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韓国で販売のスクイーズなどから有害物質|対象商品と日本で買った商品の確認方法

目次
  1. 韓国で販売のスクイーズから有害物質|対象商品・日本で買った場合の確認方法
  2. 韓国で触感玩具15製品を調査、9製品で化学物質の問題を確認
  3. 対象商品15製品を一覧で確認
  4. 「15製品中9製品」だからスクイーズの6割が危険、ではない
  5. 9製品が「韓国の法律に違反した」とも言い切れない
  6. 今回の商品は「韓国製」とは限らない
  7. スクイーズを電子レンジで温めない 7製品中4製品が破裂
  8. 表示不足も確認 15製品中8製品で一般表示に不備
  9. 9月16日の「76製品中9製品」は別の調査
  10. 日本で同じ商品は売られている?
  11. 日本では同じ商品について回収や注意喚起が出ている?
  12. KCマーク、子供PSCマーク、STマークは何が違う?
  13. 日本にも玩具のフタル酸規制はあるが、韓国の「6.6倍」をそのまま当てはめられない
  14. 家にあるスクイーズが対象か確認する10ステップ
  15. 韓国旅行や海外通販で買った場合はどう確認する?
  16. パッケージを捨てた、メーカーも分からない場合は?
  17. すでに子どもが何度も遊んでいるけど大丈夫?
  18. 中身が漏れた、赤みやかゆみが出た場合
  19. 誤って口に入れた、飲み込んだ場合
  20. 対象商品だったら、すぐごみに捨てるべき?
  21. 結局、日本で買ったスクイーズも危険なのか?
  22. まとめ

韓国で販売のスクイーズから有害物質|対象商品・日本で買った場合の確認方法

韓国で販売されたスクイーズなど15製品の有害物質調査と日本の商品への影響を解説するアイキャッチ

【2026年9月25日時点】

韓国で販売されていた「スクイーズ」などの触感玩具から、子ども向け玩具では使用が認められていない防腐剤や、基準値を上回るホウ素、フタル酸系可塑剤が確認されました。

ただし、ここで注意したいのは「韓国で売られていたスクイーズから問題が見つかった=日本で売っているスクイーズも危険」ではないことです。

韓国消費者院が2026年9月23日に公表した調査は、オンラインで販売されていた特定の15製品が対象です。しかも15製品すべてが日本でいう一般的な「スクイーズ」だったわけではなく、ワックス状の外皮を割る感触を楽しむタイプ8製品と、押したり握ったりして遊ぶスクイーズ系7製品に分かれています。

先に結論

日本で買ったというだけで危険とは判断できません。今回問題が確認されたのは特定の商品です。2026年9月25日時点で、韓国側の調査対象と完全に同一だと確認できる日本向け販売ページや、日本当局による同一商品の回収情報は確認できていません。一方で、「日本で販売されたことが一度もない」「日本で安全性が確認済み」という意味でもありません。手元の商品は、商品名・販売者・輸入者・型番や安全確認番号・購入履歴などを合わせて確認する必要があります。

また、今回の対象には中国製と確認できる商品も含まれています。したがって、今回の問題を「韓国製スクイーズの問題」と一括するのも正確ではありません。

何が調査され、どの商品で何が確認されたのか。日本で買った商品はどう見分ければいいのかまで、順番に整理します。

韓国で触感玩具15製品を調査、9製品で化学物質の問題を確認

韓国消費者院は2026年9月23日、オンラインプラットフォームで販売されていた触感玩具15製品について、安全性と表示状況を調査した結果を公表しました。

調査対象は次の2種類です。

  • 「왁뿌볼」などのワックスコーティング型:8製品
  • 「말랑이」と呼ばれるスクイーズ系:7製品

「왁뿌볼」は、日本語で定着した正式名称があるわけではありません。外側をワックス状の素材でコーティングし、押したときに表面を割る感触や音を楽しむタイプです。本記事では分かりやすく「ワックスコーティング型」と表記します。

試験の結果、ワックスコーティング型8製品すべてからMITとCMITが確認され、そのうち1製品ではホウ素も基準値を超えました。スクイーズ系7製品では1製品からフタル酸系可塑剤DINPが基準値を超えて確認されています。

