- 東京ゲームショウの歴史|1996~2026年の歴代主要タイトル・来場者数・転換点
- 東京ゲームショウ30年を一覧で振り返る
- 30周年なのに第36回になる理由
- TGSで「発表」と「出展」は同じではない
- 東京ゲームショウ2026|30周年は「史上最長、遊びづくしの5DAYS」
- 東京ゲームショウ2025|1,136社・4,157小間、出展規模が過去最大級に
- 東京ゲームショウ2024|274,739人で歴代2位、『モンスターハンターワイルズ』に大行列
- 東京ゲームショウ2023|幕張メッセ全館利用が4年ぶりに復活
- 東京ゲームショウ2022|一般来場が3年ぶりに復活
- 東京ゲームショウ2021|完全オンラインではなかった
- 東京ゲームショウ2020|史上初、幕張メッセを使わないTGS
- 東京ゲームショウ2019|PS4世代末期、大作が一斉に集まった
- 東京ゲームショウ2018|298,690人、現在も歴代最多
- 東京ゲームショウ2017|『モンスターハンター:ワールド』とe-Sports X
- 東京ゲームショウ2016|PS VR発売直前、注目作が一斉に揃った年
- 東京ゲームショウ2015|PlayStation VRへの改称、家庭用・携帯機・VRが同居した年
- 東京ゲームショウ2014|PS4・Xbox One時代とVRの始まり
- 東京ゲームショウ2013|PS4とXbox One、次世代機競争が日本でも始まる
- 東京ゲームショウ2012|家庭用・携帯機・ソーシャルゲームが同じ会場で競った
- 東京ゲームショウ2011|PS Vitaだけではない、震災後のゲーム業界が集まった4日間
- 東京ゲームショウ2010|モンハン3rd、Move、Kinectだけではなかった
- 東京ゲームショウ2009|『ファイナルファンタジーXIII』発売前、据え置き機とPSPがともに強かった
- 東京ゲームショウ2008|『モンスターハンター3』4時間待ち、携帯機にも大型作が集中
- 東京ゲームショウ2007|初の4日間開催、『MGS4』と『MHP 2nd G』が大きな話題に
- 東京ゲームショウ2006|PS3発売直前、Xbox 360は国産RPGで勝負
- 東京ゲームショウ2005|Xbox 360は遊べた、PS3はまだ未来を見せる段階
- 東京ゲームショウ2004|PSPの大量出展、PS2・ゲームキューブ大作も円熟期へ
- 東京ゲームショウ2003|PS2円熟期とオンラインゲームの拡大
- 東京ゲームショウ2002|年1回開催へ、Xbox Liveとオンラインゲームが前面に
- 東京ゲームショウ2001|春と秋では意味が違う、Xbox参入とセガの転換
- 東京ゲームショウ2000|春と秋を完全に分けて見る必要がある年
- 東京ゲームショウ1999|春にはPS2なし、秋に「次世代」が一気に現実になった
- 東京ゲームショウ1998|春はPS・サターン、秋は「東京ハードショウ」状態に
- 東京ゲームショウ1997|春は東京ビッグサイト、秋から現在の幕張メッセへ
- 東京ゲームショウ1996|第1回から10万人超、ここから日本最大級のゲームイベントが始まった
- 東京ゲームショウ歴代テーマ一覧|キャッチコピーにも30年の変化が見える
- 東京ゲームショウ歴代来場者数ランキング|最多は2018年の298,690人
- 「史上最大のTGS」はどの年?比べる数字で答えが違う
- オンラインTGSは何人が見た?2020~2025年の公式番組視聴数
- 任天堂は東京ゲームショウに出展しない?任天堂ハードのソフトが並ぶ理由
- TGS初発表と誤解しやすいゲーム8例|発表日を確認すると違いが見える
- TGSで披露されたのに発売されなかったゲームもある
- 30年間でゲーム機の主役はどう変わった?TGSから見るハード世代史
- TGS30年で「試遊する意味」も変わった
- 公式記録に残る東京ゲームショウの節目
- もっとゲーム産業の流れを追いたい人へ
- この記事では何を根拠にTGS30年史を整理したか
- 30年分を振り返ると、TGSはゲーム業界の「未来予想図」だった
- 東京ゲームショウは2026年で30周年、その先も歴史は続く
東京ゲームショウの歴史|1996~2026年の歴代主要タイトル・来場者数・転換点

東京ゲームショウは、1996年8月に東京ビッグサイトで第1回が開催されてから、2026年で30周年を迎えます。
現在では「秋に幕張メッセで開かれる日本最大級のゲームイベント」というイメージが定着していますが、30年間を振り返ると、その姿は何度も変わってきました。
最初の会場は幕張メッセではありません。1997年から2001年までは春と秋の年2回開催。2002年から秋の年1回へ変わり、2007年には4日間開催へ拡大しました。
2020年には新型コロナウイルス感染症の影響で史上初のオンライン開催となり、2021年はオンライン中心+限定リアル、2022年に一般来場が復活。30周年の2026年には一般公開日を3日間へ増やした史上初の5日間開催となります。
ゲーム業界そのものも、同じ30年間で大きく変わりました。
PlayStationとセガサターンが競った1990年代。DreamcastとPlayStation 2の世代交代。MicrosoftのXbox参入。PSPとニンテンドーDSの携帯機ブーム。PlayStation 3とXbox 360によるHD化。スマートフォンゲーム、VR、eスポーツ、ライブ配信、インディーゲームの台頭。そして現在はPS5、Xbox Series、Switch 2、PC、スマートフォンが同じゲーム市場の中に共存しています。
こうした変化は、毎年の東京ゲームショウにかなり正直に表れています。
一方で、歴代TGSを調べると厄介なのが「TGSで発表された」という言葉です。
TGSに出展されたからといって、そこで作品の存在自体が初めて明らかになったとは限りません。数日前のState of PlayやNintendo Directで発表された作品が、そのままTGSで試遊できるケースもあります。
逆に、『幻想水滸伝I&II HDリマスター』のようにTGS会場のステージが正式発表の場になった作品もあります。
本記事では1996年から2026年までを振り返りながら、主要タイトルについて可能な限り「正式発表」「新映像」「試遊」「ステージ・公式番組」「既発表作の続報」を分けました。
単なる「歴代発表タイトル一覧」ではなく、東京ゲームショウそのものの30年史と、日本のゲーム業界が何を次の時代だと考えてきたのかまで追っていきます。
東京ゲームショウ2026は9月17日開幕予定で、この記事の更新時点ではまだ開催されていません。2026年については公式発表済みの日程・出展規模などを掲載し、最終来場者数や会場でのサプライズ発表を先回りして記載していません。開催後に正式結果を確認して追記します。
東京ゲームショウ30年を一覧で振り返る
まずは1996年から2026年までの開催日と来場者数を一覧で確認します。
1997~2001年だけは春・秋の年2回開催です。2020年以降はリアル来場者数だけではイベント規模を比較できなくなったため、オンライン視聴数も併記します。
| 開催 | 開催日 | 来場者数・視聴規模 | 主な転換点 |
|---|---|---|---|
| 1996年 | 8月22~24日 | 109,649人 | 東京ビッグサイトで第1回 |
| 1997年春 | 4月4~6日 | 121,172人 | 春秋年2回開催が始まる |
| 1997年秋 | 9月5~7日 | 140,630人 | 幕張メッセへ移転 |
| 1998年春 | 3月20~22日 | 147,913人 | PCゲームゾーン登場 |
| 1998年秋 | 10月9~11日 | 156,455人 | Dreamcast発売直前 |
| 1999年春 | 3月19~21日 | 163,448人 | Dreamcastとネットワークが存在感 |
| 1999年秋 | 9月17~19日 | 163,866人 | PS2がTGSに登場 |
| 2000年春 | 3月31日~4月2日 | 131,708人 | PS2発売直後 |
| 2000年秋 | 9月22~24日 | 137,400人 | 累計来場者100万人突破 |
| 2001年春 | 3月30日~4月1日 | 118,080人 | ビル・ゲイツ氏が基調講演 |
| 2001年秋 | 10月12~14日 | 129,626人 | Xbox国内発売前夜 |
| 2002年 | 9月20~22日 | 134,042人 | 秋の年1回開催へ |
| 2003年 | 9月26~28日 | 150,089人 | オンラインゲームが存在感 |
| 2004年 | 9月24~26日 | 160,096人 | PSPが大規模に登場 |
| 2005年 | 9月16~18日 | 176,056人 | Xbox 360・PS3世代へ |
| 2006年 | 9月22~24日 | 192,411人 | PS3発売直前 |
| 2007年 | 9月20~23日 | 193,040人 | 初の4日間開催 |
| 2008年 | 10月9~12日 | 194,288人 | 据え置き機と携帯機の両方が充実 |
| 2009年 | 9月24~27日 | 185,030人 | HD世代とPSPが成熟 |
| 2010年 | 9月16~19日 | 207,647人 | 初の20万人突破 |
| 2011年 | 9月15~18日 | 222,668人 | PS Vitaを大規模展示 |
| 2012年 | 9月20~23日 | 223,753人 | スマホ・ソーシャルゲーム拡大 |
| 2013年 | 9月19~22日 | 270,197人 | PS4・Xbox One世代へ |
| 2014年 | 9月18~21日 | 251,832人 | VRが次世代技術として注目 |
| 2015年 | 9月17~20日 | 268,446人 | PlayStation VR時代へ |
| 2016年 | 9月15~18日 | 271,224人 | VR発売直前・当時の最多来場 |
| 2017年 | 9月21~24日 | 254,311人 | e-Sports X開始 |
| 2018年 | 9月20~23日 | 298,690人 | 歴代最多来場者数 |
| 2019年 | 9月12~15日 | 262,076人 | PS4世代末期の大型作が集中 |
| 2020年 | 9月24~27日 | 公式番組3,160万視聴 | 史上初のオンライン開催 |
| 2021年 | 9月30日~10月3日 | 限定会場1,574人/公式番組3,947万視聴 | オンライン中心+限定リアル |
| 2022年 | 9月15~18日 | 138,192人/公式番組2,689万視聴 | 一般来場が3年ぶりに復活 |
| 2023年 | 9月21~24日 | 243,238人 | 幕張メッセ全館利用が復活 |
| 2024年 | 9月26~29日 | 274,739人 | 歴代2位の来場者数 |
| 2025年 | 9月25~28日 | 263,101人 | 1,136社・4,157小間 |
| 2026年 | 9月17~21日予定 | 開催前 | 30周年・史上初の5日間 |
30周年なのに第36回になる理由
東京ゲームショウ2026は30周年ですが、開催回数では第36回です。
理由は1997年から2001年までの5年間。この期間だけ、東京ゲームショウは春と秋の年2回開催でした。
通常の年1回開催より5回多く行われているので、1996年の第1回から数えると2026年は第36回になります。
1997年春=第2回
1997年秋=第3回
2001年秋=第11回
2002年=第12回
2020年=第30回
2025年=第35回
2026年=第36回
2020年もリアル会場がなかっただけで、オンライン版の東京ゲームショウとして正式に開催されています。そのため開催回数から除外されません。
TGSで「発表」と「出展」は同じではない
以下の歴代タイトルを見る前に、一つ押さえておきたいことがあります。
東京ゲームショウへ出展された作品のすべてが、東京ゲームショウで初めて発表されたわけではありません。
たとえば『モンスターハンター:ワールド』はTGS2017で圧倒的な存在感を見せましたが、初発表はE3 2017です。
『鉄拳8』もTGS2022直前のState of Playで発表済み。『モンスターハンターワイルズ』の発売日もTGS2024開幕2日前に発表されています。
一方、『幻想水滸伝I&II HDリマスター』のように、TGS会場のステージが正式発表の場所になった作品もあります。
「正式発表」=作品の存在や新プロジェクトがTGSで正式に公表されたもの
「新映像」=すでに発表済みの作品についてTGS向け映像などが公開されたもの
「プレイアブル・試遊」=来場者やメディアが実際に操作できたもの
「ステージ・公式番組」=実機プレイ、トーク、最新情報などをTGSで紹介したもの
「既発表作の続報」=TGS以前に存在が公表されていた作品について追加情報が出たもの
東京ゲームショウ2026|30周年は「史上最長、遊びづくしの5DAYS」
東京ゲームショウ2026は、9月17日から21日まで開催されます。
1996年の第1回から30周年を迎える節目の年であり、テーマは「史上最長、遊びづくしの5DAYS」。その言葉どおり、TGS史上初となる5日間開催です。
ビジネスデイは17日・18日の2日間。一般公開日は19日・20日・21日の3日間となります。
2007年から長く続いてきた「ビジネスデイ2日+一般公開日2日」の4日間開催から、30周年を機に一般公開日が1日増えました。
| 項目 | TGS2026 |
|---|---|
| 開催日 | 2026年9月17日~21日 |
| テーマ | 史上最長、遊びづくしの5DAYS |
| ビジネスデイ | 9月17日・18日 10:00~17:00 |
| 一般公開日 | 9月19日・20日 9:30~17:00/9月21日 9:30~16:00 |
| 会場 | 幕張メッセ 展示ホール1~11・国際会議場/TKP東京ベイ幕張ホール |
| 出展社数 | 1,138社 |
| 国内出展社 | 540社 |
| 海外出展社 | 598社 |
| 参加国・地域 | 53 |
| 出展小間数 | 3,999小間 |
| 来場予定者数 | 30万人 |
| オフィシャルサポーター | 宮田俊哉(Kis-My-Ft2) |
| 位置付け | 30周年・第36回・史上初の5日間開催 |
9月10日に発表された開幕直前情報では、国内540社・海外598社、合計1,138社が出展します。出展社数としては2025年の1,136社を上回り、過去最多です。
参加国・地域も過去最多となる53。海外出展社598社は国内540社を上回っており、現在のTGSが日本国内だけでは完結しない国際的なゲームイベントになっていることが数字にも表れています。
一方、出展小間数は3,999小間です。2025年の4,157小間より少ないため、「2026年はあらゆる規模指標で歴代最大」とするのは正確ではありません。
2026年=1,138社/3,999小間
2025年=1,136社/4,157小間
出展社数は2026年が過去最多ですが、小間数は2025年の方が多くなっています。
主催者は来場予定者数を30万人としていますが、これは開催前の見込みです。2018年の歴代最多298,690人と比較して「30万人突破確定」とすることはできません。
30周年企画ではゲーム業界30年史も展示
TGS2026では30周年企画として、1996年から現在までのゲーム業界史をたどるパネル展示も予定されています。
ゲーム業界の出来事やヒットタイトル、日本ゲーム大賞の歴代受賞作品だけでなく、その時代の株価、為替、流行語、ヒット曲なども並べながら30年間を振り返る企画です。
最新作品を紹介するだけではなく、日本のゲーム業界そのものが歩んできた30年を振り返るイベントになることも2026年の特徴です。
2026年の結果は開催後に追記
この記事を更新している2026年9月13日時点では、TGS2026はまだ開幕していません。
最終来場者数、実際の待ち時間、会場で行われる新作発表などは現時点では確定していません。
開催後、CESAの正式な開催結果と各メーカーの公式発表を確認し、2026年の主要タイトル欄を完成させます。
東京ゲームショウ2025|1,136社・4,157小間、出展規模が過去最大級に
2025年は9月25日から28日まで開催され、263,101人が来場しました。テーマは「遊びきれない、無限の遊び場」です。
来場者数では2018年や2024年を下回りましたが、出展規模はそれまでの記録を更新します。
47の国・地域から1,136社が出展。国内521社、海外615社、出展小間数4,157小間となりました。
海外出展社が国内を上回っていることも、現在のTGSの国際性を示しています。
| メーカー | タイトル | TGS2025での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | バイオハザード レクイエム | プレイアブル・ステージ | PS5 / Xbox Series / PCほか |
| カプコン | 鬼武者 Way of the Sword | プレイアブル・最新情報 | PS5 / Xbox Series / PC |
| カプコン | プラグマタ | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| カプコン | モンスターハンターストーリーズ3 ~運命の双竜~ | 出展・紹介 | 現行機種 |
| セガ | ソニックレーシング クロスワールズ | プレイアブル・ステージ | PS5 / Xbox Series / Switch 2 / Switch / PCほか |
| セガ | Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage | プレイアブル・ステージ | PS5 / Xbox Series / Switch 2 / PC |
| アトラス | ペルソナ3 リロード | Switch 2版プレイアブル | Switch 2 |
| セガ | 龍が如く0 誓いの場所 Director's Cut | Switch 2版を含む展開 | Switch 2ほか |
| コナミ | 桃太郎電鉄2 ~あなたの街も きっとある~ | Switch 2版を含むプレイアブル | Switch 2 / Switch |
| コナミ | SILENT HILL f | 特別展示・ステージ | PS5 / Xbox Series / PC |
| コナミ | 幻想水滸伝 STAR LEAP | 展示・ステージ | PC / スマートフォン |
| コナミ | METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER | 発売後のステージ・公式企画 | PS5 / Xbox Series / PC |
Switch 2発売後、初めて迎えたTGS
2025年はSwitch 2発売後初の東京ゲームショウでもありました。
任天堂自身が一般向け巨大ブースを構える形ではありませんが、サードパーティー各社にはSwitch 2版のタイトルが並びます。
『ペルソナ3 リロード』『Virtua Fighter 5 R.E.V.O. World Stage』『桃太郎電鉄2』などがその例です。
任天堂が直接出展しなくても、任天堂ハード向けゲームはTGSに出る。この構造はNINTENDO64やニンテンドーDS、Wiiの時代から続いています。
「史上最大」は来場者数ではなく出展規模
2025年を「史上最大級」と表現するときには注意が必要です。
263,101人という来場者数は史上最多ではありません。来場者数最多は2018年の298,690人です。
2025年が記録的だったのは、1,136社・4,157小間という出展規模です。
「最も人が来たTGS」と「最も多くの企業が参加したTGS」は別に考えた方が正確です。
東京ゲームショウ2024|274,739人で歴代2位、『モンスターハンターワイルズ』に大行列
2024年は9月26日から29日まで開催され、274,739人が来場しました。テーマは「ゲームで世界に先駆けろ。」です。
これは2018年の298,690人に次ぐ歴代2位。コロナ禍前の2019年262,076人も上回り、リアルイベントとしてのTGSが勢いを取り戻した年になりました。
出展社数は985社、出展小間数3,252小間、出展タイトル数2,850。いずれも当時として過去最大規模でした。
| メーカー | タイトル | TGS2024での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | モンスターハンターワイルズ | 大規模プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| カプコン | 逆転検事1&2 御剣セレクション | プレイアブル | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| カプコン | デッドライジング デラックスリマスター | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストIII そして伝説へ… | 大規模試遊 | Switch / PS5 / Xbox Series / PC |
| スクウェア・エニックス | ロマンシング サガ2 リベンジオブザセブン | 試遊・TGS映像 | Switch / PS5 / PS4 / PC |
| スクウェア・エニックス | FANTASIAN Neo Dimension | プレイアブル | Switch / PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| セガ | ソニック × シャドウ ジェネレーションズ | プレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox / Switch / PC |
| アトラス | メタファー:リファンタジオ | 複数コースのプレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| コナミ | METAL GEAR SOLID Δ: SNAKE EATER | 先行プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| コナミ | SILENT HILL 2 | スペシャルシアター | PS5 / PC |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール Sparking! ZERO | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| バンダイナムコ | ソードアート・オンライン フラクチュアード デイドリーム | プレイアブル | Switch / PS5 / Xbox Series / PC |
| コーエーテクモ | 真・三國無双 ORIGINS | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| SIE | PlayStation 5 Pro | 国内一般向け体験 | PS5 Pro |
『モンスターハンターワイルズ』の発売日発表はTGSではない
