
Nintendo Direct 2025年9月12日|マリオ40周年&ドラクエ7リメイク発表
2025年9月12日に配信された最新のNintendo Directでは、ゲームファン必見のニュースが目白押しでした。
スーパーマリオシリーズの40周年を記念した新作映画と復刻タイトル『Super Mario Galaxies +』、さらに長年待たれていた『ドラゴンクエストVII Reimagined』の正式発表、そして『METROID PRIME 4: Beyond』の発売日決定など、歴史的な発表が一挙に公開されました。
本記事では、この日のダイレクトで明かされた全タイトルと最新情報を、ジャンルごとにわかりやすく整理します。この記事ひとつで、2025年秋の任天堂の動きを完全に把握できます。
スーパーマリオ40周年プロジェクト
2025年のNintendo Direct最大のトピックは、やはりスーパーマリオシリーズ40周年を記念した大規模な発表でした。1985年に『スーパーマリオブラザーズ』が発売されてから40年。任天堂は、マリオの歴史を振り返りつつ、新たな時代へとつなぐ展開を次々と用意しています。
『Super Mario Galaxies +』復刻(Switch/Switch 2)
まず注目は、Wiiで人気を博した『スーパーマリオギャラクシー』と『スーパーマリオギャラクシー2』がセットになった復刻版「Super Mario Galaxies +」です。
2025年10月2日に発売され、Switch版とSwitch 2版の両方で楽しめます。操作はモーションとボタンを選べるように最適化され、音楽プレイヤーやストーリーブックなど追加要素も盛り込まれています。Switch 2版では無料アップデートで4Kに対応するのも大きなポイントです。
さらに、マリオ&チコ、ロゼッタ&チコのamiiboが2026年4月2日に発売予定。大きめサイズで存在感抜群のフィギュアは、コレクター心を刺激しそうです。
新作映画『The Super Mario Galaxy Movie』発表
ゲームだけでなく映像作品も大きな話題に。『The Super Mario Galaxy Movie』が正式発表され、2026年4月3日に世界公開されることが明らかになりました。前作の『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は大ヒットを記録しましたが、今回は「ギャラクシー」を舞台にどのような冒険が描かれるのか、ファンの期待が一気に高まっています。
『マリオテニス フィーバー』(Switch 2)
スポーツ系タイトルの新作として『マリオテニス フィーバー』が登場。マリオテニスシリーズは、ゲーム性とパーティ性を両立した人気作ですが、最新作ではSwitch 2の新機能を活かした爽快なプレイが期待できます。
『ヨッシー and the Mysterious Book』(Switch 2)
さらに、ヨッシーを主人公とした新作『ヨッシー and the Mysterious Book』も発表されました。絵本のような世界観を舞台に、ヨッシーならではのアクションや仕掛けが満載とのこと。マリオファミリーの一員としても、独自の冒険作としても注目を集めそうです。
『スーパーマリオブラザーズ ワンダー – Switch 2 Edition』
2023年に話題となった『スーパーマリオブラザーズ ワンダー』も、Switch 2向けにパワーアップ。新たに「ミートアップ in ベラベルパーク」というマルチプレイ広場が追加され、より多くのプレイヤーと交流できる仕組みが導入されます。
トーキングフラワーなど40周年記念グッズ
ゲームの中でおなじみとなった「トーキングフラワー」が実物化。2026年春に発売予定で、ゲーム同様にランダムでおしゃべりしてくれるファンアイテムとして話題を呼んでいます。また、京都の任天堂ミュージアムでは40周年を祝う特別展示やライトアップも予定されており、節目の年を華やかに彩ります。
ドラゴンクエストVII Reimagined
今回のダイレクトで特に大きな注目を集めたのが、名作RPG『ドラゴンクエストVII』の新プロジェクト「Reimagined(リイマジンド)」です。2000年にプレイステーション用として登場し、膨大なボリュームと濃密なストーリーでファンを魅了した作品が、25年の時を経て現代に再構築されます。
発売日・対応機種
発売日は2026年2月5日に決定。Nintendo Switchと次世代機Switch 2の両方でリリースされ、国内外の幅広いユーザーが同時に楽しめる形となります。さらに、発表時点で予約がスタートしており、ファンからは「待っていた!」という声が相次いでいます。
「Reimagined」の意味とリメイクとの違い
「Reimagined」という言葉は、単なる移植やリメイクではなく“再構築”を意味します。グラフィックを一新するだけでなく、キャラクターや演出にも新しい表現が加わり、オリジナルを知る世代にとっても新鮮に感じられるような仕上がりを目指しています。開発陣も「当時の体験を尊重しつつ、今遊んでも驚きと感動を与えたい」とコメントしており、従来の「リメイク作品」とは一線を画す姿勢がうかがえます。
