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鳥山明さんのバードスタジオはなぜ解体?建物の大部分が取り壊された現在と市長の見解

目次
  1. バードスタジオ解体はなぜ?鳥山明さんの仕事場と会社移転
  2. バードスタジオの現在|11月3日、建物の大部分が解体されたと報道
  3. 解体工事はいつから?11月20日に取り壊しが終わる?
  4. 株式会社バード・スタジオは8月7日に東京へ本店移転していた
  5. なぜバードスタジオを解体するのか?理由は公表されている?
  6. バードスタジオとは?鳥山明さんの創作活動を支えた仕事場
  7. 鳥山明さんの死去から約2年7か月|バードスタジオの歩み
  8. バードスタジオ解体でドラゴンボールは終了する?
  9. バードスタジオは記念館にならない?保存計画はあるのか
  10. 鳥山明さんと清須市の深いつながり|市制20周年ロゴも制作
  11. 解体後の跡地はどうなる?建て替えや売却の予定は?
  12. 今回の解体報道で確定したこと・まだ分からないこと
  13. まとめ|建物の大部分が解体、会社は東京へ本店移転

バードスタジオ解体はなぜ?鳥山明さんの仕事場と会社移転

鳥山明さんのバードスタジオ解体と会社の本店移転を伝えるイラスト。足場に囲まれた創作スタジオと東京の街並みを描き、解体理由は未公表であることを表現。

『ドラゴンボール』や『Dr.スランプ』を生み出した漫画家・鳥山明さん。その仕事場として親しまれてきた愛知県清須市の「バードスタジオ」の建物で解体が進んでいます。11月3日には、建物の大部分がすでに取り壊されたと報じられました。

愛知県清須市にある、黄色からオレンジ色の外壁が印象的な建物。漫画に登場しそうな丸みを帯びたデザインは、国内だけでなく海外のドラゴンボールファンにも知られていました。

2026年10月下旬には建物に足場が設置された写真がSNSに投稿され、10月30日には海外にも情報が広がりました。

なぜ、鳥山明さんの仕事場として知られる建物が解体されるのでしょうか。そして、株式会社バード・スタジオ自体もなくなってしまうのでしょうか。

今回の調査では、重要な事実も確認できました。

株式会社バード・スタジオは、建物の解体が話題になる約2か月半前の2026年8月7日、法人登記上の本店所在地を愛知県清須市から東京都港区へ変更していたのです。

ただし、本店移転が建物の解体と直接関係しているかどうかは公表されていません。また、建物の取り壊しと会社の解散は別の問題です。

この記事では、2026年11月3日までに確認できた情報をもとに、解体工事の現状、本店移転の経緯、バードスタジオの歴史、解体理由、そして今後の『ドラゴンボール』への影響を詳しく整理します。

バードスタジオの現在|11月3日、建物の大部分が解体されたと報道

11月3日、現地取材で明らかになった解体状況

2026年11月3日付の毎日新聞によると、愛知県清須市にあった鳥山明さんの仕事場では10月に解体工事が始まり、建物の大部分がすでに取り壊されています。10月末に足場の写真がSNSで話題になった段階から、工事がさらに進んだことが分かりました。ただし、建物全体の撤去が完了したとまでは報じられていません。

清須市の永田純夫市長は同紙の取材に、取り壊しは鳥山さんの家族が決めたものと「拝察する」と述べ、市として意向を尊重し、工事が静かに完了するのを見守りたい考えを示しています。「拝察する」は市長の推察であり、ご家族の決定経緯や具体的な解体理由が確認されたという意味ではありません。

鳥山さんの元アシスタントでイラストレーターのまつやまたかしさんも、かつて働いた場所が失われる寂しさを語りました。一方で、周辺が住宅街であることから博物館として残すのは難しかったと思うとの見方も示しています。これは本人の受け止めであり、正式な保存計画が存在したことを示す発言ではありません。

近隣住民からも、鳥山さんとの交流を懐かしみ、地域の象徴的な建物がなくなることを惜しむ声が伝えられています。建物は長く仕事場や住居として使われた場所でもあるため、周辺の暮らしや関係者の意向を尊重することが大切です。

