- 天地創造2027年版はリメイク?発売日・価格・アレンジモード・SFC版との違い
- 『天地創造』2027年版は2027年1月14日発売
- リメイク?リマスター?結局どういう2027年版なのか
- HD-2Dリメイクではない
- 最大の新要素「アレンジモード」は何が変わる?
- 巻き戻し・ショートカット・ミュージアムも追加
- SFC版と2027年版の違いを比較
- 新シナリオや新エンディングはある?
- 藤原カムイ氏も再び参加
- 小林美代子氏・曳地正則氏による新アレンジ楽曲も収録
- 通常版・SteelBook・ガイアエディションは何が違う?
- 対応機種はSwitch 2・Switch・PS5・PS4・Xbox・PC
- TGS2026では日本語版を実際に試遊できる
- なぜ『天地創造』は約31年間、一度も移植されなかった?
- 旧スタッフ自身が「曖昧な契約を解消し、再契約したい」と語っていた
- 「クインテットがなくなったから出せなかった」とも言い切れない
- 2021年にはファンと旧スタッフによる復刻運動があった
- なぜスクウェア・エニックスではなくClear River Gamesが開発する?
- 「クインテットが復活した」わけではない
- 1995年から2027年までの流れ
- 北米では今回が初の正式発売
- 『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』も復活する?
- そもそも『天地創造』はどんなゲーム?
- 2027年版で分かっていること・まだ分からないこと
- まとめ|『天地創造』2027年版は、原作を残しながら遊びやすさを現代化した復刻
天地創造2027年版はリメイク?発売日・価格・アレンジモード・SFC版との違い

1995年にスーパーファミコンで発売されたアクションRPG『天地創造』が、2027年1月14日に現行機へ帰ってきます。
2026年8月に復活が発表された時点では、「2027年初頭」という発売時期と、現代向けの改良・追加要素が入ることまでしか分かっていませんでした。
そこから約3週間。東京ゲームショウ2026開幕に合わせて、発売日だけでなく、完全新規の「アレンジモード」、巻き戻しやミュージアムといった便利機能、国内パッケージ価格、SteelBookエディション、ガイアエディションまで一気に明らかになりました。
先に結論
2027年版『天地創造』は、キャラクターやフィールドを一から作り直すフルリメイクではありません。HD-2D化も発表されていません。
一方、SFC版をそのまま動かすだけの単純移植でもなく、オリジナルのピクセル表現とゲームを基礎に、アレンジモードや巻き戻し、ミニマップ、どこでもセーブ、ミュージアムなどを追加した現行機向けの強化再リリースと考えるのが最も実態に近いです。
『天地創造』2027年版は2027年1月14日発売
まず、8月の初報から最も大きく更新されたのが発売日です。
2027年1月14日に発売されます。
オリジナル版の日本発売日は1995年10月20日なので、実際の発売時には約31年3か月ぶりの正式再リリースとなります。
日本向けパッケージ版については、PlayStation 5とNintendo Switch 2向けに通常版・SteelBookエディション・ガイアエディションが案内され、2026年9月17日から順次予約が始まりました。
| エディション | 国内パッケージ価格 | 対応 |
|---|---|---|
| 通常版 | 5,478円(税込) | PS5/Nintendo Switch 2 |
| SteelBookエディション | 7,700円(税込) | PS5/Nintendo Switch 2 |
| ガイアエディション | 19,580円(税込) | PS5/Nintendo Switch 2 |
ダウンロード版も展開予定です。PCではSteamとGOGの商品ページが公開されており、Steamでは日本語インターフェースと日本語字幕への対応も確認できます。
リメイク?リマスター?結局どういう2027年版なのか
『天地創造』の復活発表後、日本のゲーム媒体では「リマスター」「移植」「復刻」といった表現が混在しています。
一方、海外での商品名はシンプルに『Terranigma』。Clear River Gamesは「re-release」や新しいエディションとして紹介しており、「Terranigma Remastered Edition」のような正式名称が付いているわけではありません。
そして、キャラクター、背景、マップ、戦闘システムなどを現代向けに一から作り直すフルリメイクとも発表されていません。
