11月23日は何の日？｜勤労感謝の日・いいふみの日・外食の日など感謝を伝える記念日まとめ【由来・意味・過ごし方】

11月23日は「働きと恵みに感謝する日」

11月23日は、国民の祝日である勤労感謝の日を中心に、「いいふみの日」「外食の日」「ゲームの日」など、日々の暮らしや文化に目を向ける記念日が多く集まっています。もともとは新嘗祭に由来する“収穫と働きへの感謝の日”でもあり、今の私たちの生活を支える人やモノ、サービスの存在をあらためて意識するのにぴったりな一日です。今日は仕事仲間や家族、自分自身のがんばりをねぎらいながら、手紙を書いたり、お気に入りの店で食事をしたり、小さなごほうび時間を用意してみませんか。

勤労感謝の日（11月23日／国民の祝日）

勤労感謝の日は「勤労をたっとび、生産を祝い、国民がたがいに感謝しあう日」と法律で定められた国民の祝日です。起源は飛鳥時代から続く宮中祭祀「新嘗祭（にいなめさい）」で、天皇がその年の収穫を神々に感謝し、五穀の新穀を自ら口にする厳粛な儀式でした。戦後の祝日法により名称が変わり、宗教色がなくなった現在も、“働くこと”“働いてくれる人”への感謝を大切にする日という本質は受け継がれています。

今日は仕事仲間や家族、地域の人たち、そして自分自身の努力にも「ありがとう」を向けてみませんか。少しでも心と身体を休めて、好きなことを楽しむ時間にするのもおすすめです。

いいふみの日（11月23日）

いいふみの日は、郵政省（現・日本郵政）が1979年に制定した記念日で、「いい（11）ふ（2）み（3）」という語呂合わせが由来です。主な目的は、手紙を書く楽しさや、手紙を受け取るうれしさを通じて、文字文化・文学文化を次の世代へ受け継いでいくこと。毎月23日の「ふみの日」とあわせて、記念切手の発行やイベントが行われ、手書きのコミュニケーションの魅力を伝えています。

今日は、日ごろ伝えそびれている「ありがとう」や「お疲れさま」を、短いメッセージカードやハガキにしたためてみるのも素敵です。スマホの一言とは違う温度感が、相手の心に長く残るはずですよ。

外食の日（11月23日）

外食の日は、一般社団法人日本フードサービス協会が1984年に協会創立10周年を記念して制定した記念日です。祝日である勤労感謝の日に合わせ、「いつも家事で忙しい家族の労をねぎらうこと」と「家族で外食を楽しむきっかけづくり」が目的とされています。

日本の外食産業は、テイクアウトやデリバリーも含め、今や生活に欠かせないインフラのひとつ。今日はキッチン仕事を少しお休みして、家族や友人と外食したり、テイクアウトで“ちょっと特別なごはん”を囲んでみてはいかがでしょうか。日頃の感謝を「おいしいね」という一言に乗せて伝えられる日です。

ゲームの日（11月23日）

ゲームの日は、全日本アミューズメント施設営業者協会連合会（AOU）、日本アミューズメントマシン工業協会（JAMMA）、日本SC遊園協会の3団体によって制定された記念日で、現在は日本アミューズメント産業協会（JAIA）が事業を引き継いでいます。日付が勤労感謝の日なのは、「仕事や勉強の大切さを自覚しつつ、ゆとりある遊びとしてゲームを楽しみ、ゲームと生活の調和を考える日」にするためです。

今日は、家族や友人とボードゲームやパーティーゲームで盛り上がったり、一人でじっくりRPGを進めたりと、「やりすぎない範囲でゲームを楽しむ時間」を意識してみましょう。遊びの時間を区切って、その前後に勉強や家事を入れると、メリハリがついて気分転換にもなります。

ハートケアの日（11月23日）

11月23日の「ハートケアの日」は、勤労感謝の日にちなみ、働く土台となる心臓の健康に目を向けてもらうためにハートケア情報委員会が制定した記念日です。現代人の心臓病の多くは、高血圧や喫煙、運動不足など生活習慣と深く関わっています。毎日の食事で塩分や脂質を摂り過ぎないこと、エレベーターではなく階段を選ぶこと、ストレスを溜め込みすぎないことなど、小さな心がけが将来の大きな病気を防ぐ力になります。

