- キャッ党忍伝てやんでえ新作はどんなゲーム?TGS2026試遊・声優・発売日を整理
- TGS2026で世界初公開されたのは「ゲーム」ではなく「試遊デモ」
- 正式タイトルは『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』
- 結局どんなゲーム? 3人を切り替えて進む2DアクションRPG
- 敵が投げた槍や剣を拾い、そのまま投げ返せる
- 通常攻撃だけではなく、溜め攻撃と必殺技も用意
- カラ丸も登場。ただしTGSデモではその場で直接戦わない
- TGSデモのアニメは旧作映像の流用ではない
- TGSデモだけのセリフやナレーションもある
- あかほりさとる氏は何を担当? 製品版全編の脚本担当とは発表されていない
- 声優は原作キャストが多数続投。ただしスカシー役は変更
- 1991年のファミコン版のリメイクではない
- TGSデモだけを見ると横スクロールアクションだが、製品版はもっと広い
- 製品版の物語は? アニメの正式続編とは発表されていない
- 発売時期は2027年へ更新。ただし具体的な発売日は未発表
- PS5やSwitch 2でも出る? 現時点では個別機種を断定しない方がよい
- 日本語フルボイスは? SteamとEpicで現在の表記が食い違う
- 協力プレイできる? Steamには表記があるが人数はまだ分からない
- 原作を知らないと遊べない? 現時点では断定材料なし
- TGS2026では会場限定で試遊可能。後日配信は未発表
- 2026年9月時点で、まだ分かっていないこと
- まとめ|TGS2026で「懐かしい復活作」から実際のゲーム内容が見える段階へ
キャッ党忍伝てやんでえ新作はどんなゲーム?TGS2026試遊・声優・発売日を整理

『キャッ党忍伝てやんでえ』の新作ゲームが、ついに「実際に遊べるゲーム」として姿を見せました。
東京ゲームショウ2026(TGS2026)のRed Dunes Gamesブースで、『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』のプレイアブルデモが世界初公開。9月17日の実機試遊から、ヤッ太郎・スカシー・プルルンを切り替える仕組みや、それぞれの得意分野、溜め攻撃、必殺技、敵の武器を拾って投げ返すアクション、ボス戦などが具体的に分かってきました。
ただし、本作そのものがTGS2026で初めて発表されたわけではありません。ゲーム制作は2025年2月にすでに発表済みです。今回の大きな意味は、これまで映像と概要でしか分からなかったゲームを、製品版に先駆けて初めて実際に操作できる段階まで来たことにあります。
また、TGS会場のデモは製品版全体をそのまま切り出したものでもありません。2Dアクションと演出を短時間で体験するための特別仕様で、製品版にはエドロポリスの探索、レベルアップ、特殊カードの装備といったRPG要素も予定されています。
TGS2026全体の発表や試遊情報は、東京ゲームショウ2026まとめでも随時整理しています。
TGS2026で世界初公開されたのは「ゲーム」ではなく「試遊デモ」
まず、ここは時系列を切り分けておきたいところです。
| 時期 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1990年2月~1991年2月 | TVアニメ『キャッ党忍伝てやんでえ』を放送。全54話 |
| 1991年7月19日 | テクモからファミコン版『キャッ党忍伝 てやんでえ』発売 |
| 2025年2月 | 新作ゲーム『Samurai Pizza Cats: Blast from the Past!』制作発表 |
| 2026年9月10日 | 日本向け正式タイトルとTGS2026会場限定デモの世界初公開を発表 |
| 2026年9月15日 | 声優陣、あかほりさとる氏のコメントを公開 |
| 2026年9月17日 | TGS2026開幕。プレイアブルデモの実機試遊が始まり、操作やステージ構成が具体化 |
タツノコプロも9月10日の発表で、「試遊デモ」がTGS2026で世界初公開されると明記しています。
つまり、「TGS2026で『キャッ党忍伝てやんでえ』の新作ゲームが初発表された」ではありません。
9月17日はTGS2026のビジネスデイ初日で、一般公開日は9月19日~21日です。17日の段階ではメディアなどによる実機プレイから、事前発表だけでは見えなかった細かなゲーム内容が判明しています。
