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GMOがPCの電源オフを要請|なぜコードを抜く?対象者とランサムウェア攻撃予告

GMOがPC電源オフを要請|コードを抜く理由・対象者・正しい対処法

GMOのPC電源オフ要請を解説するアイキャッチ。電源コードとLANケーブルを抜いたパソコン、サイバー攻撃を象徴する警告表示を描き、「なぜコードを抜く?」「対象者と対処法」と表示。

GMOインターネット株式会社は2026年10月27日、不正アクセスを受けた「お名前.com デスクトップクラウド」の利用者に対し、パソコンのネットワークを切断し、電源を落として接続コードを抜くよう呼びかけました。

攻撃者とみられる人物から、10月27日正午に顧客情報の公開とランサムウェア攻撃を行うという予告を受けたことを踏まえた措置です。

「コードを抜くほど危険なのか」「GMOのサービスを使っている人は全員対象なのか」「自分のパソコンもウイルスに感染しているのか」と、不安に感じた人もいるでしょう。

最初に結論をお伝えすると、今回の電源オフ要請は、すべてのパソコン利用者やGMOグループの全サービス利用者を対象としたものではありません。

直接の対象は、FX自動売買などに使用される「お名前.com デスクトップクラウド」の利用者と、そのサービスへの接続に使用した端末です。

また、サービスのサーバーへの不正アクセスや顧客情報の外部持ち出しは確認されていますが、利用者のすべてのパソコンにランサムウェアが仕掛けられたと確認されたわけではありません。

【10月29日更新】GMOは10月28日18時20分の第14報で、預かった端末の解析ではマルウェア感染やランサムウェア攻撃の痕跡を確認していないと発表しました。再び利用する際は事前にセキュリティスキャンとバックアップを行うよう案内しています。ただし調査は継続中で、すべての端末の安全が確認されたわけではありません。この記事では電源オフ要請の対象者、当時の手順、その後の対応を整理します。詳細はGMO公式第14報をご確認ください。

GMOがPCの電源オフを呼びかけ|何が起きたのか?

今回の緊急呼びかけにつながったのは、10月26日夜にGMOが公表した新たな攻撃予告です。

GMOは10月26日23時10分時点の第7報で、攻撃者とみられる人物から、翌27日正午に顧客情報の公開とランサムウェア攻撃を実行するという予告を受けたと明らかにしました。

ランサムウェアとは、パソコン内のファイルを暗号化して利用できなくするなどの被害を引き起こし、復旧などを条件に金銭を要求する悪質なプログラムの総称です。

今回の事件では、すでにクラウドサービスのサーバーに不正なプログラムが設置され、一部の利用者から身に覚えのないFX取引などの報告も寄せられています。

さらに攻撃者側は、クラウドサービスだけでなく、そこに接続していた利用者のパソコンにも攻撃を加えると予告しました。

こうした状況を受け、GMOは10月27日午前の第8報で、利用者のパソコンに対する追加の予防措置を求めたのです。

ただし、10月27日正午は攻撃者が指定した時刻であり、実際にその時間に攻撃が成功したことを示すものではありません。

GMOは利用者の端末を預かって解析を進めていますが、第8報の段階では、利用者のパソコンにランサムウェアが実際に仕掛けられているかどうかについても調査中です。

なぜPCのコードまで抜く必要がある?電源オフの意味

今回のニュースで特に驚かれるのが、「電源を落とす」だけでなく「コードを抜く」という呼びかけです。

通常のセキュリティ対策では、パスワード変更、ウイルス検査、ソフトウェアの更新などが中心になります。ところが今回は、ネットワークの切断と物理的な電源コードの取り外しまで求められています。

これは、追加攻撃が予告されている状況で、利用者の端末が外部から通信を受けたり、不正なプログラムを実行したりする危険を減らすための予防的な対応です。

ネットワークを切断すると何が変わる?