逆に、SFC版をエミュレーションして現行機でそのまま動かすだけでもありません。
現在分かっている内容を見ると、
- オリジナルのピクセル表現を基礎にする
- 新しいアレンジモードを追加
- 現代向けの操作・利便性を追加
- 巻き戻しなど旧作になかった機能を実装
- 新しいキーアートやゲーム内デザインを追加
- 一部楽曲をオリジナル作曲者が新アレンジ
という形です。
この記事では、正式名称ではない「リマスター」に固定せず、基本的に「2027年版」「現行機版」「再リリース」と表記します。
HD-2Dリメイクではない
『天地創造』2027年版がHD-2Dになるという発表はありません。
スクウェア・エニックスには『ライブアライブ』や『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』のように、かつての2D作品をHD-2Dで再構築した例があります。
『天地創造』にも同じ展開を期待した人は少なくないと思いますが、今回公開されているゲーム画面はSFC版を思わせるピクセル表現を土台にしています。
「HD-2D」という名称も公式発表にはありません。
そのため、現時点で「天地創造がHD-2Dリメイクされた」と説明するのは誤りです。
最大の新要素「アレンジモード」は何が変わる?
8月の初報では「改良」「調整」「ボーナス要素」という抽象的な説明に留まっていました。
9月に入って、その中身がかなり具体的になりました。
2027年版には、完全新規の「アレンジモード」が追加されます。
現在発表されているアレンジモードの主な変更点は、
- 魔法ダメージの強化
- 探索状況や進行状況を確認しやすいミニマップ
- いつでもどこでもセーブ&ロード
です。
特に魔法は、SFC版を遊んだ人ほど気になるところでしょう。
『天地創造』では槍を使ったアクション戦闘が中心になりやすく、魔法はシステム上存在していても、攻撃手段として使いにくい場面がありました。
今回、アレンジモードで魔法ダメージの強化が明言されたことで、単に難易度を下げるだけではなく、オリジナル版では使いどころが限られがちだった要素にも調整が入ることが分かります。
ただし、敵のHPや攻撃力、経験値量などを含めてどこまでバランスが変わるのか、すべての調整数値が公開されたわけではありません。
巻き戻し・ショートカット・ミュージアムも追加
アレンジモードとは別に、現行機版全体へ複数のQuality of Life機能が追加されます。
| 追加機能 | 内容 |
|---|---|
| クイック魔法 | 魔法を素早く使用できるショートカット |
| アイテムのホットスワップ | アイテム切り替えを簡略化 |
| 巻き戻し | ミスした場面を巻き戻してやり直せる |
| ボタン割り当て変更 | 操作配置を変更可能 |
| CRTフィルター | ブラウン管テレビ風の表示 |
| 複数のアスペクト比 | オリジナルらしい画面比率を含む表示方法を選択 |
| 背景変更 | 高解像度イラストを使った背景を選択 |
| 音楽プレイヤー | ゲーム内楽曲を鑑賞 |
| ミュージアム | 資料やイラストを鑑賞 |
8月時点では「巻き戻しやサウンドテストが入るのか?」という段階でしたが、今はかなりの部分が正式に確認できています。
つまり2027年版は、グラフィックを派手に作り直すことより、SFC版そのものの手触りを残しながら、2027年に遊ぶと引っかかりやすい部分を整える方向へ力を入れた復刻です。
SFC版と2027年版の違いを比較
| 項目 | 1995年SFC版 | 2027年版 |
|---|---|---|
| 発売日 | 1995年10月20日 | 2027年1月14日 |
| 開発 | クインテット | Clear River Games Development |
| 基本グラフィック | 2Dピクセル | オリジナルのピクセル表現を基礎 |
| フルリメイク | ― | 発表なし |
| HD-2D | ― | 発表なし |
| アレンジモード | なし | 追加 |
| ミニマップ | なし | アレンジモードで追加 |
| どこでもセーブ | なし | アレンジモードで利用可能 |
| 巻き戻し | なし | あり |
| ミュージアム | なし | あり |
| 音楽プレイヤー | なし | あり |
| 藤原カムイ氏 | キャラクター・世界設定など | 新規キーアート、ゲーム内デザイン、制作へのフィードバック |
| 音楽 | 小林美代子氏・曳地正則氏ら | 両氏が一部楽曲を新アレンジ |
| 新シナリオ | ― | 発表なし |
| フルボイス | なし | 発表なし |
新シナリオや新エンディングはある?
