今日は何の日

10月6日は何の日?国際協力の日・天むすの日・世界脳性麻痺デーなど記念日を解説【今日は何の日】

10月6日は「国際協力の日」や「天むすの日」など、人と人のつながりを考える日

10月6日は、「国際協力の日」や「世界脳性麻痺デー」など、世界規模で“支え合い”を考える記念日が多い日です。
また、日本独自の記念日として「天むすの日」「登録販売者の日」など、地域文化や専門職の努力をたたえる日も並んでいます。

一見バラバラに見えるこれらの記念日ですが、どれも共通しているのは「人とのつながり」「誰かを支える心」。
国際的な支援活動から、身近な食の楽しみまで――10月6日は、世界と日常を結ぶ温かな記念日が多く集まっています。

本記事では、それぞれの記念日の由来や背景を、わかりやすく、そしてちょっと深く掘り下げてご紹介します。

国際協力の日(10月6日)

10月6日は「国際協力の日」。
この日は、日本が国際社会の一員として「助け合う側」に立ち始めた記念日です。1954年の同日、日本はアジア諸国の経済発展を支援する国際的な取り組みに参加し、これをきっかけに本格的な海外援助活動が始まりました。

それまでの日本は、戦後復興に向けて世界から多くの支援を受ける立場でした。ところがこの日を境に、“支援される国”から“支援する国”へと歩みを進めたのです。まさに日本の国際貢献の原点といえる出来事でした。

この日を記念して、毎年10月には国際協力に関するイベントや展示が開かれます。開発途上国の現状を知る写真展や、ボランティア活動の紹介、フェアトレード商品を体験できる催しなどが行われ、世界と日本のつながりを身近に感じられる機会になります。

「国際協力」と聞くと、どこか遠い世界の話のように感じるかもしれません。ですが、災害支援や環境保護、教育や医療のサポートといった取り組みは、すべて“誰かのために行動する”という思いから始まっています。

10月6日は、そんな思いやりの心を思い出す日です。
私たち一人ひとりができること――寄付やボランティアでなくても、まずは知ること、関心を持つことから始めてみましょう。
小さな関心が、世界を少しずつ動かしていくきっかけになるかもしれません。

登録販売者の日(10月6日)

10月6日は「登録販売者の日」。
この日は、ドラッグストアなどで一般用医薬品を販売できる資格「登録販売者」を広く知ってもらうために制定されました。日付は「とう(10)ろく(6)」の語呂合わせから来ています。

登録販売者は、薬剤師ではないものの、風邪薬や胃腸薬、鎮痛薬など、第二類・第三類医薬品を販売できる国家資格者です。薬に関する正しい知識を持ち、購入者の体調や症状を聞きながら、適切な薬を選ぶお手伝いをしています。私たちの日常に欠かせない“身近な薬の専門家”といえる存在です。

この資格制度ができたのは2009年。以降、ドラッグストアの拡大とともに登録販売者の活躍の場も増え、全国で20万人以上が従事しています。風邪を引いたとき、頭痛がしたとき、ふらっと立ち寄った店で優しく相談に乗ってくれる――そんな安心感を支えているのが、登録販売者なのです。

10月6日は、薬の安全な使い方を改めて考えるきっかけにもなります。薬は生活を助ける大切なパートナー。正しい知識とアドバイスをくれる専門家の存在を、この日を通して知っておきたいですね。

役所改革の日(10月6日)

10月6日は「役所改革の日」。
1969年(昭和44年)のこの日、日本初の「週休二日制」が試験的に導入されたことを記念しています。導入したのは東京都杉並区役所。これが全国の自治体や企業の働き方を変える大きなきっかけとなりました。

当時、日本は高度経済成長の真っただ中。公務員の働き方は長時間労働が当たり前で、週に6日勤務するのが普通でした。そんな時代に、区役所が思い切って「土曜日を休みにする」という試みを始めたのです。当初は「役所が休むなんてけしからん」との声もありましたが、働く人々の健康や家庭との両立を重視する姿勢は、次第に理解を得ていきました。

この取り組みが全国に波及し、1990年代には民間企業でも週休二日制が一般的に。いま私たちが当たり前のように過ごしている「週末の休み」は、この小さな区役所から始まった改革の成果といえます。

10月6日は、働き方を見直すきっかけの日。
「休むこと」も立派な生産性の一部――そんな考え方が、半世紀以上経った今も社会を支えています。

国際ボランティア貯金の日(10月6日)

10月6日は「国際ボランティア貯金の日」。
日本郵政グループが制定したこの日は、郵便局を通じて世界の人々を支援する“思いやりの貯金”を広めるために設けられました。