正式タイトルは『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』
日本向けの正式タイトルは、『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』です。
一方、海外向け原題は『Samurai Pizza Cats: Blast from the Past!』。SteamとEpic Games Storeでは、2026年9月時点でもこの英語タイトルでページが登録されています。
日本語タイトルと英語タイトルの2作品が存在するわけではなく、同じゲームです。Steamで検索する場合は「Samurai Pizza Cats: Blast from the Past!」を使った方が見つけやすいでしょう。
結局どんなゲーム? 3人を切り替えて進む2DアクションRPG
本作は、オランダのゲームスタジオBLAST ZEROが開発し、アラブ首長国連邦のRed Dunes Gamesが全世界配給を担当する2DアクションRPGです。
2025年の初報から示されていた中心システムは、ヤッ太郎、スカシー、プルルンらを瞬時に切り替え、それぞれの能力を戦闘だけでなくパズル攻略にも使うというもの。今回のTGSデモでは、その仕組みが実際のプレイとして確認できました。
試遊はヤッ太郎から始まり、進行に合わせてスカシー、プルルンへ操作キャラクターが移ります。3人が揃った後は、TGS試遊版ではLRボタンを使って自由にキャラクターを切り替えられました。
これは3人が同時に画面へ出て共闘するという意味ではありません。1人のプレイヤーが、その場の状況に合わせて操作キャラクターを交換して進むのが基本です。
ヤッ太郎は剣を使う近接タイプ
試遊開始時に操作するヤッ太郎は、剣による近接攻撃が中心です。
TGS版では□ボタンで通常攻撃、□ボタン長押しで溜め攻撃を使用可能。さらにR1を長押しすると必殺技の選択メニューが開きます。
山口勝平氏のコメントでは「猫目スラッシュ」のシーンにも触れられていますが、製品版における必殺技の全種類、ゲージ消費、使用回数、クールダウンなどはまだ明らかになっていません。
スカシーは一定時間空中を移動できる
スカシーは空中行動が特徴です。実機試遊では一定時間空中に滞空し、そのままある程度自由に移動できることが確認されています。
高い場所や通常のジャンプだけでは届かない地点を越えるためにも使われており、単に敵との相性でキャラクターを変えるだけではありません。
ただし、無制限に飛び回れる「自由飛行」とまでは確認されていないため、現段階では一定時間の滞空・空中移動能力として捉えるのが正確です。
プルルンは遠距離攻撃が得意
プルルンは遠距離から敵を狙えるのが強みです。
TGS試遊では攻撃にある程度の誘導性があり、離れた位置の敵や仕掛けへ対処できることも確認されました。スカシーと同じく、プルルンの能力を使わなければ先へ進めない場所もあります。
| キャラクター | TGS2026試遊で確認できた特徴 | 主な使いどころ |
|---|---|---|
| ヤッ太郎 | 剣による近接攻撃、溜め攻撃、必殺技 | 接近戦 |
| スカシー | 一定時間の滞空・空中移動 | 足場や高低差を越える攻略 |
| プルルン | 遠距離攻撃、ある程度の誘導性 | 離れた敵や仕掛けへの対応 |
キャラクター切り替えそのものは2025年の初報ですでに発表されていました。TGS2026で新しく見えてきたのは、3人の違いを実際のステージ攻略でどう使わせるのかという部分です。
敵が投げた槍や剣を拾い、そのまま投げ返せる
TGSデモでは、敵が放った飛び道具を利用するアクションも確認されています。
敵の槍や剣などが地面や床へ刺さると、試遊版では△ボタンで回収可能。その武器を自分で使い、離れた敵へ投げ返してダメージを与えられます。
単に避けるだけだった敵の攻撃を、そのまま反撃手段へ変えられるわけです。
一方、拾える武器の全種類、使用回数、キャラクターごとの差、パズルへの応用などはまだ分かっていません。この仕組み自体も、現段階ではTGS2026試遊版で確認できたアクションとして見るのが安全です。
通常攻撃だけではなく、溜め攻撃と必殺技も用意
試遊版の基本操作は、左スティックまたは方向キーで移動、□で攻撃、×でジャンプという比較的分かりやすい構成でした。
さらに□長押しで溜め攻撃、R1長押しで必殺技メニューを開き、使用する技を選択できます。
