大槻マキの「上海イベント歌唱中断騒動」とは?まずは全体像をざっくり整理

2025年11月末、中国・上海で行われた日本アニメ関連イベントのステージで、ONE PIECE主題歌で知られる歌手・大槻マキさんの歌唱が“途中で突然止められた”として、大きな波紋が広がっています。
楽曲披露の最中に音響や照明が落ち、そのままステージを後にさせられた様子が来場者の動画などを通じて拡散され、「なぜこんな形で中断されたのか?」という疑問の声が世界中のファンから噴出しました。
この記事では、
- 上海イベントで実際に何が起きたのか(時系列)
- 主催者・事務所が公式に発表している内容
- 日中関係や日本コンテンツ規制との“背景”として語られている文脈
- ONE PIECEと大槻マキさんのこれまでの関係や、2025年時点での最新活動
といったポイントを、推測と事実を切り分けながら整理していきます。
現時点で「真相」がはっきり説明されているわけではないからこそ、うわさや憶測に流されず、公式コメントや信頼できる報道ベースで一度情報をまとめ直したい──そんな方に向けて、つぶログ目線でできるだけわかりやすく解説していきます。
1. 上海イベント「バンダイナムコフェスティバル2025」で実際に起きたこと(時系列)
まずは、問題となっている出来事を「いつ・どこで・何が起きたのか」という事実ベースで整理します。
イベントの概要
・イベント名:バンダイナムコフェスティバル2025(BANDAI NAMCO FES 2025)
・会場:西岸穹頂芸術中心(西岸ドームアートセンター/中国・上海)
・開催日:2025年11月28日〜30日(当初予定)
・ライブステージ出演予定:大槻マキさん、リーガルリリー、ASH DA HERO、ももいろクローバーZ ほか
日本のアニメ・ゲーム・音楽コンテンツを紹介するイベントで、ワンピースやウルトラマンなどの人気作品も扱われる、日本発コンテンツのショーケース的な位置づけの催しでした。
2025年11月28日:大槻マキさんのステージで起きたこと
問題の出来事が起きたのは、イベント初日の2025年11月28日です。
複数の報道とSNSに投稿された動画を総合すると、状況は次のように伝えられています。
- 大槻マキさんがステージ上で歌唱している最中
- 曲の途中で、突然バックのスクリーンが暗転し、音楽も止まる
- 照明も落ち、会場が一瞬「公演終了」のような状態になる
- その後、ステージ脇から現れたスタッフと見られる人物2人に促される形で、大槻さんは舞台袖へ移動
- 観客には、その場で詳しい理由の説明は行われなかったと証言されています
日本のメディアも「人気アニメ『ONE PIECE』の主題歌などで知られる大槻マキさんのパフォーマンスが、途中で“やむを得ない諸事情”により急きょ中止になったと公式サイトが公表した」と報じています。
ここで重要なのは、「途中で音が止まり、スタッフに付き添われて退場する」という“ステージ上で起きた事象”までは、動画と複数の報道が一致しているという点です。一方で、「なぜそうなったのか」という“原因や背景”については、この時点ではまだ明確に説明されていません。
11月29日以降:イベント側の対応
翌29日以降、イベント全体にも大きな動きがありました。
- 「バンダイナムコフェスティバル2025」について、ライブステージの中止が発表される
- 公式Xや出演アーティストの告知では、「不可抗力」や「やむを得ない諸事情」によりステージイベントが中止になったと説明
- TBSなど日本のニュースも、「初日は多くの客でにぎわったものの、イベント途中で異例の中止になった」と報道
リーガルリリーやASH DA HERO、ももいろクローバーZといった出演予定アーティストの公式サイト・SNSでも、それぞれが「主催者からの連絡により、ライブステージが中止となった」旨をファンに向けて案内しています。
大槻マキさん側の公式コメント
大槻マキさんの公式サイト(および所属事務所)は、11月29日付で今回の件に触れ、上海でのパフォーマンスについて
「やむを得ない諸事情により、途中で急きょ中断せざるを得ない状況となってしまいました」
とコメントしました。
この公式文では、
- “やむを得ない諸事情”の具体的内容
- 誰の判断で中断が決まったのか
- 今後の補償や振替などの対応
といった点には触れられておらず、あくまで「途中で中断せざるを得なかった」という事実を伝えるに留まっています。
このセクションで押さえておきたいポイント
炎上や誰かを責めることが目的ではなく、事実を整理するという意味で、セクション1で押さえておきたいのは次の3点です。
