今日は何の日

12月5日は何の日?アルバムの日・国際ボランティアデーなど記念日・由来・過ごし方まとめ

12月5日は何の日?(記念日を総まとめ)

12月5日は、写真・思い出・社会貢献がキーワードになる記念日がいくつも重なっている日です。日本では、アルバムメーカーのナカバヤシが制定した「アルバムの日」が有名で、「その年の思い出を後回しにせず、この時期にアルバムづくりをしてほしい」という願いから、12月の“いつか(5日)”に設定されています。

国際的には、国連が定める「国際ボランティア・デー(International Volunteer Day)」と、FAO(国連食糧農業機関)が主導する「世界土壌デー(World Soil Day)」が同じ12月5日に置かれており、ボランティア活動の価値や、食料生産を支える土壌の大切さに目を向ける日とされています。

さらに日本発の新しい記念日として、60歳の還暦を花火で祝う「還暦花火の日」なども制定されており、「人生の節目を見つめ直すタイミング」としての側面も持つ一日です。

この記事では、12月5日に制定されている主な記念日について、「誰が・どんな思いで作った日なのか」という由来と意味を整理しつつ、今日から試せる過ごし方のアイデアまでまとめて紹介していきます。

アルバムの日

12月5日は「アルバムの日」。フエルアルバムなどで知られるナカバヤシ株式会社が制定し、日本記念日協会に登録されている記念日です。「一年最後の月である12月は、その年の思い出をアルバムにまとめる時期」として、さらに「いつか(5)やろう」と後回しにせず、ちゃんと写真整理をしてほしいという願いから「12月5日=いつか(5)」が選ばれました。

スマホで撮りっぱなしの写真をそのままにせず、この日をきっかけに1年分のお気に入りだけを選んでフォトブックにしたり、家族でアルバムをめくりながら一年を振り返る時間を作るのがおすすめです。紙のアルバムにコメントを書き込んだり、チケット半券やポストカードも一緒に貼ると、後から見返したときの“温度”がぐっと増します。

国際ボランティア・デー(International Volunteer Day)

12月5日は、国連が定めた「国際ボランティア・デー(International Volunteer Day / IVD)」です。1985年12月の国連総会決議で制定された国際デーで、世界中の経済・社会開発におけるボランティアの貢献を認識し、より多くの人がボランティア活動に参加する機運を高めることを目的としています。

この日には、国連機関やNGO、企業、市民団体などが連携し、清掃活動やチャリティイベント、表彰式、シンポジウムなどさまざまな企画を実施します。大がかりな活動でなくても、地域の清掃、寄付、困っている人に時間を分ける「小さなボランティア」も、この日の精神にぴったりです。ニュースやSNSで各地の取り組みをチェックしつつ、「自分にできる一歩」を考えてみる日にしてみましょう。

世界土壌デー(World Soil Day)

12月5日は「世界土壌デー(World Soil Day)」。国連食糧農業機関(FAO)が提案し、2013年の国連総会で正式に採択された国際デーで、限りある土壌資源の重要性や、健全な土壌の保全・持続的な管理の必要性について世界的な認知を高めることを目的としています。

土壌は、食料生産や水の浄化、炭素の貯蔵、生物多様性の維持など、私たちの暮らしを支える“縁の下の力持ち”ですが、世界各地で砂漠化や土壌劣化が進行しています。世界土壌デーには、各国でセミナーや学校教育プログラム、農業現場の見学会などが行われ、「健全な暮らしは健全な土から」というメッセージが発信されています。

身近なところでは、家庭菜園やベランダ栽培で土を大切に扱ったり、落ち葉や生ごみをコンポストに回すなど、「土を育てる」行動を始めてみるのも、この記念日に合った過ごし方です。

バミューダトライアングルの日(12月5日)

1945年12月5日、大西洋上でアメリカ海軍の爆撃機編隊「フライト19」が訓練中に消息を絶った出来事に由来する記念日です。フロリダ半島南端・プエルトリコ・バミューダ諸島を結んだ三角形の海域は「バミューダトライアングル」と呼ばれ、多くの船舶・航空機が行方不明になったとされることから、「魔の三角海域」として世界的に知られるようになりました。

書籍やテレビ番組などでは超常現象の舞台として語られる一方、近年は「統計的には他の海域と比べて特別事故が多いわけではない」という指摘もあり、伝説と現実をどう見分けるかがポイントになっています。今日は地図を眺めつつ、実際の歴史的背景や科学的な検証を紹介する記事・動画を見て、「なぜここまでミステリアスに語られてきたのか」を考えてみるのも面白いかもしれません。


還暦花火の日(12月5日)

12の干支が5回めぐると、60歳の「還暦」になることから、12月5日を「還暦花火の日」としたプロジェクト型の記念日です。「還暦花火の日™」実行委員会が立ち上げ、日本記念日協会にも登録。還暦という人生の節目を“第二のスタートライン”と捉え、赤い花火を全国一斉同時刻に打ち上げてお祝いしようという試みが進んでいます。

