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『サイキックフォース2012』が2027年に復活 なぜ“2012”?Switch・PS5・Steam移植を整理

サイキックフォース2012移植は2027年|Switch・PS5・Steam、NESiCA版との違い・オンライン対戦

『サイキックフォース2012』公式ロゴ

タイトーの対戦格闘ゲーム『サイキックフォース2012』が、Nintendo Switch、PlayStation 5、Steam向けに復活します。発売は2027年予定です。

発表されたのは東京ゲームショウ2026(TGS2026)開幕直前の2026年9月15日。TGS会場ではKONAMIブース内のパートナー出展タイトルとして、発表直後から開発中の移植版を実際に遊べる試遊台も用意されています。

ただし、この作品は名前と発売時期が少しややこしいタイトルです。

「2012年のゲームを2027年に移植する」という意味ではありません。 オリジナルの『サイキックフォース2012』がアーケードへ登場したのは1998年。「2012」は発売年ではなく、物語の舞台となる西暦です。

さらに2027年版のベースになるのは、1998年のアーケード版そのものでも、1999年のドリームキャスト版でもありません。現実の2012年12月20日にNESiCAxLiveで稼働を始めたバージョンが土台になります。

2026年9月19日時点ではオンラインリーダーボードへの対応も案内されていますが、インターネット経由のオンライン対戦は正式発表されていません。

この記事では、2027年版がどの『サイキックフォース2012』を移植するのか、なぜタイトルに「2012」と付いているのか、TGS2026で確認できた内容、オンライン対戦やNintendo Switch 2への対応まで、現在分かっている情報を整理します。

TGS2026全体の新作・試遊情報については、東京ゲームショウ2026まとめでも随時更新しています。

2027年版『サイキックフォース2012』で現在わかっていること

まずは、2026年9月19日時点で発表されている2027年版の情報をまとめます。

項目発表内容
タイトルサイキックフォース2012
発売時期2027年予定
対応機種Nintendo Switch/PlayStation 5/Steam
ジャンル対戦格闘ゲーム
プレイ人数1~2人
発売元コスモマキアー
移植ベース2012年稼働のNESiCAxLive版
Nintendo Switch版パッケージ版を含む予定
PS5版ダウンロード専売予定
価格未定
CERO審査予定
オンラインリーダーボード対応予定
オンライン対戦現時点では未発表

原作IPはタイトーで、権利表記も「© TAITO CORPORATION」。今回の移植開発・発売を手掛けるのがコスモマキアーです。

TGS2026ではKONAMIブース内に展示されていますが、KONAMI発売のタイトルになったわけではありません。コスモマキアーがKONAMIブースのパートナー出展タイトルとして参加しています。

なぜ「2012」なのに1998年のゲーム? タイトルは物語の年代

作品を初めて知った人が最も混乱しやすいのが、タイトルに入っている「2012」という数字でしょう。

『サイキックフォース2012』のオリジナル版がアーケードへ登場したのは1998年です。2012年発売だから『2012』と名付けられたわけではありません。

タイトーのNESiCAxLive版公式サイトに掲載されたストーリーでは、前作で描かれた西暦2010年の戦いを経て、「そして西暦2012年」から新たな物語が始まります。

つまり、1998年当時から見た未来の世界を舞台にした作品だったわけです。

その後、少し出来すぎたような出来事が起こります。現実の西暦が作品世界に追いついた2012年に、本作がNESiCAxLiveでアーケードへ復活しました。

『サイキックフォース2012』の出来事
1998年未来の「西暦2012年」を舞台にしたアーケード版が登場
2012年12月20日NESiCAxLive版が稼働開始
2027年NESiCAxLive版をベースにNintendo Switch・PS5・Steamへ移植予定

1998年には未来だった「2012」が現実になった年にアーケードへ復活し、その2012年版がさらに15年後の2027年に家庭用・PCへ移植される。作品名と現実の時間が何度も交差しているのも、このタイトルの面白いところです。

2027年版の移植元は2012年のNESiCAxLive版

今回の移植で最も押さえておきたいのが、「どのバージョンの『サイキックフォース2012』が来るのか」です。

KONAMIのTGS2026公式ページでは、「アーケードのNESiCAxLiveで2012年から再稼働していたバージョン」が15年を経て家庭用へ帰ってくると説明されています。

したがって、今回発表されたものは1998年版を一から作り直すリメイクではありません。ドリームキャスト版やPS2版を高画質化する企画でもなく、公式が示している位置付けはNESiCAxLive版をベースにした「移植」です。

NESiCAxLive版では何が変わっていた?