TGS2024で圧倒的な注目を集めた『モンスターハンターワイルズ』ですが、発売日がTGSで初めて発表されたわけではありません。
2025年2月28日発売という情報は、TGS開幕2日前となる2024年9月24日のState of Playで発表されました。
TGS2024の価値は発売日の発表ではなく、まだ発売前の『モンスターハンターワイルズ』を日本のユーザーが大規模に体験できたことです。
現在のTGSでは、「初めてタイトル名を聞く場所」より「発表されたゲームを初めて自分の手で確かめる場所」という役割が大きくなっています。
東京ゲームショウ2023|幕張メッセ全館利用が4年ぶりに復活
2023年は9月21日から24日まで開催され、243,238人が来場しました。テーマは「ゲームが動く、世界が変わる。」です。
一般来場自体は前年2022年に復活していましたが、2023年は幕張メッセ全館の利用が4年ぶりに復活。ファミリーゲームパークやコスプレエリアなども戻り、コロナ禍以前のTGSにより近い形になりました。
出展社数787社、出展小間数2,682小間、出展タイトル数2,291。44の国・地域から企業・団体が参加しています。
| メーカー | タイトル | TGS2023での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | ドラゴンズドグマ2 | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| カプコン | 逆転裁判456 王泥喜セレクション | プレイアブル | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| カプコン | バイオハザード RE:4 | PS VR2版プレイアブル | PS5 / PS VR2 |
| カプコン | モンスターハンターNow | スマートフォン向け体験企画 | iOS / Android |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーVII リバース | 試遊(100台)・ステージ・シアター | PS5 |
| スクウェア・エニックス | STAR OCEAN THE SECOND STORY R | プレイアブル | PS5 / PS4 / Switch / PC |
| スクウェア・エニックス | FOAMSTARS | プレイアブル | PS5 / PS4 |
| スクウェア・エニックス | インフィニティ ストラッシュ ドラゴンクエスト ダイの大冒険 | 試遊・ステージ・シアター・ファミリーゲームパーク | Switch / PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅 | クレーンゲームを使った企画 | Switch |
| セガ | 龍が如く7外伝 名を消した男 | 試遊・ステージ | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| セガ | 龍が如く8 | 試遊・公式番組 | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| セガ | ソニックスーパースターズ | プレイアブル | 各機種 |
| アトラス | ペルソナ5 タクティカ | プレイアブル | 各機種 |
| アトラス | ペルソナ3 リロード | 映像出展 | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| アトラス | ユニコーンオーバーロード | 映像出展 | Switch / PS5 / PS4 / Xbox Series |
| アトラス | メタファー:リファンタジオ | 映像・公式番組 | PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| バンダイナムコ | 鉄拳8 | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| バンダイナムコ | SAND LAND | プレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| バンダイナムコ | SYNDUALITY Echo of Ada | プレイアブル | PS5 / Xbox Series / PC |
| バンダイナムコ | SDガンダム ジージェネレーション エターナル | 国内初試遊 | iOS / Android |
| バンダイナムコ | BLUE PROTOCOL | 「ブルプロ通信」出張版ステージ | PC |
| コナミ | METAL GEAR SOLID: MASTER COLLECTION Vol.1 | プレイアブル | 各機種 |
| コナミ | 桃太郎電鉄ワールド ~地球は希望でまわってる!~ | プレイアブル・ステージ | Switch |
同じ「出展」でも内容はかなり違う
『ドラゴンクエストモンスターズ3』を「プレイアブル出展」と書くのは正確ではありません。スクウェア・エニックスブースでは、モンスターを仲間にする「スカウト」をイメージしたクレーンゲーム企画として展開されました。
一方、『SDガンダム ジージェネレーション エターナル』には国内初の試遊台が用意されています。『BLUE PROTOCOL』はステージで最新情報を届ける形でした。
家庭用ゲームの試遊、スマートフォンゲームの先行体験、オンラインゲームの情報番組。2020年代のTGSは、ゲームの種類だけでなく見せ方も多様になっています。
2022年は一般来場復活、2023年は大型TGSが戻った年
2022年を「TGS完全復活」とする表現もありますが、段階を分けた方が分かりやすいでしょう。
2022年は一般ユーザーが3年ぶりに幕張メッセへ戻った年。
2023年は幕張メッセ全館利用や各エリアが戻り、大型イベントとして本格的に復活した年です。
東京ゲームショウ2022|一般来場が3年ぶりに復活
2022年は9月15日から18日まで開催され、138,192人が来場しました。テーマは「ゲームは、絶対、とまらない。」です。
2020年はオンラインのみ。2021年は幕張メッセに限定リアル会場こそありましたが、一般ユーザー向けではありません。
一般ユーザーが会場へ入り、発売前のゲームを実際に遊べる東京ゲームショウとしては3年ぶりでした。
| メーカー | タイトル | TGS2022での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | ストリートファイター6 | プレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox Series / PC |
| カプコン | エグゾプライマル | プレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| カプコン | バイオハザード ヴィレッジ VRモード | PS VR2向けデモ | PS5 / PS VR2 |
| カプコン | モンスターハンターライズ:サンブレイク | 公式番組・アップデート情報 | Switch / PC |
| スクウェア・エニックス | FORSPOKEN | プレイアブル | PS5 / PC |
| スクウェア・エニックス | クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- リユニオン | プレイアブル | 各機種 |
| スクウェア・エニックス | スターオーシャン6 THE DIVINE FORCE | プレイアブル | PS5 / PS4 / Xbox / PC |
| セガ | ソニックフロンティア | プレイアブル | 各機種 |
| アトラス | ペルソナ5 ザ・ロイヤル | マルチ版試遊 | PS5 / Switch / Xbox / PC |
| アトラス | ペルソナ4 ザ・ゴールデン | 映像・フォトスポット・配信 | 各機種 |
| アトラス | ペルソナ3 ポータブル | 映像・フォトスポット・配信 | 各機種 |
| コナミ | 幻想水滸伝 I&II HDリマスター 門の紋章戦争/デュナン統一戦争 | TGSで正式発表・映像公開 | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| コナミ | 遊戯王 マスターデュエル | 試遊 | 各機種 |
| コナミ | eFootball 2023 | ブース出展・ステージ | 各機種 |
| コナミ | スーパーボンバーマン R 2 | ブース出展・ステージ | 各機種 |
| バンダイナムコ | 鉄拳8 | 発表直後の映像・紹介 | PS5 / Xbox Series / PC |
『幻想水滸伝I&II HDリマスター』はTGSで正式発表
近年のTGSで「本当にTGSが正式発表の場所だった作品」として分かりやすいのが、『幻想水滸伝I&II HDリマスター』です。
2022年9月16日のKONAMIステージで正式発表され、映像も公開されました。
長く新作展開が止まっていたシリーズの復活という意味でも、大きな反響を呼んだ発表です。
『鉄拳8』の世界初公開はTGSではない
一方、『鉄拳8』はTGS2022で大きく紹介されましたが、初公開は9月13日のState of Playです。
TGS開幕は9月15日なので、2日前にはすでに存在が明らかになっていました。
旧作移植や運営中タイトルもTGSの大きな枠へ
『ペルソナ4 ザ・ゴールデン』『ペルソナ3 ポータブル』は、TGS2022で新作として発表されたわけではありません。マルチプラットフォーム展開を紹介する位置付けで、映像、フォトスポット、配信などを通じて展開されました。
『遊戯王 マスターデュエル』には実際の試遊が用意され、『eFootball 2023』もステージを展開しています。
パッケージソフトを発売前に遊ぶだけだった昔のTGSから、運営中の基本プレイ無料ゲーム、旧作の新機種版、オンラインサービスまで扱うイベントへ変わったことがよく分かる年です。
公式番組は2,689万視聴
公式30周年資料では、TGS2022の公式番組は2,689万視聴です。
リアル会場が戻ってもオンライン番組には数千万単位の視聴があり、TGSがすでに「現地参加だけのイベント」ではなくなっていることが分かります。
東京ゲームショウ2021|完全オンラインではなかった
2021年は9月30日から10月3日まで開催されました。テーマは「それでも、僕らにはゲームがある。」です。
前年2020年に続いてオンライン中心だったため、「2021年も完全オンライン」と書かれることがあります。
しかし2021年には、幕張メッセに報道関係者やインフルエンサーなどを対象とした限定リアル会場が設けられています。
公式記録では1,574人が参加。一般公開ではありませんが、物理的な会場そのものがなかった2020年とは違います。
| メーカー | タイトル・サービス | TGS2021での扱い |
|---|---|---|
| スクウェア・エニックス | STRANGER OF PARADISE FINAL FANTASY ORIGIN | 発売日発表・新トレーラー・体験版情報 |
| スクウェア・エニックス | DUNGEON ENCOUNTERS | TGS期間中に新作発表 |
| スクウェア・エニックス | Voice of Cards ドラゴンの島 | 公式番組・発売情報 |
| スクウェア・エニックス | FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER | TGS特別生放送・実機プレイ |
| カプコン | モンスターハンターライズ | Steam版発売日・体験版情報 |
| カプコン | モンスターハンターライズ:サンブレイク | 既発表拡張の続報 |
| アトラス | 真・女神転生V | 実機プレイ・公式配信 |
| コーエーテクモ | ソフィーのアトリエ2 ~不思議な夢の錬金術士~ | 公式番組で正式発表 |
| SNK | THE KING OF FIGHTERS XV | 公式番組・ゲーム紹介 |
| コナミ | 遊戯王 マスターデュエル | クロスプレイなど詳細紹介 |
| バンダイナムコ | テイルズ オブ アライズ/テイルズ オブ ルミナリア | TGSスペシャルステージ |
| Microsoft | Xbox Cloud Gaming | 日本でのサービス開始を発表 |
『サンブレイク』初公開はNintendo Direct
『モンスターハンターライズ:サンブレイク』も、TGS2021初公開ではありません。
最初の発表は9月23日のNintendo Direct。TGS2021の開幕は9月30日です。
TGSでは発表されたばかりの大型拡張について、追加情報を届ける役割を担いました。
TOKYO GAME SHOW VRが始まる
2021年には「TOKYO GAME SHOW VR 2021」も実施されました。
単にYouTubeでステージを見るのではなく、バーチャル空間そのものをゲームショウ会場に見立てる試みです。
公式番組は3,947万視聴。2020~2025年の公式記録では最も大きな視聴規模となっています。
TGSで「ゲーム機を買わなくてもXboxを遊ぶ未来」が日本へ来た
Microsoftは9月30日のTGS公式配信で、Xbox Cloud Gamingを日本で翌10月1日から正式提供すると発表しました。
Xbox Game Pass Ultimate加入者が、対応ゲームをPCやスマートフォン、タブレットなどへストリーミングして遊べるサービスです。
初代XboxがTGSへ姿を見せた2001年春から、ちょうど20年。当時はMicrosoft自身が新しい家庭用ゲーム機を日本市場へ持ち込もうとしていました。
2021年には、「専用ゲーム機の前に座らなくてもXboxのゲームへアクセスできる」という方向へ進んでいます。
2002年のXbox Liveからクラウドゲームまで、Microsoftがオンライン接続を重視しながら、その方法を変えてきたことがTGSからも見えてきます。
家庭用RPGとスマホゲームが同じ公式番組へ
『FINAL FANTASY VII THE FIRST SOLDIER』は、家庭用『FFVII』の世界を使いながら、スマートフォン向けバトルロイヤルとして作られた作品です。
『テイルズ』シリーズも家庭用・PC向け『テイルズ オブ アライズ』とスマートフォン向け『テイルズ オブ ルミナリア』をTGSで同時に扱いました。
同じシリーズが家庭用ゲームとスマートフォンの双方へ広がり、その情報をオンラインTGSでまとめて届ける。2021年はイベントの形式だけでなく、ゲームを届けるプラットフォーム自体も多様化していたことが分かります。
東京ゲームショウ2020|史上初、幕張メッセを使わないTGS
2020年は東京ゲームショウ史上最大級の転換点でした。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、幕張メッセでの通常開催を中止。「TOKYO GAME SHOW 2020 ONLINE」として9月24日から27日まで開催されます。
1996年以来続いてきた巨大ブース、試遊台、ステージへ集まる観客がなくなり、メーカー公式番組を時間割のようにつないで世界へ配信するイベントへ一変しました。
| メーカー | タイトル | TGS2020での扱い |
|---|---|---|
| カプコン | モンスターハンターライズ | 発表後初期のまとまった実機プレイ |
| カプコン | モンスターハンターストーリーズ2 ~破滅の翼~ | 追加情報 |
| カプコン | バイオハザード ヴィレッジ | 開発陣トーク・最新情報 |
| カプコン | デビル メイ クライ5 スペシャルエディション | 次世代版機能紹介 |
| スクウェア・エニックス | NieR Replicant ver.1.22474487139... | 特別番組・最新情報 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー | 公式番組 |
| セガ | ファンタシースターオンライン2 ニュージェネシス | 初の実機プレイ映像 |
| セガ | ぷよぷよテトリス2 | 最新情報 |
| アトラス | 真・女神転生III NOCTURNE HD REMASTER | 発売前最新情報 |
| バンダイナムコ | SCARLET NEXUS | 公式番組・最新情報 |
| コーエーテクモ | ゼルダ無双 厄災の黙示録 | 世界初ゲームプレイ |
| コーエーテクモ | ライザのアトリエ2 ~失われた伝承と秘密の妖精~ | 新映像・実機プレイ |
| miHoYo | 原神 | 正式サービス開始前夜の公式番組 |
『モンスターハンターライズ』はTGS初発表ではない
『モンスターハンターライズ』と『モンスターハンターストーリーズ2』はTGS2020を象徴する作品ですが、発表自体は9月17日のNintendo Direct系番組です。
TGSでは実際のゲームプレイを見せ、翔蟲を使った移動やアクションなど、作品の具体的な内容を詳しく紹介しました。
『原神』はTGS最終日の翌日に正式サービス開始
TGS2020最終日の9月27日には「原神リリース前夜!特別放送!」が配信され、日本向けサービス開始はその翌日となる9月28日でした。
つまり『原神』にとってTGS2020は、発売から何か月も前のゲームを紹介する場ではなく、正式サービス開始前夜の最終プロモーションです。
PC、PS4、iOS、Androidで同時に展開する基本プレイ無料のオープンワールドRPGという形も、1990年代や2000年代のTGSでは考えにくかったものでした。
家庭用ゲーム機、PC、スマートフォンの境界が薄くなった2020年代のゲーム市場を象徴する作品が、「会場を持たない史上初のオンラインTGS」に登場したことも印象的です。
公式番組は3,160万視聴
リアル来場者数が存在しない代わりに、2020年から重要になったのがオンライン視聴数です。
公式30周年資料では、TGS2020の公式番組は3,160万視聴。
ここでいう視聴数はユニーク人数と同じではありません。一人が複数番組を視聴することもあるため、従来の来場者数と単純に比較はできません。
東京ゲームショウ2019|PS4世代末期、大作が一斉に集まった
2019年は9月12日から15日まで開催され、262,076人が来場しました。テーマは「もっとつながる。もっと楽しい。」です。
PS4発売から約5年半。PS5世代が近づいていましたが、PS4世代のソフトはむしろ円熟期です。
『ファイナルファンタジーVII リメイク』『DEATH STRANDING』『新サクラ大戦』『龍が如く7』『仁王2』『ライザのアトリエ』など、2020年前後のゲーム市場を代表するタイトルが大量に並びました。
| メーカー | タイトル | TGS2019での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーVII リメイク | 国内大規模プレイアブル・TGSトレーラー | PS4 |
| スクウェア・エニックス | 聖剣伝説3 TRIALS of MANA | プレイアブル・ステージ | PS4 / Switch / PC |
| スクウェア・エニックス | Marvel's Avengers | 映像・ステージ | PS4 / Xbox One / PCほか |
| カプコン | モンスターハンターワールド:アイスボーン | 試遊・ステージ | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | Project Resistance | 新作公開・試遊 | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | ロックマン ゼロ&ゼクス ダブルヒーローコレクション | プレイアブル | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| セガ | 龍が如く7 光と闇の行方 | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| セガ | 新サクラ大戦 | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| アトラス | ペルソナ5 ザ・ロイヤル | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| セガ | 初音ミク Project DIVA MEGA39's | 試遊・ステージ | Switch |
| バンダイナムコ | ドラゴンボールZ KAKAROT | プレイアブル | PS4 / Xbox One |
| バンダイナムコ | ONE PIECE 海賊無双4 | プレイアブル | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| バンダイナムコ | CODE VEIN | 発売直前プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | Tales of ARISE | 映像・ステージ | PS4 / Xbox One / PC |
| コーエーテクモ | 仁王2 | プレイアブル | PS4 |
| コーエーテクモ | ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~ | プレイアブル | PS4 / Switch / PC |
| 小島プロダクション | DEATH STRANDING | 長時間の実機デモ・ステージ | PS4 |
『ファイナルファンタジーVII リメイク』は国内で大規模試遊
『ファイナルファンタジーVII リメイク』はすでに存在が発表されていましたが、TGS2019では国内ユーザーがまとまった規模で触れられる大きな機会になりました。
1997年の原作発売から20年以上を経て、現行世代向けに作り直されたミッドガルを実際に操作できること自体が大きなイベントです。
『DEATH STRANDING』は「何をするゲームか」が見えたTGS
『DEATH STRANDING』は2016年の発表以来、独特な世界観と映像で注目され続けた一方、「実際には何をするゲームなのか」が分かりにくい作品でもありました。
TGS2019では、小島秀夫監督自身が最新のゲームプレイ映像を見ながら解説するステージを複数日にわたって実施しました。
荷物を背負って地形を越えること、配送ルートを考えること、装備を使い分けること、他のプレイヤーが残した物資や建造物と間接的につながることなど、作品の核となる遊びが具体的に示されます。
すでに世界中がタイトル名を知っているゲームについて、発売前に長時間の実機プレイを見せ、「結局どんなゲームなのか」を理解してもらう。これは現在のTGSを象徴する使われ方の一つです。
eスポーツは「特設企画」からTGSを構成する一要素へ
eスポーツについても、2017年に「e-Sports X」が始まった時点だけで終わらせると、その後の変化が見えません。
2019年には日本代表を決める大会を含め、複数のeスポーツマッチが開催されました。
試遊台へ並ぶ、ステージを見る、物販を利用する。その横にeスポーツ観戦も加わり、ゲームを「見る」楽しみがTGSの中へ定着していきます。