今日は、血圧を測って記録してみたり、家族と散歩に出かけて「これからの心のケア、どうしていこうか」と話すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

珍味の日（11月23日）

11月23日の「珍味の日」は、「い（1）い（1）つ（2）まみ（3）」という語呂合わせと、この日に新嘗祭で山海の珍味が供えられることにちなみ、全国珍味商工業協同組合連合会が制定した記念日です。普段の食卓では主役になりにくい珍味ですが、酒の肴としてだけでなく、地域の歴史や保存の知恵が詰まった貴重な食文化でもあります。

今日は、いつもと違うご当地珍味を一品選んでみたり、家にある乾きもののルーツを調べてみるのも面白い時間になりそうです。少しずつ味わいながら、作り手や産地に思いを馳せる一日にしてみてください。

小ねぎ記念日（11月23日）

11月23日の「小ねぎ記念日」は、国産小ねぎのおいしさと消費拡大を願って制定された日で、同じく食に感謝する勤労感謝の日と結び付けられています。薬味として添えられることの多い小ねぎですが、ビタミンや香り成分が豊富で、料理の風味をぐっと引き立ててくれる名脇役です。

今日は味噌汁や冷ややっこ、卵焼きなど、いつものおかずにたっぷり小ねぎをのせてみたり、小ねぎを主役にした簡単ナムルや和え物に挑戦してみてはいかがでしょうか。日々の食卓に少し緑を足すことで、体も心も軽やかになる感覚を楽しめるはずです。

お赤飯の日（11月23日）

11月23日は「お赤飯の日」。赤飯文化啓発協会などが、古くからハレの日に欠かせないお赤飯の歴史と伝統を次世代へ受け継ぐことを目的に制定しました。由来となったのは、その年の新穀に感謝する宮中行事「新嘗祭」と、同じく収穫や勤労に感謝する「勤労感謝の日」。感謝を伝える日に、赤い色で邪気を払うとされるお赤飯を囲むことで、「おつかれさま」「ありがとう」の気持ちをかたちにできます。

今日は身近な人や自分自身をねぎらうつもりで、お赤飯を炊いたり、惣菜コーナーで一折買ってゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

ワーク・ライフ・バランスの日（11月23日）

11月23日は「ワーク・ライフ・バランスの日」。公益財団法人日本生産性本部内のワーク・ライフ・バランス推進会議が、「勤労感謝の日」をきっかけに仕事と生活の調和を考えてもらおうと定めた記念日です。長時間労働をなくすことだけが目的ではなく、仕事、家庭、地域、学びや趣味などを、自分らしいバランスで組み合わせることが大切だとされています。

今日は、理想の1日の過ごし方を紙に書き出したり、家族や同僚と「無理なく続けられる働き方」について話してみるのも良いきっかけになります。小さな一歩でも、自分の時間を守る工夫を始めてみましょう。

生命保険に感謝する日（11月23日）

11月23日は「生命保険に感謝する日」。インターネット生保のライフネット生命保険が、不測の事態に備える仕組みである生命保険の意義をあらためて考え、その存在に感謝してもらおうと制定しました。この日は、近代的な生命保険の基礎を築き「生命保険の父」と呼ばれるジェームズ・ドドソンの命日にあたるともいわれ、合理的でわかりやすい保険を届けたいという思いも込められています。

今日は保険証券や契約内容を見直し、「誰のため・何のための保障なのか」を確認してみる良いチャンスです。必要に応じて、家族と話し合ったり、専門家に相談してみるのも安心につながります。

Jリーグの日（11月23日／ナビスコカップ決勝の日）

Jリーグには5月15日の開幕日とは別に、11月23日も「Jリーグの日」として語られる日があります。これは1992年11月23日に、Jリーグ初の公式戦となるヤマザキナビスコカップ決勝が国立競技場で開催され、多くの観客を集めたことに由来します。日本のプロサッカーが本格的に動き出した象徴的な一日であり、クラブとサポーターが共に歴史を刻み始めたスタートラインともいえる日です。

今日は好きなクラブの名場面ハイライトを見返したり、家族でボールを蹴ったりして、日本のサッカー文化を支えてきた人たちに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