2026年10月30日、鳥山明さんの仕事場として知られる「バードスタジオ」の建物が解体されているという情報が、国内外のSNSで広がりました。

話題となっているのは、愛知県清須市にある特徴的な外観の建物です。

黄色からオレンジ色の外壁、丸みのある屋根や外観を備え、一般的な事務所とは異なる遊び心のあるデザインで知られていました。

10月25日には、Xユーザーの冨山千三郎さんが、現地の工事状況や掲示物を撮影した写真を投稿。

さらに10月30日には、海外のドラゴンボールファンアカウント「Sekai DB 世界」が、Threadsユーザーの写真を紹介しました。

写真には建物に足場が設置された様子が写っていると報じられており、工事が進んでいることが注目されています。

11月3日付の現地取材では建物の大部分がすでに取り壊されたと報じられています。ただし、建物全体の解体完了までは確認されていません。

つまり、現在の状況は「解体工事が進み、建物の大部分が取り壊された」と説明するのが正確です。工事の完了時期や跡地の利用方法は、引き続き明らかになっていません。

現地の掲示物には「解体工事」と記載

今回の情報で特に重要なのが、現地写真に写っている道路占用許可書とみられる掲示物です。

10月30日付の紹介記事によると、掲示物には次の文言が記載されていたとされています。

鳥山バードスタジオ解体工事に伴う足場の設置

単なる改装や外壁修繕ではなく、解体工事を目的とする足場の設置であることを示す内容です。

ただし、今回確認できたのは現地写真を基にした報道であり、清須市が発行した許可書の原本を直接照合できたわけではありません。

そのため、掲示物の記載内容は工事計画を考えるうえで重要な手掛かりですが、解体対象のすべてや工事の完了予定まで確定するものではありません。

解体工事はいつから?11月20日に取り壊しが終わる?

現地の掲示物を紹介した報道では、道路占用許可に関して次の日付が確認されています。

日付確認された内容
2026年8月7日株式会社バード・スタジオの法人登記上の本店所在地が東京都港区へ変更
10月19日道路占用許可書とみられる掲示物に記載された許可日
10月21日掲示物に記載された道路占用期間の開始日
10月25日現地の工事状況と掲示物を撮影した写真がXに投稿される
10月30日建物の写真が海外ファンにも紹介され、解体の話題が拡散
11月3日毎日新聞の現地取材で、建物の大部分がすでに取り壊されたことや、関係者の受け止めが報じられる
11月20日掲示物に記載された道路占用期間の終了日

ここで注意したいのが、11月20日という日付です。

これは道路占用期間の終了日として記載されているもので、建物そのものの解体完了予定日とは限りません。

道路占用許可とは何か

道路占用許可とは、道路に工作物などを設置し、継続して使用する場合に必要となる許可です。

清須市の公式案内でも、建築工事などで道路に足場や鉄板を設置する場合には、道路占用許可が必要になると説明されています。

例えば、建物の外側に足場を組む際、敷地内だけでは設置場所を確保できず、道路の一部を使用する場合があります。

そのような工事に伴って道路を使用できる期間と、建物自体を取り壊す工期は、必ずしも同じではありません。

今回の掲示物についても、11月20日までにすべての建物が撤去されると決まったわけではありません。

また、建物のどの部分が解体対象なのか、敷地内のすべての建物が取り壊されるのかについても、詳細な工事資料は確認できていません。

工事の具体的な進捗や解体後の状態については、今後の情報を慎重に確認する必要があります。

株式会社バード・スタジオは8月7日に東京へ本店移転していた

今回の解体の話題を調べるうえで、特に注目したいのが株式会社バード・スタジオの法人情報です。

国税庁の法人番号情報をもとにした複数の企業情報データベースでは、株式会社バード・スタジオが2026年8月7日に本店所在地を愛知県清須市から東京都港区へ変更していたことが記録されています。

10月下旬に建物の解体が話題になるより、約2か月半前の出来事です。

法人番号は「2180001090327」。全国法人リスト、会社情報DX、企業INDEXナビなどの掲載情報で、変更内容が一致しています。

なお、今回の確認は法人番号の公開データを利用する企業情報サービスを通じたもので、最新の登記事項証明書を直接取得したわけではありません。

本店所在地の変更は何を意味する?