製品版では対応機種ごとにボタン表記が変わる可能性があるため、「□が攻撃」という部分まで最終仕様として固定されたわけではありません。
一方、90年代アニメを思わせる派手な特殊攻撃そのものは2025年の初報から本作の特徴として紹介されています。TGS2026では、それを実際の操作の中でどう呼び出すのかまで分かった形です。
カラ丸も登場。ただしTGSデモではその場で直接戦わない
TGS向けティザーにはヤッ太郎とカラ丸の姿が登場し、「35年ぶりの対決!?」を予感させる内容になっていました。
実際の試遊ではカラ丸が登場するものの、その場でヤッ太郎たちとボス戦になるのではなく、捨て台詞を残して去ります。
その後に現れるのが、カラカラ一族のカラス忍者たちです。さらに先では、原作アニメ第22話に登場した巨大メカ「オバカ3号」との戦闘も用意されていました。
オバカ3号は巨体を生かした体当たりや爆弾で攻撃してきます。原作を知る人にはかなり分かりやすい再登場キャラクターですが、これだけで「製品版のボスはすべて原作キャラクター」と判断することはできません。
TGSデモのアニメは旧作映像の流用ではない
本作で特に目を引くのが、ゲーム中に挿入されるアニメーションです。
一見すると1990年当時のTVアニメ映像をそのまま使っているようにも見えますが、実際には違います。TGSデモに収録されたアニメーションカットは、BLAST ZEROが本作のために社内で完全新規制作したものです。
9月17日の試遊では、アニメーションシーンが4:3で表示されることも確認されました。セル画時代の『キャッ党忍伝てやんでえ』らしさを意識した画作りになっています。
ただし、「製品版のすべてのアニメシーンが4:3になる」とまでは発表されていません。現時点で確認できるのは、TGS2026デモ内の新作アニメが4:3だったというところまでです。
また、ゲーム内の新規アニメーションをタツノコプロが制作したわけでもありません。原作アニメを制作したのはタツノコプロですが、今回のゲーム内新規カットはBLAST ZERO制作です。
TGSデモだけのセリフやナレーションもある
今回のデモはゲーム部分だけでなく、日本語音声にもTGS専用要素があります。
9月17日の実機レポートでは、TGS2026の試遊版でしか聞けないセリフやナレーションが入っていることが確認されています。
そのため、試遊版で流れた会話やイベントを、そのまま製品版のシナリオとして扱うことはできません。ゲーム本編から持ってきた要素と、TGS向けに作られた演出が混在している可能性があります。
あかほりさとる氏は何を担当? 製品版全編の脚本担当とは発表されていない
原作アニメでシリーズ構成・脚本を手掛けたあかほりさとる氏も、新作ゲームに関わっています。
ただし、時期によって担当範囲が異なります。
| 対象 | 確認できる担当 |
|---|---|
| 原作TVアニメ | シリーズ構成・脚本 |
| 2025年アナウンストレーラー | 日本語トレーラーの脚本監修 |
| TGS2026デモ | 日本語脚本 |
| 製品版ゲーム全編 | 現時点では担当範囲未発表 |
あかほり氏はTGSデモを見て、35年を経て「新作」が来たと感じたという趣旨のコメントを寄せています。
これはデモの完成度に対するコメントであり、本作を「TVアニメの正式な続編」「第55話」と位置付けたものではありません。実際、ゲームが原作アニメのどの時点に位置するのかも、現在のところ明言されていません。
声優は原作キャストが多数続投。ただしスカシー役は変更
日本語キャストには原作アニメから戻ってきた声優が多く、本作の大きな特徴になっています。
| キャラクター | 新作ゲーム | 原作からの続投 |
|---|---|---|
| ヤッ太郎 | 山口勝平 | 続投 |
| スカシー | 山下誠一郎 | 変更。原作は小杉十郎太 |
| プルルン | 折笠愛 | 続投 |
| カラ丸 | 山寺宏一 | 続投 |
| おタマ | こおろぎさとみ | 続投 |
| ナレーション | 堀内賢雄 | 続投 |
| 狐塚コーン守 | 沢木郁也 | 2025年トレーラーで参加発表 |
| カラス幻ナリ斎 | 龍田直樹 | 2025年トレーラーで参加発表 |
特に注意したいのがスカシーです。新作で担当するのは山下誠一郎氏で、原作アニメのスカシー役は小杉十郎太氏でした。タツノコプロは、山下氏が小杉氏と同じ事務所の後輩であることも説明しています。
そのため、「ニャンキー3人の声優が全員オリジナルキャストで復活」ではありません。
