今日は何の日

12月14日は何の日?南極の日・忠臣蔵の日・マダムシンコの日など記念日まとめ

12月14日は何の日?主な記念日と今日のテーマ

12月14日は、日本では「南極の日」「四十七士討ち入りの日(忠臣蔵の日)」「マダムシンコの日」「透明資産の日」など、歴史的な大事件からスイーツブランド、ビジネス発想まで幅広い記念日が重なる日です。1911年のこの日、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセン隊が人類で初めて南極点に到達したことから、日本ではこの日を「南極の日」と呼ぶようになりました(国際的な“Antarctica Day”は別で12月1日)。

一方、元禄15年12月14日(新暦換算で1703年前後)には、赤穂浪士47人が本所松坂町の吉良邸に討ち入り、主君の仇討ちを果たした出来事があり、この日をしのんで「四十七士討ち入りの日」「忠臣蔵の日」として義士祭などが行われています。近年では、大阪発の人気洋菓子店「マダムシンコ」の会長・マダム信子さんの誕生日にちなむ「マダムシンコの日」や、「目に見えないけれど人や店の魅力になる“透明資産”を意識しよう」という企業発の「透明資産の日」など、日本記念日協会認定の記念日も加わりました。

海外に目を向けると、12月14日はサルや霊長類への関心を高める「Monkey Day(モンキーデー)」としても知られ、動物園のイベントやチャリティなどが行われることがあります。探検・忠義・スイーツ・ビジネス・動物愛護と、ジャンルのまったく違うテーマが並ぶのが12月14日のおもしろいところです。今日は、興味が湧いたトピックから一つ選んで、その背景や物語をじっくりのぞいてみる一日にしてみてはいかがでしょうか。

南極の日

12月14日は「南極の日」。1911年12月14日、ノルウェーの探検家ロアール・アムンセン隊が人類史上初めて南極点に到達したことに由来する記念日です。

南極点到達は、過酷な寒さ・強風・クレバスといった危険だらけの“最後の未踏の地”への挑戦でした。アムンセン隊は犬ぞりや綿密な補給計画でこの難事を成功させ、その後の南極観測・研究の出発点となりました。日本でも白瀬矗らの南極探検を通じて、極地研究や気候変動の解明などに南極観測が欠かせない役割を果たしていると紹介されています。

今日は、南極や極地観測を題材にしたドキュメンタリー・映画を見てみたり、国立極地研究所のサイトや南極観測船「しらせ」の情報を覗いてみると、地球環境や科学研究の最前線が身近に感じられます。地球儀や地図で南極点の位置を改めて確認してみるのも、小さな“探検気分”を味わえる過ごし方です。

四十七士討ち入りの日(忠臣蔵の日)

12月14日は「四十七士討ち入りの日」「忠臣蔵の日」としても知られています。1702年(元禄15年)12月14日(旧暦)、赤穂藩の元家臣・大石内蔵助ら47人の浪士が、江戸・本所松坂町の吉良邸に討ち入りし、主君・浅野内匠頭の仇討ちを成し遂げた出来事に由来する日です。

この事件は後に『忠臣蔵』として歌舞伎・浄瑠璃・映画・ドラマなどで繰り返し描かれ、日本人の「義理・人情・忠義」を象徴する物語として語り継がれてきました。毎年12月14日前後には、東京・泉岳寺の義士祭や兵庫・赤穂市の赤穂義士祭、京都・山科義士まつりなど、全国各地で赤穂浪士を偲ぶ祭り・行列が行われています。

今日は、忠臣蔵関連のドラマや映画、歴史解説の動画を見ながら「なぜこの物語が300年以上も語り継がれているのか」を考えてみるのも面白い時間になりそうです。泉岳寺や赤穂浪士ゆかりの地をマップで辿って、いつか訪れてみる“歴史さんぽ計画”を立ててみるのもおすすめです。


マダムシンコの日

12月14日は「マダムシンコの日」。自社ブランド「マダムシンコ」を展開する株式会社カウカウフードシステムが制定し、一般社団法人・日本記念日協会により認定された記念日です。日付は同社の代表取締役会長・マダム信子さんの誕生日にちなみます。

「マダムシンコ」は、ヒョウ柄パッケージでも有名な大阪発の洋菓子ブランドで、表面をキャラメリゼしたバウムクーヘン「マダムブリュレ」をはじめ、バウムやブリュレ系スイーツの人気店として知られています。箕面本店や百貨店、駅・空港などでの販売に加え、“大阪土産”としても定着しており、期間限定フレーバーも多彩です。

今日は、お取り寄せサイトや公式オンラインショップを眺めて気になるスイーツをチェックしたり、大阪旅行の際に立ち寄りたい店舗をメモしておくのも楽しそうです。自分へのご褒美スイーツや、年末の手土産候補として「どんなシーンで誰に贈るか」を考えてみると、ワクワク感も高まります。

透明資産の日

大阪市北区の株式会社ホスピタソンが制定した記念日で、日付は同社の創業日であり、「透明資産」という概念にたどり着いた2011年12月14日にちなんでいます。2020年に日本記念日協会から正式に認定・登録されました。

ホスピタソンが提唱する「透明資産」とは、目には見えないものの、人や商品、サービス、空間の雰囲気などを通じて「もう一度会いたい・行きたい・買いたい」と感じてもらえる無形の資産を指します。数字には出にくいものの、企業の売上やファンづくり、リピート率に大きな影響を与える要素として位置づけられています。

