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『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』忖度なしレビュー|格ゲー初心者でも楽しめる?

『MARVEL Tōkon』は買い?4対4格ゲーを忖度なしレビュー

『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』が、2026年8月7日にPS5・PC向けに発売されました。

開発を手掛けるのは、『GUILTY GEAR』シリーズや『ドラゴンボール ファイターズ』などで知られるアークシステムワークス。PlayStation Studios、Marvel Gamesとタッグを組み、マーベルのヒーローやヴィランによる4対4のタッグ制対戦格闘ゲームを作り上げました。発売時点では20キャラクターが使用できます。

スパイダーマンやアイアンマンたちがアニメ調のビジュアルで激突するだけでも目を引きますが、本当に重要なのは格闘ゲームとして面白いのかどうかです。

4人も使うゲームは初心者には難しすぎないのか。簡単操作を採用したことで底が浅くなっていないのか。1人でも楽しめるのか。そして通常版7,980円を払う価値があるのか。

さらにPC版は、発売直後からパフォーマンス問題が指摘され、8月10日には改善パッチが配信されました。それでも8月13日時点のSteam購入者レビューは3,620件中48%が好評で、評価は「賛否両論」です。

今回は知名度やMARVELブランドに引っ張られず、『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』は本当に買う価値のある格闘ゲームなのかを忖度なしで評価します。

『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』を忖度なしレビュー

先に結論を言うと、格闘ゲームとしてかなり良くできています。

本作の最大の特徴は4対4ですが、4キャラクターを最初からすべて使いこなすことを要求されるゲームではありません。

試合開始時に使えるのは操作キャラクターと味方1人。ブレイクによるステージ遷移など特定の条件を満たすか、1ラウンドを落とすことで残りのメンバーが参戦します。つまり、一見複雑な4対4を段階的に広げる仕組みになっています。

操作面でも、同じ攻撃ボタンを続けて押すだけでコンボにつながる「リンクアタック」や、複雑なコマンドなしで必殺技を出せるクイックスキルを用意。

それでいて、コマンド入力にはダメージやゲージ増加量で小さなメリットがあり、慣れてくればアシスト、交代、防御からの切り返し、チーム編成まで考える余地があります。

入口は広い。でも奥まで行けばしっかり難しい。

このバランスが、本作の一番優れている部分です。

一方で、すべてが高水準というわけではありません。

1人用コンテンツはエピソードモードを中心に複数用意されていますが、『ストリートファイター6』のワールドツアーのような巨大なソロ体験ではありません。またPC版には発売時点で明確な技術的問題があり、PS5版と同じ感覚でおすすめすることはできない状況です。

対戦格闘ゲームとしては強い。ただし、購入する目的とプラットフォームによって評価が変わる作品です。

『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』とは

『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』は、PlayStation Studios、アークシステムワークス、Marvel Gamesが手掛ける4対4のタッグ制対戦格闘ゲームです。

日本では2026年8月7日にPS5・PC向けに発売。通常版は7,980円、デジタルデラックス版は10,480円、アルティメットエディションは11,980円です。

項目内容
タイトルMARVEL Tōkon: Fighting Souls
発売日2026年8月7日
対応機種PS5 / PC
ジャンル対戦格闘ゲーム
通常版価格7,980円(税込)
開発アークシステムワークス
発売元ソニー・インタラクティブエンタテインメント
発売時キャラクター20人
プレイ人数1~2人
オンラインロビー最大64人
PS5・PCクロスプレイ対応
日本語音声対応
CEROB

日本語を含む10言語でフルボイスに対応し、テキストは16言語を収録。PS5とPC間のクロスプレイにも対応しています。PS5でオンラインモードを利用する場合はPlayStation Plusへの加入が必要です。

良かった点

4対4なのに「4人全部覚えろ」と迫ってこない

「4対4の格闘ゲーム」と聞いて、最初に不安になるのは複雑さでしょう。

1対1でも操作を覚えるのが大変なのに、4人分の技やコンボを覚えるとなれば、格闘ゲーム初心者にはかなり高い壁に見えます。

しかし本作では、各試合の開始時点で使えるのは操作キャラクターと味方1人だけ。残り2人はブレイクを発生させる、あるいは1ラウンドを落とすなど、試合が進むことで参戦します。

