今日は何の日

12月12日は何の日?漢字の日・バッテリーの日・国際中立デーなど由来と意味を解説

12月12日は何の日?主な記念日と今日のテーマ

12月12日は、「漢字の日」「バッテリーの日」「ダズンローズ・デー」「明太子の日」など、言葉から電気、恋愛、食文化まで幅広いテーマの記念日が重なる日です。さらに、国連が定めた「国際中立デー(International Day of Neutrality)」として、国際社会の平和や中立のあり方に目を向けるきっかけにもなっています。

「いい字一字」という語呂合わせで覚えやすい漢字の日、12(イチ・ニ)から電池のプラス・マイナスを連想させるバッテリーの日、12本のバラに思いを込めるダズンローズ・デーなど、それぞれの日付にはしっかりした由来があります。

この12月12日の記念日をきっかけに、言葉の表現力を見直したり、身の回りの電池をチェックしたり、大切な人とのコミュニケーションを少しだけ丁寧にしてみると、いつもの一日が少しだけ特別に感じられるかもしれません。

漢字の日

12月12日は「漢字の日」。公益財団法人日本漢字能力検定協会(漢検)が1995年に制定した記念日で、「いい字一字」を「1(いい)2(じ)1(いち)2(じ)」と読む語呂合わせに由来します。

この日に合わせて、京都・清水寺でその年の世相を表す「今年の漢字」が発表されるのもすっかり年末の風物詩になりました。協会が全国から公募した一文字を、多数決で選んで大きな和紙に揮毫し、1年を振り返る機会にしている行事です。

今日は、自分にとっての「今年の一字」を考えてみたり、ニュース記事や本の中で気になった漢字をノートに書き写してみるのも良さそうです。家族や友人と「今年の漢字は何だと思う?」と話題にしてみるのも、ちょっとした年末トークのきっかけになります。


バッテリーの日

12月12日は「バッテリーの日」。電池工業会の前身である日本蓄電池工業会が1985年に「カーバッテリーの日」として制定し、1991年に名称を「バッテリーの日」に改めました。

日付は、野球でピッチャーが守備番号「1」、キャッチャーが「2」で、この2人のコンビを「バッテリー」と呼ぶことから、1と2が並ぶ12月12日が選ばれています。11月11日の「電池の日」から12月12日までを「電池月間」とし、電池やバッテリーの正しい使い方や点検を呼びかける期間にもなっています。

今日は、車のバッテリーやモバイルバッテリーの状態をチェックしたり、防災用の電池や蓄電池の残量を見直しておくのにちょうど良い日です。スマホやノートPCのバッテリー残量に頼りきりになっていないか、この機会に一度生活を振り返ってみるのもおすすめです。


ダズンローズ・デー

12月12日は「ダズンローズ・デー」。ブライダルファッション界の第一人者・桂由美さんと内田和子さんが、日本でダズンローズ(12本のバラの花束)の文化を広めるために提唱した記念日とされています。

ダズンローズは、ヨーロッパに伝わる「愛する人に12本のバラを贈ると幸せになれる」という風習が元になっており、12本それぞれに「感謝・誠実・幸福・信頼・希望・愛情・情熱・真実・尊敬・栄光・努力・永遠」といった意味が込められていると言われます。12という数字が重なる12月12日が、愛や感謝を伝える日として選ばれました。

今日は、パートナーや大切な人に花束やメッセージカードを贈ったり、将来のプロポーズや記念日の演出アイデアを考えてみるのも良さそうです。バラの色ごとの花言葉を調べて、相手に合いそうな色を選んでみるのも、ロマンチックな楽しみ方です。

明太子の日

12月12日は「明太子の日」。山口県下関市の前田海産株式会社が制定した記念日で、韓国伝来の辛子明太子が日本に広まった歴史とゆかりの深い日です。日付は、日本で初めて「明太子」という名称が新聞(関門日日新聞)に登場した1914年(大正3年)12月12日に由来し、この記念日は日本記念日協会にも登録されています。

明太子は、朝鮮半島で発達したスケトウダラの卵巣の加工食品がルーツとされ、日本では下関や博多を中心に独自の味付けやブランドが育ってきました。辛さだけでなく旨味や香りのバランスが重視され、家庭料理からお土産、贈答品まで幅広く親しまれています。