パソコンがインターネットに接続されている場合、外部のサーバーとの間で通信が行われます。

万が一、遠隔操作に悪用されるプログラムが端末に存在していた場合、そのプログラムが外部と通信することによって、追加の命令を受け取ったり、情報を送信したりする可能性があります。

ネットワークを切断すれば、そうした通信経路を遮断できます。

有線LANを使用している場合はLANケーブルを外し、Wi-Fiを使用している場合は接続を無効にすることが基本です。

ただし、ネットワークから切断しても、すでに端末内に保存された悪質なプログラムが自動的に削除されるわけではありません。

電源を切ってもウイルスが消えるわけではない

電源を落とすと、通常は動作中のプログラムが停止します。

そのため、端末上で動いている不正な処理を止めるための対策にはなります。

しかし、保存領域に悪質なプログラムが残っている場合、電源を入れ直したときに再び動作する可能性があります。

今回の呼びかけは、パソコンを初期化したり、ウイルスを完全に駆除したりするための手順ではありません。

「電源を切ったから感染の心配はなくなった」と判断するのは早計です。

安全な再利用に必要な対策については、GMOが進めている端末解析の結果や、追加の公式案内を確認する必要があります。

電源コードはいきなり引き抜いていい?

いいえ。少なくともGMOが10月27日10時56分に訂正した案内は、動作中のパソコンから突然コンセントを引き抜くよう指示したものではありません。

公式案内では、バックアップを取得し、ネットワークを切断したうえで電源を落とし、接続されているコードを抜くという順序が示されています。

動作中のパソコンの電源コードを突然引き抜くと、保存途中のファイルが破損したり、処理中のデータが失われたりする危険があります。

対象利用者は、GMOの訂正後の案内を確認し、正常なシャットダウンを行ってから電源コードを抜くようにしてください。

電源オフ要請の対象者は誰?GMO利用者全員ではない

今回の呼びかけで最も確認したいのは、自分が対象なのかという点でしょう。

対象サービスは、GMOインターネット株式会社が提供する「お名前.com デスクトップクラウド」です。

このサービスは、クラウド上のWindows環境を遠隔操作できる仕組みで、FXの自動売買プログラムを継続的に稼働させる用途などに利用されています。

利用者は自宅や職場のパソコンからクラウド上のWindows環境へ接続します。

今回の不正アクセスではクラウド側のサーバーに不正なプログラムが設置されたことが確認され、さらに接続元の端末への影響も調査されています。

利用状況今回の呼びかけとの関係
お名前.com デスクトップクラウドを契約している直接の対象。GMOの案内を確認する必要がある
同サービスに自宅や職場のPCから接続した接続元PCについて電源断などの案内を確認する必要がある
同サービスにスマートフォンから接続した端末のフルスキャンなどの対象。PCの電源コードを抜く指示とは区別する
お名前.comでドメインだけを取得したドメイン契約だけで今回の電源断要請の対象になるわけではない
GMOの一般的なレンタルサーバーを利用している同じ影響が確認されたという発表ではない
GMOグループのFX・証券口座だけを持っている口座保有だけで対象とはならない。問題のクラウドを利用したかが重要
今回のクラウドサービスを利用していない今回の呼びかけの直接の対象ではない

