- あいおいニッセイ同和損保はなくなる?2027年4月合併で契約・サービスはどうなる?
- あいおいニッセイ同和損保は2027年4月にどうなる?
- 新しい会社名は「三井住友海上あいおい損害保険」
- 今入っている自動車保険や火災保険はどうなる?
- 「社名が変わるだけ」ではない|一部付帯サービスは終了・変更へ
- 2027年4月からの商品体系もすでに準備が進んでいる
- 代理店はなくなる?全部ネット手続きになる?
- 事故の連絡先は2027年4月から変わる?
- 合併したら保険料は上がる?
- なぜ三井住友海上と合併するの?
- 「三井住友海上あいおい生命」とは別会社なので注意
- 今の契約者が現時点で確認しておきたいこと
- まとめ|あいおいニッセイ同和損保は新会社へ、契約者向け変更も始まっている
あいおいニッセイ同和損保はなくなる?2027年4月合併で契約・サービスはどうなる?

あいおいニッセイ同和損保の公式サイトを見ると、「2027年4月1日に三井住友海上と合併」と大きく案内されています。
「あいおいニッセイ同和損保はなくなるの?」「今入っている自動車保険や火災保険はどうなる?」と気になった人もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、予定どおり合併が成立すれば、現在の「あいおいニッセイ同和損害保険株式会社」という法人・社名は2027年4月1日に現在の形ではなくなります。
三井住友海上火災保険株式会社を存続会社とする吸収合併で、合併後の会社名は「三井住友海上あいおい損害保険株式会社」です。
ただし、「会社がなくなる=今の保険契約も4月1日に消える」という話ではありません。また、すべてが単なる社名変更で済むわけでもなく、2026年9月30日には、合併に伴って一部の商品付帯サービスを終了・変更することも正式に案内されました。
2026年10月3日時点で分かっていることと、まだ一律には発表されていないことを分けて整理します。
| 確認したいこと | 2026年10月3日時点 |
|---|---|
| 合併予定日 | 2027年4月1日。関係当局の認可等が前提 |
| 新しい会社名 | 三井住友海上あいおい損害保険株式会社 |
| 存続会社 | 三井住友海上火災保険株式会社 |
| あいおいニッセイ同和損保 | 合併成立時に合併消滅会社となる |
| 商品・サービス | 一部付帯サービスの終了・変更を発表済み |
| 現在の契約 | 一斉に終了するという発表はない。個別の移行方法などは今後の案内も確認が必要 |
| 保険料 | 合併を理由とした一律値上げは現時点で確認できない |
あいおいニッセイ同和損保は2027年4月にどうなる?
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、2027年4月1日の合併についてすでに最終合意しています。
2026年2月13日には合併契約書を締結。単に「合併を検討している」という段階ではなく、合併に向けて商品、サービス、システムなどの準備を進めている状態です。
合併の方式は、三井住友海上を存続会社、あいおいニッセイ同和損保を消滅会社とする吸収合併です。
そのうえで存続会社の商号を「三井住友海上あいおい損害保険株式会社」に変更します。
現在のあいおいニッセイ同和損保がそのまま社名だけを変えるわけでも、2社とも消滅してまったく別の会社を新設するわけでもありません。
なお、現在の公式サイトでは合併日について、関係当局の認可等を前提とした2027年4月1日予定と案内されています。そのため、現段階では「4月1日に合併予定」と表現するのが正確です。
あいおいニッセイ同和損保の公式サイトでも、現在トップページで合併予定と新しい会社名が案内されています。
新しい会社名は「三井住友海上あいおい損害保険」
合併後の正式な商号は、三井住友海上あいおい損害保険株式会社です。
かなり長い名前ですが、公式サイトでは「三井住友海上あいおい損保」という表記も使われています。
整理すると、次のようになります。
| 2027年3月まで | 2027年4月1日予定 |
|---|---|
| 三井住友海上火災保険株式会社 | 三井住友海上あいおい損害保険株式会社 |
| あいおいニッセイ同和損害保険株式会社 |
このため「あいおいニッセイ同和損保という名前はなくなる?」という問いに対しては、予定どおり合併が実施されれば現在の社名は使われなくなるというのが答えです。
一方で、保険事業そのものが終了する、会社が倒産・廃業する、といった話ではありません。
今入っている自動車保険や火災保険はどうなる?