グラフィック刷新・ボイス追加・戦闘方式の変更
発表映像では、キャラクターモデルや背景がフル3Dでリファインされ、これまで以上に世界観に没入できるようになっていました。また、キーファをはじめとした主要キャラクターにはフルボイスが追加され、物語により深みが増しています。
さらに、戦闘システムは従来のランダムエンカウントからシンボルエンカウントに変更。フィールドを歩きながら敵と遭遇する形式となり、テンポの良い冒険が楽しめるようになっています。長大な冒険を少しでも快適に遊べるような配慮が感じられる改良点です。
メトロイドプライム4 ビヨンド
長らく続報が待たれていたシリーズ最新作『メトロイドプライム4』が、ついに正式タイトル『メトロイドプライム4 ビヨンド』として発表されました。開発体制の変更などを経て、ついに発売日が確定したことは、ファンにとって歴史的な瞬間と言えるでしょう。
発売日決定(2025年12月4日)
発売日は2025年12月4日(木)。対応機種はNintendo SwitchとNintendo Switch 2の両方で、年末商戦に向けて投入されるビッグタイトルとなります。これまで20年以上にわたり続いてきた「プライム」シリーズの最新作が、いよいよプレイヤーの前に姿を現します。
新たな探索の舞台「ビューラス」と新装備「ヴィオラ」
公開映像では、新惑星ビューラス(Viewros)の姿が確認できました。鬱蒼とした自然、未知の構造物、異質なエネルギーが漂うフィールドなど、多彩な環境を探索することになります。
また、サムスの新装備として「ヴィオラ(Vi-O-La)」が登場。機動力を活かした立体的なアクションや、従来にない戦術的移動が可能になるとのことです。さらにサイキック的な能力を示唆するシーンも映し出され、探索と戦闘の幅が大きく広がることが期待されます。
amiiboや公式ビジュアルブックも発売
ゲーム本編と合わせて、関連商品の展開も発表されました。
- amiibo サムス(2025年11月6日発売予定)
- amiibo サムス&ヴィオラ(2025年11月6日発売予定)
- amiibo サイラックス(2025年12月4日発売予定)
さらに、シリーズ三部作を総括するビジュアル資料集
『メトロイドプライム1〜3 ビジュアルレトロスペクティブ』が2025年10月28日に刊行予定です。アートワークや開発資料を収録し、ファンにとって必携の一冊となるでしょう。
ゼルダ無双 エイジ オブ インプリズンメント
「ゼルダ無双」シリーズ最新作として、『ゼルダ無双 エイジ オブ インプリズンメント』が正式に発表されました。前作『ゼルダ無双 厄災の黙示録』から続く流れを踏まえつつも、今作は新ハードであるNintendo Switch 2の機能を活かした作品となっており、映像・アクションの両面で大幅な進化が期待できます。
発売日(2025年11月6日)
発売日は2025年11月6日(木)に決定しました。Switch 2専用タイトルとして発売され、従来の無双シリーズ同様に大量の敵をなぎ倒す爽快感を味わえるほか、ゼルダシリーズ特有の世界観やキャラクター性が融合したアクションが楽しめます。
新システム「シンクストライク」
今作の大きな特徴のひとつが、新アクションシステム「シンクストライク」です。これは仲間キャラクターと連携し、タイミングを合わせて必殺技を繰り出すシステムで、戦局を一気にひっくり返す強力な攻撃を可能にします。従来以上に仲間との連携を意識した戦い方が求められる点が大きな魅力となるでしょう。
分割プレイ・GameShare対応
さらにSwitch 2の性能を活かし、2人での分割画面プレイにも対応。家庭内での協力プレイが一層快適になっています。加えて、Switch 2独自の「GameShare」機能にも対応しており、オンラインを通じて仲間と一緒に遊ぶ際もスムーズな協力プレイが可能となっています。
ポケモン新作&追加DLC
今回のダイレクトでは、ポケモンファンに向けた2つの大きな発表がありました。完全新作タイトルと、人気作の追加コンテンツです。どちらもSwitch 2を意識した展開となっており、ポケモンシリーズの新時代を感じさせる内容でした。
新作『ポケモン ポコピア』(Nintendo Switch 2/2026年予定)
まずサプライズとなったのが、完全新作タイトル『ポケモン ポコピア』の発表です。
対応機種はNintendo Switch 2で、発売は2026年を予定。主人公はなんと、人型に変身したメタモン。生活シミュレーションと冒険を融合させた新しいジャンルに挑戦しており、プレイヤー自身が「ポケモンのいる楽園」を作り上げていくというコンセプトが紹介されました。
これまでのポケモン本編とは一線を画すユニークな方向性で、シリーズの新たな一歩として注目を集めています。
『Pokémon LEGENDS Z-A』追加コンテンツ「メガディメンション」
