- イースシリーズはどれから遊ぶべき?最高傑作Tier表でわかりやすく整理
- イースシリーズTier表の評価基準
- 本記事で扱うイース作品について
- イースシリーズ最高傑作Tier表
- SSランク:イースVIII -Lacrimosa of DANA-
- SSランク:イース・メモワール -フェルガナの誓い-
- Sランク:イースX -Proud NORDICS-
- Sランク:イース・オリジン
- Sランク:イースI・II クロニクルズ
- Aランク:イースIX -Monstrum NOX-
- Aランク:イース セルセタの樹海
- Aランク:イースVI -ナピシュテムの匣-
- Bランク:イースSEVEN
- Tier表の見方について
- イース初心者におすすめのプレイ順
- 目的別おすすめイース作品
- イースシリーズは発売順に遊ぶべきか
- 完全版・リマスター版で遊んだ方がいい理由
- イースシリーズを今から遊ぶならどの機種がいい?
- 逆に初心者にいきなりおすすめしにくい作品
- イースシリーズの魅力は「最高傑作」がひとつに絞れないところ
- まとめ|今からイースを遊ぶならVIII、フェルガナ、Xが特におすすめ
- イースシリーズのよくある疑問
- イースはどれから遊んでも大丈夫?
- イースX Proud NORDICSから始めても大丈夫?
- イースVIIIは今から遊んでも古くない?
- フェルガナの誓いは難しい?
- イースI・IIは今から遊ぶべき?
- イース・オリジンはいつ遊ぶのがいい?
- イースシリーズはストーリー重視?アクション重視?
- イースシリーズはなぜ長く続いているのか
- イースシリーズ最高傑作Tier表
イースシリーズはどれから遊ぶべき?最高傑作Tier表でわかりやすく整理

イースシリーズは、1987年の第1作から続く日本ファルコムの代表的アクションRPGです。
長い歴史を持つシリーズですが、今から遊ぼうとすると意外と悩みます。
「イースVIIIが最高傑作って聞くけど本当?」
「イースX Proud NORDICSから入っても大丈夫?」
「フェルガナの誓い、セルセタの樹海、ナピシュテムの匣はどれが面白い?」
「古い作品も遊ぶべき?」
こうした疑問を持つ人は多いはずです。
そこで本記事では、イースシリーズの主要作品をTier表形式で整理し、今から遊ぶならどの作品がおすすめなのかをわかりやすく解説します。
なお、本記事では原則として「現在遊びやすい最新版・完全版・リマスター版」を基準に評価します。
たとえば『イースIII』は『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』、『イースIV』は『イース セルセタの樹海』、そして『イースX』は追加要素を含む『イースX -Proud NORDICS-』を評価対象とします。
単なる思い出補正のランキングではなく、
今遊んで面白いか
アクションRPGとして完成度が高いか
初心者にもすすめやすいか
ストーリー・音楽・キャラクターが印象に残るか
シリーズの中でどれだけ重要な作品か
このあたりを総合して、忖度なしでTier分けしていきます。
イースをこれから始めたい人も、昔遊んだ作品をもう一度振り返りたい人も、「自分ならどの作品を上位に置くか」を考えながら読んでもらえたら嬉しいです。
イースシリーズTier表の評価基準
今回のTier表では、単純に「売れた作品」「有名な作品」「思い出補正が強い作品」だけで順位を決めるわけではありません。
イースシリーズは、作品ごとに時代もシステムもかなり違います。
初期作品はシンプルなアクションRPGとしての手触りが魅力で、近年の作品はパーティ制バトル、探索要素、ストーリー演出、キャラクター描写が大きく進化しています。
そのため、古い作品と新しい作品を同じ物差しで単純比較すると、どうしても不公平になります。
そこで本記事では、以下の5つを基準に総合評価します。
今遊んでも面白いか
まず最も重視するのは、今から遊んでも楽しめるかどうかです。
イースは歴史の長いシリーズなので、発売当時は革新的だった作品でも、現在の感覚で遊ぶと操作性やテンポに古さを感じる場合があります。
もちろん、古い作品には古い作品ならではの良さがあります。
ただ、この記事を読む人の多くは「今からイースを始めるならどれがいいのか」を知りたいはずです。
そのため、現代のゲームとして遊びやすいか、テンポが良いか、ストレスなく冒険できるかを重要な基準にしています。
アクションRPGとしての完成度
イースシリーズの魅力は、やはりアクションの気持ちよさです。
軽快な移動、テンポの良い戦闘、ボス戦の緊張感、攻撃と回避のリズム。
これらが噛み合っている作品ほど、評価は高くなります。
特にイースは、難しすぎるだけのゲームではなく、慣れてくると自分の操作がどんどん上達していく感覚が魅力です。
「最初は強敵に見えたボスを、動きを覚えて倒せるようになる」
この手応えがしっかりある作品は、シリーズの中でも強いです。
冒険感とフィールド探索
イースはアドル・クリスティンの冒険譚です。
そのため、単に戦闘が面白いだけではなく、「知らない土地を歩いている感覚」があるかどうかも大事です。
島を探索する。
古代遺跡に踏み込む。
街の外に広がるフィールドを進む。
仲間とともに未開の土地を切り開いていく。
こうした冒険感が強い作品ほど、イースらしさを感じやすくなります。
特に近年の作品では、探索、マップ踏破、拠点発展、特殊アクションなどが組み合わさり、単なるダンジョン攻略に留まらない楽しさが増えています。
ストーリー・キャラクター・音楽
イースはアクションRPGとして語られることが多いですが、実はストーリーや音楽の印象も非常に強いシリーズです。
アドル自身は多くを語らない主人公ですが、その土地で出会う人々、相棒キャラクター、ヒロイン、仲間たちによって、各作品ごとに違った物語が生まれます。
また、イースといえば音楽を外すことはできません。
フィールド曲、ボス戦曲、クライマックス曲の熱量はシリーズ全体の大きな魅力です。
ゲームをクリアした後も曲を聴くだけで冒険を思い出せる作品は、それだけで評価を上げたくなります。
初心者にすすめやすいか
最後に、初心者にすすめやすいかどうかも重視します。
どれほど完成度が高くても、いきなり遊ぶにはクセが強すぎる作品もあります。
逆に、シリーズ全体の知識がなくても入りやすく、操作もわかりやすく、ストーリーも単独で楽しめる作品は、初めてのイースとして非常に優秀です。
本記事では、シリーズファン目線だけでなく、
これからイースを始める人
SwitchやPS5で遊べる作品を探している人
イースXから興味を持った人
過去作に戻るならどれがいいか知りたい人
にも伝わるように評価していきます。
本記事で扱うイース作品について
今回のTier表では、主に現在の環境で遊びやすい主要作品を中心に扱います。
評価対象は以下の作品です。
イースI・II クロニクルズ
イース・オリジン
イース・メモワール -フェルガナの誓い-
イース セルセタの樹海
イースVI -ナピシュテムの匣-
イースSEVEN
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
