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The Game Awards 2025 結果まとめ|GOTYは『Clair Obscur: Expedition 33』!全受賞作品一覧と日本勢タイトルの評価

目次
  1. The Game Awards 2025 開催概要|日時・会場・配信プラットフォームまとめ
  2. 主要部門の受賞結果まとめ|GOTYから各ジャンル別まで一気にチェック
  3. 日本勢タイトルのノミネート&受賞状況まとめ
  4. Clair Obscur: Expedition 33 はなぜここまで評価されたのか
  5. プレイヤー・メディアの反応|“インディー無双”と“Players’ Voice”のギャップ
  6. TGA 2025 で発表された主な新作&トレーラー
  7. 2025年のゲームシーンを映す3つのポイント
  8. まとめ|2025年のTGAが映し出した“新しいゲームシーン”

The Game Awards 2025 開催概要|日時・会場・配信プラットフォームまとめ

The Game Awards 2025の受賞作品を象徴するゴールドのトロフィーが輝くイメージ

The Game Awards 2025 は、日本時間の2025年12月12日(現地時間11日)、アメリカ・ロサンゼルスのピーコック・シアターで開催された年末恒例のゲーム表彰イベントです。司会はおなじみジェフ・キーリーが務め、世界中のゲームファンに向けて各種配信プラットフォームで生中継されました。

配信は公式サイトに加え、YouTube・Twitch・X(旧Twitter)・TikTok・Steam・Instagram・Facebookなど主要プラットフォームで同時展開。さらに2025年はPrime Videoでも視聴可能となり、前年に続いて“世界最大級のゲームイベント”としての存在感を一段と強めています。

今年のTGAで最も注目を集めたのが、フランスのスタジオ Sandfall Interactive が手がけるRPG『Clair Obscur: Expedition 33』。本作は史上最多となる12部門ノミネート・9部門受賞という快挙を達成し、その中には最高賞であるゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)も含まれています。

2025年のThe Game Awardsは、この『Clair Obscur: Expedition 33』を中心に、Hades II や Donkey Kong Bananza、Hollow Knight: Silksong など強力なライバルがひしめく、近年でも屈指の激戦年となりました。

この記事では、そんなThe Game Awards 2025の結果を「GOTY受賞作の解説」「主要部門の受賞一覧」「日本勢タイトルの評価」「SNSの反応」「今後のゲームシーンへの影響」といった切り口から、まとめて振り返っていきます。

主要部門の受賞結果まとめ|GOTYから各ジャンル別まで一気にチェック

Game of the Year(ゲーム・オブ・ザ・イヤー)

2025年の「Game of the Year(GOTY)」に選ばれたのは、
フランスのスタジオ Sandfall Interactive が手がけるJRPG

  • Clair Obscur: Expedition 33(クレール・オブスキュール:エクスペディション33)

でした。

Clair Obscur: Expedition 33 は、The Game Awards 2025 において
史上最多となる 12部門ノミネート・9部門受賞を達成し、
これまで最多受賞だった『The Last of Us Part II』の記録を上回る快挙となりました。

GOTY部門のノミネート作品は以下の6本です。

  • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • Death Stranding 2: On the Beach(デス・ストランディング2:オン・ザ・ビーチ)
  • Donkey Kong Bananza(ドンキーコング バナンザ)
  • Hades II(ヘイディズ2)
  • Hollow Knight: Silksong(ホロウナイト:シルクソング)
  • Kingdom Come: Deliverance II(キングダムカム:デリバランス2)

インディー規模の新興スタジオが、超大作タイトルを押しのけてGOTYを獲得したという点でも、
2025年のゲームシーンを象徴する結果と言えます。


クリエイティブ系主要賞

(ゲームディレクション/ナラティブ/アート/音楽)

作品の「クリエイティブな完成度」を評価する主要部門は、
Clair Obscur: Expedition 33 の圧勝と言っていい内容になりました。

  • ベストゲームディレクション
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • ベストナラティブ(物語)
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • ベストアートディレクション
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • ベストスコア/ミュージック
    • 受賞:Lorien Testard – Clair Obscur: Expedition 33

ベル・エポック風の独特な世界観、光と影を強調したビジュアル、
オーケストラ主体の重厚なサウンドトラックといった要素が高く評価され、
物語・映像・音楽のすべてで“今年を代表する一本”として認められた形です。


ジャンル別メインカテゴリー

(RPG・アクション・インディー など)

続いて、ジャンルごとの主要部門です。
ここでも Clair Obscur: Expedition 33 が中心にありつつ、
Hades II や Hollow Knight: Silksong など話題作がしっかり存在感を示しています。