2026年9月17日時点で、新シナリオや新エンディングは発表されていません。
2027年版の公式紹介も、地裏の村クリスタルホルムで暮らすアークが禁じられた扉を開き、地球を蘇らせていくオリジナル版の物語を紹介しています。
現在までに正式発表がないものは、
- 新しいストーリー章
- 追加ダンジョン
- 新キャラクター
- 新エンディング
- 物語そのものの改変
- フルボイス化
などです。
藤原カムイ氏が新たなゲーム内デザインにも関わっているため、新規素材は入ります。ただし、それを新シナリオやストーリー改変と結びつける根拠は今のところありません。
藤原カムイ氏も再び参加
今回の復刻で大きいのが、オリジナル制作陣が単に名前を貸しているだけではなく、2027年版そのものへ関わっていることです。
SFC版でキャラクターデザインや世界設定に深く関わった漫画家・藤原カムイ氏は、2027年版でも、
- 新規キーアート
- ゲーム内デザイン
- 制作へのフィードバック
を担当します。
一方で、藤原氏が新版全体のディレクターになったわけでも、全キャラクターを一から描き直したわけでもありません。
「オリジナルスタッフが参加」という言葉だけを広げず、現在発表されている役割までに留めて見るのが正確です。
小林美代子氏・曳地正則氏による新アレンジ楽曲も収録
音楽もオリジナル版の制作陣が戻ります。
SFC版のサウンドを担当した小林美代子氏と曳地正則氏が、2027年版のために選ばれた楽曲を新たにアレンジします。
ただし「サウンドトラックを全曲作り直す」とは発表されていません。
原曲とアレンジ曲をゲーム内で自由に切り替えられるのか、何曲が対象になるのかといった細部も、現段階ではすべて判明しているわけではありません。
一方で、2027年版には音楽プレイヤーが実装されるため、作品のサウンドをゲーム内で振り返れる環境は用意されます。
通常版・SteelBook・ガイアエディションは何が違う?
国内では通常版だけでなく、2種類の上位パッケージも発売されます。
通常版
ゲーム本編を遊びたい人向けの標準商品です。
国内パッケージ価格はPS5/Nintendo Switch 2ともに5,478円(税込)です。
SteelBookエディション
価格は7,700円(税込)。
藤原カムイ氏による新規描き下ろしアートを使用したスチールブックなどを収録するコレクター向けの商品です。
ガイアエディション
もっとも豪華なのが、税込19,580円のガイアエディションです。
SteelBookエディションの内容に加え、国内商品情報では次のアイテムが案内されています。
- ヨミ フィギュア
- パンドラの箱オルゴール
- 200ページのアートブック
- アークのピクセルエナメルピン
- オリジナルサウンドトラックCD
- 40×54cmのワールドマップクロス
約2万円という価格なので、本編を遊ぶだけなら通常版で十分です。
一方、SFC版発売当時から『天地創造』を追ってきた人にとっては、ゲーム本編よりむしろアートブックやサウンドトラック、パンドラの箱を再現したオルゴールに価値を感じる限定版でしょう。
1995年のスーパーファミコン版以来、約32年ぶりに復活する『天地創造』のPS5版。原作のピクセル表現を基礎に、アレンジモードや巻き戻し、どこでもセーブ、ミュージアムなど現代向けの機能を追加した2027年版です。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
対応機種はSwitch 2・Switch・PS5・PS4・Xbox・PC
現行機版は幅広いプラットフォームへ展開されます。
これまでの発表やストア情報では、
- Nintendo Switch 2
- Nintendo Switch
- PlayStation 5
- PlayStation 4
- Xbox Series X|S
- PC(Steam)
- PC(GOG)
での展開が案内されています。
国内パッケージ版は現時点でPS5とNintendo Switch 2向けの商品が販売店に並んでいます。