イースIX -Monstrum NOX-
イースX -Proud NORDICS-
旧作の『イースIII』『イースIV』などは、現在遊びやすいリメイク・リマスター版を代表として評価します。
たとえば『イースIII』については、横スクロールアクションだった原作そのものではなく、現代的なアクションRPGとして再構築された『フェルガナの誓い』を基準にします。
『イースIV』についても、複数のバージョンが存在しますが、今回は日本ファルコム自身が制作した『セルセタの樹海』を基準にします。
また、『イースX』については、追加要素を含む『イースX -Proud NORDICS-』を評価対象にします。
つまり本記事は、シリーズの歴史を厳密にたどる資料記事ではなく、今から遊ぶ人に向けた実用的なTier表です。
「現代のプレイヤーがどれから遊ぶと満足しやすいか」
この視点を大切にして順位を決めていきます。
イースシリーズ最高傑作Tier表
ここからは、イースシリーズ主要作品をTier表形式で整理していきます。
今回のTierは、あくまで「今から遊ぶならどれがおすすめか」という視点を重視しています。
発売当時の衝撃、シリーズ史における重要性、ファン人気も考慮しますが、最終的には現代のプレイヤーが遊んで満足しやすいかどうかを軸にしています。
SSランク
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
イース・メモワール -フェルガナの誓い-
Sランク
イースX -Proud NORDICS-
イース・オリジン
イースI・II クロニクルズ
Aランク
イースIX -Monstrum NOX-
イース セルセタの樹海
イースVI -ナピシュテムの匣-
Bランク
イースSEVEN
今回のTierで最上位に置いたのは、『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』と『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』です。
この2作は、方向性こそ違いますが、イースシリーズを語るうえで非常に強い作品です。
『イースVIII』は、近年のイースが到達した大作型アクションRPGの完成形。
一方の『フェルガナの誓い』は、シンプルで濃密なアクションRPGとしてのイースらしさを凝縮した作品です。
どちらを最高傑作と見るかは、プレイヤーがイースに何を求めるかで変わります。
広大な冒険、仲間とのドラマ、島の探索、物語の余韻を求めるなら『イースVIII』。
軽快なアクション、濃いボス戦、短くまとまった完成度を求めるなら『フェルガナの誓い』。
この2作は、どちらから遊んでもイースの魅力が伝わる作品です。
SSランク:イースVIII -Lacrimosa of DANA-
『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』は、現代イースの代表作としてまず名前を挙げたい一本です。
舞台は、呪われた島として知られるセイレン島。
アドルたちは乗っていた客船の沈没によって島に漂着し、生存者を探しながら拠点を作り、未開の地を探索していくことになります。
この作品の強さは、冒険している感覚がとにかく濃いことです。
森、海岸、洞窟、古代遺跡、山岳地帯。
マップを少しずつ広げていくたびに、セイレン島という場所そのものに愛着が湧いてきます。
単に目的地へ向かうだけではなく、漂流者を見つけ、拠点が発展し、行ける場所が増えていく流れが非常に気持ちいいです。
イースはもともとテンポの良いアクションRPGですが、『VIII』はそこにサバイバル的な探索の楽しさを加えています。
戦闘面でも完成度は高く、パーティ制アクションとしてかなり遊びやすいです。
敵の攻撃に合わせて回避やガードを決めることで有利になるシステムは、慣れてくるほど爽快感が増していきます。
攻撃、回避、スキル、EXTRAスキルの流れが軽快で、雑魚戦もボス戦もテンポが良い。
難しすぎず、かといって単調でもない。
アクションRPGとしてのバランスが非常に優秀です。
そして『VIII』をSSランクに押し上げている最大の要素が、ダーナの存在です。
イースシリーズには魅力的なヒロインが多く登場しますが、ダーナはその中でも特に物語全体と深く結びついたキャラクターです。
アドルたちの漂流サバイバルと、ダーナにまつわる物語が少しずつ重なっていく構成は、シリーズの中でも屈指の完成度です。
終盤に向けて物語のスケールが大きくなっていく一方で、キャラクターの感情もしっかり残る。
このバランスがとても良いです。
欠点を挙げるなら、序盤はやや地味に感じる人もいるかもしれません。
いきなり大事件が連続するというより、まずは漂流者を集め、島を探索し、生活圏を広げていく流れが中心です。
ただ、その積み重ねがあるからこそ、中盤以降の展開が強く響きます。
イース初心者に一本だけすすめるなら、今でも『VIII』は最有力候補です。
冒険感、アクション、ストーリー、音楽、キャラクター。
どれも高水準でまとまっており、イースというシリーズの魅力を非常にわかりやすく体験できます。
SSランク:イース・メモワール -フェルガナの誓い-
『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』は、イースシリーズの中でも特に完成度の高いアクションRPGです。
元になっているのは『イースIII』ですが、内容としては単なる移植ではなく、現代的なアクションRPGとして大きく再構築された作品です。
現在は『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』として、HDリマスター、フルボイス、新規ビジュアル、音源切り替えなどを加えた形で遊びやすくなっています。
この作品の魅力は、とにかく無駄が少ないことです。
物語はコンパクトですが、テンポが良い。
フィールドもダンジョンも長すぎず、戦闘もキビキビしている。
アドルを操作して、敵を倒し、ダンジョンを進み、ボスを攻略する。
その基本部分が非常に気持ちよく作られています。
『イースVIII』が大作型の最高峰だとすれば、『フェルガナの誓い』は濃縮型イースの最高峰です。
プレイ時間は近年の大作RPGほど長くありません。
しかし、そのぶん密度が高く、最後までだれずに遊べます。
特にボス戦の完成度は高く、敵の動きを見て、攻撃のタイミングを覚え、自分の操作で突破する楽しさがあります。
ただレベルを上げて押し切るだけではなく、アクションゲームとして上達していく感覚がある。
ここは『フェルガナの誓い』の大きな魅力です。
音楽も非常に強いです。
イースシリーズは全体的に音楽評価が高いですが、『フェルガナの誓い』は熱量の高い楽曲が多く、冒険のテンションを強く引き上げてくれます。
フィールドでも、ダンジョンでも、ボス戦でも、「これぞファルコム」と言いたくなる勢いがあります。
初心者向けかという点では、『VIII』より少しだけ人を選ぶかもしれません。
理由は、近年のパーティ制イースと比べるとシンプルなぶん、アクションの腕が問われる場面があるからです。
特にボス戦では、適当に攻撃しているだけでは苦戦することがあります。
ただし、それは欠点というより、この作品の面白さでもあります。
