ニュース

新幹線「Supreme Class」10月1日開始|料金はいくら?予約方法・対象列車・グリーン車との違い

新幹線Supreme Classの料金・予約方法|対象列車・7号車2人利用・グリーン車との違い

2026年10月1日に始まる新幹線Supreme Class Cabinの料金・予約方法・対象列車を解説するイメージ

2026年10月1日、東海道・山陽新幹線に新たな最上位クラス「Supreme Class(スプリームクラス)」が登場します。

ただし、10月1日に始まるのはSupreme Classのすべてではありません。今回サービスを開始するのは、7号車と10号車に設けられる個室タイプ「Supreme Class Cabin」です。半個室タイプの「Supreme Class Seat」は2027年度中の開始予定となっています。

料金は例えば東京~新大阪を「のぞみ」通常期・エクスプレス予約で利用する場合、10号車Cabinが42,100円、7号車Cabinが60,500円。予約は10月1日からではなく、すでに2026年9月15日から始まっています。

対象は東京~博多を走る一部のN700S・16両編成で、「のぞみ」だけでなく「ひかり」「こだま」にも設定されます。10月時点では毎日上下計12本程度が予定されていますが、当日になって追加で発表される列車もあります。

先にポイント

  • サービス開始:2026年10月1日
  • 10月1日に始まるのは「Supreme Class Cabin」
  • 運転区間:東海道・山陽新幹線 東京~博多
  • 対象列車:「のぞみ」「ひかり」「こだま」の一部
  • 予約:エクスプレス予約・スマートEX限定ですでに発売中

Supreme Classとは?10月1日に始まるのはCabin

Supreme Classは、JR東海・JR西日本が東海道・山陽新幹線へ導入する新しい上級クラスです。JR公式では「グリーン車を超える最上位クラス」と位置付けられています。

Supreme Classには「Cabin」と「Seat」の2種類がありますが、開始時期は同じではありません。

項目Supreme Class CabinSupreme Class Seat
タイプ個室半個室
サービス開始2026年10月1日2027年度中予定
設置場所7号車・10号車10号車
1編成あたり7号車1室+10号車1室6席予定
現在予約できる?できるまだできない

つまり、「10月1日からCabinとSeatの両方が使える」というわけではありません。2026年秋の段階で予約できるSupreme ClassはCabinです。

また、すべての東海道・山陽新幹線へ一斉に導入されるわけでもありません。N700Sの16両編成へ順次導入され、当面は一部列車での運行となります。

Supreme Classの料金はいくら?グリーン車と比較

料金を比較する際は条件をそろえる必要があります。以下は大人1名・片道・「のぞみ」・通常期・エクスプレス予約で比較した金額です。

区間普通車指定席グリーン車Cabin 10号車Cabin 7号車
東京~名古屋10,880円14,540円32,440円46,840円
東京~新大阪14,230円19,100円42,100円60,500円
東京~岡山17,220円23,290円51,490円74,090円
東京~広島19,180円26,440円59,640円86,240円
東京~博多23,160円30,420円63,620円90,220円
新大阪~博多15,640円21,710円49,910円72,510円

※普通車・グリーン車・Supreme Classとも「のぞみ」通常期、エクスプレス予約、大人1名片道で比較。Supreme Classの表示額には乗車券・特急券を含みます。利用日や列車によって金額は変わります。

東京~新大阪の場合、グリーン車19,100円に対し10号車Cabinは42,100円で、差は23,000円。7号車Cabinなら60,500円なので、差は41,400円です。

東京~博多では10号車Cabinが63,620円、7号車が90,220円。グリーン車との差はそれぞれ33,200円、59,800円となります。

単純に「グリーン車より座席が少し豪華」という料金設定ではありません。後ほど詳しく触れますが、Cabinは鍵付きの独立した個室で、照明や空調、放送音量なども個別に調整できる設計です。

なお、スマートEXは料金が少し異なります。例えば東京~新大阪の通常期「のぞみ」なら7号車60,790円、10号車42,390円です。

Supreme Classは通常期だけでなく、閑散期・繁忙期・最繁忙期でも価格が変わります。大人の場合、通常期を基準に閑散期は200円引き、繁忙期は200円増し、最繁忙期は400円増しです。また「ひかり」「こだま」は「のぞみ」と発売額が異なります。

