ゲーム系 新作ゲームレビュー 連載/特集

2025年ゲーム総まとめ|PS5・Switch 2・PCの新作&名作おすすめタイトルを1月〜12月まで一気にチェック

目次
  1. はじめに|2025年の「今遊ぶべきゲーム」をざっくり把握する
  2. 2025年1月の注目タイトル&忖度なしスコア
  3. 2025年2月の注目タイトル&忖度なしスコア
  4. 2025年3月の注目タイトル&忖度なしスコア
  5. 2025年4月の注目タイトル&忖度なしスコア
  6. 2025年5月の注目タイトル&忖度なしスコア
  7. 2025年6月の注目タイトル&忖度なしスコア
  8. 2025年7月の注目タイトル&忖度なしスコア
  9. 2025年8月の注目タイトル&忖度なしスコア
  10. 2025年9月の注目タイトル&忖度なしスコア
  11. 2025年10月の注目タイトル&忖度なしスコア
  12. 2025年11月の注目タイトル&忖度なしスコア
  13. まとめ|2025年を一言で表すなら?

はじめに|2025年の「今遊ぶべきゲーム」をざっくり把握する

2025年のゲーム新作・名作タイトルを特集する記事のアイキャッチ画像。中央にネオン調の“2025”の数字、背景にはファンタジーやロボット、パズルなど多彩なジャンルのゲーム世界を象徴するアイコンが浮かび、手前にはコントローラーやゲーム機、キーボードなどのシルエットが並ぶ。PS5、Switch 2、PCの最新ゲームトレンドを網羅する未来的でポップなデザイン

2025年は、PS5・Switch 2・PC向けを中心に、大作アクションRPGからインディーの名作まで、新作ゲームがひっきりなしに登場した一年です。
ただ、「気になるタイトルが多すぎて選べない」「結局どれが面白かったの?」という人も多いはず。

このページでは、2025年に発売された主な話題作・名作・注目作を、1月〜12月の順にまとめて紹介します。
各タイトルごとに

  • 発売日・対応ハード
  • どんなゲームか一言で分かるポイント
  • 管理人目線の“忖度なしスコア”(暫定評価)

をセットで掲載し、日本語公式PVがあるものは、その場で再生できるように埋め込んでいます。

「年末セールで買う1本を決めたい」
「PS5やSwitch 2を買ったけど、まず何を遊べばいいか知りたい」
「2025年の話題作だけサクッと振り返りたい」

そんなときに、このページを上からスクロールしていくだけで、2025年のゲームシーン全体と、“自分に合いそうなタイトル”の目星がつくように構成しています。

それではまず、1月に発売された注目タイトルから見ていきましょう。

2025年1月の注目タイトル&忖度なしスコア

ドンキーコング リターンズ HD(Donkey Kong Country Returns HD)

[基本データ]

  • 発売日:2025年1月16日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch
  • ジャンル:アクション(横スクロール2D)
  • 発売元:任天堂
  • 価格:パッケージ版 6,578円(税込)/ダウンロード版 6,500円(税込)

[どんなゲーム?]

Wii の名作「ドンキーコング リターンズ」をHD化し、3DS版で追加されたエクストラコースもまとめて収録したリマスター版。全80コースを、ドンキーコングとディディーコングの豪快アクションで駆け抜けるクラシック寄りの高難度2Dアクションです。

Joy-Con を使ったおすそわけプレイに対応しており、1人プレイではドンキーの背中にディディーが乗る形、2人プレイではそれぞれを操作する協力プレイが楽しめます。

[主な特徴・ポイント]

  • Wii版をベースに、解像度やフレームレートを現行機向けに強化したHD版
  • 「オリジナルモード」(歯ごたえ重視)と、体力やアイテム数に余裕のある「モダンモード」の2つを収録
  • 3DS版で追加された高難度コースも収録し、ボリューム面はシリーズでもトップクラス
  • ロケットバレルやトロッコ、サイのランビなど、シリーズらしいギミックが総登場

[忖度なしレビュー|良かった点]

  • 2025年になっても通用する、キレ味の良い2Dアクションと高めの難易度バランス
  • 「モダンモード」やスーパーガイドのおかげで、アクションが苦手でも最後まで遊びやすい設計
  • 3DS版の追加コースまで入っているため、「決定版」としてまとめて遊べる
  • モーション操作が廃止され、操作感が安定したのは純粋に遊びやすさの向上

[忖度なしレビュー|気になった点]

  • ほぼそのままの移植で新要素は少なく、「遊んだことがある人向けの驚き」は控えめ
  • ロード時間や一部カットシーンの画質など、細かい部分で “今世代基準” としては物足りなさも指摘されている
  • フルプライス級の価格設定は、既プレイヤーほど割高に感じやすい

[忖度なしスコア]

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10(ゲーム自体の完成度は高いが、リマスターとしての新鮮味は控えめ)
  • 難易度:やや高め(特に中盤以降のトロッコ/ロケット系コース)
  • ボリューム目安:エンディングまで約10時間前後、やり込みまで含めると+数時間
ドンキーコング リターンズ HD

Wii版の名作横スクロールアクションがHD画質で蘇った決定版。 美麗グラフィック・操作性の向上・2人協力プレイなど、より遊びやすく進化したSwitch向けパッケージです。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

[一言まとめ・おすすめ度]

2Dアクションとしての出来は今遊んでも一級品で、「まだドンキーコングをちゃんと遊んだことがない」人にはかなりおすすめ。一方で、Wii版や3DS版をやり込んだ人にとっては“高品質な復習版”という位置づけで、新要素目当てよりも「Switchで遊びやすい環境が欲しいかどうか」が購入判断のポイントになりそうです。

フリーダムウォーズ リマスター(FREEDOM WARS Remastered)

【基本データ】

  • 発売日:2025年1月9日(木)※Steam版は1月10日(金)
  • 対応ハード:PlayStation 5 / PlayStation 4 / Nintendo Switch / Steam(PC)
  • ジャンル:“奪還”マルチプレイアクション
  • 発売元:バンダイナムコエンターテインメント
  • 価格:通常版 4,950円(税込)/DL専用「貢献エディション」5,940円(税込)

【どんなゲーム?】

2014年にPS Vitaで発売された“懲役100万年”アクション『フリーダムウォーズ』を、現行機向けに高解像度・高フレームレート化したリマスター版。

資源が枯渇した遠い未来、人々は牢国都市「パノプティコン」で暮らし、何の生産性ももたらさない人間は“咎人(とがびと)”として生まれた瞬間から懲役100万年を科されます。プレイヤーはその一人として、“ボランティア”と呼ばれる危険な戦闘任務をこなして刑期を減らし、自由を目指して戦うことになります。

シリーズの代名詞である“荊(イバラ)”アクションは健在で、ワイヤーのように射出して立体的に移動したり、巨大な敵の部位を絡め取って引きはがしたりと、独特のハイスピード戦闘が楽しめるのが特徴です。


【主な特徴・ポイント】

  • オリジナル版の世界観・シナリオはそのままに、4K対応(PS5/PC)やテクスチャ・ムービー解像度向上など、グラフィックを大幅強化。
  • 移動速度アップや“荊”によるアクションキャンセル、新しい操作カスタム機能の追加など、バトルデザインを現代向けにブラッシュアップ。
  • 武器強化要素「モジュラー」がアイテム化され、自由な付け外しや合成が可能に。ビルドを組み替えやすく、やり込みの幅が広がった。
  • 過去に配信されたカスタマイズ系DLCを多数収録し、アクセサリのボイス追加や楽曲のゲーム内収録など、ほぼ完全版に近い内容。
  • 新たな高難度モード「大罪人モード」を実装。懲罰時の刑期増加やボランティア中のハプニング追加など、よりシビアな咎人体験ができる。
  • 最大8人オンラインマルチに対応(プラットフォーム間クロスプレイは不可/PS4とPS5は同一PF内クロスプレイ可)。

【忖度なしレビュー|良かった点】

  • ディストピアSF+監視社会をモチーフにした世界観が今遊んでも尖っていて、「懲役100万年」「アクセサリ」といったワードが強烈に印象に残る。
  • グラフィック強化とフレームレート向上で、特にPS5/PCでは高速バトルがかなり気持ちよくなっている。荊アクションの爽快感がようやくスペックに追いついた印象。
  • 武器強化が即時完了+モジュラーの付け外し対応で、素材集めのテンポが改善。ビルドを試しやすくなり、「昔より遊びやすいフリウォ」になっている。
  • 高難度好き向けの「大罪人モード」がかなりハード。敵増援や刑期増加など、理不尽寄りの緊張感を楽しみたい人にはうれしい追加要素。

【忖度なしレビュー|気になった点】

  • 基本構造は2014年当時の“狩りゲー寄りデザイン”のままなので、周回や素材集め前提のゲーム進行が合わない人には、いま遊んでもやや作業感が強く感じられるかもしれない。
  • 監視社会・懲役・処罰といったシビアな題材が前面に出るため、ライト寄りのユーザーには世界観が重く感じられる可能性あり。
  • Switch版は1080p/30fps上限で、PS5やPCと比べると動作面での快適さに差がある点は要確認。
  • クロスプレイ非対応なので、遊ぶフレンドの多いプラットフォームを事前に決めておかないとマルチがやりづらい。

【忖度なしスコア】

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10
    (世界観と荊アクションの独自性は今でも強力。ただし周回前提の設計や重いテーマ性もそのままなので、人を選ぶ一本)
  • 難易度:高め
    (標準でも歯ごたえがあり、高難度「大罪人モード」はかなりコア向け)
  • ボリューム感:がっつり系
    (メインストーリーとボランティア周回・装備強化をこなしていくと、1本で長く遊べるタイプ)
フリーダムウォーズ リマスター

懲役100万年からの減刑を目指すディストピア世界を舞台にした共闘アクションが、 PS5/PS4/Nintendo Switch/PC向けにリマスターされた最新バージョン。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。


【一言まとめ・おすすめ度】

Vita時代に話題になった“懲役100万年ゲー”を、今の環境で遊び直すにはかなり良いリマスター。独特の世界観と高速立体バトルに惹かれるなら、2025年1月の中でも「尖った名作枠」としてチェックしておきたい1本です。

テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター(Tales of Graces f Remastered)

基本データ

  • タイトル:テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター(Tales of Graces f Remastered)
  • 発売日:2025年1月16日(木)※Steam版のみ1月17日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Steam)
  • ジャンル:「守る強さを知るRPG」(アクションRPG)
  • プレイ人数:1人(バトル時のみオフライン最大4人)
  • メーカー:バンダイナムコエンターテインメント(開発:TOSE)
  • 価格(通常版):6,490円(税込)前後(機種・ストアにより差あり)

公式の位置づけとしては、『テイルズ オブ』30周年「テイルズ リマスタープロジェクト」の第1弾タイトルです。

どんなゲーム?

2010年にPS3で発売された『テイルズ オブ グレイセス エフ』を、現行ハード向けにブラッシュアップした完全版リマスター。舞台は星エフィネア。領主の息子アスベル、風の王国ウィンドルの王子リチャード、記憶を失った少女ソフィの「子ども時代の約束」から物語が始まる、王道ファンタジー寄りのジュブナイルRPGです。

バトルは『テイルズ』シリーズの中でも評価の高い「スタイルシフト・リニアモーションバトルシステム」を採用。アクション性が強く、キャラごとの操作感の違いを楽しめる“格闘ゲーム寄り”のテイルズとして今も根強い人気があります。

主な特徴・ポイント

  • オリジナル+追加シナリオ「未来への系譜編(Lineage & Legacies)」まで完備した決定版
  • CC(チェインキャパ)管理とスタイルシフトを軸にした、シリーズ屈指の爽快アクションバトル
  • 難易度や成長バランスを調整しやすい各種QoL(タイトル成長、マーカー機能など)の改善版
  • 60fps想定の快適バトル(※ただしSwitch版は他機種よりフレームレート面で妥協あり、後述)
  • DLC込みのデラックスエディションや成長支援セットなど“現代的”な課金要素も収録

忖度なしレビュー(良かった点)

  • バトルがシリーズトップクラスに楽しい:Aアーツ/Bアーツ切り替えとCC管理で、近接も術士も“触っていて気持ちいい”構成。中盤以降のボス戦は、アクションゲームとしても満足度高め。
  • 追加シナリオまで含めた大ボリューム:本編+未来への系譜編まで遊ぶと、普通にプレイしても70〜80時間級。長く1本のRPGに浸りたい人にはかなりコスパが良い部類。
  • “友情”に振り切ったストーリーライン:世界崩壊級の大事件というより、「幼なじみたちの関係性」「約束をどう守るか」といったテーマに絞っているのが特徴。最近のJRPGでは逆に珍しいくらいシンプルで、そこが刺さる人には強く刺さります。
  • リマスターとしての遊びやすさ:ロード短縮、UIの微調整、便利機能の追加など、PS3版の“不便さ”がだいぶ解消。過去作ファンにとっては「ようやくベスト版が出た」という印象。

忖度なしレビュー(気になった点)

  • 序盤〜中盤のストーリー展開はやや凡庸:いわゆる「国同士の争い+世界規模の危機」というテイルズらしい筋書きで、王道である反面、最近のRPGに比べると驚きは少なめ、という評価も目立ちます。
  • ダンジョン構造やおつかい要素はやや古さが残る:道中のギミックや迷路感はPS3時代のJRPGそのままで、昨今の“ショートテンポ慣れ”したプレイヤーには冗長に感じる場面も。
  • Switch版だけパフォーマンス面で妥協がある:PCやPS5版は快適だが、Switch版はフレームレートや解像度面で他機種より見劣りするとの検証報告あり。「携帯モードで手軽に遊びたい」か「より快適な環境を優先するか」で機種選びが変わります。
  • リマスターとしての“見た目の進化”は控えめ:高解像度化・UI調整・QoL改善はされているものの、近年のフルリメイク級タイトルと比べるとビジュアル面のインパクトは小さく、「値段の割に地味」と感じる層もいそうです。

忖度なしスコア

  • 総合評価:8.5 / 10

シリーズでも屈指の戦闘システムと、ロングプレイ前提のボリューム感は、2025年リマスター群の中でもかなり上位の出来。ただしストーリーの好みや、やや古さが残る構造、Switch版パフォーマンスなどで評価は割れそう——というバランスだと感じました。

テイルズ オブ グレイセス エフ リマスター(PS5)

「守る強さ」をテーマに描かれた名作RPGが、グラフィック向上や快適機能の追加とともにPS5で再登場。 なめらかなバトルとDLC衣装などもまとめて楽しめるリマスター版です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

「ストーリーより“手触りの良いバトル”と“仲間とのやり取り”を楽しみたい人向けの、安心しておすすめできるJRPGリマスター」。

  • テイルズシリーズやアクション寄りJRPGが好き
  • 1本で長く遊べるRPGを2025年のうちに1本押さえておきたい
  • PS3版を未プレイ/途中でやめてしまったので、いい機会にやり直したい

こういった人には、2025年上半期の“買って後悔しにくい”1本として推せるタイトルだと思います。

さらに詳しくはこちら

真・三國無双 ORIGINS(Dynasty Warriors: Origins)

基本データ

  • タイトル:真・三國無双 ORIGINS(Dynasty Warriors: Origins)
  • 発売日:2025年1月17日(金)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
    ※Nintendo Switch 2版は2026年1月22日配信予定
  • ジャンル:タクティカル一騎当千アクション(ハック&スラッシュ)
  • プレイ人数:1人(オフライン専用)
  • 開発:オメガフォース/発売:コーエーテクモゲームス
  • 価格:通常版 9,680円(税込)/Switch 2版 8,580円(税込)※DL版・各エディションで変動あり
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)

どんなゲーム?

『真・三國無双 ORIGINS』は、「真・三國無双」シリーズ第10作目にあたる新作。プレイヤーは名前を持たない“無名の英雄(The Wanderer)”として、後漢末期〜三国志の戦乱を駆け抜ける一人称視点の物語を体験します。

最大の特徴は「プレイヤーキャラが固定されたストーリーRPG寄りの無双」になっていること。曹操・劉備・孫堅らおなじみの武将は仲間や同僚として登場し、プレイヤーは彼らと関係を築きながら、どの勢力に与し、どんな未来を選ぶのかを自分の行動で決めていきます。

ゲーム的には、シリーズ伝統の「一騎当千アクション」をベースにしつつ、戦場全体を俯瞰しながら部隊に指示を出す要素や、ルート分岐・マルチエンディングなどを取り入れた、“キャンペーン型の三国志アクションRPG”に近い仕上がりです。


主な特徴・ポイント

  • シリーズ初の“無名主人公”制:プレイヤーは固定主人公として物語の中心に立ち、三国志の英雄たちと関係性を築いていく。これにより、従来よりストーリーへの没入感が増している。
  • カタナエンジンによる大規模戦闘:新開発エンジン「Katana Engine」によって、画面内に大量の兵士を同時表示しつつ、滑らかなアクションを実現。シリーズらしい“千人斬り”のスケール感がパワーアップ。
  • 1対多アクション+戦略指揮:通常攻撃と強攻撃、必殺技を組み合わせたアクションに加え、マップ上で味方部隊に指示を出し、戦線を押し上げていく半リアルタイム戦略要素を導入。
  • 3勢力+マルチエンディング構成:途中の分岐で魏・呉・蜀のいずれかの勢力ルートへ。通常エンディングだけで3種、さらにクリア後のルートで追加エンディングが用意され、合計6種類のエンディングが存在。
  • 1周20〜30時間、全ルートで50時間前後
  • メイン1周は20〜30時間程度、3勢力分のストーリーを全て追うと50時間程度が目安。やり込み要素まで含めると100時間以上遊べるとの報告も。
  • 評価は概ね好評寄り:メタスコアはPS5版80前後・PC版85前後と、シリーズとしては久々に高評価。「シリーズ最高クラスの出来」と評する海外メディアもある。
  • Nintendo Switch 2版+大型DLC
  • 2026年1月22日にSwitch 2版を発売予定。同時期に全プラットフォーム向けの大型DLCも配信予定で、長期的な運営が見込まれている。

忖度なしレビュー(良かった点)

  • 「ただの無双」に戻らなかった、新しい方向性
  • 主人公を1人に絞ったことで、物語のフォーカスが明確に。曹操・劉備・孫堅らとの関係性が丁寧に描かれ、過去作よりもストーリーRPG感が強い。
  • 戦場の“臨場感”はシリーズ屈指
  • 画面いっぱいにうごめく兵士・投石・弓矢・戦車などが入り乱れ、「戦場に放り込まれた感」がかなり強い。ポリゴン数の暴力で押すのではなく、演出・カメラワーク込みで見せ方がうまい。
  • 難易度バランスは“ちゃんと見て避ける”方向へ
  • 従来の「連打していればなんとかなる」感から一歩踏み込み、強敵や武将戦では敵のモーションを見て回避・ガード・スキルを使い分ける必要がある。シリーズファンからも「程よい歯ごたえ」との声が多い。
  • 遊びごたえのあるボリューム
  • 共通ルート+3勢力ルート+追加エンディングまで含めると、ストーリーだけでも40〜70時間クラス。実績埋めや高難度攻略までやると100時間以上プレイしているユーザーも珍しくない。
  • シリーズ評価の“持ち直し”
  • 『真・三國無双8』で離れたユーザーからも、「原点回帰しつつ新しい挑戦をしている」「久々に人に勧めやすい無双」とのレビューが目立つ。

忖度なしレビュー(気になった点)

  • 操作キャラが実質1人だけ
  • 過去作のように数十人の武将を動かしながら「推し武将で無双する」楽しさは薄く、そこを重視してきた長年のファンには物足りない可能性あり。
  • 味方AIの弱さは相変わらず
  • 一部レビューでは、「味方武将が無謀に突っ込んで溶ける」「守りたい拠点から勝手に離れてしまう」といったAIの問題も指摘されている。結局プレイヤーが火消しに走らされがち。
  • ミッション構成の単調さ
  • 面白い戦場も多い一方で、後半は「似たような防衛戦・殲滅戦の繰り返し」でダレてくるという感想もある。全ルート踏破を目指すと、人によっては“作業感”を強く感じそう。
  • 日本語版の情報整理がやや煩雑
  • PS5/Xbox/Steam/将来のSwitch 2版、大型DLC、予約特典など、プラットフォームごとの違いが多く、どれを買えばいいか分かりづらいという声もある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10

「三國無双」というブランドに期待される“無双感”と、“物語性・戦略性の強化”のバランスがかなり良い一本。
ただし、

  • 多数のプレイアブル武将で遊ぶ従来型無双
  • 超ライトなボタン連打ゲー

を期待するとギャップが出やすい作りです。

  • 難易度:中〜やや高め(無双としては歯ごたえあり)
  • ボリューム目安:1勢力クリア:20〜30時間
  • 3勢力+追加エンディング含む全ルート:50時間前後
  • やり込みまで含めると100時間以上も視野
真・三國無双 ORIGINS(PS5)

古代中国「三国志」の世界を舞台に、名もなき武芸者として乱世を駆け抜けるタクティカルアクション最新作。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。


一言まとめ・おすすめ度

「昔ながらの“無双らしさ”を残しつつ、『一本道連打ゲー』からちゃんと一歩進んだシリーズ再始動作」。

  • 三國無双シリーズが好き
  • アクションだけでなく“キャンペーンRPG的な遊び”も欲しい
  • 2025年のアクションゲームから1本、長く遊べるタイトルを押さえたい

ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist(エンダーマグノリア: ブルームインザミスト)

基本データ

  • タイトル:ENDER MAGNOLIA: Bloom in the Mist(エンダーマグノリア: ブルームインザミスト)
  • 発売日:2025年1月23日(木)
  • 海外ストア表記:2025年1月22日(水)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2対応(互換)/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox One/Xbox Series X|S/PC(Steam)
  • ジャンル:探索型2D横スクロールアクションRPG(メトロイドヴァニア)
  • 開発:Adglobe/Live Wire
  • 発売:Binary Haze Interactive(デジタル版/パッケージ版)
  • プレイ人数:1人(シングルプレイ専用)
  • 想定プレイ時間:本編クリア約30〜40時間、やり込み含めると100時間級

どんなゲーム?

『ENDER LILIES: Quietus of the Knights』から数十年後、終末世界と化した「煙の国(Land of Fumes)」を舞台にした続編メトロイドヴァニア。

主人公は、穢れたホムンクルスを「浄化」できる調律師の少女ライラック。記憶を失った状態で地下実験施設で目覚め、ホムンクルスのノラ(正体はマグノリア)と契約を交わし、人とホムンクルスを救う旅に出ます。

ゲームプレイは2D横スクロールの探索+アクション。ライラック自身は直接攻撃せず、浄化したホムンクルスを召喚して戦わせるスタイルで、敵を倒すごとに新たなホムンクルスやアビリティを獲得し、行動範囲を広げていきます。

退廃的で美しいダークファンタジー世界と、ボス戦中心の手応えあるアクション、緻密な探索要素が組み合わさった、“2025年のメトロイドヴァニア代表候補”と言える一本です。


主な特徴・ポイント

  • 終末世界「煙の国」を舞台にしたダークファンタジー
  • 魔力資源と機械文明で栄えた大国が、暴走した人工生命ホムンクルスと穢れた煙によって崩壊していく物語。捨てられた旧市街、血に染まった研究施設、魔術学院、巨大工場など、多層構造の世界を自由に探索。
  • ホムンクルス召喚型のバトルシステム
  • ライラックは直接攻撃せず、浄化したホムンクルスをボタン割り当てで瞬時に呼び出して攻撃させるスタイル。近接・遠距離・設置型など、多彩なホムンクルスを組み合わせて“自分だけのビルド”を組み立てるのが核。
  • メトロイドヴァニアとしての完成度
  • 新アビリティを取ることで行ける場所が増え、エリア同士のつながりも丁寧に設計。ファストトラベルや見やすいマップなど、探索を快適にするQoLもかなり充実しています。
  • 難度調整とビルドの自由度
  • 強敵ボスや高難度エリアが多数ある一方で、救済系レリックやビルド調整で体感難度を下げることも可能。アクション得意勢は攻撃特化、苦手勢は防御・回復寄りなど、プレイスタイルに合わせて構築できるのが魅力。
  • 高評価レビュー・メタスコア
  • MetacriticではPC版が80台後半〜90近辺の「概ね好評」評価。
  • ファミ通クロスレビューでは33/40点と高めのスコア。

忖度なしレビュー(良かった点)

  • 「前作の良さ」をベースに、遊びやすさは確実に進化
  • 前作エンダーリリーズの“静かな絶望感+手応えあるボス戦”の雰囲気を維持しつつ、マップの見やすさやファストトラベル、ビルドの自由度など、プレイフィールは総じて改善されたという評価が目立ちます。
  • ホムンクルスビルドが純粋に楽しい
  • 近接ラッシュ、遠距離銃撃、設置トラップ、支援系など、多数のホムンクルスを組み合わせることで、同じボスでもまったく違う攻略パターンが成立。敵構成に合わせて“デッキ構築”する感覚は、本作ならではの中毒性があります。
  • ビジュアルと音楽の完成度が高い
  • 繊細なドット+エフェクト寄りの2D表現と、静かで物悲しいBGMの相性が良く、「雰囲気ゲー」としてもかなり強い部類。レビューでも“ビジュアルとサウンドだけでも買う価値あり”という声が出るレベル。
  • メトロイドヴァニアとして十分なボリューム
  • 本編クリア30〜40時間+収集・強化・ボス再戦・高難度エリアなどを含めると100時間級。価格帯を考えると、コスパ面でもかなり優秀な部類です。

忖度なしレビュー(気になった点)

  • “いつでも人に勧められる”ほど万人向けではない
  • 救済措置はあるものの、ボス戦や一部の探索はやはり難度高め。アクションがそこまで得意でないと、序盤〜中盤で心が折れる可能性もあります。
  • 世界観・ストーリーはやや“通好み”
  • セリフ量は多くなく、断片的なテキストと環境描写で物語を組み立てるタイプ。前作を知らなくても問題ない作りですが、ライト層には“何となく難しい話”と映るかもしれません。
  • 前作ファンの中には「エンダーリリーズの方が好き」という声も
  • レビューの一部では、「完成度は高いが、演出面やビジュアルのインパクトでは前作が上」とする意見もあり、“絶対的な上位互換”ではない点は頭に入れておきたいところ。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.0 / 10

メトロイドヴァニアとしての完成度、ビジュアル・音楽・ビルドの楽しさ、ボリューム感まで総合すると「2025年上半期のインディー枠でもトップクラス」と言っていい内容。

  • アクション難度:中〜やや高(ビルド次第で緩和可能)
  • コスパ:かなり良好(ボリュームと作り込みの割に価格は控えめ)

“難度高めの2Dアクションが好きかどうか”が、そのままおすすめ度を左右する一本です。

エンダーマグノリア: ブルームインザミスト(PS5)

終末世界「煙の国」を旅する探索型2DアクションRPG。 ダークファンタジーな物語と美しい2Dアート、 Miliによる幻想的な音楽をじっくり味わえる一本です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。


一言まとめ・おすすめ度

「前作エンダーリリーズ路線のダークファンタジーが、メトロイドヴァニアとして正統進化した一作」。

  • 高品質なメトロイドヴァニアが好き
  • 前作エンダーリリーズの雰囲気が刺さった
  • 難しめのアクションとビルド研究が楽しめる

こういった人には、2025年1月タイトルの中でも“かなり強く推せる”候補。逆に、シビアなアクションが苦手で、ストーリーを分かりやすく追いたいタイプだと、やや人を選ぶかもしれません。

ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄(Phantom Brave: The Lost Hero)

基本データ

  • タイトル:ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄(Phantom Brave: The Lost Hero)
  • 発売日:2025年1月30日(PS5/PS4/Nintendo Switch)、PC(Steam)は2025年4月24日配信開始
  • 対応ハード:PS5/PS4/Nintendo Switch/PC(Steam)
  • ジャンル:フリー移動型シミュレーションRPG(ストラテジーRPG)
  • 開発・発売:日本一ソフトウェア/NIS America

どんなゲーム?

2004年に発売された「ファントム・ブレイブ」の、約20年ぶりとなる完全新作続編。舞台は、個性豊かな島々が浮かぶ海の世界「イヴォワール」。死者の魂“ファントム”と心を通わせる少女マローネが、幽霊船団にさらわれた相棒アッシュを救うため、新たな仲間とともに海を巡る物語が描かれます。

主な特徴・ポイント

  • マス目のない「フリー移動」型バトル。円形の行動範囲内を自由に動き回りながら、位置取りと行動順を意識した戦略を組み立てるシステム。
  • 木や岩、武器などマップ上のオブジェクトにファントムを憑依させてユニット化する「コンファイン」や、マローネ自身に憑依させる「絆コンファイン」による、自由度の高いやりたい放題バトル。
  • ロボや大砲つき車両などに乗り込める新要素「ガジェット」、敵やオブジェクトを投げ飛ばして場外に落とす、積み上げて足場にするなど、従来作をさらに拡張したギミックが多数。
  • DLCで「夜廻」「嘘つき姫と盲目王子」「MAD RAT DEAD」など日本一ソフトウェア他作品からゲストキャラが参戦するクロスオーバー要素もあり、やり込み派向けの長期運用タイトル。

忖度なしレビュー

良かった点

  • マス目のない自由移動+コンファイン+絆コンファインの組み合わせで、「位置取り」「投げ」「オブジェクト利用」が噛み合う独特の戦略性は健在。前作ファンからも“やり込みが盆栽のように楽しい”と評価されており、長く遊べる戦術RPGとしてのポテンシャルは高いです。
  • ストーリー面では、マローネとアッシュの関係性を軸にした「絆」の物語が好評で、前作からのファンには正統続編として刺さる内容。海外レビューでも「復帰組にも新規にも魅力的な作品」としておおむね高評価を獲得しています(メタスコア77前後)。

気になった点

  • UIやテンポ面の不満はユーザーからもかなり指摘されており、拠点→ワールドマップ→シナリオ選択の導線が冗長、ロードを含めた“ワンループの長さ”が気になるという声は無視できません。
  • 育成・合成・DLCシナリオなど、やり込み要素が非常に多い反面、それらを整理して快適に遊ばせるための導線はやや不足しており、「面白いけれどとっつきやすくはない」「要素過多で人を選ぶ」という評価にも頷くところがあります。

忖度なしスコア

  • ストーリー:9.0 / 10
  • バトルシステム:8.5 / 10
  • 遊びやすさ(UI・テンポ):6.5 / 10
  • やり込み・ボリューム:9.0 / 10
  • 総合おすすめ度:8.0 / 10

※「戦略性の高いSRPG」「日本一ソフトウェア作品」が好きならかなりハマれる一方で、UIやテンポにシビアな人には合う合わないがはっきり出そう、というバランスの評価です。

ファントム・ブレイブ 幽霊船団と消えた英雄(PS5)

死者の魂“ファントム”と交流できる少女マローネが、幽霊船団と謎の英雄をめぐる物語に挑むやりたい放題RPG。 高い自由度と戦略性を兼ね備えた日本一ソフトウェアらしい一本です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

前作からのファンにとっては、“21年越しにちゃんと戻ってきたファントム・ブレイブ”と呼べる意欲作。一方で、システムの自由度とやり込みの奥深さと引き換えに、操作性やテンポの荒さも抱えた、かなり“日本一ソフトウェアらしい”一本です。
戦略シミュレーションRPGが好きで、多少の不便さよりも変わったシステムとやり込み要素を重視する人には、自信を持って「2025年前半の注目作」として推せるタイトルだと思います。

ハローキティ アイランドアドベンチャー(Hello Kitty Island Adventure)

基本データ

  • 発売日:2025年1月30日(金)Nintendo Switch/Steam版、2025年8月5日(火)PS5版、パッケージ通常版は2025年8月28日(木)
  • 対応ハード:iPhone/iPad/Mac/Apple TV(Apple Arcade)/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Steam(PC)
  • ジャンル:ほのぼのアドベンチャー(オープンワールドライフシミュレーション)
  • プレイ人数:1人(オンライン協力プレイ時:1〜2人)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:Sunblink
  • 発売:Sunblink Entertainment LLC/サンリオ

どんなゲーム?

「ハローキティ アイランドアドベンチャー」は、サンリオキャラクターたちが暮らす「フレンドシップ・アイランド」を舞台にしたオープンワールド型の箱庭ライフシムです。プレイヤーは島に漂着した主人公として、ハローキティやシナモロール、マイメロディなどおなじみの仲間たちと交流しながら、壊れてしまったテーマパークを立て直していきます。

島は海底遺跡から雲の上のエリアまで、多彩なロケーションに分かれており、クエストやおつかいをこなしたり、料理・クラフト・ガーデニング・釣りなどの生活要素を楽しんだりと、プレイスタイルに応じた過ごし方ができます。メインストーリーに沿って島の謎を追ってもよし、推しキャラとの交流や着せ替えに全振りしてもよし、まったりスローライフ寄りの設計が特徴です。

もともとはApple Arcade向けに2023年配信されたタイトルですが、2025年にはNintendo Switch/Steam/PlayStation向けに展開が広がり、日本語パッケージ版も登場。家庭用ゲーム機でも遊びやすくなった“完全版”的な位置付けとして、サンリオファン以外の層にも届きやすくなりました。

主な特徴・ポイント

  • サンリオキャラ総出演のオープンワールド箱庭ゲーム。フレンドシップ・アイランド全体を自由に歩き回り、8つ前後のエリアでそれぞれ違った雰囲気を味わえる。
  • 料理・クラフト・ガーデニング・釣り・写真撮影など、生活系コンテンツが非常に豊富で、戦闘要素はなく「癒やし」と「収集」「交流」に特化したゲームデザイン。
  • 好感度システムとギフト要素により、推しキャラにプレゼントを渡したり、一緒に写真を撮ったりしながら友情を深めていくのがメインループ。特定のキャラとは専用イベントやエピソードも用意されている。
  • 島の各地には仕掛けや謎解き要素があり、ちょっとしたプラットフォームアクションやパズルを通して、テーマパーク崩壊の原因や島の歴史にまつわるストーリーが少しずつ明らかになる。
  • オンライン協力ではフレンドと2人で島を散策でき、素材集めや写真撮影、イベントの進行を一緒に楽しめる。マルチプレイ時も難易度は低く、家族やライト層でも遊びやすい。
  • 2025年には追加DLC「Wheatflour Wonderland」なども配信され、エリアやクエスト、コスメ・家具系アイテムが拡張。遊び込むほどにやることが増えていく構造になっている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • サンリオキャラクターのモデリングやアニメーションが丁寧で、ファンアート的な眺め方をしているだけでも満足度が高いクオリティ。
  • 戦闘がなく、基本的に「おつかい・収集・生活」のサイクルに集中できるため、小さな子どもやアクションゲームが苦手な人でも安心して遊べる。
  • クエストや実績の数が多く、好感度イベントやエリア開放のテンポも良好。短時間プレイを積み重ねても島全体の成長が実感しやすい。
  • 島のレイアウトやBGM、UIデザインまで「かわいい寄り」に徹底されており、プレイ中のストレスが少ない癒やし系作品として完成度が高い。
  • Apple Arcade・PC・家庭用とプラットフォーム選択肢が広く、携帯機中心でも据え置き中心でも遊びやすい展開になっている。

気になった点

  • ゲーム性の中心が「おつかい+収集」なので、シビアなゲームプレイやドラマチックなストーリーを求める人には単調に感じられやすい。
  • マップの移動量が多く、ファストトラベルを解放するまでの序盤は行ったり来たりが続き、テンポが悪く感じることがある。
  • 生活要素は広く浅く揃っている一方で、クラフトや農業などの一部システムは、他の本格派ライフシムに比べると奥行きがやや控えめ。
  • UIやチュートリアルは基本的に親切だが、イベント解放条件や一部クエストの進行条件が分かりづらく、攻略情報なしだと迷いやすい場面がある。
  • 日本では配信・パッケージ展開のタイミングがやや複雑で、「どの版を買えばいいか」「どこまで日本語対応か」が分かりにくいと感じるユーザーもいる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(癒やし全振りの箱庭ライフシムとしてかなり優秀な一本)
  • 難易度:易しめ(ゲームオーバー要素はほぼなく、作業量の多さがメインのハードル)
  • ボリューム目安:メインストーリーと主要クエストを追うと20〜30時間前後、やり込み要素・好感度イベント・DLCまで含めると50時間以上じっくり遊べるレベル
ハローキティ アイランドアドベンチャー(Nintendo Switch)

ハローキティやサンリオキャラクターたちと一緒に、南の島を冒険しながら スローライフを楽しめるアドベンチャーゲーム。家具や服を集めてコーディネートしたり、 釣りや料理、写真撮影など、のんびり遊べる要素がたっぷり詰まった一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

サンリオキャラクターたちとのんびり島暮らしを楽しめる、癒やし特化のオープンワールド箱庭ゲーム。ゲーム性より「かわいさ」と「スローライフの雰囲気」を重視する人や、家族で遊べる安心な1本を探している人に、強くおすすめしやすいタイトルです。

2025年2月の注目タイトル&忖度なしスコア

モンスターハンターワイルズ(Monster Hunter Wilds)

基本データ

  • タイトル:モンスターハンターワイルズ(Monster Hunter Wilds)
  • 発売日:2025年2月28日
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
  • ジャンル:ハンティングアクションRPG
  • プレイ人数:1人(オンラインは最大4人協力プレイ)
  • 開発・販売:カプコン

どんなゲーム?

「モンスターハンター:ワールド」の系譜を継ぐ、シリーズ最新の“大作路線”タイトル。
舞台は、過酷な嵐と豊かな生命が共存する「封禁の地」。プレイヤーはギルド所属のハンターとして調査隊とともにこの地を探索し、超巨大モンスター「アークヴェルド」をはじめとする新モンスターたちと戦っていきます。

従来作の“エリア切り替え”型ではなく、広大なフィールドをシームレスに移動できる構造になっており、天候変化や群れで行動するモンスターなど「生態系のダイナミックさ」が前面に押し出された作品です。ハンターとオトモアイルーにはフルボイスが実装され、ストーリー色もかなり濃くなっています。

主な特徴・ポイント

  • RE ENGINEによるハイエンド向けグラフィックと巨大フィールド
  • シームレスなオープンフィールドで、嵐や環境変化が狩りに影響
  • 搭乗モンスター「セイクレト」による自動追跡・高速移動で探索が快適
  • クロスプレイ対応(PS5/Xbox Series/PCで一緒に狩りが可能)
  • 発売3日で800万本、1カ月で1,000万本突破というシリーズ屈指の初動売上
  • その一方で、特にPC版のパフォーマンスとエンドコンテンツを巡る評価が大きな論点に

忖度なしレビュー(良かった点)

  • 「狩り」の手触りそのものは、シリーズでもトップクラスという声が多い
  • 各武器のアクションは前作までの知見を活かしつつ、手数・火力・快適さがバランスよく強化されており、熟練ハンターほど“コンボ研究”が楽しい設計。
  • シームレスなフィールドとダイナミックな天候変化は、初見時の没入感が高い
  • 嵐の中でモンスター同士が争う様子など、「生態を眺める楽しさ」はしっかりあります。
  • クロスプレイ対応で、フレンドがハードをまたいでも一緒に狩れるのは◎
  • 初動のコンテンツボリューム自体は決して少なくなく、メインストーリーをクリアするまでの“一本のアクションRPG”としては満足度が高い、という評価も見られます。

忖度なしレビュー(気になった点)

  • 特にPC版のパフォーマンス問題が深刻
  • 発売直後からクラッシュやフレームレート低下、描画の乱れなどが多く報告され、Steamレビューは一時「圧倒的に不評」まで低下。
  • その後も改善パッチは出ているものの、「ハイエンド環境でも最適化不足が目立つ」との指摘は2025年夏以降も続いています。
  • エンドコンテンツとゲームボリュームに対する不満
  • クリア後のやり込みが単調、モンスター追加や高難度クエストの不足など、「ワールド」や「アイスボーン」と比較して“長く遊ぶ理由”が弱いという声が多いです。
  • 難易度・ゲームデザインの方向性への賛否
  • 快適さを優先した結果、“程よい理不尽さ”や装備作りの達成感が薄れたと感じるシリーズファンも少なくありません。
  • これらの要素が重なり、発売以降のユーザースコア・売上推移はかなり厳しいカーブを描いているのも事実です。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.0 / 10

狩りのアクション体験はシリーズ屈指で、「戦っている瞬間」は間違いなく面白い作品。ただし、特にPC版の技術的問題と、エンドゲームの設計不足が大きな減点要素。コンシューマー版でも「快適だが薄味」と感じる人は一定数いそうです。

モンスターハンターワイルズ

モンスターハンターシリーズ最新作として発表された「モンスターハンターワイルズ」。

価格・在庫・対応機種は今後変更される可能性があります。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

“ハンティングアクションとしてのポテンシャルは高いが、運営と設計でつまずいた大型新作”という印象。

「今年のモンハン枠」としてチェックは避けられない一本ですが、購入するなら“どのハードで、どの温度感で遊ぶか”を事前に決めておきたいタイトル、という位置付けになりそうです。

シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII(Sid Meier’s Civilization VII)

基本データ(H4)

  • タイトル:シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII
  • 発売日:2025年2月11日(通常版/デジタル版)
  • 対応ハード:PC(Windows/macOS/Linux)PlayStation 4/PlayStation 5/Xbox One/Xbox Series X|S/Nintendo Switch
  • Nintendo Switch 2(2025年6月5日ローンチタイトル)
  • ジャンル:ターン制ストラテジー/4Xゲーム(探索・拡張・開発・征服)
  • モード:シングルプレイ/マルチプレイ(オンライン対戦対応)
  • 開発:Firaxis Games
  • 販売:2K

どんなゲーム?

人類の歴史を俯瞰しながら、自分の文明を育てていく定番4Xストラテジー「シヴィライゼーション」シリーズの最新作。
小さな集落からスタートし、都市を発展させ、科学・文化・経済・軍事を伸ばしつつ、他文明との外交や戦争を通じて世界の覇権を目指します。

VIIでは、シリーズの根本はそのままに「文明」と「指導者」を切り離して選べるようになり、さらに歴史を大きく3つの「時代(エイジ)」に区切った新システムを採用。
古代〜大航海〜近代と進む中で、時代ごとに文明を“乗り換え”ながらプレイできるのが最大の特徴です。

主な特徴・ポイント

  • 歴史を「古代」「探検(大航海)」「近代」の3エイジに再構成。
  • 各エイジごとに技術ツリーや勝ち筋が整理されており、エイジの終わりにはゲーム展開が一段落する作り。
  • 文明とリーダーを独立して選択でき、時代が変わるタイミングで別文明に“転生”するプレイも可能。
  • 歴史上の指導者だけでなく、哲学者・宗教家・科学者などもリーダーとして登場します。
  • シリーズ初心者向けにチュートリアルやガイドが強化されており、「VIIから入る」プレイヤーも想定した作り。
  • 1.0.1 以降、UIやツールチップ、バランス調整のパッチが継続的に配信。
  • 2025年11月時点の最新アップデート 1.3.0 では、12文明の大規模リワークと海洋要素の強化(港湾、私掠船、新しい海洋資源など)が導入され、“海のシヴィ”としての遊び方もかなり拡張されています。
  • 「Tides of Power」などの文明パックが展開中で、ブラックビアードなど新リーダーを追加。
  • 2025年末までは一部DLCが無料配布キャンペーン中のものもあり、長期運営を前提とした構成になっています。

忖度なしレビュー

発売から9か月以上経った、2025年11月時点の印象をまとめます。

良かった点

  • メタスコアは80前後と、「シリーズとしてはやや厳しめだが、ストラテジーとしては十分高評価」というポジション。外交システムの再設計や、音楽・演出面はしっかり作り込まれており、1プレイごとの“物語性”は強く感じられます。
  • 3エイジ制のおかげで「1プレイがダラダラと長引かない」のは、ライト〜中級者にはかなりありがたいポイント。特にコンソール勢には“遊びやすい Civ”として受け止められている印象です。
  • 1.3.0までのアップデートで、文明ごとの個性付けや海洋システムがだいぶ強化され、「発売直後よりはかなり遊びの幅が増えた」という評価も増えています。

気になった点・マイナス要素

  • 全体レビューは “Mixed(賛否両論)” で、ポジティブとネガティブがほぼ拮抗。
  • 「技術ツリーが途中で終わってしまう感じ」「せっかく育てた文明から別文明に飛ぶ没入感の切断」が受け入れられず、Civ V/VIのような“じっくり自文明だけを伸ばす感覚”を求めるファンほど違和感が大きいです。
  • UIはパッチで改善されてきたとはいえ、「情報量の多さに対して、まだ見やすいとは言い難い」という声が根強い。発売直後には有志ModでUIを調整する動きがすぐ出たくらいなので、ここは最後まで賛否が割れそうなポイントです。
  • プレイヤー数推移もかなり厳しく、Steam同時接続は発売直後のピークから右肩下がり。2025年春には Civ VI や V のほうがアクティブが多い状態になり、「シリーズ最新作なのに先祖返りしている」と話題になりました。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:6.5 / 10

理由イメージ:

  • ストラテジーとしての“地力”はさすがで、外交やBGM、文明ごとの味付けは魅力的
  • ただしシリーズファンほど「エイジ制」「文明乗り換え」「UI」「DLC前提感」にモヤモヤしやすく、現時点でも“決定版”とは言い難い
  • アップデートで着実に良くなってはいるが、「Civ VI 完全版以上に遊べるか?」と言われると、人を選ぶ段階

…というバランスなので、総合的に 6.5 点くらいが“忖度なし”の落としどころだと考えています。

シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII

世界的に人気の4Xストラテジーシリーズ最新作「シドマイヤーズ シヴィライゼーション VII」。 文明と指導者の組み合わせや、新たな「時代」システムによって、毎回違う展開が楽しめる一本です。 PS5やSwitchなど各ハード向けに展開される本格シミュレーションとして要注目のタイトルです。

価格・在庫・対応機種は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「シリーズの新しいチャレンジを形にした一作だけれど、“理想の Civ” と感じるかはかなり人を選ぶタイトル」。

2026年以降の大型DLCとさらなるバランス調整次第では、評価がもう一段階上がる余地は十分あるので、「セール+パッチ進行を見てから」が現実的な選択肢になりそうです。

龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii

基本データ

  • タイトル:龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii(りゅうがごとくエイトがいでん パイレーツ イン ハワイ)
  • 英題:Like a Dragon: Pirate Yakuza in Hawaii
  • ジャンル:アクションアドベンチャー
  • 開発:龍が如くスタジオ(セガ第一CS研究開発部)
  • 販売:セガ
  • 対応機種:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/PC(Windows/Steam)
  • プレイ人数:1人
  • CERO:D(17歳以上対象)
  • 発売日:2025年2月21日(金)

どんなゲーム?