- イベントは「バンダイナムコフェスティバル2025」という、日本キャラクター・アニメ関連の公式イベントであったこと。
- 初日の大槻マキさんのステージで“歌唱途中に音や映像が止まり、スタッフに促されて退場する”という出来事が起きたこと。
- その後、イベント全体のライブステージが「不可抗力」「やむを得ない諸事情」を理由に中止となり、アーティスト側も同様の説明をファンに向けて発信していること。
2. 事務所と主催者が公式に説明していること・していないこと
この章では、「大槻マキさん側」「イベント主催者側」「ほかの出演アーティスト側」がそれぞれ公式に出したコメントをまとめます。
ここで扱うのは、あくまで“公式に確認できる説明”の範囲に限定します。
2-1. 大槻マキさん公式サイトのコメント
大槻マキさんの公式サイト(兼・所属事務所からの案内)では、11月29日付で上海公演についての報告が掲載されています。報道各社の要約を総合すると、主なポイントは次の4つです。
- 対象となる公演
- 11月28日・29日に上海・西岸ドームアートセンターで開催されている「バンダイナムコフェスティバル2025」内のステージであること。
- 28日のステージについて
- 「パフォーマンス中ではあったが、“やむを得ない諸事情”により、急きょ中断せざるを得ない状況になった」と説明していること。
- 途中で歌唱が止まったのは“演出”ではなく、予定外の中断であったと明言している形です。
- 29日のステージについて
- 29日に予定されていた出演も、「同様の事情により中止となった」としていること。
- ファンへのお詫び
- 楽しみにしていたファンに対して「急な案内になったこと」「迷惑をかけたこと」への謝罪と、理解を求める文言が添えられていること。
ここで重要なのは、「やむを得ない諸事情」や「急きょ中断せざるを得ない状況」の中身は一切説明されていないという点です。
誰の判断で、どんな理由から中断になったのか──といった具体的な経緯には、公式コメントは触れていません。
2-2. 主催者発表文に出てくる「不可抗力」「やむを得ない諸事情」
一方、「バンダイナムコフェスティバル2025」主催者側の説明は、出演者の告知やニュース記事を通じて引用されています。ポイントは次のとおりです。
- 主催者は「ステージイベント中止のお知らせ」の中で、
- 「不可抗力の事情により、11月29日(土)および30日(日)のステージイベントを中止する」
といった趣旨の文を出していると伝えられています。
- 「不可抗力の事情により、11月29日(土)および30日(日)のステージイベントを中止する」
- ここでも、「不可抗力」とだけ表現され、
- どのような事象を指しているのか
- 誰の判断によるものか
- 今後の再開の見通し
などは明らかにされていません。
日本語で「不可抗力」という言葉は、契約書などで「予見しにくく、当事者の努力では避けられない事情(自然災害・行政措置など)」を示すときによく使われます。ただし、今回の発表文からは、その“具体的な中身”までは読み取れないのが正直なところです。
2-3. 他の出演アーティストが伝えた内容
今回のイベントでは、大槻マキさん以外の出演者も、同じ出来事の影響を受けています。
代表的な例として、ももいろクローバーZとASH DA HEROの公式アナウンスを見ると、「使われている言葉」がよく似ていることがわかります。
ももいろクローバーZの場合
- ももクロ公式サイトのニュースでは、
- 11月29日に上海・西岸ドームアートセンターで開催予定だった「バンダイナムコフェスティバル2025」への出演について、
- 「主催者様より“やむを得ない諸事情”によりライブパートを中止するとの連絡を受けた」
と説明しています。
- そのうえで、直前の案内になったことへのお詫びと、ファンへの感謝・理解を求める文が添えられています。
ASH DA HEROの場合
- ロックバンド・ASH DA HEROの公式Xでは、
- 「不可抗力によりASH DA HEROの出演を含むライブステージが中止となりました」
と投稿されており、その下に主催者発表文の画像が掲載されています。
- 「不可抗力によりASH DA HEROの出演を含むライブステージが中止となりました」
これらを総合すると、
- 主催者側 → 「不可抗力」「やむを得ない諸事情」
- アーティスト側 → 「主催者からそのような連絡を受けた」という形でファンに共有
という構図になっていることがわかります。
2-4. 公式コメントが“触れていない”ポイント