7号車を2人で使うといくら?60,500円×2ではない

Supreme Classで特に分かりにくいのが、7号車Cabinの「2名利用可」という仕組みです。

例えば東京~新大阪の7号車Cabinは、エクスプレス予約・通常期の「のぞみ」で60,500円と案内されています。

この金額を見て「2人なら60,500円×2=121,000円」と考えそうになりますが、そうではありません。

JR公式FAQでは、2人で使う場合は1人が7号車Cabinを1名分予約し、もう1人は同じ列車を利用できる乗車券・特急券等を別に用意する仕組みになっています。

同行者の乗車券類は、普通車自由席、普通車指定席、グリーン車のほか、条件を満たすお得なきっぷや旅行商品でも構いません。

東京~新大阪を大人2人で利用する一例

同行者もエクスプレス予約の普通車指定席を用意すると仮定すると、通常期「のぞみ」では次の計算になります。

7号車Cabin:60,500円

+ 同行者の普通車指定席:14,230円

=2人合計 74,730円

同行者がグリーン車の乗車券類を用意するなら60,500円+19,100円で79,600円となります。

つまり7号車を2人で使う料金には、ひとつの固定された「2名料金」があるわけではありません。同行者がどの乗車券類を用意するかで合計額が変わります。

もちろん7号車Cabinは1人で利用することもできます。

7号車と10号車は何が違う?座席の向きにも注意

項目7号車Cabin10号車Cabin
利用人数1~2名1名
1編成あたり1室1室
ソファありなし
座席の向き博多方面固定東京方面固定
座席転換不可不可
電子錠付き扉ありあり

特に注意したいのが座席の向きです。Cabinの座席は普通の新幹線座席のように回転できません。

7号車は博多方面を向いて固定されているため、下り列車では進行方向向き、上り列車では後ろ向きになります。

逆に10号車は東京方面固定なので、上り列車では進行方向向き、下り列車では後ろ向きです。

進行方向を向いて座りたい人は、7号車と10号車の違いを料金だけで選ばない方がよさそうです。

どの新幹線で乗れる?毎日運行予定は上下12本

Supreme Classは「のぞみ専用」ではありません。「のぞみ」「ひかり」「こだま」の一部列車で利用できます。

JR東海が2026年9月7日に更新した運行予定では、次の12本が毎日運行予定として案内されています。

方向列車運転区間始発終着
下りのぞみ15号東京→博多8:1213:09
下りのぞみ35号東京→博多13:1218:09
下りのぞみ45号東京→博多15:3020:30
下りのぞみ59号東京→博多18:5123:51
下りひかり633号東京→新大阪7:3610:27
下りこだま833号東京→名古屋14:2717:06
上りのぞみ10号博多→東京8:0012:57
上りのぞみ20号博多→東京10:1515:15
上りのぞみ34号博多→東京13:3618:33
上りのぞみ62号博多→東京18:3623:32
上りひかり648号新大阪→東京11:1814:12
上りこだま854号名古屋→東京20:4623:24

※2026年9月7日更新のJR東海公式運行予定を基準に、山陽区間を含む「のぞみ」の始終着時刻はJR西日本の時刻表でも確認。ダイヤ変更時は最新の公式情報を優先してください。

この12本とは別に、一部列車は当日になってSupreme Classでの運行が発表されることがあります。JR東海は、10月1日以降に特設サイトや東海道・山陽新幹線の運行情報で当日分を確認できると案内しています。

一方、車両点検や天候、ダイヤ乱れなどで、予定されていた列車がSupreme Classのない編成へ変更される可能性もあります。

乗車直前は、JR東海「Supreme Class」公式特設サイトで最新の運行情報を確認するのが確実です。

10月1日の初列車は「のぞみ1号」予定

JR東海・JR西日本の6月17日発表では、サービス初日の初列車はのぞみ1号・東京6:00発を予定しています。

2026年9月28日時点で、この予定を変更する新たな公式発表は確認されていません。

ただし、のぞみ1号は先ほどの「毎日運行予定12本」の中には入っていません。したがって、10月1日の初列車であることと、10月2日以降も毎日Supreme Classが付くことは別です。

