今日は何の日

12月2日は何の日?デーツの日・日本人宇宙飛行記念日・ビフィズス菌の日など記念日・由来まとめ

12月2日は何の日?主な記念日と日本・世界の出来事

12月2日は、健康・宇宙・国際人権・デジタルツールなど、現代的なテーマがぎゅっと詰まった一日です。ビフィズス菌入りヨーグルトでおなじみの食品メーカーが制定した「ビフィズス菌の日」や、ナツメヤシの実のドライフルーツを広める「デーツの日」など、腸活や栄養を意識した記念日が並びます。

一方で、1990年12月2日にTBS記者・秋山豊寛さんがソユーズTM-11号で宇宙へ飛び立ったことを記念する「日本人宇宙飛行記念日」や、奴隷制度や人身売買の根絶を世界に呼びかける国連の「奴隷制度廃止国際デー」もこの日付に結びついています。宇宙開発の歴史と、今も続く人権課題の両方に目を向けるきっかけとなる日でもあります。

さらに、日本ではスマホ手帳アプリをPRする「ジョルテの日」や、日本とアルゼンチンの修好通商航海条約の調印に由来する「日本アルゼンチン修好記念日」など、デジタルツールや国際交流に関する記念日も制定されています。こうした多彩な記念日を通して、12月2日を「からだを整え、世界に目を向け、来年への準備を少しずつ始める日」として捉えてみると、記事全体のテーマも組み立てやすくなります。

ビフィズス菌の日(12月2日)

12月2日は「ビフィズス菌の日」。ビフィズス菌入りヨーグルトなどを製造する江崎グリコ株式会社が制定し、日本記念日協会に登録されている記念日です。日付は、フランスの小児科医アンリ・ティシェが、1899年12月2日にパリの生物学会でビフィズス菌の発見を発表したことに由来します。

ビフィズス菌は腸内に棲む善玉菌の代表格で、腸内環境を整えることで便通改善や免疫機能の維持などに役立つとされます。ヨーグルトや乳酸菌飲料、サプリメントなど、日常的に摂りやすい形で多くの商品が展開されており、「腸活」を意識する人にとっては見逃せない存在です。

この日は、ビフィズス菌入りヨーグルトを朝食にプラスしてみたり、腸内フローラや発酵食品について学ぶきっかけにするのがおすすめです。


デーツの日(12月2日)

同じく12月2日は「デーツの日」。お好みソースなどを手がけるオタフクソース株式会社が制定し、日本記念日協会に登録された比較的新しい記念日です。

デーツとは、ナツメヤシの実を完熟させて作るドライフルーツで、食物繊維、カリウム、鉄分、ポリフェノールなどを豊富に含む「栄養たっぷりの甘味料」として注目されています。日付は、Decemberの頭文字「D」と数字の2を組み合わせて「デー(D)ツ(2)」と読む語呂合わせから。ヨーロッパではクリスマス菓子の材料にも使われることから、「クリスマスの月にデーツを広めたい」という思いも込められています。

今日は、刻んだデーツをヨーグルトやシリアルに混ぜたり、砂糖の代わりにお菓子作りに使ってみるなど、「ヘルシーな甘味」として試してみるのにぴったりの日です。

日本人宇宙飛行記念日(12月2日)

12月2日は「日本人宇宙飛行記念日」。1990年12月2日、TBS記者(当時)の秋山豊寛さんを乗せたソ連(当時)のソユーズTM-11号が打ち上げられ、日本人として初めて宇宙飛行が実現したことを記念して制定された日です。

秋山さんは、モスクワ郊外の宇宙飛行士訓練センターで長期訓練を受けたのち、宇宙ステーション・ミールに滞在し、世界で初めて「ジャーナリストが宇宙から生中継を行った」人物としても知られています。当初はNASAのスペースシャトル計画で毛利衛さんが日本人初になる予定でしたが、チャレンジャー号爆発事故によるスケジュール変更の結果、秋山さんが先に宇宙へ到達しました。

この日は、日本人の宇宙開発の歩みや現在の宇宙ビジネスに目を向けたり、子どもと一緒に宇宙関連の動画や書籍を楽しむのにぴったりです。「宇宙飛行士になりたい」という夢を語り合うのにも良いきっかけになります。

奴隷制度廃止国際デー(International Day for the Abolition of Slavery)

12月2日は、国連が定めた「奴隷制度廃止国際デー」です。1949年12月2日に国連総会で「人身売買および他人の売春からの搾取の禁止に関する条約」が採択されたことに由来し、現代に残るあらゆる形態の奴隷制度や人身取引、強制労働の根絶を呼びかける日とされています。

歴史上の「奴隷制度」は廃止されたとされる一方で、児童労働や性的搾取、人身売買、借金労働など、姿を変えた「現代の奴隷制」は世界各地に依然として存在します。この国際デーは、私たち一人ひとりが人権問題に意識を向け、労働や消費の在り方、情報発信を通じて「搾取のない社会」に近づくための行動を考えるきっかけになる日です。


日本アルゼンチン修好記念日

12月2日は「日本アルゼンチン修好記念日」です。1898年(明治31年)のこの日、日本とアルゼンチンとの間で修好通商航海条約が発効し、正式な外交関係がスタートしたことを記念しています。

条約自体の調印は同年2月3日にワシントンD.C.で行われ、日本側は星亨、アルゼンチン側はマルティン・ガルシア・メルーが署名しました。その後、両国は農業・牛肉・ワインなどの貿易、サッカーやタンゴなどの文化交流、日本人移民や日系社会を通じた人的交流など、多方面で関係を深めてきました。1998年の修好100周年、2023年前後の修好125周年には、記念切手発行や文化イベントも開催され、遠く離れた南米と日本の「意外と深い縁」を再確認する機会となっています。


ジョルテの日

12月2日は「ジョルテの日」。カレンダー&システム手帳アプリ「ジョルテ」を提供する株式会社ジョルテが制定し、日本記念日協会により認定されている記念日です。

日付は、「手帳の日」(12月1日)と「カレンダーの日」(12月3日)に挟まれた日であることから設定されました。ジョルテは紙の手帳のような見やすさ・書き込みやすさと、クラウド同期・共有・ウィジェットなどデジタルならではの機能を併せ持つ人気アプリで、2010年代半ばには世界2,300万ダウンロード、日本1,000万ダウンロードを突破。2020年代には全世界3,400万、日本1,200万ダウンロード規模のサービスへと成長しています。

この日は、自分のスケジュール管理やタスク管理の方法を見直し、紙・アプリどちらにせよ「続けやすい管理術」を再チェックするのにぴったりな日と言えます。

まとめ

12月2日は、健康から宇宙、人権、国際関係、デジタルツールまで、現代らしいテーマがぎゅっと詰まった一日でした。

ビフィズス菌の日・デーツの日では、「腸内環境」「自然な甘味」といったキーワードを通じて、内側から体を整える大切さがクローズアップされます。一方、日本人宇宙飛行記念日は、秋山豊寛さんのソユーズ搭乗をきっかけに、日本の宇宙開発の歩みと「宇宙への憧れ」に改めて光を当てる日と言えます。

世界全体に視野を広げると、奴隷制度廃止国際デーが「現代の奴隷制」や人身取引の問題を考えるきっかけを与え、日本アルゼンチン修好記念日は、遠く離れた南米との長い外交・文化交流の歴史を思い出させてくれます。さらに、ジョルテの日は、スマホ手帳アプリを通じて「時間管理を見直し、これからの予定を整理する日」という位置づけがしやすいテーマでした。

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