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スターフォックスは買うべき?忖度なしレビュー|Switch2で復活した名作シューティングは今でも面白いのか

スターフォックスは、懐かしさだけでは終わらない“正統派リメイク”だった

『スターフォックス』は、Nintendo Switch 2向けに発売された3Dシューティングゲームです。

結論から言うと、本作はかなり良い復活です。

ただし、誰にでも無条件でおすすめできる大作というより、昔の『スターフォックス64』が好きだった人、短くても密度の高いアーケードライクなシューティングを楽しめる人に強く刺さる作品です。

本作は、1997年にNINTENDO 64で発売された『スターフォックス64』をベースに、グラフィック、操作性、演出、モード構成を現代向けに作り直したリメイクです。

ステージ構成や分岐ルートの骨格はそのままに、ビジュアルは大きく強化され、新規ムービーやチャレンジモード、4対4のバトルモードなども追加されています。

さらにSwitch2らしい要素として、Joy-Con 2のマウス操作にも対応しています。

特にマウスモードは、本作の評価を分けるポイントです。

通常のスティック操作よりも直感的に狙いやすい場面がある一方で、コックピット視点への切り替わりや、平らな場所が必要になる操作感には慣れが必要です。

つまり、Switch2の新機能を活かした面白さはある。

ただし、それがすべての人に快適とは限らない。

ここは忖度なしで見ておきたい部分です。

本作の良さは、懐かしさだけではありません。

短い時間で周回できるテンポの良さ。

分岐ルートを探す楽しさ。

仲間との掛け合い。

アーウィンを操るシンプルな気持ちよさ。

このあたりは、今遊んでもかなり強いです。

一方で、現代の大作ゲームのような長大なボリュームや、じっくり遊ぶ育成要素を求める人には、少し物足りない可能性があります。

本作は、長く遊ばせるRPGではありません。

何度も周回して、ルートやスコアを詰めていくタイプのシューティングです。

だからこそ、評価の分かれ目ははっきりしています。

『スターフォックス64』の手触りが好きだった人。

短時間で濃いプレイ体験を味わいたい人。

Switch2の新機能を活かした任天堂らしいリメイクを遊びたい人。

こういう人にはおすすめできます。

逆に、最新作らしい完全新規ストーリーや、何十時間も遊べる大ボリュームを期待すると、少し慎重でもいい作品です。

この記事では、Switch2版『スターフォックス』を、良かった点、気になった点、現代で遊ぶ価値、そして「なぜ今スターフォックスを復活させる意味があったのか」という視点から、忖度なしでレビューしていきます。

スターフォックスとは

『スターフォックス』は、Nintendo Switch 2専用ソフトとして発売された3Dシューティングゲームです。

本作は、完全新作というより、1997年にNINTENDO 64で発売された『スターフォックス64』をベースにしたフルリメイク作品です。

ステージ構成や分岐ルート、仲間との通信、アーウィンを操って敵を撃ち落とす基本的な遊びは、『スターフォックス64』の魅力を受け継いでいます。

一方で、単にグラフィックを綺麗にしただけの復刻ではありません。

Nintendo Switch 2向けにビジュアルや演出が作り直され、新規ムービー、チャレンジモード、バトルモード、なりきりフィルター、ホロメモリなどの要素が追加されています。

