- ダウ90000がM-1に5人で出た理由|1000~7000の全7組と歴代成績
- ダウ90000がM-1に5人で出場した理由とは?
- 2021年にM-1へ出場した5人は誰?
- M-1グランプリは5人組でも出場できる?
- 2021年のM-1は準々決勝進出|初挑戦からの成績
- 2023年に「1000」が誕生|5人編成と2人組が並行して出場
- 2025年は7組でM-1に挑戦!「1000~7000」の全メンバーと成績
- 7組の挑戦はM-1より前から始まっていた
- 「1000」「4000」「6000」はどんなコンビ?
- 2026年のM-1は「1000」「4000」の2組が3回戦進出
- なぜダウ90000はM-1に挑戦し続けるのか?
- ダウ90000のM-1出場についてよくある質問
- まとめ|5人漫才から7組への挑戦は、ダウ90000らしい発展だった
ダウ90000がM-1に5人で出た理由|1000~7000の全7組と歴代成績

ダウ90000は8人組なのに、なぜM-1グランプリには5人で出場していたのでしょうか。
2021年、M-1に初めて挑戦したダウ90000の編成は、主宰の蓮見翔と女性メンバー4人の計5人でした。男性メンバー3人は出場していません。
5人編成を選んだ理由には、普段のダウ90000らしさを漫才でも表現し、その漫才をきっかけに演劇公演の観客を増やしたいという蓮見の考えがありました。
結果は準々決勝進出。決勝には届かなかったものの、5人による漫才は注目を集めました。
その後、ダウ90000のM-1挑戦はさらに変化します。2023年には蓮見と園田祥太による「1000」が登場。2025年には、蓮見が自分以外のメンバー7人とそれぞれコンビを組み、「1000」から「7000」までの7組で出場しました。
2026年は「1000」と「4000」の2組が挑戦しており、10月20日の2回戦をともに突破しています。
5人での出場から、7組の別コンビによる挑戦へ。ダウ90000のM-1出場歴には、人数の珍しさだけでは説明できない変化があります。
ダウ90000がM-1に5人で出場した理由とは?
2021年11月19日、蓮見翔は自身のnoteに「M-1に5人で出ました」という文章を公開しました。
準々決勝で敗退した直後に書かれたもので、出場した目的や、5人編成を選んだ経緯が詳しく説明されています。
最大の目的はダウ90000の宣伝だった
蓮見が挙げた出場理由は、大きく三つありました。
- 小学生のころからM-1グランプリが好きだったこと
- 演劇を中心に活動していても、お笑いの賞レースから逃げたくなかったこと
- M-1を通してダウ90000の知名度を高め、演劇公演の観客を増やしたかったこと
このうち蓮見が最も大きな理由として挙げたのは、三つ目の宣伝目的でした。
ダウ90000はもともと演劇公演を行うグループとして活動していましたが、観客を増やすためには、まずグループそのものを知ってもらう必要があります。
そこで取り組んだのが、短いコントを数多く制作し、YouTubeで公開することでした。長編の演劇公演をいきなり見に来てもらうより、数分の動画でグループに興味を持ってもらう方が入口を作りやすいと考えたのです。
M-1への出場も、この取り組みの延長にありました。
漫才の賞レースには、普段は演劇を見ないお笑いファンも注目します。そこでダウ90000を知った人が、今度はコントライブや演劇公演に足を運んでくれれば、新しい観客層を開拓できます。
単にM-1で勝つことだけでなく、グループ全体の活動につなげようとしていたことが、当時の本人の文章から分かります。
最初は普通の2人組の漫才も作っていた
意外なのは、最初から5人漫才を作ろうとしていたわけではないことです。
蓮見によると、ダウ90000の活動中にも、2人組で演じる漫才を何本か制作していました。
しかし、それらは蓮見が思い描く「ダウ90000がやる漫才」とは少し違っていたようです。
そこで考えたのが、蓮見と女性メンバー4人による5人編成でした。
ダウ90000のコントでは、複数の登場人物による会話や認識のずれが笑いにつながります。その特徴を生かすには、一般的なボケとツッコミの2人組にこだわる必要はありません。
蓮見が重視したのは、M-1で初めてグループを知った人が、その後ダウ90000の演劇公演を見に来ても、期待していた内容と大きく違うと感じないことでした。
漫才だけのために普段とは別の芸風を作るのではなく、グループの持ち味をM-1の舞台へ持ち込む。そのために選ばれたのが5人という形だったのです。
2021年にM-1へ出場した5人は誰?