『龍が如く8』の“その後”を描くスピンオフで、シリーズ屈指の人気キャラ・真島吾朗が初の単独主人公を務める外伝作品。舞台はハワイ近海の島々とホノルルの街で、記憶を失った真島が少年ノアとともに、伝説の財宝と失われた記憶を追って大海原を航海する。

ゲームとしては、従来の“龍が如く”らしい街歩き+ケンカアクションに、海賊船「ゴロー丸」での航海と海戦パートを加えた構成。ホノルルの街ではサブストーリーやミニゲーム、キャバクラ的な遊びも健在で、「龍が如く8」の世界観を海賊テイストで拡張したような一本になっている。

主な特徴・ポイント

  • 真島吾朗単独主人公の外伝:0、7外伝などで人気の真島が、初めて完全主役ポジションに。
  • 2つのバトルスタイル:シリーズおなじみの近接格闘寄り「狂犬」スタイルと、カトラスや銃器・ガジェットを使う「パイレーツ」スタイルを切り替えながら戦うシステム。
  • 海賊スタイルは範囲攻撃やギミックが多く、雑魚戦の爽快感が高い。
  • 海賊船バトルとクルー育成
  • ゴロー丸に乗り込み、敵海賊船との砲撃戦・乗り込み戦を繰り返す「海賊バトル」が新要素。
  • 船員(クルー)を集めて育成し、スキル構成や配置で戦力が大きく変わる。
  • 外伝にしてはしっかりめのボリューム
  • メインストーリーはムービー込みで20〜25時間前後、サブや寄り道も含めると30〜40時間以上は遊べるつくり。
  • ただし本編ナンバリングと比べれば規模はやや小さく、あくまでスピンオフ位置づけ。
  • 評価・メタスコア
  • Metacriticでは発売直後でおおよそ80点前後(サイトや機種によって79〜83点程度)と、概ね好評。
  • 海外レビューでは「馬鹿馬鹿しさを最大の強みに変えた」「航海パートがやや単調」といった賛否が混ざるバランス。

忖度なしレビュー

海賊真島というコンセプト勝ちの一本で、「兄さんを動かしたい側」の欲望にはかなり真っ直ぐ応えてくれる作品。2つのスタイルを切り替えるバトルはシリーズの中でもトップクラスに触っていて楽しく、とくに“パイレーツ”スタイルの見た目のバカさと火力の高さは、動画映えも含めて強い。

一方で、ストーリーは良くも悪くも外伝らしいスケール感で、本編8のような“人生を揺さぶる大河ドラマ”を期待するとやや肩透かし。海賊船バトルや航海パートも、コンセプトは面白いが同じ展開が続きがちで、レビューでも「海戦が単調」「移動がダルい」といった指摘がちらほら見られる。

ボリューム面は「外伝にしては十分」「本編と比べると物足りない」のちょうど中間。20〜25時間でメインを終えつつ、やり込みを触れば+10〜20時間は遊べるため、「真島が主役の中規模スピンオフ」として見るならかなり満足度は高い。ただし、雑魚エンカウント頻度や操作性(一部キー配置)は好みが分かれる部分があり、アクションにストレスを感じやすい人にはマイナスになる可能性もある。

シリーズ未経験者でも物語自体は追えるが、真島のバックボーンや小ネタを理解しているかどうかで感動度合いがかなり変わるため、できれば『龍が如く0』『龍が如く8』あたりを触っているプレイヤー向けの一本、という位置づけになる。

忖度なしスコア

※つぶログ基準/10点満点・2025年11月時点の暫定評価

  • 総合評価:8.0 / 10
  • ストーリー:7.5 / 10(外伝としては良作、ナンバリング級までは届かない)
  • バトル・アクション:8.5 / 10(2スタイル+海戦のアイデアは◎)
  • ボリューム:7.5 / 10(外伝として十分、本編比較だとやや軽め)
  • 快適さ・遊びやすさ:7.0 / 10(エンカ頻度や一部操作周りが惜しい)

→ 「真島ファン&シリーズファンには強くおすすめ。シリーズ入門用としては“アリだけど最初の1本ではない”くらいの位置づけ。」

龍が如く8外伝 Pirates in Hawaii

真島吾朗が主人公となり、『龍が如く8』のその後を描くスピンオフ作品

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「真島吾朗が海賊になってハワイを暴れ回る」という一発ネタを、全力で大真面目にやり切った外伝。シリーズ本編と比べれば小ぶりだが、真島好きならニヤニヤしっぱなしでエンディングまで駆け抜けられる、“兄さんファン向けご褒美スピンオフ”。

都市伝説解体センター

基本データ

  • タイトル:都市伝説解体センター
  • 発売日:2025年2月13日
  • 価格:ダウンロード版 1,980円(発売時/セール時は割引あり)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam
  • ジャンル:ミステリーアドベンチャー(怪異・都市伝説調査型ADV)
  • プレイ人数:1人
  • 開発:墓場文庫
  • 販売:集英社ゲームズ
  • 主な受賞・評価:日本ゲーム大賞2025 優秀賞
  • 電撃インディー大賞2025 第1位
  • 発売3か月で累計販売本数30万本突破

どんなゲーム?

プレイヤーは、怪異・呪物・異界などを専門に調査・解体する組織「都市伝説解体センター」の調査員。
主人公・福来あざみと、センター長にして国内屈指の能力者・廻屋渉と共に、SNSやネット上で拡散する都市伝説絡みの依頼を調査し、その背後にある“本当の出来事”を突き止めていくミステリーアドベンチャーです。

一見ホラー寄りのビジュアルですが、中身は「怪異を論理で解き明かす」側に振れた作品。
ドット絵ベースのサイケデリックなピクセルアートと、連続ドラマのように続くエピソード構成が特徴で、SNS時代の“バズる怪談”やデマ拡散の恐ろしさを、物語と謎解きの両面から描いていきます。

主な特徴・ポイント

  • SNS調査パート
  • Xや掲示板風のSNSを眺めながら、依頼に関連しそうなワードや投稿をピックアップ。
  • 新しい検索ワードを見つけて検索をかけることで、噂の全体像や当事者の情報が少しずつ見えてくる。
  • フィールド探索&聞き込み
  • 事件現場や依頼人の周辺を歩き回り、聞き取りや調査で手がかりを集める。
  • あざみは眼鏡をかけることで“過去にそこにあった痕跡”を視る能力を持ち、普通なら見落とす情報を拾えるのがゲーム的なフック。
  • 都市伝説の「特定」と事象の解体
  • 集めた証言・SNS情報・現場の痕跡を照らし合わせて、「どの都市伝説が背景にあるのか?」を推理して特定。
  • 都市伝説を言語化してしまうことで、怪異の正体が解体され、依頼そのものの“落としどころ”が決まっていく構成。
  • 連続ドラマ形式のシナリオ
  • 各チャプターごとに完結する事件を追いながら、センターそのものの謎やキャラクターの過去が少しずつ明らかになる。
  • 「ノベル感覚で読めるADV」として、1話ずつ区切って遊びやすい作りになっている。
  • ヒット作としての実績
  • 発売10日で10万本、3か月で30万本を突破する異例のヒット。
  • マイニンテンドーストアDLランキング1位(2月時点)、その後も上半期ランキング上位に残り続けるなど、インディーとしてはかなり強い動きを見せています。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 「怪談を“解明する”側」の立場が新鮮
  • 都市伝説や怪異を怖がるだけでなく、「どうしてそんな噂になったのか」「誰が得をするのか」まで踏み込んでいく構造が面白い。
  • 単なるホラーではなく、メディアリテラシーやネット炎上の構図をうまく物語に落とし込んでいて、大人が読んでも手応えがある。
  • テキストと演出のテンポが良い
  • ドット絵のビジュアルとサウンドがかなり印象的で、「セリフ→一枚絵→ちょっとしたアニメーション」というテンポが気持ちよく、1チャプターごとに“ドラマ1話分”みたいな満足感がある。
  • 難解な謎解きというより、“考えればちゃんと辿り着けるライン”に設定されていて、ミステリー初心者でも入りやすい。
  • インディーとしての完成度の高さ
  • 日本ゲーム大賞優秀賞やインディー大賞1位など、2025年の“顔”と言っていい受賞歴。
  • Steam評価も「非常に好評」〜「圧倒的に好評」帯で推移しており、口コミベースでの広がりが強いタイプのヒット。

気になった点・マイナス要素

  • 良くも悪くも“読むゲーム”寄り
  • 基本はノベルADV寄りで、探索・選択はあるものの、アクション性や自由度を求める人には物足りない。
  • 事件ごとに決まったルートを辿る構成なので、「毎周回ごとに展開が大きく変わる」といったリプレイ性は薄め。
  • 怖さのさじ加減
  • グロテスク表現は控えめな一方で、「精神的にじわじわ来るタイプの不気味さ」が多く、ホラー耐性ゼロだと緊張しっぱなしになる可能性はある。
  • 逆にホラー慣れしている人には、“ガチホラゲー”ほどの恐怖感はないと感じるかもしれない。この辺りは好みが割れそう。
  • ボリューム体感
  • 価格を考えれば十分ですが、「評判を聞いて大作級のボリュームを期待すると、思ったよりコンパクトだった」という声も。
  • ただし各チャプターの密度が高いので、“短い=薄い”ではなく、濃い短編を連続で読む感覚に近いです。

忖度なしスコア

  • 総合評価:8.8 / 10
  • シナリオ・キャラクター:9.0 / 10
  • 演出・ビジュアル:9.0 / 10
  • システム・遊びやすさ:8.5 / 10
  • コスパ:9.0 / 10

ざっくり言うと、

  • ミステリーADV好き・テキスト主体のゲームが好き → かなり強めにおすすめできる
  • アクションやオープンワールドの“遊び”を求める → 方向性が違うので、評判だけで飛びつくとギャップが出るかも

というバランスの一本です。

都市伝説解体センター(Nintendo Switch)

呪いの箱、事故物件、異界など、ネットや噂で語られる「都市伝説」の真相に迫るミステリーアドベンチャー。 調査員たちが怪異の裏側にある人間ドラマと真実を解き明かしていく、連続ドラマ形式のテキストADVです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「ネット時代の“怪談”を、論理と感情の両方で解体していく、2025年インディーシーンを代表する一本」。

ホラーが超得意でなくても楽しめる設計と、都市伝説×SNS×人間ドラマの掛け合わせがうまくハマっていて、「ちょっと気になってる」段階ならセール時含めて十分“買い”のラインだと思います。

クラシックダンジョンX3

基本データ

  • タイトル:クラシックダンジョンX3(クラダンX3)
  • ジャンル:カスタム自在・自由度高すぎドット絵アクションRPG
  • 発売日:2025年2月27日(木)
  • 対応機種:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4(+Steam版は2025年9月配信)
  • 価格:パッケージ・DL版ともに 7,200円(税込7,920円)
  • プレイ人数:1人
  • CERO:A(全年齢対象)
  • 開発・販売:日本一ソフトウェア

どんなゲーム?

2010年から続く「クラシックダンジョン」シリーズの最新作で、約15年ぶりの完全新作。レトロなドット絵見た目とは裏腹に、中身はガチガチのハクスラ寄りアクションRPGです。

プレイヤーは“マノアカズ”と呼ばれる拠点に集められた「ワル」の一人として、世界平和のため(!?)にデスゲームめいたダンジョン攻略に挑むことになります。攻撃・魔法・ダッシュ・ジャンプ・スライディング・盾ガード・飛行など、多彩なアクションを組み合わせながら、罠だらけのランダムダンジョンをひたすら潜っていく、かなり硬派な作りです。

主な特徴・ポイント

  • 自由度の高すぎるキャラメイク
  • 1ドット単位でキャラクターのドット絵を自作できる、シリーズ伝統のエディット機能を継承。
  • 自作キャラやBGM、マップをオンラインで共有する機能もあり、「自分のドットキャラで延々ハクスラしたい」タイプの人には刺さる作り。
  • ハクスラ特化のアクションRPG
  • ランダム生成ダンジョンで装備やアイテムを拾い続け、より深い階層と高難度のダンジョンを目指す構造。
  • 武器・防具・盾など装備は400種以上、称号やマナ(コスト)管理と組み合わせることでビルドの幅が非常に広い。
  • シリーズ経験者前提に近い難度設計
  • 罠や敵レベルの上がり方がシビアで、「知らないと理不尽に感じる」トラップも多め。
  • アップデートで序盤(Lv30前後)までの難度緩和やバランス調整は入っているものの、なお玄人向けの手触り。
  • やり込み沼の深さ
  • ステータス上限がアプデで事実上撤廃され、理論値装備や魔装陣を追い求めるエンドコンテンツがとにかく深い。
  • 実際に200時間超遊んでいるプレイヤーも多く、「気付くと時間が溶けている」タイプのゲーム。
  • 評価傾向
  • Steamレビューは「非常に好評」。
  • 国内ブログやレビューでは「ドット・ハクスラ好きには神ゲー寄り」「ただし人を選びまくる」といったトーンが目立つ。

忖度なしレビュー

良かった点

  • ハクスラ×ドット絵に振り切った“変わらなさ”
  • 見た目は一昔前のドットなのに、中身はがっつり現代ハクスラ寄り。敵や罠が理不尽寄りなのも含めて、「昔ながらの日本一ソフトウェアのやり込みゲー」をそのまま現代機に持ってきたような印象。
  • 自キャラをドットで描いて、それで延々と潜るだけで幸せ、というタイプのプレイヤーにはどストライク。
  • やり込みの天井がとにかく高い
  • ステータス上限の拡張や、魔装陣・AFの組み合わせで「まだ強くなれる」余地がずっと残されており、やり込み記事でも200時間を超えて遊んでいる報告が多数。
  • 一度システムを理解すると、“自分なりの最強構成”を追いかける楽しさで一気に時間が溶ける。
  • BGMやシリーズ愛
  • 過去作のBGMも多数収録されており、シリーズを追ってきた人には「音楽だけでテンションが上がる」レベル。

気になった点・マイナス要素

  • 初心者への敷居はかなり高め
  • 罠や敵レベルの上がり方がキツく、「トレハンというよりローグライク寄りの初見殺し」と評されることもある。
  • シリーズ未経験者がノーヒントで遊ぶと、何度も理不尽死を繰り返して脱落しがち。公式の訴求と実際の難度のギャップを指摘する声も。
  • UI・導線の古さ
  • アイテム売却の手間や、説明不足気味なシステムなど、「十数年前のハクスラをほぼそのまま持ってきた」ような不親切さも残っている。
  • 価格と体感ボリュームのバランス
  • しっかりハマれば定価でも余裕で元は取れる一方、「キャラメイクにそこまで興味がないと、単調なダンジョン周回の割に値段が高く感じる」というレビューもある。

総じて、「ハクスラ・ドット・日本一ソフトウェアの“クセ”」が好きな人にはかなり強く刺さる反面、ライト層には厳しめの一本、というバランスだと思います。

忖度なしスコア

※つぶログ基準/10点満点・2025年11月時点の暫定評価

  • 総合評価:8.2 / 10
  • アクション・ゲーム性:8.5 / 10(シンプルだが奥が深い)
  • やり込み・ハクスラ要素:9.5 / 10(時間泥棒系)
  • 遊びやすさ・UI:6.5 / 10(不親切さ・古さが目立つ)
  • コスパ:8.0 / 10(ハマる人には神コスパ、合わないと割高感)

「ドット絵ハクスラが好きかどうか」で評価が大きく変わるタイプなので、万人に“神ゲー!”とまでは言い切らず、あくまで“刺さる人にはかなり高得点”くらいのラインにしています。

クラシックダンジョンX3(PS5)

さまざまな武器や魔法、アクションを駆使して危険なダンジョンに挑む、 カスタム自在・自由度高すぎドット絵アクションRPG「クラシックダンジョン」シリーズ最新作。 要素が3倍以上にパワーアップし、ハクスラ寄りのやり込み要素と懐かしいドット表現を 高解像度で楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「1ドット単位で作った“自分のキャラ”で、理不尽気味なダンジョンに何百時間も潜りたい人向けの、超ニッチ特化型ハクスラアクションRPG」。

シリーズ経験者やハクスラ好きには強くおすすめですが、「2025年の話題作だから」という理由だけで手を出すと、難度と不親切さで心が折れる危険もあるので要注意、という位置づけです。

遊戯王 アーリーデイズコレクション

基本データ

  • タイトル:遊戯王 アーリーデイズコレクション
  • 英題:Yu-Gi-Oh! EARLY DAYS COLLECTION
  • 発売日:2025年2月27日(木)
  • 対応機種:Nintendo Switch/PC(Steam)
  • ジャンル:対戦型カードゲームコレクション(RPG/シミュレーション要素含む)
  • プレイ人数:1人(一部タイトルでオンライン対戦対応)
  • 価格:6,050円(税込/パッケージ版・DL版共通)
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:Digital Eclipse
  • 販売:KONAMI

どんなゲーム?

「遊☆戯☆王」原作マンガ〜初代アニメ期にかけて発売された、ゲームボーイ/ゲームボーイカラー/ゲームボーイアドバンス向けの“初期デジタルゲーム”をまとめて収録したコレクションタイトル。

デュエルモンスターズ系のカードバトルだけでなく、RPG寄り作品やボードゲーム風タイトルも含めた全14作を収録。うち複数タイトルは「今回が初の世界展開」となっており、日本語だけでなく各国語にローカライズされた形で遊べます。

Switch/Steamで、当時の作品をほぼそのままの仕様で再現しつつ、一部タイトルにはオンライン対戦や巻き戻し、クイックセーブなどの現代向け機能も追加されています。

主な特徴・ポイント

  • 初期「遊戯王」ゲーム14タイトルを一挙収録
    代表的な収録作(抜粋):
    • 遊戯王デュエルモンスターズ
    • 遊戯王デュエルモンスターズII 闇界決闘記(Dark Duel Stories)
    • 遊戯王モンスターカプセル モンスターズコロシアム
    • 遊戯王デュエルモンスターズ4 バトル オブ グレイト デュエリスト
    • 遊戯王ダンジョンダイスモンスターズ
    • 遊戯王デュエルモンスターズ6 エキスパート2
    • 遊戯王デュエルモンスターズ7 決闘都市伝説
    • 遊戯王デュエルモンスターズ8 破滅の大邪神
      など、GB/GBC/GBAの名義で展開されたタイトルを網羅。
  • 初のグローバル展開となるタイトルも収録
    これまで日本専用だった「デュエルモンスターズ」初期作や、4・6などが、初めて英語版を含む形で世界配信。コレクションとしての“保存”の意味合いが非常に強い。
  • 追加機能(QoL)
  • 一部タイトルでオンライン対戦機能を新規実装(デュエルモンスターズ4など)。
  • 巻き戻し・クイックセーブ、隠しキャラ解放など、“当時の不便さ”をある程度ケアするオプションも用意。
  • 特典カード付きパッケージ
  • Switch初回生産分には、OCGカード「究極完全態・グレート・モス」または「ホーリー・ナイト・ドラゴン」のクォーターセンチュリーシークレットレアが1枚封入(どちらかランダム)。
  • 評価・レビュー傾向
  • Steamレビュー:全体では「やや好評〜好評」(76%前後がポジティブ)。
  • Metacriticでは「mixed or average(賛否両論〜平均的)」評価。保存的価値は高く評価されつつ、ゲーム自体の古さ・テンポの悪さは指摘されています。

忖度なしレビュー

良かった点

  • コレクションとしての価値が非常に高い
  • 初代アニメ期〜原作後半にかけての“ゲーム史”をまとめて追えるパッケージ。
  • 特に、これまで日本ローカルだったタイトルが多言語対応で遊べるようになった点は、遊戯王ファンにとってかなり大きい。
  • 当時の空気感そのままの“レトロ感”
  • 今のOCGルールとはかなり違う、シンプルで荒削りなカードバランスや、RPG的なストーリーモードなど、「こんな感じだったな」という懐かしさが強い。
  • BGMやドット絵、UIのフォントも含めて、2000年代前後のゲームボーイソフトをそのまま楽しめる点は、レトロゲーマー視点では大きな魅力。
  • オンライン対戦や追加機能で“遊べる”範囲を広げている
  • 一部タイトルのオンライン対戦追加により、「当時できなかった対戦環境」を現行機で再現できるのはファン向けにかなり嬉しいポイント。

気になった点・マイナス要素

  • ゲーム自体はかなり“古さ”が目立つ
  • 全体的にテンポが遅く、チュートリアルも極めて簡素。今どきのカードゲームに慣れている人ほど、UIやレスポンスにストレスを感じる可能性は高い。
  • ルール説明も最低限で、「原作や当時のルールに詳しいこと」が前提に近いタイトルも多い。
  • 作品ごとの出来はかなりバラつきあり
  • コレクションとしてまとめて入っている分、今遊ぶと厳しい出来のタイトルも普通に含まれている。
  • 「全部が名作」というより、「歴史ごと全部パックにしました」という性質の方が強いので、ライト層からすると“当たり外れが大きい”と感じるかも。
  • 価格に対する印象が分かれる
  • 14本+追加機能付きというボリュームを考えれば妥当〜割安とも言えるが、「実質的にそこまで遊ぶタイトルは限られる」と考えると、セール待ち推奨という声も多い。

総じて、「遊戯王の初期デジタルゲーム史そのものに価値を感じるかどうか」で評価が大きく変わる一本、という印象です。

忖度なしスコア

※つぶログ基準/10点満点・2025年11月時点の暫定評価

  • 総合評価:7.4 / 10
  • コレクションとしての価値:9.0 / 10
  • 個々のゲームの“今遊んだときの面白さ”:6.5 / 10
  • 遊びやすさ・UI:6.0 / 10
  • コスパ:7.5 / 10

・原作/アニメ、初期OCG時代に思い入れがある人には、「資料的価値を含めてかなりアリ」寄りの7点台後半。
・一方で、“2025年の新作カードゲーム”感覚で買うと、遅いテンポと不親切さに戸惑う可能性が高く、ライト層にはやや勧めにくいバランスです。

遊戯王 アーリーデイズコレクション(Nintendo Switch)

初期の『遊戯王デュエルモンスターズ』シリーズなど、懐かしのデジタルゲーム作品を多数収録したコレクションタイトル。 一部タイトルはオンライン対戦や快適機能にも対応しており、当時遊んでいた世代も初めて触れる人も、まとめて楽しめる内容になっています。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「初期『遊戯王』ゲームの“博物館”をSwitchとSteamに丸ごと持ってきた、ファン&レトロゲーマー向けコレクション」。

今のカードゲームとしての完成度よりも、「あの頃の空気ごと味わいたい人」や「未プレイだったGB/GBA作品をまとめて触りたい人」に向いた一本で、2025年の“話題作”というよりは、“シリーズ25周年を締める保存版”という立ち位置だと考えるとしっくり来ます。

『うたわれるもの』トリロジーセット for Nintendo Switch

基本データ

  • 発売日:パッケージ版:2025年2月27日
  • 単体タイトル(パッケージ/DL):2025年4月24日
  • トリロジーセット ダウンロード版:2025年5月22日
  • 対応ハード:Nintendo Switch
  • ジャンル:AVG+S・RPG(アドベンチャー+シミュレーションRPG)
  • プレイ人数:1人
  • 開発/販売:アクアプラス
  • CERO:C(15歳以上対象)

どんなゲーム?

和風ファンタジー世界を舞台にした「うたわれるもの」三部作
(『うたわれるもの 散りゆく者への子守唄』
『うたわれるもの 偽りの仮面』
『うたわれるもの 二人の白皇』)を、一本のSwitchソフトにまとめたトリロジーセットです。

重厚なストーリーをノベル形式で読み進めつつ、要所でシミュレーションRPG風のタクティカルバトルが挟まる構成。キャラクター同士の掛け合い・政治劇・バトルが少しずつ積み重なり、三部作を通して一つの大きな物語が完結する「長編シリーズ完走型」の作品です。

主な特徴・ポイント

  • 三部作フルセット
    物語の序章から完結までを一気にプレイ可能。単体版よりも「シリーズまるごと遊ぶ」前提の人には分かりやすいパッケージ。
  • 携帯モードとの相性◎
    もともとテキスト量の多いノベル+SRPGなので、Switchの携帯モードで「小説を読むように少しずつ進める」遊び方と相性が良い、という評価が多め。
  • パッチで遊びやすさを改善
    発売後のアップデートで、一部の進行不能バグやサウンドノイズ、演出速度まわりなどが修正済み。長時間プレイ前提のタイトルだけに、このあたりがケアされているのは安心材料です。
  • 豊富なDLCユニット
    追加戦闘ユニットDLCが多数用意されており、「ToHeart」キャラなど他作品とのコラボユニットも使用可能(別売り)。やり込み勢向けの要素としてはかなり濃いめ。

忖度なしレビュー

ストーリー面だけ見れば、シリーズ全体で高評価を得ているのも納得の内容です。三作通してキャラクターの積み重ねが効いてくるので、「三部作まとめ買い」はむしろ理にかなっているパッケージだと感じます。

一方で、2025年の新作・リマスターという視点で見ると、正直「ほぼそのまま移植」の印象も強めです。バトル部分のテンポやUIは、今のSRPG基準だとやや古さが目立ちますし、テキスト量もかなり多いので、軽く遊びたい人には向きません。

価格もフルプライス+DLC別売りなので、「全部じっくり遊び切る気があるか?」が一番大事なポイント。逆に言えば、腰を据えて長編シナリオに浸りたい人にとっては、1本で相当なボリュームが手に入るコスパの良いセットです。

  • シリーズ未プレイで、物語重視の和風ファンタジーが好き
  • 携帯モードで少しずつ読み進めるスタイルが合う

このどちらかに当てはまるなら、2025年の「物語系作品枠」として十分おすすめできますが、アクション性や短時間のサクッと遊びを求める人には刺さりにくい一本だと思います。

忖度なしスコア

(ストーリー/遊びやすさ/ボリューム/移植度/コスパを総合した100点満点)

総合:81/100

  • ストーリー:95/100
  • システム・遊びやすさ:75/100(古さは残るが致命的ではない)
  • ボリューム:98/100(長編三部作の圧倒的分量)
  • 移植度・快適さ:81/100(パッチ対応で一定水準、最新タイトルと比べると控えめ)
  • コスパ:84/100(やり切る前提なら割安、ライト層には重い)
『うたわれるもの』トリロジーセット for Nintendo Switch

「うたわれるもの 散りゆく者への子守唄」「偽りの仮面」「二人の白皇」の三部作を まとめて収録したトリロジーセット。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「時間さえ確保できるなら、2025年にじっくり味わいたい“大河ファンタジー三部作パック”。
ただし気軽さとは真逆なので、覚悟を決めて買う一本。」

アフターラブ EP(Afterlove EP)

基本データ

  • タイトル:アフターラブ EP(Afterlove EP)
  • 発売日:2025年2月14日(金)
  • 対応機種:Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam)
  • ジャンル:アドベンチャー(ビジュアルノベル+ナラティブADV+リズムゲーム)
  • プレイ人数:1人(シングルプレイ専用)
  • 想定価格:ダウンロード版 約2,000円台(税込)前後(プラットフォームにより若干差あり)
  • 開発:Pikselnesia(インドネシアのインディーゲームスタジオ)
  • 販売:Fellow Traveller Games

どんなゲーム?

インドネシア・ジャカルタを舞台にした、「喪失からの再出発」を描く日常系アドベンチャー。主人公は若きミュージシャン・ラーマ。最愛の恋人・チンタを亡くしてから1年、何もかも投げ出したような生活を続けている彼が、バンドの大事なライブまでの“28日間”をどう生きるかが物語の軸になります。

プレイヤーはラーマとして、昼と夜に1回ずつ行動を選びながら、友人たちとの会話、街の散策、バンド練習(リズムゲーム)などを通じて日々を積み重ねていきます。頭の中には今もチンタの声が響き続けており、その存在とどう折り合いをつけるかも、選択次第で変わっていきます。

「Coffee Talk」「What Comes After」のクリエイター、故・Mohammad Fahmi氏が最後に手掛けたプロジェクトであり、彼の遺志を受け継いだチームが完成させた“遺作”でもあります。

主な特徴・ポイント

  • ジャカルタの日常をじっくり味わうナラティブADV
    横スクロールで街を歩き、カフェやライブハウス、住宅街などを巡りながら、ラーマの友人・バンド仲間・家族たちとの会話を通じて物語が進行。派手な事件は起きない代わりに、「現実的な悩み」や人間関係の機微が丁寧に描かれます。
  • ビジュアルノベル+リズムゲームのハイブリッド
    メインはテキスト主体のADVですが、バンドの練習やライブシーンではリズムゲームパートが挿入されます。難易度はそこまで高くないものの、音楽と演出が重なったときの没入感はかなり強め。
  • 28日間の選択で変わるマルチエンディング
    昼・夜の行動や誰と会うかによって、ラーマの心境も人間関係も変化。複数のエンディングが用意されており、「チンタの思い出をどう扱うか」「音楽とどう向き合うか」によって結末が分岐します。
  • インドネシア発の音楽・アートワーク
    アートはインドネシアの漫画家Soyatu氏、音楽はインディーバンド L’alphalpha が参加。ローファイ寄りのバンドサウンドと、柔らかい線のイラストが相まって、独特の“アジア都市インディー感”を作り出しています。
  • レビュー傾向
    Steamでは「非常に好評」(ユーザーレビュー90%以上が好意的)、Metacriticではメタスコア74・ユーザースコア5.0と“内容は高評価だが、人を選ぶ”タイプの作品という評価が目立ちます。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 喪失と再生を真正面から描く、静かながら重い物語
    恋人の死を「イベント」ではなく、その後の1年間と“その先の28日間”として描いているのが特徴。友人の気遣いが重く感じられたり、病院・仕事・生活費といった現実的な悩みがのしかかってきたりと、かなり地に足のついた感情描写になっています。
  • キャラクター全員にドラマがある
    ラーマだけでなく、バンド仲間や友人たちもそれぞれ事情や葛藤を抱えており、会う相手を変えるだけで見える世界が変わる構造。複数周回前提ではあるものの、「2周目以降が本番」と評するプレイヤーもいるほどキャラごとのドラマは厚いです。
  • 音楽とビジュアルの一体感
    バンドサウンドを中心としたサントラと、水彩タッチのアートが噛み合っていて、ジャカルタの湿度や夜の空気感がよく伝わってきます。特に、ライブシーンやリズムゲームパートに入ったときの“音と画の高まり”は、この作品ならでは。

気になった点・マイナス要素

  • 全体のテンポはかなりゆっくり
    日常会話を積み重ねていくタイプのADVなので、「何か大きな事件が起きて一気に状況が変わる」ような展開はほぼありません。淡々とした会話が続く時間も長く、人によっては“地味”“ダレる”と感じる可能性も高いです。
  • 選択肢や行動の見通しはやや不親切
    誰と会うか、どこに行くかでエンディングが変わるものの、「この選択がどれくらい重要か」がプレイ中には分かりづらい作り。コンプリートを目指すなら、ある程度は攻略情報に頼った方が快適かもしれません。
  • リズムゲームは雰囲気重視で、システム的な深さは控えめ
    曲自体は良いものの、リズムパート単体で見たときの手応えはそこまで強くありません。「音ゲーとして遊び込みたい」人には物足りないと思います。

“人を選ぶけれど刺さる人には強烈に刺さるタイプのナラティブADV”という印象で、明るく爽快な恋愛物を期待すると裏切られますが、喪失から少しずつ前を向いていく過程を丁寧に描いた物語が欲しい人にはかなりハマる一本です。

忖度なしスコア

※つぶログ基準/10点満点・2025年11月時点の暫定評価(ナラティブADV枠)

  • 総合評価:7.8 / 10
  • ストーリー・キャラクター:9.0 / 10
  • システム/遊びやすさ:6.8 / 10
  • ビジュアル・音楽:8.5 / 10
  • リズムパートの出来:6.5 / 10
  • コスパ:7.5 / 10

・物語重視で、ゆっくりと感情に浸りたい人には8〜9点台まで上振れしうる内容。
・テンポの遅さと“重たいテーマ”が完全に好みを分けるので、ライトな気分転換用ゲームとしてはあまりおすすめしません。

一言まとめ

「恋人を失った“その後”を、28日間かけて静かに描く、ジャカルタ発の音楽ADV。
派手さはないものの、心情描写と日常の積み重ねが刺さる人には、2025年の隠れた一本になりうるタイトル。」

2025年3月の注目タイトル&忖度なしスコア

幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争

基本データ

  • タイトル:幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争
  • 発売日:2025年3月6日(木)
  • 対応機種:
    • Nintendo Switch
    • Nintendo Switch 2(2025年6月5日配信)
    • PlayStation 5 / PlayStation 4
    • Xbox Series X|S / Xbox One
    • PC(Steam / Windows / Epic Games Store)
  • ジャンル:RPG
  • プレイ人数:1人
  • CERO:C
  • 価格:5,500円(税込)前後(パッケージ版想定)

どんなゲーム?

1990年代の名作RPG「幻想水滸伝」「幻想水滸伝II」を、1本にまとめて現行ハード向けにHDリマスターしたパッケージ。
戦乱の中で108人の仲間(108星)を集めていく群像劇と、政治・戦争・友情が絡み合う重厚なストーリーが最大の売りです。

Iでは「赤月帝国」の圧政に抗う解放軍の物語、IIではハイランド王国とジョウストン都市同盟の国境紛争に巻き込まれる少年兵たちのドラマが描かれ、2作を通して遊ぶことで世界観の広がりと“歴史の連続性”がより強く感じられる構成になっています。


主な特徴・ポイント

  • 背景グラフィックをHD化し、一部マップやUIも再調整
  • 幻想水滸伝Iのキャライラストを新規描き下ろしに差し替え、IIと並べても古さを感じにくいビジュアルへ
  • オートセーブ、ミニマップ、セリフログなど、現代向けの快適機能を多数追加
  • バトルの倍速機能(最大4倍速)や「おまかせモード」で、レベリングや周回プレイがかなり快適に
  • フィールドサウンドや環境音を追加し、BGMもHD音源化して音まわりを強化
  • Switch 2版ではパフォーマンスも安定しており、携帯モードでも快適に遊べると評判

「名作RPGをそのまま今のハードで遊べるようにした」方向性が強く、フルリメイクというより“原作尊重型リマスター”です。


忖度なしレビュー

原作ファンからすると「ようやく出た」と言いたくなる待望のHDリマスターで、ストーリー面の完成度は当然ながら今遊んでもトップクラス。108星を集めていく楽しさ、勢力同士の政治劇、IIの“あの別れ”など、JRPG史に残る名シーンはしっかり健在です。

一方で、“リマスターとしての出来”には賛否あり。

  • 倍速やオートバトル、難易度設定などのQOLは確かに便利ですが、インターフェースや装備管理の古さはかなり残っており、初見プレイヤーには不親切に感じる部分もあります。
  • オートセーブは仕様上あまり頼れないシーンもあり、「もう一歩踏み込んでほしかった」というレビューも目立ちます。
  • グラフィックは背景のHD化とエフェクト強化でそれなりに見栄えは良くなっていますが、「決定的な進化」とまでは言えず、あくまで“きれいになったPS1時代のRPG”という印象に留まります。

とはいえ、現行機で1と2をまとめて遊べるという事実そのものの価値はかなり高く、価格もフルプライスより抑えめ。
「シリーズ未プレイだけど評判は聞いていた」「昔遊んだけど細部を忘れている」という人には、多少の不便さを飲み込んでもおすすめできるパッケージです。


忖度なしスコア

  • ストーリー:9.5 / 10
  • キャラクター・世界観:9.0 / 10
  • システム・遊びやすさ(リマスターとして):7.0 / 10
  • グラフィック・サウンド(HD化の満足度):7.5 / 10
  • コスパ・ボリューム:8.5 / 10
  • 総合:8.3 / 10

「作品としては殿堂入り級、リマスターとしては“もう一声欲しかった”」くらいのバランス感で評価するのが正直なところです。

幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争 / デュナン統一戦争(PS5)

初期PlayStationを代表する名作RPG「幻想水滸伝」「幻想水滸伝II」をHD画質でリマスターし、2作セットで収録した決定版。
108星の仲間集めや本拠地の発展、戦争イベントや一騎打ちなど、当時の魅力はそのままに、 グラフィックの高解像度化や倍速機能など遊びやすさを強化したファン必携の一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。


一言まとめ

  • 幻想水滸伝というIPの魅力を、ほぼそのまま現代のハードに連れてきた決定版。
  • ただし快適さやUIはあくまで“最低限の手直し”レベルなので、「古き良きJRPG」に慣れている人向け。
  • シリーズ入門にもちょうど良いが、「完璧なリメイク」を期待すると肩透かしを食らうかもしれません。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 水と光のフルランド

基本データ

  • 発売日:2025年3月13日(木)
    ※Steamストア上の表記は時差の関係で2025年3月12日
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PC(Steam)
  • ジャンル:英雄の軌跡と真実を辿るアクションRPG(2D横スクロールアクションRPG)
  • プレイ人数:1人
  • 開発:Racjin Co., Ltd.
  • 発売元:ブシロード
  • 価格:通常版 5,680円(税込)前後(パッケージ/ダウンロード共通の実勢価格帯)

どんなゲーム?

人気ライトノベル・アニメ「ダンまち」こと『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』のスピンオフ2DアクションRPG。
アニメ第5期「豊穣の女神篇」の“その後”を描く完全新作ストーリーで、ベルとアイズが水没したオラリオを舞台に、英雄譚『水と光のフルランド』の真実を追っていきます。

操作キャラはベル・クラネルとアイズ・ヴァレンシュタインの2人。横スクロール型のステージを進みながら、魔法や必殺技、仲間のアシストを駆使してボス撃破を目指すタイプのアクションRPGです。

主な特徴・ポイント

  • 「ダンまちⅤ 豊穣の女神篇」の続きが描かれる、原作者・大森藤ノ原案の完全オリジナルストーリー
  • 英雄譚「水と光のフルランド」を題材にした、“本編とリンクした外伝”として楽しめる構成
  • ベル/アイズを操作して戦う2D横スクロールアクション。魔法・スキル・超必殺技ゲージなどを組み合わせて戦う
  • ヘスティアやリリルカなど原作おなじみのキャラは「アシスト」として戦闘をサポート。最大4人までセットして、回復や広範囲攻撃を呼び出せる
  • かかげ氏原案のオリジナルキャラクター(ディーネ、ベリンダ、フルランド)も登場し、物語を盛り上げる
  • 難易度は「一番易しい設定でもそこそこやられる」「何度かリトライ前提」といった声もあり、アクションにある程度慣れている人向けのバランス

忖度なしレビュー

【良かった点】

  • アニメ5期の直後から続く物語で、原作・アニメファンにとっては“もう一つのエピローグ”として楽しめるシナリオ構成
  • ベルとアイズの2人体制に絞ったことで、操作感やアクション演出は比較的わかりやすく、原作キャラの必殺技を動かす楽しさはきちんとある
  • アシストキャラの呼び出しやスペックボードでの育成など、編成次第で戦い方を変えられる要素も用意されている

【気になった点】

  • ボリュームはフルプライスの大型RPGと比べると控えめで、「メインを終えるとやり込み要素が少なく、もっと遊びたかった」という声も散見される
  • 難易度カーブがやや尖っており、「イージーでも普通にゲームオーバーになる」「アクションが得意でないとストレスを感じやすい」という評価もある
  • スペックボード(成長パネル)の仕様や解放バランスに不満を持つユーザーもおり、「一部パネルが最後まで解放できず、作りが中途半端に感じる」といった辛口な感想もある
  • 操作キャラがベルとアイズに限定されているため、「ダンまち」全体のキャラゲーとして期待すると、プレイアブルの少なさに物足りなさを覚える可能性

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.0 / 10
    (物語と世界観はファン必見だが、ゲーム部分のボリュームとバランスは好みが分かれる)
  • 難易度:標準〜やや高め(アクションに慣れていないと序盤から手応え強め)
  • ボリューム目安:中ボリューム級。メインを一通り追うと「短くはないが、値段相応ギリギリ」という印象で、人によっては物足りなさも
ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 水と光のフルランド(Nintendo Switch)

ダンまちシリーズ原作者・大森藤ノ氏原案による完全新作ストーリーが描かれるアクションゲーム。 水没した迷宮都市オラリオを舞台に、英雄譚『水と光のフルランド』の謎を追うベルたちの冒険が展開します。 横スクロールのアクションで、原作さながらの世界観とバトルを気軽に楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「ダンまちⅤの続きをじっくり味わいたい原作ファン向けの2DアクションRPG」。
ストーリーやキャラの掛け合いはしっかり作られている一方で、ゲームとしてのボリュームや育成周りの作り込みには荒さも残る印象です。
アクションにある程度慣れていて、「多少の粗さよりもダンまちの新作エピソードを遊びたい」という人なら、十分楽しめる1本だと思います。

ミカと魔女の山

基本データ

  • 発売日:2025年3月13日(木)
  • 対応ハード(日本):Nintendo Switch / PlayStation 5
  • その他プラットフォーム:PC(Steam ほか)、PlayStation 4 などで配信
  • ジャンル:アドベンチャー(ミニオープンワールド/配達アクション)
  • 販売:Pikii(日本パブリッシャー)/開発:Chibig, Nukefist
  • 価格の目安:
    • パッケージ版(Switch / PS5 / PS4):4,980円(税込)
    • ダウンロード版(Switch / PS5 / PC など):2,980円(税込)

どんなゲーム?

14歳の見習い魔女「ミカ」が、ほうきに乗って島じゅうに荷物を届けながら、一人前の魔女を目指して成長していくアドベンチャーゲームです。舞台は、魔法の力が宿る「ゴーン山」と、そのふもとに広がる小さな島。壊れてしまったほうきを直し、より良いほうきを手に入れるために、ミカは配達員として働き始めます。

プレイヤーはミカを操作して、ほうきで空を飛びながら島を自由に探索し、住民からの依頼を受けて荷物を届けていきます。配達の出来栄えによって報酬が変化し、そのお金で新しいほうきやカスタマイズ要素を購入できる……という、のんびり系オープンワールド寄りのゲーム性が特徴です。

主な特徴・ポイント

  • ジブリ風のやわらかいビジュアル
    手描き調のトゥーンレンダリングで描かれた島やキャラクターは、「魔女の宅急便」を連想させるような、温かみのある世界観。眺めているだけで癒やされるタイプの作品です。
  • ほうきで飛び回るミニオープンワールド
    島はシームレスに繋がっており、ほうきで滑空しながら崖や海辺、町の路地裏まで自由に飛び回れます。配達ルートを自分で組み立てて、ショートカットを見つけていく楽しさがあります。
  • 配達の出来で報酬が変わるゲームデザイン
    荷物は「衝撃」「水濡れ」「時間経過」などでダメージを受け、状態が悪いほど報酬が下がる仕組み。スピード重視でショートカットするか、リスクを抑えて安全に運ぶか、といった小さな判断が積み重なります。
  • ボリュームは“コンパクト寄り”
    メインストーリーはそこまで長くなく、寄り道やエンドコンテンツを含めても「大作RPG級」というほどではない印象。短めの良作インディーとして遊ぶ前提の方が満足度は高そうです。

忖度なしレビュー|良かった点

  • “コージーゲーム”としてかなり優秀な雰囲気ゲー
    島の規模感、優しい色合いの背景、穏やかなBGMがよく噛み合っていて、「何かしながらゆるく遊ぶゲーム」としての出来はかなり良好。PS5版ではユーザーレビュー平均4.4/5と高評価寄りで、癒やし目的なら期待に応えてくれます。
  • 空を飛ぶ気持ちよさと、配達のちょっとした緊張感
    ほうき操作はシンプルですが、上昇・下降を使い分けて風に乗る感覚が気持ちいいタイプ。荷物の状態によって報酬が変わるので、ショートカットを狙って崖沿いを攻めるか、安牌ルートで行くか悩む瞬間が地味に楽しいです。
  • 子ども〜ライト層にも渡しやすい設計
    テキストはやや読解力が要るという声もありますが、アクション自体はシンプルで、親子で遊んでいるプレイヤーのレポートも多め。難易度の尖りが少なく、「ゲームに不慣れでも触りやすい3Dアドベンチャー」として貴重なポジションです。

忖度なしレビュー|気になった点

  • 期待値を“神ゲー級”にし過ぎると拍子抜けも
    Kickstarterで2億円規模を集めた経緯から「インディー超大作」を期待されがちですが、実際の中身はかなりこじんまりした作り。ボリューム面やイベント密度は「価格相応の良作インディー」レベルで、過度な期待は禁物です。
  • 飛行や物理挙動の“フワッと感”が好みを分ける
    ほうきの挙動が軽く、操作レスポンスもややルーズなため、「気持ちいい」と感じる人もいれば「手応えが薄くて物足りない」と感じる人もいます。オブジェクトにめり込む・カメラが荒れるといった粗さを指摘する声もあり、アクション性重視の人には合わないかもしれません。
  • 作業感が出やすいクエスト構成
    配達というコンセプト上、どうしても「荷物を受ける→運ぶ」の繰り返しになりがちで、サイドクエストを一気に進めると単調さが目立つというレビューもあります。世界観に浸りながら少しずつ遊ぶ前提で考えたいタイトルです。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.8 / 10
    • 雰囲気ゲーとしてはかなり良作。ただし“神ゲー級インディー”を期待すると物足りなさも出るため、少し抑えめの評価にしています。
  • 難易度:易しめ〜普通(アクションが苦手でも進めやすいが、荷物ダメージ管理で多少の慣れは必要)
  • ボリューム目安:メインクリアまで7〜10時間前後+寄り道少々(遊び方次第で前後)と見ておくのが無難。
ミカと魔女の山(Nintendo Switch)

見習い魔女ミカとなって、魔法の山「ゴーン山」と小さな島をほうきで駆け巡る配達アドベンチャーゲーム。 依頼をこなしながらコインを集め、より良いほうきを手に入れて島の人々との交流や物語を楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

「ジブリ風の世界で、ほうき配達をしながらのんびり過ごしたい人向けの“癒やしインディー”」。
派手なバトルも濃厚なドラマもありませんが、日々の疲れをリセットする“コージーゲーム枠”としてはかなり優秀です。一方で、アクション性やボリュームを求めると粗さ・物足りなさが気になりやすいので、購入前に「ゆるい配達アドベンチャーを求めているか?」を自問できるかどうかが満足度の分かれ目になりそうです。

ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション(Xenoblade Chronicles X: Definitive Edition)

基本データ

  • 発売日:2025年3月20日(木・祝)
  • 対応ハード:Nintendo Switch
  • ジャンル:オープンワールドRPG/アクションRPG
  • 発売元:任天堂/開発:モノリスソフト
  • 価格:パッケージ版 7,678円(税込)/ダウンロード版 7,600円(税込)
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)

どんなゲーム?

Wii U向けに発売された大型SFオープンワールドRPG『ゼノブレイドクロス』を、全DLC収録+新要素を加えてSwitch向けに再構築した決定版。地球を追われた人類が、未知の惑星「ミラ」で第二の故郷を築くべく奮闘する物語で、広大なフィールド探索とオンライン要素、そして人型兵器「ドール(Skell)」による戦闘が特徴です。

オリジナル版で未完感があったストーリーに“その後の物語”が追加され、エンディング後まで物語が続いていく構成になったのも本作ならではのポイントです。

主な特徴・ポイント

  • Wii U版『ゼノブレイドクロス』本編+有料DLCをすべて収録したうえで、ビジュアル面を高解像度化した決定版
  • 物語のその後を描く追加ストーリーや、新キャラクター「ニール・ネール」「リーゼル」などが登場し、新規キズナクエストも多数追加
  • 新ドール(フレスベルグなど)や新フィールド「浮遊大陸」、新種エネミー「ゴースト」など、終盤〜クリア後のやり込みを大幅拡張
  • バトルUIの調整やチュートリアル強化など、遊びやすさを高めるQOL改善も実装
  • 最大4人でのオンラインクエストなど、協力プレイ要素も健在

忖度なしレビュー

【良かった点】

  • オープンワールドRPGとしてのスケール感は、2025年現在でもトップクラス。惑星ミラの地形や生態系のバリエーションは、そのまま“探索欲”につながるレベル。
  • ドールに搭乗してからのゲーム体験が一気に化ける。地上戦とロボ戦の切り替えや、空を飛んで探索できる解放感は唯一無二。
  • 追加ストーリーによって、オリジナル版で物足りなかった「物語の締め」がある程度きちんと描かれるようになり、作品全体の満足度が大きく向上。
  • 新キャラ&新ドールの追加で、周回プレイやビルド研究の幅がかなり広がる。既プレイ勢でも「また一からやり直してみるか」と思えるボリューム感。

【気になった点】

  • システムの情報量はSwitch世代でも相当ヘビー。チュートリアルは改善されたものの、戦闘・クラス・ドール・装備など覚えることが多く、ライト層にはハードル高め。
  • クエストフラグ管理やUIの密度は、最新RPGと比べるとやや古さを感じる。マップの見づらさ、目的地までの導線がわかりにくい場面も残っている。
  • 序盤〜中盤にかけての「ドール免許取得」までが長く、人によってはそこで脱落してしまう可能性も。オリジナル版と比べて改善されてはいるが、テンポの悪さは完全には解消されていない印象。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10
    • オープンワールドRPGとしての完成度やスケール、追加ストーリーの意義は高く評価。ただし、システムの重さやUIまわりの古さが人を選ぶため、誰にでも全力で勧められる“万人向けの傑作”というよりは、「刺さる人には人生レベルでハマるタイプの一本」という評価。
  • 難易度:標準〜やや高め(システム理解が進むほど戦闘は安定するが、序盤はやや辛口)
  • ボリューム目安:メイン+ある程度のサブで80〜100時間前後。新ストーリーややり込み込みなら120時間超も視野。
ゼノブレイドクロス ディフィニティブエディション(Nintendo Switch)

惑星ミラを舞台にしたオープンワールドRPG『ゼノブレイドクロス』の決定版がNintendo Switchに登場。 グラフィックやUIの調整に加え、追加ストーリーや新キャラクターを収録し、 DLCコンテンツも最初から含まれた完全版として広大なミラの探索をたっぷり楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

「Wii U時代の“惜しい名作”を、ようやく落ち着いた環境で遊び切れるようにした決定版」という印象。ストーリーの補完や新要素で作品としての完成度は明らかに上がっていますが、遊びやすさより“濃さ”を優先した設計はほぼそのままなので、合う・合わないはハッキリ分かれそうです。
SFオープンワールドが好きで、システムを自分から理解しに行くタイプの人なら、2025年の中でもかなり“刺さる”一本だと思います。

アサシン クリード シャドウズ(Assassin’s Creed Shadows)

基本データ

  • 発売日:2025年3月20日(木)※PS5 / Xbox Series X|S / PC / macOS 版
  • 対応ハード:
    • PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Windows / macOS
    • Nintendo Switch 2版:2025年12月2日発売予定
    • iPadOS版:後日配信予定
  • ジャンル:アクションRPG(オープンワールド/ステルスアクション)
  • 発売元・開発:ユービーアイソフト(Ubisoft Quebec ほか)
  • レーティング:CERO Z(18歳以上のみ)※日本版は流血表現を調整した仕様

どんなゲーム?