東京ゲームショウ2018|298,690人、現在も歴代最多
2018年は9月20日から23日まで開催され、298,690人が来場しました。テーマは「新たなステージ、開幕。」です。
2026年9月時点でも、この数字が東京ゲームショウの歴代最多来場者数です。
30万人まであと1,310人。PS4世代の大作が充実していた時期で、ラインナップを見ても非常に強い年でした。
| メーカー | タイトル | TGS2018での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツIII | 国内向け大規模プレイアブル・TGS映像 | PS4 / Xbox One |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストビルダーズ2 | ゲームプレイ・ステージ | PS4 / Switch |
| スクウェア・エニックス | LEFT ALIVE | 映像・ステージ | PS4 / PC |
| スクウェア・エニックス | Just Cause 4 | 映像・ステージ | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | バイオハザード RE:2 | 大規模プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | デビル メイ クライ5 | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | ロックマン11 運命の歯車!! | プレイアブル | PS4 / Xbox One / Switch / PC |
| セガ | JUDGE EYES:死神の遺言 | 試遊・シアター・ステージ | PS4 |
| セガ | チームソニックレーシング | 試遊・映像 | 各機種 |
| アトラス | キャサリン・フルボディ | プレイアブル | PS4 / PS Vita |
| SIE | Days Gone | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| フロム・ソフトウェア | SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | JUMP FORCE | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | GOD EATER 3 | プレイアブル | PS4 / PC |
| バンダイナムコ | エースコンバット7 スカイズ・アンノウン | 試遊・PS VR関連展示 | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | SOULCALIBUR VI | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| コーエーテクモ | DEAD OR ALIVE 6 | プレイアブル・大会企画 | PS4 / Xbox One / PC |
| 小島プロダクション | DEATH STRANDING | ステージ・最新情報 | PS4 |
『JUDGE EYES』の正式発表はTGS直前
木村拓哉さんが主人公・八神隆之を演じる『JUDGE EYES:死神の遺言』は、TGS2018を代表するサプライズのように記憶されています。
ただし正式発表はTGS会場ではなく、直前のPlayStation LineUp Tourです。
発表後すぐにTGSで大規模な試遊・シアター・ステージ展開を行ったため、TGSの印象と強く結び付いています。
『バイオハザード RE:2』と『DMC5』で過去IPを次世代へつなぐ
2018年は新作の数だけでなく、長寿シリーズが現行ハード向けに大きく再構築される時代を象徴する年でもあります。
カプコンブースでは『バイオハザード RE:2』『デビル メイ クライ5』『ロックマン11 運命の歯車!!』をプレイアブル出展しました。
『バイオハザード RE:2』は1998年の『バイオハザード2』をベースにしながら、グラフィックを高精細化するだけではなく、視点、操作、マップ表現、演出を現代的に作り直した作品です。
TGSのステージでは日本語ボイスを使った実機プレイも公開されました。
ちょうど20年前のTGS1998でも『バイオハザード2』は身近な作品でした。その20年後に、同じ作品を土台としたリメイク版が再びTGSの主力タイトルになる。30年史として並べると、シリーズが続くこと自体がゲーム史になっていることが分かります。
eスポーツ企画が始まったのは前年2017年
2018年は日本国内でeスポーツへの注目が急激に高まった時期ですが、TGS初の大型eスポーツ専用企画「e-Sports X」が始まったのは2017年です。
2018年はその流れがさらに拡大した年。「2018年に初めてeスポーツステージが登場」とする説明は1年ずれています。
東京ゲームショウ2017|『モンスターハンター:ワールド』とe-Sports X
2017年は9月21日から24日まで開催され、254,311人が来場しました。テーマは「さあ、現実を超えた体験へ。」です。
最大級の注目作は『モンスターハンター:ワールド』です。
シリーズが携帯ゲーム機中心だった時代から、据え置き機・PCへ大きく方向転換する作品として、日本でも非常に高い関心を集めました。
ただし初発表はE3 2017。TGS初発表ではありません。
| メーカー | タイトル | TGS2017での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | モンスターハンター:ワールド | 大規模プレイアブル・ステージ | PS4 / Xbox One / PC |
| カプコン | マーベル VS. カプコン:インフィニット | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| スクウェア・エニックス | ディシディア ファイナルファンタジー NT | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて | 発売後ステージ・関連企画 | PS4 / 3DS |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツIII | 映像出展 | PS4 / Xbox One |
| セガ | 龍が如く 極2 | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| アトラス | ペルソナ5 ダンシング・スターナイト | プレイアブル | PS4 / PS Vita |
| アトラス | ペルソナ3 ダンシング・ムーンナイト | プレイアブル | PS4 / PS Vita |
| バンダイナムコ | CODE VEIN | プレイアブル・ステージ | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | ソードアート・オンライン フェイタル・バレット | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール ファイターズ | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| コナミ | ウイニングイレブン 2018 | プレイアブル | PS4ほか |
| SIE | PlayStation VR各種作品 | VR試遊 | PS VR |
TGS専用eスポーツ企画「e-Sports X」が新設
2017年には、ホール11に「BLUE STAGE」「RED STAGE」の2ステージを設けた「e-Sports X」が新設されました。
複数タイトルで大会が行われ、『PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS』では50人参加のオフラインイベントも実施されました。
ゲームを自分で遊ぶだけでなく、他人の対戦を観戦する文化がTGSの正式な大規模企画へ入ってきた年です。
東京ゲームショウ2016|PS VR発売直前、注目作が一斉に揃った年
2016年は9月15日から18日まで開催され、271,224人が来場しました。テーマは「エンターテインメントが変わる。未来が変わる。」です。
当時としては過去最多の来場者数です。現在の最多は2018年なので、「2016年が歴代最多」とする場合は「当時」と区別する必要があります。
この年は10月13日にPlayStation VR発売を控えており、まさに「VR元年」の直前でした。
| メーカー | タイトル | TGS2016での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | バイオハザード7 レジデント イービル | プレイアブル・PS VR体験 | PS4 / Xbox One / PC |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXV | プレイアブル・シアター・ステージ | PS4 / Xbox One |
| スクウェア・エニックス | NieR:Automata | TGSトレーラー・ステージ | PS4 / PC |
| スクウェア・エニックス | ワールド オブ ファイナルファンタジー | プレイアブル・映像 | PS4 / PS Vita |
| スクウェア・エニックス | サガ スカーレット グレイス | プレイアブル・映像 | PS Vita |
| セガ | 龍が如く6 命の詩。 | プレイアブル・ステージ | PS4 |
| セガ | 蒼き革命のヴァルキュリア | プレイアブル・映像 | PS4 / PS Vita |
| SIE | GRAVITY DAZE 2 | プレイアブル | PS4 |
| SIE | Horizon Zero Dawn | プレイアブル | PS4 |
| SIE | グランツーリスモSPORT | プレイアブル | PS4 |
| コーエーテクモ | 仁王 | プレイアブル | PS4 |
| バンダイナムコ | 鉄拳7 | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール ゼノバース2 | プレイアブル | PS4 / Xbox One / PC |
| SIE | PlayStation VR各種タイトル | 発売直前の大規模VR試遊 | PS VR |
『バイオハザード7』はE3発表、TGSではVR体験が重要だった
『バイオハザード7 レジデント イービル』もTGS2016初発表ではありません。
作品自体はE3 2016ですでに正式発表され、2017年1月発売、PlayStation VRへの完全対応も明らかになっていました。
TGSで重要だったのは、PlayStation VR発売直前というタイミングで、人気シリーズの本編をVRで体験できたことです。
『NieR:Automata』はTGSでゲーム内容が一気に具体化した
『NieR:Automata』もTGS2016で初めて存在が発表されたゲームではありません。
新しい『NieR』プロジェクト自体は2015年のE3で発表され、正式タイトルと最初のゲームプレイ映像も2015年に公開済みでした。
それでもTGS2016は、本作の発売前プロモーションで重要な場になっています。
開催に合わせて新トレーラーが公開され、2Bや9Sをはじめとする主要キャラクター、声優、世界設定などが詳しく紹介されました。
さらにステージでは体験版の配信予定、限定版、ゲーム初心者向けの「オートモード」なども紹介。実機プレイによって、プラチナゲームズらしい高速アクションと『NieR』らしい世界観がどのように組み合わさるのかが見えるようになります。
結果を知っている現在から見ると『NieR:Automata』は世界的ヒット作ですが、TGS2016時点ではまだ発売前です。成功後の評価ではなく、「発売前の期待が形になり始めた瞬間」を残せるのも歴代TGS記事の面白さです。
東京ゲームショウ2015|PlayStation VRへの改称、家庭用・携帯機・VRが同居した年
2015年の東京ゲームショウは9月17日から20日まで開催され、268,446人が来場しました。テーマは「もっと自由に、GAMEと遊ぼう。」です。
PS4とXbox Oneが発売から約2年を迎え、据え置き機向けタイトルが充実してきた一方、ニンテンドー3DS、PS Vita、スマートフォンゲームも大きな市場を持っていました。
さらに翌2016年にはVRが一般販売へ進もうとしており、一つのプラットフォームだけではゲーム市場を説明できなくなっています。
出展規模も非常に大きく、37の国・地域から480社・団体が参加。国内234社、海外246社で、海外出展社が国内を上回りました。
Project MorpheusからPlayStation VRへ
2015年最大の技術トピックはVRでした。
ソニー・コンピュータエンタテインメントは、TGS開幕2日前の9月15日に、それまで「Project Morpheus」と呼んでいたVRシステムの正式名称を「PlayStation VR」と発表しました。
そのため「TGS会場でPlayStation VRという名称が初発表された」とするのは正確ではありません。
TGSで重要だったのは、正式名称が決まったばかりのVRシステムを、多くの来場者が実際に体験できたことです。
| メーカー | タイトル・製品 | TGS2015での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE | PlayStation VR | 正式名称決定直後の大規模VR体験 | PS4 |
| カプコン | ストリートファイターV | プレイアブル・対戦ステージ | PS4 / PC |
| カプコン | モンスターハンタークロス | TGS用バージョンをプレイアブル出展 | ニンテンドー3DS |
| カプコン | バイオハザード0 HDリマスター | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360 / PC |
| カプコン | モンスターハンター ストーリーズ | 映像・ステージ・配信 | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | スターオーシャン5 -Integrity and Faithlessness- | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS3 |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXV | 映像・ATR出張版など | PS4 / Xbox One |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルド | 試遊・ステージ | PS4 / PS3 / PC |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ | 映像・ステージ | PS4 / PS3 / PS Vita |
| セガ | セブンスドラゴンIII code:VFD | プレイアブル・ステージ | ニンテンドー3DS |
| セガ | 初音ミク -Project DIVA- X | PS Vita版プレイアブル・ステージ | PS Vita / PS4 |
| セガ | ファンタシースターオンライン2 | PS4版プレイアブル・ステージ | PS4 / PS Vita / PC |
| セガ | 龍が如く 極 | 発表後の映像・紹介 | PS4 / PS3 |
| セガ | 龍が如く6 命の詩。 | 新プロジェクトとして予告 | PS4 |
| アトラス | オーディンスフィア レイヴスラシル | プレイアブル | PS4 / PS3 / PS Vita |
| アトラス | ペルソナ5 | ステージ・映像 | PS4 / PS3 |
| フロム・ソフトウェア | DARK SOULS III | プレイアブル | PS4ほか |
| バンダイナムコ | ジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブン | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS3 |
| バンダイナムコ | NARUTO-ナルト- 疾風伝 ナルティメットストーム4 | プレイアブル | PS4 |
| バンダイナムコ | GOD EATER RESURRECTION | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS Vita |
| バンダイナムコ | PROJECT X ZONE 2:BRAVE NEW WORLD | プレイアブル・ステージ | ニンテンドー3DS |
| コーエーテクモ | 進撃の巨人 | 映像・ステージ | PS4 / PS3 / PS Vita |
| コーエーテクモ | 戦国無双4 Empires | プレイアブル | PS4 / PS3 / PS Vita |
| コーエーテクモ | ソフィーのアトリエ ~不思議な本の錬金術士~ | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS3 / PS Vita |
| コナミ | METAL GEAR ONLINE | 世界初プレイアブル | PS4ほか |
携帯ゲーム機もまだ非常に強かった
2015年をVRとPS4だけで振り返ると、当時の日本市場をかなり取りこぼします。
『モンスターハンタークロス』『モンスターハンター ストーリーズ』『セブンスドラゴンIII』『PROJECT X ZONE 2』はニンテンドー3DS。
『初音ミク -Project DIVA- X』『GOD EATER RESURRECTION』『ソフィーのアトリエ』などはPS Vitaにも展開されました。
据え置き機の世代交代が進みながら、日本では携帯ゲーム機もまだ主役級の市場を持っていたことが分かります。
『METAL GEAR ONLINE』はTGSで世界初プレイアブル
『METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN』本編は9月1日にすでに発売されていました。
そのためTGS2015で重要だったのは「発売前のMGS Vを遊べた」ことではなく、まだサービスが始まっていない『METAL GEAR ONLINE』を先行体験できたことです。
KONAMIはPS4版を使い、最大16人によるオンラインマルチプレイを世界で初めてプレイアブル公開しました。
同じゲーム名でも、本編とオンラインモードを分けて整理した方がTGSで何が新しかったのかが伝わります。
ゲーム音楽のオーケストラコンサートまでTGSの中へ
2015年には、公式30周年資料でもトピックとして挙げられているオーケストラコンサートがTGS内で実施されました。
東京ゲームショウはもともと「新作ゲームを出展し、ユーザーが試遊する展示会」として始まりました。
しかし20年近く続く中で、ゲーム音楽、ステージイベント、コスプレ、物販、動画配信など、「ゲームを遊ぶ」以外の文化もイベントを構成するようになります。
VRという新しい技術が注目された2015年に、反対側ではゲーム音楽を生演奏で楽しむ企画も行われていたことは、TGSが単純な新製品展示会ではなくなっていたことを象徴しています。
東京ゲームショウ2014|PS4・Xbox One時代とVRの始まり
2014年は9月18日から21日まで開催され、251,832人が来場しました。テーマは「GAMEは変わる、遊びを変える。」です。
PlayStation 4は同年2月に日本発売、Xbox Oneも9月に国内発売されたばかり。前年までは「次世代機を見る」色が強かったのに対し、この年から新世代向けゲームを実際に遊ぶ段階へ入ります。
同時に、のちのPlayStation VRとなる「Project Morpheus」が一般ユーザーの注目を集めました。
| メーカー | タイトル・製品 | TGS2014での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE / フロム・ソフトウェア | Bloodborne | プレイアブル | PS4 |
| SCE | Project Morpheus | VR体験展示 | PS4 |
| カプコン | モンスターハンター4G | 大規模プレイアブル | ニンテンドー3DS |
| カプコン | バイオハザード リベレーションズ2 | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360 / PC |
| カプコン | 大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險- | 映像・シアター | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXV | TGSトレーラー公開 | PS4 / Xbox One |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジー零式 HD | 新世代機向け展開を紹介 | PS4 / Xbox One |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ HD 2.5 リミックス | プレイアブル・映像 | PS3 |
| スクウェア・エニックス | ブレイブリーセカンド | プレイアブル・ステージ | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストヒーローズ 闇竜と世界樹の城 | 映像・ステージ | PS4 / PS3 |
| セガ | ファンタシースター ノヴァ | プレイアブル・ステージ | PS Vita |
| セガ | 龍が如く0 誓いの場所 | クローズドシアター・映像 | PS4 / PS3 |
| アトラス | ペルソナ5 | 映像 | PS4 / PS3 |
| バンダイナムコ | テイルズ オブ ゼスティリア | プレイアブル・ステージ | PS3 |
| バンダイナムコ | GOD EATER 2 RAGE BURST | プレイアブル・ステージ | PS4 / PS Vita |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール ゼノバース | プレイアブル・映像 | PS4 / PS3 / Xbox One / Xbox 360 |
| コーエーテクモ | DEAD OR ALIVE 5 Last Round | プレイアブル・ステージ | PS4 / Xbox One / PS3 / Xbox 360 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID V: THE PHANTOM PAIN | 長時間の実機デモ・ステージ | PS4ほか |
| コナミ | ウイニングイレブン2015 | プレイアブル・映像 | PS4 / PS3 |
