- まじっく快斗は完結した?漫画6巻・最新5巻と作者の今後の発言
- まじっく快斗は完結した?2026年現在の連載状況
- 最新刊は5巻|原作漫画6巻の発売日はいつ?
- 2024年に7年ぶりの新作「グリーン・ドラゴン」が掲載
- 青山剛昌は続きを描く?2026年に語ったダンスパーティーの構想
- まじっく快斗はなぜ不定期掲載?1987年からの長い歴史
- 「まじっく快斗6巻」は存在する?漫画と小説版の違い
- TREASURED EDITIONとは?通常版との違い
- 怪盗キッドは『名探偵コナン』より先に誕生した
- アニメ版は完結した?『まじっく快斗』と『1412』の違い
- 2025~2026年にも公式の新しい展開が続いている
- まじっく快斗5巻の続きはどこで読める?
- 第6巻や次の連載再開情報はどこで確認できる?
- まとめ|まじっく快斗は未完結、2026年にも作者が今後の構想に言及
まじっく快斗は完結した?漫画6巻・最新5巻と作者の今後の発言

怪盗キッドが主人公の漫画『まじっく快斗』。青山剛昌の代表作といえば『名探偵コナン』ですが、怪盗キッドが最初に登場したのは、実はこちらの作品です。
1987年に始まった『まじっく快斗』は、2026年で39年目を迎えました。それだけ長い歴史を持ちながら、単行本はわずか5巻。最後の第5巻が発売されたのも2017年です。
すでに完結したのか。それとも、『名探偵コナン』の連載が続く一方で、こちらは描かれなくなってしまったのでしょうか。
2026年10月24日現在、『まじっく快斗』は完結していません。原作漫画の最新刊は2017年7月18日発売の第5巻で、第6巻の発売日と次回の掲載日は未発表です。
ただし、物語が2017年で完全に止まったわけではありません。2024年4月には7年ぶりとなる新シリーズ「グリーン・ドラゴン」が3週連続で掲載され、中森青子の母親という新しい登場人物も加わりました。
さらに2026年2月、青山剛昌本人が『まじっく快斗』で今後描きたいエピソードについて語っています。
今回は小学館の書誌と雑誌掲載記録、青山剛昌ふるさと館が公開した作者本人の発言を基に、『まじっく快斗』の現在地を整理します。原作漫画と小説版の「6巻」の違い、通常版と特別編集版の比較、アニメ版の放送状況まで確認していきましょう。
まじっく快斗は完結した?2026年現在の連載状況
『まじっく快斗』は、現在も未完結の漫画です。
小学館の公式作品情報では、通常コミックスの最新刊として第5巻が案内されています。一方で、原作漫画の完結や最終回を知らせる発表はなく、第6巻の刊行予定も示されていません。
最後に新しい原作漫画の掲載を確認できるのは、2024年4月24日発売の『週刊少年サンデー』22・23合併号です。
この号で「グリーン・ドラゴン」の後編が掲載され、3週連続の新シリーズが一区切りを迎えました。
| 項目 | 2026年10月24日時点 |
|---|---|
| 作品名 | まじっく快斗 |
| 作者 | 青山剛昌 |
| 出版社 | 小学館 |
| 初登場 | 1987年 |
| 完結状況 | 未完結 |
| 通常コミックス | 既刊5巻 |
| 最新刊発売日 | 2017年7月18日 |
| 最新の新作掲載確認 | 2024年4月24日 |
| 第6巻発売日 | 未発表 |
| 次回掲載日 | 未発表 |
『まじっく快斗』は1980年代から長い間、不定期に新作が発表されてきた作品です。毎週欠かさず掲載される一般的な週刊連載とは事情が異なります。
2017年にも長い空白を経て第5巻が発売されました。そして2024年にも新作が登場しています。
単行本の発売が長期間止まっていることと、物語そのものが正式に終了したことは別です。現在の状況は、長年にわたる不定期掲載が続く中、次の新作と単行本を待っている状態と考えるのが適切でしょう。
最新刊は5巻|原作漫画6巻の発売日はいつ?