  • ベストRPG
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • ベストアクションゲーム
    • 受賞:Hades II(ヘイディズ2)
  • ベストアクション/アドベンチャーゲーム
    • 受賞:Hollow Knight: Silksong(ホロウナイト:シルクソング)
  • ベストインディーゲーム
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • ベストデビューインディーゲーム
    • 受賞:Clair Obscur: Expedition 33
  • Players’ Voice(プレイヤーズボイス/ユーザー投票賞)
    • 受賞:Wuthering Waves(ウォーサリング・ウェイブス)

批評家・メディアが選ぶ各賞では Clair Obscur: Expedition 33 が圧倒的な強さを見せた一方、
完全ユーザー投票の「Players’ Voice」では中国発のアクションRPG『ウォーサリング・ウェイブス』が受賞。
“専門家が選ぶGOTY”と“プレイヤー人気”の両方が可視化された結果になりました。


そのほか押さえておきたい受賞タイトル

GOTY周辺以外にも、日本のゲームファンとして押さえておきたい受賞作がいくつかあります。

  • ベストシミュレーション/ストラテジーゲーム
    • Final Fantasy Tactics – The Ivalice Chronicles(ファイナルファンタジータクティクス イヴァリース・クロニクルズ)
  • ベストファミリーゲーム
    • Donkey Kong Bananza(ドンキーコング バナンザ)
  • ベストスポーツ/レーシングゲーム
    • Mario Kart World(マリオカート ワールド)
  • ベストモバイルゲーム
    • Umamusume Pretty Derby(ウマ娘 プリティーダービー)
  • ベストマルチプレイヤー
    • ARC Raiders(アークレイダーズ)
  • ベストオンゴーイングゲーム
    • No Man’s Sky(ノーマンズスカイ)

このほか、

  • ベストコミュニティサポート:Baldur’s Gate 3
  • ベストVR/ARゲーム:The Midnight Walk
  • Innovation in Accessibility:Doom: The Dark Ages
  • ベストアダプテーション:The Last of Us Season 2
  • ベストeSportsゲーム:Counter-Strike 2

といったタイトルも受賞しており、
“新作の勢い”と“長く愛され続けているタイトルの底力”がバランスよく並んだラインナップになっています。

日本勢タイトルのノミネート&受賞状況まとめ

2025年のTGAは『Clair Obscur: Expedition 33』一色ではありつつも、日本発タイトルもしっかり存在感を示しました。ここでは、日本メーカー/日本IPの「受賞」と「ノミネート」を整理しつつ、今年の傾向を振り返ります。

モバイル部門を勝ち取った『ウマ娘 プリティーダービー』

スマホゲーム部門「Best Mobile Game」では、サイゲームスの『ウマ娘 プリティーダービー』が見事受賞。
同部門には『鳴潮』『ペルソナ5: The Phantom X』『Sonic Rumble』など強力なライバルが並ぶ中での受賞で、国内だけでなくグローバル展開の成果が評価された形です。

日本産F2Pタイトルが、コンシューマー中心の授賞式の中でしっかりトロフィーを持ち帰ったのは、モバイル市場の「日本発IP」の影響力をあらためて示す出来事と言えそうです。

シミュレーション/ストラテジーで光った『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』

シム/ストラテジー部門「Best Sim/Strategy」では、スクウェア・エニックスの『ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ』が受賞。
『The Alters』『シヴィライゼーションVII』『ジュラシック・ワールド・エボリューション3』といった海外勢を抑えての受賞で、タクティカルRPGの“元祖ブランド”としての強さを世界に示しました。

近年はアクションRPGやオープンワールドが注目されがちですが、緻密な戦術性と物語性を両立した日本発SRPGが、ワールドワイドのアワードで評価されたのは大きなトピックです。

格闘ゲームはSNKが奪取『餓狼伝説 City of the Wolves』

格闘ゲーム部門「Best Fighting Game」では、SNKの新作『餓狼伝説 City of the Wolves』がトロフィーを獲得しました。
同部門には『2XKO』『カプコン ファイティング コレクション2』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』など、日本勢を含む強豪タイトルがひしめいていましたが、その中で新生“餓狼”が頂点に立った形です。

ここ数年は『ストリートファイター』『鉄拳』の存在感が特に大きかった中で、SNKの最新作がTGAの場で評価されたことは、格闘ゲームシーン全体にとっても象徴的な出来事と言えるでしょう。

任天堂勢は『ドンキーコング』『マリオカート』がダブル受賞

ファミリー向け部門「Best Family Game」では『ドンキーコング バナンザ』が、スポーツ/レース部門「Best Sports/Racing Game」では『マリオカート ワールド』がそれぞれ受賞。いずれも任天堂企画制作本部によるタイトルです。

『LEGO パーティー!』『Sonic Racing: CrossWorlds』といった他社のパーティ/レースゲームがノミネートされる中、家族で遊べる“任天堂印の楽しさ”が改めて評価された形で、日本発ファミリーゲームの強さは今年も健在でした。