今日は、明太子スパゲティや明太フランスなど、少しだけ手の込んだレシピに挑戦してみるのも楽しそうです。手軽に楽しみたい人は、いつもの白ごはんを「明太子おにぎり」にしてみたり、おつまみとしてマヨネーズ和えにしてみるのもおすすめです。


国際中立デー(International Day of Neutrality)

12月12日は、国連が定める「国際中立デー(International Day of Neutrality)」。2017年2月の国連総会決議によって制定された国際デーで、国際関係における「中立性」の価値への理解と関心を高めることを目的としています。

この国際デーの提案国は中央アジアのトルクメニスタンで、自国の「永世中立」政策の経験を踏まえ、対立する国や勢力の間で一方に偏らず、平和的な対話や紛争解決を促す姿勢の重要さを訴えてきました。人道支援や国際協力の現場でも、中立性は「誰の側にも立たず、困っている人すべてを支える」という基本原則として重視されています。

今日は、ニュースで取り上げられる国際紛争や人道支援の話題を、「どの立場の人の視点が抜けているか?」という目線で見直してみるのも良いきっかけになります。国連広報や国際NGOのサイトを覗いて、平和構築や中立性に関する記事や動画をチェックしてみるのもおすすめです。


児童福祉法公布記念日

12月12日は「児童福祉法公布記念日」。1947年(昭和22年)のこの日に、子どもの健やかな成長と福祉を守るための基本法である「児童福祉法」が公布されたことに由来しています。法律は翌1948年1月1日から一部施行され、同年4月1日から全面施行されました。

児童福祉法は、満18歳未満の子どもを対象に、乳児・幼児・少年といった区分や、児童相談所・児童養護施設などの仕組みを定め、「すべての児童が等しく健やかに育成される権利」をうたっています。近年は児童虐待対応や社会的養護、障害児支援などの課題に対応するため、たびたび改正が行われています。

今日は、身近なところで子どもに関わる人たち(保育士・教員・児童館職員・学童の指導員など)の役割に思いを馳せてみたり、自治体の子育て支援サービスや相談窓口を一度調べておくのも役立ちます。子どものいる家庭は、防犯・安全対策について親子で話し合ってみる良い機会にもなります。

保護わん・保護にゃんの日

兵庫県神戸市の特定非営利活動法人「DOG BASE」が制定し、日本記念日協会が認定している記念日です。日付は「1212」を「わん(1)・にゃん(2)・わん(1)・にゃん(2)」と読む語呂合わせから。保護犬・保護猫の殺処分問題を多くの人に知ってもらい、「保護犬・保護猫を家族に迎える」という選択肢をもっと当たり前にしたいという願いが込められています。

保護犬・保護猫の背景には、飼育放棄や迷子、繁殖のコントロール不足など、さまざまな社会問題があります。この日に合わせて情報発信や譲渡会などの活動が行われ、1匹でも多くの動物が新しい家族と出会えるよう取り組みが続けられています。

今日は、近くの保護施設や譲渡会の情報を調べてみたり、支援団体への寄付や物資支援を検討してみるのも良さそうです。SNSで保護犬・保護猫の現状や里親募集情報をシェアするだけでも、誰かの目に留まるきっかけになります。

クイーン・デー

大阪に本社を置く製菓メーカー、江崎グリコ株式会社が制定し、日本記念日協会が認定した記念日です。日付は、トランプのクイーン(王女)を表す12の数字が並ぶ12月12日であること、さらに「12(自由に)」「12(自由に)」とかけて「自分をチョコっと自由にする日」という意味も込められています。

クイーン・デーは、家族のため、仕事のため、毎日がんばっている女性たちを称え、チョコレートで癒してあげようというコンセプトの記念日です。キャンペーンやWEB動画などを通じて、「たまには自分を甘やかしていい」というメッセージが発信されています。

今日は、自分用のご褒美チョコレートをゆっくり味わったり、身近な女性に「いつもありがとう」とひと言添えてスイーツを贈ってみるのも良いかもしれません。お気に入りのチョコと一緒に、ゆっくり休む時間をつくるだけでも、年末の慌ただしさを少し和らげてくれそうです。

ジェニィの日

子ども服ブランド「JENNI(ジェニィ)」を展開する株式会社ジェニィが制定し、日本記念日協会が認定した記念日です。同社の設立月が12月であることから、「12といえばジェニィ」という思いを込めて、12が重なる12月12日が選ばれました。