原作漫画『まじっく快斗』の最新刊は第5巻です。
発売日は2017年7月18日。第4巻の発売から約10年5か月が経過していました。
当時、小学館も約10年ぶりの新刊として大きく紹介しており、『名探偵コナン』第93巻との同時発売を記念したキャンペーンも行われています。
この時点で初めて作品を知った読者もいるかもしれません。しかし第5巻の刊行から、2026年10月24日までにさらに3,385日、約9年3か月が経過しました。
第5巻の正式な書誌情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 正式名称 | まじっく快斗 5 |
| 作者 | 青山剛昌 |
| 出版社 | 小学館 |
| 発売日 | 2017年7月18日 |
| 判型 | 新書判 |
| ページ数 | 192ページ |
| 出版社掲載定価 | 594円(税込) |
| ISBN | 9784091277640 |
出典は小学館『まじっく快斗 5』公式書誌です。
第5巻には「怪盗淑女(ファントム・レディ)」の前・後編、「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)」の前・中・後編、「日輪の後光(サン・ヘイロー)」の前・中・後編が収録されています。
さらに、復刻読み切り「さりげなくルパン」や、おまけ漫画も収められました。
怪盗キッドのルーツや黒羽快斗の両親に関わる物語など、作品の背景を知るうえでも重要な一冊です。
第6巻の発売日は未発表
2026年10月24日現在、原作漫画第6巻の発売日は発表されていません。
2024年に新しく3話が掲載されたものの、それらを収録する単行本の刊行予定も明らかになっていません。
第5巻の発売から9年以上経過していることを考えると、続刊を待つ読者にとっては長い期間です。ただし、後で紹介する刊行履歴を見ると、この作品では10年前後の間隔が空いたことがすでに何度もあります。
それでも第6巻がいつ出るかは別の話です。従来の刊行周期から次の発売時期を計算できるわけではありません。
2024年に7年ぶりの新作「グリーン・ドラゴン」が掲載
第5巻発売後の最大の動きが、2024年4月の新シリーズです。
2024年4月10日発売の『週刊少年サンデー』20号で、『まじっく快斗』が7年ぶりに登場しました。
小学館は、同年に『名探偵コナン』が連載30周年を迎えたことと、4月12日に劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星』が公開されたことを記念する新シリーズとして発表しています。
このとき掲載されたのが、「グリーン・ドラゴンの巻」です。
掲載されたのは2024年4月の3号分
新シリーズは次の3回に分けて発表されました。
| 掲載誌 | 発売日 | 内容 |
|---|---|---|
| 週刊少年サンデー20号 | 2024年4月10日 | グリーン・ドラゴン〈前編〉 |
| 週刊少年サンデー21号 | 2024年4月17日 | グリーン・ドラゴン〈中編〉 |
| 週刊少年サンデー22・23合併号 | 2024年4月24日 | グリーン・ドラゴン〈後編〉 |
20号の新シリーズ開幕、21号の第2話、22・23合併号での決着は、小学館の当時のニュース記事でも確認できます。
この3話は一つの事件を前編・中編・後編に分けたものです。
また、20号と21号では連続したイラストが完成する「つながる表紙」も実施されました。怪盗キッドと『名探偵コナン』の登場人物を組み合わせた、作品の歴史を象徴する企画でした。
中森青子の母・中森碧子が新たに登場
「グリーン・ドラゴン」で特に注目されたのは、中森青子の母親である中森碧子(なかもり・みどりこ)の登場です。
青子の父・中森銀三は、怪盗キッドを逮捕しようと執念を燃やす警部として、初期から登場してきました。
一方、2024年の新シリーズでは青子の母親が本格的に物語へ加わり、怪盗キッドの新たな相手となります。
