲もまとめて提示されています。
年ごとの違い(単独→単独→共演)を、視聴体験の中でそのまま比較できる形で残ること自体が、今回のBlu-ray化の価値になっています。
小田和正さんの音楽番組「クリスマスの約束」2001年・2002年・2003年放送回を収録したBlu-ray 3枚セット。 初期3回分の貴重なステージをまとめて楽しめるうえ、特典付き仕様となっており、 番組ファンや小田さんのライブ映像が好きな方にとって保存版の内容です。
価格・在庫・特典内容などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
まとめ
初期3年(2001〜2003)の「クリスマスの約束」は、番組が“何を大切にする特番なのか”を最も純度高く示した区間です。2001は歌と余韻だけで夜を成立させる原点、2002はその形式を崩さず定番へ育てた年、2003は共演によって番組が外へ開かれた転換点。3本を通して見えるのは、豪華さではなく静けさを選び、名曲を一本の夜として組み立てるという一貫した軸でした。
そしてこの“始まりの3年”が、2025年12月24日にBlu-rayとして正式に残る。フィナーレを迎えた今だからこそ、起点を見返す価値はむしろ高くなっています。年末の慌ただしさの中で、ただ歌を落ち着いて聴く時間が欲しくなったとき、この3本は今も変わらず、静かに寄り添ってくれるはずです。