さらに公式の初心者向けガイドでも、一度操作を覚えたキャラクターなら試合を通して活躍できるため、まずは好きな1人から始めればいいと案内されています。

好きなキャラクターを動かす。

次にアシストを使う。

慣れてきたら交代を取り入れる。

そして最終的に4人をひとつのチームとして扱う。

4対4という派手さは残しながら、覚える順番を作った設計は非常にうまいです。

初心者向け操作があるのに、上達する意味も残されている

初心者への間口もかなり広く取られています。

ライト、ミディアム、ヘヴィの同じ攻撃ボタンを連打することでコンボになる「リンクアタック」を採用。必殺技についても、従来型のコマンド入力だけでなく、ボタン操作で発動できる「クイックスキル」があります。

それだけなら「簡単操作で派手な技を出すだけ」のゲームにもなり得ます。

しかし、本作はそこから先がしっかりあります。

仲間を呼ぶアッセンブルアシスト、操作キャラクターの交代、攻撃を切り返すクロスオーバー、アッセンブルカウンター、ゲージ管理、キャラクターごとの特性、そして4人の組み合わせ。

さらにコマンド入力版のスキルには、クイックスキルよりダメージやゲージ増加量がわずかに高いというメリットも残されています。

技を出せることを難しさにせず、「その技をどう使うか」を奥深さにした。

格闘ゲーム初心者への配慮として、かなり納得できる設計です。

実際、Push Squareもオートコンボや簡略化された必殺技入力によって初心者が入りやすい一方、チームシステムには長期的に掘り下げられる奥行きがあると評価しています。

4人を組み合わせるから20キャラ以上に編成を考える余地がある

発売時に使用できるキャラクターは20人です。

20人だけを見ると、現在の格闘ゲームとして圧倒的に多い数字ではありません。

しかし本作は、その中から4人を選んでチームを作ります。

各キャラクターは見た目だけでなく戦い方も異なり、たとえばキャプテン・アメリカはシールドを攻守に利用し、ゴーストライダーには独自のオーバーヒート要素があるなど、それぞれ固有の仕組みが組み込まれています。

さらに、アシストとして誰を置くか、誰を中心に戦うかでもチームの感触は変わります。

好きなMARVELキャラクターだけで組むのもいい。

近距離と遠距離を組み合わせてもいい。

キャラクター同士の相性を突き詰めてもいい。

「誰を使うか」だけではなく「誰と誰を組ませるか」まで遊びになることが、4対4ならではの面白さです。

MARVELをアークシステムワークス流に作り直したビジュアルが強い

本作は、MARVELのヒーローを映画の姿そのままに再現するゲームではありません。

アニメや日本のポップカルチャーを強く感じさせるデザインへ大胆にアレンジされています。

公式でも本作の特徴としてアニメ風アートスタイル、MARVELゆかりのステージ、状況に応じて変化するサウンドトラックを前面に打ち出しています。

キャラクターのモーションも非常に派手で、4対4のアシストや必殺技が絡むと画面全体が演出で埋め尽くされます。

それでも単なる派手さだけではありません。

「アークシステムワークスがMARVELを作ったらこうなる」という独自性がはっきりあります。

Push Squareもキャラクターのアニメ調リデザイン、アニメーション、ステージ表現を高く評価しています。

有名IPを借りただけではなく、このゲーム独自のMARVEL像を作れたことは大きな成功です。

日本語フルボイスで楽しめる

日本向けとしてうれしいのが、日本語フルボイス対応です。

公式情報では日本語を含む10言語でフルボイスに対応し、テキストは16言語を収録しています。

対戦中だけでなく、エピソードモードではモーションコミック形式で本作オリジナルのMARVELストーリーが描かれます。

アニメ調に再構築されたビジュアルとも相性がよく、英語音声を前提とした海外作品という距離感はかなり薄くなっています。

「格闘ゲームには詳しくないけれどMARVELは好き」という人を取り込むうえでも、日本語音声対応は重要なポイントでしょう。

初心者が「何をすればいいかわからない」状態になりにくい

本作には初心者向けの「スタートアップバトル」が用意されています。

キャプテン・アメリカを操作しながら、通常攻撃、コンボ、スキル、キャラクター固有アクションを順番に習得。さらに「基本編」と「アッセンブル編」に分かれ、後半ではチーム連携を学べます。経験者は基本編を飛ばすことも可能です。