つまり、化学物質について問題が確認された製品は15製品中9製品です。

ここで「8製品+ホウ素1製品+フタル酸1製品=10製品」と数えてはいけません。ホウ素が基準を超えた商品は、MIT・CMITが確認された8製品の中の1製品です。

対象商品15製品を一覧で確認

韓国消費者院が公表資料に掲載した商品名を、韓国語表記を残したまま整理します。日本で同じ名称の商品が販売されているとは限らないため、日本語の商品名を独自に付けることはしていません。

ワックスコーティング型8製品

販売事業者韓国側掲載商品名MITCMITその他
루디아삼색 캔디 왁스 말랑이3.95mg/kg13.81mg/kg―
스카이오피스무지개별 왁뿌 말랑이9.87mg/kg24.84mg/kg―
악세사리하우스뿌셔뿌셔 왁스 말랑이6.75mg/kg20.72mg/kg―
올인원컨설팅위드샵 청사과 왁뿌볼9.20mg/kg31.07mg/kg―
이루다문구아이스크림 왁뿌 말랑이3.90mg/kg11.29mg/kg―
펀앤홈초코 왁뿌 말랑이6.97mg/kg24.12mg/kg―
핑크풋냥젤리 왁뿌 말랑이4.65mg/kg17.14mg/kgホウ素1,533mg/kg
혜안컴퍼니도즈쿠 왁뿌 말랑이5.86mg/kg16.13mg/kg―

今回照らし合わせた韓国の玩具安全基準では、MIT(メチルイソチアゾリノン)とCMIT(メチルクロロイソチアゾリノン)は使用しないこととされています。

8製品のうち「냥젤리 왁뿌 말랑이」では、ホウ素の溶出量が1,533mg/kgでした。今回準用した基準値は1,200mg/kgで、約1.3倍です。

なお、これらの数値は韓国側で今回用いた玩具安全基準との比較です。そのまま日本の基準値として読み替えることはできません。

スクイーズ系7製品

販売事業者韓国側掲載商品名化学物質試験電子レンジ試験加熱後の表面温度
글로리컴삼색빵 스퀴시今回の試験で基準超過等なし3分以内に破裂せず141.0℃
더리오포켓 말랑감자 스퀴시今回の試験で基準超過等なし25秒で破裂70.3℃
㈜비케이치즈햄 스퀴시今回の試験で基準超過等なし3分以内に破裂せず100.0℃
빌리네집㈜크런치 치즈 말랑이DINP 0.659%35秒で破裂70.0℃
㈜아트박스곰돌이빵 스퀴시今回の試験で基準超過等なし3分以内に破裂せず102.6℃
㈜유유존말랑풍선 모찌볼今回の試験で基準超過等なし2分30秒で破裂171.2℃
제제선물가게Baking Bread 말랑이 스퀴시今回の試験で基準超過等なし2分で破裂88.0℃

化学物質について基準値を超えたのは「크런치 치즈 말랑이」です。確認されたのはフタル酸系可塑剤の一つDINP(フタル酸ジイソノニル)で、検出量は0.659%。韓国消費者院が今回準用した7種類のフタル酸系可塑剤の合計基準0.1%以下に対し、約6.6倍となりました。

ここでも、「日本の基準の6.6倍」ではありません。

「15製品中9製品」だからスクイーズの6割が危険、ではない

15製品のうち9製品で問題が確認されたため、今回の調査対象だけを計算すれば60%になります。

しかし、15製品は市場に出回るスクイーズ全体を無作為抽出して市場全体の危険率を算出した調査ではありません。

そのため、

  • スクイーズの6割が危険
  • 韓国のスクイーズの6割が危険
  • 韓国製スクイーズの6割から有害物質

という広げ方はできません。

言えるのは、あくまで「韓国消費者院が今回調べた15製品のうち9製品で、玩具安全基準を準用した試験上の問題が確認された」というところまでです。

9製品が「韓国の法律に違反した」とも言い切れない

今回の調査を理解するうえで、もう一つ重要なのが対象年齢です。

調査対象15製品のうち14製品が「14歳以上」などと表示されていました。

韓国の「子ども製品安全特別法」では、13歳以下の子どもが使用する玩具に安全基準が適用されます。一方、14歳以上を対象とした商品は、その子ども向け玩具規制の直接の対象とはなりません。

韓国消費者院は今回、実際には子どもも使う可能性が高いとして、14歳以上表示の商品を含む15製品に子ども向け玩具の安全基準を準用して試験しました。

そのため、9月23日の結果をそのまま、

「9製品が法律違反だった」

と表現するのは適切ではありません。

一方で、「14歳以上」と書かれていれば何の問題もない、という話でもありません。

韓国の国家技術標準院は別の調査を受け、「14歳以上」表示の商品が子ども向け売り場やオンラインの子ども向けカテゴリーで販売されないよう市場監視を進めています。触感玩具に対する化学物質の安全要件についても、基準見直しを進める方針を示しています。

