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『ARIA BLUE I.夏音』とは?9人を4作品で描く連作ADV、物語・声優・発売日を整理

『ARIA BLUE I.夏音』とは?4作連作ADVの物語・声優・発売日

『ARIA BLUE I.夏音』のロゴと、青空を背景に描かれた涼枝来夏と瑞ヶ原織音のキービジュアル

『ARIA BLUE I.夏音』は、エンターグラムとRICOLが展開する新シリーズ『ARIA BLUE(アリアブルー)』の第1作です。

発売日は2027年1月28日。対応機種はNintendo Switch、PlayStation 5、Steam、Windows PCです。

発表当初は「9人の少年少女を描く連作ADV」というところまでが大きく紹介されていましたが、その後に公式サイトが更新され、現在は全4本の連作形式であることまで明らかになっています。

第1作『夏音』で中心になるのは、都会から波久里町へやって来た主人公・楯川佑真、湖に浮かぶ不思議な校舎で絵を描く涼枝来夏、学生寮「みじん荘」の娘・瑞ヶ原織音の3人です。

一方で、シリーズ4作が時系列順に進むのか、同じ出来事を別の視点から追っていくのか、Vol.1だけでどこまで物語が完結するのかといった具体的な構造は、まだ伏せられています。

※本記事は2026年9月21日9時36分時点の公式情報を基にしています。同日12時から東京ゲームショウ2026で関連ステージが予定されていますが、本記事確認時点では開催前です。

『ARIA BLUE I.夏音』は2027年1月28日発売|まず基本情報を確認

項目内容
正式タイトルARIA BLUE I.夏音
シリーズARIA BLUE(アリアブルー)
発売日2027年1月28日(木)予定
対応機種Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam/Windows PC
ジャンル失った夏を取り戻す青春ファンタジーADV
プレイ人数1人
Steam DL版3,960円(税込)
パッケージ通常版4,400円(税込)
パッケージ限定版11,000円(税込)
レーティング審査予定
制作・販売エンターグラム/RICOL

正式タイトルの「I」は、シリーズ公式サイトでも続く章として「II」「III」「IV」が並んでいることから、第1作を示すローマ数字です。Steamの英字ページでは『ARIA BLUE I. NATSUOTO』と表記されており、「夏音」の公式英字表記もNATSUOTOとなっています。

『ARIA BLUE』とは?9人を4作品で描く連作ADV

『ARIA BLUE』で最も特徴的なのは、9人の登場人物そのものよりも、その9人を4本の作品にまたがって描くという構成です。

公式サイトでは現在、『ARIA BLUE』について「9人の少年少女たちが描くひと夏の青春ファンタジーADV」と説明したうえで、作品ごとに1人の主人公と2人のヒロインへ焦点を当て、同じ時間の中でひとつの物語を紡ぐ4本の連作形式と明記しています。

公式サイトのCHAPTER欄にも『ARIA BLUE I.夏音』に続いて「II」「III」「IV」が並んでおり、第2作以降の存在そのものはすでに確定しています。ただし、残る3作のタイトル、主人公、ヒロイン、発売日はいずれも「COMING SOON」で、まだ明らかにされていません。

ここで気を付けたいのが、「全4作」と「時系列で4話が順番に進む」は同じ意味ではないことです。

公式が明言しているのは、4作品が「同じ時間」を扱うというところまで。Vol.1で起きた出来事を次の作品では別人物の立場から見るのか、物語の別の場所で同時進行していた出来事を描くのか、その具体的な仕掛けはまだ分かりません。

また、各作品に「1人の主人公と2人のヒロイン」という基本形がある一方、9人しかいない登場人物に対して4作品では計12枠になります。誰がどの作品でどの役割を担うのか、同じ人物が複数作品で中心になるのかも未発表です。

公式ティザーPVでは、湖や水上校舎を含む波久里町の風景、9人のキャラクター、作品全体の空気感を確認できます。シリーズの構造だけを見ると少し複雑ですが、映像では「ひと夏の青春」と、その裏にある不可思議な出来事の両方が前面に出ています。

第1作『夏音』は楯川佑真・涼枝来夏・瑞ヶ原織音の物語

Vol.1となる『ARIA BLUE I.夏音』で中心になるのは、楯川佑真、涼枝来夏、瑞ヶ原織音の3人です。

シリーズ全体は「1人の主人公と2人のヒロインへ焦点を当てる」と説明されており、佑真についてはVol.1のあらすじで明確に主人公とされています。

人物CVVol.1で分かっていること
楯川 佑真波多野 翔主人公。幼い頃に生き別れた妹の手掛かりを追い、都会から波久里町へ移り住む
涼枝 来夏花岩 香奈湖にそびえる不思議な校舎で絵を描いている少女。クールに見えるが人懐っこい
瑞ヶ原 織音長谷川 玲奈佑真が住む「みじん荘」の娘で、世話焼きな同級生