予約方法は?すでに9月15日から発売中

Supreme Class Cabinは、サービス開始日の10月1日を待たず、2026年9月15日から発売されています。

通常は乗車日の1カ月前10:00から発売されます。ただし開始直後は特例があり、10月1日~14日乗車分は9月15日5:30からまとめて発売されました。

1年前予約には対応していません。

購入できるのはエクスプレス予約・スマートEX

Supreme Classの販売はエクスプレス予約とスマートEX限定です。

駅や旅行会社の窓口では購入できません。駅の指定席券売機で普通の指定席券を買い、あとからSupreme Class料金だけを追加する商品でもありません。「LINEからEX」にも設定されていません。

EXアプリの場合は「新幹線予約」を開き、乗車日・時刻・区間などを入力したあと、座席の種類から「Supreme Class(個室)」を選択します。対象列車を選び、最後に7号車または10号車を指定する流れです。

ブラウザ版からも同様に予約できます。詳しい操作はエクスプレス予約のSupreme Class公式案内で確認できます。

空席があれば、乗車日当日も時刻表に表示された所定発車時刻の4分前まで予約できます。また、当日になってSupreme Classでの運行が確定した列車は、原則として当日5:30から発売されます。

早特商品やe特急券の設定はありません。

乗車はICカード、紙のきっぷは受け取れない

Supreme Classの商品は乗車券と特急券が一体となったチケットレス商品です。

国内向けのエクスプレス予約・スマートEXでは、登録した交通系ICカードなどを使って乗車します。Supreme Class用の紙のきっぷを受け取って乗車することはできません。

Cabinの電子錠も、乗車時に使用したICカードを使って開錠します。7号車を2人で利用する場合は、Cabinを予約した本人が改札で使用したICカードで開錠し、同行者のICカードでは開けられません。

JR東海の特設サイトではQRコードによる解錠にも対応すると案内されていますが、公式FAQでは訪日会員向けスマートEXなどQRチケットを使用するケースが示されています。

改札入場前かつ予約列車の発車前なら、条件の範囲内で予約変更は何度でも手数料無料。乗車前の払い戻し手数料は320円です。途中下車はできません。

Cabinはどんな個室?専用Wi-Fiや個別空調も

Supreme Class Cabinは、単にグリーン車の座席を大きくした設備ではありません。

7号車・10号車とも鍵付き扉とオートロックを備え、室内にはレッグレスト付きリクライニングシートを設置。専用タブレットからリクライニング、レッグレスト、ランバーサポート、シートヒーターを調整できます。

タブレットではさらに照明の明るさ・色、空調の風量、車内放送の音量も変更できます。

通信環境として5G対応透明ガラスアンテナを利用したSupreme Class専用Wi-Fiを用意。時間制限なしで利用できると案内されています。

ヘッドレスト部分には手持ちのデバイスとワイヤレス接続できるシートスピーカーを搭載。そのほか大型テーブル、コンセント、USB Type-A・Type-C充電ポート、ハンガー、荷物スペース、沿線の伝統工芸を使ったオーナメントなどが備わります。

座席横の荷物スペースには55cm×40cm×25cm以内のスーツケースを収納可能。7号車にはデッキ通路にも専用荷物置場があります。

JR東海公式動画では、Cabinの室内や7号車・10号車の違いを実際の映像で確認できます。

ウェルカムサービスは「のぞみ」「ひかり」のみ

Supreme Classでは車内サービスも用意されていますが、「こだま」でも同じ内容が受けられるわけではありません。

無料のウェルカムサービスでは、乗車後に飲み物とお菓子を1人1回提供します。対象は「のぞみ」「ひかり」です。

また、「のぞみ」「ひかり」では備え付けタブレットから有料のモバイルオーダーを利用でき、Supreme Class限定商品も用意されます。

つまり「こだまにもSupreme Class Cabinはあるが、のぞみ・ひかりと同じウェルカムサービスやモバイルオーダーが付くわけではない」という点に注意が必要です。