花火は古くから、祈りや感謝、再出発の願いを込めて打ち上げられてきた日本文化の象徴。その花火を「還暦」と組み合わせることで、家族や地域ぐるみで一人の節目を祝う新しいスタイルを広めようとしているのが、この日の狙いです。公式サイトでは打ち上げ場所や協賛情報も公開されているので、自分や身近な人の還暦のタイミングに合わせて、記念イベントをチェックしてみるのも良さそうです。


プーミポン国王誕生日・タイの父の日(タイ/12月5日)

12月5日は、タイの前国王ラーマ9世・プーミポン国王(1927–2016)の誕生日です。タイでは1980年から、この日を「父の日」と定めており、「国民の父」と呼ばれたプーミポン国王の誕生を祝うとともに、父親への感謝を表す祝日になっています。

当日は、国王のシンボルカラーである黄色の服を身につけたり、国王の写真が街中に掲げられたりと、国全体が祝祭ムードに包まれます。家族の間では、黄色いカンナの花やプレゼントを父親に贈る習慣もあり、日本の6月の父の日とは違う“タイ流の父の日”として定着しています。タイ文化や王室に興味がある人にとって、12月5日は「タイの家族観」に触れるきっかけになる一日と言えそうです。

長城清心丸の日(12月5日)

12月5日は「長城清心丸の日」。動物性生薬の牛黄(ごおう)などを配合した滋養強壮薬「アスゲン長城清心丸」を製造・販売するアスゲン製薬株式会社が制定し、日本記念日協会に登録されている記念日です。日付は、牛黄清心系の生薬製剤のPRキャンペーン開始日である12月5日にちなむとされ、「からだとこころの元気を見直す日」として位置づけられています。

長城清心丸は、牛黄を主薬に人参など複数の生薬とはちみつを加えて丸剤にした第2類医薬品で、虚弱体質・肉体疲労・病中病後・胃腸虚弱などの改善を目的とした滋養強壮薬として知られています。もちろん医薬品なので、用法・用量を守り、体調に不安がある場合は必ず医師や薬剤師に相談することが前提です。

この日は、ふだんの生活リズムや疲れのサインを振り返り、「睡眠・食事・運動」の基本的なセルフケアを見直してみるのにぴったり。漢方薬局やドラッグストアで、生薬製剤について相談してみるのも良いきっかけになるかもしれません。

みたらしだんごの日(12月5日)

12月5日は「みたらしだんごの日」。和菓子メーカーや流通業界を中心に、「和のスイーツ文化を盛り上げる日」としてPRに使われている日で、日本の“だんご文化”を再確認するきっかけとなっています。由来は、みたらしだんごの「み(3)たらし(4)」ではなく、12月=年末の和菓子需要期にあわせたプロモーションとして設定されたとされ、雑学系サイトやスイーツ特集でも「12月5日はみたらし団子の日」として紹介されることが増えています。

みたらしだんごは、焼き目をつけた団子に、しょうゆベースの甘じょっぱいタレを絡めたシンプルなお菓子。地域によって団子の数や形、タレのとろみや甘みが変わるのも特徴です。この日は、老舗の和菓子店の味を食べ比べてみたり、自宅で白玉粉や団子粉を使って「焼きたてみたらし」を手作りしてみるのも楽しそうです。

YouTubeには、団子生地の固さの目安やタレの黄金比を丁寧に解説してくれるレシピ動画も多数公開されています。

タイの国王誕生日・タイ国民の日・父の日(タイ/12月5日)

12月5日は、タイでは特別な意味を持つ一日です。1927年12月5日生まれのプミポン・アドゥンヤデート前国王(ラーマ9世)の誕生日であり、長らく「タイ王国の国民の日(National Day)」として祝われてきました。現在も、この日は「国王ラーマ9世の誕生日」「タイの父の日」「タイ王国の国民の日」として位置づけられ、全国的な祝日になっています。

王政国家であるタイでは、王の誕生日は国家的な祝祭日です。12月5日には、首都バンコクを中心に、王宮周辺の道路や公共施設が黄一色の装飾で彩られます。黄色は、ラーマ9世が生まれた曜日(月曜)を象徴する色で、人々は黄色のシャツを身につけて敬意を表します。夜には花火やイルミネーションが行われ、地方都市でも寺院や公共施設で献花・キャンドルセレモニーが開かれます。

この日は、タイにルーツを持つ人々やタイ文化に親しむコミュニティにとって、感謝と追悼の気持ちをあらためて表す日でもあります。日本に住んでいても、タイ大使館や観光局の公式サイト、現地ニュースをチェックしたり、タイ料理店でカオマンガイやトムヤムクンを味わいながら、タイの人々にとっての「父の日」の意味に思いをはせてみるのも良い過ごし方と言えそうです。

まとめ

12月5日は、国際デーから日本独自の記念日まで、多彩なテーマが並ぶ一日でした。世界規模のボランティア精神を見つめ直す日である一方、土壌保全や食文化、健康づくり、歴史的出来事など、さまざまな分野の“学びのきっかけ”にもなっています。また、モーツァルト忌やバミューダ・トライアングルの出来事など、文化・ミステリー・音楽史に触れられる日としても興味深い位置づけです。
その日の記念日を知ることで、普段の生活が少しだけ豊かになったり、新しい発見につながることもあります。気になる記念日があれば、ぜひ今日の話題として周りの人にもシェアしてみてください。

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