本店所在地とは、会社が登記上の本店として登録する場所です。

会社の登記上の本店が移ったからといって、すべての仕事や資料、設備、人員が同時に移転したとは限りません。

今回の所在地変更から分かるのは、株式会社バード・スタジオの登記上の拠点が清須市から東京都港区に変更されたということです。

実際の業務をどこで行っているのか、旧所在地の建物に何が残されていたのか、移転先でどのような業務を行っているのかまでは確認できていません。

また、本店移転と解体工事の時期が近いことは事実ですが、解体に備えて移転したのかどうかは明らかではありません。

本店所在地の変更と建物の解体には時間的な前後関係がありますが、それだけで直接の因果関係が証明されたわけではないのです。

バードスタジオという会社もなくなるの?

結論からいうと、今回の建物解体をもって株式会社バード・スタジオが解散したと判断することはできません。

そもそも、建物の解体と会社の解散は法律上も別の手続きです。

会社は本店所在地を変更して事業を続けることができますし、建物を所有していることが会社の存続条件になるわけでもありません。

今回確認できた法人情報には、2026年8月の所在地変更が記録されています。

一方、株式会社バード・スタジオが解散・清算したという正式な発表は確認できていません。

したがって、「バードスタジオ解体」というニュースを見て、鳥山明さんの会社そのものが消滅したと受け取るのは早計です。

なぜバードスタジオを解体するのか?理由は公表されている?

多くの人が気になるのは、なぜ鳥山明さんの創作拠点として知られる建物を取り壊すことになったのかという点でしょう。

しかし、2026年11月3日時点で、解体を決めた具体的な理由について、株式会社バード・スタジオや関係者が公式に説明した情報は確認できていません。

11月3日付の毎日新聞で永田純夫市長は、取り壊しは鳥山さんの家族が決めたものと「拝察する」と述べています。ただし、これは市長自身の推察であり、ご家族の具体的な判断経緯や理由が公表されたわけではありません。建物の所有関係や工事後の土地利用計画も明らかになっていません。

SNSでは、相続税、固定資産税、建物の維持費、老朽化などが理由ではないかという意見も出ています。

ただし、これらはいずれも今回の解体理由として確認された事実ではありません。

相続税が原因という噂は本当?