モバイルオーダーの商品は有料です。Supreme Class料金に食事一式が含まれているわけではありません。

グリーン車との違いは?グリーン車がなくなるわけではない

Supreme Classの登場で「グリーン車が置き換わるのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、グリーン車自体が廃止されるという発表はありません。

比較グリーン車Supreme Class Cabin
空間グリーン車座席鍵付き独立個室
1編成のCabin数―2室
専用Wi-FiSupreme Class専用ではないあり
照明・空調・放送通常の車内設備タブレットから個別調整
シートスピーカー―あり
予約通常の新幹線予約でも購入可能EX予約・スマートEX限定

大きな違いは、料金だけではなく「個室そのものを確保する」ことにあります。

一方で、Supreme Classのためにグリーン車がすべて消えるわけではありません。2027年度に予定されるSeatは10号車の一部を使用しますが、グリーン車全体をSupreme Classへ置き換えるという発表は出ていません。

2027年度のSupreme Class Seatは何が違う?

2027年度中に始まる予定のSupreme Class Seatは、Cabinとは考え方が異なります。

10号車の東京寄り、現在のグリーン車5列分にあたるスペースへ6席を設ける計画です。

通路との間に電子錠付き扉があり、大型バックシェルタイプの座席を採用。Cabinとは違って座席を転換できるため、2人で利用する場合は前後の座席を向かい合わせることもできます。

ただし2026年9月28日時点では、具体的なサービス開始日や料金は発表されていません。当然、現在予約することもできません。

「Supreme Classは10月1日に全部始まる」と考えず、2026年10月1日=Cabin、2027年度中=Seatと分けて覚えると分かりやすいでしょう。

よくある疑問を整理

10月1日からすべての東海道新幹線に付く?

いいえ。一部のN700S・16両編成へ順次導入されます。当面は対象列車が限られます。

Supreme Classは「のぞみ」専用?

いいえ。「のぞみ」「ひかり」「こだま」の一部列車で運行します。

東海道新幹線だけ?新大阪~博多でも乗れる?

山陽新幹線でも利用できます。運転区間は東京~博多なので、新大阪~博多だけをSupreme Classで利用することも可能です。

九州新幹線までそのまま乗れる?

Supreme Classの運転区間は博多までです。九州新幹線区間までSupreme Classとして走るサービスではありません。

7号車は1人でも使える?

利用できます。7号車は1~2名用、10号車は1名用です。

普通の新幹線きっぷに追加料金を払えば乗れる?

通常の購入方法はそうではありません。Supreme Classは乗車券・特急券一体型の商品として、エクスプレス予約またはスマートEXから購入します。

Supreme Classとグランクラスは同じ?

別のサービスです。グランクラスはJR東日本・JR北海道などが東北・北海道、北陸、上越新幹線で展開している上級クラス。Supreme ClassはJR東海・JR西日本が東海道・山陽新幹線へ導入するサービスで、設備や料金体系も異なります。

まとめ|10月1日に始まるのはCabin、予約はすでに開始済み

東海道・山陽新幹線のSupreme Classは、2026年10月1日にサービスを開始します。

ただし、最初に利用できるのは個室タイプのSupreme Class Cabinです。半個室タイプのSeatは2027年度中の予定で、具体的な開始日や料金はまだ発表されていません。

Cabinは7号車と10号車に1室ずつ設置され、東京~博多の一部の「のぞみ」「ひかり」「こだま」で運行します。料金は東京~新大阪ならエクスプレス予約・通常期の「のぞみ」で10号車42,100円、7号車60,500円です。

7号車を2人で使う場合も、60,500円を2人分払う仕組みではありません。Cabinを1名分予約し、同行者は同じ列車に乗れる別の乗車券類を用意します。

予約はすでに9月15日から始まっており、エクスプレス予約・スマートEX限定です。

運行列車は当日追加される場合もあり、逆に車両変更でCabinが利用できなくなることもあります。実際に乗る日には、予約画面とJR東海の公式運行情報をもう一度確認しておくのが確実です。

-ニュース
-, , , ,