『サマーレッスン』はTGS2014会場では体験できなかった
Project Morpheusと一緒に語られやすいのが、バンダイナムコのVR技術デモ『サマーレッスン』です。
『サマーレッスン』はTGS直前のSCEJA Press Conference 2014で公開され、大きな話題になりました。
しかしTGS2014会場で予定されていた一般向け体験展示は見送られています。
そのため「TGS2014で『サマーレッスン』体験に長蛇の列ができた」という説明は正確ではありません。
251,832人は過去最高ではない
251,832人は過去最高ではありません。前年2013年は270,197人が来場しており、2014年を上回っています。
東京ゲームショウ2013|PS4とXbox One、次世代機競争が日本でも始まる
2013年は9月19日から22日まで開催され、270,197人が来場しました。公式テーマは「GAMEは進化し続ける。」です。
PlayStation 4の日本発売は翌2014年2月。TGSでは『KILLZONE SHADOW FALL』『KNACK』『DRIVECLUB』などを日本のユーザーが実際に体験でき、次世代機が一気に現実味を帯びました。
ただし、この年を「PS4登場前夜」だけで終わらせると、もう片方の重要な動きが消えます。
MicrosoftもTGS2013でXbox Oneを日本で初めて公開しました。前年2012年はTGSへの出展を見送っていましたが、2013年に復帰し、Xbox One用8タイトルをすべてプレイアブルで出展しています。
| メーカー | タイトル | TGS2013での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE | KILLZONE SHADOW FALL | PS4プレイアブル | PS4 |
| SCE | KNACK | PS4プレイアブル | PS4 |
| SCE | DRIVECLUB | PS4プレイアブル | PS4 |
| SCE | THE PLAYROOM | PS Cameraを使った技術体験 | PS4 |
| Microsoft | Forza Motorsport 5 | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| Microsoft | Ryse: Son of Rome | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| Microsoft | Killer Instinct | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| Microsoft | Crimson Dragon | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| Microsoft | Kinect スポーツ ライバルズ | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| Microsoft | Max: The Curse of Brotherhood | Xbox Oneプレイアブル | Xbox One |
| EA / Microsoft | Titanfall | プレイアブル | Xbox Oneほか |
| EA | FIFA 14 ワールドクラス サッカー | Xbox Oneプレイアブル | Xbox Oneほか |
| ユービーアイソフト | アサシン クリード4 ブラック フラッグ | PS4版プレイアブル | PS4ほか |
| ベセスダ | Wolfenstein: The New Order | PS4版プレイアブル・映像 | PS4ほか |
| カプコン | deep down | PS4向け新規タイトルとして紹介 | PS4 |
| カプコン | モンスターハンター4 | 発売直後の大規模展示 | ニンテンドー3DS |
| カプコン | 戦国BASARA4 | プレイアブル・映像 | PS3 |
| カプコン | ストライダー飛竜 | プレイアブル | PS4 / PS3 / Xbox / PC |
| カプコン | ガイストクラッシャー | プレイアブル | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII | プレイアブル・新映像 | PS3 / Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーX/X-2 HD リマスター | プレイアブル | PS3 / PS Vita |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア | 試遊・ステージ | PS3 / PC / PS4 |
| スクウェア・エニックス | ドラッグ オン ドラグーン3 | TGS映像・ステージ | PS3 |
| セガ | 龍が如く 維新! | 映像・ステージ | PS4 / PS3 |
| セガ | ぷよぷよテトリス | プレイアブル | PS3 / Wii U / 3DS / PS Vita |
| セガ | 初音ミク -Project DIVA- F 2nd | プレイアブル | PS3 / PS Vita |
| バンダイナムコ | GOD EATER 2 | プレイアブル・ステージ | PS Vita / PSP |
| バンダイナムコ | J-STARS Victory VS | プレイアブル | PS3 / PS Vita |
| バンダイナムコ | 機動戦士ガンダム EXTREME VS. FULL BOOST | ステージ・映像 | PS3 |
| フロム・ソフトウェア | DARK SOULS II | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 / PC |
| コーエーテクモ | 無双OROCHI 2 Ultimate | プレイアブル | PS3 / PS Vita |
| コーエーテクモ | 真・三國無双7 猛将伝 | プレイアブル | PS3 / PS Vita |
| コナミ | METAL GEAR SOLID V | 実機デモ・ステージ | PS4ほか |
Xbox Oneも「これから始まる次世代機」だった
Xbox Oneは、この時点で日本での発売日も価格もまだ決まっていませんでした。
北米などでは2013年11月発売、日本では最終的に2014年9月発売となります。
それでもTGSでは『Forza Motorsport 5』『Ryse: Son of Rome』『Titanfall』『Crimson Dragon』などを日本のユーザーが実際に試すことができました。
現在から国内市場の結果だけを振り返るのではなく、2013年時点ではPS4とXbox Oneの両方が「これから始まる次世代機」として会場に並んでいたことを残しておくべきでしょう。
次世代機へ全部移行した年ではない
一方で、PS3では『ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII』『ドラッグ オン ドラグーン3』『DARK SOULS II』、3DSでは『モンスターハンター4』、PS Vitaでは『GOD EATER 2』『初音ミク -Project DIVA- F 2nd』などがあり、旧世代・携帯機のソフトも非常に厚い年でした。
新ハードを見せながら、既存ハードにも大型タイトルを投入する。世代交代期のTGSでは何度も繰り返されてきた構図です。
東京ゲームショウ2012|家庭用・携帯機・ソーシャルゲームが同じ会場で競った
2012年は9月20日から23日まで開催され、223,753人が来場しました。テーマは「GAMEで笑顔がつながっていく。」です。
この年のTGSを象徴するのは、家庭用ゲームの衰退ではなく「ゲームと呼ばれるものの範囲が一気に広がった」ことです。
PS3には大型アクションやRPG、PS Vitaには『SOUL SACRIFICE』、3DSには『モンスターハンター4』。その横ではGREEやDeNAなどスマートフォン・ソーシャルゲーム関連企業が大規模な展示を行っていました。
| メーカー | タイトル | TGS2012での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE | SOUL SACRIFICE | 一般向けプレイアブル・ステージ | PS Vita |
| カプコン | モンスターハンター4 | 大規模プレイアブル | ニンテンドー3DS |
| カプコン | バイオハザード6 | 発売直前プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 / PC |
| カプコン | エクストルーパーズ | プレイアブル | PS3 / ニンテンドー3DS |
| カプコン | DmC Devil May Cry | 映像・ステージ | PS3 / Xbox 360 / PC |
| カプコン | ロスト プラネット3 | 映像・ステージ | PS3 / Xbox 360 / PC |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIV:新生エオルゼア | 映像・ステージ | PS3 / PC |
| スクウェア・エニックス | ライトニング リターンズ ファイナルファンタジーXIII | 映像・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ -HD 1.5 ReMIX- | 映像 | PS3 |
| セガ | 龍が如く5 夢、叶えし者 | プレイアブル | PS3 |
| セガ | ファンタシースターオンライン2 | PS Vita版・Android版を含む試遊 | PC / PS Vita / Android |
| セガ | 初音ミク -Project DIVA- f | 展示・関連企画 | PS Vita |
| バンダイナムコ | テイルズ オブ エクシリア2 | プレイアブル | PS3 |
| バンダイナムコ | ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル | プレイアブル・ステージ | PS3 |
| バンダイナムコ | GOD EATER 2 | 映像中心 | PSPほか |
| コーエーテクモ | DEAD OR ALIVE 5 | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| コーエーテクモ | 真・三國無双6 Empires | プレイアブル・ステージ | PS3 |
| コーエーテクモ | 戦国無双 Chronicle 2nd | プレイアブル・ステージ | ニンテンドー3DS |
| コナミ | METAL GEAR RISING: REVENGEANCE | TGSトレーラー・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| コナミ | ZONE OF THE ENDERS HD EDITION | 展示・試遊 | PS3 / Xbox 360 |
『ジョジョASB』は最大120分待ち
発売後の評価まで知っている現在から見ると忘れがちですが、『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル』は発売前の期待が非常に高かった作品です。
TGS2012では試遊へ多くの人が集まり、ビジネスデイでも最大120分待ちと報じられるほどでした。
完成品への後年の評価と、発売前にどれだけ期待されていたかは別です。
家庭用ゲームだけのイベントではなくなった
2012年にはスマートフォン・ソーシャルゲームが本格的に大規模出展し、「こうしたゲームをTGSで扱うべきか」という議論まで起こりました。
現在ではスマートフォンゲームが大型イベントへ出展すること自体は珍しくありません。
当たり前になる前の転換点を残しているという意味で、2012年はTGS史の中でもかなり重要な年です。
東京ゲームショウ2011|PS Vitaだけではない、震災後のゲーム業界が集まった4日間
2011年は9月15日から18日まで開催され、222,668人が来場しました。テーマは「心が躍れば、それはGAMEです。」です。
東日本大震災から約半年。開催そのものが注目された年ですが、ゲーム史として見ても内容は非常に濃いものでした。
年末発売予定のPlayStation Vitaが大規模に展示される一方、3DSには『モンスターハンター3(トライ)G』、PS3・Xbox 360には『ドラゴンズドグマ』『アスラズ ラース』『STREET FIGHTER X 鉄拳』などが並んでいます。
| メーカー | タイトル | TGS2011での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE | アンチャーテッド -地図なき冒険の始まり- | PS Vitaプレイアブル | PS Vita |
| SCE | GRAVITY DAZE | PS Vitaプレイアブル | PS Vita |
| SCE | みんなのGOLF 6 | PS Vitaプレイアブル | PS Vita |
| SCE | リトルビッグプラネット | PS Vita向けプレイアブル | PS Vita |
| カプコン | ドラゴンズドグマ | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | アスラズ ラース | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | STREET FIGHTER X 鉄拳 | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360ほか |
| カプコン | モンスターハンター3(トライ)G | 3DS版プレイアブル | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIII-2 | プレイアブル・映像 | PS3 / Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジー零式 | プレイアブル・映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ 3D [ドリーム ドロップ ディスタンス] | プレイアブル・映像 | ニンテンドー3DS |
| スクウェア・エニックス | シアトリズム ファイナルファンタジー | プレイアブル | ニンテンドー3DS |
| セガ | バイナリー ドメイン | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| セガ | 初音ミク -Project DIVA- extend | プレイアブル | PSP |
| セガ | ソニック ジェネレーションズ | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 / 3DS |
| セガ | リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産 | プレイアブル・映像 | ニンテンドー3DS |
| バンダイナムコ | エースコンバット3D クロスランブル | 試遊・映像 | ニンテンドー3DS |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール アルティメットブラスト | 試遊・映像 | PS3 / Xbox 360 |
| バンダイナムコ | アイドルマスター2 | PS3版を出展 | PS3 |
| コーエーテクモ | 真・三國無双6 猛将伝 | プレイアブル | PS3 |
| コーエーテクモ | 真・三國無双 NEXT | PS Vitaプレイアブル | PS Vita |
| コーエーテクモ | NINJA GAIDEN 3 | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID HD EDITION | 試遊・ステージ | PS3 / Xbox 360 / PS Vita |
| コナミ | NeverDead | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
PS Vitaと3DSだけを比べても当時の市場は見えない
2011年は「PS Vita対3DS」という構図で振り返られがちです。
実際にはPSPもまだ強く、『ファイナルファンタジー零式』『初音ミク -Project DIVA- extend』などが存在しました。
据え置き機にもPS3・Xbox 360向け新作が多数あり、一つの世代交代だけでは説明できません。
『NINJA GAIDEN 3』もプレイアブル、『NeverDead』も実際に遊べた
コーエーテクモゲームスは『NINJA GAIDEN 3』をプレイアブル出展しました。
KONAMIブースでは『NeverDead』もプレイアブル出展されています。不死身の主人公が、攻撃を受けて身体を失っても行動でき、外れた身体のパーツを集めて復活するという独特なシステムを持った作品です。
発売後の知名度だけで歴代TGSを整理すると、こうした中堅タイトルは消えやすくなります。しかし、その年にメーカーが何を新しい遊びとして見せようとしていたのかを追うなら、代表作だけに絞りすぎない方が当時の会場に近づきます。
東京ゲームショウ2010|モンハン3rd、Move、Kinectだけではなかった
2010年は9月16日から19日まで開催され、207,647人が来場しました。テーマは「GAMEは、新章へ。」です。
TGS史上初めて、1開催あたりの来場者数が20万人を突破しました。
PSP『モンスターハンターポータブル 3rd』の行列、PlayStation Move、Kinectが目立った年ですが、それ以外にも後のシリーズ史で重要になるタイトルが多数並んでいました。
| メーカー | タイトル・製品 | TGS2010での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE | グランツーリスモ5 | プレイアブル・新要素紹介 | PS3 |
| SCE | PlayStation Move | 大規模体験展示 | PS3 |
| カプコン | モンスターハンターポータブル 3rd | 大規模プレイアブル・ステージ | PSP |
| カプコン | MARVEL VS. CAPCOM 3 | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | デッドライジング2 | 発売直前プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | メガマン ユニバース | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | 逆転検事2 | プレイアブル | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | DISSIDIA 012[duodecim] FINAL FANTASY | プレイアブル・映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | The 3rd Birthday | シアター・プレイアブル | PSP |
| スクウェア・エニックス | タクティクスオウガ 運命の輪 | プレイアブル・映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | KINGDOM HEARTS Re:coded | プレイアブル・映像 | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | Deus Ex: Human Revolution | 映像 | PS3 / Xbox 360 / PC |
| セガ | 龍が如く OF THE END | 映像・ステージ | PS3 |
| セガ | 戦場のヴァルキュリア3 | 正式発表・プレイアブル | PSP |
| セガ | VANQUISH | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| セガ | ファンタシースターポータブル2 インフィニティ | プレイアブル | PSP |
| セガ | 電脳戦機バーチャロン フォース | プレイアブル | Xbox 360 |
| セガ | ソニック カラーズ | プレイアブル | Wii / ニンテンドーDS |
| バンダイナムコ | GOD EATER BURST | プレイアブル・映像 | PSP |
| バンダイナムコ | アイドルマスター2 | 映像 | Xbox 360 |
| バンダイナムコ | Knights Contract | 映像 | PS3 / Xbox 360 |
| バンダイナムコ | ドラゴンボール レイジングブラスト2 | プレイアブル・映像 | PS3 / Xbox 360 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID RISING | TGS映像 | PS3 / Xbox 360 / PC |
| コナミ | DanceEvolution | Kinectプレイアブル | Xbox 360 |
| コナミ | Castlevania -Lords of Shadow- | 出展・映像 | PS3 / Xbox 360 |
| Microsoft | Kinect | 大規模体験展示 | Xbox 360 |
| カプコン / Microsoft | 重鉄騎 | Kinect向け新作として発表 | Xbox 360 |
| セガ | Rise of Nightmares | Kinect向け新作として紹介 | Xbox 360 |
| アイレム | 絶体絶命都市4 -Summer Memories- | PS3版プレイアブル | PS3 |
2010年はPSPの厚さを削ってはいけない
『モンスターハンターポータブル 3rd』だけでなく、『DISSIDIA 012』『The 3rd Birthday』『タクティクスオウガ 運命の輪』『戦場のヴァルキュリア3』『ファンタシースターポータブル2 インフィニティ』『GOD EATER BURST』まで並べると、2010年当時の日本でPSPがどれほど重要だったのかが伝わります。
Kinectには日本発の新作5本が用意された
MicrosoftはKinect本体を展示するだけでなく、日本のクリエイター・メーカーによる複数の新作を打ち出しました。
| 開発・関係会社 | 当時のタイトル | 特徴 |
|---|---|---|
| カプコン / フロム・ソフトウェア | 重鉄騎 | 『鉄騎』をKinect時代へ再構築 |
| セガ | Rise of Nightmares | Kinectを使ったホラーアドベンチャー |
| グラスホッパー・マニファクチュア | codename D | 須田剛一氏によるアクション企画 |
| Grounding | Project Draco | 二木幸生氏による3Dフライトシューティング企画 |