小学館は碧子について、未来の検事総長とも評されるほど頭の切れる人物として紹介しています。
中森警部の力ずくの捜査とはまた違う角度から、キッドの変装や盗みの仕掛けに迫っていく人物です。
1987年に始まった作品で、2024年になって主要人物の家族関係がさらに掘り下げられたというのも興味深いところでしょう。
「グリーン・ドラゴン」は第5巻に含まれていません。したがって、2017年発売の第5巻を読み終えても、原作漫画にはその先のエピソードが存在します。
ただし、2024年の3話を収録する第6巻の刊行予定は、まだ公表されていません。
青山剛昌は続きを描く?2026年に語ったダンスパーティーの構想
第6巻を待つ読者にとって気になるのは、青山剛昌自身が『まじっく快斗』の今後をどう考えているかでしょう。
この点について、2026年2月に新しい手掛かりが公開されました。
鳥取県にある青山剛昌ふるさと館が、作者本人とのイベントで行われた質疑応答を2026年2月5日に公式サイトへ掲載したのです。
その中で、ファンから『まじっく快斗』で温めているエピソードや、今後描きたい物語について質問がありました。
青山剛昌が挙げたのは、ダンスパーティーの話でした。
さらに、編集部が認めてくれれば描きたいという趣旨で答え、いつ描けるかは分からないとも話しています。
作者が今後描きたい題材を具体的に挙げたことは、長く新刊を待っている読者にとって注目すべき発言です。
ただし、次の掲載作がダンスパーティー編に決定したわけではありません。雑誌の掲載日や単行本の発売予定についても、この質疑応答では発表されていません。
公式記録は青山剛昌ふるさと館「話そうDAY・青山先生に質問タイム全問」で公開されています。
2026年にも作品の今後が話題になっている
1987年から続く漫画の作者に、2026年になっても次のエピソードについて質問が寄せられている。その事実だけでも、この作品を待ち続けているファンの存在が伝わってきます。
同じ質疑応答では、怪盗キッドと神奈川県警が関わる物語への質問も出ていました。
青山はその組み合わせについて興味を示し、黒羽快斗がバイクに乗ることにも触れています。
作者本人の中で、キャラクターを動かす新しい場面について考える余地があることは分かります。
一方、作品の構想があることと、原稿の制作が始まっていること、掲載計画が決まっていることは同じではありません。
2026年の発言は、次の物語を期待させる材料ではありますが、第6巻の刊行時期を判断できる情報ではないのです。
まじっく快斗はなぜ不定期掲載?1987年からの長い歴史
『まじっく快斗』の刊行間隔が長いのは、最近になって始まったことではありません。
作品が初めて登場したのは1987年。文化庁のメディア芸術データベースには、『週刊少年サンデー』1987年26号(6月10日号)に読み切りシリーズ第1回が掲載された記録があります。
ここでいう6月10日は雑誌の号に記された日付であり、実際の店頭発売日とは区別する必要があります。
その後、『まじっく快斗』は増刊号などでも発表され、1988年4月に単行本第1巻が発売されました。
当初は比較的短い間隔で単行本が刊行されましたが、その後は数年から10年以上の空白が生まれるようになります。
通常版全5巻の発売日・刊行間隔
小学館の紙版書誌を基に、全5巻の発売日を整理しました。
| 巻数 | 発売日 | 前巻からの間隔 | ISBN |
|---|---|---|---|
| 第1巻 | 1988年4月18日 | — | 9784091220813 |
| 第2巻 | 1988年10月18日 | 183日 | 9784091220820 |
| 第3巻 | 1994年9月17日 | 2,160日 | 9784091220837 |
| 第4巻 | 2007年2月16日 | 4,535日 | 9784091210050 |
| 第5巻 | 2017年7月18日 | 3,805日 | 9784091277640 |
| 第6巻 | 未発表 | — | — |