ただし、ここから「来夏ルート」「織音ルート」という一般的な恋愛ADVの個別ルート構成まで決まっているわけではありません。

公式ジャンルも恋愛シミュレーションではなく、あくまで「失った夏を取り戻す青春ファンタジーADV」です。恋愛要素の濃さや、誰とどのような結末を迎えるのかは現時点では分かっていません。

物語は「生き別れた妹」を探すところから始まる

舞台となるのは、雄大な自然に囲まれた「北の大地、波久里町」。主人公の楯川佑真は、幼い頃に生き別れた妹の手掛かりを求めて、この町へ引っ越してきます。

新生活の拠点になるのは、波久里高校の指定寮「みじん荘」。そこで仲間たちと出会い、さらに美しい湖に浮かぶ不思議な校舎へたどり着いたことで、止まっていた佑真の日常が動き始めます。

そして物語の導入で大きな謎になるのが、探し続けていた妹との再会です。

公式あらすじでは、ようやく妹と再会した佑真に対し、相手は「私にお兄ちゃんなんていないんだけど?」と拒絶します。

この出来事を軸に、傷や後悔を抱えて立ち止まっていた少年少女たちが、不思議な湖と仲間との出会いを通じてもう一度歩き始める。『ARIA BLUE』は、そうした「諦めてしまった願いを取り戻す」ひと夏を描く作品です。

螺合有夜は主人公の妹なのか?

ここは発売前情報の中でも特に誤解しやすい部分です。

9人のひとりである螺合有夜(CV:柊優花)は、水上校舎の近くに現れるカリスマ生徒会長。公式プロフィールでは、佑真の妹にそっくりな少女として紹介されています。

ただし、有夜本人は兄の存在を否定しています。

そのため、現段階で「螺合有夜=生き別れた妹」と確定させることはできません。妹本人なのか、よく似た別人なのか、あるいは水上校舎を含む本作のファンタジー要素と関係するのかも、物語の謎として残されています。

波久里町は北海道?現時点では具体的な地域は未発表

波久里町について、公式が示しているのは「雄大な自然に囲まれた北の大地」というところまでです。

Steamの英語紹介でも、日本の北部に位置する町という範囲の表現にとどまっています。北海道という地名や、実在の市町村をモデルにしたという説明は確認されていません。

背景や雪国を思わせるイメージから具体的な場所を連想することはできますが、記事上では「北海道が舞台」と断定しない方が正確です。

現在判明している町の要素には、波久里高校、指定寮「みじん荘」、美しい湖、水上校舎、温泉旅館などがあります。保志郁人が地域ポータルアプリ「はくりん」を開発しているという設定もあり、単なる学校内だけではなく、町そのものが物語の舞台として作り込まれていることが分かります。

登場する9人の少年少女と声優

シリーズで描かれる9人は、すでに全員の名前と声優が公開されています。

キャラクターCV公式紹介から分かる人物像
楯川 佑真波多野 翔都会から波久里町へ移住したVol.1の主人公。ひとりになりたいと思っているが、周囲から何かと構われる
涼枝 来夏花岩 香奈湖にそびえる不思議な校舎で絵を描く少女。クールな外見に反して人懐っこい
瑞ヶ原 織音長谷川 玲奈みじん荘の娘で佑真の同級生。世話焼きで、褒められると調子に乗りやすい
保志 郁人日野 まり佑真とすぐに親しくなる少年。プログラムが得意で、地域アプリ「はくりん」なども開発
奥条 結菜春芽 花奈温泉旅館で怪我を療養している後輩。幼い頃から薙刀を習い、几帳面で礼儀正しい
五十嵐 冴凪三木谷 奈々ことあるごとに佑真へ突っかかってくる後輩。その理由はまだ明かされていない
京極 天翔松岡 洋平みじん荘に住む先輩。世良の幼馴染で、頼れる先輩になろうとするが空回りすることも多い
螺合 有夜柊 優花水上校舎の近くに現れるカリスマ生徒会長。佑真の妹によく似ている
永海 世良岩井 映美里みじん荘に住む先輩。楽しいことを探しており、幼馴染の天翔と場を賑やかにする

この9人全員がVol.1の中でどこまで物語に関わるのか、また第2作以降で誰が主人公になるのかは未発表です。

「9人の少年少女」という説明だけを見て、9人全員が攻略対象になるゲームと考えるのも早計です。公式が明らかにしているのは、9人を軸に4作品を展開することまでです。

ゲームは選択肢で物語が分岐するテキストADV

Steam公式ページでは、『ARIA BLUE I.夏音』はテキストアドベンチャーゲームで、プレイヤーへ提示される選択肢によってストーリーが分岐すると説明されています。