1983年、日本郵政(当時の郵政省)は「国際ボランティア貯金」という制度をスタートしました。仕組みはとてもシンプルで、預けたお金の利子の一部が、国内外のボランティア活動に寄付されるというもの。自分が預けたお金がそのまま世界の誰かを支える――そんな温かい循環が生まれる新しいタイプの貯金制度として注目されました。

この制度を通じて支援されてきたのは、アジアやアフリカの教育支援、医療、災害復興、環境保護など、実に幅広い分野。小さな預金が積み重なって、多くの命と未来を支えてきました。

「お金を貯めながら、世界に貢献できる」。
そんな想いから生まれた国際ボランティア貯金は、単なる金融サービスではなく、“やさしさを形にする仕組み”として今も語り継がれています。

10月6日は、そんな寄付の心をもう一度思い出す日。
一人ひとりの「ちょっとした思いやり」が、確かに世界を変えていく――その原点を感じられる記念日です。


国際ハビタット・デー(World Habitat Day)

10月の第1月曜日は、都市と住まいの課題に目を向ける「国際ハビタット・デー」。
国連が1985年に制定し、毎年この日に「私たちの街の現状」と「適切な住まいの重要性」を見つめ直す機会をつくっています。2025年は10月6日(月)に該当します。

テーマは年ごとに変わりますが、共通する視点は、“住まいは個人の問題であり、社会全体の品質でもある”ということ。たとえば気候危機、急速な都市化、災害と復興、負担可能な住宅の不足——どれも地域の暮らしと直結する話題です。

今日できる小さなアクションは、身近なところから。
夜道の暗がりや段差、避難所表示のわかりにくさに気づいたら自治体に提案してみる。普段使う公共空間に“誰もが使いやすい視点”を持ち込むだけでも、まちは少し良くなります。

世界脳性まひの日(World Cerebral Palsy Day)

10月6日は「世界脳性まひの日」。
脳性まひ(CP)とともに生きる人たちの経験や声に耳を傾け、生活の障壁を減らし、より参加しやすい社会を広げていくためのグローバルな記念日です。世界各地の当事者団体や支援団体、家族、研究者、行政が連携して、理解啓発や環境改善のアクションを呼びかけます。

脳性まひは、主に出生前後の脳の障がいが原因で起こる、運動や姿勢のコントロールに影響が出る症候群の総称です。個人差が大きく、歩行・姿勢・手指の使い方、言語・嚥下、感覚、学習やコミュニケーション支援の必要度もさまざま。だからこそ、本人のニーズに合わせた合理的配慮と、生活場面でのアクセシビリティが鍵になります。

この日に世界中でよく見られるのが、グリーンのライトアップやSNSでのキャンペーン。学校や職場、自治体の施設が緑に染まり、ハッシュタグを通じて当事者の声や工夫が共有されます。特別なイベントに参加できなくても、身近なところから関わることはできます。

たとえば——

  • 当事者本人の文章や動画を一つ、落ち着いて視聴する
  • 自分の職場・教室で、段差や導線、掲示・音声案内のわかりやすさを点検する
  • 会議や授業で「話す速度」「文字情報の共有」「休憩の取り方」を見直す

大切なのは、「支援する側/される側」と線を引かないこと。
必要な手助けを、遠慮なく言葉にできる関係をつくるだけでも、日常はぐっと過ごしやすくなります。

10月6日、「世界脳性まひの日」。
まずは“知ること”から。次に、明日から一つだけ行動を変えてみる。
その小さな一歩が、社会の空気を確かに変えていきます。

天むす・すえひろの日(10月6日)

10月6日は「天むす・すえひろの日」。
“てん(10)む(6)す”という語呂合わせから、名古屋名物「天むす」を全国に広めた老舗店「天むす・すえひろ」が制定した記念日です。

天むすとは、小ぶりのおむすびに海老の天ぷらを包んだ料理で、発祥は三重県津市。のちに名古屋を代表する味として定着しました。お弁当にもぴったりで、冷めてもおいしく食べられるのが魅力です。

「すえひろ」は、この名古屋の味を全国に伝えることを目的に、天むすを通して日本の食文化やおもてなしの心を伝えています。
10月6日には、店舗での特別販売やSNSキャンペーンなどが行われることもあり、地元ではちょっとした“天むす記念日”として親しまれています。

この日、名古屋駅やデパ地下で香ばしい天むすの香りを感じたなら——それは「天むす・すえひろの日」かもしれません。
小さな一口に、名古屋の歴史と職人の技がぎゅっと詰まっています。

国際ジオ多様性の日(International Geodiversity Day)

10月6日は「国際ジオ多様性の日」。
ユネスコ(UNESCO)が2021年の総会で制定した国際デーで、毎年この日に“ジオ多様性(Geodiversity)”の価値を世界に伝えることを目的としています。