例えば、GMOクリック証券に口座を持っているという理由だけで、すべての利用者がパソコンの電源を切らなければならないと考える必要はありません。

反対に、GMOクリック証券以外の取引口座を利用していても、お名前.com デスクトップクラウドを通じて接続していた場合は、今回の対策を確認する必要があります。

判断の中心になるのは、どの金融機関を使っているかではなく、問題のクラウドサービスへ接続したことがあるかどうかです。

対象利用者は何をすればいい?GMOが案内した対処手順

GMOは10月26日の第6報と27日の第8報で、被害拡大を防ぐための対応を呼びかけています。

その内容は電源を切ることだけではありません。端末の検査、重要データの保護、アカウントの安全確認も含まれています。

1. 端末のウイルスチェックをフルスキャンで行う

GMOは、デスクトップクラウドに接続したPCやスマートフォンなどについて、ウイルス対策ソフトによるフルスキャンを求めています。

短時間で一部の領域を確認するクイックスキャンではなく、端末全体を検査する完全スキャンが指定されています。

ただし、フルスキャンで問題が検出されなかったことは、あらゆるマルウェアが存在しないという保証にはなりません。

感染が疑われる端末については、GMOの追加調査やセキュリティ専門家の案内を確認することが重要です。

2. 重要データを外部ストレージへバックアップする

写真、文書、仕事で使うファイルなど、失うと困るデータについてはバックアップが求められています。

GMOは、ネットワークから切り離した状態で、外付けハードディスクや外部ストレージへ保存するよう案内しています。

バックアップ先を接続したままにしていると、万が一端末で不正なプログラムが動作した場合、その保存先まで影響を受ける可能性があります。

必要なデータを保存したら、外部ストレージも適切に取り外して保管することが大切です。

なお、バックアップしたファイルに悪意あるプログラムが含まれる可能性もあるため、安全確認が終わる前に別の端末で無条件に開くことは避けてください。

3. ネットワークを切断してから正常にシャットダウンする

10月27日に追加されたのが、ネットワーク切断と電源断の呼びかけです。

GMOは攻撃者の予告時刻である正午までの対応を求めました。

これは追加攻撃を防ぐための予防措置であり、電源コードを抜くことだけが対策の目的ではありません。

訂正後の公式案内に従い、ネットワークを切断し、正常に電源を落としてから接続コードを抜くという順序を守る必要があります。

ノートパソコンの場合は電源ケーブルを外しても内蔵バッテリーで動作できるため、単に充電ケーブルを抜くだけではシャットダウンしたことになりません。

その後GMOは10月28日の第14報で、再度利用する際は事前にセキュリティスキャンを実施し、バックアップを取得するよう案内しました。預かった端末の解析ではマルウェア感染やランサムウェア攻撃の痕跡を確認していないとしていますが、詳細な調査は継続中です。個々の端末に異常がある場合は、自己判断で安全と決めつけず公式窓口に相談してください。

4. パスワードは別の安全な端末から変更する

GMOは、今回のサービス上に保存されていた取引口座などの認証情報が、第三者に取得された可能性があるとして注意を呼びかけています。

そのため、FX・証券口座、メール、Googleアカウントなどのパスワードを変更することが求められています。

重要なのは、影響が疑われるPCではなく、別の安全な端末から変更することです。

ログイン情報が盗み見られる危険のある端末で新しいパスワードを入力すると、変更後の情報まで第三者に取得されるおそれがあります。

GMOはパスワードの変更に加え、次の対策も案内しています。

  • 利用中のすべての端末・セッションからログアウトする
  • 多要素認証を有効にする
  • 心当たりのない連携アプリや登録端末を削除する
  • 不審なメール転送設定を確認する
  • 見覚えのないブラウザ拡張機能を確認する
  • 安全確認が終わるまでブラウザの同期を有効にしない

なお、パスワードを変更しても、すでにログインしている端末のセッションが自動的に終了するとは限りません。

パスワード変更とログイン中のセッション切断は、それぞれ確認する必要があります。

GMOが公表した対策は、お名前.com デスクトップクラウド利用者への公式第6報でも確認できます。

10月27日正午を過ぎれば安全?PCはいつ電源を入れていい?