一方で、公式コメントをいくつか並べて読んでいくと、共通して触れられていない部分も見えてきます。
現時点で「説明されていない」主なポイントは、たとえば次のような点です。
- 28日のステージを途中で止める判断が、
- 誰の指示で、
- どのタイミングで、
- どういう根拠にもとづいて行われたのか。
- 「不可抗力」「やむを得ない諸事情」が、具体的に何を指すのか
(機材トラブルなのか、安全面の問題なのか、行政上の指導なのか等)。 - 会場側・警備側・行政側など、どの組織がどのような関与をしたのか。
- 今回の中止を踏まえた「今後の再開・振替・改善策」についての見通し。
ニュースやコメンテーターの解説では、さまざまな“背景の推測”が語られていますが、
少なくとも「事務所・主催者の公式文」だけを見る限り、これらの点は一切明示されていません。
3. 中国で日本関連イベントの中止が相次いでいるという「流れ」
ここからは、大槻マキさん個人の話から少し視点を広げて、「そもそも今、中国で日本関連のイベントや公演にどんなことが起きているのか」を整理します。
あくまで“背景となる状況”であり、「だから今回の件も絶対こうだ」と決めつける意図はありません。
3-1. JO1、吉本芸人、ゆず…相次ぐ「不可抗力」「やむを得ない事情」による中止
2025年秋以降、中国では日本人アーティストや日本コンテンツに関連するイベントの中止・延期が続いています。報道ベースで代表的なものを挙げると、次のようなケースがあります。
- 男性グループ JO1
- 2025年11月28日に予定されていた、中国・広州でのファンイベントを中止と発表。
- 中国SNS「微博」の公式アカウントでは、「不可抗力の影響により中止となりました」と説明されています。
- 上海国際コメディフェスティバル(吉本興業芸人の公演)
- 11月20〜22日に予定されていた、間寛平さんや陣内智則さんらのステージが中止に。
- 主催者は「不可抗力の原因のため中止」、吉本興業側も「やむを得ない事情により中止する」と発表しています。
- フォークデュオ・ゆずのアジアツアー
- 2025年12月に予定されていた、香港・上海・台北でのツアー「YUZU ASIA TOUR 2025 GET BACK」が全公演中止。
- 公式発表では詳細な理由までは触れられていませんが、同じ文脈で報じられています。
さらに、韓国メディア・毎日経済日本語版などは、「日本の歌手の中国公演が相次いでキャンセルされている」と伝えており、その中で大槻マキさんの上海イベント中断にも触れています。
これらに共通するのは、
- 発表文中で「不可抗力」「やむを得ない事情」といった言葉が繰り返し使われている
- その具体的な中身(どんな事情か)は、ほとんど説明されていない
という点です。今回の「バンダイナムコフェスティバル2025」も、表現としてはこのパターンと同じ枠組みの中で語られていると言えます。
3-2. 背景にあるとされる「日中関係の緊張」
こうした文化イベント・公演の中止ラッシュの背景として、多くのメディアが指摘しているのが「日中関係の悪化」です。
- 毎日新聞は、高市早苗首相の台湾有事をめぐる国会答弁以降、日中関係が悪化し、中国で予定されていた日本人アーティストの公演や映画公開に影響が出ていると報じています。
- 海外メディア(ロイターなど)も、中国が日本の首相発言に反発するなかで、「日本人ミュージシャンのコンサートが相次いでキャンセルされている」と伝え、会場運営側に対して「日本人公演の中止」や「今後の企画を控えるように」といった指示が出ているケースを紹介しています。
- 英フィナンシャル・タイムズは、中国が日本に対して、旅行や文化交流、映画などの分野でさまざまな制限・延期措置を取り始めているとし、「外交上の緊張が観光・文化の分野にも波及している」と分析しています。
こうした報道を総合すると、
- 政治的な対立が長引く中で、日本発コンテンツに関わるイベントが、中国側の判断で「見直し」「延期」「中止」になりやすい環境になっている
- エンタメや文化の現場にも、その影響が及び始めている
という“大きな流れ”があることは、ある程度共有された見方になっています。
ただし、ここで注意したいのは、
「日中関係の悪化」=「すべての個別中止案件の直接の理由」
とまでは言い切れない、という点です。
個々のイベントについては、安全面や運営上の事情など、別の要因が絡んでいる可能性もゼロではなく、外部から断定することはできません。
3-3. 大槻マキさんのケースとの関係は「推測の域」を出ない
では、こうした“日本関連イベント中止の流れ”と、大槻マキさんの上海ステージ中断は、どこまで関連づけて語ってよいのでしょうか。