| 七音社 | Haunt | 幽霊屋敷を舞台とするKinect作品 |
後にタイトル名が変わった作品や、市場で大きなシリーズに育たなかった企画もあります。
それでも2010年当時、Microsoftが日本の著名クリエイターを巻き込み、Kinectを「単なるダンスやフィットネス用周辺機器」にしないための投資を行っていたことは重要です。
結果だけを知っている現在から見ると、モーション操作は家庭用ゲームの主流にはなりませんでした。しかしTGS2010では、本気で「次の標準操作」になる可能性を持った技術として扱われていました。
発売中止になったゲームも当時は同じ「未来」だった
『メガマン ユニバース』は、その後発売中止になりました。
『絶体絶命都市4 -Summer Memories-』もPS3版は発売中止となり、後年『絶体絶命都市4Plus -Summer Memories-』として別の形で復活します。
現在発売されている作品だけに絞ると、2010年の会場で実際にユーザーが期待していたゲームの一部が消えてしまいます。
東京ゲームショウ2009|『ファイナルファンタジーXIII』発売前、据え置き機とPSPがともに強かった
2009年の東京ゲームショウは9月24日から27日まで開催され、185,030人が来場しました。テーマは「GAMEは、元気です。」です。
PlayStation 3とXbox 360が発売から数年を迎え、HD世代のグラフィックそのものが珍しいものではなくなってきた時期です。
その一方、PSPも日本では非常に大きな市場を持っていました。2009年のTGSを据え置き機だけで振り返ると、当時のゲーム市場のかなりの部分を取りこぼしてしまいます。
| メーカー | タイトル | TGS2009での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIII | TGSトレーラー・大規模プロモーション | PS3 |
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ5 | プレイアブル・最新情報 | PS3 |
| Microsoft | Halo 3: ODST | 発売直後のプレイアブル | Xbox 360 |
| Microsoft | Forza Motorsport 3 | プレイアブル | Xbox 360 |
| カプコン | ロスト プラネット2 | 協力プレイを含むプレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | デッドライジング2 | TGS映像・ステージ | PS3 / Xbox 360 / PC |
| コナミ | METAL GEAR SOLID PEACE WALKER | 大規模プレイアブル・映像・ステージ | PSP |
| セガ | BAYONETTA | プレイアブル・ステージ | PS3 / Xbox 360 |
| セガ | 戦場のヴァルキュリア2 ガリア王立士官学校 | プレイアブル | PSP |
| セガ | End of Eternity | プレイアブル・映像 | PS3 / Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ バース バイ スリープ | プレイアブル・映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストIX 星空の守り人 | 発売後展示・映像 | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | NieR Gestalt | 映像・紹介 | Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | NieR Replicant | 映像・紹介 | PS3 |
『NieR』はPS3とXbox 360で別タイトルとして紹介されていた
現在では『NieR Replicant』の知名度が高くなっていますが、2009年当時は少し事情が違います。
日本ではPS3向け『NieR Replicant』と、Xbox 360向け『NieR Gestalt』という2作品に分けて展開されました。
基本的な世界やゲームシステムを共有しながら、主人公とヨナの関係などが異なります。
後年のシリーズ人気だけを基準に整理すると、この「同じ企画がハードによって別タイトル・別主人公で展開された時代」が消えてしまいます。
『PEACE WALKER』はPSPで4人協力という方向を見せた
2009年のPSP作品で特に当時の空気を残しているのが『METAL GEAR SOLID PEACE WALKER』です。
小島秀夫監督が監督・脚本・ゲームデザインを担当する大型作品で、「PSPだから簡易版」という位置付けではありませんでした。
シリーズとして新しかったのが、アドホック通信を利用した最大4人の協力プレイです。
TGS2009ではプレイアブル出展に加え、会場で体験版データの配信も実施されました。
一台の巨大なテレビの前で一人ずつ遊ぶ据え置きゲームとは違い、携帯ゲーム機を持ち寄って一緒に遊ぶ。『モンスターハンターポータブル』などによって日本で定着していた「持ち寄りプレイ」の文化を、『METAL GEAR』でも取り込もうとしていました。
東京ゲームショウ2008|『モンスターハンター3』4時間待ち、携帯機にも大型作が集中
2008年は10月9日から12日まで開催され、194,288人が来場しました。テーマは「さあ、行こう!GAMEの時間です。」です。
この年はPS3・Xbox 360の大型タイトルと、PSP・ニンテンドーDS向け大型作品が同じ会場に並びました。
とりわけ注目されたのが、Wii向け『モンスターハンター3(トライ)』です。
| メーカー | タイトル | TGS2008での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | バイオハザード5 | 大規模プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | モンスターハンター3(トライ) | プレイアブル・長時間待ち | Wii |
| カプコン | ストリートファイターIV | 家庭用版プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | 逆転検事 | プレイアブル | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | DISSIDIA FINAL FANTASY | プレイアブル・新映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ 358/2 Days | シングル・マルチプレイ試遊 | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ Birth by Sleep | プレイアブル・新映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | スターオーシャン4 -THE LAST HOPE- | プレイアブル・発売日発表 | Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | ラスト レムナント | プレイアブル | Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXIII | クローズドシアター映像 | PS3 |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジー ヴェルサスXIII | クローズドシアター映像 | PS3 |
| SCE / レベルファイブ | 白騎士物語 -古の鼓動- | プレイアブル・協力プレイ紹介 | PS3 |
| SCE | LittleBigPlanet | プレイアブル・大型展示 | PS3 |
| セガ | 龍が如く3 | 映像・展示 | PS3 |
| セガ / チュンソフト | 428 ~封鎖された渋谷で~ | 展示・映像 | Wii |
| フロム・ソフトウェア | NINJA BLADE | プレイアブル | Xbox 360 |
| バンダイナムコ | のびのびBOY | 映像出展 | PS3 |
| コナミ | Silent Hill: Homecoming | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| コナミ | Castlevania Judgment | プレイアブル | Wii |
『モンスターハンター3』4時間待ちはWiiへの期待を伝える
『モンスターハンター3(トライ)』については、「人気だった」の一言では当時の熱気が伝わりません。
ビジネスデイ初日の午前中から試遊列が急速に伸び、11時頃には4時間待ちに達したと現地メディアが伝えています。
試遊版では新モンスターのラギアクルスと戦うことができ、Wiiリモコンとヌンチャクを使った操作も実際に試せました。
PSPで大ヒットしたシリーズが、据え置き機の新作ではWiiを選んだ。その判断にユーザーがどれほど強く反応していたのかを、4時間待ちという具体的な記録が伝えています。
なお、Wii版への移行発表自体はTGS2007ではありません。この点と、TGS2008で実際に大人気の試遊作になったことは分けて考える必要があります。
Xbox 360の国産RPG攻勢もピークへ
『スターオーシャン4』や『ラスト レムナント』がXbox 360へ先行投入されることも、現在から見ると印象的です。
Microsoftは2006年の『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』から続けて、日本のRPGユーザーへ強くアピールしていました。
現在の国内Xbox市場だけを見ていると見えにくい、Microsoftの日本攻略期を残せる年代です。
東京ゲームショウ2007|初の4日間開催、『MGS4』と『MHP 2nd G』が大きな話題に
2007年は9月20日から23日まで開催され、193,040人が来場しました。テーマは「つながって、ひろがって、世界へ。」です。
この年からビジネスデイが2日間となり、一般公開2日と合わせて4日間開催へ拡大しました。
2025年まで長く続く「ビジネス2日+一般2日」というTGSの基本形がここで成立します。
| メーカー | タイトル | TGS2007での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ5 プロローグ | プレイアブル・プレゼンテーション | PS3 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS | 世界初プレイアブル・実機デモ | PS3 |
| コナミ | METAL GEAR ONLINE | 対戦デモ・体験展示 | PS3 |
| カプコン | デビル メイ クライ4 | プレイアブル | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | モンスターハンターポータブル 2nd G | TGSステージで正式発表 | PSP |
| セガ | 龍が如く 見参! | 映像・ステージ | PS3 |
| セガ | 戦場のヴァルキュリア | 映像・開発内容紹介 | PS3 |
| セガ | NiGHTS: Journey of Dreams | プレイアブル | Wii |
| バンダイナムコ | ACE COMBAT 6 解放への戦火 | プレイアブル | Xbox 360 |
| バンダイナムコ | SOULCALIBUR IV | 映像 | PS3 / Xbox 360 |
| バンダイナムコ | タイムクライシス4 | Guncon 3を使ったプレイアブル | PS3 |
| Microsoft / テクモ | NINJA GAIDEN 2 | Microsoftブリーフィングで正式発表 | Xbox 360 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ 358/2 Days | 新プロジェクト発表・映像 | ニンテンドーDS |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ Birth by Sleep | 新プロジェクト発表・映像 | PSP |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ coded | 新プロジェクト発表・映像 | 携帯電話 |
| レベルファイブ | レイトン教授と悪魔の箱 | 自社ブース・映像・限定DSカード配布 | ニンテンドーDS |
| レベルファイブ | イナズマイレブン | 体験版を限定DSカードへ収録 | ニンテンドーDS |
『MGS4』は48台用意された世界初プレイアブル
『METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS』は、TGS2007で世界初のプレイアブル版が一般に公開されました。
KONAMIブースには48台もの試遊環境が用意されています。
さらに特徴的なのが、ただ列に並ばせるのではなく、試遊前に「軍隊式ブリーフィング」を受ける演出です。
来場者は操作方法やカムフラージュの使い方を説明されてからプレイへ進みました。
待ち時間を減らすだけでなく、列に並ぶところから作品世界へ入ってもらう設計で、現在の大型ブースに見られる「展示全体を作品体験にする」方法にも通じます。
レベルファイブ初の自社TGSブースは180分待ち
2007年にはレベルファイブが初めて自社でTGSへ出展しました。
中心となったのは『レイトン教授と悪魔の箱』と『イナズマイレブン』です。
ブースで映像を見た来場者には、ニンテンドーDS用ソフト「LEVEL5 PREMIUM SILVER」が無料配布されました。
このDSカードには『イナズマイレブン』体験版と、『レイトン教授と不思議な町』と『悪魔の箱』の間をつなぐ『レイトン教授とロンドンの休日』が収録されています。
その人気は非常に高く、ビジネスデイ初日から180分待ちの行列が発生。一般公開日には入場規制まで行われました。
配布をめぐる反響を受け、『ロンドンの休日』と『イナズマイレブン』体験版は、後に製品版『レイトン教授と悪魔の箱』へ追加収録されます。
TGSで配布された限定コンテンツへの反響が、その後の製品内容にまで影響した珍しい例です。
『キングダム ハーツ』が三方向へ広がった
TGS2007では『キングダム ハーツ 358/2 Days』『キングダム ハーツ Birth by Sleep』『キングダム ハーツ coded』という複数の新プロジェクトが発表されました。
ニンテンドーDS、PSP、携帯電話と、異なる機器へ同じシリーズの物語を広げる展開です。
『モンスターハンター3』のWii移行発表はTGSではない
TGS2007は9月23日に終了しています。『モンスターハンター3(トライ)』のWii向け開発が発表されたのは10月10日です。
したがって「TGS会場でPS3からWiiへの変更が発表された」という説明は誤りです。
TGS2007で正式発表された『モンスターハンター』の大きなニュースは、PSP『モンスターハンターポータブル 2nd G』です。
東京ゲームショウ2006|PS3発売直前、Xbox 360は国産RPGで勝負
2006年は9月22日から24日まで開催され、192,411人が来場しました。テーマは「新興奮。新感動。新時代。」です。
PlayStation 3の国内発売まで約1か月半。前年2005年には映像や開発機デモが中心だったPS3が、2006年には一般来場者が実際にゲームを触れる段階へ進みます。
一方、Xbox 360では『ブルードラゴン』『ロストオデッセイ』『トラスティベル ~ショパンの夢~』など、日本市場を強く意識したRPG群が前面に押し出されました。
| メーカー | タイトル | TGS2006での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| Microsoft / ミストウォーカー | ブルードラゴン | 大規模プレイアブル・ステージ | Xbox 360 |
| Microsoft / ミストウォーカー | ロストオデッセイ | プレイアブル・デモ | Xbox 360 |
| バンダイナムコ | トラスティベル ~ショパンの夢~ | Microsoftブースなどでプレイアブル | Xbox 360 |
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモHD | プレイアブル・シアター | PS3 |
| バンダイナムコ | リッジレーサー7 | プレイアブル | PS3 |
| SCE | MotorStorm | プレイアブル | PS3 |
| SCE | RESISTANCE ~人類没落の日~ | プレイアブル | PS3 |
| バンダイナムコ | 機動戦士ガンダム Target in Sight | プレイアブル | PS3 |
| コナミ | CODED ARMS ASSAULT | プレイアブル | PS3 |
| コーエー | BLADESTORM -百年戦争- | プレイアブル | PS3 |
| SCE | Heavenly Sword | プレイアブル | PS3 |
| SCE | Lair | プレイアブル | PS3 |
| SCE | THE EYE OF JUDGMENT | プレイアブル | PS3 |
| SCE | WARHAWK | プレイアブル | PS3 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS | 新トレーラー・ステージ | PS3 |
| フロム・ソフトウェア | アーマード・コア4 | プレイアブル | PS3 |
| カプコン | ロスト プラネット エクストリーム コンディション | プレイアブル・新映像 | Xbox 360 |
| カプコン | デビル メイ クライ4 | プレイアブル | PS3 |
| カプコン | モンスターハンターポータブル 2nd | プレイアブル | PSP |
| セガ | バーチャファイター5 | 次世代版紹介 | PS3 |
| セガ | 龍が如く2 | プレイアブル・映像 | PS2 |
| スクウェア・エニックス | 聖剣伝説4 | プレイアブル・映像 | PS2 |
| スクウェア・エニックス | クライシス コア -ファイナルファンタジーVII- | 映像・紹介 | PSP |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXII レヴァナント・ウイング | 新作紹介 | ニンテンドーDS |
| コナミ | Elebits | Wii向け作品として映像・紹介 | Wii |
| セガ | スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合 | Wii向け作品として紹介 | Wii |
| セガ | ソニックと秘密のリング | Wii向け作品として紹介 | Wii |
PS3は「見るハード」から「遊べるハード」へ
前年2005年のPS3は、本体モックアップや映像、開発機によるデモが中心でした。
ところが2006年、SCEJはTGSにPS3用ソフト27タイトルをプレイアブル出展すると発表します。
一般ユーザーが参加できるイベントで、PS3へ実際に触れられる機会としてはこれが初めてでした。
『リッジレーサー7』『MotorStorm』『RESISTANCE』『アーマード・コア4』『デビル メイ クライ4』に加え、『機動戦士ガンダム Target in Sight』『CODED ARMS ASSAULT』『Heavenly Sword』『Lair』などまで並び、「PS3が遊べる段階へ来た」ことがラインナップそのものから伝わります。
Wii作品は存在したが、任天堂による一般試遊ではない
Wii向け作品もサードパーティー各社から紹介されていました。
ただし、任天堂がTGS会場へ巨大なWiiブースを設け、『Wii Sports』『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』を一般来場者へ大規模試遊させたわけではありません。
Wiiリモコンを本格的に体験できる大規模イベントは、その後の「Nintendo World 2006 Wii体験会」などです。
東京ゲームショウ2005|Xbox 360は遊べた、PS3はまだ未来を見せる段階
2005年は9月16日から18日まで開催され、176,056人が来場しました。テーマは「最前列で未来を見よう。」です。
この年はXbox 360とPlayStation 3という次世代機がともに話題になりましたが、会場でユーザーが体験できた内容はかなり違いました。
Xbox 360は12月発売を控え、実際の本体が試遊台に置かれ、『リッジレーサー6』『DEAD OR ALIVE 4』など複数のゲームを操作できます。
PS3は翌2006年発売予定で、本体モックアップや映像、開発環境による技術デモが中心です。
| メーカー | タイトル | TGS2005での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| コナミ | METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS | 新トレーラー・開発環境でのリアルタイム実演 | PS3 |
| SCE | ローグギャラクシー | プレイアブル | PS2 |
| SCE | ツーリスト・トロフィー | プレイアブル | PS2 |
| SCE | ワンダと巨像 | 発売前プレイアブル | PS2 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツII | プレイアブル・映像 | PS2 |
| スクウェア・エニックス | ダージュ オブ ケルベロス -ファイナルファンタジーVII- | プレイアブル・映像 | PS2 |
| セガ | ファンタシースターユニバース | プレイアブル・デモ | PS2 / PC |
| セガ | 龍が如く | 映像・大型ブース展開 | PS2 |
| カプコン | バイオハザード5 | 次世代向けトレーラー | PS3 / Xbox 360 |
| カプコン | デッドライジング | トレーラー | Xbox 360 |
| ナムコ | リッジレーサー6 | プレイアブル | Xbox 360 |
| Microsoft | Project Gotham Racing 3 | プレイアブル・デモ | Xbox 360 |
| テクモ | DEAD OR ALIVE 4 | プレイアブル・発売情報 | Xbox 360 |
| Microsoft / Rare | カメオ:エレメンツ オブ パワー | プレイアブル | Xbox 360 |
| Microsoft / Rare | パーフェクトダーク ゼロ | 映像・メディア向け試遊 | Xbox 360 |
| ナムコ | フレームシティ キラー | トレーラー | Xbox 360 |