短く、濃く、熱く、アクションRPGとしてきれいにまとまっている。
イースの原液のような一本です。
シリーズを長く遊んできたファンが高く評価するのも納得できます。
今から遊ぶ場合でも、『イースVIII』のような大作型とは違う魅力を味わえる作品として、SSランクに置く価値は十分あります。
Sランク:イースX -Proud NORDICS-
『イースX -Proud NORDICS-』は、イースシリーズの新しい方向性を示した作品です。
舞台は北の海・オベリア湾。
アドルと海賊姫カージャが、帆船サンドラス号で島々を巡りながら、海洋探索と戦いに挑んでいくアクションRPGです。
従来のパーティ制から大きく変わり、本作ではアドルとカージャの2人を中心にしたクロスアクションが採用されています。
スピード重視のソロモードと、2人で攻守を固めるコンビモードを切り替えて戦う仕組みで、シリーズの中でもかなり独自色があります。
この変化はかなり大きいです。
『VIII』や『IX』のように複数の仲間を切り替えるタイプではなく、アドルとカージャの関係性そのものを戦闘システムに組み込んでいます。
そのため、作品全体としても「2人の冒険」という印象が強いです。
カージャは、近年のイースでもかなり印象に残る相棒キャラクターです。
ただのヒロイン枠ではなく、アドルと対等にぶつかり合いながら成長していく存在として描かれています。
この2人の関係性が好きになれるかどうかで、『イースX』の評価はかなり変わります。
『Proud NORDICS』では、オベリア湾最大の島であるエーランド島の調査や、最凶難易度ダンジョン「神域ムスペルヘイム」などの追加要素も用意されています。
さらにNintendo Switch 2版は120fps対応が公式に案内されており、現行環境で遊ぶ『イースX』としてはかなり快適な位置づけです。
ただし、SSランクにしなかった理由もあります。
最大の理由は、海洋探索と船の要素が人を選ぶことです。
イースらしいスピーディーな陸上アクションを期待していると、船移動や海戦のテンポに少し引っかかる人はいると思います。
また、アドルとカージャの2人体制は濃密で良い一方、従来のパーティ制イースのような仲間の多彩さを求めると、少し物足りなさを感じるかもしれません。
それでも、未プレイ者が今から遊ぶならかなり有力な一本です。
特にSwitch 2で快適に遊べるアクションRPGを探している人には、かなりすすめやすい作品です。
『イースVIII』ほど万人向けの完成形ではないものの、新しいイースとしての挑戦と完成度を考えると、Sランクには十分入ります。
Sランク:イース・オリジン
『イース・オリジン』は、シリーズの中でもかなり特殊な作品です。
主人公はアドルではありません。
舞台は『イースI・II』よりもはるか昔、古代イース王国末期。
双子の女神レアとフィーナが姿を消し、彼女たちを探すために若者たちが巨大な塔へ挑む物語です。
アドルが主人公ではないため、最初の一本として選ぶには少し変化球です。
しかし、ゲームとしての完成度は非常に高いです。
構造としては、ひとつの塔を登っていくダンジョン攻略型のアクションRPGです。
広大なフィールドを旅するタイプではなく、塔の中を進みながら敵を倒し、仕掛けを解き、ボスに挑んでいく作りになっています。
そのぶんゲーム全体の密度が高く、アクションの面白さを集中して味わえます。
複数主人公制になっているのも特徴です。
キャラクターごとに操作感や戦い方が異なるため、同じ塔を舞台にしながら違ったプレイ感覚を楽しめます。
この点は、人によっては非常にハマります。
一方で、同じ舞台を繰り返し攻略する構造でもあるため、広い世界を旅したい人にはやや単調に感じる可能性があります。
『オリジン』の魅力は、アクションの切れ味と、シリーズ原点につながる物語です。
『イースI・II』を知っていると、レア、フィーナ、黒真珠、サルモン神殿といった要素がより深く刺さります。
逆に言えば、完全な初心者がいきなり遊ぶと、物語面の感動は少し薄くなるかもしれません。
そのため、初心者への一本目としては『VIII』や『フェルガナ』ほどではありません。
ただ、アクションRPGとしての密度、ボス戦の面白さ、シリーズ世界観への接続という意味では非常に優秀です。
イースの神話部分に興味がある人、短めで濃いアクションを遊びたい人には強くおすすめできます。
Sランク:イースI・II クロニクルズ
『イースI・II クロニクルズ』は、シリーズの原点を現代的に遊びやすくした作品です。
イースを語るうえで、『I』と『II』は絶対に外せません。
赤毛の冒険家アドル・クリスティンの始まりであり、古代王国イース、双子の女神、黒真珠といったシリーズの根幹に関わる要素が描かれます。
ゲームシステムは、現在のイースとはかなり違います。
初期イース最大の特徴は、敵に体当たりして戦う半キャラずらしのアクションです。
ボタンで剣を振る近年のアクションRPGとは違い、敵との位置取りでダメージを与える独特のシステムになっています。
ここは、今遊ぶとかなり新鮮です。
同時に、人によっては古く感じる部分でもあります。
『イースI』単体で見ると、ボリュームは短めで、攻略情報なしだと少し迷いやすい場面もあります。
特にダームの塔は、昔のRPGらしい手探り感があります。
ただし、『I』から『II』へ続けて遊ぶことで評価は大きく上がります。
『II』では世界観が一気に広がり、物語のスケールも大きくなります。
『I』で積み上げた謎が『II』で回収されていく流れは、今でもかなり美しいです。
現在の感覚で見ると、システム面ではさすがに古さがあります。
それでもSランクに置いたのは、シリーズの原点としての完成度と、今なお残る独特の魅力があるからです。
イースシリーズを長く楽しむつもりなら、どこかのタイミングで必ず触れてほしい作品です。
ただし、初心者に最初の一本としてすすめるなら、少し注意が必要です。
今風のアクションRPGを期待している人には、『VIII』や『X』の方が入りやすいです。
一方で、レトロゲームの味わいが好きな人、ファルコムの原点に触れたい人、シリーズ世界観を根本から理解したい人には非常におすすめです。
『イースI・II クロニクルズ』は、最新作と同じ物差しで見る作品ではありません。
それでも、イースというシリーズがなぜ長く続いてきたのかを知るうえで、今なお強い意味を持つ一本です。
Aランク:イースIX -Monstrum NOX-
『イースIX -Monstrum NOX-』は、シリーズの中でもかなり個性的な作品です。
舞台は、巨大な監獄を中心に発展した都市バルドゥーク。
アドルはこの街で「怪人」と呼ばれる存在となり、異能の力を使いながら都市に隠された謎へ踏み込んでいきます。
『イースVIII』が大自然の中を探索する開放的な冒険だったのに対して、『IX』は都市探索と閉塞感が強い作品です。
ここが大きな違いです。
バルドゥークの街は暗く、重く、どこか息苦しい雰囲気があります。
しかし、その雰囲気が作品のテーマにはよく合っています。
監獄都市、怪人、呪い、正体不明の事件。
これらの要素が組み合わさり、イースシリーズの中でもミステリアスな味わいが強い一本になっています。