第1巻と第2巻の間隔はわずか183日でした。
しかし第2巻から第3巻までは約5年11か月、第3巻から第4巻までは約12年5か月。さらに第4巻から第5巻までは約10年5か月が空いています。
最も長い第3巻から第4巻までの間隔は4,535日。12年以上に及びました。
それでも、2007年には第4巻が発売され、2017年には第5巻が登場しています。さらに2024年には新しいエピソードが掲載されました。
刊行履歴から見えてくるのは、ある時点で連載が永久に途絶えたという姿ではなく、長い空白を挟みながら作品が少しずつ続いてきた歴史です。
なお、電子書籍版では紙版と異なる発売日が登録されている場合があります。例えば第1巻の電子版は2013年1月1日、第5巻の電子版は2017年8月4日配信です。
上の表では作品本来の刊行史を示すため、紙の通常コミックスの発売日に統一しています。
初出記録は文化庁メディア芸術データベース『まじっく快斗』、各巻の発売情報は小学館の書誌に基づきます。
『名探偵コナン』の連載との関係
『まじっく快斗』が始まった後、青山剛昌は『YAIBA』を連載し、1994年には『名探偵コナン』を開始しました。
特に『名探偵コナン』は30年以上続く長期連載となり、怪盗キッド自身もその中に登場する人気キャラクターになっています。
作者が複数の作品を手掛ける中で、『まじっく快斗』が不定期掲載という形になってきたことは、刊行履歴からも読み取れます。
ただし、『名探偵コナン』の執筆だけが『まじっく快斗』の掲載間隔を長くしている唯一の原因だとする公式な説明はありません。
青山剛昌が2026年に新しいエピソードの構想へ言及している一方で、実際の掲載日は決まっていないというのが現在の状況です。
「まじっく快斗6巻」は存在する?漫画と小説版の違い
ここで、書店や通販サイトを利用する際に気を付けたいことがあります。
実は『まじっく快斗』という名前が付いた「6巻」は、すでに発売されています。
ただし、その正体は原作漫画の第6巻ではなく、テレビアニメを小説化した『まじっく快斗1412』第6巻です。
『まじっく快斗1412 6』は、小学館ジュニア文庫から2015年5月27日に発売されました。
| 比較 | 原作漫画 | 小説『まじっく快斗1412』 |
|---|---|---|
| 作品形式 | 漫画 | アニメのノベライズ |
| 著者 | 青山剛昌 | 浜崎達也(著)、青山剛昌(原作) |
| 最新巻 | 5巻 | 6巻 |
| 第6巻の発売 | 未発表 | 2015年5月27日 |
| 第6巻のISBN | 未発表 | 9784092308220 |
小説版第6巻には、「レッド・ティアー」や「真夜中の烏」といった物語が収録されています。
2014~2015年に放送されたテレビアニメ『まじっく快斗1412』を基にした内容であり、2024年の「グリーン・ドラゴン」を収録した新しい漫画ではありません。
小学館の『まじっく快斗1412 6』公式書誌でも、アニメのノベライズ第6弾と明記されています。
単に「まじっく快斗 6」と検索すると、原作漫画の新刊が登場したように見えることがあります。購入する際は、タイトルに「1412」が入っているか、漫画なのか小説なのかを確かめると間違いを防げます。
TREASURED EDITIONとは?通常版との違い
『まじっく快斗』には、通常コミックスのほかに『まじっく快斗 ~TREASURED EDITION~』という特別編集版も存在します。
こちらも全5巻ですが、通常版の続きを描いた別シリーズではありません。
原作漫画を再編集し、雑誌掲載当時のカラーページや作者によるコメントなどを収録したものです。
通常版とTREASURED EDITIONの比較
| 項目 | 通常版 | TREASURED EDITION |
|---|---|---|
| 巻数 | 全5巻 | 全5巻 |
| 判型 | 新書判 | B6判 |
| 内容 | 原作漫画を収録 | 原作漫画を再編集し、カラーなどを収録 |