ここは2026年の記事だけを読むと、「2012年に再調整された版」と受け取ることがありますが、当時の資料まで遡ると少し慎重に見た方がよさそうです。

NESiCAxLive版が稼働した2012年12月20日のGAME Watchの記事では、オリジナル版を再現したうえで、高解像度表示への最適化を行い、画面比率の違いを利用してコマンド表を表示するなどの対応を加えたものと説明されています。

当時の電撃オンラインも、オリジナル版を再現したうえで現行環境向けに高解像度表示へ最適化されたものとして紹介していました。

少なくとも当時資料から、「ゲームバランスを大幅に作り直した別物」とまでは確認できません。2027年版を説明する際も、1998年のゲームを高解像度環境などへ対応させた2012年NESiCAxLive版がベースと考えるのが安全です。

ドリームキャスト版や『サイキックフォース2』『2012 EX』とは別

『サイキックフォース2012』は過去に複数の家庭用版・派生版が登場しています。そのため、「昔遊んだ家庭用版がそのまま復活する」と考えると少しズレます。

作品・バージョン時期主な位置付け2027年版との関係
サイキックフォース1996年シリーズ第1作今回の移植対象ではない
サイキックフォース20121998年アーケード向け続編NESiCAxLive版の原型
ドリームキャスト版1999年3月4日家庭用移植版今回の移植元ではない
サイキックフォース21999年10月7日『2012』をベースにしたPlayStation向けアレンジ版独自要素の収録は未発表
サイキックフォース COMPLETE2005年12月29日PS2向け3タイトル収録作品今回の移植元ではない
サイキックフォース2012 EX2005年『COMPLETE』に収録された別バージョン収録は未発表
NESiCAxLive版2012年12月20日アーケードへの復刻・現行環境対応2027年版のベース

PlayStation版『サイキックフォース2』には、ソニア、ブラド、玄真の登場や「PSY-EXPAND」など独自要素がありましたが、これらを2027年版へ収録するという発表はありません。

PS2『サイキックフォース COMPLETE』に収録された『サイキックフォース2012 EX』も別物です。2005年当時のGAME Watchによると、『2012』完成後に制作されていたバージョンで、ソニア、玄真、ブラドなどが登場します。

過去の家庭用版に存在した要素が、2027年版へ自動的に引き継がれるわけではない点には注意が必要です。

そもそも『サイキックフォース2012』はどんなゲーム?

『サイキックフォース2012』を普通の2D・3D格闘ゲームと大きく分けているのが、「360度オールレンジバトル」です。

キャラクターは地面に立って左右へ移動するのではなく、「結界」と呼ばれる空間の中を浮遊しながら上下左右へ動き回ります。そのうえで、1対1の対戦を行います。

近距離では打撃や投げを狙い、距離が開けば電撃、炎、光、重力などキャラクターごとの超能力を使った攻防へ。遠距離戦だけを見るとシューティングゲームのようにも見えますが、相手との距離や技の隙、ガード、ダッシュまで含めて読み合う対戦格闘ゲームです。

超能力技や一部の防御行動では「サイコゲージ」を消費します。ゲージはサイコチャージで回復できるため、「今ここで強力な技を使うか」「距離を取ってゲージを戻すか」といった判断も戦いに絡んできます。

平面の格闘ゲームをそのまま3D化したものでも、空中シューティングでもない。この独特の仕組みが、シリーズが長く記憶されている大きな理由のひとつです。

TGS2026では4ステージの開発中バージョンを試遊可能

東京ゲームショウ2026では、KONAMIブース内のパートナー出展として『サイキックフォース2012』の試遊台が設置されています。

TGS2026の一般公開日は9月19日(土)~21日(月・祝)。KONAMI公式では、全4ステージを遊べる特別体験版と案内されており、製品版とは異なる開発途中の内容であることも明記されています。