ここでいうジオ多様性とは、鉱物・岩石・化石・土壌・地層・地形・地下水・河川・火山活動など、生物以外の自然要素の多様性のこと。私たちの暮らしを支える資源や防災、景観や観光、教育・研究まで幅広い分野に関わる大切な基盤です。

この日には、各地のジオパークや博物館・大学などで展示やトーク、野外観察会、子ども向けワークショップ、オンライン講演などが行われます。身近な石や地形から地球の長い歴史に目を向け、地域の地質遺産(ジオヘリテージ)を守りながら活用していく、というメッセージを共有する日でもあります。

明治北海道十勝カマンベールの日(10月6日)

10月6日は「明治北海道十勝カマンベールの日」。
株式会社明治が制定し、日本記念日協会に認定・登録された記念日です。由来は“と(10)ろ(6)り”という語呂合わせ。登録は近年(2024年)で、チーズのおいしさと食べ方の広がりを知ってもらうことが目的とされています。

看板商品の「明治北海道十勝カマンベール」は、クセが少なく、中がとろ〜り柔らかいのが特長。日本人の味覚に合わせたまろやかな味わいで、後味も軽やか。切れてるタイプやブラックペッパー入りなど、食べやすいラインナップも用意されています。

ドムドムハンバーガーの日(10月6日)

10月6日は「ドムドムハンバーガーの日」。
日本初のハンバーガーチェーンとして知られるドムドムハンバーガーが制定した記念日で、「ド(10)ム(6)」という語呂合わせに由来しています。

ドムドムは1970年、東京・町田のダイエー店舗内に1号店をオープン。以来、半世紀以上にわたって親しまれてきた老舗チェーンです。時代とともに店舗数は減ったものの、2020年代以降は“懐かしくて新しい”ブランドとして再注目され、若い世代のファンも増えています。

この日は、SNSキャンペーンや限定メニューの販売など、ファン参加型の企画が行われることも。公式キャラクター「どむぞうくん」が登場する投稿が人気で、温かい手作り感と地域密着の姿勢が愛され続けています。

ハンバーガーの記念日といえば海外発が多い中で、「日本生まれのハンバーガーチェーン」が記念日を持つのは珍しいこと。
どこか懐かしく、やさしい味わいの“日本のドムドム”を思い出す日です。

でん六の日(10月6日)

10月6日は「でん六の日」。
豆菓子メーカーとしておなじみの株式会社でん六(山形県山形市)が制定した記念日で、「でん(10)六(6)」という語呂合わせに由来します。

1950年創業のでん六は、「でん六豆」や「ポリッピー」などの人気商品で知られ、日本中のおやつタイムを支えてきた老舗。素材にこだわった豆菓子やチョコレート菓子、季節限定の詰め合わせなど、長年愛されるロングセラーを数多く生み出しています。

この日は、日ごろの感謝を込めてキャンペーンやプレゼント企画が行われることもあり、ファンの間では“豆の日”として定着。パッケージのキャラクター「でんちゃん」もSNSで登場し、親しみを込めて祝われています。

小さな豆に込められた「健康」と「幸せ」を届けたい――。
そんな想いから生まれた“でん六の日”は、家族でおやつを囲む時間のきっかけにもぴったりの記念日です。

月見酒の日(10月6日)

10月6日は「月見酒の日」。
秋の夜長に月を眺めながらお酒を味わう日本の伝統文化を広めようと、月見酒を愛する日本酒ファンや蔵元の有志によって制定された記念日です。由来は「中秋の名月」に近い時期であり、澄んだ秋空に月が美しく見える季節であることから、この日が選ばれました。

古くから日本では、月を愛でながらお酒を酌み交わす「観月の宴」が行われてきました。
平安時代の貴族たちは池に舟を浮かべ、水面に映る月を見ながら詩を詠み、杯を傾けたと伝えられます。その風雅な文化は、やがて庶民の間にも広まり、現代では「月見酒」として受け継がれています。

この日は、全国の酒蔵や料亭、居酒屋などで“月見酒フェア”が開かれることもあり、月をテーマにした限定ラベルの日本酒が登場する年もあります。
夜風が心地よい季節、秋の収穫に感謝しながら月を見上げ、静かに一献――。
そんな日本ならではの情緒を楽しむのにふさわしい一日です。

医療現場の滅菌の日(10月6日)

10月6日は「医療現場の滅菌の日」。
手術器具や医療器材の滅菌(微生物を限りなくゼロに近づける工程)への理解を広げ、患者さんと医療者の双方で“安全な医療”を考えるきっかけにする日です。日付は、滅菌の達成度を示す指標「10⁻⁶(ワン・イン・ア・ミリオン)」――100万個中1個以下の生残確率――にちなみ、10と6を組み合わせています。

