つぶログ深掘り ゲーム

FFに求められていたのは3Dではなく2Dだったのか?『レゾナンス』高評価が突きつけた問い

FFは3Dより2Dが求められていた?『レゾナンス』高評価で考える進化の30年

『ファイナルファンタジー』は、どこまで美しいグラフィックを実現すれば完成するのだろうか。

1997年の『FF7』で本格的な3D表現へ踏み出して以来、FFシリーズはゲーム機の進化とともに、映像表現の限界に挑み続けてきた。キャラクターの表情は豊かになり、世界は立体的になり、かつては想像するしかなかった召喚獣の戦いさえ、映画のような迫力で描かれるようになった。

ところが2026年10月、少し不思議なことが起きた。

ドット絵を主体とするHD-2Dの新作『ファイナルファンタジー レゾナンス』が発売され、Steamで極めて高い評価を獲得したのだ。

それは、長い時間をかけて3Dを追求してきたシリーズに、別の方向から答えが返ってきたようにも見える。

ひょっとすると、FFファンが本当に求めていたのは、リアルな3Dグラフィックではなかったのかもしれない。

もっとも、今回の高評価だけで「2Dは3Dより優れている」と決めつけることはできない。『レゾナンス』が支持された背景には、コマンドバトルや育成、飛空艇による探索など、映像以外にもさまざまな要素がある。

それでも、この反響を単なる懐古趣味として片づけるのは惜しい。

FFが3Dへ進んだことで得たもの、変わっていったもの。そして、ドット絵という別の道を選んだ『レゾナンス』が示した可能性を考えてみたい。

なお、本作の戦闘や育成、快適性、購入価値については、『ファイナルファンタジー レゾナンス』忖度なしレビューで詳しく評価している。今回は作品の採点ではなく、FFシリーズの進化そのものを考察する。

3Dを追求してきたFFに起きた、意外な高評価

2026年10月22日、スクウェア・エニックスは『ファイナルファンタジー レゾナンス』を発売した。Steam版のみ翌23日の発売となっている。

本作は、スマートフォン向けRPG『ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス(FFBE)』の第1シーズンを基に、家庭用ゲームとして大幅に再構築した作品だ。

単にグラフィックを変更した移植ではない。物語の構成や戦闘、育成、探索などを作り直し、買い切り型のRPGとして生まれ変わっている。

発売後の反響は大きかった。10月26日の報道時点でSteamのユーザーレビューは約2,400件のうち97%が好評となり、「圧倒的に好評」を獲得。最大同時接続人数も4万2,000人を超えた。

もちろん、Steamの数字だけでFF全体の人気を比較することはできない。過去の3D作品には家庭用ゲーム機版から遅れてPC版が発売されたものがあり、今回とは条件が違う。レビューの好評率も、購入者全体やシリーズファン全体の意見を表しているわけではない。

それでも、多くのプレイヤーが発売直後から好意的な評価を寄せていることは確かだ。

興味深いのは、今回の作品がFFシリーズの歴史において、ある意味で逆方向の挑戦をしていることにある。

よりリアルな人物、より精密な世界、より迫力あるアクション。近年のFFが重視してきた映像表現とは異なり、『レゾナンス』が中心に据えたのはドット絵だった。

30年前には3Dになることが進化だったFFが、2026年にはドット絵を進化させることで新しい評価を得た。

この対比にこそ、今回の高評価を考える面白さがある。

FF7の3D化は、シリーズに何をもたらしたのか

時計を1997年まで戻してみよう。

初代『ファイナルファンタジー』が発売された1987年から『FF6』まで、シリーズは主に2Dドット表現によって発展してきた。

限られた画面の中で、キャラクターの個性、壮大な世界、迫力ある魔法を表現する。とりわけスーパーファミコン時代には、ドット絵の技術が洗練され、『FF6』はその到達点を象徴する作品となった。

そして1997年1月31日、『FF7』がPlayStationで発売される。

3DキャラクターとCGによって描かれるミッドガル。映画的なカメラワーク。従来とは大きく異なるスケールの映像表現。

それまでのFFを知る人にとって、あの変化は衝撃的だった。スーパーファミコンの画面で冒険していたキャラクターたちが、まるで別世界へ飛び出したように感じられたのではないだろうか。

