エンターテインメント系 ショッピング/買い物情報系

指輪型たまごっち「Tamagotchi ring」とは?初代の約半分・7,700円、何ができる?

指輪型たまごっち「Tamagotchi ring」とは?初代の約半分・7,700円、何ができる?

1996年に社会現象を起こした「たまごっち」が、30年後にはとうとう指にはまる大きさになりました。

バンダイが2026年8月27日に発表した「Tamagotchi ring」は、シリーズ初のリング型たまごっちです。全長はわずか28mm。約50mmだった初代たまごっちの56%まで小さくなりながら、0.56インチのカラー液晶を搭載し、実際にたまごっちを育てられます。

価格は7,700円(税込)。8月27日からプレミアムバンダイで受注が始まり、2027年2月に届けられる予定です。

ただ小さくなっただけではありません。

初代から30年の間に、たまごっちはモノクロからカラーになり、通信を覚え、腕時計にもなりました。そして30周年でたどり着いたのが、指先で育てる28mmのたまごっちです。

いったい何ができるのか。30年前の初代とはどこが変わったのか。そして、カラー化のときには一度68mmまで大きくなった本体を、なぜ今度は28mmまで縮められたのでしょうか。

指輪型「Tamagotchi ring」は7,700円|2027年2月お届け予定

まずは基本仕様をまとめます。

項目Tamagotchi ring
発表日2026年8月27日
価格7,700円(税込)
受注開始2026年8月27日
お届け2027年2月予定
本体サイズ全長28mm
液晶0.56インチカラー液晶
カラー全3種
育成歴代人気たまごっち計30体
操作本体左右のボタン
電源充電式
充電専用充電器ケース
販売プレミアムバンダイ

Tamagotchi ringは、メインシリーズでは39機種目にあたります。バンダイは30周年の新しい挑戦として「世界最小カラー液晶デバイス」の実現を目指し、2年をかけて開発したと説明しています。

カラーは「Pink & Pearl White」「Light Blue & Metallic Gold」「Black & Metallic Silver」の3種類。10号と14号に対応するスペーサーも用意され、子どもだけでなく大人が身につけることも想定されています。

本当に指にはめて育てる|28mmでもカラー液晶

「ring」という名前だけを見ると、たまごっちをモチーフにしたアクセサリーにも思えます。

しかしTamagotchi ringは、本当に指にはめた状態でお世話できる電子玩具です。

初代から続く、たまご型の本体、液晶画面、3つのボタンを思わせるデザインは残されていますが、操作には本体左右のボタンを使います。小さな筐体に従来と同じ操作部をそのまま押し込むのではなく、見た目の「たまごっちらしさ」を残しながら内部と操作方法を作り直しています。

液晶は0.56インチのカラー表示。バンダイによれば、カラー液晶を採用した歴代たまごっちの中では最小です。

つまりTamagotchi ringは、小さなたまごっち型アクセサリーではありません。

初代よりかなり小さなボディの中に、カラー液晶と育成機能を残した本物のたまごっちです。

初代たまごっちの約半分|50mmから28mmへ

初代「たまごっち」は、1996年11月23日に発売されました。当時の本体は全長約50mmで、価格は1,980円(税抜)でした。

Tamagotchi ringは28mmなので、その56%です。

項目Tamagotchi ring初代たまごっち
登場2026年1996年
全長28mm約50mm
サイズ比56%100%
液晶カラーモノクロ
持ち歩き方指にはめるボールチェーン
電源充電式電池式
操作左右ボタン3ボタン
価格7,700円(税込)1,980円(当時・税抜)

「初代の半分以下」ではありませんが、見た目の感覚としては約半分。しかも、その小さな本体に初代にはなかったカラー液晶と充電機構まで入っています。

価格だけを見ると30年前より大きく上がりましたが、初代とringは中身がまったく違います。単に同じ玩具が30年間で値上がりしたという比較にはなりません。

実はカラー化したとき、たまごっちは68mmまで大きくなっていた

30年間でずっと小さくなってきたわけではないところが、Tamagotchi ringの面白いところです。

2008年11月に登場した「たまごっちプラスカラー」は、シリーズで初めてカラー液晶を搭載しました。キャラクターだけでなく、時間や季節まで色で表現できるようになった一方、モノクロ時代より多くの電力が必要になりました。