ゲーム面で特徴的なのは、怪人たちの異能アクションです。
壁を駆け上がる。
遠くの場所へ一気に移動する。
滑空する。
隠された場所を見つける。
こうした能力によって、街やダンジョンの探索に立体感が生まれています。
単に地面を走るだけではなく、上下移動やショートカットを意識しながら進む楽しさがあります。
戦闘は『VIII』系統のパーティ制アクションを受け継いでおり、テンポ自体は良好です。
キャラクターごとの性能差もあり、仲間を切り替えながら戦う楽しさはしっかりあります。
ただし、『IX』をSSやSにしなかった理由もはっきりしています。
まず、舞台の印象が人を選びます。
『VIII』のような明るい島の冒険を期待すると、『IX』の都市中心の構成は少し窮屈に感じるかもしれません。
フィールドをどんどん広げていく爽快感より、街の中に潜む謎を追っていく感覚が強いです。
また、作品全体の色味や空気感もやや暗めです。
これは魅力でもありますが、イースに開放的な冒険を求める人には、少し重く映る可能性があります。
一方で、キャラクターや物語の雰囲気が刺さる人にはかなり強い作品です。
怪人たちの背景、バルドゥークという街の秘密、アドル自身に関わる要素など、ストーリー面には見どころがあります。
『イースVIII』の次に遊ぶと比較されやすく、やや損をしている作品でもあります。
ただ、都市型イースという独自性は明確で、シリーズの中で埋もれさせるには惜しい一本です。
総合的には、完成度は高いものの、舞台と雰囲気の好みで評価が分かれるためAランクとしました。
Aランク:イース セルセタの樹海
『イース セルセタの樹海』は、イースシリーズの中でも重要な位置にある作品です。
舞台は、広大な未開の地セルセタの樹海。
アドルは記憶を失った状態で登場し、自分が何を見て、何を体験したのかをたどるように樹海を探索していきます。
本作の魅力は、タイトル通り「樹海を踏破していく感覚」にあります。
マップを少しずつ埋めていく楽しさが強く、未知の場所へ進んでいる実感があります。
森の奥へ進む。
新しい集落を見つける。
記憶の断片に触れる。
探索範囲が広がっていく。
この流れは、まさに冒険RPGらしい面白さです。
『セルセタの樹海』は、後の『イースVIII』につながる要素も多い作品です。
パーティ制アクション、フィールド探索、マップ踏破、スキルを使った戦闘など、近年のイースらしさがかなり見えます。
その意味では、現代イースの土台を作った作品のひとつと言えます。
アドルの記憶喪失を軸にしたストーリーも、シリーズの中ではわかりやすい入り口になっています。
「アドルが過去に何をしたのか」をプレイヤー自身が追いかけていく形なので、探索と物語の目的が自然につながっています。
ただし、上位ランクに届かなかった理由もあります。
まず、『VIII』と比べると、冒険のドラマ性や終盤の盛り上がりでは一歩譲ります。
セルセタの樹海という舞台は魅力的ですが、セイレン島ほど強烈に記憶へ残るかというと、人によって差が出ると思います。
また、戦闘や探索の完成度も十分高いものの、後発作品を遊んだ後だとやや粗さを感じる部分があります。
良く言えば現代イースの基礎。
悪く言えば、後の作品でさらに洗練される前の段階です。
とはいえ、決して弱い作品ではありません。
むしろ、イースシリーズを複数遊ぶならかなり重要です。
『VIII』や『IX』に近いパーティ制の楽しさがあり、広いフィールドを探索する冒険感もあります。
初心者にも比較的すすめやすい一本です。
ただ、最高傑作候補として真っ先に名前を挙げるかというと、少しだけ決定打に欠ける。
そのため、今回はAランクとしました。
Aランク:イースVI -ナピシュテムの匣-
『イースVI -ナピシュテムの匣-』は、シリーズの転換点として非常に重要な作品です。
舞台は、遥か西の「海の果て」。
大渦に飲み込まれたアドルが、美しい孤島へ流れ着き、有翼人の伝説と古代の遺産をめぐる物語に関わっていきます。
この作品の大きな意義は、現在のイースにつながるアクションRPGの土台を作ったことです。
『イースVI』以前の作品と比べると、アドルを直接操作して斬り、跳び、魔法を使いながら進む感覚がより現代的になりました。
後の『フェルガナの誓い』や『イース・オリジン』につながる操作感の出発点として見ると、シリーズ史における価値はかなり高いです。
雰囲気も良いです。
孤島、異民族、古代文明、海の果て、伝説の遺産。
イースらしい冒険要素がしっかり詰まっています。
アドルが未知の土地へ流れ着き、その地の人々と出会い、奥に隠された大きな謎へ迫っていく。
この流れは、とてもイースらしいです。
ただし、今から遊ぶ作品として見ると、少し古さもあります。
アクションの基本は楽しいのですが、後の『フェルガナ』や『オリジン』と比べると、洗練度では一歩譲ります。
ジャンプ操作や移動の感覚、ダンジョンの作り、ボス戦の手触りなどに、時代を感じる部分はあります。
また、現在のパーティ制イースに慣れている人が遊ぶと、かなりシンプルに見えるかもしれません。
仲間を切り替えて戦う近年作とは違い、基本的にはアドル単独の冒険です。
そのぶんアクションRPGとしての芯はわかりやすいですが、派手さや遊びの幅では近年作に劣ります。
それでも、『ナピシュテムの匣』を低く評価することはできません。
この作品があったからこそ、『フェルガナの誓い』や『オリジン』のような完成度の高い作品へつながったと言えます。
単体で見ても、孤島を舞台にした冒険譚として十分に魅力があります。
最高傑作級ではないものの、シリーズの流れを知るうえでは外せない一本です。
今から遊ぶなら、やや古さを受け入れたうえで楽しむ作品。
そのためAランクとしました。
Bランク:イースSEVEN
『イースSEVEN』は、近年のイースにつながるパーティ制アクションを本格的に導入した重要作です。
舞台はアルタゴ公国。
アドルとドギはこの地で、五大竜にまつわる大きな物語へ巻き込まれていきます。
本作の最大のポイントは、シリーズで初めて本格的なパーティ制アクションを採用したことです。
アドルひとりで戦う従来型から、仲間を切り替えながら敵の弱点に対応する形へと変化しました。
斬撃、打撃、射撃といった攻撃属性を使い分ける戦闘は、後の『セルセタ』『VIII』『IX』へつながる大きな一歩です。
その意味で、『イースSEVEN』はシリーズ史においてかなり重要です。
今のイースの土台を作った作品と言ってもいいと思います。
ストーリーも王道で、広い地域を巡りながら各地の問題に関わっていく構成になっています。
アドルの冒険譚としてもわかりやすく、シリーズらしい熱さがあります。
ただし、今回のTierではBランクにしました。
理由は、今から遊ぶ作品として見ると、どうしても過渡期の印象が強いからです。
パーティ制の導入は大きな進化ですが、後の作品と比べると操作感や演出、探索の気持ちよさはまだ発展途上です。
『セルセタ』以降の作品を先に遊ぶと、『SEVEN』は少し地味に感じる可能性があります。
また、携帯機向けに作られた作品ということもあり、画面作りや演出面では近年作との差を感じやすいです。
決してつまらないわけではありません。
むしろ、発売当時の意義はかなり大きいです。
ただ、「今からイースを始める人にまずすすめるか」と聞かれると、優先度は少し下がります。