特に目立つのが、相続税の負担によって建物を手放すことになったのではないかという推測です。

一般論として、相続が発生した場合、土地や建物を含む財産が相続税の課税対象になることはあります。

しかし、今回の建物について、誰がどの財産を所有していたのか、相続の対象になったのか、税負担がどの程度あったのかといった情報は確認できません。

そのため、相続税が理由で建物が解体されることになったと断定する根拠はありません。

同様に、固定資産税や維持費が負担になったという説明についても、具体的な資料は見つかっていません。

有名な漫画家の建物だからといって、所有者の財産状況や私生活まで推測することはできません。

現時点では、解体理由は公表されていないという点を押さえておくことが大切です。

建物の老朽化や売却が理由なのか

建物の老朽化や土地の売却によって解体が決まった可能性を考える人もいるでしょう。

一般的に、建物の解体には建て替え、老朽化、土地の再利用など、さまざまな事情があります。

しかし、今回のバードスタジオについて、そうした事情が実際にあったかどうかは未確認です。

建物の正確な建築年や劣化状況、耐震性能なども公表資料から確認できていません。

今後、関係者による説明や正式な工事資料が公開されない限り、特定の理由を結論として示すことはできません。

バードスタジオとは?鳥山明さんの創作活動を支えた仕事場

バード・スタジオは、『Dr.スランプ』『ドラゴンボール』などで知られる漫画家・鳥山明さんの創作活動を支えたプロダクションです。

その名称は、鳥山さんの名字に含まれる「鳥」を英語にした「Bird」に由来するものとして知られています。

鳥山さんは、週刊少年ジャンプでの漫画連載をはじめ、ゲームのキャラクターデザインやイラストなど、幅広い分野で活躍しました。

代表作の『Dr.スランプ』は、則巻アラレを中心としたペンギン村の日常を描くギャグ漫画として人気を集めました。

続く『ドラゴンボール』は、孫悟空の冒険と成長、世界を超えた戦いを描き、漫画やアニメの歴史に大きな足跡を残しました。

また、鳥山さんは『ドラゴンクエスト』シリーズのキャラクターやモンスターのデザインも担当しています。

こうした作品や仕事を手掛けてきた鳥山さんの創作拠点として、バードスタジオはファンに知られる存在になりました。

黄色い外壁と丸いデザインが特徴的だった

今回の解体報道で注目されているのは、建物そのものの外観にも理由があります。

黄色からオレンジ色の鮮やかな外壁と、丸みを帯びた独特のデザイン。一般的な住宅や事務所とは異なり、どこか漫画やアニメに登場する建物のような雰囲気を持っていました。

鳥山明さんの作品には、丸みのある乗り物や未来的な機械、ユニークな建物が数多く登場します。

そのため、バードスタジオの外観から鳥山さんの作品世界を連想したファンも少なくなかったでしょう。

ただし、建物のデザインを鳥山さん本人が設計したのか、どの程度関わったのかについては、確認できる一次資料がありません。

作品の雰囲気に似ていることと、本人が建築設計を担当したことは別です。

2014年には海外メディアでも紹介されていた

この建物は、今回の解体ニュースによって初めて知られたわけではありません。

2014年7月23日、海外のゲーム・カルチャーメディア「Kotaku」は、バードスタジオの建物を紹介する記事を掲載しました。

記事では、鮮やかなオレンジ色の外観が特徴的な鳥山さんの仕事場として取り上げられ、当時すでに熱心なドラゴンボールファンの間で知られた場所だったことが分かります。

少なくとも2014年には、国内だけでなく海外からも関心を集める建物になっていたのです。

ただし、2014年に存在していたことから建築年まで逆算できるわけではありません。

建物が何年に完成したのか、いつ改装されたのか、設計者が誰だったのかについては、信頼できる資料を確認できていません。

『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』はすべてこの建物で描かれた?

バードスタジオの解体を知って、「ここでアラレちゃんや悟空が生まれたのか」と感じるファンもいるかもしれません。

ただし、鳥山さんがどの時期にどの建物を仕事場としていたのかについては、今回の調査で詳細を確定できませんでした。

『Dr.スランプ』は1980年、『ドラゴンボール』は1984年に連載が始まっています。

一方、今回話題となっている建物の正確な完成年は確認できていません。

したがって、両作品のすべてが現在の建物で執筆されたと説明することはできません。

それでも、鳥山さんの創作活動を支えた仕事場として長年知られてきたことは、建物がファンにとって特別な存在である理由の一つでしょう。

鳥山明さんの死去から約2年7か月|バードスタジオの歩み

鳥山明さんは2024年3月1日、68歳で亡くなりました。

訃報が公表されたのは同年3月8日です。

集英社が掲載した公式声明には、株式会社バード・スタジオと株式会社カプセルコーポレーション・トーキョーの名前が連名で記されています。

鳥山さんが45年以上にわたって創作活動を続けてきたことや、多くの作品を残してきたことが伝えられました。

今回、バードスタジオの解体に向けた動きが話題になったのは、それから約2年7か月後です。

漫画作品は単行本や電子書籍、アニメ、ゲームなどさまざまな形で残っていきます。

しかし、作者が実際に仕事をしていた建物は、作品そのものとは違い、物理的な形でいつまでも残るとは限りません。

今回のニュースには、作品を生み出した場所が失われていくことへの寂しさもあります。

ただし、鳥山さん自身が建物の将来についてどのような考えを持っていたのかは、確認できていません。

解体について本人の希望を推測したり、遺族の判断を決めつけたりすることは避けるべきでしょう。

バードスタジオ解体でドラゴンボールは終了する?

バードスタジオという名前を聞くと、『ドラゴンボール』そのものへの影響を心配する人もいるかもしれません。

しかし、今回の建物解体によって『ドラゴンボール』のアニメやゲーム、関連商品の展開が終了すると発表された事実はありません。

むしろ、2026年には『ドラゴンボール』シリーズの新しい展開が公式に発表されています。

2026年10月には『ドラゴンボール超 ビルス』が放送開始

2026年10月11日には、テレビアニメ『ドラゴンボール超 ビルス』がフジテレビ系で放送を開始しました。

本作は、2015年から放送された『ドラゴンボール超』をベースに、映像表現や音響、物語の構成を再構築したエンハンスド版です。

2013年の映画『ドラゴンボールZ 神と神』をそのままテレビアニメ化した作品ではなく、2015年版のテレビシリーズを土台にしています。

2026年版でどのような変更が加えられているのかについては、当サイトの『ドラゴンボール超 ビルス』と映画『神と神』・2015年版の違いを比較した記事で詳しく解説しています。