2021年のM-1グランプリには、以下の5人が「ダウ90000」の名前で出場しました。
| メンバー | M-1登録名・区分 | 2021年 |
|---|---|---|
| 蓮見翔 | 蓮見水族館 | 出場 |
| 吉原怜那 | 女性メンバー | 出場 |
| 中島百依子 | 女性メンバー | 出場 |
| 道上珠妃 | 女性メンバー | 出場 |
| 忽那文香 | 女性メンバー | 出場 |
| 園田祥太 | 男性メンバー | 不参加 |
| 飯原僚也 | 男性メンバー | 不参加 |
| 上原佑太 | 男性メンバー | 不参加 |
出場した5人の名前は、M-1グランプリ公式のダウ90000プロフィールにも登録されています。
蓮見だけが「蓮見水族館」という名前で登録されている点も特徴です。これはM-1の登録上の表記であり、別のメンバーが参加していたという意味ではありません。
出場しなかった男性3人は何をしていた?
8人組なのに5人しか出場しないとなれば、残る3人との関係が気になるところです。
この疑問についても、蓮見は2021年のnoteで説明しています。
園田祥太、飯原僚也、上原佑太の3人は、M-1に出場する5人を応援していました。稽古場ではネタを見て笑ってくれたことが、出場メンバーの自信にもつながったそうです。
5人だけで大会に出ることによって、メンバー同士が気まずくなったり、揉めたりすることもなかったと蓮見は振り返っています。
2021年の時点でグループはすでに8人体制でした。M-1への出場人数が5人だったからといって、ダウ90000自体が5人組になったわけではありません。
なお、ダウ90000が結成当初の10人から現在の8人になった経緯は、別の記事「ダウ90000はなぜ8人?結成の経緯と『劇団』を名乗らない理由」で詳しく紹介しています。
M-1グランプリは5人組でも出場できる?
M-1といえば2人組の漫才コンビを思い浮かべる人が多いでしょう。しかし、公式ルールでは2人組に限定されていません。
M-1グランプリの出場資格は「2人以上の漫才師」です。3人組、4人組、5人組でも、ほかの出場条件を満たしていれば参加できます。
2026年の公式エントリー情報では、次の条件が示されています。
| 項目 | M-1グランプリ2026の条件 |
|---|---|
| 人数 | 2人以上。ピンでの出場は不可 |
| 結成年 | 2011年1月1日以降の結成 |
| プロ・アマ | どちらも参加可能 |
| 所属事務所 | 所属の有無を問わない |
| 審査基準 | とにかくおもしろい漫才 |
大会の名称は「M-1グランプリ」ですが、参加資格に人数の上限は示されていません。複数人による漫才も正式に審査の対象となります。
したがって、2021年のダウ90000が5人で出場できたのは、特別な例外として認められたからではありません。
5人の漫才は「漫才ではない」と言われたことも
一方、規定上出場できることと、観客がそのネタをどう受け取るかは別の話です。
2021年のM-1挑戦について、蓮見は5人という人数の使い方を評価する声があった一方、漫才と呼べるのか疑問視する反応もあったと紹介しています。
通常の2人組とは違い、話す人も、会話に割り込む人も、反応する人も多い。それまでの漫才のイメージから外れて見えることはあったのでしょう。
ただ、ダウ90000はこの形式で3回戦を通過し、準々決勝まで進出しました。
少なくともM-1の大会では、5人によるダウ90000の漫才は正式な出場作品として審査され、結果を残しています。
2021年のM-1は準々決勝進出|初挑戦からの成績
2021年のダウ90000は、エントリーNo.3994で大会に参加しました。
公式記録による予選の結果は次のとおりです。
| ラウンド | 日付 | 結果 |