今回の商品は「韓国製」とは限らない

今回の記事で特に誤解を避けたい部分です。

問題となった商品は韓国で販売されていた商品ですが、すべて韓国で製造されたと確認されたわけではありません。

例えば「삼색 캔디 왁스 말랑이」について確認できる販売情報では、製造国は中国、製造者はYiwu Yuzhi Trading Co., Ltd.、韓国側の輸入者はSamwoo Healing Lifeとされています。

今回の調査に含まれた「곰돌이빵 스퀴시」に対応する商品情報でも、中国製であることが確認できます。

このため、本件をまとめて「韓国製スクイーズから有害物質」と表現すると、「韓国で製造された商品から検出された」という別の意味になってしまいます。

正確には、「韓国で販売・流通していたスクイーズなどの触感玩具」です。

スクイーズを電子レンジで温めない 7製品中4製品が破裂

今回の調査には、化学物質とは別にすぐ役立つ注意点があります。

スクイーズ類を電子レンジで温めないことです。

韓国消費者院はスクイーズ系7製品を1000Wの電子レンジで最大3分間加熱しました。

その結果、4製品が25秒~2分30秒以内に破裂しました。

さらに、破裂しなかった商品を含む7製品すべてで、加熱直後の表面温度が70.0~171.2℃に達しています。

破裂しなかったから安全というわけでもありません。「삼색빵 스퀴시」は141.0℃、「치즈햄 스퀴시」は100.0℃、「곰돌이빵 스퀴시」も102.6℃まで上昇しました。

韓国の消費者危害監視システムには2026年4月と5月、スクイーズ類を電子レンジで温めてやけどした事例も実際に寄せられています。

柔らかくする目的などであっても、電子レンジで温める使い方は避けた方がよいでしょう。

表示不足も確認 15製品中8製品で一般表示に不備

韓国消費者院は、商品パッケージやオンライン販売ページの表示についても調べています。

15製品中8製品で、モデル名、製造年月、輸入者名、住所・電話番号、対象年齢などの一般表示事項が十分に記載されていませんでした。

また、

  • 15製品中5製品:高温・火気への注意表示が不足
  • 食品と誤認しやすい13製品中5製品:摂取しないよう促す表示が不足

という結果も出ています。

韓国消費者院は、品質または表示改善が必要な13製品を販売・輸入していた17事業者へ改善を勧告しました。

このうち12事業者は、販売中止や表示改善をすでに行った、または今後改善すると回答しています。回答しなかった5事業者については、オンラインモールなどを通じて改善を求め、関係機関にも調査結果を共有するとしています。

ここは「9製品がリコールされた」ではありません。

9月16日の「76製品中9製品」は別の調査

今回のニュースが分かりにくくなっている理由の一つが、わずか1週間前にも韓国で似た調査結果が発表されていることです。

2026年9月16日、韓国の産業通商部・国家技術標準院は、スクイーズやスライムなどの触感玩具76製品の安全性調査結果を公表しました。

9月16日調査9月23日調査
調査主体韓国国家技術標準院韓国消費者院
調査数76製品15製品
内訳KC認証済み37製品+14歳以上表示39製品ワックスコーティング型8製品+スクイーズ系7製品
問題が確認された数9製品9製品
正式リコール命令KC認証済み2製品9製品一括のリコール命令ではない

どちらも「9製品」という数字が出てきますが、まったく同じ調査ではありません。

9月16日に正式リコールとなった2製品

KC認証を受けていた子ども向け37製品のうち、次の2製品には国家技術標準院から正式なリコール命令が出ています。

事業者商品名KC認証番号主な問題
핑크풋핑크풋 슬라임CB067R2225-4001MIT・CMIT等、ホウ素が基準値の約4.7倍
리틀아이허니 슬라임CB065R2649-4001MIT・CMIT等、ホウ素が基準値の約7.2倍

韓国の製品安全情報システム「Safety Korea」にも、2026年9月16日付の命令によるリコールとして掲載されています。

「핑크풋 슬라임」ではMIT 0.38mg/kg、CMIT 1.42mg/kg、MIT+CMIT 2mg/kg、ホウ素1,399mg/kgが確認されました。ホウ素の基準値はこの試験区分では300mg/kgです。

9月23日の「냥젤리 왁뿌 말랑이」でも販売事業者名に「핑크풋」がありますが、同じ事業者の商品だから同一商品ということにはなりません。商品名も調査も別です。

また、9月16日の14歳以上表示39製品では、7製品が子ども向け玩具基準に照らして不適合となりました。この7製品と9月23日の15製品にどこまで重複があるのかは、公表情報から完全には確認できません。

したがって、

「9月16日の9製品+9月23日の9製品=18製品」

と単純に合計することもできません。

日本で同じ商品は売られている?

