今日は何の日

12月4日は何の日?E.T.の日・血清療法の日・プロポーズ記念日など由来と意味を総まとめ

12月4日は何の日?(記念日を総まとめ)

12月4日は、映画・医療・恋愛・金融と、かなりジャンルの幅が広い記念日が集まっているのが特徴です。1982年にスティーヴン・スピルバーグ監督の名作映画が日本公開されたことにちなむ「E.T.の日」では、少年と地球外生命体の友情物語を思い出す日に。

同じく医療分野では、北里柴三郎とエミール・ベーリングがジフテリアや破傷風の「血清療法」を発表したことに由来する「血清療法の日」があり、日本発の画期的な治療法が世界の感染症医療を変えた出来事として語り継がれています。

さらに、12と4を「いつも(1)二人(2)幸せ(4)」と読んだ語呂合わせから生まれた「プロポーズで愛溢れる未来を創る日」では、パートナーに改めて気持ちを伝えるきっかけにしてほしいという思いが込められています。 国際的には、国連総会が制定した「国際銀行デー(International Day of Banks)」が12月4日に定められており、持続可能な開発目標(SDGs)達成に向けた銀行の役割に光を当てる日にもなっています。

この記事では、12月4日に制定されている主な記念日について、由来・意味をやさしく整理しながら、「今日から試せる過ごし方のアイデア」もあわせて紹介していきます。

E.T.の日(E.T.が日本公開された日)

12月4日は「E.T.の日」。1982年12月4日に、スティーヴン・スピルバーグ監督の映画『E.T.』が日本で公開されたことに由来する記念日です。

『E.T.』は、地球に取り残された地球外生命体と少年エリオットの交流を描いたSF映画で、アメリカでは当時の映画史上最大の興行収入を記録。日本でも配給収入歴代1位を更新するなど、世界的なメガヒットとなりました。

タイトルの「E.T.」は “Extra-Terrestrial(地球外生命体)” の略。自転車で夜空を飛ぶシーンや、指先同士をそっと触れ合わせる場面は、「映画史に残る名シーン」として今も語り継がれています。

今日は、久しぶりに映画本編を見返したり、名シーンをまとめた動画を流しながら、当時の空気感や映画館で味わったワクワクを思い出してみるのも良さそうです。

血清療法の日(北里柴三郎とベーリングの業績にちなむ日)

12月4日は「血清療法の日」。1890年12月4日、細菌学者エミール・ベーリングと北里柴三郎が、ジフテリアなどに対する「血清療法(予防接種療法)」の研究成果をドイツの医学雑誌に連名発表したことに由来します。

血清療法とは、病原体や毒素に対して抗体を含む血清を投与することで、感染症の治療や予防を行う方法です。この業績は近代免疫学の扉を開いたもので、ベーリングは「血清療法の研究」により第1回ノーベル生理学・医学賞を受賞しました。一方で北里の貢献も非常に大きく、「日本近代医学の父」と称されるゆえんにもなっています。

この記念日は、ワクチンや抗体医薬など、現代医療につながる技術の原点を振り返り、「感染症と向き合ってきた歴史」に思いをはせる日とも言えます。

プロポーズで愛溢れる未来を創る日

12月4日は「プロポーズで愛溢れる未来を創る日」。ジュエリー販売などを手がける大阪市の企業・有限会社オゥドゥビッシュが制定し、2021年に日本記念日協会が認定した比較的新しい記念日です。

日付は「いつも(12)二人(2)幸せ(4)」という語呂合わせから。プロポーズの瞬間をきっかけに、ふたりの絆を再確認し、感謝や想いを言葉やジュエリーで伝える文化を広めたい、という願いが込められています。

今日は、これからプロポーズを考えている人はもちろん、すでに結婚しているカップルにとっても「改めて気持ちを伝え合う日」。記念日ディナーを計画したり、手紙やメッセージカードを書いたり、「これからの未来」を一緒に話す時間をつくってみるのも素敵です。

国際銀行デー(International Day of Banks)

12月4日は、国連が定めた「国際銀行デー(International Day of Banks)」です。2019年12月、国連総会決議74/245によって制定され、持続可能な開発目標(SDGs)の達成や貧困削減、インフラ投資などにおいて、各国の中央銀行・国際開発銀行・商業銀行が果たす重要な役割を広く認識してもらうことが目的とされています。

国際銀行デーでは、とくに「金融へのアクセス」「金融教育」「安定した金融システムづくり」といったテーマが重視されます。開発途上国への融資やマイクロファイナンス、グリーンボンドなど、銀行が社会課題の解決にどう関わっているかを考えるきっかけになる日です。

今日は、自分が利用している銀行のSDGsやサステナビリティ関連ページを眺めてみたり、家計管理アプリや積立投資について学んでみるなど、「お金と社会のつながり」を意識してみると、この記念日の趣旨に近い過ごし方になります。

国家憲法日(中国)