そこで従来のボタン電池からアルカリ乾電池へ変更され、本体は全長68mm、奥行29mmまで大型化。初代の137%になりました。

30年間のサイズを並べると、変化がよく分かります。

1996年 約50mm/モノクロ

2008年 68mm/カラー化で大型化

2026年 28mm/カラーのままリング型へ

一度はカラー液晶を載せるために初代より大きくなったたまごっちが、18年後にはカラーのまま初代よりはるかに小さくなりました。

Tamagotchi ringは、単なる30周年の変わり種ではなく、カラーたまごっちの小型化がここまで進んだことを象徴する機種でもあります。

28mmまで小さくできた理由|中身も64部品まで整理

Tamagotchi ringの開発には2年がかかっています。

小型化で大きく変わったのが、充電部分です。シリーズで初めてとなる構造を採用して内部スペースを減らし、USBコネクタを保護する回路も短縮。限られた28mmの中へ必要な機能を収めるため、部品構成そのものが見直されました。

最終的な部品数は64個。

内訳は、

  • 電子部品:52個
  • プラスチックパーツ:12個

となっています。

2025年に発売された「Tamagotchi Paradise」は116部品なので、ringでは52個少なくなりました。もちろん、これはParadiseより機能が優れている、あるいは劣っているという比較ではありません。

Paradiseは遊べる世界を大きく広げた機種。

ringは逆に、たまごっちとしてのお世話を残しながら、どこまで小さくできるかへ力を振った機種です。

同じ最新世代でも、進化の方向はまったく違います。

Tamagotchi ringでは何ができる?歴代人気たまごっち30体を育成

小型化されても、遊びの中心はやはり「育てること」です。

30年間のシリーズから人気のたまごっちが集められ、計30体を育てられます。初代期からは「まめっち」「くちぱっち」、2004年以降のツーしん期からは「めめっち」「ふらわっち」、カラー期からは「ラブリっち」「メロディっち」などが登場します。

育て方によって、シークレットなたまごっちへ成長することもあります。

1996年から遊んでいる人にも、近年のシリーズから入った人にも知っているキャラクターがいる。30周年らしく、世代をまたいだ育成ラインナップになっています。

ごはん・トイレ・ミニゲーム|小さくなっても「お世話」は残る

Tamagotchi ringでも、ごはんをあげたり、うんちを流したりしながら育てていきます。

ミニゲームで遊んだり、お部屋をリフォームしたりする要素もあり、画面にキャラクターを表示するだけのデバイスではありません。

初代から続いてきた「小さな生き物を自分でお世話する」という遊びが、28mmのカラー液晶へ収められています。

一方で、30年前のプログラムをそのまま小さく移植したわけでもありません。病気や寿命、しつけなどを含めた細かな育成ルールは、初代と同じとは限りません。

懐かしいお世話の感覚を残しながら、30周年機として新しく作られたたまごっちです。

通信やスマホ連携、防水は?

8月27日に発表されたTamagotchi ringには、通信やスマートフォン連携に関する案内はありません。

赤外線通信、Bluetooth、Wi-Fi、NFCなども紹介されておらず、今回発表された内容は単体での育成と、小型リング型デバイスとしての遊びが中心です。

防水・防滴性能、充電時間、1回の充電で使える時間についても、発表時には詳しい仕様が示されていません。

指につける商品ではありますが、一般的なスマートリングのように健康管理や睡眠計測、決済を行うものでもありません。

Tamagotchi ringはあくまで、指先でたまごっちを育てるための電子玩具です。

ボタン電池ではなく、専用ケースで充電

電源も初代から大きく変わりました。

Tamagotchi ringは電池交換式ではなく充電式で、本体を専用充電器ケースへセットして充電します。専用ケースによる充電方式も、たまごっちシリーズでは初めてです。

28mmの本体へ大きな充電機構を持たせるのではなく、外側のケースに役割を分けたことで、本体そのものを小さくする余地が生まれました。

小型化は液晶や基板だけの話ではありません。

どう充電するかまで含めて、指輪サイズに合わせて作り直されています。

なぜ30周年で「指輪」になった?