ここが日本の読者にとって最も気になるところでしょう。

今回問題が確認された商品名をもとに、Amazon.co.jp、楽天市場、Yahoo!ショッピング、Qoo10、日本向けの越境ECなどを確認しましたが、2026年9月25日時点で韓国消費者院が調査した商品と完全に同一だと断定できる日本向け販売ページは確認できませんでした。

ただし、これは「日本で一度も販売されていない」という意味ではありません。

通販では、

  • 販売終了後にページが削除される
  • 日本向けに別の商品名が付けられる
  • 同じ商品を別の販売事業者が出品する
  • 検索エンジンに商品ページが登録されていない
  • フリマや小規模店舗など検索しにくい経路で流通する

といったケースがあります。

また、チーズ、パン、肉球、果物などを模したスクイーズには非常によく似た商品が多数あります。

見た目が似ているだけで、今回の対象商品と判断しないでください。

日本では同じ商品について回収や注意喚起が出ている?

2026年9月25日時点で、消費者庁のリコール情報、経済産業省の製品安全関連情報、NITE、国民生活センターなどを確認した範囲では、韓国消費者院の9月23日調査対象15製品、または韓国で9月16日にリコール命令が出た2製品と同一だと確認できる商品の日本国内での回収・注意喚起は確認できていません。

ここでも、「日本政府が安全だと認定した」という意味ではありません。

日本国内で正式に流通していた同一商品が見つかれば、今後情報が更新される可能性もあります。

KCマーク、子供PSCマーク、STマークは何が違う?

安全マークも混同しやすい部分です。

表示国位置づけ注意点
KC韓国韓国の製品安全制度に基づく認証・安全確認など14歳以上商品など、子ども向け玩具制度の対象外となる商品もある
子供PSC日本法律に基づく3歳未満向け玩具の制度すべての玩具が対象ではない
ST日本日本玩具協会が運用する民間の玩具安全制度国の認証制度ではない

子供PSCマークがない=危険ではない

日本では2025年12月25日から、3歳未満向けの「乳幼児用玩具」に新しい子供PSCマーク制度が始まりました。

対象になるのは、遊ぶために設計された製品のうち、出生後36か月未満の乳幼児向けとして設計されたものです。

2025年12月25日以降に日本で製造・輸入された対象商品は、国が定める技術基準に適合し、対象年齢や注意表示などを行ったうえで子供PSCマークを表示する必要があります。

一方、制度開始前にすでに製造・輸入されていた商品は、経過措置によって子供PSCマークがなくても販売できます。

さらに、3歳以上向けの商品は、それだけでこの乳幼児用玩具制度の対象になるわけではありません。

つまり、

  • 子供PSCがないスクイーズは危険
  • スクイーズならすべて子供PSCが必要

という見方はできません。

STマークは国の認証ではない

STマークは一般社団法人日本玩具協会が運用する制度です。

玩具安全基準(ST基準)への適合検査を受け、基準に適合した商品が表示できる民間の安全マークで、機械的・物理的安全性だけでなく化学的安全性なども対象にしています。

安全性を確認するときの一つの目安にはなりますが、STマーク=国が安全を認定した商品ではありません。

反対に、STマークが付いていないだけで有害物質が含まれていると判断することもできません。

日本にも玩具のフタル酸規制はあるが、韓国の「6.6倍」をそのまま当てはめられない

日本でも、食品衛生法に基づく「指定おもちゃ」には化学物質に関する規格があります。

フタル酸系可塑剤についても、DBP、DEHP、BBP、DINP、DIDP、DNOPなどが規制対象となり、材質や部位、乳幼児が口に接触することを本質とする玩具かどうかなどによって適用条件が異なります。