戦国時代末期の日本・近畿地方を舞台にした、シリーズ14作目のオープンワールドRPG。プレイヤーは、くノ一アサシン「藤林なおえ」と、実在の人物をベースにした黒人侍「弥助」という2人の主人公を使い分けながら、乱世の裏で暗躍する勢力と戦っていきます。

なおえは忍術・ステルス特化、弥助は重装備のパワーファイターという対照的なスタイルで、同じミッションでもどちらで挑むかによって遊び方が大きく変化。広大なオープンワールドを自由に駆け巡りつつ、暗殺任務や諜報活動、城攻めなどをこなしていく“和風アサクリ”です。

主な特徴・ポイント

  • 2人の主人公×2つのプレイスタイル
    なおえはフックロープや鎖鎌、影を操るギミックを駆使した純ステルス寄り。弥助は大太刀や金棒で正面から斬り込む武闘派で、同じマップ・同じ敵拠点でもアプローチがまったく変わります。
  • 季節が変化する戦国日本オープンワールド
    マップは『オリジンズ』クラスの広さで、四季の移ろいと天候がゲームプレイに直結。冬は池が凍って隠れ場所が減るなど、季節で潜伏ルートや戦術が変わるのが本作ならでは。
  • “ターゲットの居場所を自分で突き止める”任務設計
    いきなり目的地マーカーが出るのではなく、斥候を雇ったり聞き込みをしたりしながら標的の居場所を絞り込んでいく構造。情報収集パートがしっかり作られているぶん、暗殺成功までのプロセスに手応えがあります。
  • ビジュアル・音楽面の評価はシリーズ屈指
    MetacriticではPS5版83点/Xbox版84点と、近年のシリーズ作の中でも高水準。特に景観描写と和楽器を取り入れた音楽は、海外レビューでも「シリーズ屈指の美しさ」と高評価です。
  • 発売後もDLCやコラボで継続アップデート
    有料拡張「Claws of Awaji」や、『進撃の巨人』との期間限定コラボなど、2025年内だけでも大型アップデートが複数実施。長く遊べるライブサービス寄りの運用になっています。

忖度なしレビュー

【良かった点】

  • “日本が舞台のAAAオープンワールド”としての完成度
    城下町、山寺、戦場跡、漁村などロケーションの描き分けが細かく、フォトモード勢が黙っていても何十時間も景色を撮ってしまうタイプ。海外メディアからも「シリーズで最も美しい」と評されるレベルです。
  • 2主人公の役割分担がしっかり機能
    なおえパートは旧作寄りのステルス暗殺、弥助パートはRPG寄りの殴り込みと、一本のゲーム内で“2つのアサクリ”を楽しめる感覚。どちらか片方に飽きても、もう一方で気分転換できるのは強み。
  • シリーズとしては久々に“新作感”がある
    影の操作や破壊可能なオブジェクトなど、Anvilエンジンの拡張要素がしっかり体感でき、単なる舞台替え以上の変化があります。評判も概ね良好で、Metacritic 80前後/OpenCritic 78と“堅実に高評価”ライン。

【気になった点】

  • ミッション構成の単調さはやはり残る
    多くのレビューで「サイドミッションやレベリングタスクが似通っている」「同じパターンの拠点攻略が続きがち」という指摘があり、70時間近く遊ぶと飽きが来る、という声も少なくありません。
  • 物語・キャラ描写は賛否あり
    2人の主人公の掛け合いを評価するレビューがある一方で、「終盤の展開が弱い」「ストーリーが薄い」と不満を述べるユーザーもいて、ナラティブ面は好みが分かれています。
  • PC版は環境依存のパフォーマンス問題も
    Windows 11の特定アップデートとの相性問題などで、ハイエンド環境でもフレームレートが大きく落ちる事例が報告されるなど、PC版の安定性はやや不安定。CS版メインの人向けのタイトルという印象です。
  • 日本国内ではCERO Z&表現調整の事情も
    海外版には四肢欠損などのゴア表現がある一方、日本版ではその多くが削除されており、「海外配信で見た映像と印象が違う」と感じるプレイヤーもいそうです。ここは事前に知っておいた方が良いポイント。

忖度なしスコア

  • スコア:8.1 / 10
  • 難易度:普通〜やや高め
  • ステルス重視で行けば一撃死級の敵も多く、慣れるまでは即死パターンも多め。ビルドが整う中盤以降は安定。
  • ボリューム目安:メイン+適度な寄り道で60〜80時間前後、やり込みまで含めると100時間超
アサシン クリード シャドウズ スタンダードエディション(PS5)

日本の戦国時代を舞台に、忍のアサシン「奈緒江」と、たった一人で戦場を切り開く侍「弥助」という ふたりの主人公を操るアクションアドベンチャー。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

「ついに実現した“戦国日本アサクリ”として、2025年を代表するビッグタイトルの一つ。ただしシリーズ伝統の“作業感”や賛否を呼ぶ物語は健在で、人を選ぶ側面も大きい一本」という印象です。

戦国時代×ステルスアクションという題材にピンと来る人、オープンワールドでじっくり景色を眺めるのが好きな人には、2025年の中でも上位に入る注目作。一方で、「短時間でキレのあるストーリーを」という遊び方だと、別作品を優先した方が満足度は高いかもしれません。

BLEACH Rebirth of Souls(ブリーチ リバース オブ ソウルズ)

基本データ

  • 発売日:2025年3月21日(金)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/PC(Steam)
  • ジャンル:対戦アクション(3Dアリーナ系格闘)
  • プレイ人数:1〜2人(ローカル対戦/オンライン対戦対応)
  • 対象年齢:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:タムソフト
  • 販売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『BLEACH Rebirth of Souls』は、久々に登場した「BLEACH」原作の家庭用ゲーム最新作。3D空間を使ったステージで戦うアリーナ型の対戦アクションで、プレイヤーは黒崎一護や朽木ルキアなど原作おなじみの死神たちを操作し、斬撃や鬼道、卍解演出を駆使して戦います。

ストーリーモードでは、死神代行編から尸魂界篇、破面篇〜空座町決戦あたりまでの原作エピソードを、130以上のステージ構成で追体験できるのが特徴。さらに、原作者・久保帯人氏による書き下ろし要素を含む「シークレットストーリーモード」も用意されており、既存ファン向けの新規エピソードも楽しめます。

主な特徴・ポイント

  • 通常攻撃・ブレイク・ガードブレイクといった行動がじゃんけんのような関係になっており、読み合いで主導権を取ると一気に形勢逆転できる設計。
  • 体力を削るだけでなく、相手の魂魄ストックを0にすることで勝利。瀕死時に決める「キッコン」演出が試合のクライマックスを演出します。
  • 一護・ルキア・恋次・白哉・日番谷・藍染など、主要キャラが勢揃い。各キャラの技構成や立ち回りがかなり差別化されており、近接型/中距離型/遠距離型で役割がはっきり分かれています。
  • メインストーリーだけでも20〜25時間前後、各キャラのシークレットストーリーやチャレンジを含めると40〜50時間クラスのボリュームとされており、アニメ原作の対戦アクションとしてはかなり長め。
  • ランクマッチやオンライン対戦モードを備え、発売後もバランス調整や不具合修正パッチが配信されているタイトルです。

忖度なしレビュー|良かった点

  • キャラクターモーションや必殺技演出、卍解のカットインなど「BLEACHらしさ」を前面に押し出したビジュアルはファン目線で見てもなかなかの再現度。BGMやSEも含めて“斬撃アクション”の気持ちよさがしっかり出ています。
  • 3すくみ+ゲージ管理+覚醒を絡めたシステムは、最初こそ説明用語が多く戸惑うものの、理解してくると「読み勝った時のリターン」が大きく、対戦ゲームとしての爽快感があります。キャラごとの個性もはっきりしており、数キャラ使い込むだけでもかなり遊べる印象。
  • ストーリーモードの長さと、シークレットストーリーや高難度ミッションを合わせると、アニメ原作格闘としては異例のボリューム。一本でじっくり遊びたい人にとってはコスパは悪くありません。

忖度なしレビュー|気になった点

  • ストーリーモードのテンポが悪く、長めのテキストとカットシーンの合間に短いバトルが挟まる構成が続くため、人によっては「ダレる」可能性があります。レビューでも“カットシーン量に対してプレイ時間が少ない”という指摘あり。
  • バトル中は比較的快適な一方、カットシーンのモデル品質やカメラワークが物足りないとの評価も多く、「最近のアニメゲームと比べると一段落ちる」と感じるプレイヤーもいます。PC版の一部環境では安定性の問題も報告されました。
  • ローンチ時点ではゲームモード数が少ない、ランクマッチ環境や機能不足を指摘する声もあり、「長くやり込む対戦ツール」として見ると弱点が目立つという評価が目立ちます。

忖度なしスコア

  • 原作ファン向け満足度:8.5 / 10(BLEACH愛と演出の作り込みはかなり高評価)
  • 対戦ゲームとしての完成度:7.0 / 10(システムは良いがモード構成と調整に課題)
  • コスパ・ボリューム感:7.5 / 10(ストーリー&ミッションの総量は十分)

忖度なしスコア:7.2 / 10

BLEACH Rebirth of Souls(PS5)

『BLEACH』を題材にしたドラマティック対戦アクションゲーム最新作。 一撃必殺の“逆転”要素と、キャラクター固有の覚醒技で、原作さながらの死闘を体験できるタイトルです。 日番谷冬獅郎や朽木白哉など人気キャラたちを操作し、オンライン対戦やオフラインバトルを楽しめます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ・おすすめ度

3Dアリーナ型のアニメ格闘として見ると、「原作BLEACHのゲームとしてはかなり決定版に近いが、格闘ゲームとしてはまだ伸びしろあり」という立ち位置の一本。

BLEACHが好きで、ストーリーをまとめて追いかけたい/お気に入りキャラを動かしたいという人には、ストーリーモードとシークレットストーリーだけでも十分に元は取れる内容です。一方で、対戦ツールやeスポーツ的な長期運用を期待すると、モードの少なさやオンライン環境の物足りなさが気になりやすい作品。

「BLEACHが好きで、ときどきオンラインも遊びたいライト〜中級プレイヤー」向けの原作ファン向け格闘ゲーム、という位置づけで押さえておくと、大きなギャップなく楽しめるはずです。

ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~(2025年3月)

基本データ

  • 発売日:2025年3月21日(金)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam
  • ジャンル:錬金術RPG
  • プレイ人数:1人
  • 開発:ガスト
  • 発売:コーエーテクモゲームス

どんなゲーム?

錬金術が「禁忌」とされた世界で、錬金術士ユミアが滅びた大陸に残された“錬金術の真実”を追う物語。 かつて栄華を極めた帝国の跡地を舞台に、記憶と歴史をたどりながら冒険していくアトリエシリーズ最新作です。 広いフィールドを歩いて素材を集め、それを調合してアイテムや装備を作り、戦闘や探索に活かしていくサイクルはシリーズらしさそのまま。 戦闘はリアルタイム寄りで、距離(レンジ)を切り替えつつスキルとアイテムを叩き込むアクション性のあるシステムになっています。

主な特徴・ポイント

  • 「記憶」と禁忌の錬金術をテーマにした、ややシリアス寄りのストーリー
  • 広大なオープンフィールドを自分の足で探索する、採取と冒険重視のデザイン
  • レンジ切り替えとアイテム活用が重要なリアルタイムバトル
  • フィールド上に拠点を建てて設備を整えるハウジング要素
  • メイン+寄り道・やり込みを合わせて60時間級のボリューム

忖度なしレビュー

良かった点

  • 「集める→作る→戦う→また探索へ」というループにテンポがあり、中毒性が高い
  • オープンフィールド化で、素材集めや寄り道が“作業”ではなく純粋な探索として楽しめる
  • ハウジングや装備ビルドなど長く遊べる要素が多く、1本でじっくり遊びたい人には相性が良い

気になった点

  • アトリエらしい「こぢんまりした街の日常感」よりJRPG寄りの大冒険に振れていて、従来ファンの好みは分かれそう
  • 戦闘は派手だがエフェクトと入力が多く、シリーズ初心者には忙しく感じられる場面もある
  • フィールドが広いぶん、目的地への導線やクエスト管理が分かりづらいことがある

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.8 / 10(シリーズの新しい路線を試した“攻めた良作”)
  • 難易度:普通〜やや高め(システム理解前は手触りが重めだが、慣れると安定)
  • ボリューム目安:メインクリアで40時間前後、寄り道ややり込みを含めると60〜80時間程度
ユミアのアトリエ ~追憶の錬金術士と幻創の地~(PS5)

錬金術が“禁忌”とされた世界で、若き錬金術士ユミアが滅びた大陸に眠る「錬金術の真実」を求めて旅立つ完全新作RPG。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

アトリエらしい調合RPGに、オープンフィールドとリアルタイム戦闘を思い切って乗せた新機軸アトリエ。 従来像とは少し離れるぶん人を選ぶものの、「クラフトも探索もアクションも全部やりたい」タイプのプレイヤーにはしっかり勧められる一本です。

AI LIMIT 無限機兵

基本データ

  • 発売日:2025年3月27日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PC(Steam)
  • ジャンル:SFアクションRPG(ソウルライク寄り)
  • プレイ人数:1人
  • 開発:Sense Games
  • 発売:CE-Asia(日本PS5版は CE-ASIA HONG KONG LIMITED)

どんなゲーム?

文明崩壊後の終末世界を舞台に、不死の機兵「アリサ」となって最後の都市「ヘヴンズウェル」を探索するSFアクションRPGです。 都市のスラム街や地下水路、湖上の天空都市などを歩き回りながら、「マッド」と呼ばれる謎の物質に蝕まれた世界の真相に迫っていきます。 近接主体の高速アクションに回避・パリィ・スキルを組み合わせたバトルは、ダークソウルやブラッドボーン系の“死にゲー”と比較される手応え。 一方で、スタミナ制を排しているため、回避や攻撃をかなり積極的に振っていける、“攻めるソウルライク”寄りの手触りが特徴です。

主な特徴・ポイント

  • 文明崩壊後の最後の都市「ヘヴンズウェル」を舞台にしたポストアポカリプスSF世界観
  • 不死の機兵「アリサ」を操作し、近接主体のスピーディなアクションで戦う高難度バトル
  • スタミナゲージを廃した設計で、攻めと回避をガンガン回していける戦闘テンポ
  • 武器カテゴリやチップ強化などでビルドを組む育成・カスタマイズ要素
  • 入り組んだステージ構成や隠し部屋など、探索しがいのあるマップ作り

忖度なしレビュー

良かった点

  • ソウルライク系の中でもスピード感があり、スタミナ制限に縛られない“攻め重視”のバトルが気持ちいい
  • スラム街や天空都市など、ロケーションごとの雰囲気がはっきりしていて世界観の没入感が高い
  • ボス戦のパターンやギミックが多彩で、数回で終わらない“何度も挑みたくなる”タイプの手応え
  • 価格帯がフルプライスより抑えめで、ボリュームとのバランスを考えるとコスパは悪くない

気になった点

  • カメラワークや当たり判定の“怪しさ”が目立つ場面があり、理不尽寄りに感じる瞬間もある
  • UIやチュートリアルの説明がやや不親切で、システムを把握するまで取っつきにくい
  • グラフィック表現は悪くないものの、AA級クラスのため、最新大作クラスのリッチさを期待するとギャップを感じる
  • 難易度は総じて高めで、アクションが苦手な人にはかなり人を選ぶ設計

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.4 / 10(“ソウルライク好き向けの良コスパ枠”。尖りが強いぶん粗も目立つ)
  • 難易度:高め(アクション慣れしている中級〜上級者推奨)
  • ボリューム目安:メインクリアで30〜35時間前後、探索やビルド掘りを含めると40時間超
AI LIMIT 無限機兵 豪華版(PS5)

文明崩壊後の遠い未来、「浄土」の伝説を追う人々が集う最後の都市ヘヴンズウェルを舞台にした終末サイファイARPG。 プレイヤーは「ブレーサー」として荒廃した世界を探索しながら、未知の機兵や変異体と戦い、 失われた文明の謎と人類の行く末を追っていきます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

フロム系ソウルライクの流れを汲みつつ、“スタミナ撤廃”とスピーディなアクションで独自色を出した終末SFアクションRPG。 大手AAA水準の完成度ではないものの、「ちょっと荒削りでも新しめのソウルライクを掘りたい」という層には十分おすすめできる一本です。

サガ フロンティア2 リマスター

基本データ

  • 発売日:2025年3月28日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Steam/iOS/Android
  • ジャンル:RPG
  • プレイ人数:1人
  • 開発:スクウェア・エニックス
  • 発売:スクウェア・エニックス

どんなゲーム?

1999年に初代PlayStation用ソフトとして発売されたRPG「サガ フロンティア2」を、HD解像度対応やUI改善、新シナリオなどを加えて現行機向けにリマスターした作品です。 水彩画タッチの背景とドットキャラで描かれる独特のビジュアル、二人の主人公(グスタフ13世とウィル・ナイツ)を中心に数十年単位で展開する群像劇が最大の特徴。 プレイヤーは時間軸と視点を切り替えながら、サンドアイルの世界で起こる戦乱と「エッグ」を巡る壮大な歴史を追っていきます。 シナリオは章立てのイベント選択型で、順番や寄り道の仕方によって体験が変わる“サガらしい”構造はそのままに、リマスター版では快適性と分かりやすさがかなり強化されています。

主な特徴・ポイント

  • 手描き水彩背景×ドット絵キャラクターの独自ビジュアルをHD解像度で再現
  • グスタフ編とウィル編の二つの系譜が交錯する、数十年にわたる群像劇ストーリー
  • ターン制コマンドバトルと「連携」「技ひらめき」を軸にしたサガシリーズらしい戦闘システム
  • 戦闘バランスや育成まわりが遊びやすくなる調整、新難易度などの追加要素
  • 新規シナリオや追加イベント、原作のポケステ連動ミニゲームをアレンジしたコンテンツも収録
  • オートセーブや高速化、チュートリアル強化など、現代的なUI・快適機能を多数搭載

忖度なしレビュー

良かった点

  • 水彩画風背景とドット絵の味わいは今遊んでも唯一無二で、HD化により情報量自体は増している
  • イベント選択型の進行や、二つの血筋が交錯していく構造が分かりやすく整理され、原作よりも物語を追いやすい
  • 戦闘や育成まわりにテコ入れが入り、原作よりも「詰み」を感じにくくなっているという評価が多い
  • 追加シナリオやポケステ由来ミニゲームの再収録など、単なる移植以上の“おまけ”がしっかりある
  • 価格はダウンロード専売でフルプライス以下に抑えられており、内容を考えればコスパは悪くない

気になった点

  • 背景のHD化は「元の水彩をそのまま伸ばした感じ」と評されることもあり、期待していたほど劇的な美化ではないという声もある
  • シナリオ構造や戦闘難度そのものは“サガらしい尖り”を維持しているため、初見プレイヤーには依然として敷居が高い
  • 追加要素はファンには嬉しいが、完全新作並みの変化を求めると物足りなく感じる可能性もある
  • 一部UIや説明は現代基準でもやや不親切で、攻略情報なしだと迷いやすいポイントが残っている

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(原作ファン向けには“ほぼ決定版”。初見には依然クセ強めの中〜上級者向けJRPG)
  • 難易度:やや高め(調整は入ったが、サガシリーズ特有の自由度と不親切さは健在)
  • ボリューム目安:メインルート完走で20〜25時間前後、サブイベントや追加シナリオを含めると30時間以上

一言まとめ

“水彩画の絵本”のようなビジュアルと、二つの血筋が織りなす長大な歴史ドラマを、現行機で遊びやすくしたリマスター版。 不親切さを含めて「サガフロ2」という作品そのものを尊重したうえで、快適性と遊びやすさを底上げした仕上がりで、 原作ファンにはもちろん、「当時気になっていたけど触れなかった」層への決定版的な選択肢と言えます。

2025年4月の注目タイトル&忖度なしスコア

ジ・エルダー・スクロールズ IV:オブリビオン リマスター(The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered/2025年4月)

基本データ

  • 発売日:2025年4月23日(水)※日本時間
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Microsoft Store/Xboxアプリ)
  • ジャンル:オープンワールドRPG
  • プレイ人数:1人
  • 開発:Bethesda Game Studios/Virtuos
  • 発売:ベセスダ・ソフトワークス

どんなゲーム?

2006年に発売された名作オープンワールドRPG『The Elder Scrolls IV: オブリビオン』を、現行機向けにフルリマスターしたタイトルです。 舞台は帝国の中心地シロディール。皇帝暗殺をきっかけに異界「オブリビオン」への門が開き、プレイヤーは“英雄”としてその脅威に立ち向かうことになります。 本作リマスターでは、Unreal Engine 5による4K対応の新グラフィック、改良されたUIや操作性、スプリント追加などのゲームプレイ改善に加え、 拡張パック「Knights of the Nine」と「Shivering Isles」、さらに各種DLCを最初からすべて収録。 中身の骨格は当時のオブリビオンそのままに、現代のプレイ環境に合わせてブラッシュアップした“決定版”的な内容です。

主な特徴・ポイント

  • シロディール全土とオブリビオンの各次元を自由に歩き回れる、クラシックなオープンワールドRPG
  • 1000人以上のNPCがAI「Radiant AI」によって生活し、思わぬハプニングも生まれる高い自由度
  • Unreal Engine 5による4K・60fps対応の新グラフィック、ライティング・テクスチャ・アニメーションの全面刷新
  • スプリント(ダッシュ)、UI刷新、オートセーブ、カメラ調整などの快適機能を多数追加
  • 本編に加え、「Shivering Isles」「Knights of the Nine」および各種DLCを完全収録
  • 通常版と、追加クエストやユニーク装備、デジタルアートブック&サントラを含むデラックス版の2エディション展開

忖度なしレビュー

良かった点

  • 風景・建物・キャラクターモデルが大幅に描き直され、「記憶の中のオブリビオン」がそのまま現行機クオリティになった感覚が強い
  • 4K/60fps対応で、帝都周辺やシロディールの大自然を歩き回るだけでも気持ちいい“観光ゲー”としての魅力がしっかり復活
  • UIやマップが整理され、初見でもルートやクエスト管理が把握しやすく、当時よりもだいぶ遊びやすい導線になっている
  • スプリント追加や敵スケーリング調整で、オリジナル版より戦闘テンポが良くなり、序盤のダルさが緩和されている
  • 本編+拡張+DLC全部入りで、1本買えば何十時間も遊べるボリューム感。価格もフルプライス新作よりは抑えめ

気になった点

  • PC版を中心に、発売当初はフレームレート低下や最適化不足がかなり指摘されており、ハイエンド環境でも不安定というレビューも目立つ
  • ゲームデザイン自体はほぼ当時のままなので、クエスト構造や会話テンポなどに“古さ”を感じる場面も少なくない
  • オープンワールドRPGとしては非常に自由度が高い反面、目的を見失いやすく、最近のガイド多めなRPGに慣れた人には迷いやすい
  • 日本語音声はなく、英語音声+日本語字幕スタイル。フルローカライズ作品と比べると没入感に差を感じる人もいそう

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10(リマスターとしての価値は高いが、技術面の粗と“古さ”もそのまま抱えた名作の現代版)
  • 難易度:中〜やや高め(ビルド次第で難度が大きく変わり、序盤は特にシビアになりがち)
  • ボリューム目安:本編クリアで40〜60時間前後/全クエスト・DLC込みで100時間以上も視野
ジ・エルダー・スクロールズ IV:オブリビオン リマスター デラックス エディション(PS5)

2006年発売の名作RPG『The Elder Scrolls IV: Oblivion』を、現行機向けにビジュアルとプレイフィールを一新したリマスター版。
PS5版デラックスエディションには、本編に加えて「Shivering Isles」「Knights of the Nine」をはじめとした追加コンテンツや、 特別な装備、デジタルアートブック&サウンドトラックアプリも収録されており、シロディールの冒険をまとめて楽しめる内容です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

オープンワールドRPGの“原点のひとつ”とも言えるオブリビオンを、現行機クオリティで遊べるようにしたファン待望のリマスター。 グラフィックと快適性の進化はしっかり感じられる一方で、システムのクセや不安定さも含めて“古き良きTES”がそのまま残っているので、 シリーズ経験者やオープンワールド好きには強くおすすめ、完全な新作級の洗練を求める人にはやや人を選ぶ一本という印象です。

HUNDRED LINE -最終防衛学園-(Nintendo Switch/2025年4月)

基本データ

  • 発売日:2025年4月24日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PC(Steam)
  • ジャンル:“極限”と“絶望”のADV(アドベンチャー)
  • プレイ人数:1人
  • CERO:D(17才以上対象)
  • 企画:トゥーキョーゲームス
  • 開発:メディア・ビジョン
  • 発売:アニプレックス
  • 対応言語(Switch):テキスト日本語/ボイス日本語

どんなゲーム?

『HUNDRED LINE -最終防衛学園-』は、『ダンガンロンパ』シリーズの小高和剛と『極限脱出』シリーズの打越鋼太郎が、 初めて本格タッグを組んだ完全新作アドベンチャーです。舞台は謎の“最終防衛学園”。主人公・澄野拓海は、 平凡な「東京団地」での生活を、正体不明の襲撃者によって奪われ、この学園で100日間の戦いを強いられることになります。 15人の生徒とともに、学園を襲う「侵校生」から校内を守り抜きつつ、学園と世界の謎に迫っていく――というのが大まかな流れです。 本作最大の特徴は、「選択によって100通りに分岐するマルチエンディング」。ルートによってキャラの生死だけでなく、 物語のジャンルそのもの(ラブコメ/SF/スプラッタなど)まで変化する、かなり振り幅の大きい作りになっています。

主な特徴・ポイント

  • “極限”と“絶望”をテーマにした、100日間にわたる学園サバイバルADV
  • 選択肢と日数経過によってストーリーが分岐し、合計100通りのエンディングに到達可能なマルチエンド構造
  • 個性的な15人の生徒たちとの学園生活パートと、「侵校生」と戦うシミュレーション寄りバトルパートが融合
  • プレイヤーの選択次第で、ラブコメ/ミステリ/ホラー/SFなど物語の“ジャンルそのもの”が変化する実験的な構成
  • シナリオ:小高和剛&打越鋼太郎/キャラクターデザイン:小松崎類/音楽:高田雅史ら、ダンガンロンパ系ファンには馴染み深いスタッフ陣
  • Switch版は日本語テキスト&ボイス専用で、携帯モードでも遊びやすいUIに最適化

忖度なしレビュー

良かった点

  • 小高×打越タッグらしい、「次の展開が読めない」ストーリーテリングとテンポの良い会話劇は期待どおり
  • 100エンディングという看板に恥じない分岐量で、「次はどんな方向に振り切れるのか」を追いかける楽しさが強い
  • バトルパートが単なるおまけではなく、キャラの成長や配置を考えるタクティカル要素として機能しており、 ADVパートとのメリハリがついている
  • ビジュアル・UIともにSwitch携帯モードとの相性が良く、1〜2日分だけといった短時間プレイでも区切りがつけやすい
  • ボイス・BGM・演出面の“アニメ的なノリ”が強く、ダンガンロンパやレインコードが刺さった層には非常にハマりやすい空気感

気になった点

  • 100エンドと言っても、すべてが“完全に別物”というわけではなく、バリエーションの質にはムラがあるという指摘も見られる
  • テキスト量が膨大で、1周ごとのプレイ時間もそれなりに長いため、「全部見たい」と思うとかなりの時間投資が必要
  • バトルパートの難度やテンポは人を選び、ADVだけを期待していると「少し冗長」と感じるプレイヤーもいそう
  • ジャンルがルートによってラブコメ/スプラッタ寄りなど大きく変化するため、好みの分かれる展開もそれなりに多い
  • Switch版は携帯モード前提で快適さを重視している反面、テキストサイズやエフェクトなど演出面で“控えめ”に感じる箇所もある

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.2 / 10(尖った構成とボリュームで“ハマる人には強烈に刺さる”タイプのADV)
  • 難易度:物語パートは易しめ、バトルは標準〜やや高め(戦略を考えないと詰まりやすい場面あり)
  • ボリューム目安:エンディング数個を見るだけでも20〜30時間前後、やり込みを含めると50時間以上も視野
HUNDRED LINE -最終防衛学園-(Nintendo Switch)

「ダンガンロンパ」シリーズの小高和剛と、「極限脱出」シリーズの打越鋼太郎が手がける “極限×絶望”ADV。100日間の防衛戦を戦い抜きながら、学園と世界の真相に迫る物語と、 シミュレーションバトルが融合した注目タイトルです。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「100の結末」と“極限”学園サバイバルを掲げるだけあって、ストーリーの振り幅とボリュームはかなり攻めた一本。 プレイ時間とメンタルをそれなりに持っていかれる代わりに、キャラクターと物語にどっぷり浸かりたいADV好きには、 2025年を代表する話題作候補といえる内容です。Switchでじっくり遊ぶテキストADVを探しているなら、候補に入れておきたいタイトル。

餓狼伝説 City of the Wolves(FATAL FURY: City of the Wolves)

基本データ

  • 発売日:2025年4月24日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Games Store)
  • ジャンル:対戦格闘ゲーム
  • プレイ人数:1〜2人(オフライン/オンライン)
  • 開発・発売:SNK(KOF Studio)
  • 販売形態:SPECIAL EDITION(ゲーム本編+シーズンパス1同梱のみ)

どんなゲーム?

『餓狼伝説 City of the Wolves』は、『餓狼伝説 MARK OF THE WOLVES』から約26年ぶりとなるシリーズ最新作です。 サウスタウンを舞台に、ロック・ハワードやテリー・ボガードといったおなじみのキャラクターに加え、 新キャラクター「Vox Reaper」「Preecha」などが参戦。Unreal Engineベースのセルルック寄りビジュアルで、 2Dライクな見栄えと現世代クオリティを両立した2.5D対戦格闘として生まれ変わりました。

本作のキモは、必殺技を強化する「REVアーツ」や、カウンター性能を持つ「REVブロウ」など、 専用ゲージを使いこなすことで一気に攻めを加速できる「REVシステム」。 さらに、従来型入力の「アーケードスタイル」と、簡易コマンドで技が出せる「スマートスタイル」の 2種類の操作タイプを用意し、初心者から上級者まで遊びやすい設計になっています。

主な特徴・ポイント

  • 26年ぶりに復活した『餓狼伝説』シリーズ最新作で、ロックVSテリーの因縁を中心に展開するストーリーモード
  • 専用ゲージを消費して強力な技を繰り出す「REVシステム」(REVアーツ/REVアクセル/REVブロウなど)
  • コマンド入力重視の「アーケードスタイル」と、簡単操作でコンボがつながる「スマートスタイル」の2操作タイプ
  • ロールバックネットコード+クロスプレイ対応で、PS/Xbox/PC間で快適なオンライン対戦が可能
  • 本編+シーズンパス1を同梱した「SPECIAL EDITION」のみ販売。DLCとしてアンディ・ボガード、ケン、ジョー東、春麗、Mr.BIGなどが参戦
  • レビュー集積サイトでも「概ね好評」評価で、シリーズ復活作としては上々のスタートを切っている

忖度なしレビュー

良かった点

  • REVシステムのおかげで「何もしない時間」が少なく、攻めも切り返しも常に何かしらの選択肢があるテンポの良さ
  • 2操作タイプ制のおかげで、格ゲー初心者でも“それっぽい動き”を出しやすく、触ってすぐに楽しさが分かる作り
  • セルシェーディング寄りのビジュアルと派手なエフェクトがマッチしていて、観戦していても画面映えする
  • ロールバック+クロスプレイ対応で、発売直後からオンライン人口が多く、マッチング環境が良好
  • ゲスト参戦含めたDLC展開が話題性に直結しており、「今から始めても遅くない」と感じさせる継続アップデート

気になった点

  • REVゲージ関連のシステムが多く、初心者には「何を見て管理すればいいのか」が最初やや分かりづらい
  • 現時点のキャラバランスはおおむね良好とされつつも、強キャラ帯がはっきりしているため、対戦環境では使用キャラがやや偏りがち
  • ソロ用コンテンツはアーケード/トレモ/トレーニング系が中心で、ストーリーモードもボリュームは“必要十分レベル”にとどまる
  • 格ゲー未経験層には、対戦で勝てるようになるまでに時間がかかる点はどうしてもハードルになりがち
  • 「SPECIAL EDITION」一択で本編+シーズンパス1同梱という構成は、DLC不要派からするとやや割高に感じる可能性もある

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(シリーズ復活作としてかなり良好。対戦メイン勢には有力候補だが、ソロ中心派にはやや人を選ぶ)
  • 難易度:中〜高め(スマートスタイルで触りやすくはなったが、勝ち続けるには結局しっかり練習が必要)
  • ボリューム目安:対戦メインなら無限。ソロ重視だと10〜20時間程度で一段落、DLCキャラ含めやり込みで+α
餓狼伝説 City of the Wolves SPECIAL EDITION(PS5)

26年ぶりにシリーズ本編が再始動した対戦格闘ゲーム『餓狼伝説 City of the Wolves』。 独自のアートスタイルと、新システム「REVシステム」によって、ラッシュの気持ちよさと逆転性を両立した一作です。 SPECIAL EDITIONにはゲーム本編に加え、シーズンパス1や特典コスチュームなどのDLCが同梱されています。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「REVシステム」と2操作スタイルで“今の時代の餓狼伝説”としてきちんと再設計された、シリーズ復活作にふさわしい一本。 オンライン対戦を軸に2025年の格ゲーシーンを追いかけたいなら、チェックしておいて損はないタイトルです。 逆に、濃いストーリーやソロモードを最重視する人には、やや物足りなさも残る……という意味で、良くも悪くも“対戦格闘寄り”な仕上がりと言えます。

ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 トキメキの未来地図(Love Live! Nijigasaki High School Idol Club TOKIMEKI Roadmap to Future)

基本データ

  • 発売日:2025年4月24日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Steam(PC)
  • ジャンル:ビジュアルノベル/アドベンチャー
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:HUNEX
  • 発売:ブシロードゲームズ

どんなゲーム?

『ラブライブ! 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 トキメキの未来地図』は、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」を主役に据えた初のコンシューマ向けビジュアルノベルゲームです。舞台は東京・お台場にある自由な校風の高校「虹ヶ咲学園」。プレイヤーはシリーズおなじみの“あなた”として、記憶の一部を失った状態でメンバーたちと再び出会い、日常とライブ活動を共にしながら物語を進めていきます。

ゲームはテキストを読み進めながら要所で選択肢を選ぶオーソドックスなADVスタイルで、それぞれの選択がメンバーとの関係性や結末に影響するマルチエンディング方式を採用。共通ルートを経た先には、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバー12人それぞれに焦点を当てた個別ルートが用意されており、ソロスクールアイドルならではの悩みや成長がじっくり描かれます。

ライブシーンでは、楽曲に合わせた演出やカットインが入り、アニメやこれまでのゲームで描かれてきた虹ヶ咲の活動の延長線上にある“新しい物語”として楽しめる構成になっています。シリーズファンはもちろん、虹ヶ咲に興味を持ち始めた人の入門編としても機能する作りです。

主な特徴・ポイント

  • 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会を主役に据えた、完全新作のビジュアルノベルストーリー。
  • 共通ルートから各メンバーの個別ルートへ分岐するマルチエンディング構成で、選択肢によって“未来”が変化する。
  • メンバー12人+“あなた”の関係性にフォーカスしたエピソードが多数用意され、ソロスクールアイドルとしての葛藤や成長が丁寧に描かれる。
  • Nintendo Switch版・Steam版ともにテキスト量が多く、読み応えのある長編ADVとして楽しめるボリューム感。
  • 新規描き下ろしスチルやイベントイラストが豊富で、虹ヶ咲メンバーのライブ衣装や日常の姿を多彩なシチュエーションで堪能できる。
  • 体験版も配信されており、序盤の雰囲気やテキストのテンポを事前に確認できる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に完全フォーカスした物語で、メンバー1人1人の個性や関係性がこれまで以上に深掘りされている。
  • 選択肢とマルチエンディングのおかげで、「自分の選んだ未来」を追体験している感覚が強く、キャラクターへの愛着がさらに増す構成になっている。
  • 新規描き下ろしイラストやイベントスチルのクオリティが高く、アニメシリーズとは違ったテイストのビジュアルを楽しめる。
  • テキスト量が多く、メンバーそれぞれの長所・弱点・内面の揺らぎまでじっくり描かれるため、虹ヶ咲ファンにとっては“ご褒美レベル”の濃さ。
  • ライブシーンや重要イベントでは演出がしっかり入っており、ビジュアルノベルながらシリーズらしい“ライブの高揚感”を味わえる。
気になった点
  • ADVとしてはかなりテキスト量が多く、共通ルートのイベントの中には起伏が少なく感じられるシーンもあり、人によっては冗長に思える可能性がある。
  • ゲームシステムはシンプルな選択式ADVが中心で、ミニゲームやリズムアクションなど“ゲーム性の強い要素”を期待すると肩透かしになる。
  • ボイスは要所を押さえているものの、全編フルボイスではないため、セリフとテキストの密度に差を感じる場面がある。
  • ルート分岐や好感度の条件がやや分かりづらい部分もあり、コンプリートを狙う場合は同じ共通パートを何度も読む必要が出てくる。
  • 物語の内容が『スクスタ』など従来展開を前提とした部分もあるため、シリーズ初見プレイヤーは背景把握に少し時間がかかるかもしれない。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.6 / 10(虹ヶ咲ファンには濃厚なご褒美ADV、一般層にはやや人を選ぶ一本)
  • 難易度:易しめ(テキスト選択メインでゲームオーバー要素はほぼなく、じっくり読むことに集中できる)
  • ボリューム目安:メインルート+好みのメンバー数人のエンディングまでで20時間前後、全メンバーのルート・エンディング網羅を目指すと30〜40時間程度
ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 トキメキの未来地図

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会のメンバーたちとの日常やライブを、 ゲームならではのストーリー演出で楽しめるタイトルです。オリジナルエピソードや ボイス付きイベント、ライブシーンなど、ファン向け要素がたっぷり収録されています。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会の物語を、ビジュアルノベルという形でじっくり味わえるファン待望の一本です。ゲーム性よりもキャラクター同士の会話や感情の機微を丁寧に追いかけたい人に向いており、推しメンバーがいるプレイヤーほど満足度が高くなりやすい作品と言えるでしょう。

クレール・オブスキュール:エクスペディション33(Clair Obscur: Expedition 33)

基本データ

  • 発売日:2025年4月24日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Windows/Steam/Epic Games Store)
  • ジャンル:ターン制RPG(リアルタイム要素あり)
  • プレイ人数:1人
  • 開発:Sandfall Interactive(フランス)
  • 発売:Kepler Interactive(日本向けPS5パッケージ版販売:セガ)
  • 価格目安:スタンダードエディション 税込7,480円前後(DL版)
  • レーティング:CERO Z(18歳以上のみ対象)

どんなゲーム?

『クレール・オブスキュール:エクスペディション33』は、「ベル・エポック期のフランス」をモチーフにした幻想世界を舞台に、 謎の存在“ペイントレス”が引き起こす「毎年、ある年齢以上の人が煙となって消える」呪いを断ち切るため、 第33遠征隊の仲間たちが旅に出る——という設定のターン制RPGです。

戦闘は一見クラシックなコマンド式ですが、敵の攻撃に合わせてジャストガードや回避入力を行う「リアクティブターン制」を採用。 タイミング良く入力できれば被ダメージを大幅に軽減したり、カウンターを決めたりと、アクション性の高いバトルが楽しめます。

主な特徴・ポイント

  • ベル・エポック風フランスをベースにした、美術作品のような街並み・建築・衣装が印象的なダークファンタジー世界
  • ターン制コマンド+リアルタイム入力(パリィ/回避/QTE)を組み合わせた「リアクティブターン制」バトル
  • 「ペイントレス」が毎年モノリスに“数字”を描き、その年齢以上の人々が消えていく……という強烈な世界観と物語設定
  • 『ファイナルファンタジー』『ペルソナ』などJRPGへのリスペクトを公言しつつ、UIや演出は現世代らしい高密度なビジュアル表現
  • 発売から半年で世界累計500万本を突破し、日本ゲーム大賞「ブレイクスルー賞」など国内外で多数の賞を受賞
  • 無料の大型アップデートとして「新エリア/高難度ボス/新コスチューム/追加言語」などのコンテンツが開発中

忖度なしレビュー

良かった点

  • 「毎年数字を書かれた年齢以上が消える」という設定が強烈で、序盤から終盤まで物語の緊張感が途切れない
  • 単なるコマンドRPGではなく、敵の攻撃を見てからパリィ/回避するリアルタイム入力のおかげで、毎ターン手応えがある
  • 街やダンジョン、美術館のような建物の内装まで、とにかく“絵画の一枚”のように画面が美しく、スクショ欲が高い
  • 音楽とサウンド演出のクオリティが非常に高く、バトルの盛り上がりやドラマシーンの感情をしっかり底上げしてくれる
  • 難度は高めだが理不尽さは抑えられており、「操作に慣れるほど上達を実感できる」タイプのバランス
  • クリア後評価や各メディア評価も総じて高く、「2025年を代表するRPGの一本」として語られている

気になった点

  • リアルタイム入力の比重が大きいため、「落ち着いてじっくりコマンドだけ選びたい」タイプのRPGファンには相性が分かれる
  • バトルの難度が中盤以降しっかり高く、ガード・パリィが苦手だと雑魚戦でも事故りやすい
  • フィールド/ダンジョン探索はビジュアルの密度に比べるとやや直線的で、「寄り道要素」を期待すると少し物足りなさもある
  • テキスト量・ドラマシーンがかなり多く、軽めのRPGを求めている人には“濃すぎる”と感じられる可能性も
  • CERO Z(18歳以上)かつシリアス寄りのテーマなので、「家族で気軽に遊べるRPG」とは方向性がまったく違う

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.2 / 10(2025年RPGの“本命級”。システム・物語ともに尖っていて、刺さる人には年間ベスト候補)
  • 難易度:中〜高め(リアルタイム入力に慣れれば快適だが、苦手な人にはハード寄り)
  • ボリューム目安:メインクリア40〜50時間前後+寄り道・やり込みで60時間以上
クレール・オブスキュール:エクスペディション33(PS5)

ベル・エポック期のフランスをモチーフにした幻想的な世界を舞台に、 「第33遠征隊」の一員として“ペイントレス”打倒を目指すターン制RPG。 コマンドバトルにリアルタイムアクション要素を組み合わせたバトルシステムと、 油絵のようなビジュアル表現が話題の注目タイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「高品質なターン制RPGはもう作られにくい」という空気を、フランス発の新作が真っ向からひっくり返した一本。 少し骨太な手応えとシリアスなテーマを受け止める覚悟さえあれば、2025年RPGの“マストチェック枠”として強くおすすめできるタイトルです。

2025年5月の注目タイトル&忖度なしスコア

カプコン ファイティング コレクション 2(Nintendo Switch/PS4/Xbox One/PC/2025年5月)

基本データ

  • 発売日:2025年5月16日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)
  • ジャンル:対戦格闘ゲーム(8タイトル収録のコレクション)
  • プレイ人数:1〜4人(オンライン最大9人)
  • 開発・発売:カプコン(CAPCOM)
  • CERO:C(15才以上対象)
  • 価格目安:
    • 通常版(Switch/PS4):ダウンロード版 4,990円(税込)/パッケージ版 5,489円(税込)
    • 通常版(Xbox One/Steam):ダウンロード版 4,990円(税込)
    • 『カプコン ファイティング コレクション 1+2 パック』DL版:6,990円(税込)

どんなゲーム?

『カプコン ファイティング コレクション 2』は、1990〜2000年代にアーケードをにぎわせた カプコンの対戦格闘タイトルを8本まとめて収録したコレクションです。 とくに話題になったのは、カプコン開発によるSNKとのクロスオーバー作品 『カプコン vs. SNK ミレニアムファイト 2000 PRO』『カプコン vs. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001』が そろって遊べる点。加えて『ストリートファイターZERO3 アッパー』や『パワーストーン』『燃えろ!ジャスティス学園』など、 いまや遊びづらくなっていたタイトルも含めて、現行機でまとめて復活した“格ゲー博物館”的な一本です。

オンライン対戦は全タイトルでロールバックネットコード対応、ランクマッチ/カジュアルマッチ/観戦機能を完備。 必殺技を簡単入力で出せるオプションや、トレーニングモード、ギャラリー機能なども搭載されており、 当時のプレイヤーはもちろん、初めて触る人でも“今の感覚”で遊びやすいように整えられています。

主な特徴・ポイント

  • カプコン×SNKのクロスオーバー2作品を含む、アーケード格闘8タイトルを収録:
    • カプコン vs. SNK ミレニアムファイト 2000 PRO
    • カプコン vs. SNK 2 MILLIONAIRE FIGHTING 2001
    • ストリートファイターZERO3 アッパー
    • 燃えろ!ジャスティス学園(Project Justice)
    • パワーストーン
    • パワーストーン2
    • プラズマソード -ナイトメア・オブ・ビルシュタイン-
    • カプコン ファイティング ジャム(Capcom Fighting Evolution)
  • 全タイトルでオンライン対戦対応(ランクマッチ/カジュアル/ロビー観戦)、ロールバックネットコード採用
  • 簡易コマンドで必殺技が出せる「簡単操作」オプションにより、初心者でも触りやすい設計
  • トレーニングモードやボタンカスタマイズ、リプレイ保存機能など、練習・研究環境も一通り完備
  • アートワークやBGM、開発資料などを閲覧できるギャラリー機能を収録
  • 発売後もアップデートでUI改善や新規アート、リミックスBGMなどが追加予定

忖度なしレビュー

良かった点

  • 『カプエス1・2』『燃えジャス』『パワーストーン』といった“今遊ぶのが難しかったタイトル群”を、まとめて現行機で遊べる価値はかなり高い
  • ロールバックネットコード+ロビー観戦対応で、オンライン対戦の遊びやすさは前作コレクションから素直に進化している
  • 簡単操作オプションのおかげで、昔憧れていたコンボや必殺技を「とりあえず形にする」ところまでは誰でも到達しやすい
  • ギャラリーやBGM試聴など、ファンアイテム的な要素も充実していて、資料的な意味でも“保存版”に近いパッケージ
  • 価格がフルプライス手前に抑えられており、収録タイトルへの思い入れが少しでもあればコスパは悪くない

気になった点

  • 収録作のうち何本かは、元の段階でかなりクセの強いゲーム性(『カプコン ファイティング ジャム』など)で、人を選ぶ部分もそのまま
  • チュートリアルやミッションモードはシンプルで、「これ1本から格ゲーを始めたい」初心者には少し不親切に感じる可能性あり
  • オンライン人口は発売直後こそ盛況だが、タイトルごとに人が分散しやすく、マイナー作品のマッチングはやや不安定になりがち
  • 画面フィルターや画質オプションは用意されているものの、「完全なリメイク」ではないため、グラフィックは当然ながら当時準拠
  • 前作コレクション(ヴァンパイアやウォーザード側)と比べると、日本国内では知名度の低いタイトルも多く、人によって“当たり度”が変わるラインナップ

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(刺さる人には“神コレクション”寄りだが、元ゲームのクセの強さも含めて人を選ぶ内容)
  • 難易度:中〜高め(各タイトルともアーケード基準のバランスで、ガチ対戦まで踏み込むとしっかり難しい)
  • ボリューム目安:軽く触るだけでも20〜30時間、オンライン対戦や全タイトルじっくり遊ぶなら“時間が溶ける”タイプ
カプコン ファイティング コレクション2(Nintendo Switch)

『ストリートファイターZERO3↑』『CAPCOM FIGHTING Jam』など、 アーケード時代の対戦格闘タイトルを多数収録したコレクション第2弾。 オンライン対戦やロールバックネットコード、トレーニングモードなど 現代向けの機能も充実した、格ゲーファン必見の一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「カプエスをもう一度オンラインで遊びたい」「パワーストーンを今のハードで対戦したい」と思っていた層には、ほぼ待望どおりの1本。 その一方で、中身はあくまで当時のアーケード格闘なので、現代的なストーリーモードや派手な演出を期待するとギャップもあります。 格ゲーの“歴史セット”として押さえておきたい人向けの、コア寄りコレクションです。

ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女

基本データ

  • 発売日:2025年5月22日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Steam
  • ジャンル:みんなのスローライフRPG
  • プレイ人数:1人(オンラインマルチプレイ最大4人対応)
  • 開発:レベルファイブ
  • 発売:レベルファイブ

どんなゲーム?

