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ドラクエウォーク6周年|サービス終了はいつ?他ソシャゲ終了続出の中で今後を考察

ドラクエウォークはいつまで続くのか?

2019年に配信を開始した位置情報RPG「ドラゴンクエストウォーク」は、2025年9月でサービス開始から6周年を迎えました。

ドラクエシリーズのスマホゲームの中でも長寿タイトルに成長しましたが、一方で「星のドラゴンクエスト」や「ドラクエモンスターズ スーパーライト」といった人気作が相次いでサービス終了を発表しています。

スクエニ系ソシャゲの終了ラッシュが続く中、「果たしてドラクエウォークはいつまで続くのか?」という疑問を抱くユーザーも少なくありません。

本記事では、同じドラクエ系ソシャゲとの比較や運営の状況を踏まえ、今後の継続性を考察していきます。

他ソシャゲ終了ラッシュの背景

近年、スクウェア・エニックスのスマホゲームは「サービス終了ラッシュ」とも言える状況が続いています。

ドラクエ系だけを見ても、2024年に「星のドラゴンクエスト」が約10年の歴史に幕を下ろし、その少し前には「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」もサービスを終了しました。どちらも長期運営されていた人気作であり、「10年」というのがひとつの区切りになっていることがわかります。

そして2025年9月には、新作スマホゲーム「ドラゴンクエスト スマッシュグロウ」が発表されました。リリース前から注目を集めていますが、同時に「果たしてこれも何年続くのか?」という声も早くも聞かれています。
それほどまでに、最近のドラクエ系ソシャゲは長期継続のイメージが薄れ、ファンの間でも不安が根強いのです。

また、ドラクエ以外のスクエニ系ソシャゲでも「ファイナルファンタジー ブレイブエクスヴィアス」「ロマサガRS」「ニーア」関連タイトルなど、終了発表が相次いでいます。これらはブランド力のある作品であっても例外ではなく、運営コストや売上の安定性がシビアに判断されている状況です。

こうした背景から、「ドラクエウォークもいずれ…?」という疑問が広がるのは自然な流れでしょう。

それでもドラクエウォークが続いている理由

それでもドラクエウォークは、6周年を迎えた今も元気に続いています。

なぜほかのソシャゲが次々と終わる中で、このゲームだけは生き残っているのでしょうか。

まず大きいのは、ユーザー層の特徴です。ドラクエ世代といえば30代〜50代以上が中心。中には健康のために歩数を稼ぐ目的で遊んでいる人も多く、「歩くこと」自体が日常習慣と結びついています。単なる娯楽ではなく、生活の一部になっているのです。

さらに、定期的に行われるイベントや周年施策の充実も見逃せません。6周年記念のように毎年盛大な企画が行われ、新しい強敵やメガモンスターが登場するたびに、プレイヤーのモチベーションを保ちやすくなっています。

そして何より、ドラゴンクエストというブランド力はやはり絶大です。ナンバリング作品の記念コラボや歴代シリーズキャラの登場など、ファンの心をつかむ仕掛けが常に用意されているため、長期的にプレイし続ける理由が自然と生まれています。

こうした要素が組み合わさり、ドラクエウォークは「単なるソシャゲのひとつ」ではなく、「長く続けられる日課アプリ」として定着しているのだと思います。

ドラクエウォークのセルラン推移と安定感

『ドラゴンクエストウォーク』は、リリースから6年が経過した現在も、スマホゲームの売上ランキング(セルラン)で上位に食い込むことが多いタイトルです。
特に大型イベントやドラクエシリーズ記念コラボの時期には、一時的にトップ10入りするなど、依然として強い集客力を見せています。

一方で、平常時は20位〜50位前後を推移しており、ピーク時と比較すると緩やかに下降傾向も見られます。
これは多くの長寿タイトルに共通する現象であり、運営がいかに継続的にモチベーションを保てるイベントや新要素を出せるかが寿命を左右します。

セルラン面で言えば、まだ十分に「稼げるIP」であるため、即終了の心配は薄いでしょう。
しかし過去の星ドラやモンスターズスーパーライトのように、安定していたタイトルでも終了は訪れるため、油断はできません。

今後の継続性を考える

では、この先ドラクエウォークはどこまで続いていくのでしょうか。

ひとつの目安としてよく語られるのが「10周年」という節目です。星ドラやモンスターズスーパーライトが10年前後でサービスを終えたことを考えると、ドラクエウォークもそこが区切りになる可能性は十分あります。

ただし、ドラクエウォークの場合は「歩く=健康」という社会的な価値が強いのが特徴です。高齢のプレイヤーも多く、健康維持や外出のきっかけとして遊んでいる人が少なくありません。この点は他のソシャゲにはない強みであり、運営側としても長く続けやすい理由になるでしょう。

一方で課題もあります。スマホ市場全体の競争が激しく、新しい位置情報ゲームや別ジャンルの大作タイトルが次々と登場していること。さらにユーザーの高齢化が進めば、新規プレイヤーの流入が今後の存続に直結します。

また、スクエニ全体の方針も無視できません。ここ数年は「収益性の低いソシャゲを整理する」動きが目立っており、たとえドラクエブランドでも安心とは言えないのが現実です。

結局のところ、ドラクエウォークの未来を左右するのは「ユーザーがどれだけ歩き続けるか」と「スクエニがどれだけ長期運営に意欲を持ち続けるか」にかかっているのだと思います。

ドラクエウォークの今後をめぐる3つのシナリオ

楽観的シナリオ

ポケモンGOが9年目を迎えてもなお世界中で続いているように、ドラクエウォークも10周年を超えて継続。
健康アプリや観光キャンペーンと結びつき、歩く習慣を支える“社会的インフラ”のような存在に成長していく。
ユーザーにとって「終わるイメージが湧かないゲーム」として根付いていく可能性。

現実的シナリオ

ひとつの節目となる10周年(2029年)までは十分に運営が続く。
ただし、プレイヤー数の減少や新規流入の停滞により、規模を徐々に縮小しながらの運営になるかもしれない。
やがて「大型イベントは減るが、細々と続く」ような形で寿命を迎える可能性。

悲観的シナリオ

スクエニ全体のソシャゲ事業整理の流れに巻き込まれ、収益性が下がった段階で早期に終了。
最短では8周年(2027年)前後に畳まれてしまう可能性もゼロではない。
特に新作ドラクエ本編や他のスマホタイトルに注力する場合、優先度が下がってしまうリスクがある。

まとめ

ドラクエウォークは、気がつけば6周年を迎えた長寿タイトルになりました。

星ドラやモンスターズスーパーライトといった仲間たちが次々と幕を閉じる中で、今なお多くのプレイヤーが「今日も歩こう」とアプリを開いているのは、本当に特別なことだと思います。

もちろん、サービス終了の可能性はどんなソシャゲにもあります。
それでも、健康を支える要素やドラクエという国民的ブランドに守られたこのゲームは、他のタイトルとは少し違う未来を歩んでいけるのかもしれません。

「10周年の節目を一緒に迎えられるのか?」
そんな期待と不安を胸に、私たちユーザーはこれからも一歩ずつ歩き続けていくのでしょう。

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