さらに、Joy-Con 2のマウス操作に対応しているのも大きな特徴です。

従来のスティック操作だけでなく、マウスのようにJoy-Con 2を動かして狙う操作にも対応しており、Switch2らしい新しい遊び方を取り入れています。

ただし、本作の本質はあくまで『スターフォックス64』型の短時間周回シューティングです。

広大なオープンワールドを探索するゲームではありません。

長時間かけてキャラクターを育成するゲームでもありません。

ルートを選び、ステージを突破し、スコアを伸ばし、何度も遊び直すタイプの作品です。

そのため、現代の大作ゲームと同じ感覚で見ると、ボリューム面では少しコンパクトに感じる可能性があります。

しかし、1プレイの密度、テンポ、分岐ルート、スコアアタック性は今でも強いです。

『スターフォックス64』の良さを、Switch2向けにどう再構築したのか。

そこが本作を評価するうえで一番重要なポイントになります。

基本情報

  • タイトル:Star Fox
  • 日本語表記:スターフォックス
  • ジャンル:3Dシューティング
  • 発売日:2026年6月25日
  • 対応機種:Nintendo Switch 2
  • メーカー:任天堂
  • 開発:Velan Studios
  • ベース作品:スターフォックス64
  • 主な追加要素:チャレンジモード/バトルモード/マウスモード/なりきりフィルター/ホロメモリ
  • プレイ人数:1人
  • 対戦:オンラインまたはおすそわけ通信によるバトルモード対応