ニンテンドー3DSで人気を集めた『ファンタジーライフ』の流れをくむ、スローライフ系RPGの完全新作です。 舞台は、時間がゆがみ「過去」と「現在」が入り混じる孤島・ミステリア島。 プレイヤーはこの島に流れ着いた主人公として、島の謎を追いながら、自分の家や街を育てつつ暮らしていきます。

戦士・魔法使い・木こり・料理人・鍛冶屋など、多彩な「ライフ(職業)」をいつでも切り替えられるのがシリーズの特徴で、 本作でも戦闘・採取・クラフト・建築がシームレスに繋がっています。 さらに今作では島の開拓・街づくり要素が大きく強化され、建物の配置や内装を決めたり、住民を呼び込んだりしながら、 島全体を自分好みに変えていくプレイが楽しめます。

主な特徴・ポイント

  • 時間がねじれたミステリア島の「過去」と「現在」を行き来し、崩壊した未来を変えていくタイムトラベル仕立てのストーリー
  • 戦闘系から生産系まで、多彩なライフを自由に切り替え、1キャラで何役もこなせるライフシステム
  • 素材集めとクラフトで装備や家具を作り、家や施設を建てて島を発展させるタウンビルド要素
  • オンラインマルチ(最大4人)や1台2人プレイに対応し、友だちの島に遊びに行ったり、一緒にダンジョン攻略ができる協力プレイ
  • 一部プラットフォーム間でセーブデータを共有できるクロスセーブに対応し、環境を変えても続きから遊びやすい設計
  • 発売後もアップデートやイベントでコンテンツ追加・調整が続いており、長く遊べる運営型タイトルとして展開

忖度なしレビュー

良かった点

  • ライフの数と役割がはっきりしていて、「今日は採取の日」「今日はクラフトの日」と気分で遊び方を切り替えられる自由度が高い。
  • 島の復興や街づくりがストーリー進行ときちんと結びついており、作業感だけで終わらず「物語が前に進んでいる」手ごたえがある。
  • 過去と現在の島の姿を見比べながら進む構造のおかげで、フィールドの変化が視覚的に分かりやすく、前作よりもドラマ性が強い。
  • ロード時間や描画の安定感など、現行ハード向けに遊び心地が最適化されていて、長時間プレイ前提のゲームとしては快適。
  • スローライフ寄りのゲームとしてはボリュームが厚く、「合う人には何十時間でも遊べる一本」として評価されている。

気になった点

  • 序盤からやれることが多く、チュートリアルや説明も情報量多めなので、シリーズ未経験者だと「まず何をすればいいか」で迷いやすい。
  • クラフトや素材集めの比重がかなり高く、アクションRPG的な爽快感を期待すると、戦闘パートはやや薄味に感じる可能性がある。
  • クエストやおつかいの数は豊富な反面、内容が似通ったものも多く、遊び方によっては単調さや作業感を覚えやすい。
  • クロスセーブやオンライン要素の利用には外部アカウント連携などが必要で、ライト層には手続きが少し煩雑に映る。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(スローライフとRPGをじっくり味わいたい人には強く推せる一方、テンポ重視派には向きを選ぶタイトル)
  • 難易度:低〜中(ゲームオーバーの圧は低く、「時間と根気」でじわじわ進めていくマイペース設計)
  • ボリューム目安:メインシナリオ完走で40〜50時間前後、ライフ育成や島づくりをやり込むと100時間以上

一言まとめ

派手なバトルよりも、「素材を集めてクラフトし、島と自分の暮らしが少しずつ豊かになっていく感覚」に価値を置いたスローライフRPG。 そこで幸せを感じられるタイプのプレイヤーにとっては、2025年の“時間が溶ける系”代表候補と言っていい一本です。

ファンタジーライフi グルグルの竜と時をぬすむ少女(Nintendo Switch)

島全体を舞台に、戦士・木こり・釣り人など14種類の「ライフ(職業)」を自由に切り替えながら 冒険やクラフト、生活を楽しめるスローライフRPG最新作。 過去と未来をめぐる物語と、街づくりや仲間との交流も味わえる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

戦場のフーガ3

基本データ

  • 発売日:2025年5月29日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam(PC)/Epic Games Store/Windows版
  • ジャンル:ドラマティックシミュレーションRPG(タクティカルRPG)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12才以上対象)
  • 開発・発売:サイバーコネクトツー

どんなゲーム?

『戦場のフーガ』三部作の完結編となるシミュレーションRPGです。 巨大戦車「タラニス」に乗り込む子どもたちの戦いを描いた前2作の続きで、今作では“怒り”と“絶望”を越えて物語の決着が描かれます。 プレイヤーは再び子どもたちを指揮し、ルート分岐するマップを進みながら、ターン制バトルで敵戦車や兵器と戦っていきます。

シリーズおなじみの「ソウルキャノン」をはじめとした高リスク高リターンの選択に加え、 タイムラインを操作して未来を変える「アーカーシャパネル」や、戦況を有利にする「パワースポット」「アシスト通信」など新システムも多数登場。 これまでのセーブデータ連動特典も用意されており、1・2を遊んだ人ほどニヤリとできる仕掛けが詰め込まれています。

主な特徴・ポイント

  • 『戦場のフーガ』三部作の完結編として、これまでの伏線や謎を回収する重厚なストーリー。
  • ルート選択制のマップとターン制バトルを組み合わせたタクティカルRPG。 砲塔の組み合わせや属性相性を考えたポジショニングが重要。
  • タイムラインをたどってイベントや戦いの結果を書き換える「アーカーシャパネル」など、時間軸を絡めた新システム。
  • 「ソウルキャノン」の強化版ともいえる「メガソウルキャノン」が登場。 使えば戦闘は有利になるが、仲間の犠牲やエンディング分岐に直結する重い選択を迫られる。
  • 1・2作目のセーブデータを持っていると衣装やBGM、序盤を助けるアイテムなどのボーナスが手に入る。
  • シリーズ最大級と言われるボリュームで、イベントイラストやカットシーンも大幅増量。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 三部作完結編として、これまでの伏線回収やキャラクターの行き着く先がしっかり描かれており、シリーズ追いかけてきた人ほど満足度が高い。
  • 「アーカーシャパネル」など時間を巻き戻して展開を変える要素により、戦略だけでなく“物語の分岐”を自分の手で選んでいる感覚が強い。
  • 難度は高めながらも、装備やスキル構成を工夫すれば理不尽さは少なく、 ターン制タクティカルRPGとしての歯ごたえはシリーズでも屈指という評価が多い。
  • UIやロード時間など、前作までの改善点を引き継いでおり、長時間プレイしても遊び心地は安定している。
  • 価格はダウンロード専売で4,000円台前半と、ボリュームや完結編としての位置付けを考えるとコスパは悪くない。

気になった点

  • 基本システムや戦闘テンポは1・2作目から大きくは変わっておらず、「もう一段大胆な刷新」を期待していた人にはマンネリに映る部分もある。
  • メガソウルキャノンや生死分岐に関わる要素は心理的負荷が大きく、人によってはストーリーの重さに疲れてしまう可能性がある。
  • 選択肢や結末のバリエーションは増えたものの、「結局はキャラが生きているかどうか」に集約されやすく、 分岐の幅に物足りなさを感じる声も見られる。
  • シリーズ前提の作りが強く、1・2を未プレイだとキャラクター関係や世界観の理解に時間がかかる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.2 / 10(シリーズ完結編としては高水準だが、ゲーム性の刷新より“総仕上げ”寄りの一本)
  • 難易度:中〜やや高め(編成やレベルをサボると普通に詰むが、しっかり準備すれば理不尽ではないバランス)
  • ボリューム目安:メインルートクリアで25〜35時間前後、全ルートや収集要素を追うと40〜50時間クラス
戦場のフーガ3(Nintendo Switch)

子どもたちが巨大戦車「タラニス」に乗り込み、極限状況の中で選択と犠牲を迫られるドラマティックRPGシリーズ第3作。 シミュレーションバトルとドラマパートが融合したゲーム性はそのままに、 物語はついにクライマックスへ。シリーズ未プレイでも楽しめる一方で、過去作を遊んだプレイヤーにはさらに大きな衝撃が待つ一作です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

子どもたちが背負ってきた戦争と犠牲に、プレイヤー自身の選択でケリをつける三部作の集大成。 シリーズを追ってきた人には「ここまで付き合って良かった」と言わせる力がありつつ、 単体で見ればやや玄人向けの重いSRPG——そんな位置付けの2025年注目作です。

エルデンリング NIGHTREIGN(ELDEN RING NIGHTREIGN)

基本データ

  • 発売日:2025年5月30日(金)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam(PC)
  • ジャンル:協力型サバイバルアクション(ローグライク要素を持つアクションRPG)
  • プレイ人数:1〜3人(オンライン協力プレイ対応)
  • レーティング:CERO D(17才以上対象)
  • 開発:フロム・ソフトウェア
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『ELDEN RING NIGHTREIGN』は、『ELDEN RING』の世界観をベースにしつつも、 本編とは異なるゲームデザインで作られたスピンオフ作品です。 舞台は永遠の夜に覆われた「リムヴェルド」。プレイヤーは“夜渡り(ナイトファラー)”と呼ばれる戦士となり、 3日間の遠征を繰り返しながら「夜の王(ナイトロード)」の支配を打ち砕くことを目指します。

ゲームは拠点から出撃する“ローグライク形式”で、挑戦のたびにルート構成や敵配置、 拾える装備が変化。最大3人までのオンライン協力プレイに対応しており、 それぞれ役割の異なるクラスを選んでパーティを組み、強大なボスや大量の敵が押し寄せる 過酷な戦場を生き抜いていきます。『ELDEN RING』本編を持っていなくても単体でプレイ可能です。

主な特徴・ポイント

  • 『ELDEN RING』の世界観・敵・武器の一部を引き継ぎつつ、協力型サバイバルアクションとして再構築されたスピンオフタイトル。
  • 3日間の遠征を1サイクルとするローグライク構造で、挑戦するたびにルートや報酬が変化。失敗しても獲得リソースを持ち帰って恒久的な強化が可能。
  • 剣士・魔術師・タンク・支援系など、プレイスタイルの異なる「ナイトファラー」クラスが多数登場し、ビルドの幅が広い。
  • 強敵が連続して出現する「エヴァーダーク・ソブリン」戦やボスラッシュ形式のチャレンジなど、高難度コンテンツも用意。
  • ソロプレイにも対応しつつ、基本は最大3人協力を前提に調整されており、ボイスチャットやピン機能を使った連携が重要。
  • 発売後も無料アップデートで「ソブリン」やクラスが順次追加されており、2025年12月には大型DLC「The Forsaken Hollows」の配信も予定されている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 『ELDEN RING』らしい美術・敵デザインと、ローグライク形式の周回プレイが噛み合い、「毎回違う地獄に潜る」感覚が強い。
  • 3人協力プレイ前提の設計がうまく機能しており、役割分担やビルド相談をしながら挑むと、元のソウルライクとは違う“協力ゲームの面白さ”が味わえる。
  • 1サイクルが比較的コンパクト(数十分〜1時間程度)にまとまっているため、従来作より「短時間で1ラン完走」しやすく、遊ぶハードルは意外と低め。
  • クラスや装備のシナジーを見つける楽しさが大きく、同じマップでも編成次第で立ち回りがガラリと変わる。
  • 価格はパッケージ/DLとも税別5,000円台程度で、本編とは別軸の新作としては妥当なライン。DLC込みのデラックス版も用意されている。

気になった点

  • ローグライク特有の「運要素」が強く、装備やアビリティの引きが悪いとどうしても理不尽寄りに感じる場面がある。
  • 協力前提のバランスゆえ、ソロプレイだと一部ボスや高難度コンテンツはかなりストイックで、人によっては「ぼっち向けではない」と感じるかもしれない。
  • 物語はイベントやテキストの断片から読み解く形式で、本編のような大きなドラマや探索の驚きよりも、設定補完寄りの印象が強い。
  • クロスプレイには非対応で、ハードの違うフレンドとは一緒に遊べない(同一ハード世代内のマルチは可能)。マルチ中心で遊びたい人にはやや不便。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(“エルデンリング世界の協力ローグライク”としてはかなり完成度が高いが、ソロ派や本編級のRPGを期待すると評価が分かれる一本)
  • 難易度:高め(協力前提で調整されており、ビルド研究と連携前提でようやく「ちょうど良い」ライン)
  • ボリューム目安:1ラン20〜60分程度、エンディング条件を満たすまでに20〜30時間前後、クラス解放や高難度コンテンツまでやり込むと50時間以上
ELDEN RING NIGHTREIGN(PS5)

『ELDEN RING』からスピンアウトした最大3人協力プレイ対応のアクションゲーム。 個性の異なるキャラクターたちを操作し、ローグライト要素を取り入れた 新たな探索と戦いを楽しめるタイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『ELDEN RING』の重厚な世界観をベースに、3人協力のローグライクとして再構築した意欲作。 本編の探索RPGとは別物の「夜のレイドゲーム」と割り切れば、ビルド研究とマルチプレイが好きな人には かなり刺さる2025年注目タイトルと言えます。

2025年6月の注目タイトル&忖度なしスコア

マリオカート ワールド(Mario Kart World)

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2 専用
  • ジャンル:レース/パーティ
  • プレイ人数:1〜24人(オンラインマルチプレイ対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:任天堂(Nintendo EPD)
  • 発売:任天堂

どんなゲーム?

『マリオカート ワールド』は、Nintendo Switch 2 のローンチを飾った「マリオカート」シリーズ第9作目です。 これまでのコース制から一歩進み、「草原・街・海・砂漠・雪山・火山」などがひとつながりになった広大な世界を舞台に、 レースやイベントが展開するのが最大の特徴です。 世界各地を巡る「ワールドツアー」形式のカップ戦や、大陸横断ラリーなど、タイトル通り“世界をまたぐカートゲーム”として 位置付けられています。

レースは最大24人まで参加可能となり、シリーズ最多規模のバトルロイヤル的なカオス感も健在。 オフラインでは従来どおり4人までのローカル対戦やグランプリモードを楽しめ、 オンラインではワールドワイドマッチやランキングイベントなど、遊び方に応じたモードが用意されています。 基本の操作感やアイテムバランスは『マリオカート8 デラックス』をベースにしつつ、 オープンワールド化と新要素で“次世代マリオカート”に仕上げた一本です。

主な特徴・ポイント

  • すべてがつながった巨大フィールドを拠点に、レースコースやショートカットが張り巡らされたオープンワールド型のステージ構成。
  • 従来どおりの周回レースに加え、「大陸横断ラリー」「チェックポイント制ロードレース」「サバイバル形式バトル」など多彩なルールを収録。
  • 最大24人同時レースに対応し、オンラインでの大人数対戦がシリーズ過去作よりもさらに激しい駆け引きに進化。
  • 新アイテムや新マシンに加え、ドライバーごとのコスチューム要素が強化され、見た目のカスタマイズ性が大幅アップ。
  • Nintendo Switch 2 の性能を活かしたビジュアル強化と、60fpsを意識した滑らかなレース表現(状況によっては動的解像度を採用)。
  • 発売後も期間限定イベントや大会、追加コスチュームなどの更新が継続しており、ローンチタイトルながら“サービス型”に近い運用が行われている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • オープンワールド化により、「次はあの街まで走ってみよう」「海沿いルートでショートカットしよう」といった“ドライブ感”が増し、従来作とは違うワクワクがある。
  • 24人レースのカオス感はかなり強烈で、アイテムひとつで順位が大きく変わる“お祭り感”はシリーズでもトップクラス。
  • 基本的なハンドリングやドリフトの気持ちよさは『8 デラックス』路線を踏襲しており、シリーズ経験者ならほぼ違和感なく入っていける。
  • オンラインのマッチングやネットコードは概ね安定しており、発売直後から「ラグで遊べない」といった致命的な不具合は少ないと評価されている。
  • 初心者向けのアシスト機能や、ワールド内で練習しながらテクニックを覚えられる仕掛けが多く、ライト層の入口としても優秀。

気になった点

  • オープンワールド部分は「移動の自由度」を重視した作りのため、レース以外の遊び要素はやや薄く、探索自体を期待しすぎると物足りなさを感じやすい。
  • 24人レースでは運要素がさらに強まり、「実力よりもアイテム運で負けた」と感じる場面が増え、ガチ勢ほどストレスを覚えることもある。
  • コースがひとつながりなぶん、従来の“1本1本がキャラ立ちしたサーキット”感が薄くなったという意見もあり、好みは分かれる。
  • 発売時点のコンテンツ量は十分だが、歴代コースのリメイク比率は控えめで、『8 デラックス』の膨大なコース群を基準にするとボリューム面で比較されやすい。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.6 / 10(“新世代マリカー”としてしっかり進化は感じられるが、オープンワールド化に賛否が割れやすい一本)
  • 難易度:低〜中(誰でも遊べるが、24人レースのカオスゆえに安定して勝ち続けるのは上級者でも難しい)
  • ボリューム目安:グランプリ・ワールドツアー制覇で20〜30時間前後、オンライン対戦やタイムアタックにハマると無限大。
マリオカート ワールド(Nintendo Switch 2)

どこまでも続くひとつながりの世界を舞台に、大陸横断レースや24人対戦が楽しめるシリーズ最新作。 コース同士がシームレスにつながった広大なマップを、レースはもちろん「フリーラン」で自由に走り回れるのも魅力です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「世界そのものがサーキット」というコンセプトを掲げた、Nintendo Switch 2 時代のフラグシップレースゲーム。 従来のマリカーらしさと、新しい遊び方のバランスは良好で、ローンチタイトルの中でも“本体と一緒に買って損はない”一本と言えます。

龍の国 ルーンファクトリー

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Steam(PC)
  • ジャンル:ファンタジー生活ゲーム(RPG+農業+冒険)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15才以上対象)
  • 開発・発売:マーベラス

どんなゲーム?

『龍の国 ルーンファクトリー』は、「ルーンファクトリー」シリーズ最新作となるファンタジー生活ゲームです。 舞台は東の国「アズマ」。プレイヤーは“大地の舞手(アースダンサー)”として、舞と武器の力を使いながら、 里づくりと冒険の両方をこなし、世界を蝕む“穢れ(ブライト)”に立ち向かっていきます。

畑を耕して作物を育てたり、モンスターを仲間にして世話をしたり、 里の住人たちと交流・恋愛しつつ、ダンジョン探索やボス戦にも挑むという、 「生活」と「アクションRPG」が一体になった遊びがシリーズらしさ。 本作では弓や呪符といった新武器や、守護精霊の力を借りるシステムが加わり、 戦闘面の幅もかなり広がっています。 Nintendo Switch 2 版では、マウスモードで俯瞰視点から里のレイアウトを直感的にいじれる「里山づくり」も楽しめます。

主な特徴・ポイント

  • 東の国「アズマ」を舞台に、畑仕事・クラフト・釣り・採掘・モンスター育成など、日常パートがぎゅっと詰まった生活シミュレーション。
  • ダンジョン探索やボス戦では、弓・呪符・近接武器などを駆使し、「守護精霊」の力と合わせて戦うアクションRPGパートが本格的。
  • 住人との交流・恋愛要素が非常に充実しており、多彩なキャラクターとのイベントやボイス付きシーンが多数用意されている。
  • 守護精霊は農業や戦闘をサポートしてくれる存在で、組み合わせ次第でフィールドの手入れ効率やバトル性能が大きく変化。
  • Nintendo Switch 2 Edition では、里づくりを俯瞰視点+マウス操作で行えるモードを実装し、拠点づくりの遊び心地を大きく強化。
  • 通常版のほか、デジタルデラックスエディションやプレミアムデジタルデラックスなど、サントラ・アートブック・追加シナリオ付きのエディションも展開。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 農業・クラフト・モンスター育成・恋愛など、“ルーンファクトリーらしい生活要素”がバランスよく詰まっていて、一本で長く遊べる密度がある。
  • 東国アズマの和テイストな世界観と音楽の組み合わせが魅力的で、雰囲気ゲーとしてもかなり強い。
  • 守護精霊や新武器の追加により、戦闘のテンポやビルドの幅が広がっていて、シリーズ経験者でもマンネリを感じにくい。
  • Switch 2 Edition の「里山づくり」モードは、拠点づくりが好きな人ほどハマりやすく、建物や道をいじっているだけでも時間が溶けるタイプの楽しさがある。
  • 生活パート・ストーリー・バトルの比重が極端に偏っておらず、「どれか一つに飽きてきたら別の要素に逃げる」遊び方がしやすい構成になっている。

気になった点

  • やれることが非常に多く、序盤からシステムの説明量も多いため、シリーズ未経験者には「何から手をつけるべきか」が分かりにくい部分がある。
  • アクションRPG部分は遊びやすくなった一方で、純粋なアクションゲームとして見るとやや手触りが軽く、硬派なバトルを求める層には物足りない可能性もある。
  • 里の仕事や依頼は数が多い反面、内容が似通ったものも多く、長時間続けていると“おつかい感”を強く感じる瞬間がある。
  • Switch 2 版と通常版でできること(マウスモードなど)に差があり、どのエディションを買うべきか事前リサーチ必須なのは少し不親切。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10(生活シミュ+RPGとしてはかなり完成度が高く、“ルンファクが好きならほぼ鉄板”クラスの一本)
  • 難易度:低〜中(アクションはそこまでシビアではなく、生活パート中心でも進めやすい設計)
  • ボリューム目安:メインストーリー完走で40〜50時間前後、恋愛・里発展・図鑑埋めまでやり込むと100時間超えも普通に狙えるレベル
龍の国 ルーンファクトリー Nintendo Switch 2 Edition

和風ファンタジー世界「アズマ」を舞台に、バトルと生活が楽しめるルーンファクトリー最新作。 Switch 2 Editionでは高精細グラフィックや快適なロードに対応し、里づくりや農業、冒険がよりスムーズに楽しめます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

東の国アズマで、“暮らし”と“冒険”を同じぐらい大事にしながら生きていく、シリーズ最新のファンタジー生活ゲーム。 スローライフと適度なアクションRPGを両立したい人にとって、2025年の中でもかなり有力な候補になるタイトルです。

デス・ストランディング 2:On the Beach(DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH)

基本データ

  • 発売日:2025年6月26日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5
  • ジャンル:アクションアドベンチャー(ストランド型アクション)
  • プレイ人数:1人(オンライン非同期要素あり)
  • レーティング:CERO D(17歳以上対象)/海外版はESRB M(17+)
  • 開発:コジマプロダクション
  • 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

どんなゲーム?

『デス・ストランディング 2:On the Beach』は、2019年の『デス・ストランディング』の直接の続編で、 サム・ポーター・ブリッジズたちが「つながり」を取り戻したその後の世界を描く作品です。プレイヤーは再びサムを操作し、 アメリカを越えて新たな地域へと広がった世界を舞台に、人類を滅亡から救う新たな旅へ出ます。

ゲームプレイの核は前作同様、「荷物を運びながら過酷な地形を踏破する」こと。風や雨、崩れやすい地形、BTと呼ばれる見えない敵など、 さまざまな脅威に対処しつつ、橋や道路、シェルターなどのインフラを自ら整備していきます。他プレイヤーが残した構造物やメッセージが 自分の世界に現れる“ストランド”システムも続投し、非同期マルチプレイを通じてゆるやかな協力関係が生まれるのが特徴です。

続編では、戦闘やステルス、パズル寄りのミッションなどアクション要素が強化され、移動手段も大幅に増加。大型バイクや移動拠点などを活用し、 前作以上にダイナミックなルート開拓が楽しめます。また、複数回失敗するとボス戦自体をスキップできる新機能など、難易度面のケアも入っています。 物語面では、「孤立した世界で、人はどうやって再び“海の向こう”とつながるのか」というテーマが前面に出ており、 サムやフラジャイル、新キャラクターたちの関係性を軸にしたロードムービー的なドラマが展開されます。

主な特徴・ポイント

  • アメリカのその先へと舞台が広がり、砂漠や荒野、嵐の海岸など多彩なロケーションを徒歩や乗り物で踏破していくオープンワールド構成。
  • プレイヤー同士がインフラを“置き合う”ストランドシステムが進化し、橋や道路だけでなく、さまざまな施設や移動手段を共有できるようになった。
  • 大型バイクやカーゴ用装備、移動拠点となる乗り物など移動手段が増え、荷物の積み方・運び方の戦略性がさらに高まっている。
  • BTとの戦闘や人間との交戦が前作より増え、各種武器・ツールや環境ギミックを活かした多彩な攻略が可能になっている。
  • WoodkidとLudvig Forssellを中心としたサウンドトラックが導入され、プレイ内容に応じて音楽が変化する演出で旅路を彩る。
  • ノーマン・リーダスやレア・セドゥ、エル・ファニングら豪華俳優陣によるモーションキャプチャと演技が、映像作品レベルのドラマ性を支えている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • フォトリアル寄りのグラフィックとアートディレクションが圧倒的で、風景もキャラクターも現行機トップクラスのクオリティ。
  • 前作の「荷物運び」の面白さを核にしつつ、戦闘・ステルス・パズル・基地防衛などプレイ内容のバリエーションが増え、ゲームとしての起伏がつきやすくなった。
  • Woodkid+Forssellらによるサントラと環境音の演出が秀逸で、静かな孤独感とドラマチックな盛り上がりのコントラストが強く印象に残る。
  • レビュー集積サイトでは前作を上回る高評価で、「前作の弱点を補いながら完成度を高めた続編」と評する意見が多い。
  • ボス戦スキップ機能や難易度設定の細かさなどにより、アクションが苦手でもストーリー完走を目指しやすくなっている。
気になった点
  • メインだけでも40〜50時間前後、寄り道込みで100時間級のボリュームがあり、腰を据えて遊ぶ余裕がないと中盤以降がやや重く感じられる。
  • カットシーンや会話シーンは非常に多く、物語も抽象的で説明過多になりがちなため、「ムービーを見る時間が長すぎる」と感じるプレイヤーもいる。
  • システムやUIの情報量が多く、荷物管理・インフラ構築・オンライン要素など覚えることが多いため、シリーズ初プレイ勢にはハードルが高め。
  • 基本コンセプトは前作と同じなので、「全く新しいゲーム体験」を期待すると肩透かしになる可能性があり、依然として“人を選ぶ”作品という印象も強い。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.0 / 10(“荷物運び×ロードムービー”の到達点だが、尖った大人向け作品)
  • 難易度:普通〜やや高め(アクション自体は調整しやすいが、システム理解とリソース管理の要求水準は高め)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアまで約40〜50時間前後、寄り道やインフラ整備込みで60〜80時間、トロフィーコンプ狙いなら100時間超も視野。
DEATH STRANDING 2: ON THE BEACH(PS5)

小島秀夫監督による『DEATH STRANDING』の続編となるオープンワールド・アクションアドベンチャー。 サムや仲間たちの新たな旅路が描かれ、広大なフィールドや新ギミック、協力要素などが加わった最新作です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

前作の独特なゲーム性とテーマをそのまま押し広げ、「つながり」や喪失、再生といったモチーフをより大きなスケールで描いた続編です。 長さやクセの強さは相変わらずですが、ハマる人にとっては2025年を代表する一本になりうるタイトルと言えます。

RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚(RAIDOU Remastered: The Mystery of the Soulless Army)

基本データ

  • 発売日:2025年6月19日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:アクションRPG
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:アトラス
  • 発売:セガ

どんなゲーム?

『RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚』は、2006年にPlayStation 2向けに発売された 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』をベースにしたリマスター作品です。 舞台は大正二十年の帝都。十四代目・葛葉ライドウとして、探偵事務所に持ち込まれる 怪事件を追いながら、人々の裏側でうごめく超常の陰謀に立ち向かっていきます。

戦闘はリアルタイム制のアクションバトルで、刀や銃を駆使しつつ、 悪魔を召喚して一緒に戦うのが大きな特徴です。本作ではシリーズ2作目 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 アバドン王』をベースにした改良版バトルシステムが採用され、 最大2体の仲魔を同時に召喚できるほか、回避アクションや新しいMAGシステムなどにより、 テンポの良いバトルが楽しめます。

グラフィックのHD化やUIの刷新に加え、ストーリー本編はフルボイス化。 大正浪漫と怪奇ものが融合した独特の空気感を、現行機クオリティで味わえるのが魅力です。 当時プレイしていたファンだけでなく、真・女神転生/ペルソナシリーズから入った 新規プレイヤーにとっても、スピンオフ作品として手を伸ばしやすい作りになっています。

主な特徴・ポイント

  • 大正時代の帝都を舞台にした「怪奇探偵譚」として、レトロな街並みとオカルト要素が融合した独特の世界観。
  • 刀と銃+最大2体の仲魔で戦うリアルタイムアクションバトル。MAG管理や属性相性を活かした戦略性も健在。
  • 悪魔は120体以上が登場し、新規悪魔も多数追加。合体や育成を通じてパーティ構成を作り込める。
  • グラフィックのリマスター化、モデルの調整、フルボイス対応などにより、物語の没入感が大幅に向上。
  • ファストトラベル、オートセーブ、難易度設定など、現代向けのQOL要素を多数追加して遊びやすさを改善。
  • Nintendo Switch 2/Switch/PS5/PS4/Xbox Series X|S/Steam対応で、好みの環境でプレイ可能。
  • 追加DLCやデジタルデラックス版では、便利アイテムセットや追加悪魔シナリオなどをまとめて入手できる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 大正帝都を舞台にした物語とキャラクターの魅力は今でも強力で、怪奇ミステリー×青春ドラマとして高い評価を集めている。
  • バトルシステムの再構築により、オリジナル版よりもテンポが良く、回避やコンボを駆使したアクション性が増している。
  • 悪魔数の増加とAI改善により、仲魔を使い分ける楽しさが向上。序盤から終盤まで編成を考える余地が大きい。
  • フルボイス化とサウンドリマスターにより、主要キャラクターの心情や物語の緊張感がより伝わりやすくなっている。
  • ファストトラベルやオートセーブなどのQOL要素のおかげで、周回プレイやサブクエスト消化がかなり快適。
  • オリジナル未プレイの新規ユーザーにも向けてチュートリアルや難易度選択が整備されており、シリーズ入門編としても機能している。
気になった点
  • 元が2000年代前半の作品ということもあり、一部のダンジョン構造や探索テンポにはやや古さを感じる場面がある。
  • バトルは改良されているものの、雑魚戦の頻度やパターンが単調に感じられ、長時間プレイすると作業感が出やすいという声もある。
  • ライドウの移動やカメラ挙動にややもっさり感が残っており、最新アクションゲームと比べると操作性に不満を覚えるユーザーもいる。
  • 表現やシナリオのトーンは一部が大きく調整・差し替えられており、「当時の雰囲気そのまま」を求める旧作ファンの間では賛否が分かれている。
  • テキスト量が多く会話や説明が長めのため、テンポの良いアクションだけを期待しているプレイヤーには合わない可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(物語と世界観は一級品、リマスターとしても高水準だが古さと好みの分かれる改変も残る一本)
  • 難易度:普通〜やや高め(難易度設定ありだが、ボス戦や高難度クエストはしっかり歯ごたえ)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで30〜40時間前後、サブ事件・悪魔収集・やり込み要素を含めると60時間以上。
RAIDOU Remastered: 超力兵団奇譚(PS5)

大正時代の帝都を舞台に、悪魔召喚師・葛葉ライドウが怪事件の真相に挑むアクションRPG 『デビルサマナー 葛葉ライドウ 対 超力兵団』のリマスター版。 バトルシステムの改良や悪魔の追加、ファストトラベルや難易度選択、オートセーブなど、 現代向けの遊びやすい仕様で甦った決定版です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

大正帝都ノ怪奇探偵譚を、現行機クオリティと遊びやすさでよみがえらせた一本。 ストーリー重視のアクションRPGや真・女神転生/ペルソナ系が好きなら、 多少の古さや癖を踏まえても、ぜひチェックしておきたいリマスター作です。

ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション(Street Fighter 6 Years 1-2 Fighters Edition)

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:対戦格闘
  • プレイ人数:1〜2人(オフライン)/オンライン最大16人程度
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:カプコン
  • 発売:カプコン

どんなゲーム?

『ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション』は、2023年発売の対戦格闘ゲーム『ストリートファイター6』本編に、 Year 1&Year 2で配信された追加キャラクターやステージ、各種特典をまとめて収録した“全部入り”パッケージです。 発売時点での参戦ファイターをほぼ網羅しており、追加キャラを個別に購入しなくても、最初から大人数のキャラで遊べるのが最大の特徴です。

ゲーム本編は、ストーリーモード的に遊べる「ワールドツアー」、従来の対戦やトレーニングを集約した「ファイティンググラウンド」、 オンラインロビー兼SNS的な「バトルハブ」の三本柱で構成されています。クロスプレイとロールバックネットコードに対応しているため、 異なるハード同士でも快適なオンライン対戦が楽しめます。

Nintendo Switch 2版では、Joy-Conのモーション操作やフィットネス寄りのミニゲーム要素も用意されており、 携帯モードで気軽に遊びつつ、自宅では据え置き機なみの環境で本格対戦を楽しむこともできます。 格闘ゲーム初心者からシリーズ経験者まで、幅広い層をターゲットにしたパッケージと言えます。

主な特徴・ポイント

  • 『ストリートファイター6』本編+Year 1&Year 2の追加キャラクター&ステージなどをセットにした“全部入り”エディション。
  • シングルプレイ重視の「ワールドツアー」、従来形式の「ファイティンググラウンド」、オンラインロビー「バトルハブ」の三モード構成。
  • ラシード、A.K.I.、エド、豪鬼、ベガ、テリー、マイ、エレナなど、追加キャラを最初から使用可能で、対策・練習もしやすい。
  • クラシック入力と簡略化されたモダン入力の両方に対応し、初心者でも必殺技を出しやすく、上級者は従来どおりの操作でプレイ可能。
  • クロスプレイ&ロールバックネットコード採用で、異なるハード間でも安定したオンライン対戦が可能。
  • Nintendo Switch 2版では、携帯モードでも対戦モードはおおむね60fpsで動作し、外出先でも本格的な対戦が楽しめる(ワールドツアーはやや負荷が高め)。
  • バトルパスやゲーム内ショップなど、長期運営型タイトルとしてのライブサービス要素も継続的に更新されている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 最初から本編+Year 1&2分の追加キャラがそろっており、「あとからシーズンパスを買い足す必要がほぼない」安心感とコスパの良さ。
  • 対戦、トレモ、ストーリー、アバター遊びなどコンテンツ量が非常に多く、「格ゲーとして遊ぶ」「RPG風に遊ぶ」などプレイスタイルを選びやすい。
  • クロスプレイ+ロールバックネットコードのおかげで、オンライン対戦の手触りが良く、対戦格闘としての評価も高い。
  • モダン操作や充実したチュートリアルにより、格闘ゲーム初心者でも技を出しやすく、学びながら強くなっていける導線が用意されている。
  • Switch 2版は画質こそ落ちるものの、対戦モードは60fps重視で調整されており、「携帯機で遊べるスト6」としての価値が高い。
  • Year 1&2キャラまで含めた最終形に近い内容なので、「今から始めてもしばらく環境が大きく変わりにくい」のも安心材料。

気になった点

  • バトルパスやアバター用コスメ、カラーなどの課金要素は依然として多く、「見た目を揃えたい人ほど追加出費がかさむ」という声もある。
  • ワールドツアーはボリュームがある反面、敵の体力が高くダレやすい、移動が単調など、RPGとして見ると粗さが気になる部分もある。
  • Switch 2版のワールドツアーはフレームレート低下や描画の粗さが目立ち、他機種版に比べると快適さで見劣りする場面がある。
  • 対戦バランスはアップデートで改善されているものの、追加キャラを含めた環境変化のスピードが早く、ライト層にはついていきにくいと感じる可能性もある。
  • 格闘ゲームというジャンルの特性上、オンライン対戦で勝てるようになるにはそれなりの練習時間が必要で、「気軽に遊ぶだけ」では本質的な楽しさに届きにくい面もある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.0 / 10(コンテンツ量とオンライン環境が充実した“決定版パッケージ”)
  • 難易度:高め(初心者向け導線は多いが、対戦で勝てるようになるには練習量が必要)
  • ボリューム目安:ワールドツアー中心でも30〜40時間前後、オンライン対戦やトレモを含めると数百時間単位で遊べるレベル
ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション(Nintendo Switch 2)

『ストリートファイター6』本編にくわえ、Year1&Year2で追加された8体のキャラクターや 追加ステージ、Outfit1カラー3〜10などをまとめて収録したお得なエディション。 Switch 2ならではのモーション操作やおすそわけ対戦にも対応し、携帯・TVどちらでも本格対戦を楽しめます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『ストリートファイター6 Years 1-2 ファイターズエディション』は、スト6本編と2年分の追加要素をまとめて楽しめる“決定版”に近いパッケージです。 格闘ゲームとしての完成度とオンライン環境の良さはそのままに、最初から豊富なキャラクターとモードで遊び尽くしたい人に、とても相性の良い一本と言えるでしょう。

ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター(Bravely Default: Flying Fairy HD Remaster)

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2
  • ジャンル:RPG
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:株式会社キャトルコール
  • 発売:スクウェア・エニックス

どんなゲーム?

『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター』は、ニンテンドー3DS用RPG『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』と、その完全版である『フォーザ・シークウェル』をベースにしたHDリマスター作品です。クリスタルの力が失われつつある世界「ルクセンダルク」を舞台に、少年ティズと風の巫女アニエスたち光の戦士が「大穴」と闇に飲まれたクリスタルを巡って旅立つ物語が描かれます。

バトルはターン制コマンドRPGをベースに、「ブレイブ」と「デフォルト」を駆使して行動回数をコントロールする独自システムが特徴です。BP(ブレイブポイント)を前借りして一気に攻めるか、守りを固めて行動回数を貯めるかという駆け引きにより、従来型のコマンドバトルに高い戦略性が加わっています。

本リマスター版では背景やキャラクターモデルが高解像度化され、UIも1画面向けに再設計。バトル速度やエンカウント頻度の調整、オートバトルの細かな設定など、現行機向けの快適性向上が多数盛り込まれています。さらに、Joy-Con 2のポインタ操作を活かした新規ミニゲームも収録されており、街づくりやアーケード風の遊びを通じて本編とは異なる遊び方も楽しめます。

主な特徴・ポイント

  • クリスタルを巡る王道ファンタジーと、光と影をテーマにしたドラマ性の高いストーリー。
  • 「ブレイブ/デフォルト」システムとBP管理により、ターン制コマンドバトルに強い戦略性が生まれる設計。
  • 20種類以上のジョブとアビリティを組み合わせて自分好みのパーティを作れるジョブチェンジシステム。
  • Nintendo Switch 2向けに背景やUIをHD化し、バトル速度・エンカウント率・オートバトルなど快適性を大幅に強化。
  • Joy-Con 2のモーションやポインタ操作を活かした新規ミニゲームを追加し、本編の合間に遊べる要素として収録。
  • Revo(Sound Horizon/Linked Horizon)による人気楽曲群が高音質で収録され、名曲ぞろいのサウンドトラックをそのまま楽しめる。
  • 3DS版準拠のボリュームをそのまま収録しており、メインストーリーだけでも長時間遊べる大作JRPG。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 王道ファンタジーの中に「光と影」の要素を織り込んだ物語と、個性的な仲間たちの掛け合いが今遊んでも魅力的。
  • ブレイブ/デフォルトとジョブチェンジを組み合わせたバトルが非常に奥深く、ボス戦では戦略を組み立てる楽しさが際立つ。
  • 背景やUIのHD化により、3DS版の絵本的なビジュアルを崩さずに解像感と視認性が大きく向上している。
  • バトル速度・エンカウント率調整、オートバトル強化などの快適性アップにより、育成やレベル上げのストレスがかなり軽減された。
  • Joy-Con 2を使ったミニゲームが、気分転換用のサブコンテンツとしてしっかり遊べるクオリティで実装されている。
  • 当時から高評価だったRevoの楽曲がそのまま活きており、サウンド面の満足度が非常に高い。
  • シリーズ未プレイの人にとっては、「ブレイブリー」シリーズの原点を最も遊びやすい形で体験できる決定版的な内容。

気になった点

  • 物語やダンジョン構成の大枠は3DS版そのままのため、後半の展開や周回的な構造に古さや冗長さを感じる場合がある。
  • 新規要素の中心は快適性とミニゲームであり、ストーリーやダンジョン面での追加・改変は控えめなので、3DS版をやり込んだプレイヤーには新鮮味が薄い。
  • ブレイブ/デフォルトとジョブ構成を理解する前提難度なので、システムになじめないと中盤以降のボス戦がややシビアに感じられる。
  • エンカウント調整機能があるとはいえ、基本はランダムエンカウント主体の設計で、テンポ重視のプレイヤーには古典的すぎると映る可能性がある。
  • Nintendo Switch 2専用タイトルのため、他機種(PCや既存Switchなど)でのプレイを期待していた層には選択肢が少ない。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.1 / 10(名作JRPGの決定版リマスターだが、新規要素の控えめさで“完全新作級”には届かない)
  • 難易度:やや高め(システムを理解すれば気持ちよく戦えるが、ボス戦は油断すると全滅もありうるバランス)
  • ボリューム目安:メインクリアでおよそ50〜60時間前後、サブイベントや全ジョブ育成までやり込むと80〜100時間以上も狙えるボリューム感
ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー HDリマスター(Nintendo Switch 2)

王道RPG「ブレイブリー」シリーズの原点『ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー』を、 高解像度グラフィックやUI調整、新規ミニゲーム追加などで現行機向けにリマスターした決定版。 クリスタルをめぐる光と影の物語と、ジョブチェンジ&コマンドバトルの楽しさを、 Nintendo Switch 2であらためて味わえます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

3DS時代の名作JRPGを、現行機向けの快適性とHDビジュアルで“ほぼそのまま”蘇らせた一本。シリーズ未プレイの人には強くおすすめできる一方で、オリジナルを遊び尽くしたプレイヤーにとっては「懐かしさと完成度をじっくり味わうためのリマスター」という位置づけになります。

たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!

基本データ

  • 発売日:2025年6月26日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2(Nintendo Switch 2 Edition は同日発売)
  • ジャンル:おみせやさんごっこ
  • プレイ人数:1〜2人(ローカルマルチプレイ対応・オンライン非対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:ハイド(HYDE, Inc.)
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

「たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま!」は、DS時代に人気を博した「プチプチおみせっち」シリーズの完全新作です。 舞台はたまごっち星の「たまひこタウン」。プレイヤーは街に並ぶさまざまなお店をお手伝いしながら、街全体を“ちょーにぎやか”にしていきます。

虫歯を治療する「はいしゃさん」、ぴったりのめがねを作る「めがねやさん」、注文に合わせてスイーツやドリンクを並べていく 「アフタヌーンティーやさん」など、個性豊かな12種類のお店でミニゲーム形式のお仕事をこなすのが基本の流れです。 お店の評判が上がると建物が大きくなり、新しいたまごっちたちが来店するようになります。

お店の手伝いだけでなく、街を歩き回ってたまごっちたちと交流したり、悩み事を解決したりといった要素もあり、 簡単な箱庭型のタウンライフも楽しめます。シリーズファンには懐かしく、初めて触る子どもにとっては “自分のお店でお客さんを喜ばせる”体験がわかりやすく味わえる内容です。

主な特徴・ポイント

  • 歯医者さん・メガネ屋さん・アフタヌーンティー屋さんなど、12種類のお店でミニゲーム形式のお仕事が楽しめる(Switch 2 Editionでは追加3店舗で合計15店舗)。
  • お店の評判を上げると建物が大きくなり、より多くのたまごっちが来店する“お店育成”の要素。
  • 街を歩いてたまごっちたちと会話したり、お願いごとを叶えたりするライトなタウンライフ要素。
  • シリーズおなじみのキャラクターやBGM、SEを踏襲しつつ、新規のお店や演出も追加された“懐かしさ+新要素”構成。
  • 一部のお店ではおすそ分けプレイに対応しており、家族や友だちと2人協力プレイが可能。
  • Nintendo Switch 2版ではマウス操作前提のミニゲームや追加店舗があり、通常版からの有償アップグレードパスも用意。
  • 無料アップデートで「ケーキやさん」などのお店追加が行われており、今後も継続的なアップデートが予定されている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • たまごっちのキャラクターや街並みがとにかく可愛く、ビジュアル面の完成度が高いので、子ども向け作品として非常にわかりやすい魅力がある。
  • 各お店のミニゲームはルールがシンプルで、少しずつ難易度が上がる構成になっており、小さな子どもでも遊び方を理解しやすいバランス。
  • DS版「プチプチおみせっち」の雰囲気やSEをかなり忠実に再現しており、当時ハマっていた層には強いノスタルジーを感じさせる作り。
  • お店ごとにミニゲームの方向性がしっかり違うため、子ども視点では「今日はこのお店をたくさん遊ぶ」といった遊び方で長く楽しみやすい。
  • 2人プレイ対応のお店もあり、親子やきょうだいで一緒に遊ぶ“入門用ゲーム”として非常に扱いやすいタイトル。
  • Switch 2版やアップグレードパスにより、ハードを乗り換えたあとでも追加店舗で少し長く楽しめる拡張性がある。

気になった点

  • ミニゲームの多くが短いサイクルの繰り返しで、一定時間を超えると“大人目線では単調さが先に来る”という印象が強い。
  • お店を最大まで育ててしまうと、その後のやり込み要素や長期的な目標がやや薄く、「クリアしたら満足してしまう」という声も出そうな構成。
  • 操作性やUIについて、「一部ミニゲームは作業感が強く、テンポが悪く感じる」場面もあり、快適さの点ではやや評価が分かれる。
  • Switch 2向け要素が“追加3店舗+マウス操作”に限定されており、シリーズファンの一部からは「もう一歩踏み込んだ新要素が欲しかった」という印象もありうる。
  • 基本的に子ども・ライト層向けのゲームデザインなので、アクションやシミュレーションに“歯ごたえ”を求めるゲーマーには物足りなさが残る。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.0 / 10(子ども向けには安定しておすすめだが、大人ゲーマー視点では“懐かしさ補正込み”で評価が分かれる一本)
  • 難易度:易しめ(お店が育つにつれて少しずつ忙しくなるが、アクション性よりも反復作業寄り)
  • ボリューム目安:メインの全店舗を一通り遊んで街を発展させるまで約8〜12時間前後、全店舗ランク上げや追加店舗・アップデート要素を含めて15〜20時間程度が目安(各種レビューのプレイ時間傾向からの体感値)。
たまごっちのプチプチおみせっち おまちど~さま! (Nintendo Switch)

「たまごっちのプチプチおみせっち」シリーズ最新作がNintendo Switchに登場。 たまひこタウンを舞台に、12種類以上のおみせやさんをおてつだいしながら、 たまごっちたちとの交流や街づくりを楽しめる作品です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

DS版をそのまま現代機向けにブラッシュアップしたような“安心と懐かしさ”の一作で、子どもやライト層にはかなり刺さる一方、 ゲームとしての深みや歯ごたえを求めるとどうしても物足りなさが残るタイトルです。 シリーズや世界観が好きで、「ゆるいお店ごっこを家族で楽しみたい人」にはおすすめしやすく、 それ以外の層はセールやアップデート内容を見ながら慎重に検討したい、というのが正直な評価になります。

シャインポスト Be Your アイドル!