しかも、3D化は単なる見た目の変更ではなかった。

表情や動き、空間の広がりを利用した演出によって、人物の感情や物語の緊張感を、従来とは違う方法で伝えられるようになったのだ。

『FF7』のオリジナル版は、世界累計販売本数1,560万本以上を記録している。3Dへの転換がシリーズの大きな成功につながったことは否定できない。

FFは3DになったからアクションRPGになったわけではない

ここで整理しておきたいことがある。

FFの3D化と、戦闘がアクション寄りになっていったことは、同じ出来事ではない。

『FF7』は3DになってもATBを用いたコマンド戦闘を採用していた。『FF10』も美しい3Dグラフィックと、じっくり行動を選ぶターン制バトルを両立させている。

映像表現と戦闘方式は、本来別々に進化できるものなのだ。

作品映像表現戦闘方式の特徴
FF6(1994年)2DドットATBによるコマンド戦闘
FF7(1997年)3DとCGの融合ATBによるコマンド戦闘
FF10(2001年)3Dターン制コマンド戦闘
FF13(2009年)HD世代の3DATBを発展させたコマンド戦闘
FF15(2016年)3Dリアルタイムアクション
FF16(2023年)高精細な3D本格アクション
FFレゾナンス(2026年)HD-2D+3D演出ターン制コマンド戦闘

こうして並べると、FFが一度にすべてを変えてきたわけではないことが分かる。

『FF7』の3D化は映像表現の大きな転換だった。その後、戦闘方式や探索の構造も作品ごとに変化し、近年はアクションを中心とした作品が登場するようになった。

だから「昔のFFが好き」という言葉も、人によって意味が違う。

ドット絵が好きなのか。コマンドバトルが好きなのか。ワールドマップで世界を巡る冒険が好きだったのか。

今回の『レゾナンス』は、それらを一緒に取り戻そうとした作品でもある。

「もしFFがドットのまま進化していたら」という、もうひとつの未来

『レゾナンス』の開発思想には、今回の考察を読み解く重要な手がかりがある。

本作のコンセプトは「もしファイナルファンタジーがドットのまま進化していたら」というものだ。

これは単に「昔のFFをもう一度作ろう」という話ではない。

1997年にFFが選んだ3Dへの道とは別に、ドット絵を進化させ続ける道があったらどうなっていたのか。

その想像を、現代の技術で実際にゲームにしたのである。

ドット絵に戻ったのではなく、ドット絵を進化させた

『レゾナンス』が採用したHD-2Dは、昔のスーパーファミコンと同じ技術ではない。

ドット絵のキャラクターを立体的な空間に配置し、光や陰影、奥行き、カメラワークを組み合わせる。さらに、3DCGをピクセル表現に変換する「シネマティックピクセル」という手法も採用されている。

キャラクターはドットで描かれていても、その周囲を取り巻く空間や演出には現代の3D技術が利用されているのだ。

歴代FFキャラクターの必殺技や一部の召喚獣演出では、通常の3Dグラフィックも登場する。

つまり『レゾナンス』は、3Dを捨てて2Dへ戻った作品ではない。

3Dの技術を使いながら、ドット絵を主役に据え直した作品なのだ。

これは意外に大きな違いだと思う。

技術の進歩によってキャラクターをよりリアルに描けるようになったからといって、必ずしもリアルに描く必要はない。新しい技術を、あえてデフォルメされた世界の魅力を高めるために使うこともできる。

