水ダウ「ザ・スベリドリームマッチ」結果|芝&小堀が優勝!全5組の順位

2026年7月22日の『水曜日のダウンタウン』で放送された「ザ・スベリドリームマッチ」。
「スベリ-1GP」の上位3人にコウメ太夫、小堀敏夫を加えた5人と、芝大輔、井口浩之、街裏ぴんく、蓮見翔、ガクという5人の芸人が、フィーリングカップル形式で一夜限りのコンビを結成。
それぞれがネタを作り、観客の前で「どのコンビが一番ウケるのか」を競いました。
結論からいうと、優勝したのは、
モグライダー・芝大輔&小堀敏夫
です。
観客50人とMC2人による計52票の投票で22票を獲得して1位。
2位は井口浩之&コウメ太夫、3位は蓮見翔&エンジンコータローとなりました。
しかし、この企画で見えてきたのは単純な「売れっ子芸人はやっぱりすごい」という結果だけではありません。
同じ芸人でも、相方・ネタ・役割が変わるだけで、面白さの伝わり方まで大きく変わる。
そこに「ザ・スベリドリームマッチ」の面白さがありました。
この記事では、全5組の組み合わせと最終順位を整理したうえで、なぜ芝&小堀が優勝したのか、それぞれのコンビに何が起きていたのかを振り返ります。
「ザ・スベリドリームマッチ」とは?
「ザ・スベリドリームマッチ」は、2026年7月22日放送の『水曜日のダウンタウン』第464回で行われた企画です。
TBS公式は放送前、
スベリ芸人と売れっ子芸人がフィーリングカップル形式で一夜限りのコンビを結成し、ネタを披露する企画
として告知していました。
参加したのは10人です。
スベリ芸人側
- エンジンコータロー
- ギブ↑大久保
- ゆきおとこ
- コウメ太夫
- 小堀敏夫
エンジンコータロー、ギブ↑大久保、ゆきおとこは「スベリ-1GP」の上位3人。そこへコウメ太夫と元ガッポリ建設の小堀敏夫が加わりました。
売れっ子芸人側
- 芝大輔(モグライダー)
- 井口浩之(ウエストランド)
- 街裏ぴんく
- 蓮見翔(ダウ90000)
- ガク(真空ジェシカ)
この10人が、お見合い番組のようなフィーリングカップル方式で相手を選びます。
最初から番組側がコンビを決めていたわけではなく、芸人同士の指名が一致しなければ成立しないところも今回のポイントでした。
全5組の組み合わせ
何度も指名がすれ違った末、最終的に成立したのは次の5組です。
| 売れっ子芸人 | スベリ芸人 |
|---|---|
| 井口浩之(ウエストランド) | コウメ太夫 |
| 芝大輔(モグライダー) | 小堀敏夫 |
| 蓮見翔(ダウ90000) | エンジンコータロー |
| ガク(真空ジェシカ) | ゆきおとこ |
| 街裏ぴんく | ギブ↑大久保 |
特に興味深いのが芝&小堀です。
芝は最初、ゆきおとこを指名しましたが成立せず。
小堀も途中では蓮見を選んでいます。
その後も指名の不成立が続き、4度目の告白タイムでようやく芝と小堀が成立しました。残ったガクとゆきおとこが最後の1組となっています。
結果を知ったあとで振り返ると、最初から相思相愛だったわけではない芝&小堀が優勝したことも、この企画らしい展開でした。
最終結果|芝&小堀が22票で優勝
ネタを見た観客50人とMC2人の計52人が、「最も面白かったコンビ」に投票。
最終結果は次の通りです。
| 順位 | コンビ | 得票数 |
| 1位 | 芝大輔&小堀敏夫 | 22票 |
| 2位 | 井口浩之&コウメ太夫 | 14票 |
| 3位 | 蓮見翔&エンジンコータロー | 9票 |
| 4位 | ガク&ゆきおとこ | 5票 |
| 5位 | 街裏ぴんく&ギブ↑大久保 | 2票 |
芝&小堀が22票。
井口&コウメ太夫が14票。
蓮見&エンジンコータローが9票。
上位3組だけで45票を集める結果となりました。
企画名は「スベリドリームマッチ」ですが、放送後には芝&小堀や蓮見&エンジンコータローのネタを中心に反響が広がっています。
では、それぞれのコンビで何が起きていたのでしょうか。
1位|芝大輔&小堀敏夫 22票
優勝したのは、モグライダー芝大輔と小堀敏夫。
2人はコントを選び、小堀本人からさまざまな情報を引き出しながら、その人間性を生かしたネタを作っていきました。
本番で披露されたのは寿司店を舞台にしたコント。
放送後には、この組と蓮見&エンジンコータローのコントが特に高い反響を集めたと報じられています。
芝は小堀を「別の芸人」にしなかった
この組の最大のポイントは、小堀の個性を消さなかったことでしょう。
スベる芸人を面白くする企画と聞けば、売れっ子側が強い台本を書き、相手をその型にはめる方法も考えられます。