本作を一言で言うなら、「スターフォックス64を現代向けに作り直したリメイク」です。

新しいスターフォックスの完全新作を期待している人は、そこを少し注意した方がいいです。

ただ、リメイクとして見るならかなり丁寧です。

昔のステージやテンポを残しながら、Switch2らしい操作や追加モードで現代向けに広げています。

懐かしさだけで買わせる作品ではなく、今の環境で『スターフォックス64』型のシューティングをもう一度遊ばせようとしている作品です。

良かった点

スターフォックス64の良さをかなり丁寧に残している

まず良かったのは、『スターフォックス64』の良さをかなり丁寧に残しているところです。

本作は、名前だけを使った別物の新作ではありません。

基本となるステージ構成、分岐ルート、仲間との通信、アーウィンを操って敵を撃ち落とすテンポの良さは、『スターフォックス64』の魅力をしっかり引き継いでいます。

ここはかなり重要です。

スターフォックスというシリーズは、長く遊ぶRPGではありません。

1回のプレイ時間は短めで、ルートを変えたり、スコアを伸ばしたり、何度も周回して楽しむタイプのゲームです。

本作は、その構造を無理に現代の大作ゲーム風に作り替えていません。

ここが良いです。

今の時代に合わせるなら、もっと長いキャンペーンや育成要素を入れる選択肢もあったと思います。

しかし、それをやりすぎるとスターフォックスらしさは薄くなります。

本作は、短くても密度が高い。

何度も遊び直すことで面白さが増す。

そういうアーケードライクな魅力を残しています。

懐かしさだけでなく、今遊んでもテンポの良さがあります。

ここはリメイクとしてかなり成功している部分です。

グラフィックと演出の強化で宇宙戦の迫力が増している

本作は、見た目の進化もかなり大きいです。

『スターフォックス64』は当時としては非常に印象的な3Dシューティングでしたが、今見ると当然ながら表現には時代を感じます。

Switch2版では、そこが大きく作り直されています。

宇宙空間、惑星上の戦闘、敵機とのドッグファイト、巨大ボスとの戦い。

それぞれの場面が現代的なビジュアルで描かれることで、スターフォックスの世界がかなりドラマチックになっています。

特に良いのは、単に画面が綺麗になっただけではないところです。

新規ムービーや演出の強化によって、フォックスたちが銀河を飛び回っている感覚が以前より分かりやすくなっています。

仲間との通信や掛け合いも、ただの懐かしい演出ではなく、チームで戦っている雰囲気を作る要素として効いています。

このあたりは、リメイクとしてかなり見栄えが良いです。

昔の作品を知っている人ほど、「あのステージがこうなるのか」という驚きがあります。

一方で、初めて遊ぶ人にとっても、古いゲームの焼き直しには見えにくいと思います。

Switch2のローンチ後タイトルとして、映像面のインパクトは十分あります。

マウスモードはSwitch2らしい新しい遊びになっている

Switch2版ならではの特徴として、Joy-Con 2のマウス操作に対応している点があります。

これはかなり面白い要素です。

通常のスティック操作でも遊べますが、マウスモードではJoy-Con 2をマウスのように動かして照準を合わせられます。

特に、細かい狙いをつけたい場面では、スティック操作より直感的に感じる場面があります。

ボスの弱点を狙う時や、敵機を素早く追う時など、マウス操作ならではの気持ちよさがあります。

ただし、ここは手放しで絶賛する部分ではありません。

マウス操作には平らな場所が必要です。

操作姿勢も通常プレイとは変わります。

さらに、マウスモード中は視点やボタン配置も変わるため、最初は少し慣れが必要です。

つまり、万人にとって絶対に快適な操作ではありません。

それでも、Switch2の機能をただのおまけではなく、スターフォックスの射撃に結びつけている点は評価できます。

新ハードらしい遊びを感じられる要素として、マウスモードはかなり存在感があります。

周回・分岐・チャレンジで短さを補っている

スターフォックスは、もともと1周が長いゲームではありません。

本作も、現代の大作ゲームのように何十時間もストーリーを追うタイプではありません。

ただ、その短さを補う仕組みはあります。

分岐ルートを探す。

別のステージを通る。

スコアを伸ばす。

チャレンジモードに挑む。

バトルモードで対戦する。

このように、1回クリアして終わりではなく、何度も遊び直す前提の作りになっています。

特に分岐ルートは、スターフォックスらしさを支える重要な要素です。

ただクリアするだけなら短く感じます。

しかし、別ルートを探したり、ハイスコアを狙ったりすると、遊びの密度が増していきます。

ここを楽しめる人には、本作はかなり相性が良いです。

逆に、1本道の長いキャンペーンを期待すると、物足りなさはあると思います。

本作は、ボリュームで圧倒するゲームではありません。

短いプレイを何度も繰り返し、少しずつ上手くなっていくゲームです。

この昔ながらの構造を、現代のリメイクとして成立させている点は評価できます。

スターフォックス64とSwitch2版スターフォックスの違い

比較項目スターフォックス64Switch2版スターフォックス
発売時期1997年2026年6月25日
対応機種NINTENDO 64Nintendo Switch 2
基本構造短時間周回型の3Dシューティング原作の構造を残したフルリメイク
映像表現NINTENDO 64時代のポリゴン表現現代向けに大幅強化されたグラフィックと演出
操作コントローラー操作中心通常操作に加えてJoy-Con 2のマウス操作に対応
追加要素ルート分岐やスコアアタックが中心チャレンジモード、4対4バトルモード、なりきりフィルター、ホロメモリなどを追加
評価のポイント3Dシューティングとしての完成度とテンポの良さ原作の手触りを残しつつ、Switch2らしい新要素を加えた点
位置づけシリーズの基準になった名作その名作を現代向けに再確認するリメイク