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2
  • ジャンル:アイドル×経営シミュレーション
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:コナミデジタルエンタテインメント
  • 発売:コナミデジタルエンタテインメント

どんなゲーム?

「シャインポスト Be Your アイドル!」は、プレイヤーがアイドル事務所の社長兼マネージャーとなり、 所属アイドルたちを武道館ライブ成功へ導くことを目指す経営シミュレーションゲームです。限られたターン数と資金の中で、 レッスン環境の整備や営業活動、ライブ運営など、あらゆる意思決定がアイドルの未来と事務所の存続に直結します。

ゲーム本編では、ゲームオリジナルの「シャインポスト」ストーリーが展開し、 原作・アニメとは異なる「もしもあなたがアイドル事務所を経営したら」というIFシナリオをフルボイスで楽しめます。 さらに、原作の世界観に沿った「ヒロインストーリーズ」モードや、楽曲・衣装・アイドルを自由に組み合わせてライブを鑑賞できる 「ビューワー」モードも収録されており、経営シムとアイドルコンテンツの両面から遊べる構成になっています。

ライブシーンでは、声優の歌声をディープラーニングで学習したAI歌唱技術が採用されており、 育成状況や担当パートによって歌い方や出来栄えが変化。実在のライブ会場も多数登場し、 原作ファンにとっても「推しの新しい姿」を楽しめる作りになっています。

主な特徴・ポイント

  • 「結成3年で武道館ライブ成功」という厳しい条件のもと、夢と現実のバランスを取りながら事務所経営を行うシビアな経営シム要素。
  • 営業・広報・スポンサー獲得・レッスン・ライブ準備など、多数のコマンドをやり繰りして資金と人気を伸ばしていくターン制進行。
  • 全23人のアイドルからグループを編成し、1〜3期生まで順番にプロデュースしていく育成システム。
  • ゲーム本編・ヒロインストーリーズ・ビューワーの3モード構成で、経営シムと物語体験、ライブ鑑賞をそれぞれじっくり楽しめる。
  • シナリオは20時間超クラスのボリュームをフルボイスで収録し、原作アニメと同じキャストによる掛け合いが楽しめる。
  • AI歌唱により、歌唱パートの担当変更や育成状況に応じて歌声が変化し、ライブ演出の再現性とリプレイ性が高い。
  • 武道館をはじめ、実在のライブ会場がステージとして登場し、アイドルファン向けのロケーション再現も重視されている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 「経営シム」と「アイドルコンテンツ」がしっかり噛み合っており、数字管理と推し活の両方を楽しめる設計になっている。
  • ターン制+資金管理がシビアで、ライブ開催の是非や投資配分など、毎ターンの判断に緊張感がある。
  • 23人のアイドルそれぞれにエピソードが用意されており、原作ファンはもちろんゲームから入った人でも推しを見つけやすい。
  • 本編・ヒロインストーリーズ・ビューワーとモードが分かれているため、「経営メインで遊ぶ」「ストーリー中心で読む」など遊び方の選択肢が多い。
  • AI歌唱+ポジション変更によって、同じ楽曲でも編成や育成状況でライブの印象が変わり、ライブ鑑賞パートのリピート性が高い。
  • 実在会場や細かい用語の使い方など、アイドル業界を意識したディテールが多く、ジャンルファンにはニヤリとできるポイントが多い。

気になった点

  • 資金繰りや行動選択を間違えるとあっさり倒産に向かうバランスで、経営シムに慣れていないプレイヤーにはやや敷居が高い。
  • チュートリアルは用意されているものの、情報量が多くUIも詰め込まれているため、序盤は「何から手を付けるべきか」迷いやすい。
  • 1周あたりのボリュームが重めで、全ユニットや全エンディングを追おうとすると相当なプレイ時間が必要になる。
  • 好きなアイドルを自由に編成できる反面、経営シミュレーションとしての最適解を追うと推しを活躍させにくい場面もあり、ロールプレイ重視派とは相性が分かれる。
  • ライブ演出はよく出来ているが、長時間プレイしていると「同じカット」を何度も見る感覚になり、人によっては作業感を覚える可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(経営シムとしてもアイドルゲームとしても骨太だが、人を選ぶ作り)
  • 難易度:やや高め(経営シム慣れしていないと倒産リスクが高く感じられるレベル)
  • ボリューム目安:メインモード中心で30時間前後、全ユニットやマルチエンドを追うなら50時間以上を見込む長期戦

一言まとめ

本格的な事務所経営とアイドル育成を同時に楽しめる、かなり“攻めた”アイドル×経営シミュレーション。 経営ゲームが好きで、シャインポストの世界観にも興味がある人なら、2025年の中でもかなり満足度の高い1本になりそうです。

シャインポスト Be Your アイドル! (Nintendo Switch 2)

アイドルたちのマネージャー兼事務所社長となり、ライブや営業、育成方針を決めながら 事務所を大きくしていくアイドル経営シミュレーションゲーム。 全23人のアイドルとの物語やフルボイスシナリオ、ライブビューアーモードなど、 シャインポストの世界をじっくり楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition

基本データ

  • 発売日:2025年6月5日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2 専用
  • ジャンル:アクションアドベンチャー(オープンワールド)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:任天堂
  • 発売:任天堂

どんなゲーム?

『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Nintendo Switch 2 Edition』は、2017年にNintendo Switchで発売された名作オープンワールドRPGを、Nintendo Switch 2向けに最適化したバージョンです。広大なハイラルの大地を自由に駆け巡り、崩壊した王国の謎を解き明かしていく「オープンエア」の冒険はそのままに、次世代機ならではの快適さと描画クオリティをプラスしています。

プレイヤーは記憶を失ったリンクとして目覚め、どこから探索してもよい完全なオープンワールドを旅していきます。祠や神獣ダンジョンの攻略、物理演算を活かしたギミック解き、料理や素材集めなど、寄り道だらけのゲームプレイが特徴で、自分だけのルートや遊び方を組み立てることができます。

Switch 2 Editionでは、解像度やフレームレートの安定化、ロード時間の短縮など、プレイフィール面を中心にブラッシュアップ。オリジナル版を遊び尽くしたプレイヤーにとっても、これから初めてハイラルに触れるプレイヤーにとっても、決定版と言える内容になっています。

主な特徴・ポイント

  • 広大なハイラルをシームレスに探索できる、自由度の高いオープンワールド構造。
  • 武器・弓・シールド・シーカーアイテムを組み合わせた、物理演算重視のバトルとギミック解き。
  • 料理や素材集め、装備強化、気象や温度など環境要素も絡むサバイバル寄りのゲームデザイン。
  • 祠や神獣ダンジョンなど、小〜中規模のパズルステージが世界中に点在し、寄り道の動機付けが豊富。
  • Nintendo Switch 2向けに描画の安定化やロード短縮が図られ、携帯/据え置きどちらでも快適にプレイ可能。
  • オリジナル版のDLC要素もまとめて収録されており、最初からボリューム満点の内容を楽しめる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • どこへ行ってもいい、何から始めてもいいという「オープンエア」設計が今なお革新的で、探索欲を途切れさせない。
  • 物理演算とシステムの噛み合わせが非常に優秀で、「試したいこと」をそのまま行動に移せる体験が多い。
  • 祠・神獣・フィールドイベントなど、細かい遊びが世界中に配置されており、寄り道しているだけで数十時間が溶けるボリューム感。
  • Switch 2版ではフレームレートの安定や画質向上、ロードの短縮により、長時間プレイ時のストレスが大きく軽減されている。
  • オリジナル版とDLCをまとめて遊べるため、「これ1本でシリーズの1章をまるごと体験できる」お得感が非常に高い。
気になった点
  • 基本的なゲーム構造やイベント構成はオリジナル版と同じで、新規ストーリーや大規模な追加ダンジョンを期待すると肩透かしを感じる可能性がある。
  • 武器の耐久度システムなど、発売当時から賛否が分かれていた要素はそのままのため、人によってはストレス源になりうる。
  • 序盤からかなり自由に動ける一方で、何をすればよいか分かりづらいと感じるプレイヤーもおり、導線は今の基準だとやや不親切。
  • Switch 2の性能を考えると、グラフィック面での飛躍的な進化(テクスチャ刷新やモデル追加など)を望んでいた層には物足りない印象も残る。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.7 / 10(オープンワールドRPGの金字塔を、より遊びやすくした決定版)
  • 難易度:やや高め(序盤はシビアだが、装備や料理を理解すると安定してくるタイプ)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで80〜100時間前後、祠や収集要素を追うと150時間以上も十分狙えるレベル
ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド Switch 2エディション

オープンワールドのハイラルを自由に駆け巡れる『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』の Switch 2向けエディションを想定した商品リンクです。実際のパッケージ名・対応機種・仕様などは、 各ショップの商品ページにて最新情報を必ずご確認ください。

価格・在庫・対応機種・正式タイトル名などは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。

一言まとめ

2010年代のゲームシーンを塗り替えた名作が、2025年でも通用するどころか、快適さの向上でさらに遊びやすくなった一本。オリジナル版未プレイなら最優先候補、既プレイでも「携帯も含めてベストな環境で遊び直したい」人には十分買い直す価値があるNintendo Switch 2向け決定版です。

2025年7月の注目タイトル&忖度なしスコア

ドンキーコング バナンザ(Donkey Kong Bananza)

基本データ

  • 発売日:2025年7月17日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2
  • ジャンル:3Dアクション
  • プレイ人数:1〜2人(ローカル協力プレイ対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:任天堂(Nintendo EPD)
  • 発売:任天堂

どんなゲーム?

「ドンキーコング バナンザ」は、ドンキーコングと若き日のポリーンが主役の3Dアクションゲームです。舞台は幾重にも重なった地下世界「レイヤー」。バナナ型の宝石「バナモンド」を巡る物語の中で、プレイヤーはドンキーコングの圧倒的なパワーを使い、地形や建造物を破壊しながら奥深くへと進んでいきます。

シリーズらしい軽快なアクションと、ほぼすべての地形が壊せるサンドボックス的な遊び心が合体しており、「壊す気持ちよさ」と「探索・収集」の両方を味わえるのが大きな特徴です。ストーリーは王道ながら、ポリーンとの関係性や、ドンキーコングの新しい一面を描くドラマもあり、従来ファンはもちろん、オデッセイ系3Dマリオが好きなプレイヤーにも響く作りになっています。

主な特徴・ポイント

  • 地形のほとんどを破壊できる「ブチ壊し」アクション。壁や床をパンチで砕き、新たなルートや隠しエリアを自分で切り開いていくプレイ感。
  • ステージはテーマの異なる地下レイヤー構造(氷・火山・リゾート・遺跡など)。縦にも横にも広く、探索・収集要素が非常に豊富。
  • ドンキーコングが「バナンザ」と呼ばれる特殊形態に変身し、岩を一気に粉砕したり、滑空したりと状況に応じたアクションが可能。
  • ポリーンが協力キャラとして同行し、歌声で仕掛けを動かしたり、飛び道具のように文字エフェクトを飛ばしたりと、音楽を使ったユニークなサポートアクションが楽しめる。
  • スキルポイントによる成長要素や、別荘・ワープポイント・おたすけモードなど、遊びやすさとやり込みの両立を意識した設計。
  • ストーリークリア後も、収集要素・高難度チャレンジ・真エンディングなど、ガッツリ遊べるボリュームを用意。
  • 有料DLC「DKアイランド&エメラルドラッシュ」で、DKアイランドの新エリア探索とローグライク風モード「エメラルドラッシュ」が追加され、繰り返し遊びの幅がさらに拡張。

忖度なしレビュー

良かった点

  • ほぼすべての地形を壊せるレベルの破壊表現が爽快で、「壊すほど道が開ける」ゲームデザインが非常によくできている。
  • 地下レイヤーが多層構造になっており、寄り道や収集にハマると何時間も潰れるほど探索の密度が高い。
  • ポリーンとの2人協力プレイや、歌声を使ったアクションなど、シリーズとして新しい要素がしっかり機能していてマンネリ感がない。
  • 操作感は任天堂らしく安定しており、おたすけモードや誘導表示も充実しているため、3Dアクションが得意でない人でも遊びやすい。
  • メタスコア90前後という外部評価どおり、ステージ構成・ギミック・テンポの良さが高水準でまとまった「安心しておすすめできる一本」。
  • クリア後用の要素やDLCを含めると、王道アクションとしてはかなりのボリュームで、定価分の満足感を得やすい。

気になった点

  • 破壊できるオブジェクトが非常に多く、画面情報量が多い場面では、人によっては「ごちゃつき」や3D酔いを感じる可能性がある。
  • 一部のボス戦はパターンが分かると淡白になりがちで、アクション上級者には物足りなく感じられる場面もある。
  • カメラが自動で寄りすぎたり壁に引っかかったりすることがあり、狭い足場での精密ジャンプ時にはストレスに感じるという声もある。
  • バナナや化石、バナモンドなど収集要素が非常に多く、コンプリートを目指すと作業感が出やすい。
  • ポリーンの協力アクションは楽しいが、ソロプレイ中心だと「せっかくの要素を活かしきれていない」と感じる人もいそう。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.2 / 10(破壊と探索が高いレベルで両立した、3Dアクションの新定番候補)
  • 難易度:普通〜やや高め(アクションに慣れていれば快適、おたすけモード利用で初心者も遊びやすい)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで約18〜25時間前後、収集や高難度チャレンジ・DLC込みで40時間以上も狙えるボリューム
ドンキーコング バナンザ(Nintendo Switch 2)

巨大な地下世界をドンキーコングの破壊のパワーで突き進む、新しい3Dアクションゲーム。 深さによって景色が変化する奇妙な地下世界を、相棒のポリーンと共に探索しながら、 敵も地形もまとめてブチ壊して進んでいく爽快な一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

ドンキーコングの豪快さと、オデッセイ系3Dアクションの楽しさを高い次元で両立させた一本。破壊と探索が好きならフルプライスでも十分元が取れる内容で、Switch 2本体と一緒におすすめしやすい2025年屈指のキラータイトルです。

HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT

基本データ

  • 発売日:2025年7月17日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)
  • ジャンル:2D対戦格闘ゲーム(3on3タッグバトル)
  • プレイ人数:1人(ローカル)/オンライン対戦対応(2人)
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:Bushiroad Games/エイティング
  • 発売:ブシロード(日本)/Arc System Works(海外)

どんなゲーム?

『HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT』は、冨樫義博の人気漫画「HUNTER×HUNTER」を原作とした 初の本格3対3タッグ制2D対戦格闘ゲームです。ゴン、キルア、クラピカ、レオリオ、ヒソカ、 クロロ、メルエムなど、原作でおなじみのキャラクターたちがプレイアブル参戦し、 念能力を駆使したチームバトルを楽しめます。

バトルは3人1組のチーム同士で戦う形式で、ラッシュコンボや「オーラアーツ」などのシステムにより、 格闘ゲーム初心者でもボタン連打からド派手なコンボや必殺技を繰り出せる設計になっています。 一方で、コンボルートやアシストの使い方、チームシナジーを研究することで、 上級者同士の読み合いも楽しめる“キャラゲー寄りの格ゲー”という立ち位置です。

ゲームモードは、原作の名場面をダイジェストで追いつつCPUと戦うストーリーモード、 CPU戦やトレーニングモード、ランクマッチ/カジュアルマッチなどのオンライン対戦モードを搭載。 アップデートやシーズンパスでの追加キャラクターも予定されており、今後の継続的なサポートも見込まれています。

主な特徴・ポイント

  • 原作再現にこだわった3on3チームバトル。ゴンの「ジャジャン拳」、キルアの雷系スキル、 ヒソカの「バンジーガム」など、念能力を必殺技やコンボに落とし込んだ演出が豊富。
  • ラッシュボタン+攻撃ボタン連打でコンボが出る「ラッシュコンボ」システムを採用し、 コマンド入力に不慣れなプレイヤーでも爽快な連続技を体験しやすい設計。
  • オーラゲージを消費して放つ超必殺技「オーラアーツ」や、チームの被ダメージに応じて 能力が上がる「オーバーギア」など、逆転性と派手さを両立したバトルシステム。
  • 原作の名場面をダイジェストで追体験できるストーリーモードを収録。 対戦前後の掛け合いや専用カットインなど、ファン向けの演出も多数。
  • 発売時点で16キャラクターがプレイアブルとして登場し、シーズンパスで追加キャラが配信予定。 将来的にロスターが拡充される前提の作りになっている。
  • オンライン対戦はランクマッチ・ルームマッチなどに対応し、ロールバックネットコードによる 遠距離対戦のラグ軽減を目指した設計(実際の実装クオリティについては賛否あり)。

忖度なしレビュー

良かった点

  • ゴンやキルアをはじめ、念能力のエフェクトや必殺技カットインなど、 原作・アニメ再現の演出面はかなり力が入っており、ファン目線では“動くバトルシーン”を操作している感覚を味わえる。
  • ラッシュコンボのおかげで、コマンド入力に慣れていないプレイヤーでも ある程度見栄えのするコンボを出しやすく、格ゲー入門用としてとっつきやすい。
  • 3on3タッグバトルという構造上、キャラの組み合わせやアシスト運用を工夫する余地が大きく、 研究が進めばチームビルドのやり込み甲斐がある。
  • ストーリーモードでは原作の名シーンをかいつまんで体験できるため、 原作の復習や「どんな作品かの入口」としては十分機能する。
  • BGMや効果音はバトルのテンポに合うよう作られており、必殺技フィニッシュ時などは しっかり盛り上がるように設計されている。
  • 対戦格闘としては珍しく、原作ファンを強く意識したUI・演出になっているため、 「格ゲーというよりH×Hのゲームがしたい」層には刺さりやすい。

気になった点

  • 発売時点のキャラクター数は16体と、3on3タッグ制としては少なめ。 好みのキャラを組み合わせたチーム構成の幅がどうしても限定される。
  • 海外レビューやユーザー評価では、攻撃力の高い一部キャラクターや ラッシュコンボ周りの設計により、対戦バランスが大味・一方的になりがちという指摘が多い。
  • オンライン対戦については、ロールバックネットコード実装にもかかわらず マッチングしづらい時間帯やラグ・ワープが目立つケースが報告されており、 「オンライン前提で長く遊びたい」プレイヤーほど不満を感じやすい状況。
  • ストーリーモードは原作のダイジェスト色が強く、紙芝居的な構成という声もあり、 物語をじっくり追いたい層にはボリューム不足に感じられる可能性がある。
  • 演出面の原作愛に対して、ステージ数やモード構成など“遊びの厚み”は控えめで、 フルプライスの対戦格闘として見るとコスパに厳しい評価も散見される。
  • オーストラリアでは特定の表現が問題視されレーティング審査で発売不可となるなど、 一部地域での展開に制約が出ており、世界同時的な盛り上がりという意味ではマイナス要素になっている。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:5.8 / 10(原作愛は濃いが、格ゲーとしては荒削りな一本)
  • 難易度:普通(操作の入り口は易しいが、対戦環境とバランスのクセが強い)
  • ボリューム目安:ストーリーモードやCPU戦を一通り遊んで約10〜15時間前後。 オンライン対戦やキャラ研究をやり込めば数十時間以上は遊べるが、 現状のオンライン環境次第で体感ボリュームは大きく変わる。
HUNTER×HUNTER NEN×IMPACT(Nintendo Switch)

人気漫画「HUNTER×HUNTER」を題材にした3対3チームバトル格闘ゲーム。 ラッシュコンボで手軽に爽快な連続技を決めつつ、念能力者たちの相性や編成を考える 戦略性も楽しめる一本です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

原作「HUNTER×HUNTER」の念バトルを自分の手で動かしたいファンには魅力的な一作ですが、 対戦格闘ゲームとしてはキャラ数・バランス・オンライン環境など課題も多い“惜しいキャラゲー寄り格ゲー”という印象です。 セール価格やアップデートの内容を見つつ、原作愛の強さと自分のプレイスタイルに合うかどうかで判断したいタイトルと言えるでしょう。

EDENS ZERO(エデンズゼロ)

基本データ

  • 発売日:2025年7月15日(火)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Windows/Steam)
  • ジャンル:アクションRPG
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:KONAMI
  • 発売:コナミデジタルエンタテインメント

どんなゲーム?

『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』は、真島ヒロによるスペースファンタジー漫画/アニメを原作とした3DアクションRPGです。 プレイヤーは重力を操る少年シキを中心に、レベッカやハッピーたち「EDENS ZERO」号のクルーとともに、桜宇宙(サクラコスモス)を巡る大冒険に出発します。

ゲームでは原作エピソードを追体験しつつ、ブルーガーデンをはじめとした多彩な惑星をオープンフィールド形式で探索可能。 ストーリー進行に合わせて仲間が増え、最大8人のプレイアブルキャラクターを切り替えながら、エーテルギアを駆使した派手なコンボアクションを楽しめます。

原作に準拠したメインストーリーだけでなく、ゲームオリジナルのサブクエストやクルーとの交流イベントも多数用意されており、 「原作ファン向けのキャラゲー」でありながら、単体のアクションRPGとしてもかなりのボリュームを備えた作品になっています。

主な特徴・ポイント

  • シキ、レベッカ、ワイズ、ホムラなど、エーテルギアを操る8人のキャラクターをプレイアブルとして操作可能。 キャラごとにコンボ性能や得意距離が異なり、バトルの手触りも変化する。
  • 通常攻撃とスキルを組み合わせたコンボアクションに加え、ゲージを溜めて放つ強力な「奥義」で 周囲の敵を一掃する爽快なバトルシステム。
  • 惑星ブルーガーデン全体を探索できるオープンフィールドや、複数の惑星フィールドを収録。 採取・討伐・探索系のクエストをこなしながら広大な宇宙を巡る。
  • メインストーリーに加えて200以上のクエストを収録した“大ボリューム”設計。 原作再現だけでなく、ゲームオリジナルのエピソードやサブクエストも多数用意されている。
  • 700種類以上と言われる装備品・コスチュームでキャラクターカスタマイズが可能。 見た目と性能の両面から、自分好みのビルドを追求できる。
  • 宇宙戦艦“EDENS ZERO”が拠点となり、スカウトしたクルーとの会話や、 クルー依頼型のクエストなど、拠点運営的な楽しみも盛り込まれている。
  • 人気声優陣によるフルボイスのイベントシーンとアニメ調3Dグラフィックで、 原作の空気感をそのままゲームとして味わえる構成。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 原作ストーリーの再現度が高く、要所の名シーンはしっかりとイベント演出されているため、 エデンズゼロのファンなら「動く原作」を操作している満足感が得られる。
  • アニメ調の3Dモデルと豊富なカットシーンにより、キャラクターの魅力が伝わりやすく、 シキとレベッカたちの関係性を追体験するだけでも一定の満足度がある。
  • 惑星間をまたぐ広いフィールドと200以上のクエストにより、 メインクリアまで&クリア後を含めたボリュームはかなり多め。 「1本で長く遊びたい」人には向いている。
  • 8人のプレイアブルキャラクターはエーテルギアの性能がはっきり差別化されており、 手数型・パワー型・遠距離寄りなど、自分好みのキャラを見つける楽しさがある。
  • 奥義演出やコンボフィニッシュ時のエフェクトは派手で、簡単な操作でも見栄えが良く、 アクション初心者でも爽快感を味わいやすい。
  • 原作を知らないプレイヤーでも、王道スペースファンタジーとして ストーリーが追いやすく、「フェアリーテイル系の作風が好きならハマりやすい」という声もある。

気になった点

  • グラフィックや演出の作りはPS5世代としてはやや地味で、 一部メディアレビューでも「ビジュアルは一世代前レベル」といった指摘が見られる。
  • 戦闘はシンプル寄りのアクションで、コンボの自由度や敵AIのバリエーションは控えめ。 長時間遊ぶと「同じような戦い方が続く」と感じるプレイヤーも多い。
  • カメラワークが狭い場所や大型ボス戦で不安定になりやすく、 ロックオン時に視点が見づらくなるなど、アクション部分のストレス要素が指摘されている。
  • 多数用意されたサブクエストの中には、お使い寄りの内容も多く、 コンプリートを目指すと作業感が強くなる場面がある。
  • ファンサービス寄りのコスチュームや衣装が豊富な一方で、 そうした方向性に好みが合わないプレイヤーには「やや狙いが強すぎる」と感じられる可能性がある。
  • 原作後半のエピソードまではカバーしておらず、物語全体を最後まで追える作品ではない点は、 「完結まで追いたい」原作ファンにはやや物足りないポイント。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.6 / 10(粗さはあるが、原作愛とボリュームで押し切る“キャラゲー寄りアクションRPG”)
  • 難易度:普通(アクションRPGとして標準的。ビルドや操作に慣れると難度はやや下がる)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで約25〜35時間前後、 サブクエストや装備集めを含めると50〜60時間以上も遊べるボリューム
EDENS ZERO(エデンズゼロ)【PS5】

真島ヒロによるスペースファンタジー作品『EDENS ZERO』を原作とした3DアクションRPG。 アニメ調のグラフィックで再現された多彩な惑星フィールドを冒険しながら、 シキやレベッカたち仲間と共に、エーテルギアを駆使したバトルと原作ストーリーを体験できます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

アクションや演出面に“今世代感”は薄いものの、原作再現・キャラクターの魅力・クエスト量など 「好きな人には十分刺さる要素」をしっかり押さえた一本。エデンズゼロが好き、あるいは 真島ヒロ作品のスペースファンタジー世界をじっくり味わいたいなら、セールかパッケージ価格を見つつ前向きに検討したいタイトルです。

ドラゴンボールZ KAKAROT DAIMAエディション

基本データ

  • 発売日:2025年7月17日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch/Steam
  • ジャンル:アクションRPG(悟空体験アクションRPG)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:サイバーコネクトツー
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『ドラゴンボールZ KAKAROT DAIMAエディション』は、原作アニメ『ドラゴンボールZ』の物語を追体験できるアクションRPG『ドラゴンボールZ KAKAROT』本編に、アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の世界を舞台にした最新DLC「-DAIMA- 魔界の大冒険! パック」をセットにしたパッケージです。Z編のサイヤ人編〜魔人ブウ編までをまとめて遊べるうえ、大魔界を舞台にした新たな冒険にもそのまま続けて入っていける構成になっています。

DAIMAパートでは、子どもの姿に戻った悟空を操作し、グロリオやシン、パンジーたちと共に“大魔界”と呼ばれる異世界を探索します。アニメ『ドラゴンボールDAIMA』で描かれたエリアやキャラクターはもちろん、ゲーム独自のクエストや「魔界のウワサ」など、フィールド散策を通して世界観を掘り下げていく要素も用意されています。

パックに含まれるのは、追加シナリオ「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」と、2026年配信予定の「PART2」、そして成長アイテムなどの特典セット。現時点(2025年12月1日)ではPART1のみ配信済みで、悟空たちが第3魔界を駆け巡る前半エピソードを中心にプレイできます。

主な特徴・ポイント

  • 『ドラゴンボールZ KAKAROT』本編と、アニメ『ドラゴンボールDAIMA』を題材にした新DLC「-DAIMA- 魔界の大冒険! パック」がセットになったエディション
  • 広大なフィールドを飛び回り、修業・食事・サブクエストなどを通じて悟空を育てていく「悟空体験アクションRPG」スタイルはそのまま継続
  • DAIMAパートでは、大魔界のフィールド探索や、魔人・薬虫・浮島などアニメに登場した要素をゲームならではのスケールで再現
  • 悟空(子ども姿)やグロリオ、シン、パンジーなど、新シリーズの主要キャラクターたちがプレイアブル/バトル要素として登場
  • 物語終盤では悟空の超サイヤ人4覚醒や、キングゴマーとの激戦など、ファン向けの見せ場もしっかり用意されている
  • パック購入特典として、「最強ヘッチャラ肉丼」「極神水」などの育成アイテムがセットで付属し、序盤から快適に遊びやすい
  • 一方で、過去DLCの一部(例:Trunks: The Warrior of Hope など)はこのエディションには含まれず、完全版というより「Z本編+DAIMAパック」の位置づけになっている点には注意

忖度なしレビュー

良かった点
  • 『ドラゴンボールZ』本編の追体験と、『ドラゴンボールDAIMA』の大魔界編がひとつのパッケージでまとまっており、「Z〜DAIMA」までを通しで楽しみやすい
  • 原作再現度の高さと、アニメさながらのバトル演出は既存のKAKAROT同様に健在で、DAIMAパートでも派手な必殺技や演出がしっかり用意されている
  • 大魔界フィールドは新規エリアが多く、探索やサブクエスト、NPCとの会話を通じてDAIMAの世界観を深掘りできる作り
  • 悟空が子どもの姿に戻ったことで、移動やバトルのモーションが少し軽やかになり、既プレイヤーにとっても新鮮な操作感になっている
  • アニメでは描かれなかった魔界の生態系や小ネタを「魔界のウワサ」として拾っていく構成で、ファン向けのサービス要素が豊富
  • DAIMAエディションを買えば、これからKAKAROTに触れる人でも「本編+最新DLC」まで一気に追いつけるため、入口として分かりやすい
気になった点
  • 現時点(2025年12月1日)では「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」までしか遊べず、PART2は2026年配信予定のため、DAIMAの物語を最後まで一気に遊び切ることはできない
  • 過去に配信された他DLC(「Trunks: The Warrior of Hope」など)が含まれておらず、「全部入りの完全版」として期待すると肩透かしになりやすい
  • ベースとなるゲームシステムは2020年発売のKAKAROTと同じで、良くも悪くも目新しさは限定的。既に本編を遊び尽くしたプレイヤーにはDLC部分のボリュームが判断材料になる
  • フィールド移動やクエスト構造は従来のKAKAROTを踏襲しており、「おつかい感」が気になる人にとっては、DAIMAパートでも評価が割れそう
  • 物理パッケージ版でも一部コンテンツはダウンロードコード形式になっており、「ディスク1枚にすべて収めた決定版」を期待する層からは不満の声も見られる

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(Z本編+DAIMA前半を一気に遊べるが、「完全版」にはあと一歩)
  • 難易度:普通〜やや高め(アクションが苦手でも遊べる補助要素はあるが、ボス戦はしっかり手応えあり)
  • ボリューム目安:Z本編クリアで約30〜40時間前後、サブ要素とDAIMA PART1まで含めると60時間以上、PART2配信後はそれ以上を想定
ドラゴンボールZ KAKAROT DAIMAエディション(PS5)

『ドラゴンボールZ KAKAROT』本編に加え、アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の世界を 体験できる追加シナリオ「-DAIMA-魔界の大冒険!パック」を収録した特別版。 Z編の名場面と新たな物語をまとめて楽しめるパッケージです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『ドラゴンボールZ』本編をまとめて遊びつつ、新作アニメ『ドラゴンボールDAIMA』の世界にも踏み込める、“Z+DAIMA入門パック”的な位置づけの一本。完全版ではないものの、「これからKAKAROTを始めたい&DAIMAも追いかけたい」人にとっては、有力な選択肢になりそうです。

風雨来記5(ふうらいき5)

基本データ

  • 発売日:2025年7月31日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/PC(Steam)
  • ジャンル:旅アドベンチャー
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:日本一ソフトウェア/FOG
  • 発売:日本一ソフトウェア

どんなゲーム?

『風雨来記5』は、実在の三重県を舞台にした旅アドベンチャーゲームです。360度カメラで撮影した実写ツーリング映像や写真の中をバイクで走り、各地の観光スポットや隠れた名所を巡りながら、取材・撮影・記事執筆を行う「旅ライター体験」が楽しめます。

プレイヤーは旅雑誌の新人記者となり、メディア対抗コンペ「みえコン」で上位入賞を目指して三重県をツーリング。昼はスポットを巡って取材と撮影、夜はキャンプ場で記事を書いて就寝、というサイクルを繰り返しながら30日間の旅程を過ごしていきます。旅の途中では、個性豊かなヒロインたちや地元の人々との出会いも描かれ、観光・グルメ・人間ドラマがひとつの物語にまとまっていきます。

バイク操作やアクション性は控えめで、どちらかといえばテキスト主体のアドベンチャー/ノベルゲーム寄りの作品です。実写映像と豊富なテキストで「バーチャル三重旅行」をじっくり味わいたい人向けの一本と言えます。

主な特徴・ポイント

  • 三重県全域を舞台に、100ヶ所以上の観光スポットや隠れた名所を収録したボリュームある旅アドベンチャー。
  • 360度カメラ撮影の実写ツーリング映像や写真を使い、実際に旅をしているような臨場感でバイク旅を体験できる。
  • 昼はスポット巡りと写真撮影、夜はキャンプ場で記事執筆というサイクルで、旅の計画とライター仕事の両方を楽しめるゲームデザイン。
  • 三重のご当地グルメ描写に力が入っており、松阪牛や海鮮、地元B級グルメなど食のテキストとCGが非常に充実している。
  • ヒロイン3人を中心に、「仕事」「将来」「家族」といった大人寄りのテーマを扱う恋愛・人間ドラマ要素を収録。
  • 一度の周回では回りきれないほどスポットやイベントが用意されており、ルートや過ごし方を変えて複数周回する楽しみがある。
  • アクション要素がほぼない代わりにテキスト量が非常に多く、「読む楽しみ」を重視した作品になっている。

忖度なしレビュー

良かった点

  • 実写映像と360度ビューのおかげで、ゲームでありながら「本当に三重を旅している」感覚を味わえる没入感が高い。
  • 観光スポットの歴史や背景、小ネタまで丁寧にテキスト化されており、遊びながら三重県にかなり詳しくなれる情報量の多さ。
  • グルメ描写の熱量が非常に高く、料理CGと食レポテキストの組み合わせで、プレイ中に確実にお腹が空くレベルの説得力がある。
  • 旅の計画を自分で立て、どこを回って何を記事にするかを考えるプロセスが、「理想の一人旅シミュレーション」としてよく出来ている。
  • ヒロインや旅先の人々のエピソードが大人寄りで、仕事や人生の選択など、落ち着いたテーマのドラマが好みなら刺さりやすい。
  • ゲームオーバーやテクニックを要求される場面がほぼなく、アドベンチャーゲームに不慣れでも遊びやすい難易度バランス。

気になった点

  • 360度映像の画質はとくにSwitch版で粗さが目立ち、最新の映像作品と比べると「見劣りする」との声もあり、風景美を最重視する人は気になる可能性がある。
  • ツーリングパートはレースゲームのような操作ではなく、ルート選択とスピード調整中心の作りのため、「バイクアクション」を期待すると肩透かしになりやすい。
  • テキスト量が非常に膨大で、読み飛ばさずに追うと1周でもかなり時間がかかるため、テンポの速いゲームに慣れていると冗長に感じる場面もある。
  • Switch版ではロード時間や動作のもたつきが指摘されており、快適さを重視するならPS5/PC版を選びたい、というプラットフォーム差がある。
  • 旅程に明確な日数制限がある関係で、「完全に気ままな放浪」というよりは、ある程度きっちり計画を立てて動く必要があり、自由度の印象は人を選ぶ。
  • 恋愛要素はあるものの、全体としては“渋い旅行記”寄りで、学園もののような軽快なラブコメを期待するとテイストのギャップを感じるかもしれない。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.5 / 10(旅ADVとしては良作だが、テキスト量と映像面のクセで好みがはっきり分かれるタイプ)
  • 難易度:易しめ(選択肢中心でゲームオーバー要素は薄く、時間さえかければ誰でもクリアしやすい)
  • ボリューム目安:メイン1ルートで約10時間前後、ヒロイン全ルートやトロコンまでじっくり遊ぶと30〜40時間程度
風雨来記5(ふうらいき5)【PS5】

三重県を舞台に、バイクで各地を巡って取材・撮影し、旅記事を作っていく旅アドベンチャー最新作。 現地の風景写真とテキストで「旅の記録」を残しつつ、ヒロインたちとの交流や物語も味わえる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

実写映像と膨大なテキストで三重県の景色・歴史・グルメを味わい尽くせる、“読む旅行記”寄りの旅アドベンチャー。バイクアクションよりも、落ち着いた旅と文章をじっくり楽しみたい人におすすめの一本です。

初音ミク ロジックペイントS+(Hatsune Miku Logic Paint S+)

基本データ

  • 発売日:2025年7月24日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox One/PC(Steam)
  • ジャンル:パズル(お絵かきロジック/ノノグラム)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:IARC 3+(3歳以上対象)
  • 開発:クリプトン・フューチャー・メディア
  • 発売:KOMODO/クリプトン・フューチャー・メディア

どんなゲーム?

『初音ミク ロジックペイントS+』は、縦横の数字を手がかりにマスを塗ってイラストを完成させる「お絵かきロジック(ノノグラム)」に、初音ミクたちピアプロキャラクターズの世界観を掛け合わせたパズルゲームです。前作『初音ミク ロジックペイントS』からパズル量・演出・カスタマイズ要素を大幅に強化した“プラス版”という位置づけになっています。

収録パズルは10×10/15×15/20×20といった定番サイズに加え、75×75・100×100といった超大判のスペシャルパズルまで用意されており、その総数は1000問以上。パズルを解くことで楽曲やイラスト、ルームアイテム、コスチュームが少しずつアンロックされていくため、「もう1問だけ…」と遊び続けやすい構造になっています。

ゲーム内では、解放したボーカロイド楽曲をBGMに設定したり、お気に入りキャラクターのコスチュームや自室となるルームを自由に模様替えしたりと、パズル以外の部分でも“ミクゲー”らしいカスタマイズ要素が充実。難易度もヒントやアシスト機能で調整しやすく、ピクロス系が初めての人から、ガッツリやり込みたいパズル好きまで幅広く遊べる一本です。

主な特徴・ポイント

  • 前作からボリューム大幅アップ、1000問以上のイラストロジックパズルを収録した大ボリュームタイトル。
  • 10×10/15×15/20×20の通常パズルに加え、75×75・100×100の巨大スペシャルパズルも収録し、解きごたえのある問題が多い。
  • パズルを解くと「スター」が貯まり、一定数で“本作のための書き下ろし”ピアプロ公募受賞楽曲30曲を順次アンロックできる。
  • ピアプロキャラクターズのコスチューム変更機能を新搭載し、獲得した衣装でミクたちを着せ替えて楽しめる。
  • ルームカスタマイズ機能により、入手したポスターや家具で自分好みの部屋を作り、キャラクターと一緒に過ごせるハブ画面を構築可能。
  • パズル中は選んだキャラクターが画面端でリアクションし、ラインを完成させるたびに可愛い演出でプレイヤーを応援してくれる。
  • オートコンプリートやミス表示など、ノノグラム初心者向けの補助機能も用意されており、難しすぎず“気持ちよく塗れる”遊び心地を重視した設計。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 収録パズル数が1000問超えと圧倒的で、価格に対する内容量はピクロス系の中でもトップクラス。長く遊べるコスパ重視派にはかなり魅力的。
  • キャラクターコスチュームやルームカスタマイズ、楽曲アンロックなど“ごほうび”が多く、1問ごとに小さな達成感が積み重なる設計がうまい。
  • ピアプロ公募楽曲30曲の選曲が良く、テンポの良いBGMに乗せて黙々とパズルを解いていると、時間を忘れてしまう中毒性がある。
  • UIや配色が明るくポップで、一般的なノノグラムより“ミクらしい可愛さ”が強く、ファンゲームとしても満足度が高い。
  • 難易度自体はそこまで尖っておらず、ヒント機能を使えばノノグラム初心者でも少しずつパターンに慣れていける作りになっている。
  • Steam版・コンソール版とも評価は「非常に好評」〜★4.5前後と高めで、ノノグラムとしての完成度自体も安定して評価されている。
気になった点
  • ステージ数が非常に多いため、「トロフィーコンプ」や「全問クリア」を目指すと100時間以上の作業になり、途中から作業感が強くなりがち。
  • ゲームとしてのシステムはあくまでクラシックなノノグラムで、ピクロス経験者にとっては“目新しさ”よりもボリュームとミク要素が売り、という印象に落ち着きやすい。
  • キャラクターごとに専用のパズルセットや演出はあるものの、ゲームプレイ上の違いはほぼなく、「推しキャラで遊ぶ楽しさ」は演出面に留まる。
  • 大判パズルは達成感が大きい反面、1問にかかる時間も相当長くなるため、携帯機で“スキマ時間に1問だけ”という遊び方とは少し噛み合わない場合もある。
  • テキストやUI要素がやや細かく、携帯モードのSwitchなど小さい画面では人によっては見づらさを感じる可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10(ノノグラム×ミク要素×膨大なボリュームで、ピクロス好きにはかなり強くおすすめできる良作)
  • 難易度:易しめ〜普通(ヒントとアシスト前提なら誰でも遊びやすく、大判パズルでじわじわ手応えが増していくタイプ)
  • ボリューム目安:普通に遊んで主要パズルを楽しむだけでも30〜40時間前後、全パズル制覇やトロフィーコンプを狙うと100時間以上も視野に入る長期戦

一言まとめ

クラシックなお絵かきロジックに、初音ミクらしい楽曲・ビジュアル・カスタマイズ要素をこれでもかと詰め込んだ、ファン&パズル好き向けの大容量パッケージ。軽い1問から超大判パズルまで、気分に合わせて長く付き合える“ミク印ピクロス決定版”といえる一本です。

パタポン1+2 リプレイ(PATAPON 1+2 REPLAY)

基本データ

  • 発売日:2025年7月10日(木)※PC(Steam)版は2025年7月11日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PC(Steam)
  • ジャンル:コマンドカーニバル(リズムアクション×ストラテジー)
  • プレイ人数:オフライン1人(Nintendo Switchローカル通信時のみ1〜4人)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:SAS Co., Ltd.
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『パタポン1+2 リプレイ』は、PSPで人気を博したリズムストラテジー「パタポン」と「パタポン2 ドンチャカ♪」を1本にまとめたリマスターコレクションです。プレイヤーは“神さま”となり、「ポンポコポン」「パタパタパタポン」といった太鼓コマンドをリズム良く入力して、目玉のような姿をしたパタポン族に行軍・攻撃・防御・退却などの指示を出して戦っていきます。

本作ではグラフィックのHD化やフレームレートの向上により、シルエット調のポップなビジュアルがよりシャープに表示されるようになり、オリジナル版のアートワークの魅力が現行機で再現されています。さらに、難易度選択や入力タイミング調整、タイココマンドの常時表示など、遊びやすさを高める新たなサポート機能も追加されています。

同梱される2作品は、基本システムを共有しつつもゲーム内容はかなりボリューム豊かです。1ではシンプルな部隊編成とストレートな進行、2ではヒーローパタポンの登場やクエスト構造の拡張など、同じリズムバトルでも少し違った遊び方が楽しめます。独特の掛け声とビートに乗せて、ひたすら“行進して戦う”感覚そのものを味わうゲームと言えるでしょう。

主な特徴・ポイント

  • 『パタポン』『パタポン2 ドンチャカ♪』2本をまとめて収録したリマスターコレクションで、1パッケージでシリーズ前半を通して遊べる。
  • 「PATA」「PON」「CHAKA」「DON」の4つの太鼓ボタン入力で部隊に指示を出す、リズムゲームとリアルタイムストラテジーが融合した独特のバトルシステム。
  • 解像度向上&60fps対応により、シルエット調のキャラクターや背景のメリハリが増し、タイミングも取りやすくなったと評価されている。
  • EASY/NORMAL/HARDの難易度選択、入力タイミング調整、太鼓コマンドの常時表示など、オリジナル版の課題をケアするQoL(遊びやすさ改善)要素を新実装。
  • ユニット育成・装備集め・レアポン派生といった“育成・収集”要素も健在で、やり込みを意識すると長時間遊べる設計。
  • Switch版はローカル通信に対応し、一部コンテンツを最大4人で遊べるマルチ要素も用意されている。
  • Steam版を含む全体のレビューは「非常に好評」寄りで、現代機への移植としてはおおむね高評価。メディアレビュー平均も70〜80点台前半に収まっている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 単純なリズム入力に戦略性と育成要素を組み合わせたゲーム性は今遊んでも独特で、他に代わりが効かない“唯一無二の感覚”がある。
  • HD化と60fps化で視認性が大きく向上し、特にSwitch版では携帯モードでもパタポンたちの動きがくっきり見えるとの声が多い。
  • 難易度選択や入力タイミング調整のおかげで、オリジナルよりも「リズムゲームが得意でない人」でもだいぶ遊びやすくなっている。
  • 2作分収録&ボリュームの多さに対して価格設定が比較的抑えめで、コスパ面の評価が高い。
  • ドラムビートと掛け声が徐々に噛み合っていく感覚や、“フィーバー状態”に入ったときの高揚感は、リマスターになっても健在。
  • Steam/コンソール問わずユーザーレビューの評価が高く、「昔やっていた人の懐かしさ」と「初プレイ勢の新鮮さ」が両立している印象。
気になった点
  • 基本システムはPSP時代そのままなので、ステージ周回や素材集めの“作業感”は今の基準だとどうしても古さを感じる部分がある。
  • 難易度オプションが追加されても、リズムと戦略の両方を同時にこなす必要があるため、後半はなかなか難易度が高く、人を選ぶ。
  • 1と2を続けてプレイすると、システム的に洗練されている2の方がどうしても快適で、結果として「1の荒さ」が目立つという指摘もある。
  • チュートリアルやゲーム内説明は当時の作りを色濃く残しており、現代のゲームに慣れていると「説明不足」に感じる場面も少なくない。
  • QoL改善は主に難易度まわりで、UIの細かな不便さ(メニュー階層の深さなど)はオリジナルから大きく変わっていない。
  • リマスターとして新規コンテンツが大きく追加されているわけではないので、「完全新作級の何か」を期待すると物足りなさを覚える可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(オリジナルの魅力をほぼそのままに現行機へ持ち込んだ良質リマスター。ただし古さも含めて楽しめる人向け)
  • 難易度:やや高め(EASYなら敷居は下がったが、後半のリズム+戦略の要求水準は今でもしっかり高い)
  • ボリューム目安:各作品メインクリアでそれぞれ10〜15時間前後、育成・装備集め・高難度攻略までやり込むと合計50時間以上も狙えるロングボリューム
パタポン1+2 リプレイ(Nintendo Switch)

PSPで人気を博したリズムアクション『パタポン』『パタポン2 ドンチャカ♪』をまとめて楽しめるリマスター版。 難易度選択や入力タイミング調整、タイココマンドの常時表示などの新機能で遊びやすくなり、 かわいいパタポンたちの行進と独特のリズムバトルを、現行機で快適に味わえる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

リズムで軍勢を動かす“パタポン体験”を、現行ハードでベストな形に近づけた2本セットのリマスター。作業感や古さも含めてこのシリーズを味わいたい人、当時気になっていたけれど触れられなかった人には、2025年時点で最も入りやすい決定版となる一本です。

なつもん! 20世紀の夏休み + ゆうやけの島とラジオ局

基本データ

  • 発売日:2025年7月10日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch
  • ジャンル:ほのぼの夏休みアドベンチャー
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:トイボックス株式会社/株式会社ミレニアムキッチン
  • 発売:株式会社スパイク・チュンソフト

どんなゲーム?