契約者にとって一番気になるのは、会社名よりこちらでしょう。
2026年10月3日時点で、あいおいニッセイ同和損保の既存契約について「2027年4月1日に一斉に終了する」あるいは「全員が新たに契約し直す必要がある」という案内は確認できません。
一方、現在の契約について、証券番号、Webサービス、各種手続き、長期契約などが合併時に具体的にどう切り替わるのかについては、すべてを一律に説明した契約者向け案内が出そろっているわけではありません。
そのため、今の段階で「何もしなくても全部そのまま」「保険証券も番号も絶対に変わらない」とまで言い切るのは早い状況です。
特に自動車保険の更新が2027年4月前後になる人や、長期の火災保険などを契約している人は、今後届く契約者向け案内や取扱代理店からの連絡を確認しておくと安心です。
「社名が変わるだけ」ではない|一部付帯サービスは終了・変更へ
今回の合併を「保険会社の名前が変わるだけ」と考えるのも正確ではありません。
あいおいニッセイ同和損保は2026年9月30日、「商品付帯サービス一部終了および変更のお知らせ」を掲載しました。
同社は2027年4月1日の合併に伴い、「シンプルでわかりやすい商品・サービス」の実現に向けてラインアップを見直すと説明しています。
つまり、新会社への移行に合わせて、現在提供されているサービスのすべてをそのまま残すわけではなく、一部は終了、一部は内容が変わります。
ただし、「一部終了・変更」は「すべての付帯サービスが終了する」という意味ではありません。また、どのサービスが影響を受けるかは契約している商品によって異なる可能性があります。
対象となるサービスの最新情報は、あいおいニッセイ同和損保の契約者向け公式ページから確認できます。
2027年4月からの商品体系もすでに準備が進んでいる
合併後の商品についても、すでに一部で動きが見えています。
三井住友海上のWeb約款ページでは、これから加入する人向けの商品について、
- 2027年4月以降始期契約:三井住友海上あいおい損保
- 2027年3月以前始期契約:三井住友海上
という区分がすでに設けられています。
さらに三井住友海上側の商品では、「はじめての自動車保険」「GK クルマの保険・ドライバー保険」について、2027年4月以降始期は契約できないとの表示もあります。
これは現在契約している人の保険が2027年4月に突然終了するという意味ではありません。あくまで「2027年4月以降を保険始期とする新しい契約」の商品体系が変わることを示しています。
合併に向けて、社名だけでなく商品ラインアップや約款も新会社仕様へ切り替える準備が進んでいることが分かります。
代理店はなくなる?全部ネット手続きになる?
合併に合わせてデジタル化も進んでいますが、「代理店をなくして、すべてインターネット保険にする」という発表ではありません。
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は2025年5月、両社共通の新しいデジタル手続きサービスを発表しました。
2025年7月から開始し、2027年4月まで段階的に機能を拡充するとしており、主に次のような手続きをWebで完結できる方向へ進めています。
- 自動車保険のWeb継続手続き
- 車両入替や補償内容変更などのWeb変更手続き
- Webからの事故連絡
- LINEなどを使った事故対応・保険金請求手続き
一方、両社はこの発表の中で、保険代理店による相談対応や事故対応の安心感は維持しながら、Webという選択肢を増やす考えを示しています。
そのため、現時点では「合併したら代理店制度がなくなる」とはいえません。
ただし、現在存在する個々の代理店や店舗が将来もすべて同じ体制で残るかどうかは別の話です。個別代理店の統廃合まで一律に保証する発表は確認できないため、その点は分けて考える必要があります。
事故の連絡先は2027年4月から変わる?
2026年10月3日現在、あいおいニッセイ同和損保では、従来どおりWebや電話で事故・災害の連絡を受け付けています。
公式サイトでも24時間365日の事故受付が案内されており、現時点の契約者が合併を待つ必要はありません。事故が起きた場合は現在案内されている窓口を利用します。
一方で、2027年4月1日以降も現在とまったく同じ電話番号・Web窓口が使われ続けるかについては、新会社向けの案内を確認する必要があります。
合併が近づけば事故受付や問い合わせ窓口についても案内が出ると考えられますが、正式発表前に「番号は変わらない」と断定することはできません。
合併したら保険料は上がる?