TGS2026試遊版内容
プレイ可能範囲アーケードモード STAGE4まで
Beginner初心者向け
Normal上級者向け
2P-SIDE GAME START2P側からゲーム開始
オプション設定変更不可

試遊版では13キャラクターすべてを選べる

9月18日に公開されたインサイドの実機試遊レポートでは、プレイアブルキャラクターに制限はなく、13人全員を使用できたことが確認されています。

画面左右には選択キャラクターの操作・コマンドも表示されます。この表示は2027年版で初めて追加されたものではなく、2012年のNESiCAxLive版でも横長画面の余白を利用して採用されていた仕様です。

試遊では360度方向への移動、遠距離からの超能力、ガード、壁際の攻防など、『サイキックフォース2012』らしいゲーム性を確認できています。

一方、試遊した記者からは過去作を思い出せる操作感だったという趣旨の感想も出ていますが、これはあくまで短時間のプレイによる体感です。入力遅延やフレーム単位の挙動、ゲームバランスの完全再現まで確認されたという意味ではありません。

登場キャラクターは13人|TGS試遊版でも全員を確認

タイトーのNESiCAxLive版公式サイトには、次の13人が掲載されています。TGS2026の試遊版でも、この13キャラクターすべてを選択できたことが確認されました。

キャラクター能力・属性
マイト電撃
パティ
ウェンディー
玄信呪術
カルロ
レジーナ
ゲイツサイボーグ
エミリオ
刹那
ガデス重力
キース
バーン
ウォン時間

ただし、13人という数字はNESiCAxLive版の公式ラインアップとTGS試遊版で確認できた人数です。2027年の製品版について、「最終的な登場キャラクターは13人だけ」と確定したわけではありません。

新キャラクターや過去の派生版キャラクターを追加するという発表も、現時点ではありません。

9月18日にTGS公式配信も実施

9月18日には、KONAMIのTGS2026配信枠で「サイキックフォース2012移植決定発表」が実施されました。

出演したのはコスモマキアー代表の森一申氏、原作サウンドディレクターでZUNTATAの石川勝久氏、原作でレジーナ・ベルフロンド役を務めた福島おりね氏です。

もともと会場で観客を入れるステージではなく、会場内の配信スタジオから届ける番組として案内されていたものです。KONAMIのTGS2026公式ページから配信映像を確認できます。

なお、9月19日時点の公式商品情報では発売時期は引き続き「2027年予定」で、具体的な発売日や価格は未定です。

オンライン対戦はできる? リーダーボード対応とは別の話

現行機へ移植されるとなれば、特に気になるのがインターネット対戦です。

2027年版のティザー映像では、オンラインリーダーボードへの対応が案内されています。

ただし、リーダーボードは記録や順位をオンライン上で競うための機能です。プレイヤー同士がインターネット経由でリアルタイム対戦できることを意味するものではありません。

2026年9月19日時点で、オンライン対戦、ランクマッチ、ルームマッチ、クロスプレイ、ロールバックネットコードといった対戦関連のネットワーク機能は正式発表されていません。

パッケージやストアページに「オンライン対応」と書かれたわけでもないため、現段階で「ネット対戦できる」と断定するのは早いでしょう。

対戦ゲームだけに、製品版でオンライン対戦へ対応するかどうかは、今後の情報で特に注目したい部分です。

Switchはパッケージ版予定、PS5はダウンロード専売予定

販売形態は機種によって異なる予定です。

現在の発表では、Nintendo Switch版はパッケージ版を含む予定。PlayStation 5版はダウンロード専売予定とされています。Steam版もPC向けのデジタル販売です。

価格、予約開始日、限定版、店舗別特典などはまだ発表されていません。

Nintendo Switch 2版は発表されていない

対応機種として正式発表されている任天堂ハードはNintendo Switchです。Nintendo Switch 2専用版は、2026年9月19日時点では発表されていません。