「次世代機対決」でもXbox 360とPS3は同じ状態ではなかった
2005年を「Xbox 360対PS3」とひとまとめにすると、会場での違いが見えません。
Xbox 360は「もうすぐ買えて、実際に遊べる次世代機」。PS3は「さらにその先の映像を見せる次世代機」という立場でした。
それでも強烈な印象を残したのが『METAL GEAR SOLID 4』です。PS3環境で制作されたリアルタイム映像が披露され、「次世代機ではここまで表現できるのか」という驚きを与えました。
PS2は次世代機登場前夜でもまだ強かった
Xbox 360やPS3に目を奪われますが、『ワンダと巨像』『キングダム ハーツII』『ローグギャラクシー』『龍が如く』など、PS2にも後年まで残る大型作品が揃っています。
新ハードが話題を独占していても、実際にユーザーがこれから購入するゲームの多くは現行機向けでした。
PSP・DS・携帯電話まで加わり、遊ぶ機器が増え始めた
前年末にPSPとニンテンドーDSが発売されたため、2005年のTGSでは両携帯機向けソフトが本格的に加わりました。
さらに「モバイルコンテンツコーナー」も設けられ、携帯電話向けコンテンツの出展も拡大します。
同じ会場でPS2、Xbox 360、PSP、DS、携帯電話向けゲーム、そしてまだ映像中心のPS3を見る。2005年は「次世代ゲーム機が来た年」であると同時に、ゲームを遊ぶ機器そのものが一気に増え始めた年でもありました。
発売中止になった『フレームシティ キラー』もTGSの歴史
『フレームシティ キラー』は、TGS2005当時はXbox 360向けの国産次世代タイトルとして紹介されていました。
しかし、その後発売中止になります。
発売されたゲームだけを残すのではなく、当時メーカーがどんな次世代ゲームを作ろうとしていたのかまで残すことで、TGSの資料価値は高まります。
東京ゲームショウ2004|PSPの大量出展、PS2・ゲームキューブ大作も円熟期へ
2004年は9月24日から26日まで開催され、160,096人が来場しました。テーマは「最新の感動を、世界のみんなへ」です。
最大の新ハードはPSPでした。
国内発売は12月12日。TGSにはローンチ前後を支える多数のタイトルが並び、携帯ゲーム機で本格的な3Dゲームを遊べる時代が目前まで来ていました。
| メーカー | タイトル | TGS2004での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| コナミ | METAL GEAR AC!D | PSP向けプレイアブル | PSP |
| キューエンタテインメント | ルミネス | PSP向けプレイアブル | PSP |
| ナムコ | リッジレーサーズ | PSP向けプレイアブル | PSP |
| SCE | みんなのGOLF ポータブル | PSP向けプレイアブル | PSP |
| フロム・ソフトウェア | アーマード・コア フォーミュラフロント | PSP向け出展 | PSP |
| ナムコ | ことばのパズル もじぴったん大辞典 | PSP向け出展 | PSP |
| セガ | ぷよぷよフィーバー | PSP版プレイアブル | PSP |
| タイトー | パズルボブル ポケット | PSP向けプレイアブル | PSP |
| コーエー | 真・三國無双 | PSP版プレイアブル | PSP |
| スクウェア・エニックス | ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君 | 発売前プレイアブル | PS2 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER | TGS向け新映像 | PS2 |
| カプコン | バイオハザード4 | 専用コーナー・プレイアブル | ゲームキューブ |
| カプコン | デビル メイ クライ3 | プレイアブル | PS2 |
| カプコン | ビューティフル ジョー2 | プレイアブル | PS2 / ゲームキューブ |
| カプコン | ロックマンX8 | プレイアブル | PS2 |
| セガ | きみのためなら死ねる | ニンテンドーDS向け映像・紹介 | ニンテンドーDS |
| セガ | SEGA スーパースターズ | EyeToyを使ったプレイアブル | PS2 |
PSPだけでなく『バイオハザード4』『DMC3』も主役級
2004年を「PSPが出てきた年」だけにすると、据え置き機側を削りすぎます。
カプコンブースでは、ゲームキューブ向け『バイオハザード4』が専用コーナーを設けてプレイアブル出展され、一定時間ごとの入れ替え制が採用されるほど人気を集めました。
同じブースにはPS2『デビル メイ クライ3』もプレイアブル出展されています。
携帯ゲーム機の次世代が始まる一方、据え置き機では『バイオハザード4』『デビル メイ クライ3』『ドラゴンクエストVIII』『METAL GEAR SOLID 3』が並ぶ。この同居こそ、2004年のゲーム市場の厚さです。
ニンテンドーDS自体を任天堂ブースで遊べたわけではない
2004年はPSPとニンテンドーDSが同じ年末に発売されるため、「TGSで両機種が全面対決した」と説明されがちです。
しかし任天堂自身は一般向けの大型TGSブースを出していません。
DS向けゲームはサードパーティー経由で紹介されていますが、『スーパーマリオ64DS』などを任天堂ブースで大量試遊した、という説明は採用しません。
PSPはTGSで大々的に試遊展開、ニンテンドーDSはサードパーティー作品も見え始めた――この違いを残す方が正確です。
東京ゲームショウ2003|PS2円熟期とオンラインゲームの拡大
2003年は9月26日から28日まで開催され、150,089人が来場しました。テーマは「遊び心が世界を変える」です。
PlayStation 2は発売から3年以上が経ち、ハード性能を使いこなした大型作品が増えていました。
同時に『ファイナルファンタジーXI』『PlayOnline』『バイオハザード アウトブレイク』など、ネットワークを前提とした遊びも目立っています。
| メーカー | タイトル | TGS2003での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ4 | プレイアブル | PS2 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 3 SNAKE EATER | TGS向け新映像 | PS2 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツII | 正式発表・映像 | PS2 |
| スクウェア・エニックス | キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ | 正式発表・映像 | ゲームボーイアドバンス |
| カプコン | バイオハザード アウトブレイク | オンライン要素を含むプレイアブル | PS2 |
| カプコン | 鬼武者3 | 新映像 | PS2 |
| テクモ | NINJA GAIDEN | 映像・開発内容紹介 | Xbox |
| セガ | ソニック ヒーローズ | プレイアブル・映像 | ゲームキューブ / PS2 / Xbox |
| セガ | ファンタシースターオンライン エピソードIII カードレボリューション | プレイアブル・映像 | ゲームキューブ |
| スクウェア・エニックス | ファイナルファンタジーXI / PlayOnline | オンラインサービス展示 | PS2 / PC |
『キングダム ハーツII』とGBA作品が同時発表
スクウェア・エニックスは会場で、PS2『キングダム ハーツII』とゲームボーイアドバンス『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』を発表しました。
重要なのは、単に続編が2本出たことではありません。
『チェイン オブ メモリーズ』は携帯機向けの外伝で終わる作品ではなく、第1作と『II』の間をつなぐ物語です。
つまりシリーズを追うユーザーは、PS2だけではなくゲームボーイアドバンスにも目を向ける必要が出てきます。
2007年にはさらにDS、PSP、携帯電話へ同時展開するため、その原型は2003年の時点ですでに見えていました。
PS2でもオンラインゲームが特別なものではなくなり始めた
2003年のもう一つの軸はネットワークです。
『ファイナルファンタジーXI』とPlayOnlineに加え、『バイオハザード アウトブレイク』もネットワーク対応作品としてプレイアブル出展されました。
前年までの「インターネットにつなぐこと自体が新しい」という段階から、ネットワークを使ってどんなゲームを作るのかという段階へ移っています。
岩田聡社長が基調講演を行った年でもある
任天堂は一般向け大型ブースを出していませんが、2003年には当時の岩田聡社長がTGSで基調講演を行っています。
『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』向けワイヤレスアダプタや、中国向け「神遊機(iQue Player)」などを紹介しました。
「任天堂はTGSと完全に無関係だった」という説明では拾えない歴史です。
東京ゲームショウ2002|年1回開催へ、Xbox Liveとオンラインゲームが前面に
2002年は9月20日から22日まで開催され、134,042人が来場しました。テーマは「遊びは人類のDNA。」です。
1997年から2001年まで続いた春・秋の年2回開催は終了し、この年から秋の年1回開催へ移ります。
PlayStation 2の大作が中心である一方、同年2月に国内発売されたXboxも大量のタイトルを出展しました。
特に目立つのが、Xbox LiveやオンラインRPGを強く意識したラインナップです。
| メーカー | タイトル | TGS2002での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | デビル メイ クライ2 | プレイアブル | PS2 |
| エニックス | スターオーシャン3 -Till the End of Time- | 大規模プレイアブル | PS2 |
| セガ | 電脳戦機バーチャロン マーズ | プレイアブル・ステージ | PS2 |
| セガ | Shinobi | プレイアブル | PS2 |
| SCE / レベルファイブ | ダーククロニクル | プレイアブル | PS2 |
| SCE | みんなのGOLF オンライン | 映像・オンライン構想紹介 | PS2 |
| スクウェア | ファイナルファンタジーXI / PlayOnline | オンラインサービス展示 | PS2 / PC |
| セガ | パンツァードラグーン オルタ | プレイアブル | Xbox |
| セガ | ザ・ハウス・オブ・ザ・デッドIII | 専用ガンを使ったプレイアブル | Xbox |
| Microsoft | ブリンクス・ザ・タイムスイーパー | プレイアブル | Xbox |
| カプコン | 鉄騎 | 大型専用コントローラー体験 | Xbox |
| アトラス | 真・女神転生NINE | プレイアブル | Xbox |
| コーエー | 紅の海 Crimson Sea | プレイアブル | Xbox |
| Microsoft | N.U.D.E.@ Natural Ultimate Digital Experiment | コンセプト展示・映像 | Xbox |
| Microsoft / レベルファイブ | トゥルーファンタジー ライブオンライン | MMORPG構想・映像 | Xbox |
| カプコン | CAPCOM VS. SNK 2 EO | Xbox Live対応プレイアブル | Xbox |
| ビクター | Muzzle Flash | Xbox Live対応プレイアブル | Xbox |
| Microsoft | ギリヤバ!乱闘パーティテレビ!Whacked! | Xbox Live対応プレイアブル | Xbox |
| セガ | PHANTASY STAR ONLINE Episode I & II | Xbox Live対応展示 | Xbox |
Xbox Liveは「いつ始まるのか」まで具体化した
MicrosoftはTGS2002で、日本におけるXbox Live本サービスの開始時期や利用方法を紹介しました。
利用者は「Xbox Liveスタータキット」を購入し、Xboxをブロードバンド回線へつなぎ、サインアップしてサービスを利用するという流れです。
現在ではゲーム機をインターネットへ接続するのは当たり前ですが、2002年当時は「家庭用ゲーム機を常時オンラインへつなぐ」ことそのものを来場者へ説明する必要がありました。
『鉄騎』はゲームショウだからこそ触る意味が大きかった
Xbox向け『鉄騎』は、TGSの「実際に触れる場所」という価値を説明するうえで非常に分かりやすい作品です。
最大の特徴は専用コントローラーでした。
横幅約88cmのコントロールパネルに2本のスティック、シフトレバー、約40個のスイッチを配置し、さらに足元には3つのペダルを置きます。
通常のXboxコントローラーでは遊べず、この専用装置そのものがゲームシステムの一部でした。
写真や文章で仕様を読んでも、実際に巨大なコントローラーの前へ座り、スイッチを入れ、ペダルを踏んで機体を動かす感覚までは分かりません。
VRやモーションコントローラーが登場する以前から、TGSには「映像を見るより、現物を触ることに意味があるゲーム」が存在していました。
2002年にすでに「家庭用ゲーム機でMMORPG」を描いていた
現在から見ると興味深いのが、『トゥルーファンタジー ライブオンライン』です。
Xbox上で多数のユーザーが同じ世界へ入り、生活しながら冒険する大規模オンラインRPGとして開発されていました。
最終的には発売中止となりますが、「家庭用ゲーム機を常時ネットワークにつないで、多人数の仮想世界へ入る」という構想が2002年の時点でかなり具体的に存在していました。
発表から開発中止までの経緯は、「トゥルーファンタジーライブオンライン(TFLO)とは?Xboxが夢見た幻のMMORPG」でも詳しくまとめています。
東京ゲームショウ2001|春と秋では意味が違う、Xbox参入とセガの転換
2001年は春と秋の2回開催です。
春は3月30日から4月1日まで開催され、118,080人が来場。テーマは「21世紀、ゲームは楽しいコミュニケーション。」でした。
秋は10月12日から14日まで開催され、129,626人が来場。テーマは「Let's Play Together!」です。
2001年は春と秋を分けないと最大の転換点を見落とします。
2001年春|ビル・ゲイツ氏がTGSでXboxの日本展開を語る
春開催の最大の出来事は、Microsoftのビル・ゲイツ氏による基調講演です。
Xboxの日本市場での展開、国内メーカーとの協力、オンラインを含むビジョンをTGSの場で直接説明しました。
現在ではXboxが20年以上続くブランドになっていますが、この時点では日本で本体すら発売されていません。
| メーカー | タイトル・製品 | TGS2001春での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| スクウェア | ファイナルファンタジーX | プレイアブル・映像 | PS2 |
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ3 A-spec | 多数の試遊台・6台i.LINK対戦 | PS2 |
| SCE | PHASE PARADOX | プレイアブル・展示 | PS2 |
| SCE | SKY GUNNER | プレイアブル・展示 | PS2 |
| SCE | トロと休日 | 映像出展 | PS2 |
| ナムコ | ACE COMBAT 04 shattered skies | PS2向け出展 | PS2 |
| カプコン | ファイナルファイトONE | 携帯機向け出展 | ゲームボーイアドバンス |
| Microsoft | Xbox | ビル・ゲイツ氏基調講演・日本向け構想 | Xbox |
『ファイナルファンタジーX』はまだ発売前で、ゲームショウ会場で実際に触れられる作品でした。
『グランツーリスモ3 A-spec』ではGT FORCEとバケットシートを組み合わせた6台同時i.LINK対戦まで体験できました。
2001年秋|Xbox発売前、セガのゲームが他社ハードへ広がる
秋になると、翌2002年2月のXbox国内発売へ向けて、実際のソフトがさらに具体的に並びます。
さらに重要なのがセガです。
前年までセガはDreamcastを持つハードメーカーでした。
ところが2001年になると、『バーチャファイター4』をPS2へ、『ファンタシースターオンライン エピソードI&II』をゲームキューブへ、『ジェット セット ラジオ フューチャー』『ガンヴァルキリー』をXboxへ展開します。
| メーカー | タイトル | TGS2001秋での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| スクウェア | キングダム ハーツ | TGS向け映像・紹介 | PS2 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY | 新映像・プレイアブル | PS2 |
| セガ / AM2 | バーチャファイター4 | ステージ・PS2版展開 | AC / PS2 |
| セガ | ファンタシースターオンライン エピソードI&II | ゲームキューブ版プレイアブル | ゲームキューブ |
| セガ | スペースチャンネル5 パート2 | 映像・デモ | Dreamcast / PS2 |
| セガ | ジェット セット ラジオ フューチャー | Xbox版プレイアブル | Xbox |
| セガ | ガンヴァルキリー | Xbox版プレイアブル | Xbox |
| テクモ | DEAD OR ALIVE 3 | Xbox版プレイアブル | Xbox |
| カプコン | 幻魔 鬼武者 | Xbox向け映像・デモ | Xbox |
2001年秋は、「Xboxという新しいハードメーカーが入ってきたイベント」であると同時に、「セガという旧ハードメーカーの役割が変わったイベント」でもありました。
数年前なら競合ハードだったPlayStation系や任天堂機、Microsoftの新ハードへ、セガ自身のゲームが並ぶようになったのです。
東京ゲームショウ2000|春と秋を完全に分けて見る必要がある年
2000年も春と秋の2回開催です。
春は3月31日から4月2日までで131,708人。テーマは「新世紀がうなる祭典へ、ようこそ。」です。
秋は9月22日から24日までで137,400人。テーマは「みんな、ゲームが好きなんだぁ。」でした。
春と秋では主要出展メーカーそのものが違うため、一つの「TGS2000」として混ぜると事実関係が崩れます。
2000年春|PS2発売直後、それでもPS・Dreamcastも現役
PlayStation 2は3月4日に国内発売されたばかりでした。
そのため春のTGSには、PS2ローンチ期からその後へ続く多数のタイトルが並びます。
| メーカー | タイトル | TGS2000春での位置付け | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | ストリートファイターEX3 | PS2初期タイトルとして出展 | PS2 |
| コナミ | グラディウスIII&IV -復活の神話- | プレイアブル | PS2 |
| フロム・ソフトウェア | エターナルリング | PS2向けRPGとして出展 | PS2 |
| フロム・ソフトウェア | エヴァーグレイス | PS2向けRPGとして出展 | PS2 |
| フロム・ソフトウェア | アーマード・コア2 | 新世代版を紹介 | PS2 |
| セガ | ファンタシースターオンライン | ネットワークRPGとして出展 | Dreamcast |
| ゲームアーツ | グランディアII | 大型RPGとして出展 | Dreamcast |
| セガ | エターナルアルカディア | 新作RPGとして紹介 | Dreamcast |
| セガ | ジェットセットラジオ | 独自の映像表現を紹介 | Dreamcast |
| エニックス | ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | プレイアブル | PlayStation |
| スクウェア | ファイナルファンタジーIX | 映像出展 | PlayStation |
PS2が発売されても、初代PlayStationには『ドラゴンクエストVII』『ファイナルファンタジーIX』という巨大タイトルが残っていました。
Dreamcast側にも『ファンタシースターオンライン』『グランディアII』『エターナルアルカディア』『ジェットセットラジオ』があります。
新ハードが発売された瞬間に全ユーザーが移行するわけではなく、旧ハードと競合機にも大型作品が残る。この構図はPS4、PS5、Switch 2の世代交代でも繰り返されます。
2000年秋|セガとスクウェアは出展していない
秋のTGSではセガとスクウェアが出展していません。
そのため春に存在した『ファンタシースターオンライン』『グランディアII』『ファイナルファンタジーIX』などを、2000年秋の主要出展作として扱うことはできません。
| メーカー | タイトル | TGS2000秋での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ2000 A-Spec | 多数の試遊台を用意 | PS2 |
| コナミ | ZONE OF THE ENDERS | プレイアブル | PS2 |
| コナミ | METAL GEAR SOLID 2 SONS OF LIBERTY | 映像・デモ | PS2 |
| カプコン | 鬼武者 | プレイアブル | PS2 |
| SCE / レベルファイブ | ダーククラウド | 新ビルド映像・展示 | PS2 |
| カプコン | CAPCOM VS. SNK 2 | 続編発表・映像 | アーケード |
『グランツーリスモ2000』が『GT3』になるまで
現在販売されている作品名だけを追っていると、『グランツーリスモ2000 A-Spec』というタイトルは出てきません。
開発が続く中で名称が変わり、最終的に『グランツーリスモ3 A-spec』として発売されました。
TGS資料にはこうした開発途中の名称が残ります。
発売された完成品だけではなく、「その時点でゲームがどう呼ばれ、どう見せられていたのか」を残せることも、30年史としての価値です。
2000年秋には累計来場者100万人を突破
1996年の第1回から数え、2000年秋のTGSで累計来場者数は100万人を突破しました。
第1回からわずか4年余りです。
1997~2000年は春秋の年2回開催だったこともありますが、家庭用ゲームが社会的にも巨大な市場へ成長した1990年代後半の勢いを示す数字です。
東京ゲームショウ1999|春にはPS2なし、秋に「次世代」が一気に現実になった
1999年も春と秋の2回開催です。
春は3月19日から21日までで163,448人、秋は9月17日から19日までで163,866人が来場しました。