キャラクター選択画面には「EASE OF USE」という扱いやすさの目安も表示され、キャプテン・アメリカ、ミズ・マーベル、ウルヴァリンなどは初心者にも扱いやすいキャラクターとして紹介されています。

格闘ゲームは、「負けること」よりも「何を練習すればいいかわからないこと」で離脱しやすいジャンルです。

その最初の壁を低くする導線が用意されている点は高く評価できます。

1人用コンテンツも「ほぼ何もない」わけではない

ここは前稿から評価を修正した部分です。

本作にはオリジナルストーリーを描くエピソードモードに加え、ローカル対戦、トレーニング、オールスターアリーナ、キャラクターガイド、アルカディアランブルなどが収録されています。アルカディアランブルはオフラインでも最後までプレイ可能です。

エピソードモードは5つに分かれており、Push Squareでは一通り遊ぶのにおよそ6~8時間とされています。そのほかにもオールスターアリーナやサバイバル系コンテンツなどがあり、同媒体は発売時点のオフライン要素を十分な内容と評価しています。

一方、The Guardianはエピソードモードを軽めと評価しており、ソロコンテンツへの受け止め方には差があります。

したがって、「1人では遊べない」は明確に違いますが、「ストーリー目的だけで長期間遊ぶゲーム」と考えるのも違うでしょう。

本質的には、やはり対戦と上達を楽しむ格闘ゲームです。

気になった点

4対4は入りやすくても、画面とシステムの情報量は多い

入口はかなり親切ですが、簡単なゲームという意味ではありません。

攻撃、アシスト、交代、ゲージ、4人の状況、相手チームの動きが同時に進むため、慣れるまでは何が起きているのかわからなくなる瞬間があります。

Push Squareも、初心者が入りやすい一方で、最初のチュートリアルには情報量の多さを感じるとしています。

これは欠点であると同時に、奥深さの裏返しでもあります。

ただし、

「簡単操作がある=誰でもすぐ対戦で勝てるゲーム」

ではありません。

技を出すところまでは簡単。

そこから先はしっかり練習が必要です。

「MARVELだからカジュアルなアクションゲームだと思って買う」と、想像以上に本格的な格闘ゲームだったと感じる可能性はあります。

20キャラは十分だが、4対4だからこそ追加も欲しくなる

20キャラクターの完成度自体は高いです。

ただし、1試合で最大8キャラクターが登場する4対4ゲームなので、遊び続けるほど同じ人気キャラクターを見る機会は多くなります。

Push Squareもキャラクターのラインナップを高く評価する一方、ステージについてはもう少し欲しかったとしています。

そして発売後の追加コンテンツもすでに予定されています。

デジタルデラックス版に含まれるYear 1キャラクター&ステージパスでは、追加キャラクター4人と新ステージ1つを配信予定。第1弾追加キャラクターとして「フェニックス・サイクロップス」も発表されています。

長期的にロースターが増えること自体は歓迎できます。

一方で、通常版だけで完結した roster を求める人にとっては、最初からもう少し欲しいと感じる余地もあります。

1人用はある。ただし主役はあくまで対戦

エピソードモードをはじめ、1人でも遊べるコンテンツは複数あります。

そのため「オンライン対戦をしなければ何も残らないゲーム」ではありません。

しかし、『ストリートファイター6』のワールドツアーのように、1人用モードそのものが巨大なゲームとして成立しているタイプでもありません。

The Guardianは5つのエピソードを比較的軽量な内容と捉え、対戦そのものに興味がないプレイヤーへ提供できるものは多くないと評価しています。対してPush Squareは6~8時間程度のエピソードに加えたオフラインモード群を評価しており、ここは媒体によって印象が割れています。