少なくとも、文章を読むだけの一本道のビジュアルノベルではなく、プレイヤーの選択が展開に影響する仕組みはあります。

ただし、その「分岐」がどこまで大きいのかはまだ分かりません。来夏と織音それぞれに独立した個別ルートがあるのか、エンディングはいくつ存在するのか、選択によって恋愛関係が変化するのかといった情報は未発表です。

プレイ時間、CG鑑賞、シーン回想、音楽鑑賞、フローチャートなどの機能についても正式な仕様は出ていません。一般的なADVに搭載されることが多い機能ではありますが、本作にもあるとはまだ断定できません。

一般的なマルチルートADVとは何が違う?

『ARIA BLUE』を理解するうえで、「1本のゲームに9人のルートが入っている」というイメージはいったん外した方が分かりやすいでしょう。

一般的な恋愛ADVでは、ひとつの共通ルートから複数のヒロインごとの個別ルートへ枝分かれする構成がよくあります。

対して『ARIA BLUE』は、シリーズそのものを4作品に分割し、作品ごとに焦点を当てる人物を変えながら、同じ時間の中でひとつの物語を作るとしています。

つまり差別化されているのは「選択肢によるゲーム内の分岐」だけではなく、シリーズ4作そのものを使った多視点構成です。

ただし、4作品すべてを遊ばなければ物語の真相が分からないのか、それぞれ単体でも完結するのかは明言されていません。この点は今後、第2作の情報が公開された段階でシリーズの遊び方がかなり見えやすくなりそうです。

発売日は1月28日|Steamだけ1月27日表示になる理由

日本向けの公式発売日は、全体として2027年1月28日(木)です。

ところがSteamストアを確認すると、『ARIA BLUE I. 夏音』の発売予定日が2027年1月27日と表示されています。

一見すると「Steam版だけ1日早く発売される」ように見えますが、その解釈は適切ではありません。

Steam側に登録されているリリース時刻は2027年1月27日15時00分(UTC)。日本時間へ直すと1月28日0時00分に当たります。

つまり、海外基準の日付表示では1月27日になるものの、日本時間ではメーカーが発表している1月28日と一致します。現時点で「Steam版のみ1日前に先行発売される」とする根拠はありません。

対応機種はSwitch・PS5・PC|Switch 2版は発表されていない

公式サイトに掲載されている対応機種は、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam、Windows PCです。

ここで注意したいのがNintendo Switch 2です。一部の検索結果や二次情報でSwitch 2と混同される可能性がありますが、2026年9月21日時点でメーカーが発表しているのはNintendo Switch版であり、Nintendo Switch 2ネイティブ版の発売は発表されていません。

Nintendo Switch用ソフトがNintendo Switch 2の互換機能で動くかどうかと、「Nintendo Switch 2版」という別商品が発売されることは別の話です。

PS4版やXbox版についても現在は発表されていません。

SteamとWindows PCが別々に書かれているのはなぜ?

公式サイトの対応機種欄では「Steam / WindowsPC」と別々に記載されています。

一方、価格が明らかになっているダウンロード版はSteam版3,960円で、Steamを介さないWindows PC版については販売サイト、パッケージの有無、DRMなどの詳細がまだ示されていません。

そのため現段階では、「Steamとは別にWindows PCも対応プラットフォームとして記載されているが、具体的な販売方法は未発表」と考えるのが安全です。

価格はすでに決定|限定版は11,000円

9月10日のシリーズ発表時点では価格未定でしたが、その後に公式サイトが更新され、現在は価格とパッケージ限定版の内容まで公開されています。

商品価格内容
Steam DL版3,960円(税込)Steam向けダウンロード版
パッケージ通常版4,400円(税込)同梱特典なし
パッケージ限定版11,000円(税込)B2タペストリー/ミニアルバムCD/アクリルスタンド2種

パッケージ版の予約受付は2026年9月25日から。ebten、ソフマップ、トレーダー、メロンブックス、GAMECITYなど、複数店舗向けの購入特典も公式サイトで公開されています。

店舗によってタペストリー、アクリルカード、ブロマイドなど内容が異なるため、限定版や店舗特典を重視する場合は、予約開始後に購入先を比較した方がよさそうです。

CERO・体験版・プレイ時間はまだ未発表

一方、発売までに今後判明する情報もまだかなり残っています。

  • CERO:審査予定
  • 体験版:未発表
  • プレイ時間:未発表
  • ルート数:未発表
  • エンディング数:未発表
  • 主題歌:未発表
  • OPムービー:未発表
  • 第2~4作のタイトル・配役・発売日:未発表
  • Nintendo Switch 2ネイティブ版:未発表
  • PS4版/Xbox版:未発表