牡蠣の日（11月23日）

11月23日は、全国漁業協同組合連合会（JF全漁連）が制定した「牡蠣の日」です。鍋料理や贈答用として牡蠣の需要が高まる12月を前に、おいしさと栄養価がピークを迎える時期であること、そして勤労感謝の日にスタミナ食である牡蠣を味わって疲れをねぎらってほしい、という願いが込められています。亜鉛やタウリンなどを豊富に含む牡蠣は、まさに“海のミルク”と呼ばれる旬のごちそう。

今日はカキフライや牡蠣鍋、アヒージョなど、火を通したメニューからチャレンジしてみると、自宅でも安心して旬の味覚を楽しめます。産地表示をチェックし、お気に入りの産地を探すのも楽しい過ごし方です。

手袋の日（11月23日）

11月23日の「手袋の日」は、手袋のPRを目的に日本手袋工業組合が1981年に制定した記念日です。手袋が本格的に必要になる季節の入り口であり、祝日である勤労感謝の日でもあることから、この日が選ばれました。寒さから手を守るだけでなく、ファッションのアクセントや、贈り物として“ぬくもり”を伝えるアイテムでもあります。

今日はお気に入りの手袋を引っ張り出してお手入れをしたり、新しい一双を選んでみたりしても良いですね。通勤・通学の際に手袋を活用して、指先の冷えを防ぎながら、冬の装いを少しだけ格上げしてみてはいかがでしょうか。

いい兄さんの日（11月23日）

11月23日の「いい兄さんの日」は、「いい（11）にい（2）さん（3）」という語呂合わせから生まれた記念日です。制定した団体や正式な由来ははっきりしていませんが、兄弟・姉妹にまつわる記念日のひとつとして親しまれています。普段は照れくさくてなかなか口にできない「いつもありがとう」「頼りにしているよ」といった言葉を、意識して兄や兄的な存在に伝えてみる良いきっかけの日です。

今日は昔の写真を見返したり、一緒にゲームやオンライン通話を楽しんだりして、子どもの頃の思い出話に花を咲かせてみてはいかがでしょうか。

分散投資の日（11月23日）

11月23日の「分散投資の日」は、岡藤ホールディングス株式会社（現・日産証券グループ）が制定し、日本記念日協会に登録された記念日です。日付は「いい（11）ぶん（2）さん（3）」（いい分散）の語呂合わせから来ており、資産形成の方法として広く知られている“分散投資”の大切さを知ってもらうことが目的とされています。分散投資とは、株式・債券・投資信託など複数の商品に資金を分けて投じることで、値動きの違いを活かしながらリスクを抑える考え方です。

今日は家計簿アプリや証券会社のサイトを開き、自分の資産配分を簡単にチェックしてみたり、少額から始められる積立投資やETFについて調べてみる一日にしてみてはいかがでしょうか。

フードバンクの日（11月23日）

11月23日は「フードバンクの日」。食品ロス削減と生活困窮者支援の輪を広げることを目的に、公益財団法人・日本フードバンク連盟が制定した記念日です。もともとこの日は、五穀豊穣を祝う新嘗祭や勤労感謝の日にあたり、「食べ物」と「感謝」を見つめ直すのにふさわしい日とされています。まだ食べられるのに捨てられてしまう食品を、必要としている人へ届ける仕組みがフードバンク。

今日は家のストック食品を見直したり、近くのフードバンク団体を調べてみたり、小さな一歩から「分かち合う食卓」を意識してみてはいかがでしょうか。

コメニケーションの日（11月23日）

11月23日は、お米を通じたコミュニケーションを広める「コメニケーションの日」。香川県さぬき市の米穀店・くりや株式会社が、お米ギフト「オコメール」をきっかけに制定した記念日です。五穀豊穣を祝う新嘗祭にちなみ、年に一度、お世話になった人へ感謝の気持ちを「お米」に込めて届けよう、という思いが込められています。普段は照れくさくて言えない「ありがとう」も、おいしいお米と一緒ならスッと伝えやすくなるもの。