開発陣は、ドット絵が3Dの背景から浮いて見えないように、ライティングや質感、キャラクターの接地感まで細かく調整したことも明かしている。

しかも、ドット絵の専門技術を持つ人材の確保には苦労があったという。見た目がドットだからといって、制作が簡単になるわけではない。

この意味では、最新技術の追求というFFの姿勢は『レゾナンス』でも変わっていない。違うのは、その技術で何を表現しようとしたかだ。

開発コンセプトや映像表現については、中島啓輔プロデューサーが公式動画でも紹介している。

本当に評価されたのは2Dか、それとも昔のFFらしさか

ここで、ひとつ考えてみたい。

仮に『レゾナンス』が、まったく同じ戦闘、育成、冒険の仕組みを持った3D作品だったとしたら、評価はどうなっていただろうか。

答えは分からない。しかし、この疑問は重要だ。

なぜなら本作は、映像表現だけでなく、ゲームの遊び方そのものを昔ながらのFFに近づけているからである。

コマンドバトルと育成をじっくり楽しみたい人がいる

本作では、敵の弱点や行動順を考えながらコマンドを選び、アビリティを組み合わせて戦う。

プレイヤー自身の反射神経だけではなく、編成や育成に費やした時間が戦闘で生きてくる仕組みだ。

『FF5』でジョブとアビリティの組み合わせを考えていた人なら、あの楽しさを覚えているかもしれない。

最初は苦戦した敵でも、能力や装備を見直すことで攻略できるようになる。戦闘前に考えた作戦がうまく機能したとき、プレイヤーは自分の工夫が報われたと感じられる。

一方、アクションRPGでは、敵の動きを見極めて回避し、攻撃のタイミングをつかむ楽しさが大きくなる。こちらも優れたゲーム体験だが、求められる能力や達成感は同じではない。

近年のFFがアクションを追求したことで、以前のようにパーティー編成やコマンド選択をじっくり楽しめる新作を待っていた人もいるのではないだろうか。

だとすれば、今回の高評価を映像の違いだけで説明することはできない。

飛空艇で世界を巡る冒険は、何が楽しかったのか

もうひとつ、見逃せないのが飛空艇とワールドマップだ。

昔のFFでは、物語が進んで飛空艇を手に入れると、それまで歩いていた世界が突然広く感じられる瞬間があった。

以前は行けなかった土地へ向かい、まだ見ぬ町や洞窟を探す。物語を先に進めてもいいし、寄り道をして隠された強敵に挑んでもいい。

あの解放感は、単にマップが広いから生まれるものではない。

自分の意思で、世界のどこへでも行けるようになったと感じること。

そこに、昔のFFらしい冒険の喜びがあった。

『レゾナンス』の開発陣も、ワールドマップと飛空艇による探索を重要な要素として位置づけている。

これは必ずしも2Dでなければ実現できない体験ではない。実際、3Dで広大な世界を自由に探索できるRPGは数多く存在する。

ただ、昔のFFにおけるワールドマップには、現実的な広さとは別の魅力があった。

小さく描かれた町や山を、ひとつの巨大な世界として想像する。飛空艇でその上を自由に移動するだけでも、冒険が一段階大きくなったように感じられる。

リアルな地形を忠実に再現することとは違う、ゲームならではの世界の広げ方だった。

『レゾナンス』が思い出させてくれたのは、こうした冒険の感覚なのかもしれない。

ドット絵には、リアルな3Dとは違う魅力がある

では、映像表現そのものに魅力がなかったのかといえば、もちろんそうではない。

ドット絵には、精密な3Dキャラクターとは異なる独特の表現力がある。

たとえば、キャラクターの顔を数十のドットで表現する場合、細かな表情の変化まで描き切ることは難しい。しかし、わずかな動きや仕草、音楽、場面の状況を組み合わせることで、プレイヤーは人物の感情を読み取る。

そこには、見る側が想像する余地が残されている。

一方の3Dは、表情や体の動き、視線、空間の演出をより直接的に伝えられる。人物の感情を細かく描写し、ドラマの説得力を高められることは大きな強みだ。

どちらが優れているというより、物語への入り込み方が違うのである。

ドット絵のキャラクターは、ある程度記号化されているからこそ、プレイヤーの想像を受け入れやすい。反対に、リアルな3Dキャラクターは、製作者が意図した表情や演技を具体的に届けやすい。

『FF6』のドット絵が今でも愛されていることと、『FF7』や『FF10』の映像表現が当時のプレイヤーに衝撃を与えたことは、矛盾しない。

両者は違う方法で感情を動かしてきたのだ。

HD-2Dは懐かしさだけで成立しているわけではない

2018年発売の『オクトパストラベラー』は、HD-2Dという表現を大きく広めた作品のひとつだ。

同作は2022年8月時点で、全世界累計出荷・ダウンロード販売300万本を突破している。

その後も『オクトパストラベラーII』やHD-2D版『ドラゴンクエストIII』など、ドット絵と現代技術を組み合わせた作品が登場した。

FF自身も『FF1~6 ピクセルリマスター』を展開しており、古典的な表現を現代の環境で楽しむ選択肢は残されている。

つまり、2026年になって突然ドット絵の魅力が発見されたわけではない。

長い時間をかけて培われてきた表現が、新しい技術によって再び注目されるようになった。その流れが『レゾナンス』にもつながっている。

また、HD-2Dは昔のゲームを遊んだことがある人だけのための表現でもない。ドット絵の柔らかな輪郭と立体的な光の演出は、当時を知らない人にとっても、ひとつの新しい美術表現として受け止められる。