なぜ今、スターフォックスを復活させる意味があったのか

『スターフォックス』を語るうえで、一番大事なのはここです。

なぜ今、スターフォックスを復活させる意味があったのか。

スターフォックスは、任天堂の中でもかなり独特なシリーズです。

マリオやゼルダのように、時代ごとに大型新作が安定して出続けてきたシリーズではありません。

知名度は高い。

キャラクター人気もある。

『スターフォックス64』という名作もある。

それでも、シリーズとしては長く主役の座から離れていました。

だからこそ、Switch2でいきなり復活したことには意味があります。

本作は、完全新作ではなく『スターフォックス64』をベースにしたリメイクです。

ここはかなり重要です。

もし完全新作として大きく作り変えていたら、スターフォックスらしさをどう現代化するかで評価が大きく割れていたと思います。

オープンワールド化するのか。

長編ストーリーにするのか。

オンライン対戦中心にするのか。

それとも、まったく違うジャンルに広げるのか。

しかし任天堂は、まず『スターフォックス64』型のゲーム性を現代に戻す選択をしました。

これはかなり堅実です。

スターフォックスの本質は、長大なボリュームではありません。

短時間で濃く遊べるステージ。

ルート分岐。

アーウィンを操作する気持ちよさ。

仲間との通信。

何度も遊び直して上達するアーケード的な作り。

この部分がシリーズの核です。

Switch2版は、その核を残したうえで、映像、演出、マウス操作、チャレンジモード、バトルモードなどを加えています。

つまり本作は、スターフォックスを現代の大作ゲームに無理やり変えるのではなく、スターフォックス64型の面白さが今でも成立するのかを確認する作品だと思います。

ここが面白いところです。

現代のゲームは、長く遊べることや、広い世界を探索できることが評価されやすいです。

一方で、スターフォックスはその逆です。

短い。

一本道に見える。

育成もほとんどない。

しかし、何度も遊び直すことでルートやスコアが変わり、少しずつ上手くなる。

これは、今の大作ゲームとは違う価値です。

だからこそ、本作の復活には意味があります。

Switch2という新ハードの初期に、あえてコンパクトで密度の高い3Dシューティングを出す。

それは、ハードの性能を見せるだけでなく、任天堂が昔から持っている「短くても何度も遊びたくなるゲーム」の強さを再提示することでもあります。

もちろん、これがシリーズ完全復活の第一歩になるかは分かりません。

本作の評価や売れ方によって、今後のスターフォックスの方向性は変わると思います。

ただ少なくとも、Switch2版『スターフォックス』は、懐かしさだけで出された作品ではありません。

『スターフォックス64』の構造を、今の時代にもう一度通用させるためのリメイクです。

その意味で、本作は単なる復刻ではなく、シリーズの再確認に近い作品だと思います。

スターフォックスは、今の時代にまだ必要なのか。

このリメイクは、その問いへの答えになっています。

なぜスターフォックスは長く新作が止まっていたのか

歴代スターフォックス作品の方向性比較

作品主な特徴方向性
スターフォックススーパーファミコンで3Dシューティングに挑戦したシリーズ原点技術的挑戦
スターフォックス64ルート分岐、通信演出、短時間周回の完成度を高めた代表作シリーズの完成形
スターフォックスアドベンチャーアーウィン中心ではなく、アクションアドベンチャー寄りに変化ジャンル拡張
スターフォックス アサルト空中戦に加えて、地上戦や多人数対戦の要素を導入遊び方の拡張
スターフォックス コマンド戦略マップや複数エンディングを取り入れた携帯機向け作品実験的展開
スターフォックス ゼロWii U GamePadを使った独自操作で、64型の再構築に挑戦操作面の挑戦
スターフォックススターフォックス64をベースに、Switch2向けに映像・操作・モードを再構築原点回帰と現代化