今日は、離れて暮らす家族や友人の顔を思い浮かべながら、お米ギフトやちょっと特別なご飯で、心の通う“コメニケーション”を楽しんでみませんか。

いい風味の日・ゆず記念日（11月23日）

11月23日は「いい風味の日」であり、高知県発の「ゆず記念日」としても知られています。日付は語呂合わせの「いい（11）ふうみ（23）」から。ゆずの名産地・高知県では、香り豊かな黄ゆずがちょうど旬を迎える時期でもあり、その爽やかな香りと風味を全国にPRする日として位置づけられています。鍋物やお刺身、ドリンクやお菓子など、少しゆずを添えるだけで、いつもの料理がぐっと華やかになるのが魅力。

今日はゆずポン酢で鍋を楽しんだり、ゆず湯でほっと一息ついたり、「香りのごちそう」を暮らしに取り入れて、季節の風味をゆっくり味わってみてはいかがでしょうか。

新嘗祭（11月23日／収穫と感謝の祭祀）

新嘗祭（にいなめさい）は、その年に収穫された新穀を神々にお供えし、恵みに感謝するための宮中祭祀です。日本書紀にも登場するほど歴史は古く、現在は毎年11月23日に、宮中のほか全国の神社でも行われています。天皇が自ら育てた稲の新米を天照大御神をはじめとする八百万の神々に供え、自身も口にすることで、五穀豊穣と国家安泰、国民の繁栄を祈る重要な行事とされています。

今日は、日々当たり前に口にしているお米や食べ物が、どれだけ多くの人の働きと自然の恵みに支えられているかを思いながら、ゆっくり食事を味わってみませんか。炊き立てのご飯や旬の食材を意識して選ぶだけでも、ささやかな「新嘗祭」の気分を味わえます。

いいファミリーの日（11月23日）

11月23日の「いいファミリーの日」は、「いい（11）ファ（2）ミ（3）リー」という語呂合わせから生まれた記念日で、全国家族新聞交流会などが家族の大切さを考えるきっかけとして定めたものです。11月は第3日曜日の「家族の日」、22日の「いい夫婦の日」、そして23日の「いいファミリーの日」と、家族にまつわる記念日が続く“家族月間”ともいえる時期。その中でこの日は、夫婦に限らず、親子やきょうだい、三世代の家族など、幅広い「ファミリー」を見つめ直す日として位置付けられています。

今日は、いつも一緒にいる家族にはもちろん、離れて暮らす家族にもメッセージを送ってみませんか。一緒にごはんを囲んだり、オンライン通話で近況を話したり、「元気にしてる？」の一言をきっかけに、あらためて家族のつながりを感じる一日にしてみましょう。

エクステリアの日（11月28日／「いい庭の日」）

「いい庭の日」として語られることの多い記念日は、正式には11月28日の「エクステリアの日」です。「いい（11）にわ（28）」という語呂合わせにちなみ、公益社団法人日本エクステリア建設業協会（JPEX）が、住まいの外構や庭＝エクステリアの魅力を広く伝えることを目的に制定しました。門まわりや塀、ウッドデッキ、植栽など、家の外側の空間を心地よく整えることで、暮らし全体の癒しや安全性が高まることを知ってもらう日とされています。

本来は11月28日の記念日なので、「今日は何の日」記事では11月28日分として扱うのが正確ですが、庭や住まい関連の回遊リンクやコラムとして、11月23日の文脈に軽く触れる形で使うこともできます。今日はベランダや玄関先の鉢植えを一つ手入れするだけでも、日常の景色が少し明るく見えてくるはずです。

11月23日のまとめ

11月23日は、国民の祝日である勤労感謝の日と、そのルーツである新嘗祭を中心に、「働くこと」と「実り」に感謝する意味合いが強い一日でした。そこに、いいふみの日・外食の日・ゲームの日・ワーク・ライフ・バランスの日など、仕事や暮らし、人とのつながりを見つめ直す記念日が重なり、日々の生活を俯瞰して整えるきっかけがそろっています。また、お赤飯の日・珍味の日・牡蠣の日・小ねぎ記念日・いい風味の日（ゆず記念日）・コメニケーションの日・フードバンクの日など、「食」を通じて感謝をかたちにする日でもありました。

さらに、いい夫妻の日・いいファミリーの日・手袋の日・分散投資の日など、家族関係や冬支度、お金との付き合い方を考えさせてくれる記念日も多彩です。今年の11月23日は、がんばってきた自分や身近な人、そして日々の恵みに、いつもより少し丁寧に「ありがとう」を伝える一日にしてみてはいかがでしょうか。