ドット絵が懐かしいから好きな人もいれば、今のHD-2Dだからこそ美しいと感じる人もいる。

その両方を引きつけられるところに、現代のドット表現の可能性がある。

FFは3Dを追求しすぎたのか?

ここまで振り返ると、最初の疑問にもう一度向き合いたくなる。

FFは3Dを追求しすぎたのだろうか。

私は、3Dそのものを追求してきたことが間違いだったとは思わない。

『FF7』の3D化がなければ実現しなかった表現がある。『FF10』の表情や音声を生かした物語、『FF16』の召喚獣同士による大規模な戦闘なども、技術の進歩によって生まれた魅力だ。

これらを否定して、昔のドット絵に戻ればすべて解決するという話ではない。

むしろ考えたいのは、3Dの大作がFFを代表する存在になる一方で、別の方向の進化を待っていた人たちがいたのではないか、ということだ。

映像がリアルになり、戦闘がダイナミックになり、物語の演出が映画的になっていく。その変化を歓迎する人もいれば、以前のように仲間を育て、コマンドを選び、ワールドマップを巡る冒険をもう一度楽しみたい人もいる。

どちらもFFに期待するものとして自然なはずだ。

ところが、シリーズの代表的な作品がひとつの方向へ進むほど、もう一方を望む人には選択肢が少なく感じられることがある。

『レゾナンス』の高評価から読み取れるのは、そうした人たちの需要が決して無視できないものだった可能性だ。

3Dを選んだことが間違いだったのではない。3Dだけを進化の中心に据える必要はなかったのかもしれない。

ただし、今回の反響をもって3D作品より2D作品の方が売れると考えるのは早い。

『レゾナンス』は既存のFFBEを基盤としており、完全な新規世界観を構築した作品とは開発条件も異なる。各作品の開発費や利益を同じ条件で比較できる情報もない。

実際に確認できるのは、HD-2Dとクラシックなゲーム体験を組み合わせたFFが、発売直後に強い支持を集めたという事実までである。

しかし、その事実だけでも、シリーズの今後を考えるには十分興味深い。

昔のFFを求めることは、進化を否定することではない

昔のFFが好きだというと、懐かしさにとらわれているだけだと思われることもある。

けれど、コマンドバトルやワールドマップを求めることは、必ずしも新しい技術を否定することではない。

『レゾナンス』が実際に示したように、昔ながらのシステムにも進化させられる余地がある。

ターン制コマンドバトルであっても、敵の行動順や弱点、能力の組み合わせによって新しい戦略性を生み出せる。飛空艇による冒険も、現代的な演出や遊びやすさを組み合わせることで、当時とは異なる楽しさを提供できる。

ドット絵も同じだ。

単に昔の解像度や演出を再現するのではなく、現代のライティングやカメラワークを取り込むことで、新しい表現へ発展させられる。

重要なのは、昔に戻ることではなく、昔の魅力をどのように発展させるかだろう。

もちろん、クラシックなRPGの仕組みがすべて現在でも最適というわけではない。

たとえば『レゾナンス』には、育成のために繰り返す戦闘で手動操作の負担が大きいという弱点もある。映像面でも、ドット絵の世界から3Dの必殺技演出へ切り替わる際の質感の違いは、好みが分かれるところだ。

