11月13日は何の日?

11月13日には、生活や文化に寄り添う複数の記念日が重なっています。伝統工芸の価値を見つめ直す「うるしの日」、関節のいたわりを促す「いいひざの日」、視力や目の健康を意識する「いいひとみの日」、そして家庭の食卓でも馴染み深い「チーかまの日」。どれも身近なテーマを通して、自分の体や暮らしを少しだけ整えるきっかけになります。
今日は、ひとつでいいので“自分のためになる小さな行動”を選んでみる日にしてみませんか。
うるしの日(11月13日)
11月13日は「うるしの日」。平安時代、皇族の惟喬親王が京都・嵐山の 虚空蔵法輪寺 に参籠し、漆の製法を菩薩から伝授されたという伝説に由来し、この満願の日である11月13日が記念日とされました。
この日は、日本の伝統工芸として塗り物文化を象徴する漆器の美しさをあらためて振り返る良い機会です。いつもの器を漆器に替えてみる、あるいは木と漆の組み合わせに注目してみるなど、今日ひとつ「手触りや艶にこだわる時間」を取り入れてみるのもおすすめです。
いいひざの日(11月13日)
11月13日は「いいひざの日」。2007年に、関節痛治療薬などを扱うゼリア新薬工業が、日本記念日協会に申請して制定した記念日です。日付は「11(いい)13(ひざ)」という語呂合わせから来ており、寒さが増して膝の痛みが出やすくなる時期に、ひざ関節痛の予防とケアへの関心を高めてもらうことが目的とされています。
階段を避けてエレベーターに頼りがちだったり、長時間同じ姿勢で過ごしていると、気づかないうちに膝への負担がたまっていきます。今日はいつもより一駅分だけ多く歩いてみる、入浴後に太ももや膝まわりをやさしくストレッチしてみるなど、「未来の自分のためのひざ活」をひとつだけ取り入れてみるのはいかがでしょうか。
いいひとみの日(11月13日)
11月13日は「いいひとみの日」。2024年、日本記念日協会により、千寿製薬株式会社が「健やかな瞳(いい瞳)で世の中を明るく元気に」という願いを込めて制定しました。
視線、瞳の健康、そして日々「見ている」ことを意識するきっかけになります。今日はスマホやパソコンの使用時間を少し減らして、数分だけ遠くの景色を見る・まばたきを意識してみるなど、「瞳の休息タイム」をひとつ取り入れてみてください。
チーかまの日(11月13日)
11月13日は「チーかまの日」。これは、11月11日が「チーズの日」、11月15日が「かまぼこの日」であることから、その中間の日にあたる11月13日を、チーかま(=チーズ入りかまぼこ)の記念日として設定したものです。
おやつやおつまみとして馴染み深いチーかまの誕生日を機に、今日は「お気に入りのちょっとしたスナック」でコーヒーやお茶を楽しむ時間を持ってみましょう。食卓に笑顔をひとつ増やすきっかけになります。
11月13日のまとめ
11月13日は、文化・健康・食の3つが静かにつながる一日です。漆器の歴史に触れる「うるしの日」は、日本の手仕事が育んできた美意識を思い出させてくれます。「いいひざの日」と「いいひとみの日」は、どちらも体の小さな変化に目を向ける良いきっかけ。気づかない負担を軽くするだけで、日々の調子は驚くほど整っていきます。そして「チーかまの日」では、食卓の中にある“ささやかな楽しみ”を改めて思い出す時間になります。
どれも大げさな行動は必要なく、今日の自分に合うものをひとつ選ぶだけで十分です。生活のリズムの中で、小さな心地よさを積み重ねていく日にしてみてください。