両方を踏まえると、

ソロでも十分遊べる。ただし、このゲームを長く遊ぶ理由は最終的に「もっと強くなりたい」「もっと対戦したい」へ移っていく。

そう考えるのが一番近いでしょう。

PC版は発売時点で明確に評価を下げている

今回もっとも大きな注意点です。

PC版は公式に、バトル中60fps固定、最大4Kなどを特徴として掲げています。推奨GPUはGeForce RTX 3070またはRadeon RX 7600 XTで、メモリは16GBです。

ところが発売後、CPU負荷、フレームレート低下、スタッターなどのパフォーマンス問題が指摘されました。

これを受けて8月10日には、CPU使用率の削減、急激なパフォーマンス低下やフレームレート低下への対策などを含むPC向けアップデートが配信されています。

改善報告が出ていることはプラスです。

ただ、8月13日時点でもSteamの購入者レビューは3,620件中48%が好評で「賛否両論」。全レビューを含めると好評2,461、不評2,588となっており、発売時の印象を完全に覆すところまでは至っていません。

さらにPC版のオンラインロビー、ランクマッチ、カジュアルマッチなどにはPlayStationアカウントとインターネット接続が必要です。

現時点で購入するなら、PC版は自分の環境と今後のアップデートを確認してから判断したいところです。

PC版の問題はクロスプレイにも影響し得る

PC版だけの問題だからPS5ユーザーには無関係、とは言い切れません。

本作はPS5とPCのクロスプレイに対応しています。

Push SquareのPS5 Proでのレビューでは、PS5版自体については非常に安定していると高く評価する一方、PC側の環境によってクロスプレイ時にステージ遷移で短い停止を経験したとしています。同媒体ではPS5同士のオンライン対戦については概ね良好だったとしています。

8月10日のPC向けパッチによって改善は進んでいます。

ただし、発売直後のオンライン環境を評価するうえでは、PC版の技術問題を完全に切り離すことはできません。

通常版7,980円、DLCまで考えると決して安くない

スタンダードエディションは7,980円。

デジタルデラックス版は10,480円、アルティメットエディションは11,980円です。デラックス版には発売後の追加キャラクター4人とステージ1つを含むYear 1キャラクター&ステージパスなどが収録されます。

何十時間、何百時間と対戦する人なら、7,980円でも十分元を取れるでしょう。

問題は、

「MARVELが好きだからストーリーだけ見たい」

という人です。

その場合は、価格に対して遊べる内容の受け止め方が変わります。

本作のコストパフォーマンスは、単純な収録時間ではなく、対戦格闘ゲームとしてどれだけ継続して遊ぶかで大きく変わります。

格ゲー初心者でもおすすめできる?

おすすめできます。

むしろ、本作の大きな特徴です。

リンクアタックによる簡単なコンボ、ボタンで出せるクイックスキル、キャラクターごとの「EASE OF USE」、基本からチーム連携まで学べるスタートアップバトルなど、初心者を対戦の入口まで連れていく仕組みがかなり丁寧に用意されています。

スパイダーマンを使いたい。

ウルヴァリンが好き。

デッドプールを動かしてみたい。

最初の動機はそれだけでも問題ありません。

ただし、繰り返しになりますが簡単なのは入口です。

対戦で勝とうと思えば、ガード、切り返し、アシスト、交代、キャラクター相性、ゲージ管理などを覚える必要があります。

だからこそ面白い。

初心者向けに薄くした格闘ゲームではなく、初心者が本格的な格闘ゲームへ入っていけるように作られた作品です。

PS5版とPC版はどちらを買うべき?