ノミネートで存在感を示した日本勢タイトル

受賞には届かなかったものの、複数の日本勢タイトルが主要部門に名を連ねています。

  • 『DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH』(コジマプロダクション/SIE)
    「Game of the Year」「Best Art Direction」「Best Audio Design」「Best Narrative」「Best Action/Adventure」などにノミネート。
  • 『SILENT HILL f』(NeoBards/KONAMI)
    「Best Audio Design」「Best Narrative」「Best Performance(加藤小夏)」などストーリーテリング寄りの部門で名を連ねました。
  • 『モンスターハンターワイルズ』(カプコン)
    「Best RPG」でノミネートされ、超大作RPGがひしめく中で存在感を放ちました。
  • その他、『NINJA GAIDEN 4』『SHINOBI 復讐の斬撃』『Sonic Racing: CrossWorlds』など、アクション/レース系カテゴリで日本メーカーの新作が複数ノミネート。

GOTYレースそのものはフランス発の『Clair Obscur: Expedition 33』が“9冠”という異例の強さを見せましたが、その影で日本スタジオ作品も各ジャンルでしっかり名前を残していることが、今年のTGAの特徴と言えそうです。

Clair Obscur: Expedition 33 はなぜここまで評価されたのか

記録づくめの“歴代最多受賞”タイトルに

Clair Obscur: Expedition 33 は、The Game Awards 2025 で
・ノミネート 12部門
・受賞 9部門(GOTY含む)
という前代未聞の記録を達成しました。

これは、これまで最多受賞だった『The Last of Us Part II』(7部門)を上回る数字で、
「TGA史上もっとも多くトロフィーを手にしたゲーム」として歴史に名を刻んだ形です。

さらに、2025年のゴールデンジョイスティック賞でも「Ultimate Game of the Year」を受賞しており、
主要アワードをまたいで“二冠GOTY”を達成した点も評価の高さを裏付けています。

物語・ビジュアル・音楽の「総合力」が突出

Clair Obscur は、GOTY だけでなく

・ベストゲームディレクション
・ベストナラティブ
・ベストアートディレクション
・ベストスコア&ミュージック
・ベストRPG
・ベストインディーゲーム
・ベストデビューインディーゲーム
・ベストパフォーマンス(Jennifer English)

と、作品の“中身”に関わる主要部門をほぼ総なめにしました。

特に評価されたポイントとしては、各メディアのレビューや特集から

  • ベル・エポック期をモチーフにした、独創的な世界観と美術
  • ターン制バトルとアクション要素を融合させた戦闘システム
  • 喪失やトラウマをテーマにした重厚なストーリーテリング
  • オーケストラ主体の劇伴と、キャラクターの感情に寄り添う音楽

といった点が繰り返し挙げられています。

「インディー規模の開発チームが、AAA級のスケールと完成度で大賞を総取りした」という構図は、
今年のTGAの象徴的なトピックと言ってよさそうです。

クレール・オブスキュール:エクスペディション33(PS5)

コマンドバトルにリアルタイムアクション要素を組み合わせたバトルシステムと、 油絵のようなビジュアル表現が話題の注目タイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。


プレイヤー・メディアの反応|“インディー無双”と“Players’ Voice”のギャップ

「インディーの時代」に踏み込んだ象徴的な授賞式

GOTYノミネート6作品のうち、Clair Obscur・Hades II・Hollow Knight: Silksong は
いずれもいわゆる“インディー/AAクラス”寄りのタイトルで、
「GOTY候補の半分がインディー」という構図は、事前のノミネート発表時点から話題になっていました。

授賞式後のニュースやコラムでも、

  • 大手スタジオの超大作だけでなく、小規模チームの作品が主役になれる時代になった
  • マーケティング規模よりも、アイデアとクリエイティビティが評価される傾向が強まっている

といった論調の記事が多く見られます。

Players’ Voice は『Wuthering Waves』が受賞

一方で、ファン投票のみで決まる「Players’ Voice」部門では、
中国発のアクションRPG『Wuthering Waves』が受賞しました。

最終候補に残っていたのは

  • Clair Obscur: Expedition 33
  • Dispatch
  • Genshin Impact
  • Hollow Knight: Silksong
  • Wuthering Waves

という5作品で、GOTYをはじめ多くの部門を制した Clair Obscur が
ここだけは“敗れた”格好になっています。

SNSや掲示板では、

  • 「今年の人気投票は実質“ガチャゲー決戦”だった」
  • 「Clair Obscur 以外が唯一勝てたのが Players’ Voice だった」

といったコメントも見られ、
“ユーザー投票=ライブサービス/ソシャゲに有利”という構図が改めて浮き彫りになりました。


TGA 2025 で発表された主な新作&トレーラー

授賞式本編では、受賞発表と並行して多数の新作・新情報も公開されました。
ここでは、日本のゲームファン目線でも押さえておきたいタイトルを簡単に整理しておきます。

1. Star Wars: Fate of the Old Republic

  • 『Star Wars Fate of the Old Republic』が正式発表。
  • オールド・リパブリック時代を舞台にした新作で、女性ジェダイの主人公らしき姿も公開。