おミツはTGSデモでこおろぎさとみ氏が担当
さらにTGSデモでは、おミツの一言をこおろぎさとみ氏が担当しています。
原作のおミツ役は故・水谷優子氏です。
あかほり氏によると、当初BLAST ZERO側から届いた絵コンテでは、おミツの場面はナレーションを中心とした構成でした。そこへ一言台詞を入れたいと要望し、当時の収録現場を知るこおろぎ氏へ依頼したという経緯です。
確認できるのは「TGS2026デモのおミツの台詞をこおろぎさとみ氏が担当した」ことまで。製品版でも正式なおミツ役を担当するのかは発表されていません。
1991年のファミコン版のリメイクではない
『キャッ党忍伝てやんでえ』は今回が初ゲーム化ではありません。
1991年7月19日には、テクモからファミリーコンピュータ用アクションゲーム『キャッ党忍伝 てやんでえ』が発売されています。
旧作も横スクロール型のアクションゲームで、キャラクターを使い分ける要素がありました。そのため今回の新作を見て「FC版のリメイクなのでは?」と感じる人もいるでしょう。
しかし、現在の公式情報では1991年版のリメイク、リマスター、移植とは説明されていません。Red Dunes GamesとBLAST ZEROは今回の作品を新しい2DアクションRPGとして発表しており、ゲーム内容にもオーバーワールド探索やレベルアップ、カード装備といった新しい要素があります。
似た発想が見られる部分はあっても、「旧作のシステムを正式に継承した続編」「精神的リメイク」といった位置付けまで公式が示したわけではありません。
TGSデモだけを見ると横スクロールアクションだが、製品版はもっと広い
TGS2026で遊べるデモは、サイドビューの2Dアクションを中心に構成されています。
ただ、これを見て「製品版も一本道のステージクリア型アクション」と判断するのは早いです。
タツノコプロはTGSデモについて、限られた時間の中でアクションと演出を見せるため、製品版にある広いフィールドやRPG要素ではなく、2Dアクションとプラットフォーム要素を凝縮した構成だと説明しています。
Red Dunes Games側も、TGSデモをキャラクターや固有能力を知るためのチュートリアルに近い内容としています。
製品版にはエドロポリスのオーバーワールド探索がある
Steamのゲーム説明では、エドロポリスのオーバーワールドを探索しながら敵と戦う構成が明記されています。
一方、「完全なオープンワールド」なのか、複数エリアを選択して移動する形式なのか、NPCやサブクエストがどこまで存在するのかといった詳細はまだ分かっていません。
戦ってレベルアップする成長要素もある
敵との戦闘を通じてキャラクターをレベルアップさせることも、2025年の初報から正式に発表されています。
ただし、経験値の仕組み、キャラクターごとに別々のレベルを持つのか、能力値を自由に振り分けるのか、スキルツリーが存在するのかといった部分は未発表です。
特殊カードを装備して戦闘能力を拡張
さらに製品版では「特殊カード」を入手し、装備することで戦闘能力を拡張できます。
ここも本作を単純な横スクロールアクションと呼べない理由のひとつです。
現在分かっているのは「カードを入手して装備し、戦闘能力を広げられる」ところまで。デッキ構築型なのか、パッシブ能力が付くのか、新しい技を覚えるのか、レアリティがあるのかなどはまだ発表されていません。
製品版の物語は? アニメの正式続編とは発表されていない
現在公開されているゲーム紹介では、狐塚コーン守が再び悪だくみを企て、エドロポリスを乗っ取ろうとするため、ニャンキーたちが立ち向かうという大枠が示されています。
海外版では狐塚コーン守が「The Big Cheese」、エドロポリスが「Little Tokyo」など、日本版とは異なる名称で展開されています。『キャッ党忍伝てやんでえ』自体が海外では『Samurai Pizza Cats』として大きくローカライズされた作品であり、今回のゲームもその両方のファンを意識した企画です。
ただし、ゲームの物語がTVアニメ最終回の後なのか、シリーズ途中に位置するのか、設定を改めたリブートなのかは明らかになっていません。
「35年ぶりの新作」という言葉を、そのままTVアニメの正式続編という意味へ置き換えない方がよいでしょう。
発売時期は2027年へ更新。ただし具体的な発売日は未発表
発売時期は途中で情報が変わっています。
2025年2月の発表では2026年発売予定と案内されていました。