| 作者コメント | 通常のおまけなど | 第1~4巻にはPLAYBACK EPISODEを収録 |
| DVD | 付属しない | 別売のDVD付き特別版が存在 |
| 2024年新作 | 未収録 | 未収録 |
TREASURED EDITION第1~4巻には、「PLAYBACK EPISODE」という作者のコメント企画が収められています。
青山剛昌が当時の制作の思い出や裏話を振り返る内容で、単に漫画を読み直すだけでは得られない楽しみがあります。
第5巻についても、2017年7月18日の小学館による同時発売キャンペーン告知で、作者コメント入りの特別版として紹介されています。ただし、第1~4巻と同じ「PLAYBACK EPISODE」という名称の企画があるとは、個別書誌で明記されていません。
通常版をすでに持っている人でも、カラーの復刻や制作当時の話に興味があるなら、TREASURED EDITIONを読む理由があるでしょう。
なお、2011年発売のTREASURED EDITION第1~4巻と、2017年発売の第5巻をまとめた全5巻セットも販売されています。2025年に販売登録されたセット商品を見かけても、新しい漫画の第6巻が追加されたという意味ではありません。
公式情報はTREASURED EDITION第1巻とTREASURED EDITION第5巻の小学館書誌で確認できます。
DVD付き特別版は通常の商品とは別
もう一つ注意したいのが、TREASURED EDITIONにはアニメDVD付きの特別版も発売されていたことです。
例えば第1巻には、通常のTREASURED EDITIONとは別に、アニメ「蘇る怪盗」を収録したDVD付き商品があります。
| 商品 | ISBN | DVD |
|---|---|---|
| TREASURED EDITION 第1巻通常版 | 9784091232762 | なし |
| TREASURED EDITION 第1巻DVD付き版 | 9784099417239 | あり |
このようにISBNが異なるため、表紙や商品名だけで判断せず、DVD付きかどうかを確認する必要があります。
特に古い限定版は、中古商品として販売されていることもあります。通常版にDVDが付いているものとして購入しないようにしたいところです。
青山剛昌による『まじっく快斗』の既刊全5巻を収録した特別編集版セット。 雑誌掲載時のカラーを再現し、第1~4巻には作者が制作当時の思い出や裏話を振り返る「PLAYBACK EPISODE」も収録。 通常版より大きなB6判で、怪盗キッドの原点から2017年発売の第5巻まで楽しめます。 2024年の新作「グリーン・ドラゴン」は未収録。DVD付き特別版とは異なります。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
怪盗キッドは『名探偵コナン』より先に誕生した
怪盗キッドを初めて知った作品が『名探偵コナン』だったという人も多いでしょう。
しかし、怪盗キッドの登場は『名探偵コナン』よりも前です。
『まじっく快斗』が始まったのは1987年。『名探偵コナン』の連載開始は1994年なので、怪盗キッドの物語の方が約7年早く誕生しています。
主人公は、マジックが得意な高校生・黒羽快斗です。
快斗は、亡くなった父・黒羽盗一が初代怪盗キッドだったことを知り、父の死に関わる謎を追うため、2代目怪盗キッドとして活動を始めます。
宝石を狙うのは単なる金銭目的ではありません。父の死に関係する謎の組織が追い求めている宝石を探し、相手の目的を阻止するという大きな理由があります。
この背景を知ると、『名探偵コナン』でコナンと対決する怪盗キッドの姿も、少し違ったものに見えてきます。
同じ怪盗キッドでも、物語の中心が違う
『名探偵コナン』では、キッドが犯行予告を出し、コナンがそのトリックや正体を見破ろうとする構図が大きな魅力です。
一方、『まじっく快斗』では、キッドの側から物語を追います。