シリーズの流れを知りたい人、パーティ制イースの始まりを体験したい人には価値があります。
しかし、一本目としては『VIII』『フェルガナ』『X』『セルセタ』の方がすすめやすいです。
そのため、本記事ではBランクとしています。
Tier表の見方について
今回のTier表は、作品の価値を否定するためのものではありません。
イースシリーズは、作品ごとに時代も方向性も違います。
アドルひとりで濃密なアクションを楽しむ作品。
仲間と一緒に広いフィールドを探索する作品。
都市の謎を追う作品。
海を渡って島々を巡る作品。
古代イースの神話へつながる作品。
どれも違った魅力があります。
そのため、Bランクだから遊ぶ価値がない、という意味ではありません。
今回のランクはあくまで、
今から遊びやすいか
初心者にすすめやすいか
現代のアクションRPGとして満足しやすいか
シリーズの中でどれだけ強い個性を持っているか
を総合したものです。
特にイースは、好きな作品が人によってかなり分かれるシリーズです。
『VIII』を最高傑作に挙げる人もいれば、『フェルガナ』こそイースの完成形だと考える人もいます。
『I・II』の原点感が一番好きな人もいるでしょう。
『IX』の暗い都市感や、『X』のアドルとカージャの関係性に強く惹かれた人もいるはずです。
だからこそ、Tier表は「絶対的な正解」ではなく、イースシリーズを語るための地図として見るのが一番楽しいと思います。
イース初心者におすすめのプレイ順
Tier表だけを見ると、SSランクの作品から順番に遊べばいいように感じるかもしれません。
ただ、イースシリーズは作品ごとに時代やシステムが大きく違います。
そのため、初心者の場合は「評価が高い順」よりも「入りやすい順」で考えた方が失敗しにくいです。
まず1本だけ遊ぶならイースVIII
初めてイースを遊ぶなら、最もおすすめしやすいのは『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』です。
理由は、冒険感、アクション、ストーリー、キャラクター、音楽のバランスが非常に良いからです。
イースシリーズの魅力を一言で表すなら、「赤毛の冒険家アドルが、未知の土地で人々と出会い、大きな謎へ迫っていくアクションRPG」です。
『イースVIII』は、その魅力がかなりわかりやすく詰まっています。
セイレン島を探索し、漂流者を集め、拠点を広げ、やがて島に隠された大きな運命へ触れていく。
この流れが自然で、シリーズ知識がなくても入りやすいです。
アドルの過去作を知らなくても問題ありません。
むしろ、「イースってこういう冒険RPGなんだ」と知る入口として非常に優秀です。
アクション重視ならフェルガナの誓い
ストーリーの長さより、アクションRPGとしての濃さを求めるなら『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』がおすすめです。
この作品は、近年の大作RPGのようなボリュームではありません。
しかし、そのぶんテンポが良く、密度が高いです。
余計な寄り道を削ぎ落とし、ダンジョン攻略とボス戦の面白さに集中したような一本です。
とにかくアドルを動かしていて気持ちいい。
敵の攻撃を見て、避けて、反撃する。
シンプルなアクションRPGの楽しさを味わいたいなら、かなり満足度が高いです。
ただし、ボス戦はやや歯ごたえがあります。
アクションが苦手な人は、『VIII』や『X』の方が入りやすいかもしれません。
最新作から入りたいならイースX Proud NORDICS
今から新しい環境で遊ぶなら、『イースX -Proud NORDICS-』から入るのも十分ありです。
特にNintendo Switch 2で遊びたい人にとっては、かなり有力な選択肢です。
『Proud NORDICS』は、通常版『イースX -NORDICS-』に新規ストーリー、新たな冒険の舞台、追加ボス、マナアクション、やり込み要素などを加えたグレードアップ版として展開されています。
アドルとカージャの2人を中心にした物語なので、過去作を深く知らなくても入りやすいです。
一方で、船移動や海戦といった独自要素があるため、「これがイースの標準形」と思いすぎると少し違います。
『VIII』や『フェルガナ』とは手触りがかなり違います。
それでも、現行機で快適に遊べる新しいイースとしては強いです。
アドルとカージャの関係性に惹かれるなら、かなり楽しめると思います。
シリーズの原点を知りたいならイースI・II
イースというシリーズそのものを深く知りたいなら、『イースI・II クロニクルズ』は外せません。
ただし、完全な初心者の最初の一本としては少し人を選びます。
理由は、システムがかなり古典的だからです。
近年のようにボタンで剣を振るアクションではなく、敵に体当たりして戦う独特のバトルです。
今遊ぶと新鮮ですが、慣れるまでは戸惑う人もいると思います。
それでも、『I』から『II』へ続く物語の流れは非常に美しいです。
古代王国イース、双子の女神、黒真珠といったシリーズの根幹に触れられるため、シリーズを長く追いたい人には大きな意味があります。
最初から遊ぶ必要はありません。
でも、イースを好きになったら、どこかで必ず触れてほしい作品です。
目的別おすすめイース作品
ここでは、プレイヤーの好みに合わせておすすめ作品を整理します。
物語で感動したい人におすすめ
物語重視なら、最有力は『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』です。
漂流生活から始まる冒険が、やがてセイレン島の真実とダーナの物語へつながっていく構成は、シリーズの中でも特に印象的です。
キャラクターの感情、冒険の積み重ね、終盤の余韻が強く、クリア後にしばらく心に残るタイプの作品です。
次点では『イースIX -Monstrum NOX-』も候補になります。
こちらは明るい冒険というより、監獄都市バルドゥークの謎を追うダーク寄りの物語です。
都市の秘密や怪人たちの背景に惹かれる人なら、かなり楽しめます。
アクションの手応えを求める人におすすめ
アクション重視なら、『フェルガナの誓い』と『イース・オリジン』が強いです。
どちらもアドルたちをキビキビ動かしながら、ダンジョンとボス戦を攻略していくタイプの作品です。
『フェルガナ』は短く濃く、王道アクションRPGとして完成度が高いです。
『オリジン』は塔を登る構造で、複数主人公による違った操作感を楽しめます。
広い世界を旅するというより、アクションゲームとしての密度を楽しむ作品です。
広いフィールドを探索したい人におすすめ
探索重視なら、『イースVIII』と『セルセタの樹海』が候補です。
『VIII』はセイレン島を少しずつ開拓していく感覚が強く、探索とストーリーの結びつきも優秀です。
『セルセタ』は広大な樹海を踏破していくマップ探索の楽しさがあります。
未知の土地を歩き、地図を埋め、行ける場所を広げていく感覚が好きなら、この2作は相性が良いです。
特に『セルセタ』は、後のパーティ制イースにつながる土台としても重要です。
レトロゲーム感を味わいたい人におすすめ
レトロゲームの味わいを楽しみたいなら、『イースI・II クロニクルズ』がおすすめです。