その後、Red Dunes GamesがTGS2026に向けて公開した出展資料では、「ETA 2027」「Coming to all platforms in 2027」と案内されています。
そのため、2026年9月時点の最新予定は2027年と見るのが妥当です。
一方で、Steamストアのリリース日は現在も「発表予定」となっています。具体的な発売日や月はまだ決まっていません。
また、「2026年から2027年へ延期します」という独立した日本向け延期告知が出されたというより、最新のパブリッシャー資料で2027年へ予定が更新されている状態です。
PS5やSwitch 2でも出る? 現時点では個別機種を断定しない方がよい
対応機種も注意が必要です。
2025年のRed Dunes Games公式発表では、PCのSteamを含む「all major platforms」向けに開発していると案内されました。TGS2026向け資料でも「all platforms」と表現されています。
ただし、2026年9月時点で個別の正式ストアページまで確認できるのは、PC向けのSteamとEpic Games Storeです。
| 機種・ストア | 2026年9月時点 |
|---|---|
| Steam(Windows) | 正式ストアページあり |
| Epic Games Store(Windows) | 正式ストアページあり |
| PS5/PS4 | 主要プラットフォーム展開の包括発表はあるが、最新一次情報で個別ストア未確認 |
| Nintendo Switch | 同上 |
| Nintendo Switch 2 | 個別発表を確認できず |
| Xbox Series X|S/Xbox One | 主要プラットフォーム展開の包括発表はあるが、最新一次情報で個別ストア未確認 |
二次情報では具体的なコンソール名が挙げられている例もありますが、現段階で「all major platforms」だけを根拠にPS5、Nintendo Switch 2、Xbox Series X|S版まで個別に確定させるのは避けたいところです。
特にNintendo Switch 2については、「主要プラットフォームなら当然含まれるだろう」と推測することはできません。
日本語フルボイスは? SteamとEpicで現在の表記が食い違う
日本語対応についても、現在のストア情報は少し複雑です。
TGS2026の試遊版は日本語音声入りで、イベントシーンもフルボイス。山口勝平氏らによる収録も公式に発表されています。
さらにEpic Games Storeでは、対応言語として音声「英語、日本語」、テキストにも日本語が記載されています。
ところがSteamでは、日本語はインターフェイスのみチェックされ、2026年9月時点では日本語の「フル音声」「字幕」にチェックがありません。英語はインターフェイス、フル音声、字幕の3項目に対応しています。
このため、「製品版は日本語音声なし」と断定するのも、「Steam版が日本語フルボイス対応確定」と断定するのも現段階では早いという状況です。
少なくともEpic側には製品情報として日本語音声が掲載されているため、日本語音声自体がTGSデモだけの特殊仕様とは言い切れません。Steamの言語表が更新されていない可能性も含め、今後の正式案内を待つ必要があります。
協力プレイできる? Steamには表記があるが人数はまだ分からない
もうひとつ判断が難しいのがマルチプレイです。
Steamには現在、「共有/分割画面での協力プレイ」「共有/分割画面」「Remote Play Together」が機能として表示されています。
一方、Epic Games Storeの機能欄は「Single Player」のみです。Red Dunes GamesやBLAST ZEROのゲーム紹介でも、協力プレイ人数や遊び方は大きく説明されていません。
したがって現段階では、ローカル協力プレイが最終製品へどう実装されるのか、2人なのか3人なのか、同一画面なのか分割画面なのかは不明です。
Remote Play Togetherの表記があるからといって、ゲーム自体が独自のオンラインCo-opを搭載するとも限りません。
また、TGSデモで確認された「ヤッ太郎・スカシー・プルルンを切り替える」システムは、あくまで1人のプレイヤーが操作キャラクターを交換する仕組みです。これと3人同時協力プレイを混同しないよう注意が必要です。
原作を知らないと遊べない? 現時点では断定材料なし