「大手2社が合併するなら、保険料も一緒に変わるのでは」と気になるところですが、合併そのものを理由に、すべての契約者の保険料を一律に値上げするという公式発表は現時点で確認できません。
損害保険の保険料は、商品改定、料率、契約条件、車種、補償内容、地域、事故歴などさまざまな条件で変わります。
今後、新会社の商品として保険料体系が見直される可能性と、「合併したから全員値上げ」という話は同じではありません。
自分の更新後の保険料を確認したい場合は、実際の更新案内や見積もりを見る必要があります。
なぜ三井住友海上と合併するの?
三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保は、もともとどちらもMS&ADインシュアランス グループの中核損害保険会社です。
これまでは同じグループの中で2社がそれぞれ事業を展開してきましたが、MS&ADは2025年3月、国内損保事業を2社体制から1社体制へ再編する方針を発表しました。
合併の狙いとして示されているのは、両社の強みを組み合わせることに加え、経営効率の向上、成長領域への投資、商品・サービスやリスクマネジメント力の強化、ガバナンスの強化などです。
2026年2月13日には合併について最終合意し、合併契約書を締結。その後も新会社の商品やシステム、業務体制を整える作業が続いています。
| 日付 | 主な動き |
|---|---|
| 2025年3月28日 | 2027年4月をめどとする合併に向け、具体的な検討・準備を進めると発表 |
| 2026年2月13日 | 2027年4月1日の合併について最終合意し、合併契約書を締結 |
| 2026年9月30日 | あいおいニッセイ同和損保が商品付帯サービスの一部終了・変更を案内 |
| 2027年4月1日 | 関係当局の認可等を前提に合併予定 |
「三井住友海上あいおい生命」とは別会社なので注意
新会社名を見て、少しややこしいのが「三井住友海上あいおい生命」です。
現在すでに、三井住友海上あいおい生命保険株式会社という生命保険会社が存在します。
今回2027年4月に誕生予定なのは、
三井住友海上あいおい「損害保険」株式会社
です。
名前はかなり似ていますが、生命保険会社と損害保険会社なので別です。検索するときや問い合わせ先を確認するときは、「生命」と「損害保険」を見間違えないよう注意したいところです。
今の契約者が現時点で確認しておきたいこと
合併までまだ約半年あります。現時点で、すべての契約者が慌てて何か手続きをする必要があるという案内は出ていません。
一方で、商品・サービスの見直しはすでに始まっています。
- 2027年4月前後に保険の満期・更新を迎える
- 現在利用している付帯サービスがある
- 長期契約の火災保険などを契約している
- Webの契約者ページを日常的に利用している
こうした人は、今後送られてくる更新案内や新会社移行に関するお知らせを確認しておくとよいでしょう。
特に重要なのは、ネット上の一般論よりも自分の契約の商品名・保険始期日・満期日を見ることです。同じ「あいおいニッセイ同和損保の契約者」でも、商品や契約時期によって必要な確認事項が変わる可能性があります。
まとめ|あいおいニッセイ同和損保は新会社へ、契約者向け変更も始まっている
あいおいニッセイ同和損保は、関係当局の認可等を前提として、2027年4月1日に三井住友海上と合併する予定です。
合併方式は三井住友海上を存続会社とする吸収合併で、新しい会社名は「三井住友海上あいおい損害保険株式会社」になります。
一方、「あいおいニッセイ同和損保という名前がなくなる」ことと、「現在の保険契約がなくなる」ことは別です。既存契約が2027年4月1日に一斉終了するという案内は確認されていません。
ただし、すべてが今までどおりというわけでもありません。2026年9月30日には、合併に伴う商品付帯サービスの一部終了・変更が正式に案内され、三井住友海上側でも2027年4月以降の新会社向け商品・約款の準備が進んでいます。
証券番号、契約者向けWebサービス、事故受付窓口などの細かな移行方法については、現時点ですべてが一律に発表されているわけではありません。今後の公式案内で確認すべき部分です。
現段階では、「2027年4月に突然保険が使えなくなる」と考える必要はありませんが、会社名だけの変更でもないというのがポイントです。合併が近づくにつれて、契約者向けの具体的な変更案内はさらに増えていくとみられるため、自分の契約に関係する通知は確認しておきましょう。