JENNIは「SISTER JENNI」「JENNI love」など複数のブランドを展開し、全国のショップやオンラインストアで女の子向けのファッションを発信しています。ジェニィの日には、店舗やオンラインでキャンペーンが行われることもあり、ブランドの魅力をより多くの人に知ってもらうことが目的とされています。

今日は、お子さんや家族と一緒にキッズファッションのコーディネートを考えてみたり、冬休みに向けて新しい服をチェックしてみるのも楽しそうです。トレンドのアイテムを眺めるだけでも、「今どきの子ども服ってこんな感じなんだ」とちょっとした話題づくりになります。

ダースの日

森永製菓が販売する一口チョコレート「ダース(DARS)」の美味しさをより多くの人に知ってもらうために制定された記念日です。日本記念日協会にも登録されており、ダースが「12粒入り」であることから、12が重なる12月12日が選ばれました。

ダースは1993年に12粒入りの粒チョコとして登場し、「12個だからダースです」というコピーでも知られるロングセラーブランドです。名前の由来は英語の「dozen(ダース=12個)」で、気軽につまめて人と分け合いやすいサイズ感が特徴。毎年「ダースの日」には期間限定フレーバーやキャンペーンが展開されることもあり、チョコ好きの間でちょっとしたイベントになっています。

今日はコンビニやスーパーで好みのダースを買って、コーヒーや紅茶と一緒に味わってみるのも良さそうです。友人や家族と12粒をシェアしたり、SNSで「#ダースの日」と一緒に写真を投稿して楽しむのもおすすめです。


あるこう!の日

「『くつトレ』からはじめる体づくり」をコンセプトとする靴メーカー・有限会社アクストが制定した記念日で、日本記念日協会が認定しています。靴のトータルサービスサロン「アンド・ステディ」を運営し、足に合う靴と歩き方を通じて、人生100年時代を自分の足で歩き続けられる人を増やしたいという思いが込められています。

日付は、元気に歩くときの掛け声「イチ!ニ!イチ!ニ!」を1・2・1・2と読んだ語呂合わせから12月12日に。さらに、この日はアンド・ステディの開店記念日(2010年12月12日)でもあり、歩くこととお店の節目を一緒に祝う日に位置づけられています。

今日は少しだけ歩く距離を伸ばしてみたり、通勤ルートの一駅分を歩いてみるなど、無理のない範囲で「歩くこと」を意識してみるのがおすすめです。足に合っているか心配な靴があれば、専門店で相談したり、歩き方の動画をチェックしてみるのも良いきっかけになります。


ダンボール・アートの日

ダンボールを使った知育玩具や家具を販売する通販サイト「Moco-ya(モコヤ)」が制定し、日本記念日協会が認定した記念日です。ダンボールアーティスト・山田素子さんが、ダンボール・アートを通じて子どもたちに「ものづくりの楽しさ」を伝える日とすることを目的としています。

日付は、1から2へ物が生み出されるイメージと、「1・2(イチニ)、1・2(イチニ)」とステップを踏んで前に進む姿から12月12日に。また、「121212…」と並べるとダンボールの断面のように見えるという発想も込められており、遊び心と創造性あふれる由来になっています。2016年に公式な記念日として登録されました。

今日は身近なダンボールを使って、簡単な小物入れや動物のシルエットなど、手軽な工作にチャレンジしてみるのも楽しそうです。お子さんがいる家庭なら、一緒に「オリジナル乗り物」や「秘密基地」を作ると、想像力を育てる良い機会になります。作り方の動画を参考にしながら、親子で「ものづくりデー」を過ごしてみてはいかがでしょうか。

5本指ソックスの日

12月12日は「5本指ソックスの日」。元祖「5本指ソックス」の専門店として知られる株式会社ラサンテが制定し、日本記念日協会が認定している記念日です。日付は、同社の元会長・井戸端吉彦さんが5本指ソックスの実用新案を出願した1974年12月12日に由来します。

5本指ソックスは、足指を1本ずつ包むことで蒸れにくく、汗をしっかり吸収しやすいのが特徴です。指を自由に動かしやすいため、冷え対策や歩行バランスの改善、スポーツ時のパフォーマンス向上など、健康面でのメリットも注目されています。ラサンテでは、より履きやすく快適な形を追求し続けてきた歴史があり、この記念日にはキャンペーンなどを行うこともあります。