体当たりバトル、シンプルな成長、昔のRPGらしい手探り感。
現在のアクションRPGとはかなり違いますが、独特のテンポがあります。
ゲームの歴史やファルコムの原点に興味がある人なら、今遊んでも十分面白いです。
ただし、現代的な快適さを最優先する人には向きません。
あくまで「昔の名作を今の環境で味わう」作品として考えると、満足しやすいです。
最新機種で快適に遊びたい人におすすめ
最新環境で快適に遊びたいなら、『イースX -Proud NORDICS-』が有力です。
特にNintendo Switch 2版は、現行機向けの新しいイースとして手に取りやすい作品です。
アドルとカージャの2人に絞った物語、クロスアクション、船での海洋探索など、従来作とは違った魅力があります。
また、PS5では『イースVIII』と『イースIX』も展開されているため、最新機種で過去の人気作を遊びたい人にも選択肢があります。
今からシリーズに入るなら、遊べる環境を基準に選ぶのも現実的です。
イースシリーズは発売順に遊ぶべきか
イースシリーズは、必ずしも発売順に遊ぶ必要はありません。
アドル・クリスティンという主人公は共通していますが、多くの作品は「アドルが各地で体験した冒険日誌」という形で、それぞれ独立した物語として楽しめます。
そのため、いきなり『イースVIII』や『イースX』から入っても大きな問題はありません。
むしろ、現在のプレイヤーにとっては、遊びやすい作品から入った方がシリーズを好きになりやすいです。
ただし、シリーズ全体のつながりを重視するなら、『イースI・II』と『イース・オリジン』は特別です。
『オリジン』は『I・II』よりも過去の時代を描いた作品で、古代イースに関わる物語です。
そのため、『I・II』を遊んでから『オリジン』へ進むと、世界観のつながりをより楽しめます。
とはいえ、最初から時系列を厳密に追う必要はありません。
初心者なら、まずは遊びやすい作品から始めて、シリーズに興味が出てから原点へ戻る形で十分です。
おすすめの流れは、以下のような形です。
まずは『イースVIII』で現代イースの面白さを知る。
次に『フェルガナの誓い』で濃密なアクションRPGを味わう。
その後、『イースX』や『セルセタ』で別方向の冒険を楽しむ。
シリーズにハマったら、『I・II』と『オリジン』で原点と神話部分に触れる。
この順番なら、古さで挫折しにくく、イースの魅力を段階的に知ることができます。
完全版・リマスター版で遊んだ方がいい理由
イースシリーズは歴史が長いため、同じ作品でも複数のバージョンが存在します。
そのため、今から遊ぶなら基本的には最新版、リマスター版、追加要素が入った版を選ぶのがおすすめです。
理由は単純で、遊びやすさが違うからです。
グラフィックの調整、ボイス追加、音源切り替え、難易度調整、追加要素、ロード改善など、現代の環境で遊びやすくする工夫が入っている作品が多いです。
たとえば『フェルガナの誓い』は、『イース・メモワール』としてHDリマスター化され、イベントシーンのフルボイス化やビジュアル面の調整などが加えられています。
『イースX』も『Proud NORDICS』では新たな冒険の舞台や追加システム、やり込み要素が加わっています。
こうした作品を今から遊ぶ場合、あえて古い版を選ぶ理由はあまり多くありません。
もちろん、原作版には原作版の価値があります。
発売当時の空気や、オリジナルのゲームデザインを体験したいなら、旧版を遊ぶ意味はあります。
ただ、多くの人が知りたいのは「今からどれを買えばいいのか」です。
その視点では、基本的に現在遊びやすいバージョンを選ぶのが正解です。
本記事で最新版・完全版準拠にしたのも、そのためです。
イースシリーズを今から遊ぶならどの機種がいい?
イースシリーズは作品ごとに対応機種が違うため、今から遊ぶ場合は「どのハードで遊べるか」も大事です。
特に近年は、Nintendo Switch、Switch 2、PS5、PS4、PCなど、複数の環境で遊べる作品が増えています。
Switch 2で遊ぶならイースX Proud NORDICSが有力
Switch 2を持っているなら、まず候補に入るのは『イースX -Proud NORDICS-』です。
公式でも、Nintendo Switch 2版は好評発売中と案内されており、『イースX -NORDICS-』に新規ストーリー、新たな冒険の舞台、新規ボス、マナライドレース、闘技場バトルなどを追加したグレードアップ版として紹介されています。
通常版を未プレイなら、あえて旧版から遊ぶ理由はかなり薄いです。
アドルとカージャのクロスアクション、海洋探索、新エリアを含めて、今から遊ぶ『イースX』としては『Proud NORDICS』を選ぶのが自然です。
Switchで遊ぶならフェルガナの誓いが手に取りやすい
Nintendo Switchで遊ぶなら、『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』もかなりおすすめです。
公式では、イベントシーンのフルボイス化、アドルのボイス追加、新規ビジュアル、HDリマスター、高音質化、サウンド3種類切り替え、ハイスピードモード、初心者向けサポート機能などが案内されています。
元の『フェルガナの誓い』はアクションの歯ごたえが強い作品ですが、メモワール版では現代のプレイヤー向けに遊びやすくなっています。
短く濃いイースを遊びたい人には、かなり相性が良い一本です。
PS5・PS4ならVIII、IX、フェルガナも候補
PS5やPS4で遊ぶ場合は、『イースVIII』『イースIX』『フェルガナの誓い』が候補になります。
『イースVIII』はセイレン島を舞台にした現代イースの代表作で、冒険感とストーリーの評価が高い作品です。公式サイトでもPS4版の情報が継続して掲載されています。
『イースIX』は監獄都市バルドゥークを舞台に、怪人たちの異能アクションを活かした都市探索が特徴の作品です。
明るい大自然の冒険ではなく、都市の謎を追うダーク寄りのイースを遊びたい人に向いています。
PCで遊ぶなら過去作をまとめて追いやすい
PC環境があるなら、過去作を追いやすいのも利点です。
特に『イースI・II』『オリジン』『ナピシュテム』『フェルガナ』など、過去作をまとめて遊びたい人にはPC版も候補になります。
ただし、PC版は配信ストアや日本語対応状況、移植内容を確認してから購入した方が安心です。
「とりあえず今すぐ一本遊びたい」という人は、家庭用機で出ている最新版・リマスター版を選んだ方が迷いにくいです。
初代『イース』から『イースVIII』までのキャラクター、世界観、用語集などをまとめた記念本で、Tier表を読んだあとにシリーズ全体を振り返る資料として相性の良い一冊です。
価格・在庫・仕様や版の違いなどは変動します。購入の際は各ショップの商品ページで最新情報をご確認ください。
逆に初心者にいきなりおすすめしにくい作品
イースシリーズは基本的にどこからでも入りやすい作品が多いですが、それでも初心者にいきなりすすめるには少し注意が必要な作品もあります。
イースI・IIは名作だが最初の一本には人を選ぶ
『イースI・II』はシリーズの原点であり、重要度は非常に高いです。
ただし、最初の一本として誰にでもすすめられるかというと、少し難しいです。