KOTOR 系譜の“正統派スターウォーズRPG”として期待が集まっています。

2. Mega Man: Dual Override(仮題)

  • カプコンが『Mega Man: Dual Override』を発表。
  • コンソール向けの完全新作で、2体のロックマンを切り替えて戦うシステムが特徴と報じられています。

長らくナンバリング新作が途絶えていたシリーズだけに、
トレーラー公開と同時にSNSでは日本でも大きなトレンドになりました。

3. Total War: Warhammer 40,000 ほか、シリーズ新作の発表

  • 『Total War: Warhammer 40,000』
  • Larian による『Divinity』新作プロジェクトのティザー
  • Remedy の『Control』新作『Control Resonant』の存在が示唆

など、既存人気シリーズの新作や続編が一挙にお披露目されたのも、今回の The Game Awards 2025 の大きな見どころでした。来年以降の発売ラインナップが一気に具体的になり、配信を見終えたあとも「このタイトルは絶対にチェックしたい」と感じる作品がいくつも生まれた発表ブロックだったと言えます。


2025年のゲームシーンを映す3つのポイント

最後に、今年の The Game Awards 2025 の結果から見える“トレンド”を簡潔に整理しておきます。

1. インディー/AAスタジオがGOTY争いの主役に

  • GOTYノミネートのうち半数がインディー系タイトル
  • Clair Obscur が“歴代最多9冠”でTGAを制覇
    という構図は、明らかに「インディーの時代」を象徴しています。

大手IPの続編が話題の中心になりがちだった数年前と比べると、
“プレイ体験の新しさ”や“テーマ性の強さ”で勝負する作品が
より高く評価される流れになってきたと言えるでしょう。

2. ライブサービス&モバイルタイトルの存在感

  • Best Ongoing:No Man’s Sky
  • Community Support:Baldur’s Gate 3
  • Best Mobile Game:ウマ娘 プリティーダービー
  • Players’ Voice:Wuthering Waves

と、長期運営タイトルやモバイルゲームも複数部門でトロフィーを獲得しました。

特に Players’ Voice での Wuthering Waves 受賞は、
“グローバルでのアクティブユーザー数”や“熱心なファンコミュニティ”が
そのまま投票結果に直結しうることを改めて示した例と言えます。

3. 日本勢は「ジャンル特化」で強みを発揮

日本発タイトルは、

  • ウマ娘:モバイルゲーム部門
  • ファイナルファンタジータクティクス:シミュレーション/ストラテジー部門
  • 餓狼伝説 City of the Wolves:格闘ゲーム部門
  • ドンキーコング バナンザ:ファミリーゲーム部門
  • マリオカート ワールド:スポーツ/レース部門

と、それぞれ得意ジャンルでしっかり結果を残しました。

一方で、GOTY そのものは海外インディーが制したため、
“日本勢が強い領域/弱い領域はどこか”
“今後、日本のスタジオが世界GOTYを取り返すには何が必要か”
といったテーマは、今後も語られ続けるトピックになりそうです。

まとめ|2025年のTGAが映し出した“新しいゲームシーン”

The Game Awards 2025受賞結果を紹介するイラスト。つぶちゃんがスマホで順位を確認し、ステージ中央にNo.1トロフィーが掲げられている様子

2025年の The Game Awards は、Clair Obscur: Expedition 33 が歴代最多となる9冠を獲得し、作品そのものの完成度とインディースタジオの底力を世界に示した象徴的な回となりました。物語・演出・音楽・美術といったあらゆる表現面が高く評価され、今年のゲーム文化を代表する一本として強く印象づけられたと言えます。

一方で、「Players’ Voice」では Wuthering Waves が受賞するなど、ユーザー人気とのギャップが見られたことも今年の特徴でした。批評家とプレイヤー、それぞれの価値観がどう作品に反映されるかが明確に表れたことで、ゲームの多様な楽しみ方がより強調された年でもあります。

日本勢はモバイル、レース、格闘、ストラテジーといった得意ジャンルで複数の受賞を果たし、世界の舞台に確かな存在感を残しました。GOTY争いこそ海外勢が中心となったものの、日本発タイトルならではの強みは健在であり、2026年に向けた期待も膨らむ結果となっています。

総じて、2025年のTGAは“大作の規模”だけでは語れない、新たな評価軸がより明確になった一年でした。クリエイティブ志向の作品、独創性を武器にしたインディー、長く愛され続けるライブサービス──それぞれが独自の輝きを放ち、ゲーム文化の広がりを改めて感じさせる授賞式となりました。

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