Nintendo Switch 2でSwitch版を遊べるかどうかについても、本作個別の互換性情報が出るまでは断定できません。

PS4、Xbox Series X|S、Xbox One版についても発表されておらず、未対応となっている理由も公式から説明されていません。

2027年版で追加される機能はまだ分からない

NESiCAxLive版をベースにした移植であることは判明していますが、2027年版独自の機能については、まだ情報が限られています。

現在までに確認できる範囲を分けると、次のようになります。

項目2026年9月19日時点
NESiCAxLive版ベース発表済み
オンラインリーダーボード発表済み
オンライン対戦未発表
クロスプレイ未発表
ロールバックネットコード未発表
新キャラクター・新ステージ未発表
ゲームバランス再調整未発表
トレーニング・リプレイ機能未発表
ギャラリー・サウンドテスト未発表
『サイキックフォース2』『2012 EX』要素未発表
最終解像度・フレームレート未発表
Steam版必要スペック未発表

「現行機移植だから当然入るだろう」と考えたくなる機能もありますが、発表されていないものは発表されていないものとして分けておく必要があります。

「15年ぶり」なのに家庭用では20年以上? 数え方が違う

KONAMIのTGS2026公式ページでは、NESiCAxLive版が「15年の時を経て、家庭用ゲーム機に帰ってくる」と紹介されています。

これは2012年のNESiCAxLive版から2027年までを数えたものです。

一方、家庭用では1999年にドリームキャスト版やPlayStation版『サイキックフォース2』が登場し、2005年にはPS2『サイキックフォース COMPLETE』が発売されています。

そのため、「家庭用での新展開」という見方をすれば20年以上ぶりになります。ただし、アーケードでは2012年のNESiCAxLive版が稼働し、タイトーのNESiCAxLive2公式ページにも現在までタイトル情報が掲載されています。

つまり、「ずっと遊べなかったゲームが約30年ぶりに復活」という単純な話ではありません。

1998年にオリジナル版が登場し、2012年にアーケードへ復刻され、その2012年版が2027年に家庭用・PCへ移植されるという流れで捉えるのが最も分かりやすいでしょう。

なぜ今『サイキックフォース2012』を移植するのか?

シリーズを知る人ほど気になるのが、「なぜ2027年に『サイキックフォース2012』なのか」という点でしょう。

ただ、企画が動いた直接の理由については、2026年9月19日時点で「ファンからの要望が多かったから」「レトロゲーム人気が高まったから」といった形で公式に整理された説明は確認できません。

コスモマキアーは近年、『トリガーハート エグゼリカ』や『式神の城』シリーズなど、過去作品を現行環境へ展開しています。しかし、その実績だけから今回の企画経緯まで推測するのは避けた方がよいでしょう。

現段階で確実なのは、2012年のNESiCAxLive版をベースにした移植開発が進み、すでにTGS2026で実機試遊できる段階まで形になっていることです。

まとめ|1998年版・2012年版・2027年版を分ければ分かりやすい

『サイキックフォース2012』の2027年移植で一番ややこしいのは、タイトルの「2012」と実際の発売・稼働年が重なっていることです。

オリジナルの『サイキックフォース2012』は1998年のアーケードゲームで、「2012」は物語の舞台となる未来の西暦でした。

現実が2012年を迎えた同年12月20日にはNESiCAxLive版が稼働。当時資料では、オリジナルを再現しながら高解像度表示への最適化や横長画面を使ったコマンド表示などを行ったバージョンとされています。

そして2027年に予定されているNintendo Switch、PlayStation 5、Steam版は、このNESiCAxLive版をベースにした移植です。ドリームキャスト版、『サイキックフォース2』、『サイキックフォース COMPLETE』、『2012 EX』がそのまま移植されるわけではありません。

TGS2026ではアーケードモードの4ステージを遊べる開発中バージョンが出展され、13キャラクターすべてを選べることも確認されています。

一方、オンラインリーダーボードは発表済みですが、オンライン対戦、ロールバックネットコード、新キャラクター、新モードなどはまだ未発表です。価格や具体的な発売日も今後の情報待ちとなっています。

単なる旧作の再発売で終わるのか、それとも現代の対戦環境に合わせた機能まで用意されるのか。2027年版の評価を大きく左右しそうなのは、これから明らかになる追加機能とオンライン周りでしょう。

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