理由は、戦闘システムが現在のアクションRPGとは大きく違うからです。
半キャラずらしで敵に体当たりする戦闘は、慣れると独特のリズムがあります。
しかし、ボタンで剣を振るイースを想像していると、最初は戸惑うかもしれません。
そのため、レトロゲームが好きな人にはおすすめできますが、現代的なアクションRPGを期待している人には『VIII』や『X』の方が入りやすいです。
イース・オリジンは面白いが順番に注意
『イース・オリジン』は完成度の高いアクションRPGです。
ただし、物語的には『イースI・II』の前日譚にあたるため、世界観の意味を深く味わうなら『I・II』を知っていた方が楽しみやすいです。
ゲームとしては単独でも遊べます。
しかし、レア、フィーナ、古代イースに関わる要素の重みは、『I・II』を知っている方が伝わりやすいです。
そのため、完全な初心者が最初に遊ぶより、シリーズに少し触れてから遊ぶ方が刺さりやすい作品です。
イースSEVENは歴史的に重要だが今からだと過渡期感がある
『イースSEVEN』は、パーティ制アクションを本格的に導入した重要作です。
シリーズの進化を語るうえでは外せません。
ただし、今から遊ぶ場合は、後の『セルセタ』『VIII』『IX』と比べて過渡期感があります。
システムの意義は大きいですが、現代のプレイヤーに最初の一本としてすすめるなら、より洗練された後発作品の方が向いています。
『SEVEN』は、イースを何本か遊んでから「パーティ制の始まりを見てみたい」と思ったタイミングで触れると、価値が伝わりやすい作品です。
イースシリーズの魅力は「最高傑作」がひとつに絞れないところ
ここまでTier表として順位をつけてきましたが、イースシリーズの面白いところは、最高傑作がひとつに固定されにくいところです。
『イースVIII』は、現代の大作型アクションRPGとして非常に完成度が高い作品です。
『フェルガナの誓い』は、短く濃いアクションRPGとして完成度が高い作品です。
『イースI・II』は、原点として今なお特別な存在です。
『イースX』は、アドルとカージャの2人旅に絞った新しいイースです。
それぞれ魅力の方向が違います。
だからこそ、「どれが一番か」はプレイヤーによって変わります。
冒険感を重視する人なら『VIII』。
アクションの手応えを重視する人なら『フェルガナ』。
シリーズの神話性を重視する人なら『I・II』と『オリジン』。
最新作らしい快適さや相棒感を重視する人なら『X Proud NORDICS』。
このように、自分がイースに何を求めるかで答えが変わるのが面白いところです。
まとめ|今からイースを遊ぶならVIII、フェルガナ、Xが特におすすめ
今回のTier表をまとめると、今からイースシリーズを遊ぶなら、まず候補にしたいのは以下の3本です。
イースVIII -Lacrimosa of DANA-
イース・メモワール -フェルガナの誓い-
イースX -Proud NORDICS-
『イースVIII』は、冒険感、物語、キャラクター、アクションの総合力が非常に高く、初心者にもすすめやすい作品です。
『フェルガナの誓い』は、短く濃いアクションRPGとして完成度が高く、イースらしい手触りを味わいやすい作品です。
『イースX -Proud NORDICS-』は、Switch 2で遊べる新しいイースとして、今から入る人にも十分候補になります。
一方で、『イースI・II』や『オリジン』は、シリーズの根幹を知るうえで重要な作品です。
最初に遊ばなくても大丈夫ですが、イースを好きになったらぜひ触れてほしい作品です。
イースシリーズは長い歴史がありますが、すべてを順番に遊ばなければいけないシリーズではありません。
まずは自分が気になる一本から始めれば大丈夫です。
そして一本遊んで「アドルの冒険、思ったより面白いな」と感じたら、そこから過去作へ戻っていく。
その遊び方が、今のイースシリーズには一番合っていると思います。
イースシリーズのよくある疑問
ここからは、イースシリーズをこれから遊ぶ人が迷いやすいポイントを整理します。
Tier表だけでは判断しにくい部分もあるので、購入前の確認として見てください。
イースはどれから遊んでも大丈夫?
基本的には、どれから遊んでも大丈夫です。
イースシリーズは、赤毛の冒険家アドル・クリスティンが各地で体験した冒険を描くシリーズです。
主人公は共通していますが、作品ごとに舞台や登場人物、事件は大きく変わります。
そのため、『イースVIII』から始めても、『イースX』から始めても、物語がまったく理解できないということはほとんどありません。
むしろ、今から入るなら遊びやすい作品から始めた方がいいです。
最初から発売順に全部追おうとすると、古い作品のシステムで戸惑ってしまう可能性があります。
まずは『イースVIII』や『イースX -Proud NORDICS-』のような現代的な作品でシリーズの楽しさを知り、そこから気になった過去作へ戻る流れがおすすめです。
イースX Proud NORDICSから始めても大丈夫?
『イースX -Proud NORDICS-』から始めても問題ありません。
本作は、アドルとカージャの2人を中心にした物語で、過去作を深く知らなくても楽しめる作りです。
舞台も北の海・オベリア湾で、シリーズの中でも独立した冒険として入りやすいです。
公式でも『イースX -NORDICS-』に新規ストーリーや新たな冒険の舞台、多数の要素を追加したグレードアップ版として案内されています。
Switch 2版は2025年7月31日発売で、ファルコムショップの商品ページではパフォーマンスモード最大120fps対応や、Switch版『イースX -NORDICS-』クリアデータ引き継ぎ対応も記載されています。
そのため、通常版未プレイなら『Proud NORDICS』から入るのが自然です。
ただし、『イースX』は船移動や海戦の比重があるため、シリーズ全体の標準形というよりは、かなり個性の強い最新作です。
イースらしい陸上探索と王道アクションを最初に味わいたいなら『イースVIII』、最新機種で新しいイースを遊びたいなら『イースX Proud NORDICS』という選び方がわかりやすいです。
イースVIIIは今から遊んでも古くない?
『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』は、今から遊んでも十分おすすめできます。
元々はPS Vita向けに発売された作品ですが、その後PS4版などでも展開され、公式サイトではPS4版の追加要素として制圧戦、ダーナ編追加要素、夜のセイレン島探索などが案内されています。
現在の最新アクションRPGと比べると、グラフィック面では時代を感じる部分もあります。
しかし、ゲームとしての面白さは今でもかなり強いです。
セイレン島を探索し、漂流者を集め、拠点を発展させ、やがて島の大きな謎へ迫っていく構成は、非常にわかりやすくて引き込まれます。
アクションも軽快で、パーティ制バトルとしての完成度も高いです。
イース初心者にすすめやすい理由は、システムが現代的で、ストーリーも単独で理解しやすく、冒険感が非常に強いからです。
今から一本選ぶなら、やはり『イースVIII』は最有力候補に入ります。
フェルガナの誓いは難しい?