12月4日は、中国における「国家憲法日(National Constitution Day)」でもあります。2014年11月1日、中国の全国人民代表大会常務委員会が決定を採択し、憲法の実施徹底と「依法治国(法による統治)」を推進する一環として、毎年12月4日を国家憲法日と定めました。

この日は、中国全土の学校やメディア、行政機関などで憲法教育キャンペーンが行われ、憲法の条文解説や模擬裁判、宣誓式などを通じて「憲法の意義」や「国民と国家機関の権利・義務」について学ぶ機会とされています。とくに2010年代半ば以降、「憲法の権威」「法治国家の建設」が政治スローガンとして頻繁に打ち出されるなかで象徴的な日となりました。

日本からこの記念日を眺めると、「自国の憲法をどれだけ理解しているか?」「日々のニュースを憲法の観点からどう見られるか?」を考えるきっかけにもなります。今日は、日本国憲法の前文や基本的人権の条文を読み返してみると、国家憲法日とも響き合う一日になるかもしれません。

かぶちゃんのケフィールの日(12月4日)

12月4日は「かぶちゃんのケフィールの日」。長野県で市田柿などの生産・加工・販売を行う、かぶちゃん農園株式会社が制定し、日本記念日協会に認定された記念日です。日付は「ひと(12)に 良(4)い」と読む語呂合わせからで、「人の体に良い乳酸菌群」という意味を込めて12月4日が選ばれました。

ケフィール(ケフィア)は、数種類の乳酸菌と酵母が複合発酵した乳酸発酵飲料で、日本では「ヨーグルトきのこ」としてブームになったこともあります。ヨーグルトよりも多様な菌が共生しているのが特徴で、腸内環境の改善などが期待される発酵食品として注目されています。

この記念日には、普段はヨーグルト派の人も、ケフィールを一度試してみたり、味や食感の違い、発酵食品の健康効果について調べてみる「腸活デー」にしてみるのもおすすめです。

プロポーズで愛溢れる未来を創る日(12月4日)

12月4日は「プロポーズで愛溢れる未来を創る日」。大阪市中央区でジュエリー販売などを手がけ、「ジュエリーは形のある愛」をコンセプトに掲げる有限会社オゥドゥビッシュが制定し、2021年に日本記念日協会により認定・登録された比較的新しい記念日です。

日付は「12と4」で「いつも(1)二人(2)幸せ(4)」と読む語呂合わせから。プロポーズを、二人で創る未来を表現する大切な節目ととらえ、「パートナーがいることの喜びを感じるきっかけにしてほしい」「プロポーズを通じて愛に満ちた世の中を」という願いが込められています。

これからプロポーズを考えている人にとってはもちろん、すでに結婚しているカップルにとっても、改めて感謝や愛情を言葉にして伝えるのにぴったりの日。特別なジュエリーを贈るのはもちろん、手紙やメッセージカード、ちょっとしたサプライズなど、「ふたりのこれから」を話す時間を持つだけでも、この記念日の趣旨にかなった過ごし方になります。

みたらしだんごの日(毎月3日・4日・5日)

「みたらしだんごの日」は、毎月3日・4日・5日の3日間。砂糖醤油の葛あんをかけた串団子・みたらしだんごを製造する山崎製パン株式会社が制定し、日本記念日協会に登録された記念日です。日付は「み(3日)たら(4日)し だん(5日)ご」の語呂合わせから。スーパーマーケットやコンビニなどで広く販売されているみたらしだんごを、より多くの人に気軽なおやつとして楽しんでもらうことが目的とされています。

みたらしだんごは、京都・下鴨神社の御手洗祭に由来するという説が有名です。御手洗池の水面に浮かぶ泡をかたどって、串の先端に1つ、その後ろに4つ団子を刺した形になったとされ、祭礼で神前に供えられたのち、境内のお店で売られるようになり庶民にも広まりました。

毎月3〜5日は、和菓子コーナーでみたらしだんごをチェックしてみたり、家で焼きだんごにタレをからめて作ってみるのもおすすめ。季節の行事やお茶時間と合わせて楽しめば、日本の甘味文化を味わう小さな記念日になります。

12月4日の記念日まとめ

12月4日は、医療・恋愛・発酵食品・映画文化など、多彩なテーマの記念日が並ぶ日です。特に、北里柴三郎とエミール・ベーリングが画期的な治療法を発表した「血清療法の日」は、日本の医学史に残る重要な出来事として知られています。また、映画『E.T.』の日本公開を記念した「E.T.の日」では、世代を超えて愛される名作を振り返るきっかけになります。

さらに、ジュエリー企業の制定による「プロポーズで愛溢れる未来を創る日」、発酵食品ケフィールを広める「かぶちゃんのケフィールの日」、毎月3〜5日に設定された「みたらしだんごの日」など、生活に密接に関わる記念日も多く、日常を少し豊かにしてくれるヒントが散りばめられています。

記事の最後には料理・解説など関連YouTubeもまとめて掲載しているため、興味のある記念日をさらに深堀りすることができます。今日をきっかけに、健康・愛情・食文化・エンタメのどれか一つでも、暮らしを彩る小さな行動につなげてみてください。

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