報道の中には、
- 「日本人アーティストの公演が相次いで中止される流れの中で、大槻マキさんのステージも影響を受けたのではないか」
- 「中国側が日本コンテンツに慎重な態度を取っている一環では」
といった“可能性”に言及するものもあります。
しかしながら、
- 主催者の発表文は「不可抗力」「やむを得ない諸事情」としか記しておらず、その具体的内容は不明
- 中国当局や主催者が、「日中関係の悪化を理由に中止にした」と公式に認めているわけではない
という現状を踏まえると、
「中国で日本関連イベントの中止が増えている時期に起きた出来事であり、同じ文脈で語られることも多いが、今回のステージ中断の“直接の理由”が何かは、公式には明らかになっていない」
という程度にとどめるのが、現時点で最もフェアで安全な書き方だと思います。
3-4. つぶログとしてこの章で伝えたいこと
この章は、誰かを糾弾するためではなく、
- 「いま中国で、日本人アーティストや日本コンテンツをめぐる環境がどうなっているのか」
- 「ニュースで“大槻マキさんの件が、その流れの中でどう位置づけられているのか”」
を、落ち着いて整理することを目的にしました。
まとめると:
- 事実として
- JO1、吉本興業芸人、ゆずなど、複数の日本人アーティストの中国公演やイベントが「不可抗力」「やむを得ない事情」といった説明とともに、中止・延期されている。
- 背景として
- 高市首相の発言などをきっかけに日中関係が緊張し、観光・映画・文化交流などに影響が出ている、と国内外のメディアが報じている。
- ただし、大槻マキさんのケースとの関係は断定できない
- 主催者・当局・事務所はいずれも、具体的な中止理由を公表しておらず、「政治的理由だった」と公式に認めているわけではない。
4. ファンや視聴者はどう受け止めているか
4-1. 日本の反応
日本のSNSやコメント欄では、
- 歌唱が突然中断された映像に衝撃を受けた
- 「本人が一番つらいはず」「応援し続けたい」といった励ましの声が多い
- 今回の出来事をきっかけに、思い出の楽曲を聴き返す人が増えている
といった声が目立っています。
批判よりも大槻マキさん本人を支えたいという空気感が強く出ています。
4-2. 中国の反応
中国のSNSでは、
- 「あなたは何も悪くない」
- 「こんな形になってしまい申し訳ない」
- 「来てくれてありがとう」
といったメッセージが寄せられており、
アーティスト本人への感謝と気遣いが見られます。
4-3. 受け止め方の“共通点”
日本と中国の反応に共通しているのは、
- 中断の背景がどうであれ
- アーティスト本人を責めるべきではない
- パフォーマンスを届けようとしたこと自体に感謝している
という姿勢です。
国によって意見の方向性が大きく割れているわけではなく、
「大槻マキさんを守りたい・応援したい」という点では一致していることが印象的です。
5. 大槻マキさんと『ONE PIECE』のこれまでの歩み
5-1. 『ONE PIECE』とともに始まったデビュー
- 福井県出身のシンガー・大槻マキさん(旧名義:大槻真希)は、TVアニメ『ONE PIECE』の初代エンディングテーマ「memories」でデビューしました。
- 「memories」は1999年放送の第1話〜第30話で使用され、多くのファンにとって“初期ワンピースの余韻を象徴する1曲”として記憶されています。
- 続けて第31話〜第63話のエンディングテーマ「RUN! RUN! RUN!」も担当し、躍動感のあるサウンドで作品の世界観を広げました。
この2曲が、のちに“大槻マキ=ワンピースの歌”というイメージを決定づける原点になっています。
5-2. 一度バンド活動を経て、再び『ONE PIECE』へ
デビュー後は、バンド「CASSIS」「extal」のボーカルとしても活動し、その後ソロ名義で再始動。
2016年には、テレビスペシャル『ONE PIECE〜ハートオブゴールド〜』の主題歌「Destiny」を担当。初期エンディングから約15年ぶりに、再びワンピースの公式楽曲を歌うことになりました。
5-3. 2024年「Dear sunrise」──25年ぶりのTVシリーズED
- 2024年1月から始まったTVアニメ『ONE PIECE』新章「エッグヘッド編」では、エンディングテーマ「Dear sunrise」を担当。
- きただにひろしさんの新オープニング「あーーっす!」と並ぶ形で、“初代OP・EDコンビが25年ぶりに復活”と公式から紹介されました。