もうひとつは、既に発表済みの最新作『Pokémon LEGENDS Z-A』に向けた追加コンテンツです。タイトルは「メガディメンション」。
伝説ポケモンのフーパが物語の中心となり、新たなストーリーと冒険が展開されます。また、ライチュウのメガシンカ(メガライチュウX/Y)に加え、御三家であるブリガロン・マフォクシー・ゲッコウガのメガシンカも登場するなど、従来ファンには嬉しい新要素が多数盛り込まれています。
映像ではパルデア地方や新たな街並みらしき風景も確認されており、ポケモン世界のさらなる広がりを感じさせる内容となっていました。
カービィ&その他任天堂作品
マリオやドラクエに負けじと、人気シリーズ「星のカービィ」やレトロファン注目の新展開も発表されました。任天堂の多彩なラインナップを感じさせる内容となっています。
『星のカービィ エアライダーズ』(Nintendo Switch 2)
久々に登場したカービィのレースアクションシリーズ。2003年のゲームキューブ用『カービィのエアライド』以来、長年復活を望む声が多かったジャンルです。
Switch 2専用ソフトとして登場し、ライドマシンで疾走する爽快感に加え、現代的なオンライン要素やマルチプレイ要素が充実しています。
さらに、関連グッズとして新たにamiibo「カービィ&ワープスター」「バンダナワドルディ&ウイングスター」が発表され、発売日は2025年11月20日(木)に決定しました。ゲームと連動した特典も予定されており、ファン必携のアイテムとなりそうです。
Nintendo Switch Online:バーチャルボーイ作品の追加
もう一つ驚きを呼んだのが、バーチャルボーイのタイトルがNintendo Switch Online +追加パックに追加されるというニュースです。
『マリオズテニス』『ギャラクティックピンボール』『テレロボクサー』といった当時の代表作が順次配信予定で、サービス開始は2026年2月17日を予定。
加えて、当時のヘッドマウントを模した特別なアクセサリー(ダンボール製スリーブ版も含む)が発売予定とされており、レトロファンにとってはまさに“幻のハード”を現代に体験できる絶好の機会となります。
サードパーティ大作タイトル
今回のニンテンドーダイレクトでは、任天堂作品だけでなくサードパーティの人気シリーズや新作も数多く発表されました。Switch 2への対応を含め、国内外の大作が勢揃いしています。
バイオハザード Requiem
カプコンからは最新作『バイオハザード Requiem』が発表されました。対応機種はNintendo Switch 2で、発売日は2026年2月27日(金)。同日に『バイオハザード7 レジデント イービル』『バイオハザード ヴィレッジ』もSwitch 2向けに移植される予定です。ホラーゲームファンにとって待望の展開となります。
モンスターハンター ストーリーズ3
モンハンシリーズからはRPGスピンオフ最新作『モンスターハンター ストーリーズ3』が登場。発売日は2026年3月13日(金)で、対応機種はSwitch 2を含む複数プラットフォーム。絆をテーマにした育成・冒険RPGが、さらにスケールアップして帰ってきます。
零 〜紅い蝶〜 REMAKE
コーエーテクモゲームスは、ホラーアドベンチャー『零 〜紅い蝶〜 REMAKE』を発表。発売時期は2026年初頭。2003年にPS2で登場し高い評価を得た名作のリメイクで、Switch 2でも美麗なグラフィックと新演出で恐怖体験を味わえます。
ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード
スクウェア・エニックスからは『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』のNintendo Switch 2版が登場。発売日は2026年1月22日(木)で、本日より予約受付が開始されています。PS5版同様の美麗な映像体験がSwitch 2でも楽しめるようになります。
真・三國無双 ORIGINS
コーエーテクモからはアクション新作『真・三國無双 ORIGINS』が発表。発売日は2026年1月22日(木)。無双シリーズならではの一騎当千アクションに加え、オリジナルストーリーと新武将が登場することが明らかになっています。
ダンガンロンパ 2×2
スパイク・チュンソフトからは新作『ダンガンロンパ 2×2』が2026年にリリース予定と発表されました。シリーズ特有の学級裁判と新たな舞台設定がどのように融合するか、詳細は今後の続報が待たれます。
モータルコンバット レガシーコレクション
人気格闘シリーズからは『Mortal Kombat: Legacy Kollection(日本語正式名未発表)』が発表され、Switch 2向けに2025年10月30日ダウンロード版先行配信、12月12日パッケージ版発売が予定されています。
ワンピース 海賊無双4 Switch 2版