新作アニメ『ドラゴンボール超 銀河パトロール』も制作決定

さらに2026年1月25日には、アニメ『ドラゴンボール超 銀河パトロール』の制作決定が正式に発表されました。

発表が行われたのは、幕張メッセで開催された「ドラゴンボール ゲンキダマツリ」です。

『ドラゴンボール超 銀河パトロール』は、テレビアニメ『ドラゴンボール超』の宇宙サバイバル編に続く物語です。

孫悟空とベジータが銀河パトロール隊と協力し、新たな強敵モロとの戦いに挑む内容が案内されています。

こちらは『ドラゴンボール超 ビルス』とは異なる新たなアニメ企画です。

建物の解体が話題となっている2026年11月現在も、こうした公式の作品展開は続いています。

「©バード・スタジオ」の権利表記は今も使われている

2026年10月28日付のドラゴンボール公式サイトでは、フィギュア「ドラゴンボール超 ビルス SOLID EDGE WORKS-THE出陣-ビルス」の商品情報が公開されています。

そのページには「©バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション」という権利表記が掲載されています。

これは、鳥山さんの没後もバード・スタジオの名前が公式作品の権利表記として使われていることを示しています。

ただし、権利表記だけで現在の法人登記の状態や、具体的な契約関係のすべてが分かるわけではありません。

それでも、建物の解体と作品の権利管理や商品展開は別の問題であることを理解するうえで、重要な事実です。

鳥山明『DRAGON BALL 超画集』の表紙
DRAGON BALL 超画集|鳥山明・集英社

1984年から2013年までの『ドラゴンボール』のイラストを400点以上収録した豪華画集。鳥山明さん自身が創作やイラストについて語る特別インタビューも掲載。繊細な線や鮮やかな色彩をじっくり楽しめる、ファンにとって魅力的な一冊です。

価格・在庫・送料はショップによって異なります。購入前に各商品ページで最新の販売状況をご確認ください。

バードスタジオは記念館にならない?保存計画はあるのか

今回の解体報道を受けて、鳥山明さんの仕事場を記念館や資料館として保存できなかったのかと考える人もいるでしょう。

『ドラゴンボール』は日本だけでなく世界各地で親しまれており、その作者が仕事をしていた建物に歴史的な価値を感じるファンがいることは自然です。

しかし、2026年11月3日時点で、バードスタジオの建物を記念館として保存する正式な計画や、行政による取得計画があったという資料は確認できていません。

また、建物の所有者と清須市の間で保存について協議が行われたのかどうかも不明です。11月3日付の毎日新聞の取材で、元アシスタントのまつやまたかしさんは、住宅街にあるため博物館化は難しかったと思うとの見方を示しました。ただし、これは本人の意見であり、正式な記念館計画が存在したことや、その計画が中止されたことを意味しません。