Nintendo Switch 2パッケージ版については、日本向け発表でNintendo Switch本体でも遊べると案内されています。
一方、各機種の解像度やフレームレート、ロード時間といった性能差までは、まだ詳しく公開されていません。
Switch 2版とSwitch版の性能差はまだ分からない
Switch 2版と通常のSwitch版があるため、「どちらを買うべきか」という疑問も出てきます。
しかし2026年9月17日時点では、
- 解像度
- フレームレート
- ロード時間
- HDR
- Switch 2固有機能
などの具体的な比較情報は出そろっていません。
「Switch 2版だけ4K」「Switch版だけ30fps」といった仕様は、公式発表が出るまで断定できません。
TGS2026では日本語版を実際に試遊できる
今回の発売日・アレンジモード発表と同時に、東京ゲームショウ2026でのプレイアブル出展も始まりました。
会場ではハピネットのメインブース内で試遊できます。
TGS初日の現地レポートでも、SFC版らしい見た目や音楽を残しつつ、現代向けにアクセスしやすくなった点が確認されています。
ここで注意したいのは、TGS試遊で触れた内容と、製品版すべての仕様を同一視しないことです。
会場で確認できた操作感や構成は参考になりますが、発売までに調整される可能性があります。
TGS2026へ行く場合の一般公開日やチケットについては、東京ゲームショウ2026の一般公開日・チケット情報で整理しています。
なぜ『天地創造』は約31年間、一度も移植されなかった?
発売日が決まった今でも、この作品で最も不思議な部分のひとつです。
1995年の発売から2026年の復活発表まで、約31年間。『天地創造』は別のゲーム機へ正式に再リリースされませんでした。
人気がなかったからではありません。
ファンの支持は長く続き、2021年には現行機へのアーカイブ配信を求める署名活動まで行われています。
ではなぜ長期間動かなかったのか。
「この一つの理由で移植できなかった」という公式説明はありません。
ただ、2021年に藤原カムイ氏と小林美代子氏がJ-CASTニュースの取材で語った内容から、少なくとも当時、権利や契約の整理が簡単ではなかったことは分かっています。
旧スタッフ自身が「曖昧な契約を解消し、再契約したい」と語っていた
2021年のJ-CASTニュースの当事者取材で、藤原カムイ氏は当時の制作契約についてかなり具体的に触れています。
『天地創造』が作られた1990年代半ばは、現在ほどゲームの再配信、海外展開、デジタル販売などを長期的に見据えた時代ではありませんでした。
藤原氏によれば、当時は現場単位の契約で制作を進めており、後から現行機へ移植するには、曖昧な契約を整理して、権利者の権利を守るための手続きを行い、再契約する必要があるという認識でした。
小林美代子氏についても、当時はクインテットの社員として音楽を制作していたため、『天地創造』に関する音楽活動を本人の判断だけで自由に行える状態ではなかったことが説明されています。
つまり、
「スクウェア・エニックスが出そうと思えばいつでも出せた」
というほど単純ではなかったことがうかがえます。
「クインテットがなくなったから出せなかった」とも言い切れない
『天地創造』が長く再発売されなかった理由として、開発会社クインテットの活動状況だけを原因にする説明も見かけます。
しかし、それも断定はできません。
2021年の藤原氏の表現は、クインテットについて「休眠中と聞いている」というものでした。
そして、会社が動き出せばそれだけで問題が解決するものでもない、という趣旨の説明もしています。
現在の2027年版では、
© SQUARE ENIX
© QUINTET
© Kamui Fujiwara
という権利表記が確認できます。
今回の復刻はSquare Enixからのライセンスを受け、Clear River Gamesが開発・販売を進める形です。
ただし、過去の契約を具体的に誰とどのように整理し直したのか、その交渉経緯までは公表されていません。
