- 『Legacy Code』とは?マリオネットエンジン・発売日・対応機種まとめ
- 『Legacy Code』とは?ガラクタから生き物を作って戦うゲーム
- 「マリオネットエンジン」とは?予想外の動きを生み出す独自システム
- 公式PVでメカニマルの動きを確認できる
- メカニマルのパーツは扇風機、テレビ、義歯、サボテンまで
- 戦闘・探索・成長もある|作るだけのサンドボックスではない
- ストーリーは「本当の自分」を探す旅
- なぜSOWN 2026で2部門を受賞した?
- 開発者「127号室」とは?講談社との関係
- 発売日は2027年予定|Steam以外の対応機種は?
- 対応言語は講談社とSteamで表記が違う
- PC版の最低必要スペック
- Steam体験版はある?
- 『Legacy Code: Relic Restorer』とは別のゲーム
- まとめ|「作った形がそのまま動きになる」のが『Legacy Code』の面白さ
- 主な参照情報
『Legacy Code』とは?マリオネットエンジン・発売日・対応機種まとめ

頭や腕、脚だけでなく、扇風機、テレビ、義歯、鎖、サボテンまで身体の一部にする。しかも、完成した生き物がどう歩くのかは、作った本人にも動かしてみるまで分からない。
『Legacy Code(レガシーコード)』は、そんな奇妙な生き物「メカニマル」をガラクタや生物素材から組み上げ、自分で操作して戦う物理シミュレーションゲームです。
見た目のインパクトだけを狙ったサンドボックスではありません。敵と戦って経験値や新しいパーツを獲得し、身体を組み替えながら強く、大きくなっていくゲームサイクルと、「本当の自分」を探す旅も用意されています。
さらに東京ゲームショウ2026(TGS2026)内で開催された「SENSE OF WONDER NIGHT 2026」では、独自の「マリオネットエンジン」とメカニマルの造形が評価され、Best Technological Game AwardとBest Arts Awardの2部門を同時受賞しました。
先にポイント
・『Legacy Code』はガラクタから「メカニマル」を作って戦う物理シミュレーション
・基本は「つくる→たたかう→あつめる→さらに改造する」
・独自技術「マリオネットエンジン」により、組み方から予想外の動きが生まれる
・SOWN 2026で技術部門とアート部門の2賞を受賞
・発売は2027年予定、対応機種は現時点でSteam
・Nintendo Switch 2、PS5、Xbox Series X|S版は2026年9月19日時点で未発表
・価格、一般向け体験版、Steam Deck対応も未発表
『Legacy Code』とは?ガラクタから生き物を作って戦うゲーム
『Legacy Code』でプレイヤーが作るのは、「メカニマル」と呼ばれる謎の生き物です。
頭、腕、脚、モーターといったパーツを自由につなぎ合わせることで、姿だけでなく動き方まで異なるメカニマルが生まれます。
一般的なキャラクターメイクのように、用意された胴体へ決められた腕や脚を取り付けるだけではありません。人形の頭、キャラクター雑貨、扇風機、テレビ、立体パズル、義歯、鎖、サボテンなど、普通なら「生き物の身体」とは考えにくい物までパーツとして使われます。
さらに重要なのが、完成したメカニマルを実際に動かして終わりではないことです。
プレイヤー自身がメカニマルとなって各地を冒険し、ほかのメカニマルと戦います。敵を倒せば経験値と新しいパーツを獲得でき、そのパーツを自分の身体へ追加したり、既存の部位と交換したりして、さらに姿と性能を変化させていきます。
基本は「つくる→たたかう→あつめる」
講談社とSteamが現在示している基本ゲームサイクルは、かなり分かりやすいものです。
| 段階 | すること |
|---|---|
| つくる | 集めたパーツを組み合わせ、自分のメカニマルを作る |
| たたかう | 完成したメカニマルを操作し、ほかのメカニマルと戦う |
| あつめる | 敵を倒して経験値や新しいパーツを手に入れる |
| 改造する | 入手したパーツで身体を組み替え、さらに強いメカニマルへ育てる |
つまり、「変な生き物を作って眺めるゲーム」ではありません。
作った身体で戦い、戦った結果から次の身体を作っていく。この循環が『Legacy Code』の中心です。
メカニマルは改造を重ねるほど強くなり、見た目にも大きくなっていきます。講談社公式では、脚が増えたり、腕が遠くまで届くようになったり、一撃が重くなったりしながら、最終的には見上げるほどの巨体へ育つ例も紹介されています。
「マリオネットエンジン」とは?予想外の動きを生み出す独自システム
『Legacy Code』をほかの組み立てゲームと大きく分けているのが、127号室が独自開発した「マリオネットエンジン」です。
「マリオネットエンジン」は記事側で付けた呼び名ではなく、講談社や開発側が以前から使用している正式な名称です。2023年に『Legacy Code(仮)』が「ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.2」のラボメンバーへ選ばれた段階から、すでにこの名前が使われていました。
現在の講談社は、どんな奇天烈な組み合わせでもメカニマルを「動かす」ことができる独自の物理システムとして説明しています。