古い仕組みを採用したからといって、必ず面白くなるわけではない。新しい作品として成立させるためには、現代のプレイヤーが求める快適性や完成度も欠かせない。

その意味で『レゾナンス』は、懐かしいFFがそのまま復活した作品というより、昔のFFに残されていた可能性を、現在の技術で試した作品だと考えたい。

ファイナルファンタジー レゾナンス【Nintendo Switch 2版】

「もしFFがドットのまま進化していたら」という発想から生まれたHD-2DのRPG。コマンドバトル、自由度の高い育成、飛空艇で広がる冒険など、昔ながらのFFの魅力を現代の技術で描いた一作です。
※Switch 2パッケージ版はキーカード方式です。初回プレイ時にインターネット接続と13GB以上の空き容量が必要です。

これからのFFに、ひとつの正解は必要なのか

ここで思い出したいのは、FFというシリーズ自体が、もともと同じ仕組みを守り続けてきたわけではないということだ。

作品ごとに戦闘方式を変え、世界観を変え、映像表現を変えながら、新しい冒険を作ってきた。

だからこそ、今後のFFが必ずしもひとつの方向へ進む必要はないのではないか。

最新の3D技術を駆使した大作RPGがあってもいい。リアルタイムアクションを中心としたFFを望む人もいるだろう。

同時に、HD-2Dの映像で描かれた新しい世界を、コマンドバトルでじっくり冒険できるFFがあってもいい。

さらに言えば、3Dグラフィックとターン制コマンドバトルを組み合わせた新作があっても、何もおかしくない。

映像表現とゲームシステムを切り離して考えれば、FFにはまだ多くの組み合わせが残されている。

ただし、どんな方向性でも作品を作り続けられるわけではない。開発費、人材、制作期間、販売規模など、現実的な条件は必ずある。HD-2Dだから安価に制作できるとも限らない。

それでも『レゾナンス』の反響は、これまでとは異なる形のFFを求める需要を考えるうえで、無視できない材料になったはずだ。

次のナンバリング作品がHD-2Dになると決まったわけではないし、シリーズの方針が変更されたという発表もない。

しかし、3DとHD-2DのFFがそれぞれの魅力を追求し、ときには互いの優れた仕組みを取り入れながら発展していく。

そんな未来を期待したくなるだけの結果を、今回の作品は残し始めている。

レゾナンスの高評価が示した、FFのもうひとつの未来

『ファイナルファンタジー レゾナンス』は、2026年にドット絵のFFが高く評価されたというだけでも興味深い作品だ。

しかし、その意味はもう少し大きいように思う。

1997年の『FF7』が3Dへの扉を開いたことで、FFは世界中のプレイヤーに新しいゲーム体験を届けた。その後も技術の進歩とともに、キャラクターや世界をよりリアルに描く挑戦が続いてきた。

その道が間違っていたわけではない。

ただ、ドット絵から3Dへ進んだあの日、FFには選ばなかった別の道もあった。

もしドット絵が進化を続けていたら。もしコマンドバトルやワールドマップを中心とするFFが、現代の技術で発展していたら。

『レゾナンス』は、そんな想像に対して、ひとつの具体的な答えを示した作品なのだろう。

そして発売後の反響は、少なくともその答えを歓迎するプレイヤーが数多く存在することを示している。

FFファンが本当に求めていたのは2Dなのか、3Dなのか。その問いに、誰もが納得するひとつの答えを出すことはできない。

けれど、今回の高評価から考えられることはある。

FFに求められていたのは、3Dの進化をやめることではなく、別の形で進化するFFも遊べることだったのではないか。

美しい3Dの世界を冒険するFFと、進化したドット絵の世界を冒険するFF。両方が存在してもいい。

むしろ、作品ごとに新しい可能性へ挑んできたFFだからこそ、それができるシリーズであってほしい。

『レゾナンス』がシリーズの未来を変えるのかどうかは、まだ分からない。

ただ、ひとつだけ確かに感じられる。

FFの進化は、まだひとつの道だけでは終わっていない。

読者アンケート|これからのFFは2D?3D?

あなたが次に遊んでみたいFFは、どのスタイルですか?直感でひとつ選んで投票してください。匿名・ログイン不要です。

これからのFF、どれを遊びたい?

※1人1票を基本とし、投票後に集計結果を表示します。「その他」を選んでも自由入力は必要ありません。詳しい希望はコメント欄でもぜひ教えてください。

© SQUARE ENIX
LOGO ILLUSTRATION: © YOSHITAKA AMANO

-つぶログ深掘り, ゲーム
-, , , ,