スターフォックスは、任天堂の中でもかなり難しい立場にあるシリーズです。

知名度は高い。

キャラクターも強い。

『スターフォックス64』という代表作もある。

それでも、マリオやゼルダのように、定期的に大型新作が出続けるシリーズにはなりませんでした。

その理由は、スターフォックスというゲームの核がかなり特殊だからだと思います。

スターフォックスの本質は、広い世界を自由に探索することではありません。

長い物語を少しずつ進めることでもありません。

短いステージを高密度で駆け抜け、分岐ルートを探し、スコアを伸ばし、何度も遊び直すことです。

これは非常にゲームらしい面白さです。

ただ、現代の大作ゲームとしては売り方が難しい。

今のゲーム市場では、長く遊べること、広い世界があること、育成や収集要素が多いことが評価されやすいです。

一方で、スターフォックスは短時間周回型のシューティングです。

1周のボリュームを大きく増やしすぎると、スターフォックスらしいテンポが崩れます。

逆に、昔ながらの短さを残すと、価格やボリューム面で不満が出やすい。

ここがかなり難しいところです。

さらに、シリーズは何度も方向性を模索してきました。

『スターフォックスアドベンチャー』では、アクションアドベンチャー寄りの作品になりました。

『スターフォックスアサルト』では、空中戦だけでなく地上戦も取り入れました。

『スターフォックスコマンド』では、戦略マップや複数エンディングの要素がありました。

『スターフォックス ゼロ』では、Wii U GamePadを使った独自操作に挑戦しました。

つまり、任天堂もずっと「スターフォックスをどう現代化するか」を探っていたのだと思います。

ただ、その試行錯誤が必ずしもシリーズの定番化にはつながりませんでした。

特に難しいのは、スターフォックス64の完成度が高すぎたことです。

多くのファンにとって、スターフォックスの基準は今でも『スターフォックス64』です。

新作を作れば、必ずそこと比べられる。

変えすぎると「スターフォックスらしくない」と言われる。

変えなさすぎると「また64の焼き直し」と言われる。

この板挟みが、シリーズを難しくしていたように感じます。

だからこそ、Switch2版が『スターフォックス64』をベースにしたリメイクであることには意味があります。

いきなり完全新作で大きく変えるのではなく、まずシリーズの核を現代の環境で確認する。

短時間周回型の3Dシューティングは、今でも通用するのか。

アーウィンを操作する気持ちよさは、今のプレイヤーにも届くのか。

スターフォックス64型の分岐やスコアアタックは、現代でも魅力になるのか。

本作は、その問いに答えるためのリメイクだと思います。

長く止まっていたシリーズを復活させるなら、まず「何がスターフォックスらしさなのか」を再確認する必要がある。

その意味で、Switch2版『スターフォックス』はかなり堅実な選択です。

派手な完全新作ではありません。

しかし、シリーズをもう一度前に進めるための土台としては、十分に意味のある復活だと思います。

気になった点

キャンペーンの短さは好みが分かれる

まず気になったのは、キャンペーンの短さです。

本作は『スターフォックス64』をベースにしたリメイクなので、もともとの作りがかなりコンパクトです。

1本の長いストーリーを何十時間も進めるゲームではありません。

ルートを選び、ステージを突破し、最後まで一気に駆け抜けるタイプのシューティングです。

ここはスターフォックスらしさでもあります。

ただ、現代のゲームとして見ると、ボリューム面で物足りなく感じる人はいると思います。

もちろん、分岐ルート、チャレンジモード、バトルモード、スコアアタックがあります。

1回クリアして終わりではなく、何度も遊び直す前提の作りです。

しかし、「クリアまでの長さ」だけで見ると、最近の大作ゲームとはまったく違います。

この短さを、

「テンポが良くて何度も遊べる」

と感じるか。

それとも、

「フルプライスでこれは短い」

と感じるか。

ここで評価はかなり分かれると思います。

完全新作を期待すると肩透かしになる

本作は、スターフォックスの完全新作ではありません。

『スターフォックス64』をベースにしたフルリメイクです。

ここは購入前にかなり大事です。

新しい惑星。

新しいストーリー。

完全新規のゲームシステム。

シリーズの次の時代を見せる完全新作。

こういうものを期待していると、少し肩透かしになる可能性があります。

本作がやっているのは、あくまで『スターフォックス64』型の面白さを現代に戻すことです。

ステージ構成や分岐ルートの骨格も、原作の魅力をかなり残しています。

そのため、良く言えば正統派リメイク。

悪く言えば、新鮮味はそこまで大きくありません。