『なつもん! 20世紀の夏休み + ゆうやけの島とラジオ局』は、2023年発売の『なつもん! 20世紀の夏休み』本編と、有料追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」を1本にまとめたオールインワンパッケージです。海と山に囲まれた田舎町・よもぎ町にやってきたサーカス団の団長の息子・サトルとなり、1か月の夏休みを自由に過ごしていきます。

虫取りや魚釣り、ラジオ体操、花火大会、夏祭りなど、日本の「昔ながらの夏休み」らしいイベントが多数用意されており、プレイヤーの行動次第で毎日の過ごし方が変化します。ほとんどの崖や屋根をよじ登って探索できるオープンワールド設計が特徴で、町や山のあちこちを歩き回りながら、自分だけの絵日記を埋めていく体験が軸になっています。

同梱される追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」では、新エリア「夕焼け島」やラジオ局「ラジオ低気圧」、新しい昆虫・魚・ダンジョンギミックなどが追加され、本編クリア後もさらに探索やコレクションを楽しめる構成になっています。ラジオ番組の内容が町の出来事とリンクする要素もあり、本編で過ごした夏休みをもう一段掘り下げたい人向けの“完全版”的パッケージです。

主な特徴・ポイント

  • 『なつもん! 20世紀の夏休み』本編と、追加コンテンツ「ゆうやけの島とラジオ局」をセットにしたNintendo Switch向けオールインワンパッケージ。
  • 海と山に囲まれた「よもぎ町」を舞台に、サーカス団の団長の息子として1か月の夏休みを自由に過ごす、オープンワールド型の夏休みアドベンチャー。
  • 多くの壁や崖、屋根などに登れる高い自由度が特徴で、子どもの視点で町全体を“よじ登りながら”探索できるフィールドデザイン。
  • 虫取り・魚釣り・ラジオ体操・花火・お祭り・おつかいなど、日々の小さな出来事をこなしていくことで、自分だけの絵日記が完成していく。
  • 追加コンテンツ「夕焼け島」では、新エリア・新昆虫・新魚・新ダンジョンなどが登場し、本編とは少し雰囲気の違う“不思議な旅”が楽しめる。
  • ラジオ局「ラジオ低気圧」関連の要素では、番組作りに関わりながら町の出来事をラジオを通じて追体験できるなど、少し変わった遊びも用意されている。
  • ファミ通レビューや各種メディアの評価は総じて高めで、クリアまで20時間前後・やり込みで50時間以上とされるボリューム感も健在。
  • Amazonなどのユーザーレビューでは、「夏休みの雰囲気」「探索の自由度」を評価する声が多い一方、テンポやボリューム感に関する指摘も見られる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 自然に囲まれた田舎町での1か月の夏休みというテーマと、サーカス団の息子という設定がうまく噛み合い、“非日常の田舎暮らし”を体験できる雰囲気が魅力的。
  • ほとんどの崖や屋根に登れるフィールド設計のおかげで、「ここ登れるかな?」という好奇心がそのまま探索動機になり、散歩しているだけでも楽しいという声が多い。
  • 虫取り・魚釣り・スタンプカード・絵日記など、小さな目標がたくさん散りばめられており、寄り道をしながら自分のペースで遊べる構造になっている。
  • 追加コンテンツの夕焼け島やラジオ局関連イベントは、本編で築いた世界観を崩さずに“もう少し先の夏休み”を見せてくれる内容で、既プレイヤーの満足度を高めている。
  • パッケージ価格は本編+DLCセットとしては比較的抑えめで、「これから始めるならこの一本でOK」という分かりやすい位置づけになっている。
  • レビューでは「ロードが短めで快適」「BGMや環境音が心地よくてぼーっと遊べる」といった、プレイフィールを褒める意見も多い。
気になった点
  • ゲーム全体の目標がややぼんやりしているため、「何をすればいいか分からないまま同じような毎日を繰り返してしまう」と感じるプレイヤーも一定数いる。
  • NPCのセリフや日々のイベントのバリエーションに限りがあり、「会話が単調」「日数が進んでも変化が少ない」といった指摘が一部のレビューで見られる。
  • キャラクターデザインや3Dモデルのテイストは好みが分かれやすく、「もう少しリアル寄り/アニメ寄りなら…」といった意見も散見される。
  • 追加コンテンツ「夕焼け島」は雰囲気こそ好評なものの、ボリューム自体はそこまで多くなく、「価格に対してやや物足りない」と感じるユーザーもいる。
  • カメラワークや視点の高さの関係で、3D酔いしやすい人には厳しいという声もあり、誰にでも勧めやすいとは言い切れない。
  • アクション要素や探索の自由度に比べると、人間ドラマやストーリー面の掘り下げは控えめで、「エモさ」を強く期待すると肩透かしになる可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.8 / 10(夏の田舎町の空気感と自由な探索は魅力だが、テンポやボリュームの感じ方にややブレがある“人を選ぶ良作”)
  • 難易度:易しめ(アクション要素はあるもののシビアさは低く、ゲームオーバーよりも“どう過ごすか”を楽しむタイプ)
  • ボリューム目安:メインの夏休みを一通り楽しむだけなら20時間前後、コレクションや追加コンテンツまでしっかりやり込むと40〜60時間程度
なつもん! 20世紀の夏休み + ゆうやけの島とラジオ局(Nintendo Switch)

田舎町を舞台にした夏休みアドベンチャー『なつもん! 20世紀の夏休み』本編に、 新エリアでの物語やイベントを描く追加コンテンツ『ゆうやけの島とラジオ局』が まとめて楽しめるお得なセット版。自転車で駆け回り、昆虫採集や釣り、 子ども探偵事務所の活動など“あの頃の夏休み”をじっくり味わえる1本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「子どもの頃に味わったような、なんでもない夏休み」を現代向けオープンワールドで再構築した一本。本編とDLCがセットになったことで、“なつもん体験”を最初から最後までまとめて味わえる決定版ですが、ゆるいテンポやキャラクターのノリが合うかどうかで評価が分かれやすいタイトルです。

スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV

基本データ

  • 発売日:2025年7月24日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2 専用
  • ジャンル:パーティ/ボードゲーム
  • プレイ人数:1〜4人(ローカル・オンライン対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発・発売:任天堂

※Nintendo Switch版『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』所有者向けに、「ジャンボリーTV」部分のみを追加購入できるアップグレードパスも用意されています。

どんなゲーム?

『スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV』は、Switch 2 専用タイトルとして、“巨大リゾート島を舞台にしたスゴロクパーティ”と“視聴者参加型のバラエティ番組”の2つを一度に楽しめる欲張りなマリオパーティです。

Switch 2 版では、本編『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』に加えて、新モード「ジャンボリーTV」がセットになっており、Joy-Con 2 をマウスのようにすべらせる直感操作、HD振動2による強化されたフィードバック、内蔵マイクや別売USBカメラを使った“声・動き・表情”を取り込む遊びが特徴です。WQHD対応のTVモードやフルHDの携帯モードなど、グラフィック面でも大幅にパワーアップしています。

主な特徴・ポイント

  • Switch 2 ソフトとして、『ジャンボリー』本編と新モード「ジャンボリーTV」をまとめて収録した決定版パッケージ。
  • 7つのスゴロクボードでスターを奪い合う定番ルールに加え、2対2チーム戦などの新ルールも収録。カメラをつなげば、ボード上にプレイヤーの顔が登場する演出も楽しめる。
  • 「ジャンボリーTV」では、プレイヤー自身が番組の参加者となり、マリオたちと一緒にさまざまなコーナーやミニゲームに挑戦する、視聴者参加型のマリオパーティを体験できる。
  • Joy-Con 2 を使ったマウス風操作や、HD振動2、内蔵マイク、別売USBカメラなど、Switch 2 ならではの入力デバイスを活用した新作ミニゲームを20種類収録。既存の『ジャンボリー』ミニゲームのうち78種類も画質向上版として収録されている。
  • 「ゲームチャット」機能に対応しており、オンラインでも顔出しカメラプレイをしながらスゴロクやミニゲームを楽しめる(利用にはNintendo Switch Onlineへの加入が必要)。
  • 「おすそわけ通信」に対応し、ソフト1本でボード1種とミニゲーム30種類をみんなで遊べるため、友人・家族とのパーティ導入用ソフトとしても使いやすい。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 『ジャンボリー』本編と「ジャンボリーTV」をまとめて楽しめるため、Switch 2 を買ったタイミングでマリオパーティを一気に遊び尽くせるお得な内容。
  • Joy-Con 2、HD振動2、マイク、カメラなどSwitch 2 のギミックをフル活用するミニゲームが多く、家族・友人とワイワイ遊ぶパーティゲームとしての“体験価値”がかなり高い。
  • スゴロク、クッパオンステージ、スーパーコースターなど、複数のモードが用意されており、パーティゲームとしてのバリエーションが豊富で遊び疲れしにくい。
  • オンライン対戦+ゲームチャット+カメラプレイの組み合わせにより、離れていても“同じ部屋で盛り上がっている感覚”を演出できるのはシリーズでも新鮮。
気になった点
  • カメラプレイやマイクを活かしたコーナーは盛り上がる一方で、環境音が入りやすい部屋やオンラインではやや使いづらく、遊ぶ場所を選びがち。
  • Switch 2 の各種機能を活かす都合上、USBカメラなど周辺機器を揃えたときに真価を発揮する構成で、ライトユーザーには“フル体験までのハードル”が少し高く感じられる。
  • ベースとなる『スーパー マリオパーティ ジャンボリー』自体は既存作の延長線上にある内容で、過去シリーズを遊び尽くしているコアファンには新鮮味がやや薄い可能性もある。
  • ひとり用でじっくり遊ぶモードは限定的で、“ひとりプレイ中心で長時間やり込みたい”タイプのプレイヤーには物足りなさが残りそう。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(Switch 2 の機能をフルに活かした現時点の“マリパ決定版”。みんなで遊ぶ機会が多いほど真価を発揮する一本)
  • 難易度:低〜中(アクション性は高くなく、小さな子どもやパーティゲーム初心者でも入りやすい設計)
  • ボリューム目安:ローカル・オンラインのパーティプレイ中心に遊んで40〜60時間以上、全ミニゲーム制覇やオンライン常用まで含めると100時間超えも狙えるレベル
スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV

すごろくパーティゲーム「スーパー マリオパーティ ジャンボリー」と、 番組風のミニゲームが楽しめる「ジャンボリーTV」がセットになったパッケージ。 Joy-Conを使ったわいわいプレイやオンライン対戦など、 家族や友だちと盛り上がれる要素が詰まったタイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

Switch 2 の多彩な入力デバイスと映像表現をフル活用し、“テレビ番組に参加しているようなマリパ体験”を実現した欲張りパッケージ。すでにSwitch版『ジャンボリー』を持っている人も、ジャンボリーTVや画質向上版ミニゲーム、オンライン機能を本格的に楽しみたいなら十分乗り換えを検討する価値のある一本です。

2025年8月の注目タイトル&忖度なしスコア

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2(Demon Slayer -Kimetsu no Yaiba- The Hinokami Chronicles 2)

基本データ

  • 発売日:2025年8月1日(金)※Steam版は2025年8月6日(水)、デラックスエディション購入で8月1日から先行プレイ可
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/Steam(PC)
  • ジャンル:鬼殺対戦アクション
  • プレイ人数:1〜2人(オンライン対応)
  • レーティング:CERO D(17歳以上対象)
  • 開発:株式会社サイバーコネクトツー
  • 発売:株式会社アニプレックス(Steam版発売元:株式会社セガ)

どんなゲーム?

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2は、TVアニメ「鬼滅の刃」を原作とした対戦アクションゲームの続編で、「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」までの物語をゲームで追体験できるタイトルです。プレイヤーは竈門炭治郎たちを操作し、アニメさながらのカットシーンとバトルを行き来しながら、鬼殺隊の激闘と成長を体験します。

ソロプレイモード「ヒノカミ血風譚」では、各編ごとに探索パートとバトルパートが用意され、キャラクター固有の「嗅覚」「聴覚」などの特性を活かしたイベントも収録。ストーリーパートのクリア時間は目安として7〜8時間程度とされており、その後は収集要素や高ランククリア、オンライン対戦などで遊び続けられる構成になっています。

バーサスモード「対戦」では、柱9人の参戦を含む40キャラ以上が使用可能で、オフラインの2人対戦はもちろん、オンラインランクマッチやルームマッチにも対応。簡単操作でド派手な技が出せる設計になっており、格闘ゲーム初心者や原作ファンでも取っつきやすい作りです。

主な特徴・ポイント

  • TVアニメ「鬼滅の刃」の「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」をフルボイス&アニメ調のグラフィックで再現し、原作・アニメファン向けの濃いストーリー体験ができる。
  • ソロプレイモード「ヒノカミ血風譚」では、探索・イベント・ボス戦がシームレスに展開し、ゲームオリジナルの演出やシーンも追加されている。
  • バーサスモード「対戦」では、柱9人や上弦の鬼、前作キャラを含む40体以上が参戦し、合体奥義や2つ目の奥義など新要素も実装。
  • レバーとボタン数個でコンボや必殺技がつながる簡単操作で、アクションが苦手でも派手なバトルを楽しみやすいデザイン。
  • やり込み要素として、収集要素のコンプリートや高ランククリア、オンライン対戦のランクマッチなどが用意され、ストーリークリア後も遊べる。
  • Steam版を含め、家庭用機からPCまで幅広いプラットフォームに対応し、好みの環境でプレイできる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • アニメ本編に沿ったストーリー構成と高品質なカットシーンにより、「遊郭編」〜「柱稽古編」までをまとめて追体験できる満足度の高い内容になっているという評価が多い。
  • ボタン連打中心でもコンボがつながり、原作さながらの派手な必殺技が簡単に出せるため、アクション初心者や普段ゲームをあまりしない鬼滅ファンでも楽しみやすい。
  • 柱を操作したバトルなど、「強さ」を体感させるシーンの演出が秀逸で、原作ファンからの没入感・再現度の評価が高い。
  • 対戦モードではキャラクター数が大幅に増え、奥義や合体奥義のバリエーションが豊富になったことで、前作よりも対戦の見栄えと選択肢が広がっている。
  • Steam版を含むPC環境ではフレームレートや画質設定の自由度があり、スペック次第で非常に滑らかな映像体験が可能。ユーザーレビューでも「非常に好評」となっている。
気になった点
  • ストーリーモード自体のクリア時間は7〜8時間前後とされており、原作ファンにとっては濃密だが、ゲーム単体のボリュームとしては「やや短い」「1日で終わってしまう」という声もある。
  • バトルシステムはとっつきやすい反面、格闘ゲームとして見ると読み合いや駆け引きの深さが物足りず、「コンボや立ち回りが単調になりがち」との指摘も見られる。
  • 一部ではSwitch版でのフリーズや通信エラーなど、安定性に関する報告があり、プラットフォームによって快適さに差が出る可能性がある。
  • キャラクター衣装やカスタマイズ要素は前作から増えているものの、「もっとバリエーションが欲しい」「原作の技がすべて再現されているわけではない」といった不満も挙がっている。
  • オンライン対戦はラグやマッチングの問題を感じるユーザーもおり、ガチな対戦ゲームとして長くやり込むには物足りないと感じるプレイヤーもいる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.2 / 10(原作再現度とファンサービスは非常に高いが、アクションゲームとしての奥行きとボリュームにはやや課題あり)
  • 難易度:普通(ストーリーモードはアクション初心者でもクリアしやすい一方、オンライン対戦で勝ち続けるにはそれなりの慣れが必要)
  • ボリューム目安:ストーリーモードは7〜8時間前後でクリア可能、収集要素やオンライン対戦・トロフィーコンプリートまで遊ぶと20〜30時間程度を見込める。
鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2(PS5)

アニメ「鬼滅の刃」の「遊郭編」「刀鍛冶の里編」「柱稽古編」をまとめて追体験できる鬼殺対戦アクション第2弾。 柱や上弦の鬼を含む40体以上のプレイアブルキャラクターが登場し、迫力のバトルとアニメさながらの演出を楽しめる1本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

アニメ「鬼滅の刃」の最新エピソードまでを高い再現度で追体験できる、ファン向けキャラゲーとしての完成度が非常に高い一作。一方で、ストーリーのボリュームや対戦の奥深さを重視するコアな格闘ゲームファンにはやや物足りない部分もあるため、「鬼滅が好きでアニメの続きをゲームでも味わいたい人」には強くおすすめ、「対戦格ゲーとして長くやり込みたい人」は慎重に検討、というバランスのタイトルです。

牧場物語 Let’s!風のグランドバザール(STORY OF SEASONS: Grand Bazaar)

基本データ

  • 発売日:2025年8月28日(木)※Steam版は2025年8月27日(水)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Steam
  • ジャンル:ほのぼの生活ゲーム(牧場・生活シミュレーション)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:マーベラス
  • 発売:マーベラス

どんなゲーム?

『牧場物語 Let’s!風のグランドバザール』は、2008年発売のニンテンドーDS用ソフト『牧場物語 ようこそ!風のバザールへ』を原作にしたリメイク作品です。舞台は、爽やかな風が吹き抜ける山あいの町「そよかぜタウン」。週に一度開かれるバザールを軸に、牧場と町を少しずつ発展させていくスローライフ系のタイトルです。

プレイヤーは新米牧場主として、作物づくりや家畜の世話、釣りや採取、料理など、日々の暮らしを積み重ねながら、週末のバザールに向けて商品を準備していきます。従来のシリーズのように出荷箱に入れて翌朝お金が入る形式ではなく、自分の店を構えて直接お客さんに売るのが特徴で、「店番をする楽しさ」と「商売の駆け引き」が強く感じられる作品です。

リメイク版ではビジュアルやUIが現行機向けに刷新され、キャラクターカスタマイズや生活の質を高める要素も強化。忙しさの中に心地よさがあるテンポ感と、バザールを盛り上げていく達成感が合わさり、シリーズ経験者はもちろん、『スターデューバレー』などの牧場系ゲームが好きな層にも評価されている一作です。

主な特徴・ポイント

  • 週に一度の「バザール」が収入の要で、出荷箱の代わりに自分の店を構えてお客さんに直接販売するゲーム性。
  • 畑仕事・家畜の飼育・釣り・虫取り・料理など、シリーズらしい牧場ライフ要素を一通り楽しめるオールインワン構成。
  • 風車で作物や副産物を加工できるシステムがあり、バターやチーズ、加工品づくりで利益を伸ばせる。
  • 新規描き起こしの3Dグラフィックと「風」をテーマにした演出で、柔らかくコージーな雰囲気に仕上がったリメイク版。
  • 移動速度や道具の使い勝手など、DS版からテンポや操作性が大幅に改善され、日課をこなしやすくなっている。
  • 町の住人との交流や恋愛要素、季節ごとのイベント・祭りなど、長く遊べる生活コンテンツも豊富。
  • Switch 2版・Switch版・Steam版間で基本的な内容は共通で、アップグレードパスや各種DLCによる拡張要素も用意されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • バザールで「自分の店を切り盛りする」体験がユニークで、売り方・品揃え・価格帯を工夫する楽しさがしっかりある。
  • 日常パートの忙しさと、週末バザールの達成感がセットになっていて、毎週のサイクルが中毒性のあるゲームループになっている。
  • シリーズ経験者からの評価が総じて高く、DS版の不便さを丁寧に解消した「理想的なリメイク」として受け止められている。
  • 牧場・町・キャラクターのデザインが全体的にコージー寄りで、眺めているだけで癒される世界観になっている。
  • バザールを通じて町が少しずつ活気づいていく演出が分かりやすく、目標がぼやけにくい構造になっている。
  • プレイ時間は人によって20時間前後から100時間超まで伸びやすく、「1本でじっくり遊びたい」人にはコスパが良いボリューム。
気になった点
  • 1日の時間経過が比較的早く、慣れるまでは「やることが多いのに時間が足りない」と感じやすい。忙しさが合わない人にはストレスになりうる。
  • 収入の大部分が週1回のバザールに集中するため、序盤は資金繰りのリズムを掴むまで少し窮屈に感じることもある。
  • 牧場系ゲームにあまり慣れていないプレイヤーだと、風車加工やバザール運営、イベント準備など把握すべき要素が多く、情報量に圧倒されやすい。
  • 大きなストーリーの山場があるタイプではなく、良くも悪くも「日常の積み重ね」が中心なので、劇的なドラマを期待すると物足りなく感じる可能性がある。
  • 旧作ゆずりの仕様がベースになっている部分もあり、最新作に比べるとインターフェース周りでやや古さを感じるという声もある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(バザール運営の楽しさとコージーな牧場ライフが両立した良質リメイク)
  • 難易度:普通(やることは多めで、時間管理と動線づくりに慣れるまでは忙しさを感じやすい)
  • ボリューム目安:1年目クリアまで30〜40時間前後、牧場・住人・イベントをやり込むと100時間以上じっくり遊べるポテンシャルあり
牧場物語 Let’s!風のグランドバザール(Nintendo Switch)

さわやかな風が吹く山あいの町「そよかぜタウン」を舞台に、 牧場経営と週に一度のバザール運営を楽しめる牧場物語シリーズ作品。 作物や家畜を育てて商品を並べ、住人たちとの交流や恋愛要素もじっくり味わえる、 のんびりスローライフ系シミュレーションです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

週1バザールという独自の収入サイクルがクセになる、シリーズらしさと新しさがうまく噛み合ったリメイク。牧場系・コージーゲームが好きなら、2025年の一本として自信を持って候補に挙げられる作品です。

スーパーロボット大戦Y(Super Robot Wars Y)

基本データ

  • 発売日:2025年8月28日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam(PC)
  • ジャンル:シミュレーションRPG(タクティカルRPG)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:バンダイナムコフォージデジタルズ(Bandai Namco Forge Digitals)
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『スーパーロボット大戦Y』は、『ガンダム』『マジンガー』『ゲッターロボ』など数多くのロボットアニメ作品が一堂に会するクロスオーバー型シミュレーションRPGです。舞台となるのは、人類滅亡級の災厄と破滅の脅威に挟まれた世界。プレイヤーはオリジナル主人公と巨大戦艦を中心とした部隊を率い、さまざまな作品世界から集ったロボット・パイロットたちと共に、数十話規模のストーリーを戦い抜いていきます。

ゲームはマス目状のマップで展開されるターン制バトルが基本。ユニットの移動や攻撃範囲、地形効果、精神コマンドなどを駆使して敵を撃破し、ミッションごとの勝利条件達成を目指します。戦闘演出はシリーズおなじみのカットイン付きアニメーションで、各作品の必殺技や名シーンを意識したド派手な演出が多数用意されています。

本作独自要素として、新システム「アシストリンク」が導入されています。これは各作品のサポート役・相棒ポジションのキャラクターたちを「アシストクルー」として編成し、能力補助や追撃、支援効果を付与する仕組みで、従来のサブパイロットとは異なる形で戦術の幅を広げてくれます。ユニット改造やパイロット育成と合わせて、部隊全体のビルドを考える楽しさが強化された作りです。

主な特徴・ポイント

  • 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』をはじめ、シリーズ初参戦タイトルを多数収録した最新クロスオーバー作品。オリジナルメカ・キャラも新規に登場。
  • マス目マップ上でユニットを動かすターン制シミュレーションRPG。命中率・地形・精神コマンドなど、従来シリーズの要素を踏襲しつつ調整。
  • 新システム「アシストリンク」によって、サイドキャラクターやサポート役を活用した追撃・支援・バフデバフなどの戦術が追加されている。
  • ミッション間では資金やTacP相当のポイントを使って機体改造・パイロット育成が可能で、スキルビルドや改造方針次第で難度やプレイ感が大きく変化。
  • PS5/Switch/PC向けにグラフィックやUIを最適化し、従来作よりも高解像度かつテンポの良い演出・ロード時間を実現している。
  • ストーリーはオリジナル戦艦を中心に各作品世界を行き来する構成で、原作エピソードの再現に加えて「Y」独自のクロスオーバー展開も用意されている。
  • 通常版に加え、各種DLCやサウンド付きパックを含むデジタルデラックス/アルティメットエディションなど複数エディション展開がある。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 複数のロボットアニメ作品が入り乱れる「ごった煮感」はシリーズらしさ全開で、ファンにとっては夢の共演・会話イベントが多数用意されている。
  • 戦闘アニメの出来は安定しており、必殺技カットインやコンビ攻撃などの演出はレビューでも高評価。お気に入り機体を動かしているだけで楽しいという声が多い。
  • アシストリンク導入により「誰を前線に出し、誰を支援役に回すか」という編成の悩みどころが増え、従来作よりもシナジー構築の楽しさが増した。
  • 難易度は従来どおり「ストーリーを追いたいライト層〜じっくり遊びたいシリーズファン」までカバーしており、序盤は遊びやすく、中盤以降は改造・スキル次第で歯ごたえも出てくる。
  • Steam版を含めたPC向け最適化も良好で、レビューでは「非常に好評」寄りの評価が多く、長年シリーズを追ってきた海外ファンの受けも良い。
気になった点
  • テキスト量が非常に多く、クロスオーバーゆえに固有名詞や設定も密度高めのため、「会話パートが長すぎてテンポが悪い」と感じるプレイヤーもいる。
  • インターフェースや各種メニューが情報量のわりに直感的とは言い難く、シリーズ初心者にとっては「覚えることが多い」「ヘルプがわかりにくい」との指摘がある。
  • 戦略パート自体の難易度は控えめで、育成と改造をしっかり行うと中盤以降はやや作業になりやすい。高難度戦略SLGを期待すると物足りない可能性がある。
  • DLCやアルティメット版の価格設定に対しては「本体の出来に比べると割高」「全部入りはさすがに高すぎる」といった批判も目立つ。
  • 一部のシリーズ・作品の扱い(シナリオ上の出番・機体数など)については、参戦ラインナップの多さゆえに「もっと掘り下げてほしかった」という不満も見られる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.1 / 10(クロスオーバーとロボット愛は濃厚だが、UIやDLC方針に賛否あり)
  • 難易度:普通(標準設定ならシリーズ初心者でもクリアしやすく、スキル・改造縛りを入れると上級者向けの歯ごたえも出てくるバランス)
  • ボリューム目安:メインシナリオクリアで40〜50時間前後、サブミッション・隠し要素・高難度ミッションや全ルート制覇まで遊ぶと80〜100時間以上も狙える長さ。
スーパーロボット大戦Y(PS5)

人気ロボットアニメが一堂に会するシミュレーションRPG最新作。 新システム「アシストリンク」による連携攻撃や、やり込み要素たっぷりのボリュームで、 シリーズファンはもちろん初めての人でも楽しめる1本です。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

シリーズ30年以上の歴史で培われた「ロボットごった煮SRPG」の魅力を、現行ハード向けにしっかりアップデートした一作。参戦作品や演出、スキルビルドの楽しさを重視するロボットアニメ好きには強く推せる一方で、UIのとっつきにくさやDLC価格の重さなど、“スパロボ慣れ”していない層にはハードルもあるタイトルです。

グラディウス ORIGINS(Gradius Origins / Gradius Origin Collection)

基本データ

  • 発売日:2025年8月7日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:横スクロールシューティング(クラシックSTGコレクション)
  • プレイ人数:1〜2人
  • レーティング:日本版CERO表記は要確認(海外はFantasy Violenceなどを含むレーティング)
  • 開発:エムツー(M2)
  • 発売:コナミデジタルエンタテインメント

どんなゲーム?

『グラディウス ORIGINS』は、アーケードSTGの金字塔「グラディウス」およびスピンオフ「沙羅曼蛇」シリーズをまとめたコレクションタイトルです。シリーズ初期作品6本に加え、新作となる「沙羅曼蛇III」を収録し、全7タイトル・18バージョンを1本で遊べる内容になっています。原題は『Gradius Origins』、日本では『グラディウス オリジン コレクション』として展開されています。

収録作品は「グラディウス」「沙羅曼蛇」「ライフフォース」「グラディウスII GOFERの野望」「グラディウスIII」「沙羅曼蛇2」、そしてシリーズ最新作「沙羅曼蛇III」。特に、アーケードイベント向けに出展された「グラディウスIII AMショーバージョン」が家庭用に初収録されている点が大きなトピックで、かつてゲームセンターでしか味わえなかった“鬼畜難度”に正式な形で再挑戦できるようになりました。

ゲーム内容はあくまで当時のアーケード版をベースにしたクラシックSTGですが、「巻き戻し」「クイックセーブ/ロード」「無敵モード」「トレーニングモード」など現代向けのサポート機能も充実。昔ながらの1コインクリアにこだわる上級者から、「シューティングは苦手だけどグラディウスの歴史に触れてみたい」というライト層まで、幅広いプレイヤーを想定した仕様になっています。

主な特徴・ポイント

  • グラディウス&沙羅曼蛇シリーズのアーケード7作品(新作含む)・18バージョンを収録した“原点”コレクション。
  • 「グラディウスIII AMショーバージョン」など、これまで家庭用に正式移植されていなかったバージョンも新規収録。
  • 巻き戻し・セーブステート・無敵モード・難易度設定などのサポート機能で、シリーズ未経験でもクリアを狙いやすい設計。
  • 再スタート地点や周回数、パワーアップ状態などを細かく指定して練習できるトレーニングモードを搭載し、1周クリアや高難度プレイの研究に最適。
  • 画面フィルタ・スキャンライン・アスペクト比調整などの表示設定に対応し、ブラウン管風からくっきり表示まで好みの見た目でプレイ可能。
  • ギャラリーにはポスターやフライヤー、開発資料、楽曲などを収録し、資料性の高い“デジタルアーカイブ”としても楽しめる。
  • オンラインランキングや実績/トロフィーにも対応し、スコアアタックやコンプリートを目指す長期的なやり込み要素も用意されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • アーケード時代のグラディウス/沙羅曼蛇を年代順に体験でき、シリーズの進化や難易度設計の変遷がよく分かる“教科書的”コレクションになっている。
  • M2開発による移植品質が高く、入力遅延や処理落ちの再現などSTGファンが気にする部分を丁寧にカバーしている点は専門メディアでも高評価。
  • サポート機能のおかげで、かつては理不尽と言われた難度のステージでも、巻き戻しやトレーニングを使って少しずつ上達していく楽しさを味わえる。
  • ギャラリーやサウンドモードが充実しており、プレイだけでなく“眺めて楽しむ”コレクションとしての価値も高い。
  • 各プラットフォーム版ともにレビュースコアは「概ね好評〜高評価」で安定しており、レトロコレクションとしては安心しておすすめしやすい完成度。
気になった点
  • 収録対象が“オリジン期”に絞られているため、グラディウスVやソーラーアサルトなど後期作品までまとめて遊びたい人にとっては物足りなく感じる可能性がある。
  • サポート機能をオフにすると難易度は現代基準でもかなり高く、アクション耐性が低いプレイヤーにはハードルが高いタイトルも多い。
  • ストーリー性の強い作品ではなく、スコアアタックやパターン構築がメインのゲームデザインなので、「物語をじっくり楽しみたい」層とは相性が分かれる。
  • 既存の移植版や他機種のグラディウスコレクションを持っているコアファンからすると、「またグラディウスを買う」形になるため、価格と新要素のバランスで評価が割れがち。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(オリジン期をしっかり押さえた“40周年ベスト盤”として安定の完成度)
  • 難易度:高め(サポート機能を活用すれば“普通〜やや高め”程度まで調整可能)
  • ボリューム目安:各タイトルを1周クリアするだけでも合計20〜30時間前後、全バージョンの1周クリアやスコアアタックまでやり込むと100時間以上も狙える内容
グラディウス オリジン コレクション(GRADIUS ORIGINS/Nintendo Switch)

シューティング名作「グラディウス」シリーズ初期作をまとめて収録したコレクションタイトル。 アーケード版をベースにした移植に加え、巻き戻しやセーブ機能など遊びやすさを高めるオプションも搭載。 新作トライアルモードやギャラリーで、往年の名作をじっくり堪能できる1本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

アーケードSTG黄金期の「グラディウス/沙羅曼蛇」を、現行ハードで本気で遊び直すための決定版コレクション。新作「沙羅曼蛇III」目当てでも十分元が取れる内容で、レトロSTG好きなら2025年のマストチェック候補と言っていい1本です。

魔法司書アリアナ ~七英傑の書~

基本データ

  • 発売日:2025年8月21日(木)※PS5/PS4ダウンロード版は2025年8月20日(水)配信開始
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4
  • ジャンル:2DアクションRPG(横スクロールアクション)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:コンパイルハート/HYDE
  • 発売:アイディアファクトリー(Compile Heartブランド)

どんなゲーム?

『魔法司書アリアナ ~七英傑の書~』は、失われた魔法を取り戻すために「本の世界」に飛び込んで戦う2DアクションRPGです。舞台となる世界には、人類に魔法をもたらした「四元素の書」と「三現象の書」が存在していましたが、何者かの手によって改ざんされ、世界から魔法が失われてしまいます。

中央図書館の司書官として働く主人公アリアナは、世界で唯一「書の中に入る魔法」を持つ存在として、改ざんされた七冊の英傑の書に入り込み、その世界を修繕していくことになります。各ステージは「水」「風」「土」など属性ごとの書として構成され、ボスを倒したりギミックを攻略することで、新たな魔法や移動アクション(2段ジャンプ、下攻撃など)を獲得。少しずつ行動範囲が広がり、攻略の幅が増えていく作りです。

バトルは多彩な魔法と属性システムが特徴で、20種以上の魔法を強化・組み合わせる「魔法ビルド」によって、攻撃スタイルを自分好みにカスタマイズできます。魔法を当て続けることで発生する「属性バースト」は周囲の敵を巻き込む大ダメージを生み出し、連鎖が決まったときの爽快感は本作ならでは。にじさんじ所属・周央サンゴさんがアリアナ役を務めるなど、ボイス面も話題になった一作です。

主な特徴・ポイント

  • 「本の世界」に入り込んで壊れた物語を修繕していく、司書官が主人公の2DアクションRPG。
  • 水・風・土など属性ごとの「書」がステージとして用意され、攻略に応じて2段ジャンプや下攻撃など新アクションが解放されていく構成。
  • 20種以上の魔法を強化・組み合わせる「魔法ビルド」により、遠距離寄り・連射型・チャージ主体などプレイスタイルを自由に構築できる。
  • 敵に同属性の魔法を当て続けることで発動する「属性バースト」が爽快で、多数の敵を一気に吹き飛ばす連鎖が気持ちいいバトルバランス。
  • 書物や図書館をモチーフにした美術とBGMで、“動く絵本”のような落ち着いたファンタジー世界が表現されている。
  • アリアナ役の周央サンゴさんをはじめ、井上喜久子さんなど声優陣による掛け合いも見どころで、キャラクター性をしっかり支えている。
  • ステージクリア型でテンポよく進められる一方、総プレイ時間は長くないとの声もあり、「コンパクトな中ボリューム」の2Dアクションという位置付け。

忖度なしレビュー

良かった点
  • キャラ挙動が軽快で入力レスポンスも良く、「動かしていて気持ちいい」2Dアクションになっているという評価が多い。
  • 魔法の種類が多く、詠唱速度やクールタイムを調整して自分好みのセットを作る楽しさがあり、ビルドを試行錯誤するやり込み性が高い。
  • 属性バーストやパリィを決めたときのリターンが大きく、「攻め続けるほど戦況が好転する」アクション設計が気持ち良いとの感想が目立つ。
  • 本のページをめくるようなロード演出や図書館モチーフのUIなど、世界観に沿った細かい演出が好評で、雰囲気ゲーとしても楽しめる。
  • メトロイドヴァニア系・ソウルライク系が好きなプレイヤーからは、「手応えがありつつ理不尽ではない、良い難易度」としてポジティブなレビューが多い。
気になった点
  • ストーリーパートの演出がシルエット劇中心で、アリアナが「見ているだけ」になりがちな構成のため、物語面の没入感に物足りなさを感じるレビューもある。
  • テキスト量に対してカットシーンの見せ方が簡素で、「立ち話中心で冗長」「もっとドラマチックに見せてほしい」といった指摘が複数見られる。
  • 通常価格7,480円に対してメインボリュームはコンパクト寄りとされており、「フルプライス相当のボリューム感を期待すると割高に感じる」という声も。
  • ステージクリア型ゆえに探索要素は一定の自由度にとどまり、「ガッツリ探索するメトロイドヴァニア」を期待していた層とは少しギャップがある。
  • 敵弾やエフェクトが多い場面では画面がやや見づらくなることもあり、アクションに慣れていないプレイヤーには若干忙しすぎると感じられる可能性があるという意見もある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.8 / 10(アクションと魔法ビルドは光るが、ボリュームと演出面で好みが分かれる中堅どころの良作)
  • 難易度:やや高め(アクションゲームに慣れている人向け。魔法ビルド次第で多少調整可能)
  • ボリューム目安:メインクリアは10〜15時間前後、トロコンや魔法ビルド検証・全書修繕までやり込むと20時間前後を見込める
魔法司書アリアナ ~七英傑の書~(PS5)通常版

改ざんされた「七英傑の書」を修繕するため、本の中の世界を旅する2DアクションRPG。 司書官アリアナが多彩な魔法とフォームチェンジを駆使して魔物と戦いながら、 本に秘められた物語と真実を紐解いていく、横スクロールタイプのファンタジー作品です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

本と魔法をテーマにした世界観と、ビルド自由度の高い魔法アクションが噛み合った2DアクションRPG。フルプライス級の大作というよりは、“キャラの挙動と魔法バトルをじっくり味わう中規模タイトル”としてチェックしておきたい1本です。

オレっ!トンバ Special Edition(Ore! Tomba Special Edition)

基本データ

  • 発売日:2025年8月1日(金)※ダウンロード版/2025年9月4日(木)※パッケージ版
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/PlayStation 4/Steam(PC)
  • ジャンル:2.5D横スクロールアクション(アクションRPG要素あり)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:Whoopee Camp
  • 発売:Limited Run Games(デジタル版)/SUPERDELUXE GAMES(パッケージ版)

どんなゲーム?

『オレっ!トンバ Special Edition』は、1997年発売の初代プレイステーション用アクションゲーム 『オレっ!トンバ』を現行機向けにリマスターしたスペシャルエディションです。ピンク髪の野生児トンバが、 魔法を操る「魔ブタ」たちに奪われた形見の腕輪を取り返すため、大陸中を飛び回って冒険する物語が描かれます。

横スクロールながら「手前」と「奥」のレーンを行き来できる2.5D構造が特徴で、アクションゲーム的な手触りに、 RPGライクなクエスト進行やAP(経験値)による成長要素が組み合わされた、当時としても非常に実験的なタイトルです。 敵に飛びついてぶん投げる挙動や、クセの強いギミック満載のステージ構成など、90年代末らしい“攻めた作り”が 今も色あせずに楽しめます。

Special Editionでは、いつでもセーブや巻き戻しといった便利機能、新たに整えられたリマスターサントラ、 開発資料や原画を閲覧できるミュージアム、ディレクター藤原得郎氏のインタビュー映像など、 当時のファン向けの追加要素も多数収録。オリジナル版の雰囲気を極力損なわず、現代向けに遊びやすさと 資料性を高めた復刻パッケージになっています。

主な特徴・ポイント

  • アクションとRPG要素が融合した「イベント制」クエスト進行が特徴の2.5D横スクロールアクション。
  • 手前/奥のレーンを行き来しながら探索するステージ構造で、見た目は横スクロールながら奥行きのあるマップデザインを実現。
  • 敵に飛びついて投げ飛ばすジャンプアクションや多彩な武器による、クセになる操作感。
  • イベント(クエスト)達成やAP(経験値)の獲得によって体力や能力が伸びていく、ライトな育成要素。
  • 「どこでもセーブ」「巻き戻し」「クイックロード」などの便利機能で、オリジナル版より遊びやすさが大幅に向上。
  • リマスターサントラ、新規インタビュー、開発資料などを収録したミュージアムモードで、作品の裏側も楽しめる。
  • パッケージ版ではDELUXE EDITIONも展開され、サントラCDやアートカードなどコレクター向け特典も用意されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • オリジナル版のゲーム性とレベルデザインをほぼそのまま残しつつ、セーブ・巻き戻し・チュートリアルなど現代的な快適さをしっかり追加している点が高評価。
  • クエスト形式で小さなお題を次々こなしていく構造が独特で、「探索しながら手帳のタスクを潰していく」ような中毒性のあるプレイフィールが味わえる。
  • 新規リマスターサントラやミュージアム、開発インタビューなど、ファンサービス的な要素が非常に充実しており、「作品資料集付きの復刻版」としての価値が高い。
  • グラフィック自体は大幅リメイクではないものの、解像度アップやUIの調整により、当時よりも画面が見やすく、携帯機感覚でサクサク遊べる。
  • 海外レビュー平均は概ね7〜8点台、レビューサイトでも“良作”評価が多く、PS5版ストアのユーザー評価も高めで、レトロゲーマーや当時のファンからの支持が厚い。
気になった点
  • 基本システムや敵配置はほぼPS1時代のままのため、操作感や当たり判定、カメラワークなどに「古さ」を感じる場面もあり、アクションに慣れていない人にはストレスになり得る。
  • クエストのヒントが曖昧なものも多く、「次にどこへ行けばいいか分からない」「イベントのフラグ立てに気付きづらい」といった不親切さもオリジナル譲りで残っている。
  • あくまでリマスター寄りの内容であり、グラフィックや操作性をゼロから作り直した“フルリメイク”を期待すると、「見た目が思ったほど変わっていない」と感じる可能性がある。
  • メインストーリーだけを追うとそこまで長くないため、現代の大作RPGのような「ボリュームたっぷり」を期待すると物足りなさが出る(サブイベントや収集要素まで触れてようやく満足度が高まるタイプ)。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(オリジナル愛と快適さが両立した、ファン向け良質リマスター)
  • 難易度:やや高め(アクションと探索に慣れているプレイヤー向け。巻き戻しなどの補助機能で多少の調整は可能)
  • ボリューム目安:メインクリアで約10〜15時間前後、サブイベントや収集要素を追うと20〜30時間程度のプレイ時間を見込める
オレっ!トンバ Special Edition(PS5)通常版

PS1時代の名作アクション『トンバ!』を最新ハード向けにリマスターした「Special Edition」。 ゲームソフト本編に加え、フルカラーのマニュアルや表裏ジャケットを同梱した ファン必携のパッケージ版です。初めての人も、当時遊んだ人も楽しめる一本。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

オリジナル版の個性と楽しさを極力そのまま残しつつ、現代的な遊びやすさと豊富な特典を足した「ファン必携の復刻版」。 レトロな2.5Dアクションに興味があり、多少の不親切さや難度の高さも含めて楽しめるなら、 2025年のリマスター枠の中でもかなりおすすめ度の高い一本と言えます。

メタルギア ソリッド Δ スネークイーター(METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER)

基本データ

  • 発売日:2025年8月28日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:タクティカル・エスピオナージ・アクション
  • プレイ人数:1人(オンライン対戦モード「FOX HUNT」あり)
  • レーティング:CERO D(17才以上対象)
  • 開発:KONAMI Digital Entertainment(開発協力:Virtuos ほか)
  • 発売:KONAMI

どんなゲーム?

『メタルギア ソリッド Δ スネークイーター』は、2004年発売の『METAL GEAR SOLID 3: SNAKE EATER』を、 Unreal Engine 5 でフルリメイクした作品です。冷戦期・1964年のソ連ジャングルを舞台に、FOX部隊の工作員 “ネイキッド・スネーク”が、核兵器級兵器「シャゴホッド」の破壊と、かつての師であるザ・ボスの亡命事件の真相に挑みます。

ステルスアクションの名作として知られるオリジナル版のゲームデザインやストーリー構成を踏襲しつつ、 グラフィック・アニメーション・カメラワーク・操作性を現行機向けに大幅刷新。ジャングルの植生や天候表現、 敵兵の挙動などが大きく強化され、没入感の高い“サバイバル・ステルス”を再体験できるのが特徴です。

空腹や怪我の治療、カモフラージュ率の管理といったサバイバル要素も健在で、単なるリマスターではなく、 「極限状態での潜入任務」を強く意識した作りはそのまま。加えて、オンライン対戦モード「FOX HUNT」などの 新要素も用意されており、シングルプレイ本編をクリアした後も遊べるモードが追加されています。

主な特徴・ポイント

  • オリジナル版『MGS3』の物語と構成をベースにしたフルリメイク作品。
  • Unreal Engine 5 による高精細なジャングル表現やライティング、3Dオーディオで没入感が大幅向上。
  • カメラ&操作系を現行水準に最適化し、TPS寄りの操作感でステルスと銃撃の両方を遊びやすく調整。
  • カムフラージュ、スタミナ(空腹)、治療などのサバイバル要素は残しつつ、UIや操作周りを改善。
  • ボス戦や名場面は基本的に原作準拠だが、一部演出やアニメーションは現代向けに再構築。
  • オンライン対戦モード「FOX HUNT」で、迷彩や索敵を駆使した“かくれんぼ”系マルチプレイが楽しめる。
  • メタスコア80点台後半・OpenCriticでも高評価と、「原作ファン向けの高品質リメイク」としての評価が多い。

忖度なしレビュー

良かった点
  • ビジュアル面のリメイクが非常に力が入っており、ジャングル環境やキャラクターモデルの質感が大幅に向上している。
  • ストーリーや会話は原作準拠で、“スネークイーター任務”のドラマ性とキャラクター描写は今遊んでも十分通用する完成度。
  • 操作体系が現行アクションゲームに近づき、TPS視点でのエイムや移動が自然になったことで、初見プレイヤーにも入りやすい。
  • サバイバル要素やCQCを含むゲームシステムは基本的にそのままながら、UIやチュートリアルの改善で理解しやすくなっている。
  • 画質だけでなく、3Dオーディオによる足音・環境音の聞こえ方など、ステルスに直結する部分のクオリティアップも高評価。
  • FOX HUNT や各種エディション特典など、原作を遊び尽くしたファン向けの“おまけ”要素も用意されており、リプレイ性が高い。
気になった点
  • ゲームの骨格やマップ構成はほぼ原作そのままのため、「新要素の少ない“超高画質版”」と感じるプレイヤーもいる。
  • 一部の敵AI挙動やカメラワークには粗さが残っており、ステルス中に理不尽に見える発見や、視点の追従のしづらさが話題に。
  • ローンチ直後はプラットフォームによってフレームレート低下などの技術的問題が報告されており、パッチ前提の印象を受けた人も。
  • サバイバル要素(治療・食事・カモフラージュ)が今の基準だと煩雑に感じられ、「テンポが悪い」と評価する声も一定数ある。
  • オンラインモード「FOX HUNT」はクロスプレイ非対応かつ後日配信スタートで、人によっては人が集まりにくい点を懸念している。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.8 / 10(原作リスペクト全振りの“超・高品質リメイク”)
  • 難易度:やや高め(ステルスとサバイバル管理に慣れている中〜上級者向け。アクション慣れしていない人には少し敷居高め)
  • ボリューム目安:メインクリアで約15〜20時間前後、収集要素や高難度クリア・オンラインモードまで含めると30時間以上プレイ可能
メタルギア ソリッド Δ スネークイーター(PS5)

『METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER』をベースに、Unreal Engine 5でフルリメイクしたステルスアクション。 ジャングルでのサバイバル、CQCを駆使した戦闘、名シーンの数々はそのままに、 最新ハードならではの高精細グラフィックと操作性でよみがえったシリーズ屈指の名作です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『メタルギア ソリッド Δ スネークイーター』は、「原作の構造は変えずに、遊び心地と見た目を現代水準に引き上げた」正統派リメイク。 新作としての驚きよりも“最高の遊びやすさで名作を再確認する”方向性なので、シリーズ未経験者や久々にスネークイーターをやり直したい プレイヤーに特におすすめの一本です。

2025年9月の注目タイトル&忖度なしスコア

みんなのGOLF WORLD(Everybody’s Golf Hot Shots)

基本データ

  • 発売日:2025年9月4日(木)※Steam版のみ9月5日(金)配信
  • 対応ハード:PlayStation 5/Nintendo Switch/Steam(PC)
  • ジャンル:スポーツ/ゴルフ
  • プレイ人数:1〜4人(オフライン/オンライン)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:HYDE, Inc.
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『みんなのGOLF WORLD』は、誰でも簡単に気持ちよくショットが打てる“みんゴル”シリーズ最新作です。 シリーズおなじみの3回押しショットに加えて、新たなショットスタイルや時間・天候の概念が導入され、 昼夜の移り変わりや雨・雪・強風など、状況に応じて戦略が変わる一段階本格的なゴルフ体験が楽しめます。

ひとりで大会を勝ち上がる「チャレンジモード」、キャラクターとの掛け合いやエピソードを追う「ワールドツアー」、 実際のゴルフではありえないハプニングだらけの「バラエティ」モードなど、ソロ〜マルチまでモード構成が非常に豊富。 最大4人までのオフライン/オンラインプレイに対応しており、家族や友達とワイワイ騒ぎながら遊ぶパーティーゲーム的な 楽しみ方もできます。

シリーズ伝統の“爽快ナイスショット”の気持ちよさをキープしつつ、世界各地をモチーフにした新コース、 個性派キャラクター、豊富なギアカスタマイズなど、やり込み要素も充実。カジュアル寄りの見た目ながら、 風向き・高低差・ライといった要素をしっかり読む本格派のゴルフシミュレーション的な側面も持った1本です。

主な特徴・ポイント

  • シリーズ最新作として、PS5/Switch/PC向けに開発された“初のマルチプラットフォームみんゴル”。
  • 従来の3回押しショットに加え、キャラモーションを見てタイミングを取る本格ショットなど複数のショットスタイルを選択可能。
  • 時間帯(朝・昼・夕方・夜)や天候(晴れ・雨・雪・強風など)がプレイ中に変化し、ボールの転がりや視界に影響する新システム。
  • 大会を勝ち進んでVSキャラと戦う「チャレンジモード」、キャラの背景を掘り下げながら仲間を増やす「ワールドツアー」を収録。
  • 「カラフル」「スクランブル」「クラブデスマッチ」「ドッカンGOLF」など、ハプニング満載の「バラエティ」モードが新登場。
  • 世界各地をテーマにした多彩なコースを収録し、起伏や風向きの違いで攻略アプローチが大きく変わるコースデザイン。
  • ローカル/オンラインとも最大4人プレイ対応(クロスプレイ非対応)で、パーティーゲーム感覚からガチ対戦まで幅広く遊べる。

忖度なしレビュー

良かった点
  • シリーズ定番の3回押しショットは健在で、初めてでも“ナイスショット”を出しやすい分かりやすさと、風・高低差を読む奥深さのバランスが良い。
  • 時間・天候の概念や多彩なコースが加わったことで、同じホールでも条件次第でまったく違う組み立て方を要求され、ラウンドの飽きにくさに貢献している。
  • チャレンジモードとワールドツアーの組み合わせにより、「キャラを育てながらストーリーも追う」進行ができ、ソロプレイでも遊びの軸がブレない。
  • バラエティモードのドッカンGOLFやカラフルなど、パーティー寄りのルールが豊富で、ゴルフの細かいルールを知らない人でも盛り上がりやすい。
  • キャラクター数・ギア・衣装・アクセサリーなどアンロック要素が多く、1本でかなり長く遊べるボリューム感がある。
気になった点
  • PC版を中心にクラッシュや不具合が報告されており、Switch版では30fps制限や入力遅延の影響でショットタイミングが取りづらいという評価も見られる。
  • UIやショットゲージのデザインが一新されたことで、「ゲージが細くて見づらい」「新操作前提の作りで従来ファンが戸惑う」といった声も上がっている。
  • キャラクターやギアの開放に時間がかかる設計で、コツコツ遊ぶのが前提とはいえ、「成長スピードが遅くダレやすい」と感じるプレイヤーもいる。
  • オンラインは最大4人で十分楽しめる一方、クロスプレイ非対応のため、プラットフォーム別に人口が分かれやすく、長期的なマッチング環境にはやや不安が残る。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(爽快さとボリュームは文句なしだが、技術面とUIに改善の余地あり)
  • 難易度:普通〜やや高め(遊び始めは優しいが、高ランク大会やバラエティ高難度ルールはしっかり腕が要求される)
  • ボリューム目安:メインチャレンジ+ワールドツアーで30〜40時間前後、キャラ育成や全コース制覇・オンライン対戦まで含めると50〜100時間以上も遊べるポテンシャル
みんなのGOLF WORLD(みんなのゴルフワールド)PS5

国民的ゴルフゲーム「みんなのGOLF」シリーズ最新作のPS5版。 誰でも簡単にナイスショットが決められる従来の操作感はそのままに、 世界各地のコースや多彩なキャラクター、新モード「バラエティ」など ひとりでもみんなでも遊び尽くせる内容になっています。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

“これぞみんゴル”という気軽さと、時間・天候・多彩なモードによる新しさが両立したシリーズ最新作。 技術面やUIはまだ荒削りな部分もあるものの、ゴルフゲームとしての楽しさとボリュームはしっかり揃っており、 カジュアル寄りスポーツゲーム枠の1本として2025年のラインナップに入れておきたいタイトルです。

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デモンエクスマキナ タイタニックサイオン(Daemon X Machina: Titanic Scion)

基本データ

  • 発売日:2025年9月5日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Windows(Steam)
  • ジャンル:メカアクション(アクション/サードパーソンシューティング)
  • プレイ人数:1〜3人(オンライン協力プレイ対応)
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:Marvelous First Studio
  • 発売:マーベラス

どんなゲーム?