特に「体験版があるのか」「来夏と織音の個別ルートがあるのか」「Vol.1だけでどこまで完結するのか」は購入判断に関わる部分ですが、現段階では答えが出ていません。

スタッフ|エンターグラムとRICOLによる共同プロジェクト

現在公開されている主要スタッフは次の通りです。

担当スタッフ
キャラクターデザイン・原画アシマ/ねつき
シナリオ監修・企画ハサマ
シナリオ・企画東屋洸
音楽ハム
クリエイティブディレクション・制作RICOL
販売エンターグラム/RICOL

初報では「開発・販売:エンターグラム/RICOL」とされており、Steamでも両社が開発元・パブリッシャーとして掲載されています。現在の公式サイトでは、RICOLの担当が「クリエイティブディレクション・制作」と、より具体的に示されるようになりました。

既存ゲームの移植やリメイクとして発表された作品ではなく、『ARIA BLUE』として始動した新シリーズです。タイトルに「ARIA」とありますが、漫画・アニメの『ARIA』シリーズとは別作品です。

TGS2026に出展|9月21日12時から柊優花出演ステージ

『ARIA BLUE I.夏音』は東京ゲームショウ2026のエンターグラムブースにも出展されています。

ブースは幕張メッセ HALL3「03-N05」。会期最終日の9月21日12時からは、螺合有夜役の柊優花さんが出演するステージイベントが予定されています。

項目内容
イベント名『VIRTUAL ENCORE』×『ARIABLUE』~柊優花が演じる、ふたつの物語~
日時2026年9月21日(月・祝)12:00~
出演柊優花/水萌みず(MC)
場所エンターグラムブース HALL3 03-N05

ただし、エンターグラムのTGS2026公式ページには、このステージで「新情報を発表する」との予告はありません。

本記事確認時点は9月21日9時36分で、ステージ自体もまだ開催前です。そのため、新PVや第2作、新キャラクター情報などが発表されたものとして先回りすることはできません。

TGS2026全体の新作・試遊・関連記事については、「東京ゲームショウ2026まとめ|最新発表・試遊・チケット・関連記事を随時更新」でもまとめています。

TGS2026で『ARIA BLUE』を試遊できる?

エンターグラムのTGS2026特設ページには『ARIA BLUE』の出展情報がありますが、本編を遊べる試遊台についての案内は確認できません

「TGSへ出展している」ことと「ゲームを試遊できる」ことは別なので、現時点では試遊可能なタイトルとして紹介しない方が正確です。

会場では、ARIA BLUE公式Xのフォローと対象ポストのリポストを条件に、ステッカー3種セットの配布が案内されています。9月10日の初報ではティザービジュアルポストカードの配布も告知されていました。

第2作以降はどうなる?II・III・IVの存在までは確定

『ARIA BLUE』は「連作形式」というだけでなく、現在は4本構成であることが公式に確定しています。

公式サイトには『ARIA BLUE I.夏音』に続いて、II、III、IVの3枠がすでに用意されています。

ただし、第2作以降はすべて「COMING SOON」。副題、主人公、2人のヒロイン、発売時期はまだ公開されていません。

9人しかいない登場人物を4作品でどう組み替えるのかも、このシリーズで今後注目したいところです。Vol.1で脇役だった人物が次の主人公になるのか、同じ人物が複数作品で中心になるのか。ここは公式発表を待つ必要があります。

まとめ|『ARIA BLUE I.夏音』は4作でひとつの夏を描くシリーズの入口

『ARIA BLUE I.夏音』は、2027年1月28日に発売される青春ファンタジーADVです。

単体の新作ADVというより、まず押さえておきたいのは9人の少年少女が過ごす同じ時間を、4本の作品と異なる中心人物を通して描く『ARIA BLUE』シリーズの第1作だという点でしょう。

Vol.1では、妹を探して波久里町へやって来た楯川佑真を主人公に、涼枝来夏と瑞ヶ原織音を中心とした物語が始まります。湖に浮かぶ不可思議な校舎、妹そっくりなのに兄の存在を否定する螺合有夜など、日常の青春だけでは終わらない謎も最初から置かれています。

対応機種はNintendo Switch、PS5、Steam、Windows PC。Steam版は3,960円、パッケージ通常版は4,400円、限定版は11,000円で、パッケージ予約は9月25日から始まります。

一方で、個別ルートやエンディング数、Vol.1だけでの完結性、第2~4作の配役などはまだ不明です。『ARIA BLUE』の面白さを左右しそうな「4作品でひとつの物語をどう見せるのか」は、これから少しずつ明らかになっていくことになります。

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