『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』は、やや歯ごたえのある作品です。
近年のパーティ制イースよりも、ボス戦での立ち回りが重要です。
敵の動きを見て、避けて、攻撃の隙を狙う。
このアクションゲームらしい手応えが魅力です。
一方で、現在遊べる『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』は、HDリマスター化、高音質化、イベントシーンのフルボイス化、アドルのボイス追加、新規ビジュアル、サウンド3種類切り替え、ハイスピードモード、初心者向けサポート機能などが公式に案内されています。
そのため、昔の高難度アクションRPGをそのまま投げ出されるような作品ではありません。
アクションが苦手な人でも、難易度やサポート機能を活用すれば遊びやすくなっています。
ただし、完全にゆるいゲームではありません。
イースの中でも、プレイヤー自身がボスの動きを覚えて上達していく楽しさが強い作品です。
そこを楽しめるなら、シリーズ屈指の名作としてかなり刺さると思います。
イースI・IIは今から遊ぶべき?
イースを深く知りたいなら、どこかで遊ぶ価値はあります。
ただし、最初の一本としては人を選びます。
『イースI・II』は、現代のアクションRPGとはかなり手触りが違います。
体当たりで敵と戦う独特のバトル、シンプルな成長、昔のRPGらしい探索。
これらは今遊ぶと新鮮ですが、快適な現代アクションを期待している人には少し古く感じるかもしれません。
それでも、『I』と『II』はシリーズの原点です。
古代王国イース、双子の女神、黒真珠といった重要な要素が描かれるため、シリーズ全体を理解するうえでは非常に大きな意味があります。
おすすめは、いきなり最初に遊ぶのではなく、『VIII』や『フェルガナ』でイースにハマってから戻る流れです。
そうすると、古さも含めて「ここからイースが始まったのか」と楽しみやすくなります。
イース・オリジンはいつ遊ぶのがいい?
『イース・オリジン』は、『イースI・II』に深く関係する前日譚的な作品です。
アドルは主人公ではなく、舞台も古代イースに関わる巨大な塔が中心です。
そのため、物語の意味をしっかり味わうなら、『I・II』を知ってから遊ぶのが理想です。
ただし、ゲームとしては単独でも楽しめます。
アクションの密度が高く、複数主人公による操作感の違いもあり、ダンジョン攻略型のイースとして完成度は高いです。
「アドルの冒険」ではなく「イース世界の神話部分を掘り下げる作品」と考えるとわかりやすいです。
初心者の一本目としては少し変化球ですが、シリーズに興味が出てきたらかなりおすすめできます。
イースシリーズはストーリー重視?アクション重視?
イースシリーズは、基本的にはアクションRPGです。
ただし、作品によってストーリー重視の度合いがかなり違います。
『フェルガナの誓い』や『オリジン』は、アクションの密度が強い作品です。
『イースVIII』は、アクションに加えてストーリーと冒険感の比重がかなり大きい作品です。
『イースIX』は、監獄都市バルドゥークの謎を追う物語性が強めです。
『イースX』は、アドルとカージャの相棒感、海洋探索、クロスアクションが軸になります。
つまり、イースは作品ごとにかなり味が違います。
ストーリーで選ぶなら『VIII』。
アクションで選ぶなら『フェルガナ』。
最新作の快適さで選ぶなら『X Proud NORDICS』。
原点を知るなら『I・II』。
このように、自分が求める要素から選ぶと失敗しにくいです。
イースシリーズはなぜ長く続いているのか
イースシリーズが長く続いている理由は、作品ごとに変化しながらも、中心にある魅力がブレにくいからだと思います。
赤毛の冒険家アドルが、未知の土地へ向かう。
そこで人々と出会い、土地に眠る伝説や謎に触れる。
軽快なアクションで敵を倒し、熱い音楽に背中を押されながら冒険を進める。
この基本の楽しさは、初期作品から最新作まで続いています。
一方で、システムは時代に合わせて変化してきました。
体当たりバトルから、アドル単独の本格アクションへ。
そこからパーティ制アクションへ。
さらに『イースX』ではアドルとカージャの2人を中心にしたクロスアクションへ。
変わる部分と変わらない部分のバランスが、イースシリーズの強さです。
だからこそ、古くからのファンも、新しく入る人も、それぞれ別の作品を入口にできます。
どれか一本を遊んで合わなかったとしても、別の作品では印象が変わる可能性があります。
その幅の広さも、イースシリーズの魅力です。
イースシリーズ最高傑作Tier表
| Tier | 作品名 | 評価の方向性 |
|---|---|---|
| SS | イースVIII -Lacrimosa of DANA- | 現代イースの完成形。冒険感・物語・探索・音楽の総合力が圧倒的 |
| SS | イース・メモワール -フェルガナの誓い- | 短く濃いアクションRPGとして完成度が非常に高い |
| S | イースX -Proud NORDICS- | 最新作として非常に優秀。カージャとの2人旅と戦闘は強いが、船要素はやや好みが分かれる |
| S | イース・オリジン | アクションの密度が高く、古代イースの物語を掘り下げる重要作 |
| S | イースI・II クロニクルズ | シリーズの原点。古さはあるが、イース世界の根幹を知るうえで外せない |
| A | イースIX -Monstrum NOX- | 監獄都市と怪人アクションが個性的。完成度は高いが雰囲気は人を選ぶ |
| A | イース セルセタの樹海 | 樹海探索とパーティ制の土台が魅力。現代イースへの橋渡し的作品 |
| A | イースVI -ナピシュテムの匣- | 後の作品につながる転換点。今遊ぶとやや古さはあるが、冒険感は強い |
| B | イースSEVEN | パーティ制イースの出発点として重要。ただし今から遊ぶと過渡期感はある |
今回のTier表では、『イースVIII -Lacrimosa of DANA-』と『イース・メモワール -フェルガナの誓い-』をSSランクとしました。
『イースVIII』は、セイレン島を探索していく冒険感、漂流者を集めて拠点を発展させる流れ、そしてダーナの物語が見事に噛み合った作品です。今からイースを始める人に一本だけすすめるなら、最も安定して推しやすいタイトルです。
一方の『フェルガナの誓い』は、大作型ではありませんが、アクションRPGとしての密度が非常に高い作品です。短く濃く、ボス戦の手応えも強く、イースらしい軽快さを味わうには最適な一本です。
『イースX -Proud NORDICS-』はSランクですが、限りなくSSに近いSです。アドルとカージャの関係性、クロスアクション、最新作としての快適さは非常に強いです。ただし、船移動や海戦の比重があるため、従来のイースらしい陸上探索を期待する人には少し好みが分かれると判断しました。
『イース・オリジン』と『イースI・II クロニクルズ』は、シリーズの原点や神話部分に関わる重要作です。初心者の最初の一本としてはややクセがありますが、イースを深く知りたいなら避けて通れない作品です。
Aランクの『イースIX』『セルセタの樹海』『ナピシュテムの匣』も、それぞれに明確な魅力があります。ただ、SS・Sランク作品と比べると、今から遊んだときの完成度やすすめやすさで一歩譲る印象です。
『イースSEVEN』は、パーティ制アクションを本格的に導入した重要作ですが、現在の視点では後続作品に洗練された部分も多いため、今回はBランクとしました。
結論として、今からイースシリーズを遊ぶなら、まずは『イースVIII』、アクション重視なら『フェルガナの誓い』、最新作から入りたいなら『イースX -Proud NORDICS-』がおすすめです。