|---|---|---|
| 1回戦 | 9月30日 | 通過 |
| 2回戦 | 10月19日 | 通過 |
| 3回戦 | 11月2日 | 通過 |
| 準々決勝 | 11月16日 | 敗退 |
決勝や準決勝への進出ではありませんが、初めて5人編成で挑戦した大会で準々決勝まで勝ち進んだことは、その後の活動にも影響を与えました。
蓮見翔には、それ以前からM-1出場経験があった
ここで間違えやすいのが、2021年が蓮見にとって初めての漫才挑戦だったという認識です。
実際には、ダウ90000の結成前後に「ヌープリッキー」というコンビで漫才をしていた時期がありました。
蓮見によると、ヌープリッキーでは3年間M-1に挑戦しましたが、最高成績は2回戦でした。
その経験があったからこそ、ダウ90000の5人編成で準々決勝まで勝ち残れたことには、特別な思いがあったようです。
2021年にはM-1への挑戦を一度区切る考えだった
準々決勝で敗退した後、蓮見は翌年以降のM-1出場について、一度区切りにする考えを示していました。
5人という形式の新鮮さも結果につながったと感じており、次の年に同じ成績を上回る自信がないと述べています。
ただし、漫才そのものをやめるつもりだったわけではありません。自分たちのライブでは引き続き披露したいという考えも書かれています。
そして実際に、2023年には再びM-1に挑戦することになります。
2023年に「1000」が誕生|5人編成と2人組が並行して出場
2023年、ダウ90000のM-1出場に新しい形が加わります。
それが、蓮見翔と園田祥太によるコンビ「1000(セン)」です。
M-1公式プロフィールによると、1000の結成年月日は2023年7月31日。ダウ90000のメンバー同士で結成された2人組です。
2023年は「ダウ90000」の5人編成と「1000」の両方がM-1に出場し、ともに準々決勝まで進出しました。
2024年も両組が出場していますが、この年はどちらも3回戦で敗退しています。
つまり、5人編成のダウ90000が活動を終えてから1000に切り替えたという流れではありません。2023年と2024年には、両方の編成が並行して存在していたのです。
「ダウ90000」と「1000」の歴代成績比較
| 大会 | ダウ90000(5人) | 1000(蓮見・園田) |
|---|---|---|
| 2021年 | 準々決勝敗退 | 結成前 |
| 2022年 | 出場記録なし | 結成前 |
| 2023年 | 準々決勝敗退 | 準々決勝敗退 |
| 2024年 | 3回戦敗退 | 3回戦敗退 |
| 2025年 | 出場記録なし | 準々決勝敗退 |
| 2026年 | 出場記録なし | 3回戦進出(10月22日時点) |
2025年以降は、従来の5人編成によるダウ90000名義ではなく、蓮見がメンバーと個別に組んだコンビによる挑戦が中心になります。
その変化が最もはっきり表れたのが、2025年大会でした。
2025年は7組でM-1に挑戦!「1000~7000」の全メンバーと成績
2025年のM-1グランプリでは、蓮見翔が自分以外のメンバー7人と一人ずつコンビを組み、合計7組でエントリーしました。
コンビ名は「1000」「2000」「3000」「4000」「5000」「6000」「7000」。数字を千ずつ増やした、統一感のある名前になっています。
注目したいのは、これが7人のうち誰かを中心にした7組ではなく、7組すべてに蓮見翔が参加する形だったという点です。
そのため、蓮見は相方ごとに異なる漫才を演じる必要がありました。
1000~7000の相方・エントリー番号・2025年成績一覧
M-1公式の登録情報をもとに、7組の構成と結果をまとめました。コンビ名から各組の公式プロフィールを確認できます。