リング型だけを見ると、30周年らしい奇抜な記念商品にも思えます。

しかし歴代シリーズを並べてみると、意外と自然な変化です。

初代たまごっちは、当時の女子高生がカバンにつけて持ち歩けるよう、ボールチェーン型で登場しました。その後はネックストラップ型などへ広がり、2021年にはシリーズ初のリストウォッチ型「Tamagotchi Smart」が発売されています。

そして2026年はリング型です。

1996年 バッグにつける

2021年 腕につける

2026年 指につける

身につける場所が、少しずつ自分の身体へ近づいています。

バンダイがたまごっちの根本として挙げているのは、「いつでも一緒にいて、お世話を楽しめる」という価値です。

バッグから腕へ、腕から指へ。

Tamagotchi ringは、「いつでも一緒」を30年かけて指先まで近づけた形ともいえます。

Tamagotchi SmartやParadiseとはどう違う?

近年の代表的なたまごっちと比べると、ringの立ち位置が分かりやすくなります。

Tamagotchi Smart

2021年に登場した、シリーズ初のリストウォッチ型たまごっちです。

腕につけたまま持ち歩けるウェアラブル型で、たまごっち初のタッチ液晶も採用しました。

「たまごっちを身につける」という意味では、ringへ続く大きな転換点でした。

Tamagotchi Paradise

2025年発売のParadiseは、ズームダイヤルを使って細胞レベルから宇宙規模まで視点を切り替えながら育成するタイプです。2025年7月末にはシリーズ全体の世界累計出荷数が1億個に到達しており、その時点の最新世代を代表する機種でした。

Paradiseが「遊べる世界を広げる」方向なら、ringは「たまごっちそのものを小さく、身近にする」方向です。

ringはParadiseの後継機というより、30周年だからこそ生まれた別の進化形と見ると分かりやすいでしょう。

7,700円は高い?初代1,980円とは中身がまったく違う

初代「たまごっち」は1,980円(税抜)。

Tamagotchi ringは7,700円(税込)です。

30年前の記憶がある人ほど、「たまごっちってこんなに高かったっけ?」と感じるかもしれません。

ただ、ringには0.56インチのカラー液晶、充電池、専用充電器ケース、歴代人気キャラクター30体の育成、ミニゲームなど、初代にはなかった仕組みが多数入っています。

さらに物価も製造環境も30年前とは異なります。

初代の価格と7,700円をそのまま割り算するより、「1,980円のたまごっちを小さくした商品」ではなく、30年分の変化を取り込んだ新しい電子玩具として見る方が実態に近いでしょう。

たまごっちは30年で世界累計1億個へ

初代たまごっちは1996年11月23日に発売され、女子高生を中心に大ブームとなりました。

2004年には赤外線通信を搭載して復活し、2008年にはカラー液晶、2021年には腕時計型、2023年にはWi-Fi搭載機へと進化。2025年7月末までの世界累計出荷数は1億個に達しています。

現在もOriginal TamagotchiやTamagotchi Connection、Tamagotchi Paradiseなど複数のラインが展開され、新しいデザインの商品も継続的に登場しています。

つまり、たまごっちは「平成に流行した昔のおもちゃ」が一時的に復刻されているだけではありません。

昔遊んでいた世代と、新しく好きになった世代が同時に存在する現役シリーズです。

正式な30周年を迎えるのは2026年11月23日。Tamagotchi ringは、その30周年イヤーを象徴する新しい機種として発表されました。

まとめ|30年前はバッグ、30周年では指先へ

1996年の初代たまごっちは、約50mmのモノクロ液晶機でした。

2008年にはカラー化するため68mmまで大型化。それから18年がたち、Tamagotchi ringではカラー液晶を残したまま28mmまで小さくなりました。

小型化のために2年間かけて内部構造を見直し、部品は64個まで整理。充電方法も専用ケース方式へ変わりました。

それでも、ごはんをあげ、トイレのお世話をし、成長を見守るという遊びは残っています。

そして持ち歩き方は、

バッグ
→ 腕
→ 指

へ。

Tamagotchi ringの面白さは、「たまごっちが指輪になった」という見た目の驚きだけではありません。

いつでも一緒にいて、お世話するという30年前からの遊びを残したまま、たまごっちと人との距離を28mmの指先まで縮めたこと。

バッグからぶら下げていたデジタルペットが、30周年には指の上で暮らす。

Tamagotchi ringは、たまごっちが30年間どう変わってきたのかを、これ以上ないほど分かりやすく見せてくれる一台です。

-エンターテインメント系, ショッピング/買い物情報系
-, , , ,