今回のニュースでもう一つ重要なのが、攻撃予告時刻を過ぎた後の対応です。

10月27日正午という時刻は、GMOが安全確認の完了を予定した日時ではありません。

攻撃者とみられる人物が、顧客情報の公開と追加攻撃を予告した時刻です。

そのため、正午を過ぎても攻撃の実行が確認されなかった場合、それだけで端末の安全が保証されるわけではありません。

また、予告どおりに攻撃が行われたという情報が出たとしても、どの端末にどのような被害が及んだのかは、別途確認する必要があります。

攻撃予告の期限が過ぎることと、感染の危険がなくなることは別です。

GMOは利用者からパソコンを預かり、社内のホワイトハッカーチームによる解析を進めています。

ランサムウェアを含む悪質なプログラムが実際に仕掛けられているかどうかも、その調査対象です。

調査の結果、利用者に必要な追加対策が判明した場合は、登録メールアドレスへの個別連絡と公式サイトで案内するとしています。

すでにネットワークを切断している端末については、追加の安全確認に関する案内がないか確認し、必要に応じてGMOの窓口に相談してください。

自分のPCはすでに感染している?確認済みの被害と未確定情報

今回の不正アクセスでは、すでに明らかになっている被害と、まだ確認されていない事柄を区別する必要があります。

GMOは10月20日、一部の利用者のクラウドサーバー環境に不正なプログラムが設置されていることを確認しました。

その後、10月24日の第4報では、サーバー環境から顧客情報が外部へ持ち出された事実も確認したと発表しています。

また、一部の利用者から、取引口座で身に覚えのない操作や取引があったという報告も寄せられています。

一方、利用者の手元にあるPCにランサムウェアが設置されているかについては、GMOが調査を続けています。

確認事項公式第8報までの状況
デスクトップクラウドへの不正アクセス確認済み
一部クラウドサーバーへの不正プログラム設置確認済み
顧客情報の外部持ち出し確認済み
身に覚えのないFX取引などの報告GMOが一部利用者から報告を受領
利用者の全PCへのランサムウェア感染確認されていない。端末への影響を調査中
10月27日正午の追加攻撃攻撃予告が公表された。実行されたことの確認とは別
PCを安全に再接続できる時期10月28日第14報で再利用前のセキュリティスキャンとバックアップを案内。全端末の安全確認が完了したという発表ではない

特に「クラウドサーバーへの不正アクセス」と「自分のパソコンへの感染」は同じ意味ではありません。

今回の呼びかけが強い内容だからといって、すべての利用者のPCが乗っ取られたと断定することはできません。

同時に、まだ感染が確認されていないことだけを理由に、安全だと決めつけることも適切ではありません。

攻撃者から金銭要求も|10月21日と27日の脅迫は同じもの?

今回の事件では、攻撃者とみられる人物からGMOに対して金銭の要求があったことも明らかになっています。

GMOインターネットグループの熊谷正寿代表は、10月21日に暗号資産で5,000万ドル、日本円で約80億円の支払いを要求されたことを公表しました。

一方、攻撃者側のものとされる別の声明については、10月27日正午を期限として100万ドル、日本円で約1億6,000万円を求めたと報じられています。

この2つは要求金額も時期も異なります。

最初の要求額が正式に減額されたのか、別の要求として出されたものなのか、同一人物が発信したものなのかについては、確認できる情報だけで断定できません。

GMOは、攻撃者の金銭要求には応じない方針を示しています。

金銭を支払っても、取得された情報の削除や不正利用の防止が保証されるわけではないためです。

また、警察などの関係機関と連携して対応を進めています。

攻撃者のものとされる声明や公開データには、事実と異なる内容が含まれる可能性もあります。未確認の情報をそのまま信用せず、GMOの公式発表と照合することが重要です。

FX口座に不審な取引があった場合は?見舞金と補償の方針

今回の事件では、パソコンの安全だけでなく、金融取引への影響も重要です。

デスクトップクラウド内に保存されていたFX・証券口座の認証情報が取得され、不正利用された可能性があるためです。

取引口座で身に覚えのない注文や決済を発見した場合は、利用している金融機関の正規窓口へ連絡し、取引履歴や損失額を確認してください。

GMOは10月24日、今回の不正アクセスに起因すると認めた不正取引について、実際に確定した損失を補償する方針を発表しました。

一方、通常の市場変動による損失や、得られたはずの利益などは、同社が示した補償の対象に含まれません。

また、対象となる現在のデスクトップクラウド利用者には、金銭的な被害の有無にかかわらず、一律5,000円の見舞金を支払うとしています。

見舞金は不正取引による損失補償とは別の措置です。

GMOは見舞金の受け取り手続きについて10月30日23時59分までに案内し、損失補償の申請方法については11月6日までに発表する予定です。

ただし、これらの措置は今回のデスクトップクラウドの契約者に関するものであり、GMOの全サービス利用者へ一律に適用されるものではありません。

サービスの全プラン停止、影響の可能性がある26,739件のサーバー、復旧・代替サービスの方針、FX自動売買の停止による影響については、つぶログの既存記事お名前.comデスクトップクラウドが全プラン停止|不正アクセスの影響と復旧時期・対処法で詳しく解説しています。

