今日は何の日

12月7日は何の日?世界KAMISHIBAIの日・レターライティングデーの日ほか記念日と由来まとめ

12月7日は何の日?主な記念日と今日のテーマ

12月7日は、日本独自の文化である紙芝居に光を当てる「世界KAMISHIBAIの日」など、冬の風景や文化にまつわる記念日が重なる日です。さらに、国連が定めた「国際民間航空デー(International Civil Aviation Day)」としても知られ、空の交通の役割に目を向けるきっかけにもなっています。この記事では、12月7日の代表的な記念日の意味や由来をわかりやすく整理し、今日の雑談ネタやちょっとした行動のヒントにつながる豆知識として紹介していきます。

世界KAMISHIBAIの日

12月7日は「世界KAMISHIBAIの日」。日本独自の文化である紙芝居を愛する人々が集う団体「紙芝居文化の会」が、同会の創立日である2001年12月7日にちなんで制定した記念日です。2018年に日本記念日協会の認定・登録を受けています。

紙芝居を研究し、学び合い、その魅力を世界中に広げることが目的で、この日前後には国内外で紙芝居の実演やイベントが行われています。子ども向けのお話から地域の歴史を伝えるものまで、紙芝居は「物語をみんなで共有する」メディアとして再評価されています。

今日は、地域の図書館や公民館の紙芝居イベントをチェックしてみたり、オンライン配信の紙芝居を家族で見たり、自分で簡単な紙芝居づくりに挑戦してみるのも楽しそうです。

国際民間航空デー(International Civil Aviation Day)

12月7日は、国連が定める「国際民間航空デー(International Civil Aviation Day)」でもあります。1944年12月7日にシカゴで「国際民間航空条約(シカゴ条約)」が署名されたことを記念し、国際民間航空機関(ICAO)が1994年から記念行事を始め、その後1996年に国連総会が公式な国際デーとして制定しました。

この日は、国際線を中心とした民間航空が、世界各国の経済・観光・人の移動に果たしている役割に目を向ける日です。安全で環境負荷の少ない航空を目指す取り組みや、航空産業で働く人々の専門性にもスポットが当てられます。

今日は、よく利用する航空会社や空港の公式サイト・動画で裏側の仕事をのぞいてみたり、世界各地を結ぶ航空路線マップを眺めて「行ってみたい国」を考えてみるのも、ちょっとした旅気分を味わえる過ごし方になりそうです。

大雪(たいせつ)

12月7日頃は、二十四節気のひとつ「大雪(たいせつ)」にあたります。太陽の黄経が255度に達する日で、本格的に雪が降り始めるころとされています。年によって日付は前後しますが、近年は12月7日になることが多く、2025年も12月7日が大雪にあたります。

この時期になると、日本海側では冬型の気圧配置が強まり、大陸からの冷たい季節風によって大雪になる地域も増えます。太平洋側でも空気が乾燥し、冷え込みがぐっと厳しくなっていくタイミングです。暦の上でも「ここから本格的な冬がスタートする目安」として受け止められてきました。

今日は、暖房器具や防寒具の点検をしたり、冬用タイヤや防寒グッズを早めに準備しておくのも良さそうです。体を温める鍋料理や根菜たっぷりのスープを囲んで、季節の変化を意識しながらゆっくり過ごすきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

神戸港開港記念日

12月7日は「神戸港開港記念日」です。1867年(慶応3年)12月7日(新暦では1868年1月1日)、現在の神戸港が外国船の停泊地として正式に開港したことに由来します。当時は「兵庫港」と呼ばれており、その後1872年(明治4年)に「神戸港」と改称されました。

開港後の神戸港は、横浜港と並ぶ国際貿易港として発展し、海外からの食文化・スポーツ・ファッションなど、多彩な文化がこの港を通じて日本に入りました。港町・神戸の洗練された街並みや異国情緒あふれる雰囲気は、こうした長い交流の歴史の上に形づくられてきたものです。

今日は、神戸港や海辺の写真を眺めたり、港町を舞台にした映画・ドラマを見てみるのもおすすめです。実際に神戸を訪れる機会がある人は、メリケンパークや神戸海洋博物館など、港の歴史に触れられるスポットを意識して巡ってみると、街の見え方が少し変わるかもしれません。

調性で音楽を楽しむ日

12月7日は「調性で音楽を楽しむ日」でもあります。「調性記念日制定プロジェクト from 虹音日記」が制定した記念日で、一般社団法人 日本記念日協会にも登録されています。日付は、ドからシまでの12種類の音の中から特定の7音を選び出すことで調性が成り立つ、という音楽理論にちなみ、「12」と「7」の組み合わせから7月12日と12月7日の2日が選ばれています。

「調性」とは、ハ長調やイ短調といった「調」の仕組みのことで、音楽の雰囲気や色合いを決める重要な要素です。例えば、明るく開放的に感じる長調、しっとりした印象を与える短調など、同じメロディーでも調性が変わると受ける印象も大きく変わります。この記念日は、普段なんとなく聴いている音楽を「調性」という観点から味わってみよう、という提案の日になっています。