大胆な盗みを成功させるための準備、変装の工夫、正体を隠した学校生活、幼なじみの中森青子との関係。怪盗としての華やかさと、普通の高校生としての日常が並んで描かれます。
さらに、父の死に関わる謎の組織を追うという、『まじっく快斗』独自の物語があります。
『名探偵コナン』のキッド登場回だけを読んでいても、この作品の全体像は分かりません。
『まじっく快斗』にも工藤新一が登場する
二つの作品の関係は、怪盗キッドが『名探偵コナン』に登場するだけではありません。
『まじっく快斗』第4巻には、工藤新一と怪盗キッドの対決を描いた「ブラック・スター」が収録されています。
小学館の第4巻公式書誌でも、キッド対工藤新一が見どころとして紹介されています。
これは『まじっく快斗』の読者にとっても、『名探偵コナン』の読者にとっても興味深いエピソードです。
ただし、『名探偵コナン』に怪盗キッドが登場することと、『まじっく快斗』の新しい漫画が掲載されることは別です。
2024年の新シリーズは、あくまで青山剛昌による『まじっく快斗』本編の新作として発表されたものでした。
アニメ版は完結した?『まじっく快斗』と『1412』の違い
『まじっく快斗』のアニメは、2014年の『まじっく快斗1412』だけではありません。
2010~2012年に放送された全12話の『まじっく快斗』と、2014~2015年に放送された全24話の『まじっく快斗1412』があります。
| 項目 | まじっく快斗 | まじっく快斗1412 |
|---|---|---|
| 放送時期 | 2010~2012年 | 2014年10月~2015年3月 |
| 話数 | 全12話 | 全24話 |
| 制作 | トムス・エンタテインメント | A-1 Pictures |
| 放送の終了 | 全12話で終了 | 全24話で終了 |
最初のアニメについては、トムス・エンタテインメントの作品情報に全12話と記載されています。
一方の『まじっく快斗1412』は、2014年10月から読売テレビ・日本テレビ系で放送されました。
こちらは原作のエピソードを改めて映像化したテレビシリーズで、最終第24話は2015年3月28日に放送されています。
『1412』の最終回は「真夜中の烏」後編
『まじっく快斗1412』の最後に放送されたのは、第24話「真夜中の烏(ミッドナイト・クロウ)」後編です。
怪盗キッドの前に、黒い怪盗キッドのような姿をしたコルボーが現れる物語で、黒羽快斗の両親に関わる謎も描かれています。
このエピソードは、2017年発売の原作漫画第5巻にも収録されています。
最終回の内容は読売テレビ『まじっく快斗1412』第24話公式ストーリーで確認できます。
アニメ『1412』は24話で放送を終えていますが、その後も原作漫画では2017年に第5巻が発売され、2024年には新シリーズが掲載されました。
アニメが放送終了したことと、原作漫画の物語が完結したことは別なのです。
2025~2026年にも公式の新しい展開が続いている
2024年の「グリーン・ドラゴン」以降も、『まじっく快斗』の登場人物に関する新しい公式企画は続いています。
2025年には、『名探偵コナン』のトレーディングカードゲーム拡張パック「魅惑のマジック」が発売されました。
この商品には、青山剛昌が描き下ろした線画による中森青子と小泉紅子のカードが登場しています。
そして2026年2月25日発売の『少年サンデーS』4月号では、小泉紅子の線画を使用したカードが付録になりました。
翌3月25日発売の5月号では、中森青子の線画を再デザインしたカードが付録になっています。
小学館はこれらの企画を2026年2月25日のお知らせと2026年3月25日のお知らせで紹介しました。
作者自身が2025年以降も『まじっく快斗』のキャラクターを新たに描いている点は、ファンにとってうれしいニュースでしょう。
ただし、カードの線画や関連グッズの展開は、原作漫画の新しい話が掲載されたことを意味しません。
本編の掲載記録として確認できる最新の新シリーズは、引き続き2024年の「グリーン・ドラゴン」です。
まじっく快斗5巻の続きはどこで読める?