| コンビ名 | 蓮見翔の相方 | No. | 2025年M-1成績 |
|---|---|---|---|
| 1000 | 園田祥太 | 5532 | 準々決勝敗退 |
| 2000 | 忽那文香 | 5551 | 3回戦敗退 |
| 3000 | 飯原僚也 | 5550 | 3回戦敗退 |
| 4000 | 吉原怜那 | 5549 | 準々決勝敗退 |
| 5000 | 道上珠妃 | 5548 | 2回戦敗退 |
| 6000 | 中島百依子 | 5547 | 準々決勝敗退 |
| 7000 | 上原佑太 | 5546 | 2回戦敗退 |
2025年に準々決勝まで進んだのは、1000、4000、6000の3組でした。
2000と3000は3回戦、5000と7000は2回戦で敗退。7組すべてが同じラウンドまで進んだわけではありません。
また、1000は2023年に結成されたコンビですが、2000~7000の6組はM-1公式で2024年12月15日結成と登録されています。
2025年に7組が一斉に誕生したのではなく、それ以前から活動していた1000に、新たな6組が加わった形です。
7組という数にはどんな意味があった?
2026年5月発売の『anan』のインタビューで、蓮見はM-1に複数組でエントリーする戦略について語っています。
蓮見は、長年漫才を磨いてきた専門の漫才師たちに、そのままの土俵で勝つことは簡単ではないと考えていました。
一方、M-1は大きな注目を集める大会です。漫才の人気を利用してグループの知名度を上げることにも意味があります。
そこで、一つのコンビだけで勝負するのではなく、メンバーの組み合わせを増やして大会へ挑戦する方法を選びました。
2021年は5人という珍しい編成で話題を作り、2025年は7組という出場の仕方そのものが注目を集める。手段は変わりましたが、漫才を通じてダウ90000の存在を広めようとする考え方には共通するものがあります。
ただし、蓮見は賞レースで勝つことへの意欲も語っています。7組での出場は宣伝だけを目的としたものではなく、相方を変えながら漫才で結果を残す挑戦でもありました。
参考:anan「人気も評価も高騰中! ダウ90000を率いる蓮見翔の戦略に迫る」
7組の挑戦はM-1より前から始まっていた
実は、2025年の7組による賞レース挑戦は、M-1だけに向けて始まったものではありません。
同年にスタートした「ダブルインパクト~漫才&コント 二刀流No.1決定戦~」にも、蓮見はメンバー7人とそれぞれコンビを組んでエントリーしています。
この大会では漫才とコントの両方が求められるため、一つのコンビにつき少なくとも2種類のネタを用意する必要があります。
2025年4月30日放送のテレビ東京『あちこちオードリー』で、蓮見は7組で挑戦していることを明かし、1回戦だけで14本のネタを披露することになると説明しました。
7組それぞれに漫才とコントが必要になるため、7組×2本で計14本というわけです。
さらに、ダブルインパクト2025では、蓮見と吉原怜那の「4000」が準決勝まで進出しました。
ここは大会名を区別しておきたいところです。
- M-1グランプリ2025:4000は準々決勝敗退
- ダブルインパクト2025:4000は準決勝進出
同じ4000でも、大会によって到達したラウンドは異なります。
コンビを複数組作るだけでも準備は増えますが、漫才とコントの両方をそれぞれの組み合わせに合わせて制作するとなれば、脚本を担当する蓮見の作業量も相当なものになります。
ダウ90000がもともと演劇とコントを並行してきたグループだったからこそ、こうした大会にも独特の形で参加できたのでしょう。
「1000」「4000」「6000」はどんなコンビ?