公式テーマは春が「スイッチ・オン!」、秋が「スゴイは、ここから。」です。
現在から振り返ると、1999年は「PlayStation 2が登場した年」とひとまとめにしたくなります。
しかし春と秋では景色がまったく違いました。
1999年春|PS2不在で、Dreamcastが主役になった
1999年3月2日、ソニー・コンピュータエンタテインメントは次世代PlayStationの基本技術を発表しました。
そのため3月19日開幕のTGSでは「何か実物が見られるのではないか」と期待が高まっていました。
ところがSCEブースでは次世代PlayStationに関する出展を行っておらず、本体も映像も出ませんでした。
そこで相対的に存在感を高めたのが、前年11月に発売されたDreamcastです。
セガはネットワーク機能を前面に押し出し、ブース内に「Network World」を設置。離れた場所と回線でつなぎ、通信対戦を体験させる試みも行っていました。
| メーカー | タイトル・サービス | TGS1999春での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| セガ | シェンムー 一章 横須賀 | 実機プレイ・タイトル変更・発売予定日発表 | Dreamcast |
| セガ | あつまれ!ぐるぐる温泉 | ネットワーク対戦展示 | Dreamcast |
| フロム・ソフトウェア | FRAME GRIDE | セガブースの通信対戦デモ | Dreamcast |
| ナムコ | ソウルキャリバー | Dreamcast向け注目作として展示 | Dreamcast |
| アトラス | 魔剣X | Dreamcast向け展示 | Dreamcast |
| エニックス | ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | 映像出展 | PlayStation |
| ナムコ | 子育てクイズ もっとマイエンジェル | 出展 | PlayStation |
| セガ | プロ野球チームをつくろう!関連体験版 | 会場向け体験版を配布 | Dreamcast |
Dreamcastへの期待は後年の販売結果だけでは分からない
現在はDreamcastが短命に終わったハードだったことを知っています。
しかし1999年春の時点では、まだその結果は誰にも分かりません。
『シェンムー 一章 横須賀』『ソウルキャリバー』『魔剣X』などが並び、セガはオンライン機能も大きく押し出していました。
歴史記事で重要なのは、その後の勝敗から当時の期待まで逆算しないことです。
『シェンムー』はタイトルと発売予定まで変わった
春開催では『シェンムー』も大きく扱われました。
それまでの『シェンムー~莎木~』から『シェンムー 一章 横須賀』という名称へ変更され、物語を複数章に分ける構想が説明されています。
会場ではQTEを含む実機プレイも体験できました。
この段階では1999年8月5日発売予定と発表されていますが、最終的な発売日は12月29日です。
TGSの資料を残しておくと、完成品だけを見ていては分からない「発売前の予定がどう変わったか」まで追うことができます。
1999年秋|わずか半年でPS2を遊べるTGSへ
秋開催では、春には存在しなかったPlayStation 2が一気に会場の中心へ出てきます。
SCEブースにはPS2本体、開発ツール、DVD媒体、コントローラーなどが並び、PS2上で初代PlayStation用『みんなのGOLF2』を動かす互換性デモも実施されました。
そして重要なのは、PS2用ソフトが映像だけではなかったことです。
| メーカー | タイトル | TGS1999秋での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| ナムコ | 鉄拳TAG TOURNAMENT | PS2プレイアブル | PS2 |
| SCE / ポリフォニー・デジタル | グランツーリスモ2000 | 実機・開発環境によるプレイアブル/デモ | PS2 |
| スクウェア | ザ・バウンサー | 操作可能な技術デモ | PS2 |
| コーエー | 決戦 | PS2向け展示・試遊 | PS2 |
| SCE | XFIRE | PS2向けプレイアブル | PS2 |
| イマジニア / Rage | ワイルド ワイルド レーシング | PS2向けプレイアブル | PS2 |
| アートディンク | A列車で行こう6 | PS2向け展示 | PS2 |
| ナムコ | リッジレーサー新作(仮) | 長尺映像 | PS2 |
| エニックス | ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち | 多数の試遊台を設置 | PlayStation |
| セガ / UGA | スペースチャンネル5 | 新作として公開 | Dreamcast |
半年という短い期間で、「まだ会場に存在しない次世代機」が「ユーザーが実際に触る次世代機」に変わったことになります。
年1回開催になった現在では見えにくい、春秋開催時代ならではの面白さです。
PS2が会場最大級の話題だった一方、初代PlayStationも終わっていません。エニックスは『ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち』を多数の試遊台で出展しました。
次世代機の映像に人が集まる同じ会場で、旧世代機の大型RPGにも長い列ができる。新ハードが登場した瞬間に前世代機が終わるわけではないという、世代交代期ならではの光景です。
東京ゲームショウ1998|春はPS・サターン、秋は「東京ハードショウ」状態に
1998年も春と秋の2回開催です。
春は3月20日から22日まで開催され147,913人、秋は10月9日から11日まで開催され156,455人が来場しました。
テーマは春が「ゲームは無限のエネルギー。」、秋が「ゲームパワー、見せてあげる。」です。
Dreamcastが正式発表されたのは1998年5月です。3月の春TGSより後なので、春開催の段階で「Dreamcast構想が正式に示された」とすることはできません。
1998年春|家庭用中心のTGSにPCゲームゾーンが登場
1998年春は、PlayStationとセガサターンの市場が成熟していた時期です。
一方、TGSそのものには「PCゲームゾーン」が設けられました。
現在はPC版と家庭用版の同時発売も珍しくありませんが、当時の日本では「ゲームショウ=家庭用ゲーム」というイメージが非常に強い時代です。
| タイトル・展示 | TGS1998春での扱い | 主な環境 |
|---|---|---|
| FINAL FANTASY VII 英語PC版 | PC版を実機展示 | Windows PC |
| Quake II Arcade Edition | アーケード向けデモ・試遊 | アーケード / PC技術 |
| INCOMING | PCゲームゾーンで展示 | Windows PC |
| F-22 Air Dominance Fighter | PCゲームゾーンで展示 | Windows PC |
| Outwars | MicrosoftのPCゲームとして出展 | Windows PC |
| ときめきメモリアル ~おしえてYour Heart~ | PC版展示 | Windows PC |
| ぷよぷよSUN | PCゲームゾーンで人気を集める | Windows PC |
1998年秋|「東京ハードショウ」と呼ばれるほど新ハードが集中
秋になると状況は大きく変わります。
11月27日の発売を控えたDreamcastがセガブースの中心となり、会場最寄りの海浜幕張駅までDreamcastの広告で埋め尽くされました。
しかも新ハードはDreamcastだけではありません。
SCEは液晶付きメモリーカード型周辺機器「PocketStation」を会場で公開。バンダイはWonderSwan、SNKはNEOGEO POCKETを展示し、ゲームボーイカラーもサードパーティーブースで姿を見せました。
開催当時の現地記事が「東京ハードショウ」と表現したのも納得できるほど、新しい機器が集中した回です。
| メーカー | タイトル・製品 | TGS1998秋での扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| セガ | Dreamcast | 発売直前の大規模展示・本体内部も公開 | Dreamcast |
| セガ | バーチャファイター3tb | プレイアブル | Dreamcast |
| セガ | ソニックアドベンチャー | 映像・デモ | Dreamcast |
| セガ | セガラリー2 | 映像・デモ | Dreamcast |
| SCE | PocketStation | TGSで一般公開・対応作を紹介 | PlayStation周辺機器 |
| バンダイ | WonderSwan | 新型携帯ゲーム機として展示 | WonderSwan |
| SNK | NEOGEO POCKET | 携帯ゲーム機を展示 | NEOGEO POCKET |
| ナムコ | R4 -RIDGE RACER TYPE 4- | 試遊・デモ | PlayStation |
| スクウェア | ファイナルファンタジーVIII | 映像・プロモーション | PlayStation |
| スクウェア | サガ フロンティア2 | 映像・デモ | PlayStation |
| コナミ | 幻想水滸伝II | 映像・試遊 | PlayStation |
| SCE | クラッシュ・バンディクー3 ブッとび!世界一周 | 映像・デモ | PlayStation |
| カプコン | ストリートファイターZERO3 | 試遊・大会企画 | アーケード / PlayStation |
| タイトー | 電車でGO!2 高速編 | 試遊・デモ | アーケード / PlayStation |
| SNK | ザ・キング・オブ・ファイターズ'98 | 試遊 | NEOGEO / アーケード |
Dreamcastのブースでは本体内部まで展示され、製品化されなかった別デザイン案も公開されました。
PocketStationも会場で一般公開され、『クラッシュ・バンディクー3』『モンスターファーム2』『ファイナルファンタジーVIII』など対応予定タイトルが紹介されています。
単なるソフト展示会ではなく、「次にどんなゲーム機を使うのか」を見比べる場所にもなっていた年です。
オンラインゲームはDreamcast発売前からTGSのテーマになっていた
1998年秋にはネットワークゲーム専用コーナーも設けられました。
複数のPCを接続したネットワークRPGや対戦ゲームが展示され、オンラインで他人と遊ぶ体験そのものを紹介しています。
Dreamcastもモデムを標準搭載しており、翌1999年春にはセガがネットワーク機能をさらに前面へ押し出しました。
2000年の『ファンタシースターオンライン』、2001年のXbox構想、2002年のXbox Liveへ続く流れは、すでにこの頃から始まっています。
東京ゲームショウ1997|春は東京ビッグサイト、秋から現在の幕張メッセへ
1997年は東京ゲームショウが「年1回の新イベント」から、本格的な定期イベントへ変わった年です。
春は4月4日から6日まで東京ビッグサイトで開催され、121,172人が来場。テーマは「みんな集まれゲームの新学期!」でした。
秋は9月5日から7日まで幕張メッセで開催され、140,630人が来場。テーマは「The Entertainment of Your Life」です。
正しくは1997年春まで東京ビッグサイト、1997年秋から幕張メッセです。
なお現在のCESA「過去開催実績」ページには1997年秋を146,630人とする表記もありますが、TGS30周年公式史および当時資料では140,630人となっています。本記事は後者で統一します。
1997年春|『FFVII』発売直後、PlayStationの勢いが加速
春開催は『ファイナルファンタジーVII』発売から約2か月後です。
スクウェアの大型RPGがPlayStationへ移った衝撃は非常に大きく、PlayStationの勢いが急速に高まっていました。
一方、セガサターンにも『ソニック ジャム』などがあり、まだ市場が完全に一方向へ決まったわけではありません。
この春開催から「CESA大賞」の表彰も行われ、『サクラ大戦』が最初の作品賞大賞を受賞しました。
『鉄拳3』『ときめきメモリアル2』『バイオハザード2』も動いていた
1997年春を『ファイナルファンタジーVII』発売直後の熱気だけで終わらせると、当時の新作動向が薄くなります。
後年の開催記録では、この春TGSでナムコがPlayStation版『鉄拳3』を発表し、コナミは『ときめきメモリアル2』の製作開始を発表、カプコンは『バイオハザード2』の映像を出展したことが記録されています。
『バイオハザード2』は第1回TGSから開発途中の姿を見せ続けています。
一度発表した作品を翌年のTGSでも見せ、完成までの変化を追わせるという流れは、初期から存在していました。
1997年秋|「幕張メッセのTGS」がここから始まった
秋開催から会場は幕張メッセへ移りました。
当時の現地報道では、ゲームメーカー104社、出展ソフト520タイトル以上の過去最大規模とされています。
現在では幕張メッセとTGSがほぼセットのように認識されていますが、その関係が始まったのはこの1997年秋です。
ただし、その大半は家庭用ゲームでした。PCゲームはごく一部のメーカーが出展する程度で、現在のTGSとは市場構成がかなり違います。
| メーカー | タイトル | 1997年TGSで確認できる扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| セガ | ソニック ジャム | 春開催で紹介 | セガサターン |
| セガ | AZEL -パンツァードラグーン RPG- | 秋開催で映像・開発内容を紹介 | セガサターン |
| セガ | バーニングレンジャー | 秋開催のステージ・紹介 | セガサターン |
| SCE | 攻殻機動隊 GHOST IN THE SHELL | 映像・デモ | PlayStation |
| カプコン | バイオハザード2 | 開発途中映像を継続公開 | PlayStation |
| スクウェア | トバル2 | 春開催期のプロモーション | PlayStation |
| SCE | パラッパラッパー | ステージ企画 | PlayStation |
任天堂自身は出展しなくてもNINTENDO64作品は出る
任天堂は当時、自社イベントなどを重視し、TGSへ一般向け大型ブースを出す形を基本的に取っていませんでした。
しかしサードパーティーがNINTENDO64向けタイトルを出展することは可能です。
この仕組みはゲームキューブ、Wii、ニンテンドーDS、ニンテンドー3DS、Nintendo Switch、Switch 2まで続いていきます。
東京ゲームショウ1996|第1回から10万人超、ここから日本最大級のゲームイベントが始まった
東京ゲームショウの歴史は、1996年8月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催された「東京ゲームショウ'96」から始まります。
公式テーマは「ゲームショウでゲームしよう」。
出展社数は87社、出展小間数は900小間。第1回にもかかわらず109,649人が来場しました。
後年の開催記録では、展示タイトル数は365本とされています。
現在のTGSと比べれば規模は小さいものの、最初から10万人を超えています。
1996年8月という開催時期も重要です。
初代PlayStationとセガサターンは1994年末に発売。NINTENDO64は第1回TGSのわずか2か月前、1996年6月23日に国内発売されたばかりでした。
スーパーファミコン時代から、CD-ROMや本格的な3D描画を使う32ビット・64ビット世代へ市場が大きく動いている最中です。
| メーカー | タイトル | 第1回TGSでの扱い | 主な機種 |
|---|---|---|---|
| カプコン | バイオハザード2 | 新作として発表・開発初期映像 | PlayStation |
| コナミ | METAL GEAR SOLID | 開発中タイトルとして紹介 | PlayStation |
| SCE | パラッパラッパー | 発売前タイトルとして紹介 | PlayStation |
| エニックス | ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット | 映像・デモ | NINTENDO64 |
| ゲームアーツ / ESP | グランディア | 映像・パンフレットなどで紹介 | セガサターン |
| セガ | サクラ大戦 | 発売直前のプロモーション | セガサターン |
| セガ | バーチャファイター3 | MODEL 3世代の映像・技術紹介 | アーケード |
| ナムコ | 鉄拳3 | 開発中映像 | アーケード |
| コナミ | 悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲 | 発売前映像・デモ | PlayStation |
第1回には、後の歴史的作品もまだ365本の中の一つだった
第1回の重要作は『バイオハザード2』『グランディア』『サクラ大戦』『月下の夜想曲』だけではありません。
後年のTGS歴代開催記録では、1996年の注目タイトルとしてPlayStation用『METAL GEAR SOLID』と『パラッパラッパー』も挙げられています。
『METAL GEAR SOLID』の発売は1998年9月。つまり第1回TGSの段階では、発売まで約2年を残していました。
『パラッパラッパー』も発売は1996年12月。TGS開催時にはまだ市場で評価が固まっていません。
現在では「ステルスアクションの代表作」「音楽ゲームの先駆的作品」として語られる両作ですが、1996年8月の会場では数百本ある発売前・開発中タイトルの一つです。
後の名作だけを強調するのではなく、「その時点では365本の中から何が残るか誰にも分からなかった」という状態まで想像できると、第1回TGSの見え方はかなり変わります。
『バイオハザード2』は第1回TGSの象徴的な新作だった
第1回TGSを振り返る記事で特に名前が挙がるのが『バイオハザード2』です。
初代『バイオハザード』は同年3月に発売されたばかりでしたが、8月のTGSではすでに続編が発表されました。
この時点の『バイオハザード2』は、後に大きく作り直される開発初期段階です。
現在「バイオハザード1.5」と呼ばれる途中版へつながる時期で、完成版とは異なる姿を持っていました。
完成品だけを一覧にするより、TGS当時にユーザーが見た「未完成の未来」まで残す方が、この企画には合っています。
『グランディア』もまだ開発途中だった
セガサターンを代表するRPGの一つとなる『グランディア』も、第1回TGSで紹介されています。
最終的なセガサターン版発売は1997年12月18日。
つまりTGS初登場から発売まで1年以上ありました。
現在のように「発表後数か月で発売」というタイトルばかりではなく、イベントで見せながら長期間開発を続ける作品も珍しくありませんでした。
TGS以前にも展示会はあったが、ソフトメーカー主体という点が新しかった
東京ゲームショウが1996年に突然「ゲームを展示する」という文化を生み出したわけではありません。
それ以前にもメーカー各社が参加するゲーム展示イベントは存在していました。
CESAは後年、第1回TGSについて「初めてソフトメーカーが主体となって開催されたイベント」として注目されたと振り返っています。
当時は家庭用ゲーム機メーカーが強い影響力を持っていた時代です。その中でソフトメーカー側が中心となって大規模イベントを作り、第1回から10万人以上を集めたことが、その後30年続く東京ゲームショウの出発点になりました。
1996年の来場者が好きだったゲームも記録に残る
CESAは第1回TGSの来場者3,000人を対象とした調査も残しています。
「今までプレイした中で一番好きなソフト」という質問では、『ファイナルファンタジー』シリーズが9.7%で1位、『ドラゴンクエスト』シリーズが7.8%で2位でした。
| 順位 | シリーズ・タイトル | TGS'96来場者調査 |
|---|---|---|
| 1 | ファイナルファンタジー | 9.7% |
| 2 | ドラゴンクエスト | 7.8% |
| 3 | ストリートファイター | 3.9% |
| 4 | ときめきメモリアル | 3.3% |
| 5 | バーチャファイター | 3.1% |
| 6 | ぷよぷよ | 2.5% |
| 7 | ザ・キング・オブ・ファイターズ | 2.4% |
| 7 | バイオハザード | 2.4% |
| 9 | 鉄拳2 | 2.0% |
| 10 | スーパーロボット大戦 | 1.7% |
東京ゲームショウ歴代テーマ一覧|キャッチコピーにも30年の変化が見える
東京ゲームショウには、その年を象徴する公式テーマが設定されています。
初期は「ゲームを遊ぶこと」そのものを前面に出したシンプルな言葉が多く、2000年代には「コミュニケーション」「世界」「つながり」、2010年代には「進化」「変化」「未来」といった言葉が増えていきました。
2020年代になると、コロナ禍の影響までテーマに表れます。
| 開催 | 公式テーマ |
|---|---|
| 1996年 | ゲームショウでゲームしよう |
| 1997年春 | みんな集まれゲームの新学期! |
| 1997年秋 | The Entertainment of Your Life |
| 1998年春 | ゲームは無限のエネルギー。 |
| 1998年秋 | ゲームパワー、見せてあげる。 |
| 1999年春 | スイッチ・オン! |
| 1999年秋 | スゴイは、ここから。 |
| 2000年春 | 新世紀がうなる祭典へ、ようこそ。 |
| 2000年秋 | みんな、ゲームが好きなんだぁ。 |
| 2001年春 | 21世紀、ゲームは楽しいコミュニケーション。 |
| 2001年秋 | Let's Play Together! |
| 2002年 | 遊びは人類のDNA。 |
| 2003年 | 遊び心が世界を変える |
| 2004年 | 最新の感動を、世界のみんなへ |
| 2005年 | 最前列で未来を見よう。 |
| 2006年 | 新興奮。新感動。新時代。 |
| 2007年 | つながって、ひろがって、世界へ。 |
| 2008年 | さあ、行こう!GAMEの時間です。 |
| 2009年 | GAMEは、元気です。 |
| 2010年 | GAMEは、新章へ。 |
| 2011年 | 心が躍れば、それはGAMEです。 |
| 2012年 | GAMEで笑顔がつながっていく。 |
| 2013年 | GAMEは進化し続ける。 |
| 2014年 | GAMEは変わる、遊びを変える。 |
| 2015年 | もっと自由に、GAMEと遊ぼう。 |
| 2016年 | エンターテインメントが変わる。未来が変わる。 |
| 2017年 | さあ、現実を超えた体験へ。 |
| 2018年 | 新たなステージ、開幕。 |
| 2019年 | もっとつながる。もっと楽しい。 |