「GMOからの緊急連絡」にも注意|偽メールで被害が広がる可能性

今回のように大きな不正アクセス事件が報道されると、利用者の不安につけ込む不審なメールやSMSにも注意が必要になります。

例えば、GMOや取引先の金融機関を名乗り、「安全確認のためログインしてください」「被害金を取り戻すための手続きが必要です」などと連絡してくる可能性があります。

こうした文面は注意すべき不審な連絡の例であり、今回の事件で同じ文章のメールが実際に確認されたという意味ではありません。

GMOは、利用者の通常のログインパスワードや認証コードを尋ねることはないと案内しています。

また、「被害金を取り戻す」などとして費用を要求する連絡にも応じないよう呼びかけています。

不審なメールを受け取った場合は、記載されたリンクからログインせず、GMOや取引先の公式サイトを自分で開いて確認してください。

なお、GMOは損失補償の調査において、取引履歴を確認するための閲覧専用パスワードなどを正式な手順で求める場合があると説明しています。

これは通常のログインパスワードや取引暗証番号を渡してよいという意味ではありません。補償手続きの詳細が公表されるまでは、秘密情報を安易に送信しないことが重要です。

今後はどうなる?GMOは利用者の端末を調査中

GMOは今回の被害状況を調べるため、利用者の協力を得てパソコンを借り受け、専門チームによる解析を進めています。

10月26日夜の第7報では、全国の利用者から協力の申し出があり、GMOの従業員が端末を預かっていることが説明されました。

預かった端末については、GMOインターネットグループのホワイトハッカーチームが、マルウェアの有無や影響範囲を調査しています。

また、10月27日の第8報では、セキュリティ関連企業などから調査協力の申し出が寄せられていることも案内されています。

ただし、調査への協力は任意であり、利用者全員にパソコンの提出を義務づけるものではありません。

GMOは、調査によって新たな対応が必要と判明した場合、登録メールアドレスへの個別連絡と公式サイトで案内するとしています。

利用者が特に確認したいのは、個人のパソコンに不正なプログラムが存在するかどうかだけではありません。

もし不正なプログラムが見つかった場合、どのような方法で駆除するのか、安全にデータを取り出せるのか、いつネットワークへの接続を再開できるのかも重要です。

現時点で、それらの点についてすべての利用者に共通する確定した対処方法が発表されたわけではありません。

GMOの公式発表は10月26日の第7報や利用者向けの第6報から確認できます。今回の件について不明点がある場合は、GMOの公式お問い合わせ窓口に相談してください。

問い合わせ電話番号は03-5456-2560で、今回の事案については土日・祝日を含む24時間受付と案内されています。

まとめ|GMOのPC電源オフ要請は対象サービス利用者への予防措置

2026年10月27日にGMOが発表したPCのネットワーク切断と電源オフの呼びかけは、「お名前.com デスクトップクラウド」への不正アクセスと追加攻撃予告を受けた措置です。

対象はデスクトップクラウドの利用者と、そのサービスへ接続していた端末であり、すべてのGMOグループ利用者や一般のパソコン利用者に向けた一斉の電源断指示ではありません。

GMOは重要データのバックアップやフルスキャン、アカウントの保護を求めるとともに、10月27日の第8報でネットワーク切断と電源断を呼びかけました。

ただし、クラウドサーバーへの不正アクセスと顧客情報の持ち出しが確認された一方で、利用者の全PCへのランサムウェア感染が確認されたわけではありません。

また、攻撃者が指定した10月27日正午という時刻を過ぎたとしても、それだけでPCを安全に利用できる状態になったとは判断できません。

今回のニュースで大切なのは、見出しの強い表現だけで判断せず、自分が対象サービスを利用していたかを確認し、GMOが案内した手順に従って端末とアカウントを保護することです。

不正アクセスの調査は続いています。GMOは10月28日の第14報で、再度利用する場合に事前のセキュリティスキャンとバックアップを求めています。すべての端末の安全を保証するものではないため、端末の状況に応じて公式発表や個別案内を確認してください。10月27日19時10分のGMO公式第12報では、公開情報に自身の情報が含まれるとGMOが確認した顧客への特別お見舞金も正式発表されました。情報公開の経緯や金額の詳細は、GMOサイバー攻撃で情報公開を確認の記事でまとめています。

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