2025年のM-1で準々決勝まで進出した3組には、それぞれ異なるメンバーが参加しています。
1000|蓮見翔と園田祥太
1000は、蓮見翔と園田祥太によるコンビです。
2023年7月31日結成。7組の中でも最も早い時期から活動しており、2023年、2025年のM-1で準々決勝まで進出しています。
園田と蓮見は大学時代からの付き合いがあり、グループ内では数少ない同期同士の組み合わせです。
2026年の『anan』インタビューでも、ダウ90000の漫才ユニットの一つとして紹介されています。
7組の挑戦が始まる前から大会で結果を残していたため、ダウ90000の2人組漫才を考えるうえでは、中心的な存在といえるでしょう。
4000|蓮見翔と吉原怜那
4000は、蓮見翔と吉原怜那によるコンビです。
2024年12月15日結成。2025年はダブルインパクトで準決勝に進出し、M-1でも準々決勝まで勝ち残りました。
吉原はもともとお笑いを志望していたメンバーで、ダウ90000の中でも漫才との接点が深い一人です。
2026年も1000とともにM-1へ出場していることから、継続的に活動する組み合わせとなっています。
6000|蓮見翔と中島百依子
6000は、蓮見翔と中島百依子によるコンビです。
2024年12月15日結成。2025年のM-1では3回戦を通過し、準々決勝まで進出しました。
6000については、ネタ制作の興味深いエピソードも残っています。
2025年末の活動を振り返る「ダウ主総会2025」では、6000で披露したネタが、もともとは蓮見と道上珠妃による5000のために作られていたものだったと紹介されました。
これは、7組それぞれのネタが完全に独立して作られていたわけではなく、演者との組み合わせを見ながら調整されていたことが分かるエピソードです。
同じ蓮見の脚本でも、誰が相方になるかで会話の印象やネタの成立の仕方は変わります。7組を並行して活動させることには、そうした組み合わせの違いを試す意味もあったと考えられます。
2026年のM-1は「1000」「4000」の2組が3回戦進出
2026年10月22日時点では、ダウ90000のメンバーによるM-1への挑戦は「1000」と「4000」の2組が中心となっています。
蓮見自身も2026年10月20日、今年は1000と4000だけで出場していることをSNSで説明しました。
2025年のように7組すべてで挑戦しているわけではありません。
10月20日の2回戦で両組が通過
2026年10月20日、東京・雷5656会館ときわホールでM-1の2回戦が行われました。
大会公式アカウントが同日20時38分に発表した合格者一覧には、1000と4000の両方が含まれています。
| コンビ | メンバー | No. | 10月22日時点 |
|---|---|---|---|
| 1000 | 蓮見翔・園田祥太 | 8561 | 3回戦進出 |
| 4000 | 蓮見翔・吉原怜那 | 8886 | 3回戦進出 |
3回戦は10月29日から11月4日にかけて開催される予定です。1000と4000がさらに勝ち進むかどうかは、今後の予選で決まります。
2026年大会全体の日程、予選の仕組み、観覧方法については、つぶログのM-1グランプリ2026の日程・出場資格・予選情報まとめで詳しく紹介しています。
また、各組の大会結果は1000の公式プロフィールと4000の公式プロフィールから確認できます。
なぜダウ90000はM-1に挑戦し続けるのか?
