12月28日はどんな日?年末に話したくなる記念日をチェック

12月28日は、国際的に意味を持つ出来事の記念から、日本で定められた記念日まで、年末らしい“区切り”や“学び”につながる話題が見つかる日です。由来を知るだけで、いつもの一日が少しだけ印象に残るようになります。
今日は、12月28日にちなんだ記念日を、日付の根拠や背景と一緒にわかりやすく整理します。家族や友人との雑談のネタにしたり、年末の過ごし方を少し整えるきっかけにしたり、気になったものを1つだけでも取り入れてみてください。
御用納め・仕事納め
官公庁では年末年始(12月29日〜1月3日)が「行政機関の休日」とされており、その直前が区切りになるため、12月28日が「御用納め(仕事納め)」として扱われることが多い日です。
民間企業の仕事納めは会社ごとに異なりますが、官公庁の暦に合わせて年末の最終稼働日として定着してきました。
今日は、今年やり残した用件を「3つだけ」片づける/机の上を1区画だけ整える/お世話になった人へ短いお礼を送る、のように小さく締めるのがおすすめです。
ディスクジョッキーの日
12月28日は「ディスクジョッキーの日(DJの日)」として紹介されることがある記念日で、ラジオDJの魅力を伝える目的で制定されたとされています。日付は、日本のラジオDJの草分けとして知られる糸居五郎さんの命日(1984年12月28日)にちなんだものです。
今日は“選曲”や“声の仕事”に注目して、好きなラジオ番組を1本聴く/お気に入りの曲を3曲だけ並べて自分DJごっこをする/今年よく聴いた曲を振り返る、などが気軽に楽しめます。
身体検査の日
1888年12月28日、文部省が学校で毎年「活力検査(身体検査)」を行うよう訓令した出来事に由来するとされ、12月28日を「身体検査の日」として紹介することがあります。
年末は体調を崩しやすい時期でもあるので、今日は睡眠をいつもより30分確保する/血圧や体重など“1項目だけ”記録する/健康診断の予約や受診予定を確認する、など小さな整え方が取り入れやすいです。
京都タワー開業の日(1964年12月28日)
京都駅の目の前に立つランドマーク「京都タワー」は、1964年12月28日に開業したことで知られます。高度経済成長期の京都を象徴する存在の一つで、観光の玄関口として街の景色を見渡せる展望スポットになりました。
今日は「街の景色」をテーマに、展望台の写真を見返す/京都駅周辺の思い出を1つ語る/“自分の街の塔や高い場所”を調べてみる、が気軽です。
絶滅危惧種法(Endangered Species Act)署名の日(1973年12月28日)
アメリカでは1973年12月28日、ニクソン大統領が「Endangered Species Act(絶滅危惧種法)」に署名し、希少種とその生息環境を守るための強力な枠組みが整いました。
今日の過ごし方は、身近な絶滅危惧種を1種だけ調べる(日本のレッドリストでもOK)、動物園・水族館の保全活動を1つ読む、寄付ではなく「知ってシェアする」投稿を1回だけする、などが現実的です。
鏡餅(かがみもち)を作る・飾る日(年末の習わし)
多くの地域で、12月28日は鏡餅を作ったり飾ったりする目安の日として知られます。末広がりで縁起がよい「八」が入る日として選ばれやすく、反対に12月29日(「二重苦」など)や12月31日(「一夜飾り」)は避ける習わしが語られます。
お正月に向けて、鏡餅の意味(年神様を迎える供え物など)を知ってから準備すると、いつもの飾り付けが少し特別に感じられます。今日は「飾る場所を決める」「台や敷紙を整える」「家族で由来を1つだけ話す」あたりからでも十分。
クワンザ(Kwanzaa)「Ujima(集団の労働と責任)」の日(文化的な祝祭)
12月28日は、アフリカ系の文化と価値観を祝う「クワンザ」(主に米国で12月26日〜1月1日に行われる文化的行事)の3日目に当たり、この日のテーマはUjima(集団の労働と責任)です。クワンザ自体は1966年にマウラナ・カレンガによって始められ、日ごとに7つの原則(Nguzo Saba)を学ぶ形で進みます。
今日は「身近な共同作業」を意識して、家の片付けを分担したり、地域の活動を調べたり、誰かの困りごとを一緒に解決する時間にしてみるのも“それっぽい”過ごし方です。
大日本相撲協会設立の日(日本相撲協会の“節目”)
1925年12月28日、現在の日本相撲協会につながる「財団法人大日本相撲協会」の設立が認可された日です。
のちに名称変更や法人形態の移行を経て、現代の大相撲を支える“運営の土台”が整っていきました。
今日は、相撲の番付やルールをざっくり復習してから取組を見る/好きな力士の過去映像を1本だけ観る/国技館グルメっぽいものを家で真似してみる、あたりが手軽です。
シネマトグラフの日
1895年12月28日、フランス・パリでリュミエール兄弟による“有料の一般公開上映”が行われ、映画の歴史が大きく動いた日として知られています。
撮影・映写に関わる技術が広まり、やがて映画館文化へつながっていきました。
今日は、最初期の映画や映画誕生の解説を1本だけ観る/「人生で忘れられない映画」を1本選んで理由をメモする/年末に観たい作品リストを3本作る、がおすすめです。
12月28日の記念日まとめ
12月28日は、御用納め・仕事納めとして年末の区切りを意識しやすい一方で、映画の誕生に関わるシネマトグラフの日や、宗教行事である聖なる幼子殉教者の祝日など、歴史や文化に根ざした記念日が重なる日です。日常と非日常が交差するようなラインナップが、この日の特徴といえます。
また、京都タワー開業の日や身体検査の日、大日本相撲協会設立の日など、日本の社会や暮らしに直結する話題も多く、年末の雑談ネタとしても使いやすい日付です。
どれか一つでも由来を知り、少し意識して過ごすだけで、12月28日は単なる年末の一日から、記憶に残る一日に変わります。