「消毒」は数を減らすこと、「滅菌」は生きた微生物を理論上ほぼゼロまで下げること。医療現場では、蒸気滅菌(オートクレーブ)や低温ガス(EOG)、過酸化水素低温プラズマなど、器材や材質に応じた方法で“再現性のあるプロセス管理”を行います。化学的・生物学的インジケーターの判定、ロット管理、滅菌保証(バリデーション)までが一連の品質保証の肝です。

この日を機に、病院では中央滅菌材料部(滅菌部)の見学会や職員向け勉強会、器材の洗浄手順・包装・保管の再点検といった取り組みが行われることも。患者さん側も、単回使用(ディスポ)器材の使い回しがないこと再使用器材の適切な再生処理といった基本を知っておくと、安心して医療を選べます。

どろソースの日(10月6日)

10月6日は「どろソースの日」。
神戸のソースメーカー、オリバーソースが制定した記念日で、「ど(10)ろ(6)」という語呂合わせに由来します。関西の粉もん文化とともに歩んできた“濃厚スパイシー系ソース”の魅力を、もっと多くの人に知ってもらうのが目的です。

どろソースは、とろみが強くコク深い味わいが特長。香辛料のキレが効いていて、少量でも料理全体の風味をグッと引き上げます。お好み焼き・たこ焼き・焼きそば・串カツはもちろん、フライドポテトや唐揚げの仕上げにひとたらしするだけでも“屋台のごちそう感”が出る万能選手です。

神戸・長田を中心に広がった粉もんの食文化と一緒に育ってきたローカル名物でもあり、家庭でも“プロっぽい味”を簡単に再現できるのが人気の理由。記念日には、限定パッケージやコラボメニュー、SNSレシピ企画が展開される年もあります。

石油の日(10月6日)

10月6日は「石油の日」。
石油・LPガス業界向け専門紙を発行する株式会社燃料油脂新聞社が制定し、日本記念日協会に登録された記念日です。日付の由来は二つ。1つは「1=イ・0=オ・6=ル」を並べ替えると“オイル(OIL)”になること。もう1つは、1973年10月6日に第四次中東戦争が勃発し、世界的なオイルショックの引き金となった歴史的出来事を教訓として忘れないためです。

私たちの生活インフラは、いまも多くを石油に支えられています。輸送・発電・化学製品の原料まで裾野は広く、同時に脱炭素やエネルギー安全保障の観点から“賢く使い、上手に移行する”視点が不可欠。記念日は、ガソリンスタンド(サービスステーション)の社会的役割や、安定供給を支える現場の仕事に目を向けるきっかけにもなります。

アトマイザー「TRAVALO」の日(10月6日)

10月6日は、携帯用香水アトマイザー「TRAVALO(トラバーロ)」にちなんだ記念日。
小さなボディに香水を“直接プッシュで詰め替え”できる独自構造が特徴で、外出先や旅行、ジムやオフィスでもお気に入りの香りを気軽に持ち運べるライフスタイルを広げることを目的としています。

記念日には、使い方や詰め替え手順、残量インジケーターの見方などを紹介する投稿や、カラー・デザインの限定販売、香りの重ねづけ(レイヤリング)提案が展開されることも。ミニサイズでも数十回はスプレーできるため、「今日の気分で香りを選ぶ」という楽しみ方がしやすくなります。

トムの日(10月6日)

10月6日は「トムの日」。
映画配給・映像ソフト事業のパラマウント・ジャパンが制定した記念日で、語呂は「ト(10)ム(6)」。ハリウッド俳優トム・クルーズの長年の功績に敬意を表し、日本の映画市場を盛り上げてきた代表作『トップガン』『ミッション:インポッシブル』などとともにこの日を祝う。近年は劇場の特別上映やSNSの企画が行われる年もあり、ファンにとっては“トム愛”を分かち合う一日。

10月6日|記念日のまとめ

10月6日は、世界的にも日本国内でも「暮らし」や「つながり」をテーマにした記念日が多く並ぶ日です。

まず国際的には、都市と住まいの課題に焦点を当てる国際ハビタット・デー、そして脳性まひへの理解促進を呼びかける世界脳性まひの日。どちらも社会全体で“誰もが安心して暮らせる環境”を目指すメッセージが込められています。

一方、日本国内では「登録販売者の日」や「国際ボランティア貯金の日」など、人々の健康や支え合いに関わる記念日が多く、まさに“人のために動く日”ともいえるラインナップです。

また、名古屋名物を讃える「天むす・すえひろの日」や、「役所改革の日」のように制度や文化を見直す日もあり、地元愛と社会改善の意識が同居する、実に多彩な日。

10月6日は、社会・地域・食文化の3つの視点から、
「人と人、人と街をつなぐ記念日」として覚えておきたい一日です。

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