しかし芝は、小堀本人が持っている独特な言動や空気をネタの中に残しました。
そこへ芝がツッコミを入れることで、「この人の何がおかしいのか」が観客にも伝わりやすくなる。
これはモグライダーで芝が普段担っている役割にも通じる部分があります。
もちろん、「普段と同じ技術をそのまま使ったから勝った」と断定することはできません。
ただ、小堀を無理に変えるのではなく、そのままの人物像からネタを作ったことは放送内容から確認できます。
22票という結果は、芝の構成やツッコミだけでなく、小堀自身が持っていた面白さとの組み合わせが機能した結果と見るのが自然です。
小堀自身にも評価が集まった
この企画を「芝が全部面白くした」とだけ捉えると、少し違います。
放送後には、芝の技術だけでなく小堀自身のボケや存在感にも注目が集まりました。
実際、小堀はその後の報道でも「ザ・スベリドリームマッチ」で芝と組んで優勝した芸人として紹介され、番組をきっかけに再び注目を集めています。
つまり今回起きたのは、
面白くない人を芝が救った
という単純な話ではありません。
もともと存在していた小堀の個性を、芝とのコンビによって観客に伝わる形へ変換できた。
そこが優勝コンビの強さだったと考えられます。
2位|井口浩之&コウメ太夫 14票
2位はウエストランド井口浩之とコウメ太夫。
14票を獲得しました。
2人が選んだのは漫才です。
ネタ作りでは、まずコウメ太夫の日常から漫才に使えそうな要素を探し、実体験をベースに構成。
本番では、コウメ太夫が普段の白塗りではなく素顔で登場しました。
「コウメ太夫」という型を一度外した
コウメ太夫には、白塗りの姿と「チクショー!」という非常に強いイメージがあります。
しかし今回の漫才では、その既存キャラクターだけに頼りませんでした。
コウメ太夫本人のエピソードを素材にして、井口が大量のツッコミを入れていく。
その結果、「コウメ太夫のネタ」というより、一人の独特な人物を井口が掘っていく漫才として成立していました。
投票前には、スタジオの東野幸治も井口&コウメ太夫を優勝候補として挙げています。
最終結果は14票で2位。
芝&小堀には届きませんでしたが、コウメ太夫の普段とは違う見え方を作った組でした。
3位|蓮見翔&エンジンコータロー 9票
3位はダウ90000蓮見翔とエンジンコータロー。
9票を獲得しました。
2人が披露したのはコント。
放送後には、芝&小堀の寿司店コントと並んで、蓮見&エンジンコータローのコンビニを舞台にしたコントにも反響が集まりました。
エンジンコータローの違和感を「役」に変えた
この組で印象的だったのは、エンジンコータローの個性を抑え込もうとしなかったことです。
本人の独特な動きや言動が、そのままでは観客に意図が伝わりにくかったとしても、コントの登場人物として配置すれば意味が生まれる。
本人を変えるのではなく、本人が成立する世界を作る。
芝&小堀とは違う方法ですが、ここでも「素材を変えるより見せ方を変える」という今回の企画の特徴が表れていました。
放送後には蓮見の構成力だけでなく、エンジンコータローがネタを演じ切ったことへの評価も紹介されています。
9票で3位ではありましたが、順位以上に強い印象を残した組の一つです。
4位|ガク&ゆきおとこ 5票
4位は真空ジェシカのガクとゆきおとこ。
5票でした。
この組は漫才を披露。
ネタ作りも他の上位コンビとは少し異なり、まずゆきおとこ自身が漫才のベースを作成。その後、2人で内容をブラッシュアップしています。
つまり、売れっ子側がすべてを作ったわけではありません。
ガク自身も真空ジェシカでは普段とは異なる立場で即席コンビを成立させる必要があり、今回の企画の難しさが表れた組でもありました。
5票という順位だけを見れば4位ですが、しっかりと漫才として完成させていたからこそ、「売れっ子と組めば自動的に勝てる企画ではない」ことも分かります。
5位|街裏ぴんく&ギブ↑大久保 2票
5位は街裏ぴんくとギブ↑大久保。
2票でした。
2人はコントを選択。
ネタ作りでは「2人でバカをやる」方向を目指しましたが、準備段階から街裏ぴんくがギブ↑大久保との進行に苦戦する様子も放送されています。
街裏ぴんく自身は一人で漫談を成立させることを得意とする芸人です。
今回は他人とコンビを組み、相手の個性を取り込みながらネタを作らなければならない。
売れっ子側にも、普段とは違う能力が求められていました。
結果は最下位。
しかし、この2票という結果があることで、今回の企画が単なる「売れている芸人なら誰でもスベリ芸人を面白くできる」という予定調和にならなかったともいえます。
なぜスベリ芸人たちはウケたのか?