今日は、普段は普通の靴下という人も、一足だけ5本指ソックスを試してみる良いきっかけです。冷えが気になる人は就寝時用として取り入れてみたり、ウォーキングやジョギングのときに履き比べてみると、足元の感覚の違いを楽しめるかもしれません。

杖の日

12月12日は「杖の日」。東京都大田区に本社を置き、介護用品の販売・レンタルや住宅改修などを手がける株式会社丸冨士が制定し、日本記念日協会が2014年に認定した記念日です。日付は「杖を持ってイッチニ(12)、イッチニ(12)」という掛け声の語呂合わせから来ています。

この記念日には、歩行が不安定になりがちな高齢者や障害のある人が、杖を活用して安全に外出し、活動的な生活を続けられるようにという願いが込められています。「転ばぬ先の杖」という言葉の通り、杖は転倒を予防し、QOL(生活の質)を守る大切な福祉用具です。近年は、機能性だけでなくデザイン性に優れたファッション感覚の杖も増えています。

今日は、足元に不安を感じている家族がいれば、杖の利用について一緒に話し合ってみるのも良さそうです。すでに杖を使っている人は、グリップや長さが合っているか専門店でチェックしてもらったり、プレゼントとして少しおしゃれな杖を贈るのも、前向きな外出のきっかけになるかもしれません。

十二日まち(埼玉・浦和)

「十二日まち(じゅうにんちまち)」は、埼玉県さいたま市浦和区の調神社(つきじんじゃ)周辺で、毎年12月12日に行われる年末恒例の祭り(大歳の市)です。浦和駅西口から調神社へ続く旧中山道とその周辺に露店が立ち並び、新年の福を招く熊手や正月飾りなどを求める人で賑わいます。

十二日まちは、明治時代から続くとされる伝統行事で、商売繁盛や家内安全を願う人々が熊手を買い求める姿が冬の風物詩になっています。調公園にはお化け屋敷などの出し物も設けられ、大人から子どもまで楽しめるお祭りとして、浦和エリアの年末を彩る存在です。開催日には、周辺道路で交通規制が行われるほどの人出があります。

もし埼玉近郊に住んでいるなら、十二日まちに足を運んで、熊手や屋台グルメを楽しみながら新年の福を願ってみるのも良いかもしれません。遠方の人は、ニュースや観光サイトで様子をチェックしてみると、地域ごとの年末行事の違いを知るきっかけになります。

あらいぐまカルカル団の日

12月12日は「あらいぐまカルカル団の日」。テレビアニメ「あらいぐま カルカル団」の製作委員会が制定し、一般社団法人・日本記念日協会が認定している公式な記念日です。日付は、原作となる往年の名作アニメ「あらいぐまラスカル」で、しっぽにちなんだ「しっぽの日」が11月11日とされていることから、その約1か月後で覚えやすい12月12日を選んだものです。

「あらいぐま カルカル団」は、『あらいぐまラスカル』の公式スピンオフ作品として2025年放送予定のテレビアニメで、制作は本編と同じ日本アニメーションが担当します。宇宙服を着たラスカル似のアライグマが地球を見つめるティザービジュアルや、榎木淳弥・八代拓・小野賢章・阿座上洋平・津田健次郎ら人気声優陣の起用が話題になりました。記念日登録を記念して、番組公式Xではスマホ壁紙の配布企画も行われています。

今日は、公式サイトや公式Xで最新情報やキャラクター紹介をチェックしたり、元になった「あらいぐまラスカル」を見返してみるのも楽しそうです。ラスカル世代の人は懐かしい気持ちで新作を待ちながら、子どもたちと一緒に「昔と今のラスカル」を見比べてみると、親子で盛り上がる良いきっかけになります。

まとめ

12月12日は、「漢字の日」「バッテリーの日」「ダズンローズ・デー」「国際中立デー」など、文化・環境・国際社会・生活に関わる多彩な記念日が重なる日です。さらに、「明太子の日」や「5本指ソックスの日」「十二日まち」など、地域色や企業の取り組みが込められた行事も多く、日付の語呂合わせや歴史的な出来事をきっかけに幅広いテーマを知ることができます。

身近なものを見直したり、季節の行事に触れたり、国際問題のニュースをあらためて眺めてみるだけでも、今日が少し特別な一日に変わります。気になった記念日を一つ選んで、動画や関連情報をチェックしてみると、暮らしの中にちょっとした発見が生まれるはずです。

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