バンダイナムコからは『ワンピース 海賊無双4』のSwitch 2版が発表。今秋に登場予定で、Switch版購入者は無料でアップグレード可能です。
オーバークック2 Switch 2 エディション
協力型アクションの定番『オーバークック2』がSwitch 2対応で再登場。ホリデーシーズンに発売予定で、4K/60fps対応、GameShareやCameraPlay機能などSwitch 2ならではの強化が施されています。
スターデューバレー Switch 2 エディション
インディーの大ヒット作『スターデューバレー』もSwitch 2版が発表されました。今秋配信予定で、Switch版所有者は無料アップグレードが可能。4人分割プレイや8人オンラインに対応し、マウス操作にも対応するなど、PCライクなプレイスタイルも実現します。
HADES II
人気ローグライクアクションの続編『HADES II』が、2025年9月25日(木)に1.0版として正式リリース。Switch版とSwitch 2版が同時展開され、パッケージ版は11月20日(木)に発売予定です。
そのほか発表タイトル
- 『スイカゲーム Planet』(Switch/Switch 2、2025年冬予定)
- 『Dinkum』(Switch、2025年11月5日発売/体験版は配信中)
- 『Human: Fall Flat – Switch 2 Edition』(2026年春予定)
- 『POPUCOM』(Switch、ホリデーシーズン予定)
- 『Storm Lancers』(Switch、発表当日から配信開始)
まとめ映像パート
ダイレクト終盤では、短い映像で複数のタイトルが一挙に紹介されました。大作から話題の移植作まで幅広く、SwitchとSwitch 2の両機種をまたいだ充実のラインナップとなっています。
主な紹介タイトル一覧
- EA SPORTS FC 26(2025年9月26日発売予定)
サッカーゲームの最新作。リアルな表現と最新データを搭載し、シリーズファンには定番の一本。 - リトルナイトメアIII(2025年10月10日発売予定)
ダークな世界観で人気を博すアクションアドベンチャーの続編。Switch対応版が登場。 - ペルソナ3 リロード(2025年10月23日発売予定/Switch 2体験版は配信開始済み)
人気RPG「ペルソナ」シリーズのリメイク作。Switch 2に最適化された体験版も同日配信され、正式発売を前に盛り上がりを見せています。 - LEGO Voyagers(2025年9月15日発売)
レゴの世界を舞台にしたアクションアドベンチャー。親子で楽しめるカジュアルな作品。 - 魔界戦記ディスガイア7 Complete(2025年10月10日発売予定/Switch 2専用)
日本一ソフトウェアの戦略RPG最新作。ボリューム満点のDLCも含んだ完全版がSwitch 2向けに登場。 - ドラゴンクエストI&II HD-2Dリメイク(2025年10月30日発売予定)
ドラクエ初期2作品をHD-2Dでリメイク。往年のファンにも新規ユーザーにも遊びやすい形で再登場。 - バーチャファイター5 R.E.V.O. ワールドステージ(2025年冬予定)
セガの人気格闘ゲームシリーズ最新作。世界規模の対戦ステージを舞台に、オンライン対戦も強化。 - ツーポイントミュージアム(2025年10月28日発売予定)
病院経営で知られる「ツーポイント」シリーズの最新作は、博物館運営シミュレーション。自由度の高い建設とコミカルな運営要素が魅力。
総まとめ

2025年9月12日に配信されたNintendo Directは、まさにSwitchからSwitch 2への移行期を象徴する内容となりました。
まず、任天堂の看板シリーズであるマリオ、ドラクエ、メトロイドが一堂に会したことが大きなポイントです。
- マリオは40周年を迎え、映画・復刻・新作と多角的な展開を発表。
- ドラクエは『ドラゴンクエストVII Reimagined』という「再構築」をキーワードにした挑戦を披露。
- メトロイドは長年待たれた『メトロイドプライム4 ビヨンド』の発売日が決定し、ファンを歓喜させました。
加えて、ポケモン新作『ポケモン ポコピア』や『Pokémon LEGENDS Z-A』のDLC発表、ゼルダ無双 エイジ オブ インプリズンメントなど、任天堂IPの幅広さも改めて示されました。さらにカービィの新作や、Switch Onlineでのバーチャルボーイ復活といったサプライズもあり、往年のファンから新規ユーザーまで楽しめる内容でした。
サードパーティも充実しており、『バイオハザード Requiem』や『モンスターハンター ストーリーズ3』、『ファイナルファンタジーVII リメイク インターグレード』といった大型タイトルがSwitch 2に集結。インディー作品も含め、今後のラインナップは多彩かつ豪華です。
今回のダイレクトは、2025年秋から2026年にかけてゲーム業界が大きく盛り上がることを予感させる発表会となりました。新旧の名作が交錯する、これまでにない熱気あふれる時期に突入したと言えるでしょう。