今日は、自分のまわりの「心地よさ」や「また会いたいと思える人・店・サービス」は何かを振り返ってみるのもよさそうです。お店側・会社側なら、自社の強みや雰囲気をどう伝えているかを考えてみるきっかけにしても良いでしょう。


クラシコ・医師の日(毎月14日)

高機能でデザイン性の高い白衣・スクラブを展開するクラシコ株式会社が制定した記念日で、毎月14日が「医師(イシ=14)の日」とされています。医師や医療従事者をファッションや機能性の面から応援したいという思いで設定され、日本記念日協会にも登録されています。

「応病与薬(おうびょうよやく)=病に応じて薬を与える」という言葉をキーワードに、現場で働く医師それぞれのスタイルに合った白衣・スクラブを提案し、働きやすさやモチベーションアップにつなげることがコンセプトです。毎月14日前後には、白衣やスクラブが割引になるキャンペーンなども実施されており、医療現場を支える“裏方の記念日”ともいえます。

今日は、お世話になっている診療科のホームページを覗いてみたり、かかりつけ医に感謝の言葉を伝えてみるのもよさそうです。医療に関わる人なら、身につけている白衣やスクラブを見直してみるのも一つのきっかけになります。

丸大燻製屋・ジューシーの日(毎月14日)

ハム・ソーセージなどを手がける丸大食品株式会社が制定した記念日で、毎月14日を「丸大燻製屋・ジューシーの日」としています。看板商品の「燻製屋 熟成あらびきポークウインナー」シリーズの魅力を知ってもらうための販促企画としてスタートし、SNSや店頭キャンペーンと連動して展開されています。

燻製屋シリーズは、ドイツアルプス産の岩塩を使い、原料肉を低温で72時間以上じっくり熟成させることで、ジューシーな食感と深い旨味を引き出したのが特徴のロングセラー商品です。最近はコラボCMやポイントキャンペーンなども行われており、「14日=ジューシーの日」に合わせて家庭でウインナー料理を楽しんでもらうきっかけづくりにもなっています。

今日は、朝食やお弁当、おつまみにウインナー料理を一品追加してみるのも良いかもしれません。ホットドッグやポトフなど、家にある野菜と組み合わせて簡単な一皿を作るのもおすすめです。

麺の日

12月14日の「麺の日」は、いわゆる“公的な記念日”というより、インターネット上の「今日は何の日」系サイトやSNSで広まっている呼び名です。元禄15年(1702年)12月14日の赤穂浪士討ち入りの前に、勝利を願ってそばを食べたという逸話にちなみ、この日に麺類を味わおうという雑学的な記念日として紹介されることが多くなっています。

そばに限らず、ラーメンやうどん、パスタなど「麺」全般を楽しむ日として捉えられることもあり、特定の業界団体が公式登録しているわけではない点には注意が必要です。とはいえ、年末に向けて忙しくなる時期に、温かい麺類でひと息つくきっかけにはなりそうです。

今日はお気に入りのラーメン店に行ってみたり、年越しそばの“予行演習”として家でそばをゆっくり味わってみるのも良さそうです。麺作りやご当地ラーメンの動画を眺めて「次はこれを食べに行こう」と考えるのも、ちょっとした楽しみになります。

サルの日(Monkey Day)

12月14日は、海外を中心に「Monkey Day(モンキーデー/世界サルの日)」として親しまれている、非公式の国際的な記念日です。2000年、アメリカのミシガン州立大学の美術学生ケイシー・ソローとエリック・ミリキンが友人のカレンダーに「Monkey Day」と書き込んでお祝いしたのが始まりとされ、その後アート作品やウェブコミックなどを通じて広まりました。

この日は“monkey(サル)”だけでなく、チンパンジーやテナガザルなどを含む霊長類全般を楽しく知る日とされ、動物園や環境団体がイベントを行うこともあります。日本でもサル類の展示に力を入れる動物園などが、霊長類の生態や保全について考えるガイドツアーを実施するケースがあります。

今日はサルの動画やドキュメンタリーを見て、種類ごとの表情やしぐさの違いを観察してみるのはいかがでしょうか。近くにサルのいる動物園があれば、「サル山」をゆっくり眺めて、その社会性や賢さに注目してみるのもおすすめです。

まとめ

12月14日は、「南極の日」「四十七士討ち入りの日(忠臣蔵の日)」のような歴史と探検の記念日から、「マダムシンコの日」「丸大燻製屋・ジューシーの日」といったグルメ系、「透明資産の日」「クラシコ・医師の日」のようなビジネス・医療に関わる記念日まで、多彩なテーマがぎゅっと詰まった一日です。極地探検や忠臣蔵の物語を入り口に歴史をたどったり、人気スイーツやソーセージを手に取りながら、企業やブランドのストーリーに目を向けてみると、日付の背景がより立体的に見えてきます。

さらに、「サルの日(Monkey Day)」や「ひよ子の日」など、海外カルチャーやロングセラー和菓子にちなんだ記念日もあり、ちょっとした雑学ネタとしても使いやすいラインナップです。今日は、気になった記念日をひとつ選んで、動画や本、ニュース、実際の商品をチェックしてみてください。いつもの12月14日が、少しだけ特別で、会話のタネが増える一日に変わるはずです。

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