第5巻を読み終えた人にとっては、2024年の「グリーン・ドラゴン」をどこで読めるかも気になるところです。
小学館の公式漫画配信サービス「サンデーうぇぶり」では、『まじっく快斗』の作品ページが公開されています。
2024年4月12日には新シリーズ掲載に合わせた無料公開企画も実施され、アプリで作品を読む機会が設けられました。
ただし、この無料公開は2024年当時のキャンペーンです。2026年現在も同じ条件が続いているわけではありません。
また、サンデーうぇぶりの作品ページに「全3話」と表示されることがありますが、それが2024年の「グリーン・ドラゴン」全3話を指しているとは限りません。
実際、現在確認できる公式配信ページには、初期エピソード「蘇る怪盗の巻」も掲載されています。
2024年の新作については、雑誌の20号・21号・22・23合併号に掲載されたことが確定しています。現在の電子配信やバックナンバー購入の可否については、各サービスの最新表示を確認する必要があります。
なお、2024年の3話を収録する新しい原作漫画第6巻は、まだ発売されていません。
第6巻や次の連載再開情報はどこで確認できる?
『まじっく快斗』の今後を追ううえで、最も重要なのは小学館と『週刊少年サンデー』の正式発表です。
2024年の新シリーズも、掲載開始前後に小学館が公式ニュースを公開していました。
次に新しい物語が発表される場合も、雑誌の掲載告知や小学館の作品情報が確認先になります。
単行本第6巻については、発売が決まれば小学館の書誌や新刊情報に正式なタイトル・発売日・ISBNなどが掲載されるはずです。
一方、怪盗キッドが『名探偵コナン』に登場した、関連アニメが再放送された、グッズが発売されたという情報だけでは、『まじっく快斗』の新作掲載とは判断できません。
2026年2月の作者発言は、新しいエピソードを期待させる材料です。しかし、次回掲載の具体的な日程までは決まっていません。
今後まず注目したいのは、次の短期掲載が発表されるかどうか。そして、その後に第6巻の刊行予定が示されるかどうかです。
まとめ|まじっく快斗は未完結、2026年にも作者が今後の構想に言及
『まじっく快斗』は、2026年10月24日現在も未完結です。
原作漫画は2017年7月18日発売の第5巻が最新刊で、第6巻の発売日と次回の掲載日は発表されていません。
ただし、2017年以降に新作が一度も描かれていないわけではありません。2024年4月には「グリーン・ドラゴン」が3週連続で掲載され、青子の母・中森碧子という新しい人物も登場しました。
そして2026年2月には、青山剛昌が今後描きたい物語としてダンスパーティーのエピソードを挙げています。具体的な掲載日は未定ですが、作者本人が新しい題材について語った記録が残っています。
1988年の第1巻から2017年の第5巻まで、刊行間隔は次第に長くなりました。それでも、12年以上の空白を経て第4巻が登場したこともあり、その後には第5巻と2024年の新作も発表されています。
また、店頭や通販で見かける『まじっく快斗1412』第6巻は、原作漫画ではなくアニメを小説化した商品です。通常版とTREASURED EDITIONも別の仕様なので、購入する際は書名と版を確認するとよいでしょう。
『名探偵コナン』の怪盗キッドは今や広く知られる人気キャラクターですが、その出発点となった『まじっく快斗』には、父の死を追う黒羽快斗自身の物語が残されています。
1987年から続くこの作品が、次にどんな事件を描くのか。まずは新しい掲載の知らせ、そして原作漫画第6巻の正式発表が待たれます。
同じように、単行本の刊行間隔が長くても物語の掲載は続いている漫画として、つぶログでは『ドリフターズ』の連載状況と最新7巻・8巻の続刊情報も整理しています。両作品とも、単行本の発売と雑誌掲載を分けて確認すると、現在の状況が見えてきます。