そのため、記念館化されなかった理由を行政や遺族の判断に結びつけて説明することはできません。

一般に、建物を記念館として維持するには、所有権、施設の安全性、維持管理、運営主体、来訪者への対応など、さまざまな条件が関係します。

特に今回の建物は、一般公開されている博物館ではなく、鳥山さんの仕事場や住居として知られてきた場所です。

作品への思い入れが大きいほど建物を残してほしいという気持ちも生まれますが、私的な建物をどのように扱うかという問題とは分けて考える必要があります。

鳥山明さんと清須市の深いつながり|市制20周年ロゴも制作

バードスタジオの建物がある愛知県清須市は、鳥山明さんと深いつながりのある地域です。

鳥山さんは生前、清須市の市制20周年記念ロゴマークをデザインしました。

市の公式資料によると、このロゴは2024年1月23日に発表されています。

清須市は2025年7月7日に市制20周年を迎え、記念事業などでロゴマークを活用しました。

鳥山さんが亡くなった2024年3月8日には、清須市長も追悼のコメントを発表しています。

市が記念ロゴを描いてもらったばかりだったことにも触れ、鳥山さんの功績に敬意を示しました。

2026年には市役所西館に記念ロゴの銘板を設置

さらに2026年には、清須市役所西館に鳥山明さんがデザインした市制20周年記念ロゴの銘板が設置されています。

清須市の公式発表によると、西館は2026年5月7日に供用を開始しました。

銘板は西館2階のエレベーターホールに設置されています。

こうした公共施設での活用からも、鳥山さんが地元に残した仕事が現在も大切にされていることが分かります。

今回の建物解体によって、鳥山さんに関するものが清須市からすべて失われるというわけではありません。

一方で、仕事場として知られる建物は、実際にそこで過ごした時間や創作活動を連想させる特別な存在です。

記念ロゴのように公共の場所で受け継がれる作品と、作者が使用していた私的な建物。その価値や保存のあり方は、それぞれ異なります。

解体後の跡地はどうなる?建て替えや売却の予定は?

建物の解体に向けた動きが確認されたことで、跡地が今後どうなるのかも気になるところです。

しかし、2026年11月3日時点では、解体後の土地利用について正式な計画は確認できていません。

同じ場所に建物を建て直すのか、別の用途に利用するのか、土地が売却されるのかについても不明です。

また、株式会社バード・スタジオが東京都港区へ本店を移転したことと、旧所在地の土地・建物の所有関係は別の問題です。

法人の本店所在地が変更されても、以前の建物や土地が誰の所有になっているかまで分かるわけではありません。

今後、跡地利用について正式な発表が行われた場合には、その内容を基に判断する必要があります。

今回の解体報道で確定したこと・まだ分からないこと

最後に、今回の調査で確認できた内容と、まだ明らかになっていない点を整理します。

項目確認状況
建物の解体に向けた動き10月に解体開始。11月3日付の現地取材報道では建物の大部分が取り壊されている
工事に伴う道路占用期間10月21日~11月20日と報道。行政の原本は未照合
建物全体の解体完了未確認
解体工事の対象範囲詳細は未確認
解体する理由公式説明は確認できず
会社の本店移転2026年8月7日付で清須市から東京都港区へ所在地変更した記録あり
株式会社バード・スタジオの解散解散・清算の公式発表は確認できず
ドラゴンボール関連作品2026年もアニメ・商品展開が継続
記念館への転用正式な計画は確認できず
跡地の利用予定未発表

今回の話題で特に気を付けたいのは、現地写真で確認できる工事の状況と、その背景にある事情を混同しないことです。

解体工事の動きが報告されていることは確かですが、誰がどのような事情で取り壊しを決めたのかは分かっていません。

また、建物の解体と会社の解散、さらには『ドラゴンボール』の今後は、それぞれ別の問題として考える必要があります。

まとめ|建物の大部分が解体、会社は東京へ本店移転

2026年10月下旬から注目されていたバードスタジオの解体工事について、11月3日付の現地取材報道で、建物の大部分がすでに取り壊されたことが分かりました。

現地には足場が設置され、解体工事に伴う道路占用許可書とみられる掲示物も確認されています。

ただし、建物全体の撤去完了や、解体を決めた具体的な理由については、11月3日時点でも確認できていません。清須市長は家族の決定と推察していますが、決定の経緯まで明らかになったわけではありません。

一方、株式会社バード・スタジオについては、2026年8月7日に法人登記上の本店所在地を清須市から東京都港区へ変更していた記録が見つかっています。

これは建物の解体が広く知られる前の出来事ですが、本店移転が解体を目的としたものだったかどうかは不明です。

また、今回の建物解体によって、株式会社バード・スタジオや『ドラゴンボール』の関連事業が終了したという事実はありません。

鳥山明さんが2024年3月に亡くなってから約2年7か月。長年ファンに知られてきた創作拠点が姿を変えようとしていることは、漫画の歴史を考えるうえでも印象的な出来事です。

しかし、建物が変わっても、鳥山さんが生み出したキャラクターや物語、清須市に残された記念ロゴなどの仕事が失われるわけではありません。

今後は、工事の正式な対象範囲や解体後の土地利用、関係者からの追加説明が明らかになるかどうかが注目されます。

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