- 「Dear sunrise」は、「memories」を思わせるノスタルジックな雰囲気と、25年間積み重ねてきた時間を感じさせる歌詞が特徴とされ、ファンからも“原点回帰と進化が同時に詰まった曲”として受け止められています。
TVアニメ『ONE PIECE』エッグヘッド編エンディングテーマ「Dear sunrise」を収録したCDシングル。 初代ED「memories」から25年を経て、大槻マキさんが再び担当する胸熱のナンバーで、 カップリング曲「NIGHT AND DAY」や各インストも楽しめる一枚です。
価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。
5-4. 2025年「ウィーゴー!」コラボでの新たな一歩
2025年には、さらに新しい形で『ONE PIECE』と関わっています。
- TVアニメ「SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』 魚人島編」の2025年2月期オープニング主題歌として、
「ウィーゴー!~白上フブキ、宝鐘マリン、角巻わため with 大槻マキ Ver.~」が起用。 - ホロライブ所属VTuberの白上フブキ・宝鐘マリン・角巻わためと、大槻マキさんが共演するコラボ楽曲で、アレンジは「Dear sunrise」と同じ久下真音さんが担当しています。
“初期から作品を支えてきたシンガー”と“現代のVTuberカルチャー”が交わることで、
初期からのファンと新世代の視聴者が一緒に楽しめる企画としても話題になりました。
5-5. 海外イベントでの活躍と、いまの立ち位置
大槻マキさんは近年、海外イベントにも精力的に参加しています。
- 2023年:サウジアラビア「Japan Anime Town in Riyadh Season」
- 2024年:ロサンゼルス「BANDAI CARD GAMES Fest 23-24 World Tour in Los Angeles」
など、国外のアニメファン向けイベントにも出演し、『ONE PIECE』楽曲を中心にライブを行っています。
今回の上海イベントも、そうした“世界のワンピースファンの前で歌う場”の一つだったと言えます。
デビュー当時から現在まで、一貫して『ONE PIECE』と共にキャリアを歩んできたシンガーだからこそ、今回のニュースに心を痛めたファンが多い──という文脈も、ここで伝わりやすくなるはずです。
まとめ|大槻マキさんの上海公演中断をどう受け止めるか
今回の出来事は、
・上海の公式イベント「バンダイナムコフェスティバル2025」のステージで、大槻マキさんの歌唱が途中で中断されたこと
・その後、主催者や出演アーティストが「不可抗力」「やむを得ない諸事情」という言葉でステージ中止を案内したこと
・同じ時期に、ほかの日本人アーティストの中国公演・イベント中止も続いていること
といった点が、事実として確認されています。
一方で、
・誰の判断でステージが止まったのか
・「不可抗力」「やむを得ない諸事情」が具体的に何を指すのか
といった核心部分については、現時点で公式には説明されていません。
そのため、「こうに違いない」と理由を断定してしまうのは、まだ難しい状況だと言えます。
日本でも中国でも、多くのファンが
「アーティスト本人は悪くない」
「これからも歌を応援したい」
というスタンスで受け止めていることは共通しています。
初代エンディング「memories」から「Dear sunrise」、そして「ウィーゴー!」コラボに至るまで、長年『ONE PIECE』とともに歩んできたシンガーであるからこそ、今回のニュースに心を痛めた人も多いはずです。
現時点でできるのは、
・公開されている事実を踏まえて状況を静かに見守ること
・過剰な決めつけや誰かを一方的に責める言葉を避けること
・大槻マキさんの楽曲や『ONE PIECE』という作品そのものを改めて楽しむこと
といった、ごくシンプルな向き合い方かもしれません。
今後もし主催者や関係者から新たな説明が出てくれば、その内容を確認しながら、あらためて今回の出来事を振り返っていくことが大切になりそうです。
TVアニメ「ONE PIECE」放送25周年を記念した主題歌ベストアルバム。 1999年の放送開始から25年分のオープニング/エンディングテーマを中心に、 名曲の数々を4枚組CDに収録した決定版ベストです。
価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。
今後、新しい公式情報が発表された場合は、本記事も随時更新していきます。