「どんな組み合わせでも動く」は「何でも正常に歩く」という意味ではない
ここは誤解しやすいところです。
公式が面白さとして強調しているのは、どんな形でも人間のようにきれいに歩くことではありません。
むしろ逆です。
狙って作ったメカニマルが、予想していた方向とは違う向きへ進んだり、想像もしなかった姿勢で動き出したりする。その「思い通りにならなさ」まで含めて遊ぶ仕組みになっています。
2026年9月19日に公開されたTGS2026の試遊レポートでも、パーツの形や配置によって動きが変わり、実際に作ったメカニマルが横向きに進み始めた例が報告されています。
プレイヤーが歩行アニメーションを1歩ずつ設定するわけではなく、「何を、どこへ、どのようにつなぐか」を決め、そこから生まれた動きを実際に操作して確かめることになります。
パーツごとに「動きの癖」があることも公式に説明されており、わずかな組み替えでもメカニマルの見た目とふるまいが変化します。
一方、パーツごとの重量値や重心が内部でどのように計算されているのか、どの物理計算方式を使用しているのかといった製品版の内部仕様までは公開されていません。
また、「AIが歩き方を考える」「機械学習でメカニマルが成長する」といった説明も、2026年9月19日時点の公式情報にはありません。マリオネットエンジンを「AI生命体生成システム」のように紹介するのは避けた方がよいでしょう。
公式PVでメカニマルの動きを確認できる
文章だけでは分かりにくいのが、このゲームの独特な動きです。
講談社は2026年9月16日のSteamストアページ公開にあわせて、『Legacy Code』1st Trailerを公開しています。組み立てたメカニマルが実際に動く様子を確認したい場合は、映像を見るのが一番早いでしょう。
メカニマルのパーツは扇風機、テレビ、義歯、サボテンまで
『Legacy Code』の奇妙な見た目は、単にランダムな造形を生成しているから生まれるものではありません。
プレイヤーが使える素材そのものが、最初から異質です。
講談社が2026年9月にゲーム内パーツの例として挙げているのは、人形の頭、キャラクター雑貨、扇風機、テレビ、立体パズル、義歯、鎖、サボテンなど。
生物の身体らしい素材と、日用品やガラクタが同じ「身体の部品」として扱われます。
そのため、普通のゲームであればデザイン上成立しないような組み合わせでも、メカニマルとして形になってしまいます。
講談社は、こうしたパーツを「どこか懐かしく、それでいていびつなガラクタ」と表現しています。新品の近未来メカだけで統一するのではなく、見覚えのある日用品や古びた物を身体へ取り込めることが、独特の愛嬌につながっています。
公式には「組み合わせは無限大」という表現も使われていますが、これは数学的に無限種類のパーツ配置を保証しているという意味ではなく、非常に自由度が高いことを示した表現と見るのが自然です。
戦闘・探索・成長もある|作るだけのサンドボックスではない
メカニマルを完成させたら、その身体を操作して世界へ出ます。
ほかのメカニマルを倒すと経験値とパーツを獲得。手に入れたパーツを自分へ取り込み、身体そのものを作り替えていきます。
現在公開されている画面や公式説明では、砂漠、雪山、廃墟など複数の環境が確認されています。
強くなれば、それまで歯が立たなかった敵へ挑めるようになり、行動できる世界も広がっていくと説明されています。
ただし、「二段ジャンプを覚えると新エリアへ行ける」といった能力ロック式なのか、特定のサイズやパーツが進行条件になるのかなど、探索範囲が広がる具体的な判定方法までは発表されていません。
TGS2026試遊版では作成と戦闘を実際にプレイ
TGS2026では、『Legacy Code』が講談社ゲームラボブースにプレイアブル出展されています。
会場は幕張メッセHall 9・09-E66。一般公開日は9月19日~21日です。
現地試遊レポートでは、メカニマルの作成と、そのメカニマルを使った戦闘を実際にプレイできることが確認されています。
TGS2026全体の開催時間、一般公開日、ほかの試遊タイトルについては、東京ゲームショウ2026まとめでも随時整理しています。
なお、TGS試遊版で前面に出ているのは作成と戦闘です。製品版で発表されているストーリーや探索要素が、今回の試遊版にどこまで収録されているのかは明らかになっていません。
ストーリーは「本当の自分」を探す旅
見た目だけを見ると、物語のない実験的なサンドボックスゲームにも見えます。
しかし現在の製品版説明では、きちんと物語が存在します。
プレイヤー自身が謎の生物「メカニマル」となり、「本当の自分」を探すために仲間を得て旅立つというのが大まかな導入です。
敵を倒して経験を積み、身体を作り替えながら大きくなり、「あなただけの最強のメカニマル」を完成させて物語を進めていきます。
一方、主人公の正体、仲間となるキャラクター、世界にメカニマルが存在する理由、ストーリーの分岐、ボス構成、クリア条件などはまだ公開されていません。
Steamには「物語を完成させよう」という説明がありますが、複数エンディングや自由な物語生成システムが存在するとまでは発表されていないため、現時点ではそこまで踏み込んで考えない方が安全です。
なぜSOWN 2026で2部門を受賞した?