今回韓国で確認されたDINP 0.659%という数字だけを取り出して、

「日本基準でも6.6倍違反」

とは判断できません。

韓国消費者院の「約6.6倍」は、今回同院が準用した韓国の玩具安全基準0.1%以下との比較です。

同じように、MIT・CMITやホウ素についても韓国の試験基準をそのまま日本の法規制へ置き換えることはできません。

家にあるスクイーズが対象か確認する10ステップ

「結局、家の商品をどう調べればいいのか」という場合は、見た目ではなく情報を一つずつ照合するのが確実です。

  1. どこで買ったか確認する
    韓国旅行、韓国通販、日本の実店舗、Amazonや楽天市場、Qoo10、Temu、AliExpress、フリマなど、購入経路を確認します。
  2. 購入履歴を開く
    通販なら商品名、販売者名、注文日、商品画像が残っている可能性があります。
  3. 商品名をそのまま確認する
    韓国語の商品名が書かれていれば、翻訳せず原文も残して照合します。
  4. ブランド・販売者を確認する
    同じ見た目でも販売者が違う商品があります。
  5. 製造者・輸入者を確認する
    「日本で買った」ことと「日本製」であることは別です。
  6. 型番・商品番号・バーコードを確認する
    外観よりも商品を特定しやすい情報です。
  7. 韓国の商品ならKC関連表示を確認する
    KC番号がある場合はSafety Koreaなどで照合できます。
  8. 対象年齢を確認する
    今回の問題では「14歳以上」表示か、子ども向け商品かが重要なポイントでした。
  9. 日本の3歳未満向け商品なら子供PSCの対象か確認する
    製造・輸入時期にも注意します。
  10. 韓国・日本のリコール情報と照合する
    商品名だけでなく、事業者名や認証番号まで一致するか確認します。

韓国旅行や海外通販で買った場合はどう確認する?

韓国旅行で買った

パッケージ、レシート、店名、韓国語の商品名、KC番号などを確認してください。

今回の対象商品と外見が似ているだけでは判断できません。商品名と販売・輸入事業者、安全確認番号などが一致するかを見ます。

韓国の通販サイトから直接買った

注文履歴を確認するのが最も確実です。現在は販売ページが削除されていても、注文メールや決済履歴に正式商品名が残っていることがあります。

Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピング・Qoo10で買った

まず購入履歴を開き、販売元を確認してください。

日本向けの通販サイトで買った商品でも、販売事業者が海外事業者だったり、日本企業が輸入している商品だったりと流通経路はさまざまです。

「日本のサイトで買った=日本製」ではありません。

Temu・AliExpressなどの越境ECで買った

海外通販だから危険と決めつけることはできませんが、日本国内の店頭商品とは流通経路が異なる場合があります。

商品名、販売者、注文時の商品ページ、型番などをできるだけ残して照合してください。

なお、2025年12月25日からは、日本の製品安全4法の規制対象製品を海外事業者が日本の消費者へ直接販売する場合も、「特定輸入事業者」として日本の規制対象となる仕組みが導入されています。

クレーンゲーム景品やフリマで入手した

パッケージがないと特定が難しくなります。

本体やタグに商品名、輸入者、型番、バーコードなどが残っていないか確認してください。分からない場合は、入手元へ商品情報を問い合わせる方法もあります。

パッケージを捨てた、メーカーも分からない場合は?

通販で買ったものであれば、まず注文履歴を確認します。

それ以外では、

  • レシート
  • 本体に残ったタグ
  • バーコード
  • KC番号などの認証番号
  • 購入時に撮影した写真
  • 購入店舗
  • 購入時期

が手掛かりになります。

それでも特定できなければ、今回の対象商品であるとも、対象外であるとも断定できません。

中身が漏れている、強い異臭がする、対象年齢の分からない商品を小さな子どもが口に入れる可能性がある、といった別の不安材料がある場合は、商品を特定できるまで使用を控えるのも一つの考え方です。

すでに子どもが何度も遊んでいるけど大丈夫?