今日は、お気に入りの曲を「これは何調なんだろう?」と意識して聴いてみたり、ピアノやギターで同じ曲を違う調に移調して弾き比べてみるのも面白そうです。音楽理論の入門動画を見ながら、調性について少し学んでみる“音楽の勉強デー”にしてみても良いかもしれません。

レターライティングデー/National Letter Writing Day(アメリカ)

12月7日は、アメリカなどの記念日サイトで「レターライティングデー(National Letter Writing Day)」として紹介されている日です。由来や制定年についてははっきりしない部分もありますが、「手書きの手紙文化を見直そう」という趣旨で、12月7日に手紙を書くことを勧めるキャンペーン的な記念日として扱われています。

メールやSNSが主流になった今、わざわざ便箋を選び、ペンを持って言葉を綴る機会は減っています。それだけに、手紙は「特別感のあるコミュニケーション」として見直されており、英語圏の図書館や郵政関係の団体などが、この日をきっかけに手紙を書くワークショップやイベントを開くこともあります。

今日は、しばらく連絡を取っていない家族や友人、あるいは推しのファンレターなど、誰か一人を思い浮かべて短い手紙を書いてみるのも良さそうです。便箋やポストカードを買って、ゆっくり言葉を選ぶ時間そのものが、ちょっとした癒やしになります。

コットンキャンディの日/National Cotton Candy Day(アメリカ)

12月7日は、アメリカの「National Day Calendar」などで「National Cotton Candy Day(コットンキャンディの日/綿菓子の日)」として紹介されています。遊園地やお祭りでおなじみの綿菓子を楽しむ日とされており、綿菓子の歴史や作り方を紹介する記事とともに、この日をPRする動きが見られます。

綿菓子は、19世紀末ごろにアメリカで電動の綿菓子機が開発され、1904年のセントルイス万博で人気を集めたことから広く普及したと言われます。その後、日本でも「わたあめ」として縁日やお祭りの定番となり、カラフルなザラメやキャラクター袋など、独自の進化を遂げてきました。

今日は、お祭り気分で綿菓子を買ってみたり、自宅用のわたあめメーカーで作ってみるのも楽しそうです。甘いものが控えめな方は、綿菓子作りの動画を眺めて雰囲気だけ味わうのも一つの過ごし方です。

ナショナル・スライムデー/National Slime Day(アメリカ・非公式)

12月7日は、アメリカの記念日情報サイトで「National Slime Day(ナショナル・スライムデー)」として紹介されている、比較的新しい“非公式”記念日でもあります。スライムをテーマにした玩具ブランド「Ace Slime LLC」と記念日登録サイトが2022年に始めたとされ、SNSやイベントを通じて広まったポップカルチャー寄りの記念日です。

この日は、スライムそのものの歴史や科学的な性質、感触遊びとしての楽しさに注目が集まります。もともとスライム系のおもちゃは1970年代に登場し、現在ではDIYスライムやASMR動画などを通じて、子どもだけでなく大人のストレス解消グッズとしても親しまれています。

今日は、身近な材料でスライムを手作りしてみたり、子どもと一緒に安全なスライム遊びを楽しんだりするのも良さそうです。作る際は、材料の安全性や誤飲防止に十分注意しつつ、色やラメを変えてオリジナルのスライムを作ってみると、自由研究のような感覚で楽しめます。

ナショナル・パールハーバー・リメンブランス・デー(アメリカ)

12月7日は、アメリカ合衆国の「National Pearl Harbor Remembrance Day(ナショナル・パールハーバー・リメンブランス・デー)」です。1941年12月7日にハワイ・真珠湾で起きた日本軍による奇襲攻撃で、2,403人のアメリカ人が犠牲になったことを追悼する日として、アメリカ議会が法制化し、大統領が毎年宣言する公式の記念日となっています。

この日は、犠牲になった軍人・民間人への追悼だけでなく、当時を生きた「グレイテスト・ジェネレーション」と呼ばれる世代の人々の苦難と、その後の日米関係の変化を振り返る機会にもなっています。アメリカ本土では、連邦機関や多くの家庭・施設で国旗が半旗掲揚され、ハワイの真珠湾国立記念公園では毎年追悼式典が行われます。

今日は、真珠湾攻撃や第二次世界大戦に関するドキュメンタリーを視聴したり、戦争体験談の記事・書籍に目を通してみると、平和について改めて考えるきっかけになりそうです。ニュースサイトや公的機関のサイトで、今年の追悼式典の様子をチェックしてみるのもよいかもしれません。

アームド・フォーシズ・フラッグ・デー(インド)

12月7日は、インドでは「Armed Forces Flag Day(アームド・フォーシズ・フラッグ・デー/インド国軍旗の日)」として知られています。独立後間もない1949年に設けられたもので、この日を毎年「軍人と退役軍人、そして殉職者をたたえる日」として全国的に記念することが決められました。