『Legacy Code』が一気に注目を集めた理由のひとつが、TGS2026内のインディーゲーム企画「SENSE OF WONDER NIGHT 2026(SOWN 2026)」です。
2026年9月17日に幕張メッセ国際会議場で行われたプレゼンテーションの結果、『Legacy Code』は次の2部門を受賞しました。
| 受賞部門 | 評価されたポイント |
|---|---|
| Best Technological Game Award | 奇妙な構造のメカニマルを動かす独自の「マリオネットエンジン」という技術的挑戦 |
| Best Arts Award | ガラクタから生まれる、いびつでありながら愛嬌を感じさせるメカニマルの造形 |
つまり、単に「変なゲームだったから受賞した」のではありません。
自由なパーツ配置を実際に動くゲームとして成立させる技術と、その技術から生まれる見た目の面白さが、別々の部門で評価されたことになります。
「1,500作品以上から8作品」の意味には注意
受賞発表を見ると、「1,500タイトル以上の応募から8作品がファイナリスト」という説明を目にすることがあります。
ここは、TGS2026主催者であるCESAの資料まで見ると少し整理が必要です。
| 企画 | 応募・選考 |
|---|---|
| SELECTED INDIE 80 | 応募1,513作品。2026年8月10日のCESA発表時点では79作品を公開 |
| SENSE OF WONDER NIGHT 2026 | インディーゲームコーナー出展社やSELECTED INDIE 80などを対象とする応募151タイトルから8組がファイナリスト |
講談社の受賞リリースでは、これらをまとめて「1,500タイトルを超える応募の中からファイナリスト8作品」と説明しています。
ただ、厳密にはCESAが公表している「SELECTED INDIE 80の1,513作品」と「SOWNの151タイトル→8組」は別の数字です。
そのため、『Legacy Code』を「1,513作品を直接勝ち抜いて8作品に残った」と説明するのは避けた方が正確です。
グランプリを取ったわけではない
もうひとつ注意したいのが、「2部門受賞」と「グランプリ」の違いです。
『Legacy Code』が受賞したBest Technological Game AwardとBest Arts Awardは、ファイナリスト8作品を対象とする部門賞です。
SOWN 2026のAudience Award Grand Prixは別に存在し、2026年は『顔UFO』が受賞しています。
したがって、『Legacy Code』について「TGS2026最高賞」「SOWNグランプリ」「1,500作品の頂点」といった表現を使うのは正しくありません。
開発者「127号室」とは?講談社との関係
開発を手掛ける「127号室」は、講談社ではゲームクリエイター名として紹介されています。
一方、株式会社継律の公式サイトでは「ゲーム開発部門『127号室』」として掲載されており、自社オリジナルゲームを開発する部門と説明されています。
そのため、「127号室という一人の個人開発者」と断定するより、開発名義・ゲーム開発部門として扱う方が正確です。現在公表されている資料から、具体的な開発人数までは確認できません。
講談社との関係は最近始まったものではありません。
127号室は2021年の講談社ゲームクリエイターズラボでGCL特別賞を受賞。その後、2023年には『Legacy Code(仮)』で「ゲームクリエイターズラボオーディション Vol.2」のラボメンバーに選ばれています。
当時の『Legacy Code(仮)』は「バトルシミュレーション・タワーディフェンス」と紹介されており、現在の「つくる・たたかう・あつめる」を中心とした物理シミュレーションへ至るまでに、かなり長い開発期間を経ていることが分かります。
現在は講談社がパブリッシャーを担当。2026年9月の講談社によるプロフィールでは、『Legacy Code』は127号室にとって初めてリリースする作品とされています。
発売日は2027年予定|Steam以外の対応機種は?