現在分かっている事実以上に、「権利者不明だった」「クインテット消滅が原因だった」などと単純化しない方が正確です。
2021年にはファンと旧スタッフによる復刻運動があった
2021年7月には、ファン有志がスーパーファミコン版『天地創造』の現行機向けアーカイブ配信を求めるオンライン署名を開始しました。
この活動には藤原カムイ氏と、小林美代子氏も協力しています。
当時の取材では、制作した側からも「作品を後世へ残したい」という思いが語られました。
ただし、今回の2027年版が「署名があったから企画された」と公式に説明されたわけではありません。
より正確に言えば、長年再リリースされない状況の中で、ファンだけでなく旧スタッフ自身も復刻を望んでいた。その流れを象徴する出来事のひとつが2021年の署名活動でした。
なぜスクウェア・エニックスではなくClear River Gamesが開発する?
オリジナル版を発売したのはエニックス。現在ではスクウェア・エニックスになっています。
しかし、2027年版を実際に開発しているのはClear River Games Developmentです。
Steamでは開発元にClear River Games Development、パブリッシャーにClear River GamesとLimited Run Gamesが記載されています。
今回のプロジェクトは、Square Enixからライセンスを受けたうえで進められています。
大まかな関係を整理すると、
| 関係者 | 2027年版での位置づけ |
|---|---|
| Square Enix | 権利・ライセンス面で関与 |
| Clear River Games Development | ゲーム開発 |
| Clear River Games | パブリッシング |
| Limited Run Games | 海外パブリッシング・物理商品展開などに関与 |
| オリジナル版関係者 | 藤原カムイ氏、小林美代子氏、曳地正則氏らが新版へ参加 |
「クインテットが復活した」わけではない
今回の告知にはQUINTETの権利表記があり、オリジナル版に関わったスタッフも再び参加しています。
しかし、ゲーム会社クインテット自体が再結成され、2027年版を開発しているわけではありません。
2027年版の開発元として正式に記載されているのはClear River Games Developmentです。
「旧クインテット作品のスタッフが再参加している」ことと、「クインテットという会社が復活した」ことは別です。
1995年から2027年までの流れ
| 時期 | 出来事 |
|---|---|
| 1995年10月20日 | 日本でSFC版『天地創造』発売 |
| 1996年 | 『Terranigma』として欧州・オーストラリアでも発売 |
| その後 | 別機種への正式な再リリースがない状態が続く |
| 2021年 | 現行機向けアーカイブ配信を求める署名活動。藤原カムイ氏・小林美代子氏も協力 |
| 2025年10月20日 | 日本発売30周年 |
| 2026年8月25日 | Pixel Arcadiaで現行機版を正式発表 |
| 2026年9月17日 | 日本向け発売日・価格・アレンジモード・限定版詳細を公開。TGS2026で試遊開始 |
| 2027年1月14日 | 現行機版発売予定 |
北米では今回が初の正式発売
日本では1995年、欧州・オーストラリアでは1996年に発売された『天地創造』ですが、北米ではオリジナル版が正式発売されませんでした。
そのため今回の2027年版は、日本から見れば「約31年ぶりの再リリース」である一方、北米では『Terranigma』の初の正式展開という別の意味を持っています。
単なる懐かしいゲームの復刻ではなく、これまで正規ルートで遊ぶ機会がなかった地域にも初めて広がる発売です。
『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』も復活する?