この日は、現役の兵士や退役軍人、その家族を支援するための募金活動が全国で行われ、小さな旗を配って寄付を募る活動などが伝統的に続いてきました。集められた資金は、負傷兵や殉職者遺族の生活支援、リハビリ、子どもの教育支援などに充てられます。近年はオンライン寄付や官公庁・企業でのキャンペーンも広がり、国全体で軍人への敬意と感謝を示す一日になっています。

今日は、インドの公式サイトやニュースでフラッグ・デーの取り組みをのぞいてみたり、自分の国の自衛隊・軍隊支援の仕組みについて調べてみるのも一つの学びになりそうです。国際ニュースを通じて、各国がどのように退役軍人や遺族を支えているのか比べてみるのも良い話題になります。

小さなろうそくの日(コロンビア/Día de las Velitas)

12月7日の夜から8日にかけて、コロンビアでは「Día de las Velitas(ディア・デ・ラス・ベリタス/小さなろうそくの日)」が祝われます。カトリックの「聖母マリアの無原罪の御宿り」(12月8日)の前夜祭として19世紀半ばごろから広まった伝統行事で、今ではコロンビア全土で親しまれる宗教的・文化的な祝日です。

この夜、人々は家の窓辺や玄関先、歩道、広場などあらゆる場所にろうそくや紙製のランタンを並べて灯し、街中が柔らかな光で満たされます。家族や友人と集まり、灯りに願い事や感謝の気持ちを込めて過ごすことから、クリスマスシーズンの実質的な幕開けと考えられています。都市部では大規模なイルミネーションやイベントが行われ、地方の町や村でも伝統的な飾りつけや音楽、食べ物を楽しむなど、地域ごとに特色ある祝われ方をします。

今日は、コロンビアのろうそくの日の写真や動画を眺めて、海外ならではのクリスマス文化に触れてみるのも楽しそうです。自宅でも、電飾やキャンドル(火の取り扱いには要注意)を少し飾って、静かに一年を振り返る時間を作ってみると、異文化ミックスの「ミニ・ろうそくの日」気分を味わえるかもしれません。

生パスタの日(7月8日・毎月7日・8日)

12月7日は、全国製麺協同組合連合会(全麺連)が制定した「生パスタの日」にもあたります。日付は「な(7)まパ(8)スタ」という語呂合わせから7月8日が基準となり、同じ語呂合わせから毎月7日・8日も「生パスタの日」とされています。記念日は2017年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

乾麺とは違う、素材の風味やもちもちした食感、コシの強さなど、生パスタならではの魅力を広く知ってもらうことが目的です。生パスタはゆで時間が短く、ソースとの一体感を楽しめるのが特徴とされ、レストランだけでなく家庭用の商品も増えています。

今日は少し時間をとって、生パスタを使ったクリーム系やトマト系のパスタを手作りしてみたり、近所の生パスタ専門店を訪ねてみるのも良さそうです。普段は乾麺派の人も、食べ比べをしてみると新しい発見があるかもしれません。

Doleバナ活の日(毎月7日)

毎月7日は、バナナなどのフルーツを手がける株式会社ドールが制定した「Doleバナ活の日」です。日付は、バナナが一年を通じて安定して販売されていることと、「バナナのナナ(7)」にちなんで毎月7日とされたものです。記念日は2023年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録されています。

この日は、バナナを1日2本ほど継続的に食べることで健康を目指す「バナ活」を広めることが目的です。バナナには食物繊維やレジスタントスターチ、GABA、カリウムなど、腸内環境や血圧、エネルギー補給に関わる栄養素が多く含まれ、朝食や間食に取り入れやすい果物として注目されています。

今日は朝食やおやつにバナナを取り入れてみたり、ヨーグルトやシリアルと組み合わせた簡単なバナナメニューを作ってみるのもおすすめです。運動前後のエネルギー補給としてバナナを食べる習慣を始めてみるのも、気軽な「バナ活」になりそうです。

まとめ

12月7日は、季節の節目を知らせる「大雪」から、日本文化を世界に広げる「世界KAMISHIBAIの日」、さらに国連が定める「国際民間航空デー」や、海外で広く知られる追悼記念日「パールハーバー・リメンブランス・デー」まで、文化・歴史・国際社会に関わる多彩なテーマが重なる日です。日本初の本格的なクリスマスツリーにちなむ記念日があることから、冬の訪れやクリスマスシーズンを意識するタイミングとしても印象深い一日と言えます。

また、音楽の“調性”に目を向ける日や、食をテーマにした日、そして各国の伝統行事まで、日常生活に取り入れやすい話題も豊富です。どれか一つでも興味のある記念日をきっかけに、季節を感じたり、新しい知識を取り入れたり、家族や友人との会話を広げてみると、12月7日が少し特別な一日に変わるかもしれません。

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