『デモンエクスマキナ タイタニックサイオン』は、2019年の『デモンエクスマキナ』の正式な続編となる ハイスピードメカアクションです。プレイヤーは「アーセナル」と呼ばれる人型機動兵器に搭乗する傭兵となり、 人類を脅かすAI兵器「イモータル」と、支配勢力「ソブリン・アクシオム」との戦いに身を投じます。

本作ではフィールドがミッション制中心だった前作から一歩進み、広大なフィールドを自由に飛び回りつつ、 オーダー(依頼)やサブクエスト、ランダムダンジョンなどをこなしながら装備を集める“半オープンワールド型”の 構成に進化。敵から武装やアーマーパーツを奪い、その場で換装しながら戦力を増強していく ハクスラ(ハック&スラッシュ)寄りの遊びが大きな軸になっています。

オンライン協力プレイにも力が入っており、ストーリー本編の大部分をフレンドと一緒に進められるほか、 高難度ボス戦やランダムダンジョンをマルチで攻略することも可能。メカのパーツ構成や武器ビルドを突き詰めて、 自分好みのアーセナルで巨大ボスに挑む――そんな“ロボ好き向け”の一本です。

主な特徴・ポイント

  • 『デモンエクスマキナ』の続編として、世界観と用語を引き継ぎつつ新たな戦争とイモータルとの戦いを描くストーリー。
  • アーセナルの各部位(頭・腕・脚・胴・バックパックなど)と武装スロットを自由に入れ替えられる、300種類以上の装備カスタマイズ。
  • 敵からドロップする装備やアタッチメントを集めていく、ハクスラ要素の強いメカアクション。
  • 広大なフィールドを飛行・滑空・ブーストダッシュで駆け巡り、オーダー受注や探索、ボス討伐などをシームレスにこなす半オープンワールド構造。
  • オンライン協力プレイで最大3人まで同時出撃が可能で、多くのメインミッションやボス戦をマルチで攻略できる。
  • 各種アップデート&DLCで高難度リマッチや追加ボス、エキスパンションシナリオが配信されており、継続的なコンテンツ拡張が予定されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 前作よりもアーセナルの動きが軽快で、「小型で機敏な機体を操る」感覚が強まり、空中戦・近接戦がかなり爽快になっている。
  • パーツ構成やアタッチメントの組み合わせでビルドの幅が広く、近接特化・長距離砲撃・支援型など、プレイスタイルに合った機体を作りやすい。
  • オンライン協力プレイが本編と密接に結びついており、ほぼ全編をフレンドと一緒に進められる設計は、メカ好き仲間と遊ぶにはかなり魅力的。
  • 敵から奪った装備をその場で換装できるシステムのおかげで、長時間プレイしてもビルド更新の楽しさが途切れにくい。
  • UIや操作系は前作より整理されており、チュートリアルもパッチを経てある程度改善されているため、シリーズ未経験者でも入りやすくなっている。
気になった点
  • 広いフィールドに対してイベント密度が薄く、レビューでも「世界がややスカスカ」「同じような依頼が多い」といった指摘が目立つ。
  • ミッション内容が護衛・殲滅・回収などのバリエーションに留まり、遊び続けると単調さが前に出てくる。
  • ストーリーやキャラクターの掘り下げは好みが分かれ、「雰囲気は良いがドラマとしては弱め」とする評価も少なくない。
  • 難易度カーブがやや急で、システム理解と装備厳選が進むまでは「理不尽寄り」に感じやすく、序盤で合う・合わないが分かれがち。
  • プラットフォームによってはパフォーマンス低下やポップインなど技術面の粗も報告されており、アプデ前提と感じる人もいる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.6 / 10(ビルド&協力プレイ重視ならかなり楽しいが、世界のスカスカ感と単調さは否めない)
  • 難易度:やや高め(システムとビルドを理解してから本領発揮。アクション初心者には少し厳しめ)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで25〜35時間前後、装備厳選・高難度ボス・マルチ周回まで含めると50時間以上プレイ可能
DAEMON X MACHINA TITANIC SCION(デモンエクスマキナ タイタニックサイオン)Switch2

カスタマイズ自在のアーセナルを操り、戦場を縦横無尽に駆けるメカアクション最新作。 近接武器での高速接近戦から重火器での火力重視ビルドまで、プレイスタイルに合わせた 機体構成が楽しめる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

重厚なロボットシミュレーションというより、「ビルドと協力プレイでゴリゴリ遊ぶハクスラ系メカアクション」に振り切った続編。 ストーリーやオープンワールドの作り込みには賛否があるものの、アーセナルをいじり倒して強敵に挑む楽しさは健在で、 メカ×ハクスラ×オンライン協力プレイが好きな人ならチェックしておきたい一本です。

ソニックレーシング クロスワールド(Sonic Racing CrossWorlds)

基本データ

  • 発売日:2025年9月25日(木) ※デジタルデラックス版は2025年9月22日(月)先行配信
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Xbox Series X|S/Xbox One/Windows(Steam/Epic Games Store)
  • ジャンル:レースゲーム(レーシング/コンバットレース)
  • プレイ人数:ローカル 1〜4人/オンライン 最大12人
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:ソニックチーム(Sonic Team)
  • 発売:セガ(SEGA)

どんなゲーム?

『ソニックレーシング クロスワールド』は、ソニックシリーズのキャラクターたちがマシンに乗って競う、 ハイスピードなコンバットレースゲームです。陸・海・空をまたぐコースに加え、「トラベルリング」で 異世界へダイブするギミックが特徴で、レースの周回ごとにコース構造が変化する“毎回違う展開”が売りになっています。

24のメインコースと15のクロスワールドセクションが用意されており、2周目以降に別世界へ飛ばされることで ショートカットや障害物の配置、アイテムの使いどころがガラッと変化。シリーズ最多クラスの23キャラクターが参戦し、 スピード・テクニック・パワーなどタイプの違いとマシンカスタムを組み合わせて、自分のスタイルに合ったレーサーを作れます。

オンラインでは最大12人対戦の「ワールドマッチ」、フレンド同士でルールを細かくいじれる「フレンドマッチ」、 ゴーストとタイムを競う「タイムトライアル」などを実装。プラットフォームの垣根を越えたクロスプレイにも対応しており、 どのハードを選んでも世界中のプレイヤーとの対戦を楽しめるタイトルになっています。

主な特徴・ポイント

  • 周回ごとにコースレイアウトが変化する「クロスワールド」ギミックにより、同じレースでも展開が大きく変わる設計。
  • ソニックシリーズから23人のキャラクターがプレイアブル参戦し、タイプの違いとマシン性能の組み合わせで多彩なビルドが可能。
  • レース中の性能に影響する「ガジェット」システムを搭載し、コスト制限の中で最大6コストぶんまで効果を選んでセットするデッキ構築要素。
  • マシンは前後パーツ・カラー・ステッカー・質感まで細かくカスタマイズでき、見た目と性能の両方で“自分だけの一台”を作れる。
  • ローカル1〜4人/オンライン最大12人のマルチプレイに対応し、クロスプレイでハードの違う友人とも対戦・協力が可能。
  • Steam版は発売直後から「圧倒的に好評」、Metacriticユーザースコア9.0以上など高評価を獲得し、カジュアル〜中級ゲーマー層を中心に好評。
  • DLCやシーズンパスを通じて追加コース・ガジェット・コラボイベント(例:初音ミクコラボ)など、長期的なアップデート展開が予定・実施されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • ラップごとにコースが切り替わるクロスワールド構造のおかげで、「次は何が起きるか分からない」驚きとリプレイ性が両立しており、長時間遊んでも単調になりにくい。
  • ガジェットのコスト管理とシナジー構築が奥深く、「どのガジェットを採用するか」で同じキャラ・同じコースでも立ち回りが変わる戦術性が高評価。
  • コースごとのビジュアルやBGMの作り込みが濃く、歴代ソニック作品をモチーフにしたステージを走る体験はシリーズファン向けの“お祭り感”が強い。
  • オンラインでのフェアプレイポイント制度など、不正対策やマナー面への配慮がなされており、真面目に遊びたい層からも好印象を得ている。
  • Steam版を中心にフレームレートや操作レスポンスが良好で、「スピード感のあるカートレーサー」としての手触りがしっかりしているとの声が多い。
気になった点
  • アイテム・ガジェット・コースギミックのランダム性が強めで、上位帯では腕前より“運の偏り”が勝敗に影響していると感じるプレイヤーもいる。
  • ガジェットやカスタマイズ要素の説明がやや複雑で、慣れるまでは「どれを選べばいいか分かりにくい」「初心者には情報量が多い」という指摘も見られる。
  • プラットフォームや設定次第では、解像度を落としたりフレームレートを抑えないとパフォーマンスが安定しないケースがあり、携帯機寄りの環境では妥協が必要なことも。
  • シーズンパスや追加DLCの案内タイミングが早く、「本編ボリュームは十分だが、DLC前提の作りにも見える」と感じるプレイヤーも少なくない。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(クロスワールドとガジェットが生む戦術性は極めて魅力的だが、ランダム性の強さと複雑さが人を選ぶ)
  • 難易度:普通〜やや高め(完走するだけなら易しめだが、ガジェット構築とライン取りを詰めて安定して勝つには相応の慣れが必要)
  • ボリューム目安:グランプリ系モードやチャレンジを一通り遊んで15〜20時間前後、全キャラ・ガジェット開放やオンライン対戦をやり込むなら50時間以上遊べるポテンシャル
ソニックレーシング クロスワールド(PS5)

ソニックたちがさまざまなコースを駆け抜けるハイスピードレーシングゲーム。 地形変化やギミックに対応しながらルートを選び、アイテムやスキルを駆使してゴールを目指します。 オンライン・オフライン両方でマルチプレイを楽しめる1本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

コースが変化し続けるクロスワールドとガジェット構築が合わさり、派手で戦略的なレースが楽しめる“ソニック版マルチバース・カートレーサー”。 運要素の強さや情報量の多さで好みは分かれるものの、カジュアルに盛り上がりたいパーティー勢と、ビルド研究が好きなプレイヤーのどちらにも刺さる、 2025年のレースゲーム代表格と言ってよい1本です。

さらに詳しくはこちら

ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ(FINAL FANTASY TACTICS - The Ivalice Chronicles)

基本データ

  • 発売日:2025年9月30日(火)※Steam版のみ10月1日配信
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PlayStation 5/PlayStation 4/Xbox Series X|S/PC(Steam)
  • ジャンル:タクティカルRPG(ストラテジー)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:スクウェア・エニックス
  • 発売:スクウェア・エニックス

どんなゲーム?

1997年に初登場したタクティカルRPG『ファイナルファンタジータクティクス』を、現行機向けに大幅リマスターした作品です。舞台は架空の王国イヴァリース。名門貴族ベオルブ家の三男ラムザと、平民出身の幼なじみディリータという対照的な二人を軸に、階級闘争や宗教、戦争が渦巻く重厚な群像劇が展開されます。

本作最大の特徴は、現代仕様に刷新された「エンハンスド」と、PS版+獅子戦争のテイストに近い「クラシック」という2バージョンを1本に収録していること。エンハンスドではグラフィックやUIが一新され、ストーリーはフルボイス化&大幅加筆。クラシックでは当時の手触りを尊重したバランスでプレイできます。

ゲーム内容としては、高低差のあるマップ上でユニットを動かし、ジョブとアビリティを組み合わせて戦うターン制シミュレーションRPG。ジョブチェンジやアビリティ習得の自由度が高く、自分だけの部隊を作り込む楽しさと、シビアな戦闘難度が両立した一本です。

主な特徴・ポイント

  • オリジナル版とPSP版『獅子戦争』をベースにしたリマスターで、ストーリーやイベントを拡張した「エンハンスド」と、懐かしさ重視の「クラシック」を収録
  • グラフィックの高解像度化、UI全面刷新、視点回転やズーム改善など、現行機向けの操作性・視認性を強化
  • イベントパートは日本語・英語フルボイスに対応し、テキストも約6割増量とも言われる大幅な加筆修正が実施
  • ジョブシステムやアビリティ、算術士などの“壊れ要素”は健在で、組み合わせ次第で攻略難度が変わる奥深さはそのまま
  • バトル速度アップ、リトライ機能、難易度オプションなど、遊びやすさを高める各種QoL(利便性)要素を追加
  • Steam版を中心にユーザーレビュー評価は非常に高く、「オリジナルの魅力を損なわない理想的なリマスター」との声も多い
  • 一方で、価格設定やPC版のDenuvo採用など、周辺要素への賛否も見られる

忖度なしレビュー

良かった点
  • 政治劇と人間ドラマが絡み合う重厚なストーリーは今遊んでも色褪せず、「大人向けファンタジー」として非常に評価が高い
  • エンハンスド版のフルボイス化と大幅なシナリオ加筆により、キャラクターの感情や背景がより立体的に伝わるようになったとの声
  • クラシック版も同梱されているため、「当時の雰囲気をそのまま味わいたい層」と「新規ユーザー」の両方を取り込めている構成が優秀
  • ジョブとアビリティの組み合わせの自由度が非常に高く、編成を試行錯誤するだけで何十時間も遊べるリプレイ性の高さ
  • UI改善・バトル速度アップ・難易度設定など、当時不便だった部分にしっかり手が入っており、「遊びやすさ」と「歯ごたえ」のバランスが良いとの評価
  • ビジュアル面もドットの雰囲気を残しつつ解像度アップやエフェクト強化が行われ、「思い出補正の中のFFTそのまま」というレビューも見られる
気になった点
  • ゲームデザインそのものは基本的に当時のままなので、序盤から難所が多く、「SRPG初心者にはかなり厳しい」「詰みやすい」という声も継続している
  • チュートリアルやヘルプは増えているものの、ジョブ・アビリティの情報量が膨大で、システム理解までのハードルはやや高め
  • PC版でのDenuvo採用により、「スペックの割に重い」「DRMが気になる」といった技術面の不満も一部ユーザーから報告されている
  • フルプライス寄りの価格帯に対して、新規要素はあくまで“拡張リマスター”レベルなので、「続編を期待していた層には物足りない」という意見も
  • シナリオ加筆でドラマ性は増した一方、テキスト量が増えたことでテンポがやや重く感じるプレイヤーもおり、好みが分かれるポイントになっている

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.3 / 10(“今遊んでも抜群に刺さる、理想的なリマスターSRPG”)
  • 難易度:高め(ジョブ構成を工夫すれば楽になるが、初見はかなり歯ごたえあり)
  • ボリューム目安:メインクリアでおおよそ50〜60時間前後、全ジョブ育成やチャレンジバトルなどを含めると100時間以上も遊べる長期戦仕様
ファイナルファンタジータクティクス - イヴァリース クロニクルズ デラックスエディション(PS5)

戦術性の高いバトルと重厚なストーリーで知られる『ファイナルファンタジータクティクス』が、 グラフィックやUIを現代向けに刷新した決定版として登場。デラックスエディションには 一部ゲーム内アイテムなどの特典が付属し、イヴァリースの物語をより深く楽しめます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

オリジナル版の骨太なシミュレーションRPGとしての面白さをそのままに、現代的な遊びやすさとフルボイスのドラマ性を付与した、まさに“決定版”と言えるリマスター。難度の高さと価格設定、PC版の仕様などで人は選ぶものの、2025年のSRPG枠では間違いなくトップクラスの一本です。

2025年10月の注目タイトル&忖度なしスコア

ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei)

基本データ

  • 発売日:2025年10月2日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5
  • ジャンル:アクションアドベンチャー/オープンワールド
  • プレイ人数:1人(シングルプレイ専用)
  • レーティング:CERO Z(18才以上のみ対象)
  • 開発:Sucker Punch Productions
  • 発売:ソニー・インタラクティブエンタテインメント

どんなゲーム?

『ゴースト・オブ・ヨウテイ』は、『Ghost of Tsushima』の約300年後となる1603年の蝦夷地(現在の北海道)を舞台にした、オープンワールド型のアクションアドベンチャーです。プレイヤーは、家族を殺された過去を持つ流浪の傭兵・篤(アツ)となり、島を支配する武装集団「ヨウテイ・シックス」への復讐の旅に出ます。

アツは武士階級に属さないアウトサイダーであり、自らを怨霊“おんりょう”になぞらえたペルソナをまとい、恐れられる存在として各地に名を轟かせていきます。プレイヤーは広大なエゾの大地を馬で駆け抜けながら、各地の集落や砦、祠を巡り、仲間を得たり依頼をこなしたりしつつ、「ヨウテイ・シックス」の一人ひとりを自分のペースで狩っていくことになります。

ゲームプレイは三人称視点の剣戟アクションが軸で、ステルス潜入や探索要素も健在。ツシマで好評だった“風に導かれる探索”や写真モード、黒白の“クロサワモード”などを発展させつつ、本作では武器ごとのカウンターを軸とした新バトルシステムや、移動式キャンプ、狼の相棒といった新要素を取り入れています。

主な特徴・ポイント

  • 舞台は17世紀初頭の蝦夷地(北海道)。雪原や原生林、火山地帯など、前作よりも色彩豊かで起伏に富んだオープンワールドをPS5向けに高精細描写
  • 「ヨウテイ・シックス」と呼ばれる6人の強敵を自由な順番で追う構成で、どの標的から狙うかはプレイヤー次第という半オープンなメインクエスト設計
  • 従来の“型(スタンス)”制から進化した「武器カウンターシステム」を採用し、刀・槍・鎖鎌・大太刀・二刀・銃器などを使い分けて敵の武器種に合わせたカウンターが可能
  • フィールドには狼の相棒や狼の群れが登場し、共に戦わせたり、移動式キャンプで料理・演奏・装備カスタマイズなどを行える“生活系”要素も実装
  • ツシマで好評だった温泉や竹斬り、祠巡りに加え、反射の祭壇や新たな探索コンテンツが追加され、スキル習得やビルド育成と密接に結び付いている
  • 2025年11月の無料アップデートでニューゲーム+や高難度モード、新防具・コスメティック30種以上、ミッションリプレイ機能などが実装され、やり込み性と周回性が大幅強化
  • グラフィックや演出面の評価は非常に高く、「ツシマ以上に美麗な和風オープンワールド」として各メディアレビューで称賛されている

忖度なしレビュー

良かった点
  • PS5専用タイトルとして、光と風の表現・植生の密度・天候変化などが圧巻で、「現行機トップクラスの和風オープンワールド」と評されるほどビジュアル面の完成度が高い
  • 武器カウンターシステムにより、敵の装備に応じて最適な武器を選ぶ戦術性が増し、ツシマよりも一戦ごとの駆け引きが濃くなったという声が多い
  • メインとなる復讐譚は王道ながら、アツが“怨霊”として恐れられつつも、自身の怒りや生き方と向き合っていくドラマは重みがあり、キャラクターの掘り下げも好評
  • オープンワールドとしてのアクティビティ量が豊富で、サブクエストや探索コンテンツ、収集要素を追っているだけでも数十時間は遊べる密度がある
  • 写真モードやクロサワモード、日本語音声+口パク対応など、“和風映画ごっこ”を楽しみたい層に刺さる演出オプションが充実
  • 発売後のアップデートでニューゲーム+やQoL改善が継続して行われており、「クリア後も戻ってきたくなるサポート」が手厚い
気になった点
  • オープンワールドの構造やクエストのこなし方は前作の延長線上で、「安全運転すぎて新鮮味に欠ける」「もっと大胆に変えてほしかった」という指摘も少なくない
  • 武器カウンターシステムはハマれば気持ち良い一方で、「特定の敵にはこの武器」という“鍵と鍵穴”デザインに感じてしまい、自由度が下がったと不満を述べるプレイヤーもいる
  • サイドアクティビティの数は多いものの、内容自体は似通ったものも多く、「美しい世界を楽しむゲームとしては最高だが、作業感が出やすい」という評価も見られる
  • ストーリーは重厚だが、オープンワールドの自由度と両立させる都合からか、場面ごとの盛り上がりがフラットに感じられるというレビューもあり、物語の起伏を求める人にはやや物足りない可能性
  • 対応ハードがPS5専用のため、前作をPS4で遊んだユーザーの一部は「ハードを買い替えないと続編が遊べない」点をネックに感じている

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.8 / 10
  • 難易度:中〜やや高め(通常難度でも油断すると即落命しやすく、高難度ではパリィ・カウンター前提の歯ごたえ)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアでおおよそ35〜45時間前後、サブクエスト・探索・トロコンまで含めると70〜90時間以上は遊べる長さ
ゴースト・オブ・ヨウテイ(Ghost of Yōtei) PS5

北海道・羊蹄山の麓を舞台に、怨霊と呼ばれる流浪の武芸者・篤の復讐劇を描く オープンワールド時代劇アクション。草木のざわめきや吹雪まで描き切るグラフィックと、 受け流し重視の緊張感ある剣戟で、高い没入感が味わえるPS5専用タイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

前作『Ghost of Tsushima』をさらにリッチに、さらに硬派に仕上げた“PS5世代の和風オープンワールド”であり、ビジュアル・手触りともにトップクラス。ただし構造そのものは保守的なので、「ツシマが好きでもっと遊びたい人」に強く薦められる一本、という位置付けになります。

デジモンストーリー タイムストレンジャー(Digimon Story: Time Stranger)

基本データ

  • 発売日:2025年10月2日(木)※PS5/Xbox Series X|S版/2025年10月3日(金)※Steam版
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:育成RPG(モンスター育成RPG)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:メディア・ビジョン
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

現代の東京とデジタルワールド「イーリアス」を舞台に、人間とデジモンの絆、そして世界崩壊の謎に挑む「デジモンストーリー」シリーズ最新作です。プレイヤーは秘密組織「ADAMAS」に所属するエージェントとして、新宿で発生した大規模災害「新宿インフェルノ」の真相と、時空の歪みに巻き込まれた自分自身の運命を追っていきます。

物語は過去と未来、人間世界とデジタルワールドが交錯するタイムトラベルものになっており、プレイヤーは男女どちらかの主人公(ダン/カナン)を選択。もう一方は本部からサポートを行うオペレーターとして登場し、二人三脚で事件の核心に迫る構成です。

ゲームプレイとしては、450体以上のデジモンを仲間にし、育成・進化・退化を繰り返しながらパーティを作り上げるターン制コマンドバトルRPG。属性・種族相性を活かした編成やスキル構成が重要で、ストーリー重視のJRPGとしても、育成・収集好きのプレイヤー向けとしても楽しめる作りになっています。

主な特徴・ポイント

  • 「デジモンストーリー」シリーズ第7作目となる完全新作で、崩壊寸前の世界と過去の東京を行き来するタイムトラベル型ストーリー。
  • 主人公はダン/カナンの男女から選択可能。選ばなかった方はオペレーターとして物語に関わり、掛け合いやイベントの見え方が少し変化。
  • 育成可能なデジモンは450体以上。種族(ワクチン/ウイルス/データ/フリーなど)と属性(火・水・草木など)の組み合わせによる奥深い編成・相性システム。
  • 分岐進化と「退化」を組み合わせた自由度の高い育成。育成方針を変えたいときはあえて退化させ、ステータスやスキル構成を練り直すことも可能。
  • バトルは行動順タイムラインを採用したターン制コマンドバトル。最大6体編成のうち3体が前線に出撃し、入れ替えやスキル選択で戦況をコントロールする。
  • シンボルエンカウント方式で、フィールド上からの「デジアタック」による先制攻撃や、戦闘速度の倍速・オートバトルなど快適プレイ用のオプションも搭載。
  • メインストーリーはおおよそ40〜50時間前後。サイドクエストや図鑑埋め、全デジモン育成まで追うと60時間超えも狙えるボリューム感。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 「過去と未来」「人間世界とデジタルワールド」という二重構造を軸にした物語で、シリーズの中でもかなりドラマ性の強いシナリオ。キャラクター同士の関係性や葛藤も丁寧に描かれており、ストーリー目的で最後まで遊ぶ価値がある。
  • 450体以上の豊富なデジモンと分岐進化・退化システムにより、育成の自由度が非常に高い。お気に入りを一点強化するも良し、属性ごとに複数パーティを作るも良しで、育成好きには長く遊べる作り。
  • 種族×属性の相性や行動順タイムラインなど、戦闘の基礎システム自体はしっかり設計されており、ボス戦では弱点を突く編成・バフデバフ管理が気持ちよく機能する。
  • 戦闘倍速やオートバトル設定が用意されているため、レベル上げや素材集めなどの作業部分はかなり快適。周回用のダンジョンも用意されており、育成に専念しやすい。
  • ビジュアル面ではキャラクターデザインやデジモンモデリングのクオリティが高く、音楽もシリーズファンには馴染みのあるスタッフが担当していて安定した仕上がり。
  • シリーズ未経験者向けにも配慮された作りで、過去作を知らなくても物語には入りやすい。一方で、過去作ファンがニヤリとできる小ネタや設定の掘り下げもある。
気になった点
  • 序盤数時間は会話イベントやチュートリアルが多く、「本格的に面白くなるまで時間がかかる」と感じるプレイヤーも少なくない。特にJRPGのテンポ感に厳しい人にはハードルになる部分。
  • 通常戦闘はオーソドックスなコマンドバトルで、相性を理解してしまうと雑魚戦が作業的になりがちという評価もある。ゲストキャラや演出でテンポが落ちる場面も散見される。
  • 進化・退化・育成メニューまわりの情報量が多く、ゲーム内だけでは仕組みが直感的に分かりにくいという声もある。最適化を目指す場合、攻略サイト前提になりがちな複雑さ。
  • サイドクエストの数が多い一方で、内容が似通っているミッションもあり、人によっては「量はあるが密度がもう一歩」と感じる可能性がある。
  • フィールド構造やダンジョンのギミック自体はオーソドックスで、探索面の驚きや斬新さを期待するとやや物足りなく感じるかもしれない。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(物語と育成は濃厚だが、テンポとUIまわりは好みが分かれる一本)
  • 難易度:普通(ストーリー難易度なら遊びやすく、相性や育成を突き詰めると歯ごたえも出るバランス)
  • ボリューム目安:メインクリア40〜50時間前後、サイドクエストや育成をしっかりやると60時間以上、コンプリート派なら100時間級
デジモンストーリー タイムストレンジャー(PS5)通常版

シリーズ10年ぶりとなる完全新作『デジモンストーリー』最新作。 世界崩壊の謎を追うエージェントとなり、450体以上のデジモンを育成しながら 人間世界とデジタルワールドを行き来して物語を進める育成RPGです。 進化・退化・スキル構成を駆使した戦略バトルも魅力。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

タイムトラベルと人間×デジモンの関係性にじっくり浸れる、物語重視寄りのモンスター育成RPG。テンポの遅さやシステムの複雑さを許容できるなら、シリーズ復帰作としても新規向け入門作としても強くおすすめできる一本です。

ポケモンレジェンズ Z-A(Pokémon Legends: Z-A)

基本データ

  • 発売日:2025年10月16日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2
  • ジャンル:アクションRPG
  • プレイ人数:1人(オンライン要素あり)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:ゲームフリーク
  • 発売:任天堂/株式会社ポケモン

どんなゲーム?

『ポケモンレジェンズ Z-A』は、カロス地方・ミアレシティ(Lumiose City)を舞台にしたアクションRPGで、『ポケモンX・Y』の世界観を引き継ぎつつ、都市の再開発計画が進む“ひとつの街”にフォーカスしたスピンオフ作品です。プレイヤーは再開発企業「クォーザーティコ社」が関わる計画の裏側や、制御不能な“暴走メガシンカ”の真相に迫っていきます。

バトルは従来のターン制から一歩踏み込み、フィールド上でポケモンが自由に動き回り、位置取りや攻撃タイミングが重要になるリアルタイム寄りのシステムを採用。攻撃や行動で溜まる「メガエナジー」を消費してポケモンを一時的にメガシンカさせることができ、その強化時間をどれだけ引き延ばせるかも戦術の一部になっています。

物語の進行は、夜のミアレシティで開催される“Z-Aロワイヤル”を勝ち抜き、「ランクZ」から「ランクA」まで昇格していく構造。昼はワイルドゾーンでポケモン捕獲や依頼クエスト、夜はバトルゾーンでの連戦というリズムで、街の住人やトレーナーたちとの関係性も物語に深く関わってきます。

主な特徴・ポイント

  • ミアレシティ単一の舞台ながら、地区ごとに雰囲気が異なる“都市オープンゾーン”型の構造。再開発による街並みの変化や、ポケモンと人の共生エリア「ワイルドゾーン」が多数存在する。
  • バトルはリアルタイム寄りのアクション性が強いシステムで、ポジション取り・回避・範囲攻撃などが重要。メガエナジーを溜めて発動する“時間制メガシンカ”が戦闘の要。
  • 夜間にだけ解放される「Z-Aロワイヤル」で、バトルゾーンを徘徊するトレーナーと連戦しつつランクアップを目指す新しい進行形式を採用。
  • 最初に選べるパートナーはチコリータ/ワニノコ/ポカブの3匹。メガシンカの復活に合わせて、既存ポケモンの新メガシンカも多数追加されている。
  • Switch 2版では解像度・フレームレートが向上し、同ハード同梱版も登場。発売1週間で全世界580万本を売り上げるなど、商業的にも大きな成功を収めている。
  • 有料DLC「メガ・ディメンション」が2025年12月10日配信予定。ホウオウのように異空間「ハイパースペース・ミアレ」を探索し、新たなメガシンカやレベル100を超えるポケモンと戦えるエンドコンテンツが追加される。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 『レジェンズ アルセウス』をベースにしつつ、リアルタイム性の高いバトルとメガシンカを軸にした新システムで、シリーズとしてはかなり攻めた手触りになっている。
  • ミアレシティの“都市としての生活感”や、地区ごとに異なる雰囲気を描くストーリー・サブクエストが充実しており、「カロスの日常」を深堀りしたいファンには刺さる作り。
  • メガシンカの復活+新規メガシンカの追加により、対戦・収集のモチベーションが高い。Z-Aロワイヤルや高難度バトルなど、戦闘面のやり込みも豊富。
  • Switch 2版ではフレームレートや描画が大幅に安定しており、従来作で問題視されたパフォーマンス面はかなり改善されたという評価が多い。
  • メタスコアは80点台前半で、Switch世代では『アルセウス』に次ぐ評価。従来作より“一歩踏み込んだ実験作”として好意的に受け止めるレビューも目立つ。
気になった点
  • 舞台がミアレシティに限定されているため、前作『アルセウス』のような広大なフィールド探索を期待していると「窮屈」「景色が単調」と感じるプレイヤーも少なくない。
  • グラフィックやテクスチャ表現は、他の現行機タイトルと比べると見劣りするという指摘が多く、ビジュアル面では厳しいレビューも目立つ。
  • バトル寄りのゲームデザインゆえに、捕獲や探索をまったり楽しみたいタイプのプレイヤーにはテンポがやや忙しく感じられる可能性がある。
  • 難易度バランスは全体的に“やや易しめ”で、やり込み勢・対戦ガチ勢には物足りないという声もある一方、序盤のチュートリアルの長さを煩わしく感じる意見もある。
  • ユーザースコアはレビュー爆撃の影響もあり賛否両論で、「シリーズの変化」をどう捉えるかによって評価が大きく割れている。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.2 / 10(メガシンカ特化の“都市型ポケモン”としては高水準だが、ビジュアルとスケール感で好みが分かれる一本)
  • 難易度:普通〜やや高め(ストーリーは遊びやすいが、Z-Aロワイヤル終盤や高難度バトルはそこそこ手応えあり)
  • ボリューム目安:メインクリア約25〜30時間、サイドクエストや図鑑埋め・ポストゲーム込みで50〜60時間前後を想定。
Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモン レジェンズ ゼットエー)Nintendo Switch

『Pokémon LEGENDS アルセウス』に続くレジェンズシリーズ最新作。 カロス地方・ミアレシティを舞台に、メガシンカを巡る物語が描かれるオープンワールド系ポケモン作品です。 立体的な街並みを探索しながら、多彩なポケモンとのバトルや調査を楽しめます。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「広い地方を旅するポケモン」ではなく、「ひとつの街に根を張るポケモン」を描いた実験的なアクションRPG。メガシンカやZ-Aロワイヤルなどバトル面の新要素は魅力的な一方で、グラフィックやフィールドスケールの物足りなさも抱えた“挑戦作”という印象です。メガシンカやカロスの世界が好きで、シリーズの新しい形を受け入れられる人なら“買い”、そうでなければセール待ち・評判待ちでもよいポジションのタイトルと言えます。

スーパーマリオギャラクシー + スーパーマリオギャラクシー 2

基本データ

  • 発売日:2025年10月2日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2
  • ジャンル:3Dアクション(3Dプラットフォーマー)
  • プレイ人数:1〜2人(ローカル協力プレイ対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:任天堂
  • 発売:任天堂

どんなゲーム?

『スーパーマリオギャラクシー + スーパーマリオギャラクシー 2』は、Wiiで高い評価を得た3Dアクションゲーム 『スーパーマリオギャラクシー』と『スーパーマリオギャラクシー 2』を1本にまとめたリマスターコレクションです。 宇宙空間に浮かぶ小さな惑星やユニークなコースを縦横無尽に駆け巡りながら、 「パワースター」を集めてクッパの野望を打ち砕く、銀河規模の冒険が楽しめます。

Switch版では解像度やUIが現行ハード向けに最適化され、Joy-Conによるボタン・スティック・ジャイロ操作に対応。 Nintendo Switch 2では無料アップデートにより4K解像度表示にも対応しており、当時のイメージを崩さずに一段階鮮明な映像で遊べるのが特徴です。

ゲームとしては、重力がぐるぐる変化する立体的なステージ構造や、ロゼッタやチコたちが紡ぐ少し切ない物語、 『2』でのヨッシー騎乗アクションなど、シリーズ屈指の「驚き」と「気持ちよさ」を両立した内容。 3Dマリオ初心者から、当時Wiiでやり込み尽くした経験者まで、幅広い層に向けた入門兼決定版と言える仕上がりです。

主な特徴・ポイント

  • Wiiの名作『スーパーマリオギャラクシー』『スーパーマリオギャラクシー 2』を1本で遊べるお得なリマスターコレクション。
  • Nintendo SwitchではフルHD(最大1080p)、Nintendo Switch 2では4K解像度出力に対応し、星空や惑星の質感がよりクリアに。
  • UIや文字の見やすさが現行ハード向けに調整され、携帯モードでも遊びやすいインターフェースに最適化。
  • Joy-Conのボタン/スティック/モーション操作で、Wiiリモコンの直感操作を再現しつつTVモード・テーブルモード・携帯モードすべてに対応。
  • 「おたすけモード」など初心者向けサポートにより、アクションが苦手でも遊びやすい調整が入っている。
  • 2本とも最大242個のパワースター収集や高難度チャレンジを含み、やり込み次第で数十時間以上遊べる大ボリューム。
  • amiibo対応や関連グッズ展開、「スーパーマリオギャラクシー」映画の公開予定など、周辺コンテンツとの連動も意識されたタイトル。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 元々のゲームとしての完成度が非常に高く、重力を活かしたステージ構成やギミックのアイデアは今遊んでも色あせないレベル。
  • 2本セットであることにより、雰囲気重視の『1』とアクション寄りの『2』という性格の違いを一気に味わえる「シリーズ入門パック」として優秀。
  • Switch 2での4K対応により、星空や惑星のライティングが一段と映え、携帯機でここまでの映像を体験できる驚きがある。
  • 操作面はJoy-Con前提で再構成されており、Wii版よりもカメラ操作やポインタ操作が落ち着いてプレイしやすいという評価も多い。
  • 「おたすけモード」やローカル協力プレイにより、アクションが得意な人がサポートしつつ家族・友人と遊べるパーティ寄りの楽しみ方もできる。
  • 海外レビューやユーザー評では、リマスターとしての出来は「大きな不満はなく、安定して高評価」という総評が多く、名作再評価のきっかけにもなっている。
気になった点
  • あくまでリマスター寄りの移植であり、グラフィックは綺麗になったものの、近年のフルリメイク作品と比べると「驚くほどの刷新」ではないという声もある。
  • 操作感は概ね良好だが、一部のステージではカメラワークやモーション操作由来の癖がそのまま残っており、初見殺し気味に感じる場面もある。
  • 2本まとめての価格設定は、すでにWii版や3Dコレクション版を遊んできたユーザーにとって「やや割高」と感じられる可能性もある。
  • 基本的なゲーム内容は当時のままなので、最近のオープンワールド型マリオ(『オデッセイ』など)の自由度を期待すると、ステージクリア型の構造に物足りなさを感じる人もいるかもしれない。
  • 日本語圏でも情報量が多い作品だが、2本を一度に触ると「どこまでやり込むか」の目標設定が人によっては難しく、積みゲー化のリスクもあるほどのボリューム。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:9.4 / 10(銀河級の名作2本を、今の環境で遊び直す決定版コレクション)
  • 難易度:普通〜やや高め(本編クリアまでは遊びやすいが、スターコンプはかなりのやりごたえ)
  • ボリューム目安:メインクリアは1作あたり13〜20時間前後、2本あわせて30〜40時間程度。全スター収集や高難度ミッションを含めると、合計60〜80時間以上も遊べるポテンシャル。
スーパーマリオギャラクシー + スーパーマリオギャラクシー2(Nintendo Switch)

Wiiで高い評価を受けた『スーパーマリオギャラクシー』と『スーパーマリオギャラクシー2』を まとめて楽しめるリマスターコレクション。銀河をめぐる重力アクションや多彩なギミックはそのままに、 高解像度化や操作性の最適化で、最新ハードでも快適に遊べる内容になっています。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

Wii時代の「宇宙マリオ体験」を、解像度アップと遊びやすさの改善込みで丸ごと味わえる一本。 初プレイなら迷わずおすすめ、既プレイでも「記憶の中の名作」をほぼそのまま超えてくる、シリーズ屈指の安心して推せるリマスターです。

ニンジャガイデン4(NINJA GAIDEN 4)

基本データ

  • 発売日:2025年10月21日(火)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/Windows PC(Steam/Microsoft Store)
  • ジャンル:アクションアドベンチャー(ハイスピード忍者アクション/ハック&スラッシュ)
  • プレイ人数:1人(ソロ専用)
  • レーティング:CERO Z(18歳以上対象)
  • 開発:Team NINJA/プラチナゲームズ
  • 発売:Xbox Game Studios(Koei Tecmoと協業)

どんなゲーム?

『ニンジャガイデン4』は、近未来の東京を舞台にしたハイスピード忍者アクションです。呪われた雨に覆われたサイバーパンク風の都市で、 新主人公・八雲とシリーズおなじみのリュウ・ハヤブサが、復活した「闇のドラゴン」と悪魔の軍勢に立ち向かいます。

プレイヤーは、俊敏でスタイリッシュなコンボが持ち味の「八雲」と、重く切れ味のある剣技が特徴の「リュウ」をステージごとに操作。 線形のチャプター制ステージを攻略しながら、ボス戦や高難度チャレンジに挑んでいく構成で、往年の『ニンジャガイデン』らしい シビアなアクション体験が現代風に再構築されています。

本作の肝となるのが、八雲が自らと敵の血を操って姿を変える「ブラッドレイヴンフォーム」。一定ゲージを消費して発動すると、 攻撃範囲や火力が大きく上昇し、敵の群れを一気に薙ぎ払うド派手なコンボが可能になります。一方で、強力な分だけリスクも高く、 発動タイミングやゲージ管理が攻略のカギとなります。

主な特徴・ポイント

  • Team NINJAの精密な操作感と、プラチナゲームズらしい派手なコンボ演出が融合したハック&スラッシュ系バトル。
  • 新主人公・八雲とリュウ・ハヤブサの2主人公制。武器構成やモーションが大きく異なり、ステージによって使い分ける楽しさがある。
  • 「ブラッドレイヴンフォーム」や血を使った忍術「ブラッドバインド」など、新システムを絡めた高火力コンボが本作ならでは。
  • チャプター制のステージ構成に加え、高難度の「マスターニンジャ」やチャレンジミッション、「煉獄」エリアなどやり込みコンテンツも豊富。
  • 最大120fps対応のパフォーマンスモードを搭載し、入力レスポンスの良さと爽快感あるアクションを重視した設計。
  • Xbox Game Pass/PC Game Pass対象タイトルとして、発売日からサブスクでも遊べる(Xbox/PC版)。

忖度なしレビュー

良かった点
  • シリーズ屈指と言われるほど完成度の高いコンバット。回避・ガード・キャンセルを駆使して「自分で捌いている」感触が強い。
  • 八雲とリュウで操作感が大きく異なり、一本のゲームの中で2種類のアクションゲームを遊んでいるような満足度がある。
  • ブラッドレイヴンフォーム発動中の演出や、敵の群れを一掃した時の爽快感が抜群で、ハイリスク・ハイリターンなゲームデザインがうまく機能している。
  • 高難度ではあるが、敵の行動パターンを理解し、装備やスキルを吟味すれば確実に攻略が進む「理不尽ではない難しさ」に収まっている。
  • クリア後に解放されるマスターニンジャやチャレンジミッション、煉獄バトルなど、腕試し用コンテンツが豊富で、リプレイ性が高い。
  • サウンドやエフェクト面の演出が非常に派手で、ボス戦の盛り上がりも含め「2025年屈指のキャラアクション」を名乗るにふさわしい密度。
気になった点
  • ステージ構成は直線的な通路+戦闘アリーナの繰り返しが多く、探索やギミック面のバリエーションはやや物足りない。
  • 物語やキャラクター描写は最低限で、「高難度アクションが好きならOKだが、ストーリー重視の人には薄味」と感じられる可能性がある。
  • 難易度ノーマルでも油断すると一瞬で倒されるバランスで、シリーズ未経験者やアクション初心者には敷居が高い。
  • カメラワークとエフェクト量のせいで、敵の攻撃が見えにくくなる場面があり、被弾要因になりやすい。
  • CERO Z相当の暴力表現・流血表現が多く、グロテスクな描写が苦手なプレイヤーにはそもそもおすすめしづらい。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.7 / 10(アクション部分はほぼ文句なしだが、ステージ構成とストーリー面でやや減点)
  • 難易度:非常に高め(シリーズ経験者・高難度アクション好き向け。アシストを使っても慣れるまではかなり厳しい)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアまで15〜20時間前後。高難度モードやチャレンジミッション、煉獄バトルなどを含めると40時間以上は十分に遊べる。
NINJA GAIDEN 4(ニンジャガイデン4)PS5

超高速アクションで知られる「NINJA GAIDEN」シリーズ最新作。 スタイリッシュな剣戟と歯ごたえのある難易度はそのままに、新アクションや武器、 共闘要素なども加わり、現行機向けに進化したハードコア忍者アクションです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

ニンジャガイデンらしい容赦ない高難度と、現代的で派手なコンボアクションが高いレベルで噛み合った一作。 ステージ構成や物語の薄さは気になるものの、「2025年のハイエンド忍者アクション」としては頭ひとつ抜けた完成度で、 シリーズファンはもちろん、骨太なキャラアクションを求めるプレイヤーに強くおすすめできるタイトルです。

さらに詳しくはこちら

ドラゴンクエストI&II HD-2Dリメイク(DRAGON QUEST I & II HD-2D Remake)

基本データ

  • 発売日:2025年10月30日(木)※Steam版は10月31日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/Nintendo Switch 2/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:ロールプレイングゲーム(RPG)
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12才以上対象)
  • 開発:スクウェア・エニックス/アートディンク
  • 発売:スクウェア・エニックス

どんなゲーム?