2026年8月13日時点では、PS5版を優先しておすすめします。

PS5とPCでゲーム内容そのものは共通し、クロスプレイにも対応しています。

しかしPC版では発売直後にパフォーマンス問題が発生し、8月10日の改善パッチ後もSteamの総合評価は「賛否両論」のままです。

一方、Push SquareはPS5 Pro版について、操作レスポンスや安定性を高く評価し、PS5版そのものは非常に完成度が高いとしています。

もちろんPC版は今後さらに改善される可能性があります。

8月10日のパッチでもCPU負荷などへの対策がすでに入っているため、発売初日の状態だけで長期評価を決めるのも適切ではありません。

それでも、今すぐどちらかを購入するならPS5版のほうが安全というのが現時点での結論です。

忖度なしレビュー評価スコア

総合スコアは7.9 / 10としました。

4対4という独自のチームバトルを成立させながら、簡単操作によって初心者も入りやすく、その先にはアシストや交代、チーム編成を突き詰める奥深さがあります。キャラクターの再解釈やアニメ調の演出も非常に完成度が高く、対戦格闘ゲームとしての核だけを見れば8点台後半を付けられる作品です。実際、PS5版を中心とした批評家評価は高く、Metacriticも85点となっています。

一方で、一本の商品として見ると弱点も無視できません。1人用コンテンツは用意されているものの、長く遊ぶ中心はあくまで対戦。さらにPC版は発売後に改善が進んでいるとはいえ、8月13日時点でもSteam全体の購入者評価は「賛否両論」で、技術面を高得点にはできない状況です。

通常版7,980円という価格も含め、格闘ゲーム部分の出来の良さだけで欠点を相殺せず、発売時点の商品全体を評価した結果が7.9点です。MARVELファンにも格闘ゲーム初心者にもおすすめできる良作ですが、8点台後半を付けるほど隙のない作品ではない、というのが今回の忖度なし評価です。

評価項目スコア
対戦格闘ゲームとしての完成度8.8 / 10
4対4チームバトルの独自性8.9 / 10
キャラクター・演出9.0 / 10
初心者の遊びやすさ8.3 / 10
1人用モード・ボリューム7.0 / 10
オンライン・技術的完成度6.8 / 10
コストパフォーマンス7.4 / 10
総合スコア7.9 / 10

総評|MARVELだから面白いのではなく、格闘ゲームとして面白い

『MARVEL Tōkon: Fighting Souls』で最も評価したいのは、MARVELという強力なIPを使いながら、それに頼り切らなかったことです。

有名なヒーローやヴィラン。

派手なアニメ調グラフィック。

必殺技の大演出。

それだけでも商品として成立させることはできたでしょう。

しかし本作は、その内側にしっかり格闘ゲームを作っています。

初心者にはリンクアタックやクイックスキルで「まず技を出せる」楽しさを与え、そこからアシスト、交代、チーム編成へ自然に進める。

そして経験者には、4人の組み合わせやゲージ管理を突き詰める余地を残す。

入口を広げても、奥行きを削らなかった。

これが本作最大の成功です。

1人用についても、エピソードモードをはじめ複数のコンテンツが用意されているため、対戦を始める前にMARVELの世界とキャラクターを楽しむことはできます。

ただし、最終的にこのゲームを長く遊ぶ原動力になるのは、おそらく対戦です。

昨日できなかったコンボができる。

アシストの使い方がわかる。

自分なりの4人が決まる。

そして昨日負けた相手に勝てる。

そうした自分自身が上達していく面白さこそ、本作の中心にあります。

唯一、大きく評価を下げているのがPC版の発売時点での状態です。

8月10日のパッチで改善は進みましたが、8月13日時点でもSteam評価は48%好評の「賛否両論」。PC版を選ぶなら、今後のアップデート状況は引き続き確認したいところです。

そのため、現時点ではPS5版を第一候補とします。

総合評価は8.5 / 10

MARVELファンにはもちろんおすすめできます。

格闘ゲーム初心者にもおすすめできます。

そして何より、

「MARVELが好きだから我慢して遊ぶ格闘ゲーム」ではなく、「MARVELを抜きにしても格闘ゲームとして遊びたくなる作品」。

そこまで仕上げてきたことを高く評価したい一本です。

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