今回の調査結果を見て、「何度も触らせてしまった」と心配になる人もいるでしょう。

ただし、今回の対象商品を触ったことと、健康被害が起きたことは同じではありません。

化学物質には、その物質自体が持つ「有害性」と、実際の使い方や量によって決まる「健康リスク」があります。

実際の影響は、含まれていた濃度だけではなく、接触時間、頻度、皮膚へ触れたのか口に入ったのか、中身が漏れていたのかなどによって変わります。

今回の調査だけを根拠に、

  • 一度触っただけで健康被害が起きる
  • すでに遊んだ子どもに将来影響が出る
  • 生殖機能に問題が起きる

といったことは判断できません。

手元の商品が問題の確認された商品と一致する場合は、まず使用を中止して、販売事業者や韓国側の案内を確認してください。

中身が漏れた、赤みやかゆみが出た場合

破損して内容物が漏れている商品は、そのまま遊び続けない方がよいでしょう。

韓国消費者院は、使用中に皮膚の発疹など身体の異常が現れた場合は使用を中止し、専門家へ相談するよう呼び掛けています。

商品やパッケージ、購入履歴は、何の商品だったのか確認できるよう残しておくと役立ちます。

強い症状や呼吸器症状などがある場合は、商品の安全性確認より医療機関への相談を優先してください。

誤って口に入れた、飲み込んだ場合

誤飲が起きた場合は、自己判断で無理に吐かせないでください。

消費者庁も、誤飲した物によっては吐かせることで症状が悪化したり、吐物が気管へ入ったりする危険があると注意しています。

受診の必要性や応急処置が分からない場合は、公益財団法人日本中毒情報センターの「中毒110番」へ相談できます。

  • 大阪中毒110番:072-727-2499
  • つくば中毒110番:029-852-9999

一般向けはいずれも365日24時間対応です。

相談するときは、商品そのもの、パッケージ、商品名、何時ごろ・どの程度口にした可能性があるのかを確認できるようにしておくとよいでしょう。

対象商品だったら、すぐごみに捨てるべき?

正式なリコール対象商品なら、まず事業者が案内する回収・返金・交換方法を確認してください。

自分で捨ててしまうと、返金や回収手続きに必要な商品情報を確認できなくなることもあります。

また、日本で通常のごみとして処分する場合も、素材や自治体によって分別方法が異なります。

「有害物質が見つかったから燃えるごみに捨てればよい」と一律には判断せず、回収案内がない場合は自治体のルールを確認してください。

結局、日本で買ったスクイーズも危険なのか?

現時点では「日本で買ったスクイーズも危険」と一般化できる証拠はありません。

韓国消費者院が9月23日に調査したのは、韓国のオンライン市場で販売されていた特定の15製品です。そのうち9製品で、子ども向け玩具の安全基準を準用した試験によりMIT・CMIT、ホウ素、DINPなどの問題が確認されました。

一方、今回確認した範囲では、15製品と完全に同一と断定できる日本向け販売ページや、日本当局による同一商品の回収・注意喚起は2026年9月25日時点で確認できていません。

だからといって「日本で買ったものなら安全」とも言えません。通販サイトの所在地と商品の製造国、輸入元、販売元は別の場合があります。

判断するときに見るべきなのは、「どの国のサイトで買ったか」だけではなく、「どの商品を、どの事業者から買ったのか」です。

商品名、販売者・輸入者、製造者、型番、KC番号やバーコード、購入履歴まで照らし合わせ、対象品と一致するか確認してください。

まとめ

2026年9月23日の韓国消費者院の調査では、ワックスコーティング型8製品とスクイーズ系7製品の計15製品を調べ、9製品で化学物質に関する問題が確認されました。

ワックスコーティング型8製品すべてからMIT・CMITが確認され、そのうち1製品ではホウ素も基準値を超過。スクイーズ系では「크런치 치즈 말랑이」からDINPが0.659%確認されています。

ただし、15製品中14製品は14歳以上表示で、今回の試験は子ども向け玩具安全基準を準用したものです。「9製品が法律違反」「9製品がすべてリコール」と読み替えることはできません。

また、対象には中国製と確認できる商品もあるため、「韓国製スクイーズ」の問題と一括するのも不正確です。

9月16日には国家技術標準院が別途76製品を調査し、KC認証済みの「핑크풋 슬라임」と「허니 슬라임」の2製品へ正式なリコール命令を出しています。こちらは9月23日の15製品調査とは分けて考える必要があります。

家にスクイーズがある場合は、見た目だけで判断せず、商品名、販売者、輸入者、型番・認証番号、購入履歴を確認してください。

そして今回の商品に限らず、スクイーズ類を電子レンジで加熱しないことも重要です。韓国消費者院の試験では7製品中4製品が破裂し、加熱後の表面温度は最高171.2℃に達しています。

「日本で買ったから安全」「海外の商品だから危険」のどちらかへ単純化せず、商品単位で確認することが今回もっとも大切なポイントです。

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