2021年の5人漫才、2023年の1000結成、2025年の7組エントリー、そして2026年の2組による挑戦。
人数も組み合わせも変わっていますが、ダウ90000がM-1へ参加する背景には、一貫した考え方があります。
漫才の知名度を演劇やコントにもつなげたい
蓮見は、ダウ90000の知名度を高めることが、演劇やコントライブの集客にもつながると考えています。
演劇に興味がない人でも、お笑いの賞レースなら見るかもしれません。M-1をきっかけに存在を知り、YouTubeでコントを見るようになり、最後は劇場へ足を運ぶ。蓮見が目指していたのは、こうした観客との新しい接点でした。
2026年の『anan』インタビューでも、全国で公演を開催するには知名度が必要であり、そのために自分が広告塔としての役割を担っていると説明しています。
8人組という大所帯では、出演する人数や公演の規模も一般的な漫才コンビとは異なります。演劇公演とコントライブを継続するためには、舞台へ足を運んでくれる観客を増やすことが大切になります。
M-1は、そのために多くの人へグループを知ってもらえる機会でもあるのです。
それでも賞レースで結果を残したい
一方、M-1への参加を単なる宣伝活動と考えるだけでは、蓮見の発言を十分に説明できません。
蓮見はもともとお笑いが好きで、芸人に憧れていた人物です。2021年の本人の文章でも、演劇をしていることを理由にお笑いの賞レースから逃げたくないという思いを語っています。
2026年のインタビューでも、勝てる可能性があるなら勝ちたいこと、賞レースで評価されることへの喜びを明かしています。
演劇では、蓮見が脚本・演出を担当した『ロマンス』が2026年の第70回岸田國士戯曲賞を受賞しました。
コントでは、同年のキングオブコントで初めて決勝へ進出しています。
漫才、コント、演劇はそれぞれ異なる表現ですが、いずれも舞台で観客に作品を届ける活動です。M-1への挑戦は、そうしたダウ90000の活動の一部分として続いてきました。
ダウ90000のM-1出場についてよくある質問
ダウ90000はM-1に8人全員で出場したことがある?
今回確認したM-1公式の出場記録では、8人全員による出場は確認できません。
2021年、2023年、2024年のダウ90000名義の出場は5人編成で、2023年以降には蓮見翔を中心とした2人組のコンビも登場しています。
一方、2026年のキングオブコントでは8人全員が決勝の舞台に立っています。M-1とキングオブコントでは、実際に出場した編成が異なります。
M-1の「ダウ90000」は解散した?
ダウ90000というグループ自体は解散していません。2026年10月現在も8人で活動しています。
2025年以降、M-1では蓮見翔を中心とした個別コンビで出場しており、従来の5人編成による出場記録はありません。
これはグループ全体の解散やメンバー脱退を意味するものではなく、賞レースへ参加する組み合わせの変化です。
「1000」は何と読む?
「1000」は「セン」と読みます。蓮見翔と園田祥太による2人組で、2023年7月31日に結成されました。
同じように、2000は「ニセン」、3000は「サンゼン」、4000は「ヨンセン」、5000は「ゴセン」、6000は「ロクセン」、7000は「ナナセン」です。
2025年の7組はすべてM-1の準々決勝に進出した?
いいえ。7組のうち準々決勝まで進んだのは1000、4000、6000の3組です。
2000と3000は3回戦、5000と7000は2回戦で敗退しました。準決勝へ進出した組はありません。
2026年も7組でM-1に出場している?
2026年は7組ではなく、蓮見翔と園田祥太の1000、蓮見翔と吉原怜那の4000が出場しています。
10月20日の2回戦を両組とも通過し、10月22日時点で3回戦進出が決まっています。
まとめ|5人漫才から7組への挑戦は、ダウ90000らしい発展だった
ダウ90000が2021年のM-1グランプリに5人で出場したのは、蓮見翔と女性メンバー4人による編成が、グループの持ち味を表現しやすいと考えたためでした。
蓮見にはM-1への憧れや賞レースに挑戦したい気持ちがありましたが、最大の目的として挙げていたのはダウ90000の宣伝です。漫才で新しい観客と出会い、演劇公演にも足を運んでもらいたいという考えがありました。
2021年は準々決勝進出。その後、2023年に蓮見と園田による1000が結成され、2025年には蓮見とほかのメンバー7人による全7組がM-1に挑戦しました。
2025年は1000、4000、6000の3組が準々決勝進出。2026年は1000と4000が引き続き挑戦し、10月22日時点で両組とも3回戦へ進んでいます。
8人組でありながら、5人でも、2人でも漫才をする。演劇やコントを中心に活動しながら、M-1への挑戦も続ける。
その変化を追っていくと、ダウ90000が人数やジャンルを固定せず、自分たちに合った形を探しながら活動してきたことが分かります。