『スターフォックス64』を何度も遊んだ人ほど、懐かしさと同時に「もっと大胆に変えてもよかったのでは」と感じる部分はあると思います。

シリーズ復活作としては嬉しい。

ただし、完全新作としての驚きを求める作品ではありません。

ここは冷静に見ておきたいです。

マウスモードは便利だが万人向けではない

Joy-Con 2のマウス操作は、本作の大きな特徴です。

照準を合わせやすく、狙う操作との相性も良いです。

ただし、誰にとっても快適とは限りません。

まず、マウス操作には平らな場所が必要です。

ソファでくつろぎながら遊ぶ場合や、携帯モード中心で遊ぶ場合は、環境によって使いにくく感じる可能性があります。

また、通常のスティック操作とは感覚がかなり違います。

慣れるまでは、飛行と照準をうまく分けて考える必要があります。

マウスモードは、Switch2らしい新しい遊びとして面白いです。

ただ、これが本作の決定版操作かと言われると、人によります。

昔ながらのスティック操作の方がしっくりくる人もいるはずです。

マウス操作は強力な追加要素ですが、必須の魅力として考えすぎると少しズレると思います。

バトルモードは盛り上がり次第で評価が変わる

本作には、4対4のバトルモードがあります。

これはかなり面白い追加要素です。

スターフォックスチームとスターウルフチームに分かれて、オンラインやおすそわけ通信で対戦できるモードになっています。

ただし、この手のモードは発売後のプレイヤー数やマッチング環境に左右されます。

ルールが良くても、遊ぶ人が少なければ長く続きません。

逆に、プレイヤーが集まればかなり盛り上がる可能性があります。

つまり、バトルモードの評価は現時点では少し保留です。

ひとりで遊ぶキャンペーンやチャレンジモードは評価しやすいですが、対戦モードはコミュニティ次第です。

発売直後は盛り上がっても、数か月後にどれくらい人が残るかは分かりません。

本作をバトルモード目的で買う場合は、そこを少し意識した方がいいと思います。

キャンペーン目当てなら安定。

対戦目当てなら、今後のプレイヤー人口も込みで判断したい作品です。

おすすめできる人

スターフォックス64が好きだった人

本作を一番おすすめしやすいのは、『スターフォックス64』が好きだった人です。

Switch2版『スターフォックス』は、完全新作というより、『スターフォックス64』の良さを現代向けに作り直したリメイクです。

そのため、当時のルート分岐、仲間との通信、アーウィンを操作する感覚、短時間で一気に駆け抜けるテンポが好きだった人にはかなり刺さります。

昔の記憶をそのまま遊ぶというより、思い出の中にあるスターフォックスを今の映像と操作で遊び直す感覚に近いです。

逆に、完全新作のスターフォックスを期待している人には、やや物足りなく感じるかもしれません。

本作はシリーズの未来を大きく変える新作というより、まず『スターフォックス64』型の面白さを今の時代に戻す作品です。

そこを理解して遊ぶなら、かなり満足度は高いと思います。

短時間で密度の高いシューティングを遊びたい人

長時間の大作ゲームより、短くても濃いゲームを遊びたい人にも向いています。

本作は、1周クリアまでの長さで勝負するゲームではありません。

ステージを突破し、分岐ルートを探し、スコアを伸ばし、何度も遊び直すタイプです。

1回のプレイが短いからこそ、もう一度挑戦しやすい。

ルートを変えたくなる。

スコアを更新したくなる。

この繰り返しが好きな人には、本作の作りはかなり合います。

最近のゲームは、どうしても長時間遊べることが重視されがちです。

しかし、スターフォックスはその逆です。

短いプレイの中に、操作の気持ちよさや分岐の発見、スコア更新の楽しさを詰め込んでいます。

ここに価値を感じる人なら、十分におすすめできます。

Switch2らしい操作を試したい人

Joy-Con 2のマウス操作に興味がある人にも、本作は試す価値があります。

スターフォックスは、狙って撃つゲームです。

そのため、マウス操作との相性はかなり分かりやすいです。

細かく照準を合わせる。

敵機を追う。

弱点を狙う。

こうした場面で、マウスモードはSwitch2らしい新しさを感じやすい要素になっています。

ただし、マウス操作だけを目的に買うほど万能ではありません。

平らな場所が必要ですし、操作姿勢も通常プレイとは変わります。

スティック操作の方が落ち着く人もいると思います。

それでも、Switch2の新機能をゲーム性にきちんと結びつけた作品としては、かなり分かりやすい一本です。

新ハードらしい遊びを体験したい人には向いています。

家族や友人とバトルモードを遊びたい人

対戦要素に興味がある人にも、本作は候補になります。

本作には、スターフォックスチームとスターウルフチームに分かれて戦う4対4のバトルモードがあります。