2026年9月19日時点で、『Legacy Code』の発売時期は2027年予定です。
Steamストアでは「近日登場(Coming Soon)」と表示されていますが、講談社の製品ページと2026年9月の公式発表はいずれも2027年発売予定としているため、現時点ではこちらを基準に考えてよいでしょう。
| 項目 | 2026年9月19日時点 |
|---|---|
| タイトル | Legacy Code(レガシーコード) |
| ジャンル | 物理シミュレーション/シミュレーション |
| 発売時期 | 2027年予定 |
| 対応機種 | PC(Steam) |
| Nintendo Switch | 未発表 |
| Nintendo Switch 2 | 未発表 |
| PlayStation 5 | 未発表 |
| Xbox Series X|S | 未発表 |
| 価格 | 未定 |
| プレイ人数 | 1人 |
| オンライン協力・対戦 | 未発表 |
| 一般向け体験版 | 確認できず |
| 早期アクセス | 未発表 |
| Steam Deck | 対応状況未発表 |
| Steamウィッシュリスト | 受付中 |
| 開発 | 127号室 |
| パブリッシャー | 株式会社講談社 |
Nintendo Switch、Nintendo Switch 2、PS5、Xbox Series X|Sについては、「発売されない」のではなく「現時点では発表されていない」状態です。
今後、家庭用ゲーム機版が追加発表される可能性まで否定できないため、「Steam専売確定」とするのも早いでしょう。
対応言語は講談社とSteamで表記が違う
対応言語には、2026年9月19日時点で公式情報同士の食い違いがあります。
| 情報源 | 対応言語 |
|---|---|
| 講談社公式 | 日本語、英語、中国語簡体字 |
| Steamストア | 日本語、英語、中国語(繁体字) |
Steamでは日本語・英語・繁体字についてインターフェースと字幕対応が表示されています。簡体字は現在サポート対象として表示されていません。
一方、講談社の製品ページと9月19日の公式発表はいずれも「中国語簡体字」です。
どちらかの記載が今後更新される可能性もあるため、現段階で「簡体字と繁体字の両方に対応」と一本化することはできません。
PC版の最低必要スペック
Steamにはすでに最低システム要件が掲載されています。
| OS | Windows 10 64-bit(21H1以降) |
|---|---|
| CPU | Intel Core i5-8400 / AMD Ryzen 5 3600 |
| メモリ | 8GB RAM |
| GPU | NVIDIA GeForce GTX 1060 6GB / AMD Radeon RX 580 |
| DirectX | Version 11 |
| ストレージ | 2GBの空き容量 |
| 入力 | キーボード+マウス、ゲームパッド対応 |
推奨スペックはまだ掲載されていません。また、ゲームパッド対応は確認できますが、具体的なボタン配置やコントローラー別の対応状況までは未発表です。
Steam体験版はある?
2026年9月19日時点で、『Legacy Code』本編のSteamストアページは公開されており、ウィッシュリストへの登録も始まっています。
ただし、一般ユーザーがSteamからダウンロードできる体験版は確認できません。
TGS2026会場では試遊できますが、これをそのまま「Steam体験版あり」と考えないよう注意が必要です。
『Legacy Code: Relic Restorer』とは別のゲーム
Steamで『Legacy Code』を検索すると、非常によく似た名前の『Legacy Code: Relic Restorer』が見つかることがあります。
こちらは今回紹介している『Legacy Code』とはまったく別のゲームです。
| 作品 | 開発・内容 |
|---|---|
| Legacy Code | 127号室開発、講談社パブリッシング。メカニマルを作る物理シミュレーション。Steam App ID 3354380 |
| Legacy Code: Relic Restorer | 別開発元による別作品。今回の記事対象ではない |
特に「Legacy Code Demo」「Legacy Code 発売日」と検索した場合、別作品の情報が混ざる可能性があります。
今回の記事で扱っているのは、Steam App ID「3354380」、開発127号室、パブリッシャー講談社の『Legacy Code』です。
まとめ|「作った形がそのまま動きになる」のが『Legacy Code』の面白さ
『Legacy Code』の面白さは、「好きなパーツをたくさん付けられる」という自由度だけではありません。
どう組んだかによって動きそのものが変わり、その結果を作った本人にも完全には予想できない。そのメカニマルを実際に操作して戦い、新しいパーツを手に入れ、また身体を作り直していくところまでがひとつのゲームになっています。
独自のマリオネットエンジンという技術と、テレビや義歯、サボテンまで生き物の一部にしてしまう造形。その両方がSOWN 2026で別々の部門賞を受賞したのは、本作の特徴をよく表している結果といえそうです。
発売は2027年予定。現時点で発表されている対応プラットフォームはSteamで、価格や具体的な発売日、Nintendo Switch 2・PS5・Xbox Series X|S版、一般向け体験版などはまだ明らかになっていません。
まずはSteamのウィッシュリストと今後の続報を待ちたいところです。