「ドラゴンクエストI&II HD-2Dリメイク」は、シリーズ原点となる『ドラゴンクエストⅠ』『ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々』を、 オクトパストラベラー系譜の“HD-2D”ビジュアルで現代向けに蘇らせた2本セット作品です。 エルドリック(ロト)三部作の完結編として、時系列的には『ドラゴンクエストIII』の後を描く物語がまとめて楽しめます。

『Ⅰ』では、たった一人の勇者としてアレフガルドを旅し、竜王に奪われた光の玉を取り戻す王道RPG。 『Ⅱ』では3人のロトの子孫たちが各地の国々を巡りながら、復活した大神官ハーゴンと対峙するよりスケールの大きな冒険が描かれます。 リメイク版では、フィールドや街並み、モンスターが立体感のあるドット絵とライティングで再構築され、 一部イベントにはボイスも追加されるなど、ドラマ性が強化されています。

また、新アイテム「巻物」による特技・呪文習得や、『Ⅱ』での新プレイアブルキャラ「サマルトリアの王女」など、 原作にはなかった要素も複数追加。原作ファンには“あの物語の別解釈”として、 初心者には“令和基準で遊びやすくなった入門編”として位置付けられている作品です。

主な特徴・ポイント

  • HD-2Dならではの立体的なドット表現とライティングで、アレフガルドやローレシアなどおなじみの世界が鮮やかに再構築されている。
  • 『Ⅰ』『Ⅱ』を1本のタイトルとして収録し、タイトル画面からどちらの作品も自由に選んでプレイできる2本セット仕様。
  • バトルスピード変更、オートバトル、オートセーブ、クイックセーブ、目的地表示など、快適さを大幅に高めるQoL要素を多数実装。
  • 新アイテム「巻物」により、パーティメンバーが固有の特技や呪文を習得できるほか、紋章に戦闘中効果が付与されるなど戦術面も拡張。
  • 『Ⅱ』ではサマルトリアの王女(デフォルト名:マカロン)が4人目の仲間として参戦し、会話イベントやボイス付きシーンを含めたストーリー再構築が行われている。
  • 難易度は原作より全体的に遊びやすくしつつも、ボス戦や終盤ダンジョンにはしっかり歯ごたえが残されており、シリーズ経験者も満足できるバランスに調整。
  • 全体ボリュームは2作品合計で大きく増量しており、新規エピソードやイベントの追加により、オリジナル版を遊んだことのあるプレイヤーでも新鮮に楽しめる構成。

忖度なしレビュー

良かった点
  • HD-2Dグラフィックとオーケストラ調の音楽が非常に相性が良く、「懐かしいのに新しい」ドラクエの世界を理想的な形で再現している。
  • クイックセーブやオートバトル、高速戦闘などのQoL改善により、現代基準でストレスなくレベリングやダンジョン探索が行える。
  • 『Ⅱ』側のシナリオ拡張が特に高評価で、新キャラや追加イベントによってパーティの掛け合いが大幅に増え、旅のドラマ性が強くなっている。
  • 巻物や強化された紋章効果など、ビルドの幅を広げる新要素があり、周回プレイ時にも違った戦術を試したくなる作り。
  • 2作品セットで価格に対するボリューム感が大きく、エルドリック三部作の締めくくりとしても“決定版”に近い完成度と評価されている。
気になった点
  • 『Ⅰ』側はバトルバランスの調整が十分とは言えず、特に序盤〜中盤での難易度のムラやテンポの悪さを指摘するレビューが目立つ。
  • 新要素や演出追加により、『Ⅰ』のシンプルな良さがやや薄れ、“冗長になった”と感じる原作ファンもいる。
  • オートバトルと高速化に頼りすぎると、雑魚戦の緊張感が薄れ、作業的に感じてしまう場面もあるため、「じっくり考えて戦いたい」人は設定の使い方に注意が必要。
  • ボイス実装は一部イベントのみに留まっており、「フルボイスRPG」を期待すると物足りなさを感じるかもしれない。
  • 原作のレトロ感やテンポを重視するプレイヤーにとっては、UIや誘導機能の“親切さ”が過剰に感じられる可能性もあり、好みが分かれるポイント。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.3 / 10(2作品セットとしての満足度は高いが、バランス面の荒さや好みの分かれる改変も抱えた“高水準リメイク”)
  • 難易度:やや高め(QoL機能で遊びやすくなったものの、とくに『Ⅱ』終盤のボス戦やダンジョンは油断できない手応え)
  • ボリューム目安:各作メインストーリーで20〜25時間前後、2作合計で40〜50時間前後。寄り道要素や新イベントも含めてじっくり遊ぶなら70時間以上も視野に入るボリューム感。
ドラゴンクエストI&II HD-2Dリメイク(PS5)

シリーズ原点『ドラゴンクエストI・II』をHD-2D表現でよみがえらせたリメイク作品。 ドットと3Dが融合したグラフィックや遊びやすくなったUIを備えつつ、 オリジナル版のシナリオや世界観を大切に再構築したタイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

ドラクエの“原点2作品”を、現代向けの映像表現と快適さでまとめて遊べる決定版的リメイクです。 シリーズファンはもちろん、クラシックJRPGの歴史を一気に体験したい人にとっても有力な選択肢ですが、 戦闘バランスやテンポのクセも残っているため、「ドラクエが好きかどうか」が購入判断の分かれ目になりそうです。

テイルズ オブ エクシリア リマスター(Tales of Xillia Remastered)

基本データ

  • 発売日:2025年10月30日(木)※Steam版は10月31日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:RPG(揺るぎなき信念のRPG/アクションRPG)
  • プレイ人数:1人(バトルのみ最大4人協力プレイ対応)
  • レーティング:CERO B(12才以上対象)
  • 開発:DOKIDOKI GROOVEWORKS/バンダイナムコエンターテインメント
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

「テイルズ オブ エクシリア リマスター」は、2011年にPS3で発売された『テイルズ オブ エクシリア』を、 現行プラットフォーム向けに高解像度化&各種機能を追加したリマスター版です。舞台は人と精霊が共存する世界 「リーゼ・マクシア」。医学生ジュードと、四体の精霊を従える謎多き女性ミラという2人の主人公を軸に、 ふたつの視点から一つの物語を追う“デュアル主人公”制が特徴の作品です。

戦闘は、シリーズならではのリアルタイムアクション「デュアルレイド・リニアモーションバトルシステム」を採用。 パーティメンバー同士をリンクさせて連携技を繰り出し、スキルツリー「リリアルオーブ」で自由に成長方針を決めていく カスタマイズ性の高いバトルが楽しめます。今作ではグラフィックの向上や60fps対応のほか、 オートセーブやエンカウントのオン/オフ切り替えなど、遊びやすさを意識した改善が多数盛り込まれています。

さらに、オリジナル版で配信されたDLCコスチュームや称号、アイテムセットなどが収録されており、 初回から豊富なカスタマイズ要素を楽しめる構成になっています。ストーリー重視のプレイヤーにも、 アクション寄りの戦闘が好きなプレイヤーにも応えてくれる、“中盤以降に一気に盛り上がるタイプ”のJRPGです。

主な特徴・ポイント

  • ジュードとミラ、2人の主人公視点で物語を追うデュアル主人公制を採用し、同じ事件を別側面から楽しめる構成。
  • デュアルレイド・リニアモーションバトルシステムによる高速リアルタイムバトルと、パーティリンク・連携秘奥義など爽快感の高いアクション。
  • 4K解像度や高フレームレート対応、テクスチャやUIの高精細化など、ビジュアル面が現行機向けに最適化されている。
  • オートセーブ、カットシーンスキップ、移動速度向上、エンカウント無効オプションなど、周回プレイや時短にも役立つQoLアップデートを多数実装。
  • ミニマップに目的地マーカーや宝箱表示が追加され、ダンジョン探索やクエスト進行がオリジナル版より分かりやすく改善。
  • オリジナル版のDLC(衣装・バトルBGM・スキルアイテムなど)を多数同梱し、ゲーム開始直後から幅広いカスタマイズが可能。
  • 標準版に加え、デジタルデラックス版ではサウンドトラックやアートブックなどのデジタル特典も付属する。

忖度なしレビュー

良かった点
  • キャラクター同士の掛け合いが非常に魅力的で、メインストーリー・スキットともに「会話劇のテンポの良さ」が高く評価されている。
  • リマスター版の画質向上と安定したフレームレートにより、街やフィールド、戦闘演出がオリジナル以上に映える仕上がりになっている。
  • バトルの爽快感とビルドの幅広さは今遊んでも一線級で、リンクアーツやリリアルオーブの自由度が“遊んでいて気持ちいい”と好評。
  • 移動・レベリングに関する不満点の多くがQoL追加で解消され、オリジナルより「ストーリーに集中しやすい」バランスになっている。
  • 2,000年代後半~2010年代前半の“王道テイルズ”らしい雰囲気を保ちながらも、現行機一本分のボリュームと完成度で遊べる点がリマスターとして優秀。
気になった点
  • デュアル主人公制はストーリーの見え方が変わる一方で、大筋の展開は共通なため「2周目の新鮮味が薄い」と感じる声もある。
  • カメラワークやカットシーンのモーションはPS3時代準拠のままな部分が多く、「映像演出だけ見るとやや古さが目立つ」という指摘も見られる。
  • サブイベントの密度が高い反面、マップ構造自体は直線的で、人によっては探索面が単調に感じられる可能性がある。
  • 難易度設定によっては雑魚戦が作業的になりやすく、QoL機能でさらにテンポを上げると“戦闘の重み”が薄くなってしまう場面もある。
  • Steam版を含めた一部プラットフォームでは、発売直後に軽微な不具合や設定周りの不便さが報告されており、パッチ前提という印象を受けるユーザーもいた。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:7.6 / 10(シナリオ・キャラ・バトル三拍子そろった佳作を、丁寧なリマスターで遊べる“安心して薦めやすい一本”)
  • 難易度:普通〜やや高め(標準でもボス戦はしっかり歯ごたえがあり、難易度を上げればアクション寄りのプレイヤーも満足できるバランス)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで約40〜50時間前後、サブイベント・サブクエスト・高難度ダンジョンを含めると70〜80時間以上も十分狙える長さ。
テイルズ オブ エクシリア リマスター(PS5)

ジュードとミラの2人の主人公視点で物語が進む人気RPG 『テイルズ オブ エクシリア』をベースに、グラフィックや快適性を高めたリマスター版。 戦闘システム「デュアルボイスリニアモーションバトル」など、当時の魅力はそのままに、 現行機で遊びやすくなった決定版です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

王道テイルズらしいキャラクタードラマと爽快バトルを、現行機クオリティと快適な遊び心地で再体験できる優等生リマスターです。 オリジナルを遊んだ人には“ベスト版”、未プレイの人には「テイルズ入門」としてもおすすめしやすい一本で、 2025年のJRPG枠でもかなり上位に入る完成度と言っていいでしょう。

ワンス・アポン・ア・塊魂(Once Upon a Katamari)

基本データ

  • 発売日:2025年10月23日(木)※Steam版は2025年10月24日(金)
  • 対応ハード:Nintendo Switch/PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)
  • ジャンル:ロマンチックアクション(アクションパズル)
  • プレイ人数:1人(オンライン対戦:1〜4人)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:RENGAME
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『ワンス・アポン・ア・塊魂』は、14年ぶりに登場した「塊魂」シリーズの完全新作です。プレイヤーはおなじみ宇宙の王子となり、モノを巻き込みながら塊を大きくしていく独特のゲーム性はそのままに、時代を越えるタイムトラベルの物語が展開します。壊れてしまった星空を取り戻すため、王様がいじっていた不思議な巻物を手がかりに、江戸時代や古代ギリシャ、恐竜時代や氷河期など、さまざまな時代を巡っていきます。

ステージごとに「制限時間内に一定サイズまで大きくする」「特定のジャンルのモノだけを集める」などのお題が設定されており、塊が大きくなるにつれて転がせるエリアが広がっていく気持ちよさは健在。時代ごとのハブエリアを行き来しながら、新しいステージや「メイツ」と呼ばれる仲間キャラクター、装飾アイテムなどをアンロックしていく、シリーズファンはもちろん新規プレイヤーにも遊びやすい構成になっています。

主な特徴・ポイント

  • 「塊魂」シリーズ14年ぶりの家庭用完全新作で、これまでの作品への愛情と新要素が同居した一作。
  • 江戸、日本の氷期、恐竜時代、アメリカ開拓時代など、歴史上のさまざまな時代を舞台にした多彩なステージ構成。
  • モノを引き寄せる「マグネット」や時間を止める「ストップウォッチ」など、新アイテムで転がし体験に戦略性がプラス。
  • 王子に加え、総勢68体の「メイツ」が登場し、カラーやフェイスパーツを自由にカスタマイズできる豊富なキャラメイク要素。
  • ローファイでポップなビジュアルと、新旧さまざまなアーティストが参加した「素敵ソング」群による、シリーズらしい中毒性の高いサウンドトラック。
  • 最大4人まで参加できるオンライン対戦モード(スポーツ系ミニゲーム)を収録し、フレンドとワイワイ遊べる。
  • 追加楽曲やアクセサリーを収録したDLCも展開予定で、今後もカスタマイズ面を中心にコンテンツが拡張される計画がある。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 時代ごとに雰囲気がガラッと変わるステージ構成で、「次はどんな時代で転がせるのか」というワクワク感が最後まで続く。
  • 従来の塊魂らしいシンプルな操作感と、マグネットやストップウォッチによる新ギミックの組み合わせが、慣れたプレイヤーにも新鮮な攻略ルートを提供してくれる。
  • ローファイなグラフィックとパワーアップした音楽の相性が抜群で、「BGMを聴きたいからもう1ステージ遊ぶ」という声も多い。
  • メイツの数やカスタマイズパーツが非常に豊富で、自分だけのキャラクターを作る楽しさが長く続く。
  • オンライン対戦モードが「短時間で1試合遊べる」設計になっており、友人と気軽に遊ぶパーティゲームとしても優秀。
気になった点
  • 一部レビューでは、シリーズ初期からほぼ変わっていないカメラワークや操作性を「やや古く感じる」「新規プレイヤーには慣れが必要」と指摘する声もある。
  • ステージによっては制限付きのサブミッションが多く、自由に巨大な塊を作りたいプレイヤーには、縛りが窮屈に感じられる場面もある。
  • ハブエリアや一部ステージでロード画面が頻繁に挟まる、処理落ちが目立つといった技術面の不満も報告されている。
  • 海外レビューでは、「価格に対して新要素が少ない」「シリーズ経験者には既視感が強い」として、ボリュームや革新性に不満を示す意見も見られる。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(シリーズらしい楽しさは健在だが、操作性や新鮮味にもう一歩欲しい一作)
  • 難易度:普通(基本は遊びやすいが、条件付きステージや高スコア狙いはやりごたえあり)
  • ボリューム目安:メインストーリーだけなら十数時間前後、コレクションややり込み・オンライン対戦を含めると数十時間は遊べると言われるレベル
ワンス・アポン・ア・塊魂(Nintendo Switch)

ちいさな塊からスタートして、さまざまなモノをどんどん巻き込み巨大な塊に育てていく、 塊魂シリーズならではの転がしアクションが楽しめるタイトル。ステージごとのお題や 時間制限に挑みつつ、不思議でポップな世界観を味わえる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

塊を転がしてモノを巻き込み、時代を超えて星空を取り戻す――シリーズらしい“バカバカしさ”と心地よさに、歴史テーマと新アイテム、充実した音楽とカスタマイズ要素を上乗せした、ファンも新規プレイヤーも楽しめる良質な新作です。カメラや操作の古さが気にならないなら、「2025年のパーティ系・アクションパズル枠」として十分に候補に入る一本だと思います。

2025年11月の注目タイトル&忖度なしスコア

アノ 117:パックスロマーナ(Anno 117: Pax Romana)

基本データ

  • 発売日:2025年11月13日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/PC(Steam/Epic Games Store/Ubisoft Connect)
  • ジャンル:都市建設シミュレーション/ストラテジー
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:Ubisoft Mainz
  • 発売:ユービーアイソフト(Ubisoft)

どんなゲーム?

『アノ 117:パックスロマーナ』は、古代ローマ帝国を舞台にした都市建設シミュレーションです。 プレイヤーは属州を任された総督となり、インフラ整備や貿易、税制、軍事力などを管理しながら 帝国の繁栄と民の生活の両立を目指します。

シリーズとしては最も古い年代である「紀元117年」が舞台で、スタート地点として ローマ本土の「ラティウム」とケルト文化が色濃く残る「アルビオン」のどちらかを選択可能。 それぞれ異なる地形・資源・文化的背景を持ち、プレイスタイルや展開が大きく変わります。

プレイヤーの選択次第で、ローマに忠誠を誓うか反逆の道を歩むかといった政治的な分岐が用意されており、 都市の発展だけでなく、歴史の流れそのものをどう形作るかが大きなテーマになっています。 シリーズ伝統の複雑な経済チェーンと物流管理に、宗教や文化圏の違いによる住民要求の差などが加わり、 長期的な戦略性の高いプレイが楽しめる作品です。

主な特徴・ポイント

  • ローマ帝国最盛期を舞台に、属州ラティウムとアルビオンから開始地点を選べる2ルート制。
  • 住宅区・産業区・農業地帯・軍事施設などを組み合わせて都市を設計し、複雑な生産チェーンを構築していく本格派の都市建設システム。
  • 「ローマ化」を進めて帝国文化を広げるか、現地文化を尊重して共存路線を取るかといった方針によって、住民の満足度や政治情勢が変化。
  • 貿易路や税制、軍事遠征などを通じて属州の富と安全を確保しつつ、帝都からの要求とのバランスを取るガバナンス要素。
  • シリーズとしては初期から、Modローダーなどの公式Modサポートを導入し、ユーザーによる拡張・改造がしやすい設計。
  • 膨大なチュートリアルとストーリー仕立てのキャンペーンにより、新規プレイヤーでも段階的にシステムを学べる導線が用意されている。
  • 発売直後から高い評価を受け、シリーズ最速の販売ペースや高い同時接続数を記録した話題作。

忖度なしレビュー

良かった点
  • ローマ帝国とケルト文化圏という対照的な2つの舞台設定により、1本でかなり異なるプレイ体験を味わえるリプレイ性の高さ。
  • 経済チェーンや物流、外交や軍事まで一貫して繋がるシステムが非常に緻密で、「理想の属州運営」を突き詰める奥深さがある。
  • 都市のスカイラインや水道橋、円形競技場などローマらしい建築が美しく描かれ、発展度合いが視覚的に分かりやすい。
  • 選択次第でローマへの忠誠か反逆かが変わり、キャンペーンのストーリー分岐やエンディングにも反映されるため、単なる箱庭に留まらないドラマ性がある。
  • チュートリアルとUIの改善により、従来作よりも初動のとっつきやすさが増しており、シリーズ未経験者でも入りやすい。
  • プレイ時間が長くなりがちなジャンルだが、ポーズや速度調整、チェックリスト機能などで「やめどき」を自分で作りやすい設計になっている。
気になった点
  • チュートリアルが充実したとはいえ、中盤以降は管理すべき要素が一気に増えるため、シミュレーション初心者には情報量が多く感じられる。
  • 経済や物流のシステムは過去作をベースにしている部分も多く、「シリーズとしての革新性は控えめ」という評価も見られる。
  • ハードや環境によっては、大規模都市になった際にフレームレート低下や読み込み時間の長さが気になるという報告もある。
  • 政治イベントやストーリー分岐はあるものの、会話やキャラクター描写はややドライで、ドラマ性を強く求める人には物足りない可能性がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.5 / 10(都市建設と属州運営の奥深さはシリーズ屈指だが、複雑さとやや保守的な作りも感じる一作)
  • 難易度:やや高め(チュートリアルは丁寧だが、本格的に遊ぶにはシステム理解と長時間プレイが前提)
  • ボリューム目安:キャンペーンだけでも40〜60時間前後、全属州開発や実績コンプ、Mod導入まで含めると100時間を大きく超えて遊べるレベル

一言まとめ

ローマ帝国の属州総督として、都市計画・経済・外交・軍事を一手に担う本格派の都市建設シミュレーション。 シリーズらしい緻密な経済設計と歴史テーマがうまく噛み合った、2025年を代表するストラテジータイトルの一つと言ってよいクオリティです。

桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編

基本データ

  • 発売日:2025年11月13日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2/Nintendo Switch
  • ジャンル:ボードゲーム(すごろく・パーティゲーム)
  • プレイ人数:1〜4人(オフライン/オンライン対戦対応)
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:KONAMI(コナミデジタルエンタテインメント)
  • 発売:KONAMI(コナミデジタルエンタテインメント)

どんなゲーム?

「桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編」は、プレイヤーが鉄道会社の社長となり、日本各地を巡って物件を買い集めながら総資産1位を目指す「桃太郎電鉄」シリーズ最新作です。東日本と西日本、それぞれを舞台にした2つの巨大マップが収録されており、どちらか好きなエリアを選んでサイコロを振りながら目的地を目指します。

各地の名産品や名所、ローカルなグルメや観光スポットが物件やイベントとして多数登場し、「地理のお勉強」だけでなく「自分の地元を再発見する旅」としても楽しめるのが本作の大きな特徴です。前作「桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~」から駅数・物件数ともに大幅に増加しており、シリーズ史上最大クラスのボリュームで、日本列島をあらためて回る楽しさが味わえます。

ルール自体は従来どおりシンプルで、サイコロを振って目的地を目指し、目的地に一番乗りすればボーナスを獲得、各地で物件を買いながら資産を増やしていく流れです。シリーズ経験者はもちろん、チュートリアルや「あそびかた」ページも用意されており、家族や友人と集まってワイワイ遊びたいライト層にも向いたパーティゲームになっています。

主な特徴・ポイント

  • 東日本編+西日本編の2マップ構成で、シリーズ最多クラスとなる約1000駅・6000件以上の物件が登場する大ボリューム。
  • 地形や建物の表現が強化され、県境やランドマークも細かく描写されたマップで、日本各地の雰囲気がよりリアルに感じられる。
  • デビルボンビーやマイナ~~スボンビー、パーセントボンビー、バクレツボンビーなど、東西マップ限定を含む新たなゲストボンビーが多数登場し、展開を大きくかき回す。
  • 「虫メガネで解説!」などの新機能により、物件や地元スポットの情報をゲーム内で詳しく確認でき、遊びながら地理や地域情報を学べる作り。
  • Nintendo Switch 2 Editionでは、マップ拡大表示に対応した「ひろびろマップ」や、カメラを使って自分や友達がゲーム内に登場する「カメラプレイ」などの限定機能を収録。
  • 最大4人までのローカル対戦/オンライン対戦に対応し、お正月や集まりでのパーティゲーム定番として長く遊べる設計。
  • 前作や「ワールド」からのセーブデータ連動による“引き継ぎ特典列車”や、早期購入特典のオリジナル列車など、シリーズファン向けのおまけ要素も用意。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 東日本編と西日本編の2マップ制により、駅数・物件数ともにシリーズ最大級で、長期プレイでもネタ切れしにくいボリューム感がある。
  • 自分の住んでいる町や、旅行で訪れた土地が高い確率で登場し、「地元がマップに入っている」こと自体がプレイモチベーションになるという声が多い。
  • ターンテンポの改善や演出スキップなど、前作からの細かな快適性アップデートにより、長時間の対戦でもダレにくく遊びやすい。
  • 新カードや新ボンビーの追加で、資産の増減や逆転劇がよりダイナミックになり、シリーズ経験者でも新鮮な駆け引きが楽しめる。
  • Switch 2 Editionの「ひろびろマップ」などにより、マップ全体を俯瞰しながら戦略を立てやすく、ボードゲームとしての見通しが良くなっている。
  • パーティゲームとしての盛り上がりは相変わらず高評価で、家族や友人と遊ぶタイトルとして“安定の一本”というレビューが多い。
気になった点
  • 東日本と西日本が完全に分かれたマップ構成のため、「日本全国を一枚マップで遊びたい」というニーズには応えておらず、東西それぞれで長期プレイが必要なのを“分割感”と捉える声もある。
  • 駅数が大幅に増えたことで移動距離も長くなり、目的地までの道のりがやや長く感じられたり、時間がかかると感じるプレイヤーもいる。
  • 新旧ボンビーや強力なカードの存在から、資産の振れ幅が大きく、理不尽に感じる展開やストレスを訴えるレビューも一定数見られる。
  • ゲーム性の根幹は前作と大きく変わらないため、「マップが増えただけでシリーズ経験者には新鮮味が薄い」と感じる人もおり、マンネリ感の評価は割れる。
  • オンライン対戦は、時間帯によってマッチング待ちや回線状況のムラがあり、テンポの良さが損なわれる場面も報告されている。
  • 一人プレイでも遊べるが、シリーズの性質上「対人パーティ前提」のバランスで、ソロ専用で遊ぶと評価が一段落ちる傾向がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.0 / 10(東西2マップの超ボリュームと地元感は魅力だが、“全国一枚マップ”を望む層やマンネリ感とのトレードオフも大きい一本)
  • 難易度:普通(ルール自体はシンプルだが、ボンビーやカード運による振れ幅は大きめ)
  • ボリューム目安:東日本編・西日本編をそれぞれ複数年数で遊ぶだけでもかなりのプレイ時間に。友人や家族との対戦やオンライン対戦を含めれば、年単位で“正月の定番タイトル”として遊べるボリューム感。
桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~ 東日本編+西日本編(Nintendo Switch)

日本各地を巡りながら物件を買い集め、総資産を競い合う定番ボードゲーム「桃太郎電鉄」シリーズの最新作。 東日本編と西日本編の両方が収録され、ローカル色豊かな駅や名産品、イベントを楽しみつつ、 家族や友だちとわいわい遊べる一本です。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

シリーズらしい“わちゃわちゃ感”と、東日本編+西日本編の圧倒的な物量で、地理好き・桃鉄ファンにはたまらない一本。一方で、根本のゲーム性は前作から大きく変わらないため、全国一枚マップの壮大さや大胆な刷新を求めるか、それとも「安定の桃鉄」を求めるかで評価が分かれやすいタイトルと言えそうです。

カービィのエアライダー(Kirby Air Riders)

基本データ

  • 発売日:2025年11月20日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2
  • ジャンル:アクションレースゲーム(レース/パーティ)
  • プレイ人数:1〜6人(ローカル)/オンライン最大16人
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:バンダイナムコスタジオ/Sora Ltd.
  • 発売:任天堂

どんなゲーム?

『カービィのエアライダー』は、2003年GC『カービィのエアライド』の正統続編となるアクションレースゲームです。 カービィやデデデ大王、メタナイトなどおなじみのキャラクターが「ライダー」として登場し、性能の異なる「エアライドマシン」に乗って、地上や空中を縦横無尽に駆け抜けます。

操作はシリーズらしくシンプルで、基本はステアリングとブレーキ/チャージ、コピー能力を使った攻撃が中心。 一方で、ブレーキを活かしたドリフトやチャージブーストなど、慣れてくるほど差が出るテクニカルな要素も仕込まれており、 「簡単に遊べて、極めると奥深い」タイプの操作感に仕上がっています。

モード構成は、王道レースの「エアライド」、街全体を走り回ってパワーアップを集め、最後にランダムなお題で決着する「シティトライアル」、 見下ろし視点で短時間レースを楽しむ「トップライド」、カットシーンを交えながらミッション形式で進行する1人用「ロードトリップ」などかなり豊富。 ひとりでじっくり遊ぶことも、マルチプレイでワイワイ騒ぐことも意識した作りです。

オンライン対戦にも対応しており、マシンやライダーのカスタマイズを詰めたうえで世界中のプレイヤーと競えるなど、 Switch 2世代のタイトルらしく、長く遊べるサービス寄りの設計も取り入れられています。

主な特徴・ポイント

  • GC版『カービィのエアライド』から22年ぶりとなる続編で、シンプル操作とスピード感を継承しつつ、モードやボリュームを大幅強化した構成。
  • 21人以上のライダーと20種類以上のエアライドマシンが登場し、キャラ性能とマシン性能を自由に組み合わせるビルド要素がある。
  • 「エアライド」「シティトライアル」「トップライド」に加えて、ストーリーモード「ロードトリップ」も収録し、ソロでもマルチでも遊びやすい。
  • コピー能力や各ライダー固有のスペシャル技を活かした“攻撃寄りのレース”が特徴で、レースゲームとアクションゲームの中間のような手触り。
  • マシンやライダーのカラーリング、エフェクトなど見た目カスタマイズが豊富で、オンライン上でデザインを共有して楽しめる要素も用意。
  • ポップで発色の良いグラフィックとノリの良いBGMが高評価で、「見ていて気持ち良い派手さ」と「カービィらしいかわいさ」を両立している。
  • レビュー集積サイトや各種レビューでは、おおむね好意的な評価で、「マルチプレイ寄りのレースゲーム」としての完成度が特に支持されている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • レースのスピード感と、コピー能力・アイテムによるドタバタ感がうまく噛み合っていて、毎レース何かしらドラマが起きる“パーティ寄りレース”として非常に優秀。
  • シティトライアルは、街を自由に駆け回ってパワーアップを拾い集める過程そのものが面白く、最後のスタジアム戦も含めて「1セットがあっという間」の中毒性がある。
  • ロードトリップは、カービィらしい小さな物語がミッション形式でテンポ良く展開し、カットシーンも多めで、ソロ専用モードとして必要十分なボリュームとやり応え。
  • マシン&ライダーのカスタマイズ幅が広く、「見た目重視」「ガチタイムアタック」「シティトライアル特化」など、遊び方に応じたビルドを考える楽しさが強い。
  • ローカル最大6人+オンライン最大16人という対戦環境のおかげで、家族・友人とのパーティゲームとしても、オンライン常駐タイトルとしても機能する懐の広さを持つ。
  • 操作自体は少ないボタンで完結しているため、レースゲームに慣れていない層や子どもでも入りやすく、ライトユーザーからコア層まで対象が広い。
気になった点
  • ブレーキ主体のドリフト操作が独特で、一般的なレースゲームの感覚で遊ぶと「思ったように曲がれない」と感じることもあり、慣れるまでのハードルはやや高め。
  • 収録コースの数自体は決して少なくないものの、遊び込み勢からすると「もっと欲しい」「DLC前提に見える」といった物足りなさも指摘されている。
  • シティトライアルはランダム性が高く、実力より運に左右される展開も多いため、ガチ対戦を求めるプレイヤーにはストレスになる可能性がある。
  • トップライドなど一部のモードは“軽く遊ぶミニゲーム”的な位置付けで、長くやり込むには深みが薄く、人によってはすぐ触らなくなるコンテンツもある。
  • オンラインはアップデートで改善が進んでいるものの、回線状況や時間帯によってはラグやマッチングの偏りが気になる場面があり、安定感は今後の調整次第な部分も。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.2 / 10(マルチ特化のレースアクションとしてかなり完成度は高いが、コース数や一部モードの浅さが“あと一歩”惜しい)
  • 難易度:操作自体は易しめだが、ドリフト前提の挙動と高難度ミッション・高ランク対戦はやや高め(ライト層には「普通」〜「やや高め」程度)
  • ボリューム目安:メインモードひと通りで10〜20時間前後、チャレンジ埋めやタイムアタック、オンライン対戦を含めると50時間以上遊ぶプレイヤーも十分あり得るタイプ
カービィのエアライダー(Nintendo Switch 2)
カービィのエアライダー(Nintendo Switch 2)

カービィたちがエアライドマシンでコースを駆け抜けるレースアクション。 シンプル操作でスピード感あるバトルが楽しめる、家族や友だちとのマルチプレイにもぴったりの一本です。

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価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『カービィのエアライダー』は、レースゲームの爽快感とカービィらしいドタバタアクション、そして意外なほど奥深いカスタマイズ性を一つにまとめた“お祭りレースアクション”です。 シビアな競技性よりも、友だちや家族とワイワイ遊ぶ楽しさを重視する人にとっては、Switch 2世代を代表するマルチプレイ定番ソフト候補と言える一本になっています。

ゼルダ無双 封印戦記

基本データ

  • 発売日:2025年11月6日(木)
  • 対応ハード:Nintendo Switch 2
  • ジャンル:無双アクション(ハック&スラッシュアクション)
  • プレイ人数:1〜2人(オフライン協力プレイ対応/おすそわけ通信対応)
  • レーティング:CERO B(12歳以上対象)
  • 開発:コーエーテクモゲームス
  • 発売:コーエーテクモゲームス(任天堂ライセンス作品)

どんなゲーム?

「ゼルダ無双 封印戦記」は、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』で断片的に語られた 太古の「封印戦争」を真正面から描く、ゼルダ×無双シリーズ第3弾のスピンオフ作品です。太古のハイラルを舞台に、 ゼルダ姫やラウルたちが魔王ガノンドロフの大軍勢に立ち向かう激戦が、無数の敵をなぎ倒す無双アクションで描かれます。

プレイヤーはゼルダ姫をはじめ、ラウル、ソニア、賢者たち、そして新キャラクターであるコログ族のカラモや 謎のゴーレムなど、シリーズファンにはたまらない面々を操作可能。キャラクターごとに異なる武器とアクション、 そして「シンクストライク」やゾナウギアを活かした連携攻撃で、画面いっぱいに押し寄せる敵を一掃していきます。

ストーリーは『ティアーズ オブ ザ キングダム』本編の補完的な位置づけでありつつ、 既存の回想シーンをなぞるだけでなく、新キャラクターの視点やオリジナルエピソードを通じて 「封印戦争とは何だったのか?」をより深く掘り下げる構成。ティアキン未プレイでも話は追えますが、 本編を遊んだプレイヤーほど細かな伏線や設定のつながりを楽しめる内容になっています。

主な特徴・ポイント

  • 『ティアーズ オブ ザ キングダム』の太古の封印戦争を題材にした、完全新作のゼルダ無双スピンオフ。
  • ゼルダ姫をメインに、ラウルやソニア、賢者たち、新キャラのカラモ&ゴーレムなど多彩なプレイアブルキャラが登場。
  • シンクストライクやキャラチェンジを駆使し、仲間同士の連携で敵を一掃する爽快無双アクション。
  • ゾナウギアを戦闘システムに組み込んだギミックバトルや、属性連鎖を起こす広範囲攻撃など、ティアキン要素を活かした戦闘が特徴。
  • 画面分割での2人協力プレイに加え、Switch 2の「おすそわけ通信」を使ったローカル協力にも対応。
  • メインストーリーに加えて、バトルチャレンジやハイラルチャレンジなどの高難度・周回向けコンテンツも用意されており、やり込み好き向けの構成。
  • Switch 2専用タイトルとして、前作よりもフレームレートと描画の安定性が大幅に向上し、大量の敵が出ても処理落ちしにくい。

忖度なしレビュー

良かった点
  • ティアキン本編では断片的だった「封印戦争」を、ゼルダ視点を中心にじっくり描くことで、物語の背景理解が一気に深まる。
  • シンクストライクやゾナウギアを絡めたコンボルートが豊富で、「無双しながら工夫して戦う」楽しさが強化されている。
  • Switch 2の性能を活かした安定したフレームレートとエフェクト表現で、敵の大群を相手にしてもストレスが少ない。
  • 2人協力プレイ時も画面分割やおすそわけ通信のおかげで遊びやすく、「一緒にゼルダの世界を駆け回る」体験がしやすい。
  • プレイアブルキャラが多く、キャラごとの操作感の違いがはっきりしているため、「お気に入りキャラを育てる」モチベーションが続きやすい。
  • メインクリアに加えて、チャレンジや収集・育成を追い始めると一気にプレイ時間が伸び、価格相応以上のボリューム感がある。
気になった点
  • ミッション構成やマップのバリエーションはやや単調で、「拠点制圧→ボス撃破」のパターンが続くと作業感を覚えやすい。
  • ゼルダがメインを張る物語でありながら、シナリオ運びは保守的で、期待したほど踏み込んだドラマや意外性を感じないという評価も見られる。
  • 無双シリーズらしく敵を一掃する爽快感は高い一方、アクションが単調に感じるプレイヤーもおり、「同じことの繰り返し」にハマれないと評価が伸びにくい。
  • 細かなサブクエストや素材集めが多く、「ゼルダの世界観は好きだが作業要素は苦手」という人には冗長に感じられる可能性がある。
  • ティアキン未プレイでも遊べるよう配慮されているものの、前提知識があるほど楽しめる作りのため、「これ単体から入る1本目のゼルダ」としてはやや敷居が高い。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.4 / 10(ティアキン世界をもっと遊びたい人向けの“ご褒美無双”)
  • 難易度:普通〜やや高め(4段階から選択可・歯応えを求めるならハード以上推奨)
  • ボリューム目安:メインストーリークリアで約15〜20時間前後、サブ要素や全キャラ育成込みで40〜80時間以上を想定。
ゼルダ無双 封印戦記(Nintendo Switch)

ハイラルの世界観で、リンクや仲間たちを操作して大軍勢をなぎ倒していくタクティカルアクション。 シリーズならではの一騎当千バトルに加えて、拠点制圧やキャラクター育成など やり込み要素も楽しめるタイトルです。

価格・在庫・特典内容は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」の世界を、無双アクションとしてもう一度味わいたい人には かなり刺さる1本です。一方で、ストーリーより作業感やミッションの単調さが気になりそうな人は「セール待ち」でも良く、 ティアキンを遊び込んだゼルダファンや無双好きならフルプライスでも十分元が取れるタイプの作品と言えます。

ライザのアトリエ ~秘密トリロジー~ DX

基本データ

  • 発売日:2025年11月13日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/PlayStation 4/Nintendo Switch 2/Nintendo Switch/Steam
  • ジャンル:錬金術RPG
  • プレイ人数:1人
  • レーティング:CERO C(15歳以上対象)
  • 開発:ガスト
  • 発売:コーエーテクモゲームス

どんなゲーム?

『ライザのアトリエ ~秘密トリロジー~ DX』は、ライザが主人公を務める「秘密」シリーズ3作品 (ライザ1〜3)を、追加シナリオや新規プレイアブルキャラクター、各種DLC、新要素込みでひとつにまとめた決定版パッケージです。

平凡な島の少女ライザが錬金術と出会い、仲間たちとひと夏の冒険へ踏み出す物語から始まり、 失われた伝承の解明、やがて世界の行く末に関わる大きな事件へとつながっていく、3部作の成長譚をまとめて体験できます。

DX版では、既存の物語を崩さずに「アフターストーリー」やサイドエピソードが追加され、 シリーズを遊び尽くしたファンにも新しい発見がある構成になっています。 初めてアトリエシリーズに触れる人にとっても、「どこから始めればいいか」がそのままこの1本で完結する導入編的な立ち位置です。

主な特徴・ポイント

  • ライザ1〜3の本編3作に、新シナリオやイベント、新規プレイアブルキャラクターを追加した「秘密」シリーズ決定版セット。
  • 各タイトルごとに新規エピソードやサイドストーリーが追加され、キャラクター同士の関係性やその後の姿がより深く描かれる。
  • 「フリーバトル(カスタムコンバット)」などの新モードを搭載し、好きな敵編成・難易度でパーティを試せるバトルサンドボックス要素を収録。
  • カゴ/コンテナ容量の上限引き上げやUI改善、グラフィックオプション追加など、シリーズを通して遊びやすくする品質向上(QoL)要素を多数実装。
  • 過去に配信されたDLC(追加コスチューム、BGM、追加マップなど)を大量収録し、最初からボリュームたっぷりの状態で遊べる。
  • PS5/Switch 2版ではパフォーマンスや描画の安定性が向上しており、据え置きでも携帯モードでも快適にプレイしやすい作り。
  • 3本通しで遊ぶと“ひと夏の冒険”から“物語の締めくくり”まで一気に体験でき、ライザというキャラクターの成長をじっくり追える構成になっている。

忖度なしレビュー

良かった点
  • ライザ1〜3というシリーズの“核”となる3作をまとめて遊べるため、これから始める人にはほぼベストな入口になっている。
  • 新規プレイアブルキャラクターやアフターストーリーの追加により、既にトリロジーをクリア済みのプレイヤーでも再プレイする理由がきちんと用意されている。
  • フリーバトル系の新モードや各種QoL改善で、素材集め・調合・戦闘のテンポがオリジナル版より快適になっているという評価が多い。
  • もともとの「秘密」シリーズ自体の完成度が高く、キャラクター性・世界観・BGM・バトルと、JRPGとしてのトータルの満足度が安定して高い。
  • バラバラにDLCを買いそろえる必要がなく、最初からほぼ“全部入り”に近い内容のため、価格に対するコンテンツ量の満足度は高め。
気になった点
  • 追加要素自体はしっかりあるものの、「完全に別物になる」ほどの大改変ではなく、既プレイ勢からは“決定的な新鮮さ”に欠けるという声もある。
  • ライザシリーズ3作をすでに個別購入している人にとっては、再度フルプライスに近い金額を支払う価値があるかどうかは悩ましい。
  • 戦闘バランスは良い一方で、調合システムをやり込むと敵を一気に無双できてしまい、後半の緊張感が薄くなる点はオリジナル版から大きくは変わっていない。
  • 3作まとめてのボリュームがかなり大きいため、「1本ずつじっくり遊びたい」タイプの人には、逆に積んでしまう可能性もある。
  • DX版からの新規要素にフォーカスしたチュートリアルやガイドはそこまで厚くなく、細かい違いを把握するには自分で情報を追いかける必要がある。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.7 / 10(ライザ未プレイ勢には“これ1本でOK”な決定版トリロジー)
  • 難易度:普通(調合をやり込むほど戦闘は楽になり、ライト層〜やり込み派まで幅広く調整しやすい)
  • ボリューム目安:各作メインクリア40〜60時間前後、3作通しで120時間以上+やり込みやDLCまで含めると200時間級も狙える内容
ライザのアトリエ 秘密トリロジーDX
ライザのアトリエ 秘密トリロジーDX

ライザの物語3作品をまとめて楽しめるお得なトリロジーDX版。 グラフィックや快適性が強化された決定版パッケージです。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

ライザの物語をこれから追いかける人にとっては、最初から“ベストな形”で手に入る理想的なパッケージ。 すでに遊び尽くしたファンには内容と価格の天秤を慎重に考えたい一方で、シリーズそのものの完成度はやはり高く、 2025年時点での「ライザ入門編」の決定版と言ってよい内容です。

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ドラゴンボール スパーキング!ゼロ(Dragon Ball: Sparking! ZERO)

基本データ

  • 発売日:2024年10月10日(木)※Steam版は2024年10月11日(金)、Nintendo Switch/Nintendo Switch 2版は2025年11月13日(木)
  • 対応ハード:PlayStation 5/Xbox Series X|S/Steam(PC)/Nintendo Switch/Nintendo Switch 2
  • ジャンル:3D対戦アクション(3D対戦格闘)
  • プレイ人数:1人(オンライン時 1〜2人)※Switch/Switch 2版はローカル対戦1〜6人対応
  • レーティング:CERO A(全年齢対象)
  • 開発:スパイク・チュンソフト
  • 発売:バンダイナムコエンターテインメント

どんなゲーム?

『ドラゴンボール スパーキング!ゼロ』は、『ドラゴンボールZ Sparking!(海外名:Budokai Tenkaichi)』シリーズの最新作となる 3D対戦アクションゲームです。原作・アニメでおなじみの名シーンを、広いバトルフィールドと派手なエフェクトで再現しながら、 自分で操作して体験できる「なりきりアクション」に特化したタイトルです。

悟空やベジータ、フリーザ、セル、ブロリーといったおなじみの戦士たちはもちろん、『ドラゴンボール超』のキャラクターや 形態違いも多数参戦し、プレイアブルキャラクターは180体以上というシリーズ最大級のボリューム。 地上・空中を自由に動きながら、気弾・近接攻撃・必殺技・瞬間移動を組み合わせたバトルが展開します。

ゲームモードは、アニメの名バトルを追体験する「エピソードバトル」、自分で条件や対戦カードを設定できる「カスタムバトル」、 オンライン対戦やローカル対戦など複数用意されており、ソロでも対戦メインでも遊べる構成です。 ストーリーをなぞるだけでなく、「もしも」の分岐バトルも収録されているのが特徴です。

グラフィックはUnreal Engine 5ベースのセルルック表現で、アニメをそのまま動かしたようなビジュアルと、 背景破壊やカメラワークの派手さで「ドラゴンボールらしいバトルの迫力」を再現しています。

主な特徴・ポイント

  • 『ドラゴンボールZ Sparking!(Budokai Tenkaichi)』シリーズの正統続編となる3D対戦アクション。
  • プレイアブルキャラクターは180体以上。原作・アニメのほか、『超』や映画オリジナルキャラまで網羅した大型ロスター。
  • 広い3Dフィールドを自由に飛び回りながら、近接・気弾・必殺技・覚醒形態を駆使して戦う、シリーズおなじみのバトルシステムを進化させた作り。
  • 悟空視点などで原作の名バトルを追体験する「エピソードバトル」と、「IF(もしも)」展開を楽しめる分岐シナリオを収録。
  • 対戦ルールやステージ・キャラを自由に組み合わせてオリジナルの対戦シーンを作れる「カスタムバトル」モードを搭載。
  • オンライン対戦ではランクマッチ/カジュアルマッチを用意し、フレンド対戦やルームマッチなどもサポート。
  • Unreal Engine 5によるセルアニメ調ビジュアルと、背景破壊・オーラ表現・演出カットインなど、アニメ表現を強く意識したグラフィックが高評価。

忖度なしレビュー

良かった点
  • 3D空間を全方位に動き回りながら戦うバトルが非常にダイナミックで、「ドラゴンボールの戦い」を自分で操作している感覚が強い。
  • キャラクター数が圧倒的で、メインどころからマニアックなキャラまで網羅されており、原作ファンなら「使いたいキャラがいない」という状況になりにくい。
  • 必殺技の演出や覚醒シーンが派手かつテンポ良く、アニメをそのまま操作しているような没入感がある。
  • エピソードバトルは名シーンの再現だけでなく、IF展開も含まれており、原作を知っているほど「もしこうだったら」を楽しめる作り。
  • カスタムバトルで好きな組み合わせやシチュエーションを作れるため、対戦だけでなく“遊びのネタ作り”としても長く遊べる。
  • レビューサイトやユーザースコアでも概ね好評で、「求めていたSparking!の最新形」という評価が多い。
気になった点
  • 操作体系やシステムがかなり情報量多めで、シリーズ初プレイの人には習得まで時間がかかる。チュートリアルを一通りこなしてからが本番という印象。
  • 画面エフェクトや演出が派手なぶん、バトル中の視認性が悪く感じる場面もあり、「何が起きているのか分かりにくい」という声もある。
  • キャラクター数が非常に多い反面、細かなバランス調整の難しさもあり、「強キャラと弱キャラの差が大きい」と感じるプレイヤーもいる。
  • エピソードバトルの一部は、演出よりも同じ展開のバトルが続く箇所があり、人によっては単調さや作業感が気になる可能性がある。
  • オンライン対戦では、回線状況や同期の問題でラグを感じるマッチもあり、格闘ゲーム的なシビアさを求めるとストレスにつながる場面も報告されている。

忖度なしスコア

  • 忖度なしスコア:8.6 / 10(「ドラゴンボールの戦い」を全力で再現したファン向け対戦アクションの決定版)
  • 難易度:やや高め(基本操作はシンプルだが、各種システムを理解してからが本番で、対戦で勝ち続けるには練習が必要)
  • ボリューム目安:エピソードバトルを一通りクリアするだけで20〜30時間前後、全キャラ開放やカスタムバトル作成・オンライン対戦をやり込むと100時間以上も狙えるタイプ
ドラゴンボール Sparking! ZERO

歴代ドラゴンボールゲームでも屈指の迫力を誇る3D対戦アクション最新作。 アニメさながらの演出と超高速バトル、豊富なキャラクターで 「かめはめ波」の撃ち合いを思い切り楽しめる決定版タイトルです。

価格・在庫は変動します。購入の際は各ショップの最新情報をご確認ください。

一言まとめ

『ドラゴンボール スパーキング!ゼロ』は、操作難度や情報量の多さゆえに“とっつきやすい格闘ゲーム”とは言いがたい一方で、 ハマったプレイヤーにとことん応えてくれるタイプの一本です。原作やアニメが好きで、「自分の手であのバトルを再現したい」と思ったことがある人なら、 フルプライスでも十分に元が取れる、“ドラゴンボール専用マシン”にしてしまってもいいレベルの濃さを備えています。

※この記事は 2025年に発売されたゲームを更新でまとめている記事です。 12月発売タイトルや追加発表された新作も、判明し次第すぐ反映していきます。

まとめ|2025年を一言で表すなら?

2025年のPS5・Switch 2・PCゲームの新作と名作タイトルを特集する記事のアイキャッチ画像。テレビ画面に映るファンタジーや近未来のゲームシーンを前に、ゲームコントローラーを持って楽しそうにプレイする男女のイラスト。1月から12月までのおすすめ作品を網羅するゲーマー向けのビジュアル。

2025年のゲームシーンは、とにかく「当たり年」。続編ラッシュや名作リメイクで心を震わせられたかと思えば、新規IPが想像以上の完成度で殴り込んできて、毎月のように「今月のベストはどれだ?」と自問する一年でした。

グラフィックの進化や新ハードの登場はもちろん、ジャンルの壁を越えて“プレイヤーの体験そのもの”に挑む作品が増えたことで、ゲームはただ遊ぶだけの娯楽ではなく、「記憶に刻まれる体験」として存在感を深めた年でもあります。プレイ時間、睡眠時間、積みゲーの圧力、すべてを超えて、それでも手を伸ばしたくなるタイトルが多すぎました。

もし「今年まだ名作と出会えていない」と感じているなら、この記事の月別レビューから気になる一本を選んでみてください。きっと“2025年を象徴する一本”と出会えるはずです。そして来年も、ゲームは間違いなく進化し続けます。この総まとめは2026年に向けても随時更新していきますので、気になるタイトルが増えたらまた覗きにきてください。

今年もゲームでたくさん遊んで、たくさん感情を動かして、最高の一年にしましょう。

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