原作『キャッ党忍伝てやんでえ』は1990年2月から1991年2月まで放送された全54話のTVアニメです。
動物型ロボットたちが暮らすエドロポリスを舞台に、秘密忍者隊ニャンキーと、悪の忍者軍団カラカラ一族の戦いを描くSF時代劇ギャグバトルアニメでした。
ゲームは原作キャラクターや過去のメカ、決め台詞、声優、90年代風アニメ演出をかなり意識しており、原作ファンほど気付ける要素は多そうです。
ただし、開発元が「原作未視聴でも完全に問題なく楽しめる」と明言した資料までは今回確認できませんでした。逆に、全54話を見ていなければ理解できないゲームとも発表されていません。
TGSデモでは操作説明が進行に合わせて表示されるなど、ゲーム部分そのものは入りやすい作りになっていました。
TGS2026では会場限定で試遊可能。後日配信は未発表
プレイアブルデモはRed Dunes Gamesブース「ホール7 - N03」で展示されています。
タツノコプロは事前発表で、このデモをTGS2026会場限定と明記しています。
9月17日の会場では、試遊ノベルティがヤッ太郎たちのアクリルスタンドであることも明らかになりました。
一方、TGS終了後にSteamなどで同じデモを一般配信する予定は、9月18日時点では発表されていません。「会場で遊べなかった人向けに後日体験版が出る」と先回りすることはできません。
TGS2026の一般公開日や入場条件を確認したい場合は、TGS2026の一般公開日・チケット情報を整理した記事もあわせて確認してください。
2026年9月時点で、まだ分かっていないこと
TGSでゲーム内容はかなり具体的になりましたが、製品版については未発表の項目も多く残っています。
- 2027年の具体的な発売日
- 価格
- PS5・PS4・Nintendo Switch・Nintendo Switch 2・Xbox各機種の最終対応一覧
- パッケージ版の有無
- Steam版における日本語フル音声・字幕の最終仕様
- ローカル協力プレイの人数と方式
- ネイティブのオンラインCo-op
- クロスプレイ
- 製品版のおミツ役
- 製品版全体におけるあかほりさとる氏の担当範囲
- 全プレイアブルキャラクター
- レベルアップや特殊カードの詳細
- ゲーム全体のボリューム
- 難易度設定
- TGSデモの一般配信
- CERO
- 予約開始時期、限定版、DLC
特に発売機種、日本語音声、協力プレイは、現在のストアや公式資料で表記が完全には揃っていません。ここは新しい発表が出た段階で更新したい部分です。
まとめ|TGS2026で「懐かしい復活作」から実際のゲーム内容が見える段階へ
『キャッ党忍伝てやんでえ ~復活のニャンキー! やっぱり明日は日本晴れ!』は、TGS2026で初めて発表されたゲームではありません。
2025年2月から新作ゲームの存在は明らかになっていました。
今回大きかったのは、世界初のプレイアブルデモによって、「ヤッ太郎・スカシー・プルルンをどう使い分けるのか」「キャラクター切り替えがステージ攻略にどう関わるのか」まで実際のゲームとして見えるようになったことです。
剣で戦うヤッ太郎、空中を移動できるスカシー、遠距離攻撃を得意とするプルルン。敵の武器を拾って投げ返すアクションや溜め攻撃、必殺技、カラス忍者やオバカ3号との戦いも確認されました。
さらに、昔のTV映像を流用したように見えるアニメパートも、実際にはBLAST ZEROが新たに制作したものです。原作キャストの多くが戻り、TGSデモの日本語脚本にはあかほりさとる氏も参加しています。
一方、TGSデモは2Dアクションを凝縮した特別版です。製品版にはオーバーワールド探索、レベルアップ、特殊カード装備といったRPG部分があり、今回遊べた範囲だけで全体像を決めつけることはできません。
発売予定は2025年当初の2026年から、Red Dunes Gamesの最新資料では2027年へ更新されています。具体的な発売日、個別の家庭用ゲーム機、協力プレイ、日本語対応の最終仕様などは今後の発表待ちです。
35年前の作品をただ懐かしい形で復活させるだけなのか。それとも、キャラクター切り替えとRPG要素を組み合わせた一本のゲームとして成立させるのか。TGS2026でようやく、その答えの一部を実際のプレイから確認できるところまで来ました。
東京ゲームショウで「初発表された作品」と「以前から存在し、会場で初めて試遊できた作品」の違いも含め、TGS30年の流れを振り返りたい場合は、東京ゲームショウ30年の歴史でも整理しています。