| 2020年 | 未来は、まずゲームにやって来る。 |
| 2021年 | それでも、僕らにはゲームがある。 |
| 2022年 | ゲームは、絶対、とまらない。 |
| 2023年 | ゲームが動く、世界が変わる。 |
| 2024年 | ゲームで世界に先駆けろ。 |
| 2025年 | 遊びきれない、無限の遊び場 |
| 2026年 | 史上最長、遊びづくしの5DAYS |
2021年「それでも、僕らにはゲームがある。」の重み
歴代テーマの中でも、時代背景を強く反映しているのが2021年です。
前年2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で史上初のオンライン開催となりました。
2021年も一般ユーザーは幕張メッセへ入場できず、ゲームイベントを以前と同じ形では開催できません。
その状況で掲げられたのが「それでも、僕らにはゲームがある。」です。
東京ゲームショウ歴代来場者数ランキング|最多は2018年の298,690人
リアル会場の来場者数で、2026年9月時点でも歴代最多なのは2018年です。
| 順位 | 開催 | 来場者数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 2018年 | 298,690人 | 現在も歴代最多 |
| 2位 | 2024年 | 274,739人 | コロナ後に歴代2位まで回復 |
| 3位 | 2016年 | 271,224人 | 当時の歴代最多 |
| 4位 | 2013年 | 270,197人 | PS4・Xbox One世代への移行期 |
| 5位 | 2015年 | 268,446人 | PlayStation VR前夜 |
| 6位 | 2025年 | 263,101人 | 出展規模は過去最大級 |
| 7位 | 2019年 | 262,076人 | PS4世代末期 |
| 8位 | 2017年 | 254,311人 | e-Sports X開始 |
| 9位 | 2014年 | 251,832人 | Project Morpheusが注目 |
| 10位 | 2023年 | 243,238人 | 幕張メッセ全館利用が復活 |
初めて20万人を超えたのは2010年
第1回TGSは109,649人でした。
その後徐々に規模を拡大し、2010年に207,647人を記録。1開催あたり初めて20万人を突破します。
ただし、1990年代のTGSは基本的に3日間開催で、2010年は4日間です。
開催日数が違うため、単純に「2倍近く人気になった」と計算することはできません。それでも、イベントそのものが大規模化していったことを示す一つの節目です。
2024年はコロナ後初めて2019年を上回った
コロナ禍前最後の通常開催だった2019年は262,076人でした。
2020年はオンラインのみ。2021年も一般来場はありません。
2022年に一般ユーザーが戻ったものの138,192人。2023年には243,238人まで回復し、2024年は274,739人となりました。
2024年は2019年を上回っただけでなく、歴代2位です。
「史上最大のTGS」はどの年?比べる数字で答えが違う
東京ゲームショウについて「史上最大」という言葉を使うときは、何を比較しているのかを確認する必要があります。
| 何を比べる? | 年 | 記録 | 補足 |
|---|---|---|---|
| リアル来場者数 | 2018年 | 298,690人 | 2026年9月時点でも歴代最多 |
| 出展タイトル数 | 2024年 | 2,850タイトル | 当時の過去最多 |
| 出展小間数 | 2025年 | 4,157小間 | 2026年の3,999小間を上回る |
| 出展社数 | 2026年 | 1,138社 | 開幕前確定値として過去最多 |
| 参加国・地域 | 2026年 | 53 | 過去最多 |
| 開催日数 | 2026年 | 5日間 | TGS史上最長 |
つまり「史上最大のTGSはいつ?」という問いには、一つの答えしかないわけではありません。
最も多くの人が来場したのは2018年。出展小間数なら2025年。出展社数と参加国・地域、開催日数では2026年が記録を更新しています。
「史上最大」という言葉を使う場合は、何の数字を指しているのかまで書く方が正確です。
オンラインTGSは何人が見た?2020~2025年の公式番組視聴数
| 年 | リアル会場 | 公式番組視聴数 | VR体験数 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 一般会場なし | 3,160万 | ― |
| 2021年 | 限定1,574人 | 3,947万 | 210,566 |
| 2022年 | 138,192人 | 2,689万 | 398,622 |
| 2023年 | 243,238人 | 2,240万 | 319,967 |
| 2024年 | 274,739人 | 1,596万 | 117,090 |
| 2025年 | 263,101人 | 1,014万 | ― |
「3,947万視聴=3,947万人」ではない
ここは数字の読み方に注意が必要です。
公式に掲載されているのは番組の視聴数であり、ユニークユーザー数とは限りません。
一人が複数の番組を見れば、複数の視聴として集計される可能性があります。
したがって「2021年は3,947万人がTGSを見た」と言い換えるのは避けた方が安全です。
リアル復活後も配信は消えなかった
2022年に一般来場が復活した後も、公式配信は継続しました。
現在のTGSは「現地へ行くか、行かないか」の二択ではありません。
会場でゲームを試遊しながら、帰宅後に見逃したメーカー番組を見ることもできます。海外から公式配信だけを見る人もいます。
コロナ禍はTGSへ大きな打撃を与えましたが、その過程で獲得したオンライン配信の仕組みは、リアルイベント復活後も残りました。
任天堂は東京ゲームショウに出展しない?任天堂ハードのソフトが並ぶ理由
歴代TGSを調べていると、「任天堂は東京ゲームショウへ出展しない」という説明をよく目にします。
その一方、実際のTGSにはNINTENDO64、ゲームキューブ、ニンテンドーDS、Wii、ニンテンドー3DS、Nintendo Switch、Switch 2向け作品が何度も登場しています。
ポイントは、「任天堂自身がブースを出すこと」と「任天堂ハード向けゲームがTGSに出展されること」は別だということです。
任天堂自身は長年、一般来場者向けの巨大な自社ブースをTGSに構える形を基本的に取ってきませんでした。
しかし、カプコン、セガ、スクウェア・エニックス、コナミ、バンダイナムコなどは、自社ブースで任天堂ハード向けタイトルを展示できます。
| 年 | 任天堂ハード向けの代表例 | 出展側 |
|---|---|---|
| 1996年 | ワンダープロジェクトJ2 コルロの森のジョゼット | エニックス |
| 2001年 | ファンタシースターオンライン エピソードI&II | セガ |
| 2003年 | ファンタシースターオンライン エピソードIII | セガ |
| 2004年 | きみのためなら死ねる | セガ |
| 2007年 | 宝島Z バルバロスの秘宝 | カプコン |
| 2008年 | モンスターハンター3(トライ) | カプコン |
| 2011年 | モンスターハンター3(トライ)G | カプコン |
| 2012年 | モンスターハンター4 | カプコン |
| 2020年 | モンスターハンターライズ | カプコン |
| 2025年 | ペルソナ3 リロード Switch 2版など | アトラスほか |
2006年のWiiが特に誤解しやすい
Wii発売直前のTGS2006は、この違いが特に分かりやすい年です。
サードパーティーによるWii向けソフトの情報はありました。
しかし任天堂がWii本体を大量に持ち込み、『Wii Sports』などを一般来場者へ遊ばせたわけではありません。
Wiiの大規模な一般体験機会は、その後の「Nintendo World 2006 Wii体験会」など任天堂独自イベントで作られます。
TGS初発表と誤解しやすいゲーム8例|発表日を確認すると違いが見える
| タイトル | 誤解しやすい説明 | 正しい整理 |
|---|---|---|
| バイオハザード7 レジデント イービル | TGS2016で正式発表 | E3 2016で発表済み。TGSでは試遊・VR体験が重要 |
| モンスターハンター:ワールド | TGS2017で発表 | E3 2017で発表済み。TGSでは国内向け大規模試遊 |
| JUDGE EYES:死神の遺言 | TGS2018で初発表 | TGS直前のPlayStation LineUp Tourで正式発表 |
| モンスターハンターライズ | TGS2020で初公開 | 9月17日のNintendo Direct系番組で発表。TGSでは詳しい実機プレイ |
| モンスターハンターライズ:サンブレイク | TGS2021で初公開 | 9月23日のNintendo Directで発表。TGSでは続報 |
| 鉄拳8 | TGS2022で世界初公開 | 9月13日のState of Playで初公開。TGSは9月15日開幕 |
| 幻想水滸伝I&II HDリマスター | 別イベントで事前発表 | 2022年9月16日のTGSステージで正式発表 |
| モンスターハンターワイルズ | TGS2024で発売日発表 | 発売日は9月24日のState of Playで発表。TGS開幕は9月26日 |
1990年代は、ゲーム雑誌、メーカー発表会、ゲームショウなどが新作情報を知る主要な場所でした。
現在はNintendo Direct、State of Play、Xbox Games Showcase、メーカー独自番組、YouTube、Xなどがあります。
メーカーはTGSまで情報を隠しておく必要がなくなりました。
むしろ開催数日前に新作を発表し、「TGSでは実際に試遊できます」とつなげる方が宣伝しやすいケースもあります。
そのため現在のTGSは、「何本のゲームが世界初発表されたか」だけで価値を測るイベントではありません。
発表済みゲームの初試遊、長時間の実機プレイ、開発者ステージ、日本語版の公開、VR体験なども重要な役割です。
TGSで披露されたのに発売されなかったゲームもある
| タイトル | TGS当時の位置付け | その後 |
|---|---|---|
| トゥルーファンタジー ライブオンライン | Xbox向け大型MMORPGとして期待 | 発売中止 |
| フレームシティ キラー | Xbox 360向け国産次世代タイトル | 発売中止 |
| メガマン ユニバース | ユーザー参加型要素を含む新作 | 発売中止 |
| 絶体絶命都市4 -Summer Memories- | PS3向けにTGS2010でプレイアブル出展 | 2011年に発売中止。その後『絶体絶命都市4Plus』として別形態で復活 |
発売されなかったからといって、当時のTGSから消してしまうべきではありません。
『トゥルーファンタジー ライブオンライン』を見れば、Microsoftとレベルファイブが2000年代初頭にどんなオンラインゲームの未来を想像していたかが分かります。
『フレームシティ キラー』からは、Xbox 360初期に国内メーカーが次世代機へ積極的だった時代が見えます。
『絶体絶命都市4』は、一度消えた企画が長い年月を経て別の形で戻った珍しい例です。
TGSは「発売されたゲームの展示会」ではなく、その時点でメーカーが作ろうとしていた未来を見せるイベントでもあります。
30年間でゲーム機の主役はどう変わった?TGSから見るハード世代史
歴代TGSの主要タイトルを並べると、家庭用ゲーム機の世代交代もかなりきれいに追えます。
| 時期 | 存在感の大きかったハード・環境 | TGSで見えた変化 |
|---|---|---|
| 1996~1998年 | PlayStation / セガサターン / NINTENDO64 | 家庭用ゲームが本格3Dへ |
| 1998~2001年 | PlayStation / Dreamcast | ネットワーク機能が家庭用へ入り始める |
| 1999~2005年 | PlayStation 2 | PS2市場が巨大化 |
| 2001~2005年 | Xbox / ゲームキューブ | Microsoft参入、セガはソフトメーカーへ |
| 2004~2012年 | PSP / ニンテンドーDS | 携帯ゲーム機が主役級市場へ |
| 2005~2013年 | PS3 / Xbox 360 / Wii | HD化、オンライン、モーション操作 |
| 2011~2016年 | PS Vita / ニンテンドー3DS | 携帯専用機とスマートフォンが競合 |
| 2013~2020年 | PS4 / Xbox One / Nintendo Switch | 配信・デジタル販売・マルチ展開が拡大 |
| 2014年以降 | VR | Project MorpheusからPlayStation VRへ |
| 2020年代 | PS5 / Xbox Series / Switch / Switch 2 / PC / スマートフォン | 一つのハードだけでは市場を説明できない時代へ |
セガとMicrosoftの立場が入れ替わった2000年代初頭
TGS30年の中でも大きな変化の一つが、セガとMicrosoftです。
1990年代のセガは、セガサターンやDreamcastを持つハードメーカーでした。
しかし2001年以降は他社ハードへソフトを供給する立場へ変わります。
逆にMicrosoftは、1990年代には家庭用ゲーム機メーカーではありませんでした。
2001年のビル・ゲイツ氏基調講演を経てXboxで参入し、2002年にはXbox Live、2021年にはXbox Cloud GamingをTGSで日本市場へ強く打ち出します。
TGS30年で「試遊する意味」も変わった
発売前のゲームを実際に遊べることは、第1回から現在まで続くTGSの大きな魅力です。
しかし、試遊そのものの価値は時代によって変わってきました。
1990年代|動いているゲームを見るだけでも貴重だった
1990年代には、現在のような高画質動画配信はありません。
雑誌で静止画を見るだけでは、3Dゲームがどんな速度で動くのか、どんな操作感なのか分かりません。
会場で実機を見て、自分で触ること自体に非常に大きな価値がありました。
2000年代|新しいゲーム機や特殊な装置そのものを体験する場所へ
PS2、Xbox 360、PS3、PSPなどが登場すると、「新しいハードは旧世代と何が違うのか」を確かめる意味が強くなります。
2002年の『鉄騎』のように、巨大な専用コントローラーそのものを体験するゲームもありました。
2005年にはXbox 360を実際に遊べる一方、PS3はまだ映像中心という違いまで会場で体感できました。
2010年代|動画では分からない操作やVR体験へ
YouTubeなどでゲーム映像を簡単に見られるようになると、「ゲームが動いているところを見る」だけの価値は以前より下がります。
その代わり、PlayStation Move、Kinect、PS Vitaのタッチ機能、VRなど、動画だけでは分からない操作体験が試遊の価値になります。
2020年代|見たことのあるゲームを自分の手で確かめる
現在は発売前から何十分ものゲームプレイ動画が公開されることも珍しくありません。
それでも『モンスターハンターワイルズ』のような注目作には、大規模な試遊環境と長い列ができます。
「どんなゲームか知らないから遊ぶ」だけではなく、「映像で見たゲームが本当に面白いのか、自分の手で確かめたい」という目的へ変わってきました。
公式記録に残る東京ゲームショウの節目
| 年 | 主な出来事 |
|---|---|
| 1996年 | 第1回から109,649人が来場 |
| 1997年春 | 春秋の年2回開催へ |
| 1997年秋 | 東京ビッグサイトから幕張メッセへ移転 |
| 1998年秋 | ネットワークゲームコーナー登場、新ハードが集中 |
| 2000年秋 | 累計来場者100万人突破 |
| 2001年春 | ビル・ゲイツ氏が基調講演 |
| 2002年 | 秋の年1回開催へ、Xbox Liveを本格紹介 |
| 2007年 | 初の4日間開催 |
| 2010年 | 1開催の来場者数が初めて20万人を突破 |
| 2015年 | PlayStation VR、ゲーム音楽企画など展示会の幅が拡大 |
| 2017年 | e-Sports Xを新設 |
| 2018年 | 298,690人で歴代最多来場者数 |
| 2020年 | 史上初のオンライン開催 |
| 2021年 | TOKYO GAME SHOW VR開始、Xbox Cloud Gaming日本展開発表 |
| 2022年 | 一般来場が3年ぶりに復活 |
| 2023年 | 幕張メッセ全館利用が4年ぶりに復活 |
| 2025年 | 出展社数が1,000社を突破 |
| 2026年 | 30周年、史上初の5日間開催 |
もっとゲーム産業の流れを追いたい人へ
東京ゲームショウだけを追っても、日本のゲーム産業がどのように変化したのかかなり見えてきます。
一方、家庭用ゲーム機の誕生、アーケード市場、オンラインゲーム、スマートフォン、企業再編まで含めて長い流れを追いたい場合は、ゲーム産業史をまとめた書籍を併用すると理解しやすくなります。
東京ゲームショウ30年の歩みを、イベント単体ではなく日本のゲーム産業全体の変化と重ねて読みたいなら、小山友介『日本デジタルゲーム産業史 増補改訂版』も相性のいい一冊です。家庭用ゲーム機の世代交代、アーケードやPCゲーム、オンライン・スマートフォン市場まで広く扱っており、東京ゲームショウが各時代に何を映してきたのかを考える補助線になります。会場規模や出展タイトルの変化だけでなく、その背後にあったメーカー戦略や市場構造まで含めて30年を振り返りたい人に向いています。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
TGSの各年を点で見るだけでなく、日本のゲーム業界全体の出来事と重ねると、「なぜこの年にこのハードやゲームが大きく扱われたのか」がさらに分かりやすくなります。
この記事では何を根拠にTGS30年史を整理したか
30年を超えるTGSの歴史を調べると、現在のまとめ記事やデータベースだけでは数字や発表時期が食い違う箇所があります。
本記事では、開催データについてはCESA・東京ゲームショウ公式資料を最優先し、ゲームの発表時期についてはメーカーやプラットフォームホルダーの公式発表を優先しました。
公式資料だけでは当時の試遊内容、待ち時間、会場の様子まで分からない場合は、開催当時のGAME Watch、PC Watch、ファミ通、4Gamerなどの現地取材記事を補助的に確認しています。
・開催日、来場者数、テーマはTGS・CESA公式を最優先
・ゲームの初発表日はメーカー・プラットフォーム公式を優先
・「世界初」「日本初」「初試遊」は根拠を確認できた場合のみ使用
・当時の行列、会場状況、試遊内容は開催当時の現地レポートを補助利用
・後年のまとめ記事だけで「TGS初発表」と断定しない
公式資料同士でも数字が食い違う例がある
現在公開されているCESA系資料同士でも、一部数字が一致しないケースがあります。
たとえば1997年秋の来場者数は、一部の集計ページでは146,630人と記載されています。
一方、開催当時の記録とTGS30周年公式史では140,630人です。
2017年も一部ページには254,331人とありますが、開催当時の公式結果と30周年資料では254,311人となっています。
本記事では1997年秋を140,630人、2017年を254,311人として統一しました。
主な公式確認資料
- 東京ゲームショウ2026|TGS30周年記念特設サイト:1996~2025年の開催日、来場者数、テーマ、歴史上の主な出来事
- 東京ゲームショウ2026|開催概要:2026年の会期、会場、開催時間、公式テーマなど
- 東京ゲームショウ2025|閉幕発表:2025年の最終来場者数263,101人
- 東京ゲームショウ2025|開幕時最終出展規模:1,136社、4,157小間、47の国・地域
個々のゲームについて「TGSで正式発表されたのか」「すでに別イベントで発表済みだったのか」を確認する際は、各メーカーやPlayStation、Xbox、任天堂などが公開した当時の公式発表も個別に照合しています。
30年分を振り返ると、TGSはゲーム業界の「未来予想図」だった
東京ゲームショウの歴史を一気に振り返ると、その年に流行していたゲームだけではなく、ゲーム業界が「次に何が来る」と考えていたのかが見えてきます。
1996年には本格的な3Dゲーム。
1998年にはDreamcastとネットワーク、複数の新型携帯ゲーム機。
1999~2000年にはPlayStation 2。
2001~2002年にはXboxとオンラインゲーム。
2004年にはPSP。
2005~2006年にはHD世代のゲーム機。
2010年にはモーション操作。
2011年にはPS Vita。
2012年にはスマートフォン・ソーシャルゲーム。
2014~2016年にはVR。
2017年以降はeスポーツや配信文化。
2020年には、イベントそのものまでオンライン化しました。
すべてが業界の予想通りに成長したわけではありません。
発売中止になったゲームもあります。
大きな期待を背負ったものの市場を取り切れなかったハードもあります。
「次世代の標準になる」と期待された技術が、一部だけ残って消えていった例もあります。
それでも、その時点では誰にも結果は分かりません。
成功したものも、失敗したものも、発売されなかったものも同じ会場に並んでいました。
だからこそ歴代TGSは、完成したゲーム史を後から振り返るだけの資料ではありません。
その時代のゲーム業界がどんな未来を信じていたのかを記録した資料でもあります。
東京ゲームショウは2026年で30周年、その先も歴史は続く
1996年、87社の出展と109,649人の来場者から始まった東京ゲームショウ。
2026年は開幕前の段階で1,138社が出展予定となり、参加国・地域は53まで広がりました。
第1回の会場だった東京ビッグサイトから幕張メッセへ。
年2回開催から年1回へ。
3日間から4日間、そして5日間へ。
PlayStationとセガサターンの競争から、PC、スマートフォン、VR、インディー、eスポーツまでを含むイベントへ。
30年間で、ゲームショウの意味そのものが大きく変わりました。
一方で、「まだ発売されていないゲームを見たい」「誰よりも早く触ってみたい」「次のゲームはどうなるのか知りたい」という来場者の気持ちは、第1回から現在まで大きく変わっていないのかもしれません。
2026年9月13日時点ではTGS2026は開催前です。会期終了後、最終来場者数、正式な開催結果、会場で実際に発表された新作・初試遊・主要ステージを公式情報で確認したうえで2026年欄を更新します。開催前の予告を、開催後の実績として先回り掲載することはしません。
1996年から2026年まで、ここに並んでいるのは30年間に発売されたゲームの一覧ではありません。
その年の会場で何が注目され、何が次の時代だと思われていたのか。
東京ゲームショウの歴史を振り返ることは、日本のゲーム業界が30年間どこへ向かおうとしてきたのかを振り返ることでもあります。