『天地創造』は、『ソウルブレイダー』『ガイア幻想紀』と並べて「クインテット三部作」「ソウル三部作」などと呼ばれることがあります。
ただし、3本が一本の連続したストーリーとして構成された正式な三部作という意味ではありません。
創造と破壊、魂、生命、文明といったテーマの共通性や、同じクインテットが手掛けた作品としてまとめて語られてきたものです。
そして2026年9月17日時点では、
『ソウルブレイダー』の新たな現行機版
『ガイア幻想紀』の新たな現行機版
は発表されていません。
『天地創造』が実現したことで期待したくなるところですが、「次はガイア幻想紀」と決まったわけではありません。
そもそも『天地創造』はどんなゲーム?
『天地創造』は1995年10月20日にエニックスから発売された、スーパーファミコン用のアクションRPGです。
開発はクインテット。主人公は、地裏の村クリスタルホルムで暮らす少年アークです。
禁じられた扉を開いたことから村に異変が起き、アークは外の世界へ旅立つことになります。
その冒険は、単に魔王を倒す旅ではありません。
大陸が戻り、植物が芽吹き、動物が生まれ、人間が復活し、やがて文明が発展していく。
失われた地球そのものを蘇らせていくことが、物語とゲーム進行の大きな軸になっています。
戦闘はリアルタイム方式で、槍を持つアークを直接操作します。
通常攻撃だけでなく、ダッシュ、ジャンプ、ジャンプ攻撃などを組み合わせて敵と戦う作りで、当時のRPGとしてはアクション性の高さも大きな特徴でした。
2027年版も、このSFC版の基本的なゲームとピクセル表現を土台にしています。
2027年版で分かっていること・まだ分からないこと
8月の初報時点からはかなり情報が増えました。それでも、まだ未発表の部分は残っています。
| 内容 | 2026年9月17日時点 |
|---|---|
| 発売日 | 2027年1月14日 |
| アレンジモード | 発表済み |
| 魔法ダメージ強化 | 発表済み |
| ミニマップ | 発表済み |
| どこでもセーブ | 発表済み |
| 巻き戻し | 発表済み |
| 音楽プレイヤー/ミュージアム | 発表済み |
| 通常版国内価格 | 5,478円(税込) |
| SteelBookエディション | 7,700円(税込) |
| ガイアエディション | 19,580円(税込) |
| HD-2D化 | 発表なし |
| フルリメイク | 発表なし |
| 新シナリオ/新エンディング | 発表なし |
| フルボイス | 発表なし |
| Switch 2/Switch性能差 | 詳細未発表 |
| 各機種の解像度・fps | 詳細未発表 |
まとめ|『天地創造』2027年版は、原作を残しながら遊びやすさを現代化した復刻
『天地創造』の現行機版は、2027年1月14日に発売されます。
オリジナル版から約31年3か月を経て、初めてSFC以外の環境へ正式に戻ってくることになります。
フルリメイクやHD-2D化ではありません。
その代わり、オリジナルのピクセル表現とゲームを基礎に、アレンジモード、魔法の強化、ミニマップ、どこでもセーブ、巻き戻し、ショートカット、ミュージアム、音楽プレイヤーといった現代向けの機能が追加されます。
つまり今回の復刻は、見た目を別物へ作り替えるより、「1995年の『天地創造』を、2027年にもう一度遊びやすい形へ持ってくる」ことに重点を置いた作品です。
国内パッケージ版は通常版5,478円、SteelBookエディション7,700円、ガイアエディション19,580円。予約も始まっています。
そして、今回の復活が特別なのは新機能だけではありません。
2021年には、旧スタッフ自身が契約や権利の整理・再契約の必要性を語り、ファンとともにアーカイブ化を求める動きもありました。
長年「なぜ出ないのか」と言われ続けた作品が、Square Enixのライセンスのもと、Clear River Gamesによる開発とオリジナルスタッフの参加を経て、ようやく現行機へ戻ってきます。
フルリメイクではない。単純移植でもない。
原作の姿を大切にしながら、遊びやすさと保存性を大きく高めた初の正式再リリース。
2026年9月17日時点では、そう捉えるのが2027年版『天地創造』を最も正確に表しています。