オンラインだけでなく、おすそわけ通信にも対応しているため、環境が合えばかなり盛り上がりやすい要素です。

キャンペーンだけを見ると、どうしてもボリュームはコンパクトです。

しかし、バトルモードやチャレンジモードまで含めると、遊び方の幅は広がります。

ただし、対戦モードはプレイヤー人口に左右されます。

長く遊べるかどうかは、発売後にどれだけ人が残るかにも関係します。

そのため、バトルモードだけを目的に買うより、キャンペーンとチャレンジを楽しみつつ、対戦も遊べたら嬉しいくらいの感覚がちょうどいいと思います。

新しい大作ではなく、任天堂らしいリメイクを遊びたい人

本作は、巨大なオープンワールドでも、長編ストーリーRPGでもありません。

むしろ、かなりコンパクトな作りです。

しかし、その中に任天堂らしい遊びの密度があります。

短くても繰り返したくなる。

操作が分かりやすい。

ステージごとに違う遊びがある。

少し上達すると、前より気持ちよく進める。

この感覚を楽しめる人には、本作はかなり向いています。

一方で、最新作らしい大ボリュームや、完全新規の物語を期待する人には合わない可能性があります。

本作は「今の時代の大作ゲーム」ではなく、「昔ながらの名作シューティングを今の技術で遊び直すゲーム」です。

そこに魅力を感じる人におすすめです。

忖度なしスコア

『スターフォックス』は、リメイク作品としてかなり完成度が高いです。

『スターフォックス64』の良さを残しながら、映像、演出、操作、チャレンジ、バトルモードを現代向けに強化している点はしっかり評価できます。

特に、短時間で何度も遊び直す3Dシューティングとしてのテンポは今でも強いです。

一方で、キャンペーンの短さや、完全新作ではなくリメイクであることは評価が分かれる部分です。

長時間遊べる大作を求める人には、少し物足りなく感じる可能性があります。

また、マウスモードはSwitch2らしい新しさがありますが、すべての人にとって決定版の操作とは言い切れません。

そのため、9点台の傑作というより、

「かなり出来の良いリメイクだが、ボリュームと新鮮味で少し人を選ぶ良作」

という評価です。

評価項目スコア
リメイク作品としての完成度8.8 / 10
3Dシューティングとしての面白さ8.5 / 10
Switch2ならではの新鮮味8.0 / 10
グラフィック・演出8.7 / 10
周回・やりこみ要素8.2 / 10
初心者の遊びやすさ8.0 / 10
ボリューム・価格バランス7.4 / 10
総合スコア8.3 / 10
Star Fox (スターフォックス) -Switch2

スターフォックス64の魅力を現代向けに再構築したSwitch2版。シリーズファンはもちろん、初めて遊ぶ人にもおすすめの一本です。

価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。

総評

『スターフォックス』は、かなり完成度の高いリメイクです。

特に良いのは、『スターフォックス64』の核を無理に壊していないところです。

短時間で遊べるステージ構成。

ルート分岐。

仲間との通信。

アーウィンを操るシンプルな気持ちよさ。

何度も遊び直して、少しずつ上手くなっていく感覚。

このあたりは、今遊んでもしっかり面白いです。

Switch2向けにグラフィックや演出が強化され、マウスモードやチャレンジモード、バトルモードも追加されています。

単なる懐かし復刻ではなく、現代向けに遊びやすく作り直したリメイクと言っていいと思います。

一方で、弱点もあります。

キャンペーンは短めです。

完全新作ではなく、『スターフォックス64』をベースにしたリメイクなので、新鮮味は人によって物足りなく感じる可能性があります。

また、マウスモードも面白い要素ではありますが、全員にとって決定版の操作とは言い切れません。

つまり本作は、何十時間も遊べる大作を求める人向けではありません。

短くても密度の高い3Dシューティングを、何度も遊び直して楽しむ作品です。

『スターフォックス64』が好きだった人。

ルート分岐やスコアアタックが好きな人。

Switch2で任天堂らしいリメイクを遊びたい人。

こういう人にはかなりおすすめできます。

逆に、完全新作のスターフォックスや、長大なキャンペーンを期待している人は、少し慎重に見た方がいいです。

忖度なしで評価するなら、総合スコアは8.3点。

「シリーズ復活としてかなり嬉しい良作」

ただし、

「ボリュームと新鮮味で少し人を選ぶリメイク」

という評価です。

懐かしさだけに頼らず、今の時代にスターフォックスをもう一度遊ばせる意味は十分にありました。

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