全5組を見比べると、一つ共通することがあります。
スベリ芸人側が突然別人になったわけではありません。
小堀は小堀のまま。
コウメ太夫もコウメ太夫のまま。
エンジンコータローも、本人が持っている独特さを残しています。
大きく変わったのは、観客にどう見せるかでした。
「何がおかしいのか」を伝える役割
独特な人物が舞台に立っただけでは、観客側がどこを面白がればいいのか分からない場合があります。
そこで芝や井口のツッコミが入る。
観客からすると、
「この人の今の言動がおかしい」
というポイントが分かりやすくなるわけです。
一方の蓮見は、エンジンコータローの違和感そのものが成立する設定を作りました。
手段は違いますが、上位3組に共通しているのは、相方の個性を消さずに、観客へ届く形へ置き換えたことです。
放送後にも、売れっ子芸人側の力量に驚く反応とともに、芝&小堀や蓮見&エンジンコータローへの評価が報じられました。
「売れっ子が全部面白くした」では片付けられない
もちろん、「ザ・スベリドリームマッチ」という企画では、売れっ子側の技術が大きな見どころです。
相手から素材を引き出す。
ネタに落とし込む。
ツッコミによって観客の視点を誘導する。
その人物に合った役割を作る。
こうした能力が見えやすい企画でした。
しかし同時に、素材になるものを持っていなければ、その作業も成立しません。
小堀の人物としての面白さ。
コウメ太夫の独特なエピソード。
エンジンコータローの予測しづらい言動。
それぞれに強い個性があったからこそ、相方が料理する余地がありました。
放送後に小堀自身やエンジンコータローの演技まで評価されたことを考えても、今回を「売れっ子が救済した企画」とだけ見るのは少し違うでしょう。
見えにくかった面白さを、別の芸人との組み合わせによって見えるようにした。
その表現の方が、この結果には合っています。
芝&小堀の優勝が示した「相性」の大きさ
そして今回、その象徴になったのが芝&小堀でした。
フィーリングカップルでは、最初から2人がお互いを選んでいたわけではありません。
何度も指名がすれ違った末に成立したコンビです。
それでも結果は22票で優勝。
一方、同じ条件で組んだ街裏ぴんく&ギブ↑大久保は2票でした。
つまり、
「売れっ子×スベリ芸人」なら誰を組ませても同じ結果になるわけではない。
誰と組むのか。
漫才なのかコントなのか。
何を素材にするのか。
どちらがどの役割を担うのか。
こうした条件の組み合わせで結果は大きく変わりました。
タイトルは「ザ・スベリドリームマッチ」ですが、最終的にはコンビの相性そのものを検証する企画にもなっていたのかもしれません。
スタジオも予想以上の完成度に驚いた
全5組のネタが終わったあと、スタジオでも、事前に想像していたよりネタとして成立していたことや、売れている芸人の力に驚く反応が出ました。
そして実際の投票でも、優勝コンビだけに票が集中したわけではありません。
芝&小堀22票。
井口&コウメ太夫14票。
蓮見&エンジンコータロー9票。
上位3組にそれぞれ支持が分かれています。
これは、単に「誰が一番スベらなかったか」を決めるだけではなく、即席コンビごとに異なる面白さが生まれていたことの表れとも考えられます。
「スベリ芸人」というラベルを付けられた人物でも、相方とネタが変われば見え方は変わる。
そこまで見せたからこそ、この企画は単なる罰ゲーム的な企画とは違う面白さを持っていました。
まとめ|芝&小堀が優勝、「誰と組むか」で芸人の見え方まで変わった
2026年7月22日放送の『水曜日のダウンタウン』「ザ・スベリドリームマッチ」。
最終結果は、
1位 芝大輔&小堀敏夫 22票
2位 井口浩之&コウメ太夫 14票
3位 蓮見翔&エンジンコータロー 9票
4位 ガク&ゆきおとこ 5票
5位 街裏ぴんく&ギブ↑大久保 2票
となりました。
優勝した芝&小堀は、小堀本人の人間性を材料にコントを構築。
芝がその個性を観客に伝わる形へ整理することで、最多22票を獲得しました。
ただ、今回の企画が示したのは売れっ子側の実力だけではありません。
芸人の面白さは、その人単独で固定されているものではない。
相方。
設定。
役割。
ツッコミ。
見せ方。
その組み合わせによって、同じ人物でも観客からの見え方は大きく変わります。
「スベリ芸人を売れっ子が面白くする」という企画から始まりながら、最後には「コンビとは何なのか」「相方によって芸人の魅力はどこまで変わるのか」まで見えてきた。
「ザ・スベリドリームマッチ」は、そんな『水曜日のダウンタウン』らしいお笑い実験だったといえそうです。